JPH10135704A - ダイオードスイッチ - Google Patents

ダイオードスイッチ

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JPH10135704A
JPH10135704A JP8286243A JP28624396A JPH10135704A JP H10135704 A JPH10135704 A JP H10135704A JP 8286243 A JP8286243 A JP 8286243A JP 28624396 A JP28624396 A JP 28624396A JP H10135704 A JPH10135704 A JP H10135704A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
electrode
diode
transmission
transmission line
Prior art date
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Pending
Application number
JP8286243A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Kenmochi
茂 釼持
Yasuhide Murakami
安英 邑上
Tsuyoshi Takeda
剛志 武田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
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Publication date
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  • Waveguide Switches, Polarizers, And Phase Shifters (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 工数低減を計ったダイオードスイッチを提供
する。 【構成】 第1の伝送線路および前記第2の伝送線路
は、積層素体に内蔵され、該積層素体内に形成された前
記第1、第2の伝送線路の端部は、該積層体の側面に引
き出されているダイオードスイッチ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スイッチ回路に関
わり、ディジタル携帯電話などの高周波回路において、
信号の伝送経路を切り換えるための高周波スイッチ回路
に適用されるダイオードスイッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、ディジタル携帯電話などのスイ
ッチ回路は、図4に示すように、アンテナと受信回路と
の伝送経路および送信回路とアンテナとの伝送経路を切
り換えるのに使用される。
【0003】また、このスイッチ回路としては、受信ダ
イバーシチ方式を採用している電話などにおいて、受信
回路と第1のアンテナとの伝送経路および受信回路と第
2のアンテナとの伝送経路を切り換えるのにも使用され
る。また同様に、送信ダイバーシチ方式を採用している
携帯電話用の基地局などの場合、送信回路と第1のアン
テナとの伝送経路および送信回路と第2のアンテナとの
伝送経路を切り換えるのに使用される。
【0004】また、このスイッチ回路は、車載用ブース
ターなどとの外部接続用端子を持つ携帯電話などの内部
回路と上記端子への経路との切換や、携帯電話用の基地
局などの複数チャネルの切換用としても用いられる。
【0005】以下、図5に示すスイッチ回路を用いて、
詳細に説明する。このスイッチ回路は、アンテナAN
T、送信回路TX、受信回路RXに接続される。送信回
路TXには、第1のコンデンサC1を介して第1のダイ
オードD1のアノードが接続され、第1のダイオードD
1のカソードには、第3のコンデンサC3を介してアン
テナANTに接続される。アンテナANTには、第3の
コンデンサC3、第2の伝送線路TL2、第4のコンデ
ンサC4の直列回路を介して受信回路RXに接続され
る。また第1のダイオードD1のアノードは、第1の伝
送線路TL1と第2のコンデンサC2の直列回路を介し
て接地される。さらに、第1の伝送線路TL1と第2の
コンデンサC2の中間には、抵抗R1を介してコントロ
ール回路VC1が接続される。また第2の伝送線路TL
2と第4のコンデンサC4の中間には、第2のダイオー
ドD2のアノードが接続され、第2のダイオードD2の
カソードは、第5のコンデンサC5を介して接地され
る。さらに、第2のダイオードD2のカソードと第5の
コンデンサC5の中間には、抵抗R2を介してコントロ
ール回路VC2が接続される。ここで抵抗R1を介して
接続されるコントロール回路VC1および抵抗R2を介
して接続されるコントロール回路VC2は、スイッチ回
路を切り換えるための回路である。
【0006】図5に示すスイッチ回路において、送信回
路TXとアンテナANTとを接続する場合、コントロー
ル回路VC1から正の電圧が、コントロール回路VC2
から0の電圧が与えられる。コントロール回路VC1か
ら与えられた正の電圧は、第1から第5までのコンデン
サによって直流分がカットされ、第1のダイオードD1
および第2のダイオードD2を含む回路にのみ印加さ
れ、第1のダイオードD1および第2のダイオードD2
がON状態になる。第1のダイオードD1がON状態に
なることによって、送信回路TXとアンテナANTと間
の伝送経路のインピーダンスが低くなり接続される。一
