JPH10273875A - 抗菌防臭ならびに消臭性能を有する組成物 - Google Patents

抗菌防臭ならびに消臭性能を有する組成物

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JPH10273875A
JPH10273875A JP9092865A JP9286597A JPH10273875A JP H10273875 A JPH10273875 A JP H10273875A JP 9092865 A JP9092865 A JP 9092865A JP 9286597 A JP9286597 A JP 9286597A JP H10273875 A JPH10273875 A JP H10273875A
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ammine complex
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protein fibers
deodorant
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JP9092865A
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Akira Morimoto
侃 森本
Masaji Inoue
正次 井上
Kenji Okamoto
賢二 岡本
Minae Baba
実苗 馬場
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Kohjin Holdings Co Ltd
Kohjin Co
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Kohjin Holdings Co Ltd
Kohjin Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 蛋白質繊維類に対する金属の担持性(担持力
及び担持速度)に優れ、処理前の蛋白質繊維類の表面
(風合い)や物理的特性(強度)を損なうことがない、
金属を直接担持した蛋白質繊維類からなる抗菌防臭性及
び消臭性を有する組成物を提供する。 【解決手段】 金属アンミン錯体アルカリ溶液に蛋白質
繊維類を浸漬して得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は抗菌防臭性及び消臭
性が良好な蛋白質繊維類からなる組成物に関する。詳し
くは金属を担持した蛋白質繊維類からなる抗菌防臭性及
び消臭性を有する組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、金属を担持した蛋白質繊維類から
なる組成物については数多くの報告がある。例えば、特
開昭61−258078号公報、特開平1−11106
7号公報等には、羊毛などの蛋白質繊維に、金属フタロ
シアニンを担持、結合させ消臭性繊維を得ることが開示
されている。
【0003】一方、金属アンミン錯体を作用させて得る
消臭性繊維類について、特公平5−65191号公報の
報告がある。この公報には、金属アンミン錯体溶液にセ
ルロース類を浸漬して金属とセルロースとを化学結合さ
せ消臭性組成物を得ることが記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、金属アンミン
錯体を蛋白質繊維類に作用させて消臭性蛋白質繊維類組
成物を得る報告は未だない。また金属を直接担持した蛋
白質繊維類からなる消臭性蛋白質繊維類組成物につい
て、炭酸銅又は水酸化銅の分散液に蛋白質繊維類を浸漬
して、蛋白質繊維類に金属を直接担持させる方法も考え
られるが、この方法は蛋白質繊維類に対する金属の担持
力が弱く洗濯耐久性に問題があり、さらに担持速度が遅
いため生産性が悪い。また前記方法において蛋白質繊維
類に対する金属の担持力や担持速度を改善するため蛋白
質繊維類に特別な前処理等を行うと、前処理前の蛋白質
繊維類の表面(風合い)や物理的特性(強度)を損なう
等の問題がある。
【0005】すなわち本発明は、蛋白質繊維類に対する
金属の担持性(担持力及び担持速度)に優れ、処理前の
蛋白質繊維類の表面(風合い)や物理的特性(強度)を
損なうことがない、金属を直接担持した蛋白質繊維類か
らなる抗菌防臭ならびに消臭性を有する組成物を提供す
ることを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、以下のとおり
である。 1. 金属アンミン錯体溶液に蛋白質繊維類を浸漬する
ことにより、金属を蛋白質繊維類に担持させた、抗菌防
臭ならびに消臭性能を有する組成物。 2. 金属アンミン錯体が、銅アンミン錯体、亜鉛アン
ミン錯体、銀アンミン錯体からなる群から選ばれた少な
くとも1種類である上記1記載の抗菌防臭ならびに消臭
性能を有する組成物。 3. 金属アンミン錯体アルカリ溶液に蛋白質繊維類を
浸漬することを特徴とする、金属を担持した蛋白質繊維
類からなる抗菌防臭ならびに消臭性能を有する組成物の
製造方法。 4. 蛋白質繊維類が、酸またはアルカリ水溶液に浸漬
しその後水洗する前処理を施された蛋白質繊維類である
ことを特徴とする上記3記載の製造方法。 5. 金属アンミン錯体が、銅アンミン錯体、亜鉛アン
ミン錯体、銀アンミン錯体からなる群から選ばれた少な
くとも1種類であることを特徴とする上記3又は4記載
の製造方法。 6. 上記1又は2記載の組成物を、綿状、糸状、紐
状、織物状、紙状、不織布、粉末状、マイクロビーズ
