JP2005322512A - 誘導加熱調理器 - Google Patents
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Abstract
【課題】 被加熱物の形状や大きさに関わらず前記被加熱物の温度を正確且つ迅速に検出できるようにする。
【解決手段】 トッププレート7の下面のうち前記誘導加熱コイル3の上方に位置する部位に3個の温度検出部18〜20を配置する。温度検出部18〜20は、いずれもセラミック製のケース21と前記ケース21内に収容された温度検知素子22とから構成されている。前記ケース21は、トッププレート7の下面に当接する感熱面21aを有する上板部21bと、前記上板部21bの下面に一体的に設けられた矩形筒状の収容部21cとから構成されている。
【選択図】 図1
【解決手段】 トッププレート7の下面のうち前記誘導加熱コイル3の上方に位置する部位に3個の温度検出部18〜20を配置する。温度検出部18〜20は、いずれもセラミック製のケース21と前記ケース21内に収容された温度検知素子22とから構成されている。前記ケース21は、トッププレート7の下面に当接する感熱面21aを有する上板部21bと、前記上板部21bの下面に一体的に設けられた矩形筒状の収容部21cとから構成されている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、トッププレートの上に載置される被加熱物の温度を検出する温度検出部を備えた誘導加熱調理器に関する。
誘導加熱調理器には、誘導加熱コイル及び前記誘導加熱コイルの上方に配置され鍋などの被加熱物が載置されるトッププレートを備えたものがある。このような誘導加熱調理器では、前記トッププレートの下部に配設された温度検知素子により前記被加熱物の温度を検出し、その検出結果に基づいて誘導加熱コイルを制御するように構成されている。
この場合、トッププレート上に載置された被加熱物の大きさや形状に関わらず被加熱物の底面(鍋底)と前記温度検知素子とが対向するように、前記温度検知素子は誘導加熱コイルの中心部に配置されている。従って、鍋底の反りを防止するための凹部が当該鍋底の中心に設けられ、前記底面の周辺部のみがトッププレートに接触する鍋の場合は、鍋底と温度検知素子とが離間するため、前記鍋の熱が温度検知素子に伝達され難い。
この場合、トッププレート上に載置された被加熱物の大きさや形状に関わらず被加熱物の底面(鍋底)と前記温度検知素子とが対向するように、前記温度検知素子は誘導加熱コイルの中心部に配置されている。従って、鍋底の反りを防止するための凹部が当該鍋底の中心に設けられ、前記底面の周辺部のみがトッププレートに接触する鍋の場合は、鍋底と温度検知素子とが離間するため、前記鍋の熱が温度検知素子に伝達され難い。
そこで、感熱板を前記トッププレートの下面に密着させると共に前記感熱板に温度検知素子を密着させ、被加熱物の熱が感熱板を介して温度検知素子に伝達されるようにしたものが提案されている。前記感熱板は、被加熱物の底面の中心部だけでなく周辺部とも近接するように構成されている。
特開平6−302378号公報
ところが、上記構成では、被加熱物の熱が感熱板に伝達された部位と前記感熱板と温度検知素子とが密着する部位とが離れている場合には、被加熱物から感熱板に伝達された熱が温度検知素子に到達するまでに時間がかかるため、温度検知素子の応答性が悪いという問題があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、被加熱物の形状や大きさに関わらず前記被加熱物の温度を正確且つ迅速に検出できる誘導加熱調理器を提供することである。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、被加熱物の形状や大きさに関わらず前記被加熱物の温度を正確且つ迅速に検出できる誘導加熱調理器を提供することである。
本発明の誘導加熱調理器は、誘導加熱コイルを有する誘導加熱手段と、前記誘導加熱コイルの上方に設けられ被加熱物が載置されるトッププレートと、前記トッププレートと前記誘導加熱コイルとの間に位置を異ならせて配置され前記被加熱物の温度を検出する3個以上の温度検出部とを備え、前記温度検出部を、前記トッププレートの下面に当接する感熱面を有するセラミック製のケース及び前記ケース内に収容された温度検知素子から構成したことを特徴とする。
本発明は、3個以上の温度検出部を設けることにより、前記温度検出部のうちのいずれかが被加熱物の底面に近接するようにしたものである。従って、上記構成によれば、被加熱物の熱は、いずれかの温度検出部のケースを介して温度検知素子に伝達される。
本発明によれば、3個以上の温度検出部のいずれか一つ或いは複数の温度検出部によって被加熱物の温度を正確に検出することができる。また、前記温度検知素子をセラミック製のケースに収容したので、被加熱物の熱が温度検知素子に伝達され易く、しかも、ケース自身は誘導加熱されることがない。従って、前記誘導加熱コイルの出力の変化による影響を少なくすることができ、温度検知素子の信頼性、応答性が向上する。