方ON状態になった第2のダイオードD2および第5の
コンデンサによって、第2の伝送線路TL2が高周波的
に接地されることにより共振して、第1のダイオードD
1のカソードと第3のコンデンサC3と第2の伝送線路
TL2との接続点CPから受信回路RX側を見たインピ
ーダンスが非常に大きくなり、アンテナANTと受信回
路RXとの伝送経路は接続されない。このとき、送信回
路TXからの送信信号が受信回路RXに漏洩することな
く、アンテナANTに伝送されることになる。
【0007】一方アンテナANTと受信回路RXとを接
続する場合には、コントロール回路VC2から正または
0の電圧が、コントロール回路VC1から0の電圧が与
えられることにより、第1のダイオードD1および第2
のダイオードD2がOFF状態になる。第1のダイオー
ドD1がOFF状態になることによって、送信回路TX
とアンテナANTと間の伝送経路のインピーダンスが高
くなり接続されない。またOFF状態になった第2のダ
イオードD2によって、第2の伝送線路TL2を介して
アンテナANTと受信回路RXとの伝送経路が接続され
る。このとき、アンテナANTからの受信信号が送信回
路TXに漏洩することなく、受信回路RXに伝送される
ことになる。上述のようにして、コントロール回路VC
1およびコントロール回路VC2から与えられる電圧を
コントロールすることによって、スイッチ回路を切り換
えて、送受信を行うことができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図6は、図5に示すよ
うな回路を有する従来のスイッチ回路の一例を示す分解
斜視図である。このスイッチ回路は、積層素体を含み、
第1の伝送線路TL1となる第1のライン電極31およ
び第2の伝送線路TL2となる第2のライン電極32、
誘電体を介して第1のライン電極31および第2のライ
ン電極32を挟むように第1のアース電極41および第
2のアース電極11や多数のランドおよび一番上の誘電
体層50には第1のダイオードD1をはじめとする表面
実装部品が配置されている。
【0009】このように、従来のスイッチ回路では、積
層体上面に伝送線路を引き出していたため、各積層間で
導通させるために、スルーホールが必要となる。図6に
よると、スルーホールの数は多くないように見えるが、
実際には、誘電体層30と40の間、及び40と50の
間にダミー層として多くの誘電体層が介在する。このた
めスルーホールは、中間のダミー層においても、穴開け
加工及びスルーホール電極印刷の工程が必要となり、工
数がかかるものであり、しかも位置ずれが生じれば、導
通不良を生じるという問題点がある。
【0010】本発明の目的は、上記問題点を解決し、ス
ルーホールを大幅に減少した構造の小型のダイオードス
イッチを提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、第1の回路、
第2の回路および第3の回路に接続され、前記第1の回
路と前記第3の回路との接続、および前記第2の回路と
前記第3の回路との接続を切り換えるためのスイッチ回
路であって、前記第1の回路にアノードが接続され、前
記第3の回路にカソードが接続される第1のダイオー
ド、前記第1のダイオードのアノードに接続される第1
の伝送線路、前記第3の回路と前記第2の回路との間に
接続される第2の伝送線路、および前記第2の回路にア
ノードが接続され、アースにカソードが接続される第2
のダイオードを含み、前記第1の伝送線路および前記第
2の伝送線路は、積層素体に内蔵され、該積層素体内に
形成された前記第1、第2の伝送線路の端部は、該積層
体の側面に引き出されているダイオードスイッチであ
る。
【0012】本発明では、積層素体内に伝送線路を形成
し、その伝送線路を積層素体の側面に引き出す事によ
り、スルーホールを減少させ、工数削減を達成出来た。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、実施例に従い本発明を詳細
に説明する。 (実施例1)図1に本発明に係る一実施例の斜視図を示
す。このダイオードスイッチ600は、積層素体60
1、2つのダイオードが内蔵された半導体素子602、
及びチップコンデンサ607からなる。このダイオード
スイッチが使用される回路図を図2に示す。この図2に
おいて、破線で囲った部分が図1に示すダイオードスイ
ッチであり、他の回路定数は、このダイオードスイッチ
が搭載される回路基板上に構成すれば良い。
【0014】この積層素体601の内部構造を図3に示
す。下層の誘電体層100には、第1のアース電極10
1が形成され、所定の引き出し電極が形成されている。
【0015】誘電体層100の上には、いくつかのダミ
ー層が配置され、伝送線路を構成する2つの誘電体層1
02、103が積層される。図2の回路図における伝送
線路L1は、誘電体層103のライン電極104と誘電
体層102のライン電極105とを接続して構成され
る。この2つのライン電極の接続は、スルーホール電極
106を介して行われている。そして、各誘電体層の側
面に臨む引き出し電極がそれぞれ形成されている。
【0016】また図2の回路図における伝送線路L2
は、誘電体層103のライン電極107と誘電体層10
8のライン電極107とを接続して構成される。この2
つのライン電極の接続は、スルーホール電極109を介
して行われている。そして、各誘電体層の側面に臨む引
き出し電極がそれぞれ形成されている。
【0017】そして、いくつかのダミー層を介して、第
2のアース電極111が形成された誘電体層110が積
層される。
【0018】そして、最上層の誘電体層112の上面に
