JPH10274324A - 無段変速機の変速制御装置 - Google Patents
無段変速機の変速制御装置Info
- Publication number
- JPH10274324A JPH10274324A JP7872797A JP7872797A JPH10274324A JP H10274324 A JPH10274324 A JP H10274324A JP 7872797 A JP7872797 A JP 7872797A JP 7872797 A JP7872797 A JP 7872797A JP H10274324 A JPH10274324 A JP H10274324A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 車速によらず運転者の要求に対して、違和感
のない減速を与えることができる無段変速機の変速制御
装置を提供する。 【解決手段】 変速比を無段階に変更してエンジンの回
転を駆動輪に伝達するDレンジと、変速比を固定して運
転者がエンジン回転数Neと車速Vspとのリニアな運
動感覚を得られる2レンジを有する無段変速機におい
て、Dレンジから2レンジへセレクトした時のエンジン
回転数変化比率をエンジン回転数Ne、車速Vspによ
らず一定とした。
のない減速を与えることができる無段変速機の変速制御
装置を提供する。 【解決手段】 変速比を無段階に変更してエンジンの回
転を駆動輪に伝達するDレンジと、変速比を固定して運
転者がエンジン回転数Neと車速Vspとのリニアな運
動感覚を得られる2レンジを有する無段変速機におい
て、Dレンジから2レンジへセレクトした時のエンジン
回転数変化比率をエンジン回転数Ne、車速Vspによ
らず一定とした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】 この発明は、無段変速機の
変速制御装置に関する。
変速制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】 従来の無段変速機の変速制御装置にあ
っては、2レンジにおいても車両運転状態(TVO、V
sp etc.)に応じて無段階に変速を行ない、変速
比を固定するレンジを有さないため、運転者がエンジン
回転数Neと車速Vspとのリニアな運転感覚を得るこ
とができないという問題点があったため、無段変速機に
おいても2レンジは有段の自動変速機と同様な変速比固
定という考え方がある。
っては、2レンジにおいても車両運転状態(TVO、V
sp etc.)に応じて無段階に変速を行ない、変速
比を固定するレンジを有さないため、運転者がエンジン
回転数Neと車速Vspとのリニアな運転感覚を得るこ
とができないという問題点があったため、無段変速機に
おいても2レンジは有段の自動変速機と同様な変速比固
定という考え方がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、無段
階に変速を行うDレンジから変速比固定の2レンジに運
転者の意志により切り換えた際、切り換え前のDレンジ
の変速比によっては2レンジの固定変速比との段差が小
さく、運転者が望む減速Gを働かせることができないと
いう問題があった。
階に変速を行うDレンジから変速比固定の2レンジに運
転者の意志により切り換えた際、切り換え前のDレンジ
の変速比によっては2レンジの固定変速比との段差が小
さく、運転者が望む減速Gを働かせることができないと
いう問題があった。
【0004】この発明は、このような従来の問題点に着
目してなされたもので、運転者がエンジンブレーキを所
望し、自らの意志でDレンジから2レンジを選択した
際、2レンジの変速比を切り換え前のDレンジの変速比
に対して一定比倍した変速比とすることにより、上記問
題点を解決することを目的としている。
目してなされたもので、運転者がエンジンブレーキを所
望し、自らの意志でDレンジから2レンジを選択した
際、2レンジの変速比を切り換え前のDレンジの変速比
に対して一定比倍した変速比とすることにより、上記問
題点を解決することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】 前記目的を達成するた
めの手段として請求項1記載の無段変速機の変速制御装
置では、変速比を無段階に変更してエンジンの回転を駆
動輪に伝達するDレンジと、変速比を固定して運転者が
エンジン回転数Neと車速Vspとのリニアな運動感覚
を得られる2レンジを有する無段変速機において、Dレ
ンジから2レンジへセレクトした時のエンジン回転数変
化比率をエンジン回転数Ne、車速Vspによらず一定
とした。
めの手段として請求項1記載の無段変速機の変速制御装
置では、変速比を無段階に変更してエンジンの回転を駆
動輪に伝達するDレンジと、変速比を固定して運転者が
エンジン回転数Neと車速Vspとのリニアな運動感覚
を得られる2レンジを有する無段変速機において、Dレ
ンジから2レンジへセレクトした時のエンジン回転数変
化比率をエンジン回転数Ne、車速Vspによらず一定
とした。
【0006】請求項2記載の無段変速機の変速制御装置
では、請求項1記載の無段変速機の変速制御装置におい
て、Dレンジから2レンジへセレクトした時に設定値以
上の横Gが作用している時はエンジン回転数変化比率を
