JPH10273737A - ベル型焼鈍炉の炉内雰囲気ガス温度検出装置 - Google Patents
ベル型焼鈍炉の炉内雰囲気ガス温度検出装置Info
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- JPH10273737A JPH10273737A JP8026997A JP8026997A JPH10273737A JP H10273737 A JPH10273737 A JP H10273737A JP 8026997 A JP8026997 A JP 8026997A JP 8026997 A JP8026997 A JP 8026997A JP H10273737 A JPH10273737 A JP H10273737A
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- annealing furnace
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- Heat Treatments In General, Especially Conveying And Cooling (AREA)
- Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)
Abstract
ガス温度を正確に検知することができる検出装置を提供
する。 【解決手段】 ベル型焼鈍炉の炉内雰囲気温度検出装置
は、インナカバー12の内面に沿って垂直に固定された
パイプ22を有する。パイプ22には、処理材Wに対向
する部分に開口部24が形成されている。開口部24の
近傍には温度検知器28が配置され、この温度検知器2
8に接続された配線30がインナカバー12のベースフ
ランジ32に設けた貫通部34を介して外部に引き出さ
れている。また、貫通部34は配線30との間がシール
材40でシールされている。
Description
内雰囲気ガス温度を検出する装置に関する。
ル又は線材コイル)をインナカバーで覆うとともに、こ
のインナカバーをアウタカバーで覆って処理材を熱処理
するベル型焼鈍炉が広く利用されている。このベル型焼
鈍炉の操業は、炉内を設定温度(焼鈍温度)まで昇温す
る加熱期、この設定温度に炉内温度を保つ均熱期および
処理材を常温付近まで冷却する冷却期からなり、この各
期の温度管理は炉内雰囲気ガス温度を測定しながら行
う。
とインナカバーとの隙間にガイドパイプを立ち上げてそ
の先端に温度検知器を取り付けて支持台付近の炉内雰囲
気ガス温度を検出する装置が提案されている。
ーと処理材との隙間は狭く、処理材に触れることなく温
度検知器を配置することは極めて難しく、また、仮に配
置できたとしてもインナカバーの輻射熱が大きく、正確
な炉内雰囲気ガス温度を検出することが容易でなかっ
た。そのために、処理材の焼鈍状態を判断するうえで重
要な処理材の高温部(ホットポイント)付近の雰囲気ガ
スの温度を正確に検出できず、焼鈍処理のばらつきを招
来する結果となっていた。
囲気ガス温度を正確に知るための検出装置を提供するこ
とを目的とする。
するためになされたもので、炉床上部に位置する支持台
に積載された処理材を覆うインナカバーと、このインナ
カバーを覆うアウタカバーとを有するベル型焼鈍炉の炉
内雰囲気ガス温度検出装置に、上記インナカバーの内面
に沿って垂直に固定され且つ処理材に対向する開口部を
有する中空部材を設けるとともに、上記開口部近傍には
温度検知器が配置され、この温度検知器に接続された配
線が上記中空部材内を経てインナカバーのベースフラン
ジに設けた貫通部を介して外部に引き出されている。そ
して、インナカバーの貫通部は配線との間がシール材で
シールされている。
線を内蔵保持する中空部材がインナカバーの内面に固定
されているので、温度検知器を処理材から非接触の状態
に保つことが容易にできる。また、温度検知器は処理材
に対向する開口部の近傍に配置されており、開口部の反
対側は中空部材の一部で覆われているので、温度検知器
はインナカバーの輻射熱の影響を受けることなく、必要
とされる処理材付近の雰囲気ガス温度を検知する。さら
に、温度検出装置の配線を外部に導出する貫通部はシー
ル材でシールされているので、この貫通部から炉内の雰
囲気ガスが漏れることはない。
位置における雰囲気ガス温度を正確に検出できる。ま
た、複数の温度検知器を任意の位置に配置できるので、
処理材の焼鈍状態を把握でき、これにより適正な焼鈍処
理が実現できる。
の好適な実施形態を説明する。図1において、ベル型焼
鈍炉2は、炉床4、処理材であるコイルWが積載される
支持台6、支持台6の底部で雰囲気ガスを循環させるフ
ァン8、ファン8を回転するモータ10、コイルWを覆
うインナカバー12、インナカバー12を覆うアウタカ
バー14で構成される。複数のコイルWは支持台6上に
積載され、インナカバー12で覆い、さらにこのインナ
カバー12をアウタカバー14で覆う。そして、アウタ
カバー14に設けたバーナ等の加熱装置(図示せず)に
よりこれらインナカバー12とアウタカバー14とで形
成される空間16を加熱することにより加熱される。
を検出する温度検出装置20は、インナカバー12の内
面に沿って垂直に固定された中空部材(例えばパイプ)
22を備えている。パイプ22は、公称径15A〜25
AのSUS309又はSUS310が好適に用いられ
る。パイプ22は、図2に示すように、上端部近傍のコ
イルWとの対向部に開口部24を有し、開口部24の反
対側(インナカバー側)は塞がれている。開口部24の
形状は特に限定されるものでなく、円形、矩形のいずれ
でもよいし、図3に示すように、パイプ22の上端部か
ら連続した切欠26であってもよい。開口部24の近傍
には周知の温度検知器(例えば、熱電対)28が図示し
