JPH10276002A - ダイオードスイッチ - Google Patents

ダイオードスイッチ

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JPH10276002A
JPH10276002A JP9077508A JP7750897A JPH10276002A JP H10276002 A JPH10276002 A JP H10276002A JP 9077508 A JP9077508 A JP 9077508A JP 7750897 A JP7750897 A JP 7750897A JP H10276002 A JPH10276002 A JP H10276002A
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transmission
line
transmission line
diode
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Shigeru Kenmochi
茂 釼持
Yasuhide Murakami
安英 邑上
Tsuyoshi Takeda
剛志 武田
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Hitachi Metals Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型のダイオードスイッチをを提供する。 【構成】 第1の伝送線路および前記第2の伝送線路
は、積層素体に内蔵され、該積層素体内に形成された前
記第1、第2の伝送線路の少なくとも一方は、スパイラ
ル形状であり、かつ少なくとも2層に分けて構成されて
いることを特徴とするダイオードスイッチ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スイッチ回路に関
わり、ディジタル携帯電話などの高周波回路において、
信号の伝送経路を切り換えるための高周波スイッチ回路
に適用されるダイオードスイッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、ディジタル携帯電話などのスイ
ッチ回路は、図6に示すように、アンテナと受信回路と
の伝送経路および送信回路とアンテナとの伝送経路を切
り換えるのに使用される。
【0003】また、このスイッチ回路としては、受信ダ
イバーシチ方式を採用している電話などにおいて、受信
回路と第1のアンテナとの伝送経路および受信回路と第
2のアンテナとの伝送経路を切り換えるのにも使用され
る。また同様に、送信ダイバーシチ方式を採用している
携帯電話用の基地局などの場合、送信回路と第1のアン
テナとの伝送経路および送信回路と第2のアンテナとの
伝送経路を切り換えるのに使用される。
【0004】また、このスイッチ回路は、車載用ブース
ターなどとの外部接続用端子を持つ携帯電話などの内部
回路と上記端子への経路との切換や、携帯電話用の基地
局などの複数チャネルの切換用としても用いられる。
【0005】以下、図7に示すスイッチ回路を用いて、
詳細に説明する。このスイッチ回路は、アンテナAN
T、送信回路TX、受信回路RXに接続される。送信回
路TXには、第1のコンデンサC1を介して第1のダイ
オードD1のアノードが接続され、第1のダイオードD
1のカソードには、第3のコンデンサC3を介してアン
テナANTに接続される。アンテナANTには、第3の
コンデンサC3、第2の伝送線路TL2、第4のコンデ
ンサC4の直列回路を介して受信回路RXに接続され
る。また第1のダイオードD1のアノードは、第1の伝
送線路TL1と第2のコンデンサC2の直列回路を介し
て接地される。さらに、第1の伝送線路TL1と第2の
コンデンサC2の中間には、抵抗R1を介してコントロ
ール回路VC1が接続される。また第2の伝送線路TL
2と第4のコンデンサC4の中間には、第2のダイオー
ドD2のアノードが接続され、第2のダイオードD2の
カソードは、第5のコンデンサC5を介して接地され
る。さらに、第2のダイオードD2のカソードと第5の
コンデンサC5の中間には、抵抗R2を介してコントロ
ール回路VC2が接続される。ここで抵抗R1を介して
接続されるコントロール回路VC1および抵抗R2を介
して接続されるコントロール回路VC2は、スイッチ回
路を切り換えるための回路である。
【0006】図7に示すスイッチ回路において、送信回
路TXとアンテナANTとを接続する場合、コントロー
ル回路VC1から正の電圧が、コントロール回路VC2
から0の電圧が与えられる。コントロール回路VC1か
ら与えられた正の電圧は、第1から第5までのコンデン
サによって直流分がカットされ、第1のダイオードD1