状、フィルム状、スポンジ状、ハニカム状、筒状又は塊
状に成形した成形物。 なお本発明でいう抗菌防臭性とは、黄色ブドウ状球菌等
から発生する異臭を防止するため、抗菌作用によって球
菌等から発生する異臭を防止する効果を指し、消臭性と
は硫化水素、アンモニア、各種アミン、各種メルカプタ
ン、ホルマリン等の悪臭物質に対する消臭効果を指す。
【0007】本発明の組成物は、以下の効果を奏する。 蛋白質繊維類に対する金属の担持力が強い。洗濯耐
久性に優れる。 処理前の蛋白質繊維類の表面(風合い)や物理的特
性(強度)を損なうことがない。 悪臭物質に対する消臭性に優れる。 金属原子の持つ抗菌作用により、球菌等から発生す
る異臭防止に優れる。 洗濯による性能の低下がない。
【0008】また、本発明の組成物の製造方法は、以下
の効果を奏する。 蛋白質繊維類に大量の金属を担持させることができ
る。 金属が蛋白質繊維類に極めて速く担持する。 製造工程中、金属アンミン錯体および金属の粉末の
脱落による汚れが発生しない。 連続生産が可能である。 〜より生産性に優れる。
【0009】また、本発明の組成物を成形した成形物
は、以下の効果を奏する。 金属アンミン錯体および金属の粉末の脱落による汚
れが発生しないため、成形品への粉末付着による汚染が
極めて少ない。
【0010】以下、本発明を詳細に説明する。銅、亜
鉛、銀等の金属の硫酸塩、塩化物、硝酸塩、リン酸塩、
酢酸塩、水酸化物等の電解質溶液に、アンモニア又はア
ミン、イミン、イミダゾール等の塩基性窒素を含有する
化合物を加えると、金属アンミン錯体が生成する。一般
に金属錯体は、配位子を1種以上配位している。アンミ
ン錯体も同様で、アンモニア又はアミン、イミン、イミ
ダゾール等の塩基性窒素を含有する化合物を配位子とし
て1種以上配位している。金属の種類によってそれぞれ
最も安定な配位子の数があり、例えば銅錯体の場合は4
配位子が安定である。どの様な配位数でも蛋白質繊維類
とは化学結合し得るが、金属と最も安定な形になるよう
なモル比以上の前記の塩基性窒素を含有する化合物を加
えると良好な金属アンミン錯体溶液が得られる。この錯
体はアルカリ性で安定で水に良く溶け、均一な金属アン
ミン錯イオン溶液を与える。
【0011】前記の電解質の濃度は溶解度以下ならいく
らでも良く、塩基性窒素を含有する化合物の電解質に対
する倍率もいくらでも良いが、好ましくは当該電解質を
金属原子として0.5〜30重量%、塩基性窒素を含有
する化合物を当該電解質に対して4〜12倍モルを含む
水溶液が好適である。当該金属原子が0.5重量%より
少なければ担持速度が遅く、30重量%より多くなると
結合しない金属アンミン錯体の量も多くなり、処理後の
洗浄の際にロスが多くなる。塩基性窒素を含有する化合
物の当該電解質に対する倍率が、最も安定に形成する倍
率より低い場合には、当該電解質が全てアンミン錯体に
ならず、一部水酸化物として沈殿するので、沈殿したも
のについては十分な担持速度と担持力が得られない。
【0012】こうして得られた金属アンミン錯体溶液
に、繊維状、フィルム状、塊状等のウール、シルク、羽
毛等の蛋白質繊維類を浸漬すると、極めて速く金属アン
ミン錯イオンと蛋白質繊維類とが反応して、金属アンミ
ン錯イオンと蛋白質繊維類とが化学結合した抗菌防臭な
らびに消臭性能を有する組成物を与える。この担持は極
めて速く起こりしかも金属を強固に担持する。実用的に
は30秒程度の浸漬時間で十分である。これを脱液、水
洗することにより過剰の金属アンミン錯体を取り除く
と、金属を強固に担持した蛋白質繊維類からなる組成物
が得られる。水洗後も担持されている金属は蛋白質繊維
類と強固な化学結合をしている。
【0013】蛋白質繊維類に担持させる金属としては、
銅、亜鉛、銀が挙げられる。
【0014】本発明において用いられる蛋白質繊維類と
しては、ウール、シルク、羽毛等、及びこれらを含有す
る材料が挙げられる。また形状としては繊維状、フィル
ム状(織布状、不織布状)、塊状等が挙げられるが、連
続生産可能な形状のものが好ましい。
【0015】本発明の組成物は、上述のとおり、金属ア
ンミン錯体アルカリ溶液に蛋白質繊維類を浸漬すること
により得ることができる。この金属アンミン錯体アルカ
リ溶液を用いることにより蛋白質繊維類に大量の金属を
極めて速く担持させることができ、さらに蛋白質繊維類
への金属の担持力が強いことから、担持された蛋白質繊
維類からの金属アンミン錯体および金属の粉末の脱落に
よる汚れが発生しない。さらに連続生産が可能であり生
産速度が極めて速いことから生産性に優れる。
【0016】また、金属アンミン錯体アルカリ溶液に浸
漬する前の蛋白質繊維類(処理前の蛋白質繊維類)を酸
またはアルカリ水溶液に浸漬する前処理を施すことによ
って、前処理を施さないものと比べ、担持速度が速く且
つ担持力が強い組成物を得ることもできる。これは蛋白
質を酸またはアルカリ水溶液に接触させると、蛋白質の
ペプチド結合が部分的に加水分解されアミノ基とカルボ
キシル基が生じるためであり、アミノ基及びカルボキシ
ル基と金属アンミン錯イオンとは容易に化学結合するこ
とから、蛋白質繊維類への金属の担持速度及び担持力も
向上する。しかし、担持速度及び担持力を向上させるた
め、アミノ基及びカルボキシル基を生じさせる、つまり
ペプチド結合を加水分解させると、蛋白質繊維類自体の
表面(風合い)や物理的特性(強度)が低下する傾向を
示すことから、前処理に用いる処理液は次の範囲で用い
ることが好ましい。(1)濃度50重量%以下、好まし
くは濃度1〜20重量%の酸水溶液、あるいは(2)濃
度50重量%以下、好ましくは濃度1〜20重量%のア
ルカリ水溶液.