は、パターン電極が形成されている。このパターン電極
は、第1のアース電極101及び第2のアース電極11
1と接続されるパターン電極113、114、115
と、第1の伝送線路L1を構成するライン電極104と
接続されるパターン電極116と、同じく第1の伝送線
路L1を構成するライン電極105と接続されるパター
ン電極117と、第2の伝送線路L2を構成するライン
電極108と接続されるパターン電極118と、同じく
第2の伝送線路L2を構成するライン電極107と接続
されるパターン電極119と、ダイオードが接続される
パターン電極120とを有する。
【0019】この積層体は、誘電体材料を用い、ドクタ
ーブレードでシート成形し、このシート上にAg電極を
スクリーン印刷してパターン電極を形成し、これを積層
して、圧着し、一体で焼成されたものである。そして、
焼成後側面の端子電極603、604、605、606
を形成した。そして、2つのダイオードが内蔵された半
導体素子602の端子がそれぞれパターン電極117、
118、119、120に接続され、チップコンデンサ
607がパターン電極116、117に接続される。
【0020】この実施例では、第1の伝送線路L1と第
2の伝送線路の引き出しは、それぞれ積層体側面に引き
出され、その側面に形成される端子電極にて、上面に搭
載されるダイオード、コンデンサ等と接続されるもので
ある。この実施例で、スルーホールにより積層体上面に
伝送線路の端子を引き出した場合、この実施例に対し
て、26個のスルーホールを付加する必要があり、更に
アース電極の形状も変更する必要がある。本発明によれ
ば、スルーホールは2個で済み、アース電極は、同じも
のが使用出来る。このことから、本発明によれば、多大
の工数削減がかのうであることがわかる。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、第1の伝送線路および
第2の伝送線路をそれぞれ積層素体内に形成し、その伝
送線路の引き出しを積層体の側面に引き出す事により、
スルーホール接続を大幅に減少させる事ができ、多大の
工数削減が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例の斜視図である。
【図2】図1に示す実施例を用いたスイッチ回路の等価
回路図である。
【図3】図1に示す本発明に係る実施例の積層素体の分
解斜視図である。
【図4】スイッチ回路の機能を示す図である。
【図5】従来のスイッチ回路の回路図である。
【図6】従来の技術を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
100、102、103、110、112 誘電体層 101 第1のアース電極 104、105、107、108 ライン電極 106、109 スルーホール電極 111 第2のアース電極 113、114、115、116、117、118、1
19、120 パターン電極 600 ダイオードスイッチ 601 積層素体 602 半導体素子 603、604、605、606 端子電極 607 チップコンデンサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の回路、第2の回路および第3の回
    路に接続され、前記第1の回路と前記第3の回路との接
    続、および前記第2の回路と前記第3の回路との接続を
    切り換えるためのスイッチ回路であって、前記第1の回
    路にアノードが接続され、前記第3の回路にカソードが
    接続される第1のダイオード、前記第1のダイオードの
    アノードに接続される第1の伝送線路、前記第3の回路
    と前記第2の回路との間に接続される第2の伝送線路、
    および前記第2の回路にアノードが接続され、アースに
    カソードが接続される第2のダイオードを含み、前記第
    1の伝送線路および前記第2の伝送線路は、積層素体に
    内蔵され、該積層素体内に形成された前記第1、第2の
    伝送線路の端部は、該積層体の側面に引き出されている
    ことを特徴とするダイオードスイッチ。
JP8286243A 1996-10-29 1996-10-29 ダイオードスイッチ Pending JPH10135704A (ja)

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JP8286243A JPH10135704A (ja) 1996-10-29 1996-10-29 ダイオードスイッチ

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1119105A2 (en) * 2000-01-20 2001-07-25 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. High frequency switch and communication apparatus
EP1300946A2 (en) * 2001-10-02 2003-04-09 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. High frequency switch and radio communication apparatus
US10524353B2 (en) 2015-11-04 2019-12-31 Murata Manufacturing Co., Ltd. Circuit board

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