および第2のダイオードD2を含む回路にのみ印加さ
れ、第1のダイオードD1および第2のダイオードD2
がON状態になる。第1のダイオードD1がON状態に
なることによって、送信回路TXとアンテナANTと間
の伝送経路のインピーダンスが低くなり接続される。一
方ON状態になった第2のダイオードD2および第5の
コンデンサによって、第2の伝送線路TL2が高周波的
に接地されることにより共振して、第1のダイオードD
1のカソードと第3のコンデンサC3と第2の伝送線路
TL2との接続点から受信回路RX側を見たインピーダ
ンスが非常に大きくなり、アンテナANTと受信回路R
Xとの伝送経路は接続されない。このとき、送信回路T
Xからの送信信号が受信回路RXに漏洩することなく、
アンテナANTに伝送されることになる。
【0007】一方アンテナANTと受信回路RXとを接
続する場合には、コントロール回路VC2から正または
0の電圧が、コントロール回路VC1から0の電圧が与
えられることにより、第1のダイオードD1および第2
のダイオードD2がOFF状態になる。第1のダイオー
ドD1がOFF状態になることによって、送信回路TX
とアンテナANTと間の伝送経路のインピーダンスが高
くなり接続されない。またOFF状態になった第2のダ
イオードD2によって、第2の伝送線路TL2を介して
アンテナANTと受信回路RXとの伝送経路が接続され
る。このとき、アンテナANTからの受信信号が送信回
路TXに漏洩することなく、受信回路RXに伝送される
ことになる。上述のようにして、コントロール回路VC
1およびコントロール回路VC2から与えられる電圧を
コントロールすることによって、スイッチ回路を切り換
えて、送受信を行うことができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図8は、図7に示すよ
うな回路を有する従来のスイッチ回路の一例を示す分解
斜視図である。このスイッチ回路は、積層素体を含み、
第1の伝送線路TL1となる第1のライン電極31およ
び第2の伝送線路TL2となる第2のライン電極32、
誘電体を介して第1のライン電極31および第2のライ
ン電極32を挟むように第1のアース電極41および第
2のアース電極11や多数のランドおよび一番上の誘電
体層50には第1のダイオードD1をはじめとする表面
実装部品が配置されている。
【0009】このスイッチ回路は、第1のライン電極3
1および第2のライン電極32として、送信信号や受信
信号の波長の1/4の長さを持つ2本の伝送線路が必要
であり、従来は特開平7−202502、7−2025
04等に開示されているように、積層素体内の同一の層
上にそれぞれ形成されている。積層素体の誘電率にもよ
るが、上記伝送線路は数10mm程度になるため、小型
化に限界があった。
【0010】また特開平7−202503等に開示され
ているように、第1のライン電極および第2のライン電
極を積層素体内の異なる層上に形成した場合、図9に示
すように第1のライン電極31および第2のライン電極
12とがお互いに干渉しないように、第1のライン電極
31を形成した誘電体層30および第2のライン電極1
2を形成した誘電体層10の間にシールド電極21が形
成された誘電体層20を設ける必要があり、全体として
積層素体の層数を増加させ生産コストを増大させること
になる。
【0011】本発明の目的は、上記問題点を解決し、小
型のダイオードスイッチを提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、第1の回路、
第2の回路および第3の回路に接続され、前記第1の回
路と前記第3の回路との接続、および前記第2の回路と
前記第3の回路との接続を切り換えるためのスイッチ回
路であって、前記第1の回路側にカソードが接続され、
前記第3の回路側にアノードが接続される第1のダイオ
ード、前記第1のダイオードのカソード側に接続される
第1の伝送線路、前記第3の回路と前記第2の回路との
間に接続される第2の伝送線路、および前記第2の回路
側にカソードが接続され、アース側にアノードが接続さ
れる第2のダイオードを含み、前記第1の伝送線路およ
び前記第2の伝送線路は、積層素体に内蔵され、該積層
素体内に形成された前記第1、第2の伝送線路の少なく
とも一方は、スパイラル形状であり、かつ少なくとも2
層に分けて構成されているダイオードスイッチである。
【0013】また本発明は、少なくとも2層に分けて形
成された前記スパイラル形状の伝送線路は、上下の層間
で、スパイラル形状を構成するライン電極が投影的に見
て重複する部分を有するものである。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明に係る一実施例のダイオー
ドスイッチの等価回路図を図2に示す。このダイードス