通常よりも小さくした。
では、請求項1記載の無段変速機の変速制御装置におい
て、Dレンジから2レンジへセレクトした時に設定値以
上の横Gが作用している時はエンジン回転数変化比率を
通常よりも小さくした。
【0007】請求項3記載の無段変速機の変速制御装置
では、請求項1又は2記載の無段変速機の変速制御装置
において、Dレンジから2レンジへセレクトした時に駆
動輪のスリップを検知した時はエンジン回転数変化比率
を通常よりも小さくした。
では、請求項1又は2記載の無段変速機の変速制御装置
において、Dレンジから2レンジへセレクトした時に駆
動輪のスリップを検知した時はエンジン回転数変化比率
を通常よりも小さくした。
【0008】
【発明の実施の形態】 以下、この発明を図面に基づい
て説明する。図1は、本発明実施の形態1にかかる無段
変速機の変速制御装置の制御系を示す図である。まず構
成を説明すると、スロットル開度TVO、エンジン回転
数Ne、入力軸回転数Nt、出力軸回転数No、変速信
号をCVTコントロールユニットに入力する。
て説明する。図1は、本発明実施の形態1にかかる無段
変速機の変速制御装置の制御系を示す図である。まず構
成を説明すると、スロットル開度TVO、エンジン回転
数Ne、入力軸回転数Nt、出力軸回転数No、変速信
号をCVTコントロールユニットに入力する。
【0009】図2は、Dレンジおよび2レンジの目標回
転マップを示す図である。横軸は車速Vsp、縦軸は目
標入力軸回転数tNtであり、スロットル開度TVOと
車速Vspにより目標入力軸回転数tNtを検索する。
転マップを示す図である。横軸は車速Vsp、縦軸は目
標入力軸回転数tNtであり、スロットル開度TVOと
車速Vspにより目標入力軸回転数tNtを検索する。
【0010】図3は、運転者がDレンジで走行中、2レ
ンジに切り換えた際の従来の入力軸回転数変化を示す。
車速Vspによって、変速比の変化比率が異なるため、
車両走行状態によって得られるエンジンブレーキ感が大
きく異なる。
ンジに切り換えた際の従来の入力軸回転数変化を示す。
車速Vspによって、変速比の変化比率が異なるため、
車両走行状態によって得られるエンジンブレーキ感が大
きく異なる。
【0011】図4は、運転者がDレンジで走行中、2レ
ンジに切り換えた際の実施の形態1の入力軸回転数変化
を示す図である。図5に示すように、車速Vspによら
ず、変速比の変化比率を一定αにしたため、エンジンブ
レーキ感に大きな差異が生じない。2レンジ切り換え後
は本来の2レンジ変速線(図4中の2レンジMax)と
重なるまで同一回転数で減速する構成とする。
ンジに切り換えた際の実施の形態1の入力軸回転数変化
を示す図である。図5に示すように、車速Vspによら
ず、変速比の変化比率を一定αにしたため、エンジンブ
レーキ感に大きな差異が生じない。2レンジ切り換え後
は本来の2レンジ変速線(図4中の2レンジMax)と
重なるまで同一回転数で減速する構成とする。
【0012】次に作用を説明する。
【0013】運転者がDレンジから2レンジに切り換え
たときの入力軸回転数の変化率を一定に近づける構成と
した。
たときの入力軸回転数の変化率を一定に近づける構成と
した。
【0014】図6は、実施の形態2を示す構成図であ
る。この実施の形態は、車両走行状態から変速比の変化
を大きくすると車両挙動を乱すと判断した際に、変速比
の変化率を小さくし、トルク変化を抑える構成としたも
ののうち、車両に作用する横Gの大きさから変速比の変
化率を選択する構成としたものである。具体的には、車
両に作用する横加速度の値が大きくなる程、図5に示す
係数αの値を小さく設定する。
る。この実施の形態は、車両走行状態から変速比の変化
を大きくすると車両挙動を乱すと判断した際に、変速比
の変化率を小さくし、トルク変化を抑える構成としたも
ののうち、車両に作用する横Gの大きさから変速比の変
化率を選択する構成としたものである。具体的には、車
両に作用する横加速度の値が大きくなる程、図5に示す
係数αの値を小さく設定する。
【0015】図7は、実施の形態3を示す構成図であ
る。この実施の形態は、車両走行状態から変速比の変化
を大きくすると車両挙動を乱すと判断した際に、変速比
の変化率を小さくし、トルク変化を抑える構成としたも
ののうち、駆動輪のスリップ率の大きさから変速比の変
化率を選択する構成としたものである。具体的には、検
出されたスリップ率の値が大きくなる程、図5に示す係
数αの値を小さく設定する。
る。この実施の形態は、車両走行状態から変速比の変化
を大きくすると車両挙動を乱すと判断した際に、変速比
の変化率を小さくし、トルク変化を抑える構成としたも
ののうち、駆動輪のスリップ率の大きさから変速比の変
化率を選択する構成としたものである。具体的には、検
出されたスリップ率の値が大きくなる程、図5に示す係
数αの値を小さく設定する。
【0016】
【発明の効果】 以上説明してきたように、この発明に
よれば、Dレンジから2レンジに切り換えた際、2レン
ジの変速比を切り換え前のDレンジの変速比に対して一
定比倍した変速比とすることにより、車速によらず運転
者の要求に対して、違和感のない減速を与えることがで
きるという効果が得られる。
よれば、Dレンジから2レンジに切り換えた際、2レン
ジの変速比を切り換え前のDレンジの変速比に対して一