ない保持手段によって固定されている。なお、本実施形
態では、温度検知器28は開口部24から僅かに外側に
突出しているが、図3に示すように、パイプ22内に収
めてもよい。温度検知器28に接続された電気配線(シ
ース線)30はパイプ22の内部に配設されており、パ
イプ22の底部から出て、図4に示すように、パイプ2
2の下端部に沿って取り付けたインナカバーのベースフ
ランジ32の貫通部34を通り、外部の電気接続部36
に接続され、インナカバー12の装着時に電気接続部3
6を炉外に設けた別の電気接続部38に接続することで
温度検知器28の検出結果が図示しない制御装置に出力
されるようになっている。貫通部34を通る配線30の
周囲は適当な耐熱性のシール材(例えば、ハーメチック
シール)40でシールされており、炉内の雰囲気ガスが
炉外に漏れるのを防止している。
インナカバー12内に固定されているので、このインナ
カバー12をコイルWに装着するだけで所望の位置に温
度検知器28が配置できる。また、インナカバー12の
装着後、インナカバー12から導出された電気接続部3
6を炉外に設けた電気接続部38に接続するだけで電気
的に起動できる。さらに、コイルWとの間には所望の隙
間を確保できる。さらにまた、温度検知器28の開口部
24と反対側はパイプ22で覆われているので、インナ
カバー12の輻射熱の影響を受けることがなく、必要な
位置における炉内雰囲気ガス温度を正確に検出できる。
その結果、焼鈍処理の加熱条件を適正に制御できるし、
高品質の製品を提供できる。
端部近傍に開口部24を形成したが、開口部24を設け
る位置はそこに限定されるものでなく、目的の温度検出
位置に対応した部分に形成すればよい。
4を設けると共に、それぞれの開口部24近傍に温度検
知器28を設けてもよい。
鈍炉の縦断面図である。
状態を示す。
る。
電気的接続を示す。
台、12…インナカバー、14…アウタカバー、20…
温度検出装置、22…パイプ、24…開口部、28…温
度検知器、30…配線、32…ベースフランジ、34…
貫通部、40…シール材、36、38…電気接続部。
Claims (1)
- 【請求項1】 支持台上に積載された処理材を覆うイン
ナカバーとこのインナカバーを覆うアウタカバーとを有
するベル型焼鈍炉の炉内雰囲気ガス温度検出装置におい
て、上記インナカバーの内面に沿って垂直に固定され且
つ処理材に対向する開口部を備えた中空部材と、上記開
口部の近傍に配置した温度検知器と、上記温度検知器に
接続され上記中空部材内を通し上記インナカバーのベー
スフランジに設けた貫通部を介してインナカバーの外部
に引き出した配線と、上記インナカバーの貫通部と配線
との間をシールするシール材とを設けたことを特徴とす
るベル型焼鈍炉の炉内雰囲気ガス温度検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08026997A JP3973258B2 (ja) | 1997-03-31 | 1997-03-31 | ベル型焼鈍炉の炉内雰囲気ガス温度検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08026997A JP3973258B2 (ja) | 1997-03-31 | 1997-03-31 | ベル型焼鈍炉の炉内雰囲気ガス温度検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10273737A true JPH10273737A (ja) | 1998-10-13 |
JP3973258B2 JP3973258B2 (ja) | 2007-09-12 |
Family
ID=13713586
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08026997A Expired - Lifetime JP3973258B2 (ja) | 1997-03-31 | 1997-03-31 | ベル型焼鈍炉の炉内雰囲気ガス温度検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3973258B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101350449B1 (ko) * | 2011-12-22 | 2014-01-16 | 주식회사 포스코 | 배치 소둔로의 베이스 |
CN110616309A (zh) * | 2018-06-19 | 2019-12-27 | 马鞍山钢铁股份有限公司 | 罩式退火炉炉内钢卷测温用密封装置 |
JP2021011890A (ja) * | 2019-07-04 | 2021-02-04 | Ntn株式会社 | 軸受装置及びスピンドル装置 |
-
1997
- 1997-03-31 JP JP08026997A patent/JP3973258B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101350449B1 (ko) * | 2011-12-22 | 2014-01-16 | 주식회사 포스코 | 배치 소둔로의 베이스 |
CN110616309A (zh) * | 2018-06-19 | 2019-12-27 | 马鞍山钢铁股份有限公司 | 罩式退火炉炉内钢卷测温用密封装置 |
JP2021011890A (ja) * | 2019-07-04 | 2021-02-04 | Ntn株式会社 | 軸受装置及びスピンドル装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3973258B2 (ja) | 2007-09-12 |
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