イッチは、アンテナANT、送信回路TX、受信回路R
Xに接続されている。送信回路TXには、コンデンサC
1を介して第1のダイオードD1のカソードが接続さ
れ、第1のダイオードD1のアノードは、コンデンサC
3を介してアンテナANTに接続される。アンテナAN
Tには、コンデンサC3、第2の伝送線路L2、コンデ
ンサC4の直列回路を介して受信回路RXが接続され
る。
【0015】また第1のダイオードD1のカソードに
は、第1の伝送線路L1とコンデンサC6が接続され、
それらがコンデンサC2を介して接地される。さらに、
第1の伝送線路L1とコンデンサC2の中間には、抵抗
R1を介してコントロール回路VC1が接続される。ま
た第2の伝送線路L2とコンデンサC4の中間には、第
2のダイオードD2のカソードが接続され、第2のダイ
オードD2のアノードは、コンデンサC5を介して接地
される。さらに、第2のダイオードD2のアノードとコ
ンデンサC5の中間には、抵抗R2を介してコントロー
ル回路VC2が接続される。ここで抵抗R1を介して接
続されるコントロール回路VC1および抵抗R2を介し
て接続されるコントロール回路VC2は、スイッチ回路
を切り換えるための回路である。
【0016】この実施例のスイッチ回路において、送信
回路TXとアンテナANTとを接続する場合、コントロ
ール回路VC2から正の電圧が、コントロール回路VC
1から0の電圧が与えられる。コントロール回路VC2
から与えられた正の電圧は、第1から第5までのコンデ
ンサによって直流分がカットされ、第1のダイオードD
1および第2のダイオードD2を含む回路にのみ印加さ
れ、第1のダイオードD1および第2のダイオードD2
がON状態になる。第1のダイオードD1がON状態に
なることによって、送信回路TXとアンテナANTと間
の伝送経路のインピーダンスが低くなり接続される。一
方ON状態になった第2のダイオードD2および第5の
コンデンサによって、第2の伝送線路TL2が高周波的
に接地されることにより共振して、第1のダイオードD
1のアノードと第3のコンデンサC3と第2の伝送線路
TL2との接続点から受信回路RX側を見たインピーダ
ンスが非常に大きくなり、アンテナANTと受信回路R
Xとの伝送経路は接続されない。このとき、送信回路T
Xからの送信信号が受信回路RXに漏洩することなく、
アンテナANTに伝送されることになる。
【0017】一方アンテナANTと受信回路RXとを接
続する場合には、コントロール回路VC1から正または
0の電圧が、コントロール回路VC2から0の電圧が与
えられることにより、第1のダイオードD1および第2
のダイオードD2がOFF状態になる。第1のダイオー
ドD1がOFF状態になることによって、送信回路TX
とアンテナANTと間の伝送経路のインピーダンスが高
くなり接続されない。またOFF状態になった第2のダ
イオードD2によって、第2の伝送線路TL2を介して
アンテナANTと受信回路RXとの伝送経路が接続され
る。このとき、アンテナANTからの受信信号が送信回
路TXに漏洩することなく、受信回路RXに伝送される
ことになる。上述のようにして、コントロール回路VC
1およびコントロール回路VC2から与えられる電圧を
コントロールすることによって、スイッチ回路を切り換
えて、送受信を行うことができる。
【0018】また本発明は、従来例に比べ、ダイオード
の接続方向が逆となっている。このことにより、挿入損
失、アイソレーション特性が改善された。
【0019】本発明では、伝送線路をスパイラル形状と
している。この伝送線路がミアンダ形状とスパイラル形
状では、次のような違いがある。まず、ミアンダ形状の
場合、図10(a)に示す略図のとおり、隣り合う伝送
線路の電流の向きが逆方向となる。このため、近接する
伝送線路の間の磁界は弱め合い、伝送線路は、あたかも
短くなったかのように見える。また、狭いスペースの中
で、伝送線路の長さを長くしようとすると、この隣り合
う伝送線路の間の距離が短くなり、磁界の弱め合いが増
すため、一定のスペースが必要である。
【0020】これに対し、スパイラル形状の場合、図1
0(b)に示す略図のとおり、隣り合う伝送線路の電流
の向きは同方向となる。このため、近接する伝送線路の
間の磁界は強め合い、伝送線路はあたかも長くなったよ
うに見える。また、このスパイラル形状の伝送線路の場
合、隣り合う伝送線路の間の距離を短くしても問題な
い。このように、伝送線路をスパイラル形状とすると、
伝送線路は長くなったように見えるため、実際のライン
長を短くすることができる。
【0021】また、ミアンダ形状の場合、1層上に1/
4λの伝送線路を2本形成するスペースがある場合に
は、伝送線路の始点と終点の位置に自由度が高く、設計
しやすい。しかし、小型化が要求されている時代にあっ