定比倍した変速比とすることにより、車速によらず運転
者の要求に対して、違和感のない減速を与えることがで
きるという効果が得られる。
【図1】 実施の形態1にかかる無段変速機の変速制御
装置の制御系を示す図である。
装置の制御系を示す図である。
【図2】 Dレンジおよび2レンジの目標回転マップを
示す図である。
示す図である。
【図3】 運転者がDレンジで走行中、2レンジに切り
換えた際の従来の入力軸回転数変化を示す図である。
換えた際の従来の入力軸回転数変化を示す図である。
【図4】 運転者がDレンジで走行中、2レンジに切り
換えた際の実施の形態1の入力回転数変化を示す図であ
る。
換えた際の実施の形態1の入力回転数変化を示す図であ
る。
【図5】 実施の形態1を示すフローチャートである。
【図6】 実施の形態2を示す構成図である。
【図7】 実施の形態3を示す構成図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 変速比を無段階に変更してエンジンの回
転を駆動輪に伝達するDレンジと、変速比を固定して運
転者がエンジン回転数Neと車速Vspとのリニアな運
動感覚を得られる2レンジを有する無段変速機におい
て、 Dレンジから2レンジへセレクトした時のエンジン回転
数変化比率をエンジン回転数Ne、車速Vspによらず
一定としたことを特徴とする無段変速機の変速制御装
置。 - 【請求項2】 請求項1記載の無段変速機の変速制御装
置において、 Dレンジから2レンジへセレクトした時に設定値以上の
横Gが作用している時はエンジン回転数変化比率を通常
よりも小さくしたことを特徴とする無段変速機の変速制
御装置。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載の無段変速機の変速
制御装置において、 Dレンジから2レンジへセレクトした時に駆動輪のスリ
ップを検知した時はエンジン回転数変化比率を通常より
も小さくしたことを特徴とする無段変速機の変速制御装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7872797A JP3348622B2 (ja) | 1997-03-31 | 1997-03-31 | 無段変速機の変速制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7872797A JP3348622B2 (ja) | 1997-03-31 | 1997-03-31 | 無段変速機の変速制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10274324A true JPH10274324A (ja) | 1998-10-13 |
JP3348622B2 JP3348622B2 (ja) | 2002-11-20 |
Family
ID=13669925
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7872797A Expired - Fee Related JP3348622B2 (ja) | 1997-03-31 | 1997-03-31 | 無段変速機の変速制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3348622B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010065748A (ja) * | 2008-09-10 | 2010-03-25 | Nissan Motor Co Ltd | 無段変速機の変速制御装置 |
JP2010137802A (ja) * | 2008-12-15 | 2010-06-24 | Toyota Motor Corp | ハイブリッド車両の制御装置 |
-
1997
- 1997-03-31 JP JP7872797A patent/JP3348622B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010065748A (ja) * | 2008-09-10 | 2010-03-25 | Nissan Motor Co Ltd | 無段変速機の変速制御装置 |
JP2010137802A (ja) * | 2008-12-15 | 2010-06-24 | Toyota Motor Corp | ハイブリッド車両の制御装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3348622B2 (ja) | 2002-11-20 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 6 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080913 |
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Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090913 Year of fee payment: 7 |
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