【0017】以上のようにして得られた本発明の組成物
は、単独あるいは他の素材と合わせ、綿状、糸状、紐
状、織物状、紙状、不織布、粉末状、マイクロビーズ
状、フィルム状、スポンジ状、ハニカム状、筒状又は塊
状など、あらゆる形に加工成形することができる。また
本発明の組成物自体は粉末による汚染が極めて少なく、
さらに加工時においても粉末による汚染が極めて少ない
ため、成形品への粉末付着による汚染が極めて少ない利
点を有する。
【0018】
【実施例】以下に実施例をあげて本発明を説明するが、
本発明はこれらに限定されるものではない。なお、実施
例の組成物の各評価方法は以下による。
【0019】消臭性能試験 消臭性能試験の装置の概略図を図5に示す。1.5L容
量のファスナーバッグには予め、脱気口、ガス封入口及
び検知管差込口としてコック付きコネクターを取り付け
ておく。ファスナーバッグに測定試料1gを入れファス
ナーを完全に閉め脱気した後、ポンプを用いて100p
pmの硫化水素を1.5L封入する。封入終了時間を0
分とし、一定時間経過ごとに北川式検知管にてガス濃度
を測定する。なお、本実施例の評価における硫化水素
は、予め100ppmに調製された硫化水素ガスボンベ
を用いた。
【0020】洗濯試験 JIS L−0217 103法に準じた。
【0021】抗菌試験 繊維製品衛生加工協議会の定める「抗菌防臭加工製品の
加工効果評価試験マニュアル」の菌数測定法に準じた。
なお本実施例の評価における試験菌体は、黄色ブドウ状
球菌を用いた。
【0022】実施例1 3重量%の硫酸銅水溶液に、アンモニアが硫酸銅の6倍
モルになるように25重量%濃度のアンモニア水を加え
濃紺色の銅アンミン錯体水溶液を得た。これに浴比が3
0倍になるように、精製羊毛を室温で30秒間浸漬し、
次いで脱液、水洗、乾燥して、銅を担持した羊毛(組成
物1)を得た。得られた組成物1の評価結果は次のとお
りであった。硫化水素に対する消臭性能を図1に示す。
銅含有量は組成物1中4.0重量%、洗濯試験(10
回)後の含有量は3.9重量%。抗菌試験結果は4.