ては、十分なスペースを確保することができなく、例え
ば、送信側の伝送線路と受信側の伝送線路とを干渉がお
きないように十分間を開けて別の層に形成することが必
要となり、小型化には不向きである。スパイラル形状の
場合は、引き出しの関係もあり、2層以上にわたって伝
送線路を形成するため、スルーホールを形成する必要が
あるが、上記の理由もあり、小型化に適している。
【0022】本発明では、伝送線路として、スパイラル
形状を用いるが、1〜5ターンであることが好ましい。
また、本発明のスパイラル形状によれば、1/4λの伝
送線路を形成するのに、その9割程度の長さで、構成す
ることができた。
【0023】また本発明では、2層以上に分けて形成し
たスパイラル形状の伝送線路において、その上下間で、
伝送線路が重複するように形成することが望ましい。こ
のことは、その2つの層を投影的に見たとき、その伝送
線路の電流の向きが同じであり、重複しているものを言
っている。この電流の向きが同方向のライン電極を重複
させること、つまり近接させることによって、そのライ
ン間の磁界が強まり、その結果として、伝送線路があた
かも長くなったように見え、実際には、ライン長を短く
することができるものである。
【0024】この上下の伝送線路を重複させることは、
一部でも重複させることにより、線路長低減の効果を得
ることができるが、全長の10%以上重複させることが
好ましい。本発明によれば、10%〜30%重複させる
ことにより、1/4λの6〜7割にライン長を低減出来
ることが確認出来た。
【0025】以下、実施例に従い本発明を詳細に説明す
る。 (実施例1)図1に本発明に係る一実施例の斜視図を示
す。このダイオードスイッチ600は、積層素体60
1、2つのダイオードが内蔵された半導体素子602、
及びチップコンデンサ607からなる。このダイオード
スイッチの等価回路図は図2に示すとおりである。この
図2において、破線で囲った部分が図1に示す実施例の
ダイオードスイッチであり、他の回路定数は、このダイ
オードスイッチが搭載される回路基板上に構成される
が、積層素体内又は積層素体上に構成することもでき
る。
【0026】この積層素体601の内部構造を図3に示
す。下層の誘電体層100には、第1のアース電極10
1が形成され、所定の引き出し電極が形成されている。
【0027】誘電体層100の上には、いくつかのダミ
ー層が配置され、伝送線路を構成する2つの誘電体層1
02、103が積層される。図2の回路図における伝送
線路L1は、誘電体層103のライン電極104と誘電
体層102のライン電極105とを接続して構成され
る。この2つのライン電極の接続は、スルーホール電極
106を介して行われている。そして、各誘電体層の側
面に臨む引き出し電極がそれぞれ形成されている。
【0028】また図2の回路図における伝送線路L2
は、誘電体層103のライン電極107と誘電体層10
2のライン電極108とを接続して構成される。この2
つのライン電極の接続は、スルーホール電極109を介
して行われている。そして、各誘電体層の側面に臨む引
き出し電極がそれぞれ形成されている。
【0029】そして、いくつかのダミー層を介して、第
2のアース電極111が形成された誘電体層110が積
層される。
【0030】そして、最上層の誘電体層112の上面に
は、パターン電極が形成されている。このパターン電極
は、第1のアース電極101及び第2のアース電極11
1と接続されるパターン電極113、114、115
と、第1の伝送線路L1を構成するライン電極104と
接続されるパターン電極116と、同じく第1の伝送線
路L1を構成するライン電極105と接続されるパター
ン電極117と、第2の伝送線路L2を構成するライン
電極108と接続されるパターン電極118と、同じく
第2の伝送線路L2を構成するライン電極107と接続
されるパターン電極119と、ダイオードが接続される
パターン電極120とを有する。
【0031】この積層体は、誘電体材料を用い、ドクタ
ーブレードでシート成形し、このシート上にAg電極を
スクリーン印刷してパターン電極を形成し、これを積層
して、圧着し、一体で焼成されたものである。そして、
焼成後側面の端子電極603、604、605、606
を形成した。そして、2つのダイオードが内蔵された半
導体素子602の端子がそれぞれパターン電極117、
118、119、120に接続され、チップコンデンサ
607がパターン電極116、117に接続される。
【0032】この伝送線路は、いずれもスパイラル形状
に形成され、2層に分かれて形成されている。この伝送
線路のパターン図の平面図を図4に示す。この実施例で
は、第2の伝送線路を構成するライン電極107と10
8がスパイラル形状の一部121(斜線部)で上下層を
投影的に見た時、重複している。このスパイラル形状と
し、更に重複部分を設けることにより、ライン長を短く
できた。この実施例では、900MHz帯用のダイオー
ドスイッチを構成し、重複部の割合を全ライン長の13
%とした。これにより、1/4λ伝送線路で約30mm
必要なものを約21mmで構成出来た。これによれば、
70%短縮出来たことになる。
【0033】図5に別の実施例の伝送線路のパターン図
の平面図を示す。この伝送線路は、いずれもスパイラル
形状に形成され、2層に分かれて形成されている。この
実施例では、第2の伝送線路を構成するライン電極10
7bと108bのスパイラル形状の一部121b(斜線
部)が上下層を投影的に見た時、重複している。このス
パイラル形状とし、更に重複部分を設けることにより、
ライン長を短くできた。この実施例では、800MHz
帯用のダイオードスイッチを構成し、重複部の割合を全
ライン長の25%とした。これにより、1/4λ伝送線
路で約33mm必要なものを約22mmで構成出来た。
これによれば、67%短縮出来たことになる。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、第1の伝送線路および
第2の伝送線路をそれぞれ積層素体内に形成し、その伝
送線路をスパイラル形状とし、しかも2つ以上の層に分
けて形成することにより、小型のダイオードスイッチを
を構成出来る。更に上下の伝送線路を重複させることに
より、更なる小型化を達成出来る。これにより、スイッ
チ回路を装着する携帯電話あるいは高周波回路の小型化
が達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例の斜視図である。
【図2】図1に示す実施例を用いたスイッチ回路の等価
回路図である。
【図3】図1に示す本発明に係る実施例の積層素体の分
解斜視図である。
【図4】図1に示す一実施例の伝送線路パターンの平面
図である。
【図5】本発明に係る別の実施例の伝送線路パターンの
平面図である。
【図6】スイッチ回路の機能を示す図である。
【図7】従来のスイッチ回路の回路図である。
【図8】従来の技術を示す分解斜視図である。
【図9】従来の他の技術を示す分解斜視図である。
【図10】本発明の説明図である。
【符号の説明】
100、102、103、110、112 誘電体層 101 第1のアース電極 104、105、107、108 ライン電極 106、109 スルーホール電極 111 第2のアース電極 113、114、115、116、117、118、1
19、120 パターン電極 121 重複部 104b、105b、107b、108b ライン電極 121b 重複部 600 ダイオードスイッチ 601 積層素体 602 半導体素子 603、604、605、606 端子電極 607 チップコンデンサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の回路、第2の回路および第3の回
    路に接続され、前記第1の回路と前記第3の回路との接
    続、および前記第2の回路と前記第3の回路との接続を
    切り換えるためのスイッチ回路であって、前記第1の回
    路側にカソードが接続され、前記第3の回路側にアノー
    ドが接続される第1のダイオード、前記第1のダイオー
    ドのカソード側に接続される第1の伝送線路、前記第3
    の回路と前記第2の回路との間に接続される第2の伝送
    線路、および前記第2の回路側にカソードが接続され、
    アース側にアノードが接続される第2のダイオードを含
    み、前記第1の伝送線路および前記第2の伝送線路は、
    積層素体に内蔵され、該積層素体内に形成された前記第
    1、第2の伝送線路の少なくとも一方は、スパイラル形
    状であり、かつ少なくとも2層に分けて構成されている
    ことを特徴とするダイオードスイッチ。
  2. 【請求項2】 少なくとも2層に分けて形成された前記
    スパイラル形状の伝送線路は、上下の層間で、スパイラ
    ル形状を構成するライン電極が投影的に見て重複する部
    分を有することを特徴とするダイオードスイッチ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002280802A (ja) * 2001-03-15 2002-09-27 Hitachi Metals Ltd スイッチ回路

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002280802A (ja) * 2001-03-15 2002-09-27 Hitachi Metals Ltd スイッチ回路

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