2、洗濯試験(10回)後の抗菌試験結果は4.0。ま
た組成物1は原料にあたる精製羊毛と比較し、風合いは
同程度であり、物理的物性も表1に示すとおり同等の値
を示した。
【0023】
【表1】
【0024】
【図1】
【0025】実施例2 3重量%の硫酸亜鉛の水溶液に、アンモニアが硫酸亜鉛
の6倍モルになるように25重量%濃度のアンモニア水
を加え、無色透明の亜鉛アンミン錯体水溶液を得た。こ
れに浴比が30倍になるように、羽毛布団用の羽毛を室
温で30秒間浸漬し、次いで脱液、水洗、乾燥して亜鉛
を担持した羽毛(組成物2)を得た。得られた組成物2
の評価結果は次のとおりであった。硫化水素に対する消
臭性能を図2に示す。亜鉛含有量は組成物2中3.8重
量%、抗菌試験結果は3.7。この結果より組成物2は
十分な抗菌防臭ならびに消臭性能を有することが認めら
れる。
【0026】
【図2】
【0027】実施例3 3重量%の塩化銀水溶液に、アンモニアが塩化銀の6倍
モルになるように25重量%濃度のアンモニア水を加え
て銀アンミン錯体水溶液を得た。これに浴比が30倍に
なるように、絹織物を室温で30秒間浸漬し、次いで脱
液、水洗、乾燥して銀を担持した絹織物(組成物3)を
得た。得られた組成物3の評価結果は次のとおりであっ
た。硫化水素に対する消臭性能を図3に示す。銀含有量
は組成物3中3.9重量%、洗濯試験(10回)後の含
有量は3.8重量%。抗菌試験結果は3.8、洗濯試験
(10回)後の抗菌試験結果は3.6。この結果より組
成物3は十分な抗菌防臭ならびに消臭性能を有すること
が認められる。
【0028】
【図3】
【0029】実施例4 実施例1に用いた精製羊毛の代わりに、5重量%硫酸水
溶液に浴比が30倍になるように精製羊毛を室温で10
分間浸漬し、次いで脱液、水洗、乾燥して得た前処理羊
毛(活性化羊毛)を用いた以外は、実施例1と同様にし
て銅を担持した活性化羊毛(組成物4)を得た。得られ
た組成物4の評価結果は次のとおりであった。硫化水素
に対する消臭性能を図4に示す。銅含有量は組成物1中
4.8重量%、洗濯試験(10回)後の含有量は4.7
重量%。抗菌試験結果は4.7、洗濯試験(10回)後
の抗菌試験結果は4.6。この結果より組成物4は十分
な抗菌防臭ならびに消臭性能を有することが認められ
る。
【0030】
【図4】
【0031】
【発明の効果】本発明の製造方法によれば、該組成物の
強度や風合い等の性質を損なうことなく該組成物に大量
の金属化合物を担持させることができる。また、極めて
速く担持させることができ、また、製造工程や加工工程
で金属化合物粉末の脱落による汚れが発生しないため、
生産性の優れたものである。また、この様にして、得ら
れた抗菌防臭ならびに消臭性組成物は、組成物本来の強
度や風合い等の性質は損なわれておらず、アンモニア、
トリメチルアミン等のアルキルアミン、硫化水素、メチ
ルメルカプタン類等の硫黄化合物、ホルマリンなどの悪
臭物質と反応して著しい消臭性能を発揮する。一方、金
属原子の持つ抗菌作用により、黄色ブドウ状球菌等に対
し強い抗菌性を示す。また、金属化合物は組成物に強固
に担持されているため、洗濯耐久性等に優れたものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1において得られた組成物1の洗濯前及
び洗濯10回後の硫化水素に対する消臭性能を示す。
【図2】実施例2において得られた組成物2の硫化水素
に対する消臭性能を示す。
【図3】実施例3において得られた組成物3の洗濯前及
び洗濯10回後の硫化水素に対する消臭性能を示す。
【図4】実施例4において得られた組成物4の洗濯前及
び洗濯10回後の硫化水素に対する消臭性能を示す。
【図5】消臭性能試験の装置の概略図を示す。
【符号の説明】
1 ファスナーバッグ 2 コック付きコネクター 3 シリコンチューブ 4 検知管 5 サンプリングポンプ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属アンミン錯体溶液に蛋白質繊維類を
    浸漬することにより、金属を蛋白質繊維類に担持させ
    た、抗菌防臭ならびに消臭性能を有する組成物。
  2. 【請求項2】 金属アンミン錯体が、銅アンミン錯体、
    亜鉛アンミン錯体、銀アンミン錯体からなる群から選ば
    れた少なくとも1種類である請求項1記載の抗菌防臭な
    らびに消臭性能を有する組成物。
  3. 【請求項3】 金属アンミン錯体アルカリ溶液に蛋白質
    繊維類を浸漬することを特徴とする、金属を担持した蛋
    白質繊維類からなる抗菌防臭ならびに消臭性能を有する
    組成物の製造方法。
  4. 【請求項4】 蛋白質繊維類が、酸またはアルカリ水溶
    液に浸漬しその後水洗する前処理を施された蛋白質繊維
    類であることを特徴とする請求項3記載の製造方法。
  5. 【請求項5】 金属アンミン錯体が、銅アンミン錯体、
    亜鉛アンミン錯体、銀アンミン錯体からなる群から選ば
    れた少なくとも1種類であることを特徴とする請求項3
    又は4記載の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項1又は2記載の組成物を、綿状、
    糸状、紐状、織物状、紙状、不織布、粉末状、マイクロ
    ビーズ状、フィルム状、スポンジ状、ハニカム状、筒状
    又は塊状に成形した成型物。
JP9092865A 1997-03-28 1997-03-28 抗菌防臭ならびに消臭性能を有する組成物 Pending JPH10273875A (ja)

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