以下、本発明をシステムキッチンに組み込まれる誘導加熱調理器に適用した一実施例について図面を参照しながら説明する。
図2及び図3は本実施例に係る加熱調理器の全体構成を示すものである。これらの図において、加熱調理器本体1は、調理台2に対して上部から嵌め込まれる上ユニット1aと、上ユニット1aの下方部に位置し前記調理台2に対して前方から嵌め込まれる下ユニット1bとから構成されている。
図2及び図3は本実施例に係る加熱調理器の全体構成を示すものである。これらの図において、加熱調理器本体1は、調理台2に対して上部から嵌め込まれる上ユニット1aと、上ユニット1aの下方部に位置し前記調理台2に対して前方から嵌め込まれる下ユニット1bとから構成されている。
上ユニット1aは、加熱手段としての誘導加熱コイル3,4及びラジエントヒータ5を収容するケース6と、このケース6の上面開口部を塞ぐトッププレート7とを備えて構成されている。前記トッププレート7は外枠7aに支持された状態で前記ケース6上に配設されている。前記外枠7aの後部には排気口7bが形成されている。
前記トッププレート7の上面の前部には、誘導加熱コイル3,4に対応して誘導加熱部8,9が左右に並んで設けられている。前記トッププレート7の後部中央には、ラジエントヒータ5に対応してヒータ加熱部10が設けられている。前記加熱部8〜10には被加熱物である鍋P(図1参照)が載置されるようになっている。トッププレート7の上面には、各加熱部8〜10の領域を確定する円形状の枠部が印刷されている。
前記トッププレート7の上面の前部には、誘導加熱コイル3,4に対応して誘導加熱部8,9が左右に並んで設けられている。前記トッププレート7の後部中央には、ラジエントヒータ5に対応してヒータ加熱部10が設けられている。前記加熱部8〜10には被加熱物である鍋P(図1参照)が載置されるようになっている。トッププレート7の上面には、各加熱部8〜10の領域を確定する円形状の枠部が印刷されている。
本実施例に係る誘導加熱調理器は、トッププレート7の幅寸法が従来よりも大きい「ワイドトッププレート」タイプと称されるものであり、中華鍋等の大きい鍋が前記加熱部8,9に載置されても当該鍋がトッププレート7からはみ出ないようになっている。
前記トッププレート7のうち各誘導加熱部8,9の前部には、誘導加熱コイル3,4の出力状態を表示するコイル用出力表示部11,12が設けられている。また、トッププレート7の前部の中央部には、ラジエントヒータ5の出力状態を表示するヒータ用出力表示部13が設けられている。
前記トッププレート7のうち各誘導加熱部8,9の前部には、誘導加熱コイル3,4の出力状態を表示するコイル用出力表示部11,12が設けられている。また、トッププレート7の前部の中央部には、ラジエントヒータ5の出力状態を表示するヒータ用出力表示部13が設けられている。
一方、ケース6は誘導加熱コイル3,4、ラジエントヒータ5を収容する薄形矩形箱状の収容部6aと、その上部左右に張り出すフランジ6bとから構成されている。前記収容部6aは、調理台2に形成された矩形状の開口2aを通して前記調理台2に嵌め込まれ、前記フランジ6bは前記天板2aの上に載置される。
前記誘導加熱コイル3,4、ラジエントヒータ5は、いずれも収容部6a内のうち前記誘導加熱部8,9及びヒータ加熱部10の下方部に配置された支持台15に載置されている。前記ラジエントヒータ5は、ニクロム線に直流電流を通電することにより発熱するようになっている。誘導加熱コイル3,4は、それぞれ同心状に配置された大小2個の単位コイル16,17から構成されている。この場合、大径の単位コイル(以下、大コイル)16と小径の単位コイル(以下、小コイル)17との間は離間している。
前記誘導加熱コイル3,4、ラジエントヒータ5は、いずれも収容部6a内のうち前記誘導加熱部8,9及びヒータ加熱部10の下方部に配置された支持台15に載置されている。前記ラジエントヒータ5は、ニクロム線に直流電流を通電することにより発熱するようになっている。誘導加熱コイル3,4は、それぞれ同心状に配置された大小2個の単位コイル16,17から構成されている。この場合、大径の単位コイル(以下、大コイル)16と小径の単位コイル(以下、小コイル)17との間は離間している。
また、トッププレート7の下面のうち前記誘導加熱コイル3,4の上方に位置する部位には、それぞれ3個の温度検出部18〜20が配置されている。前記温度検出部18〜20のうちの1個の温度検出部18は小コイル17の中心部に位置し、残りの2個の温度検出部19,20は小コイル17の中心部を通り前後方向に延びる直線上であって大コイル16と小コイル17との間に位置している。
図1に示すように、前記温度検出部18〜20は、いずれも例えば窒化アルミニウムを主成分としたセラミック製のケース21と前記ケース21内に収容された温度検知素子22とから構成されている。前記ケース21は、トッププレート7の下面に当接する感熱面21aを有する上板部21bと、前記上板部21bの下面に一体的に設けられた矩形筒状の収容部21cとから構成されている。温度検知素子22は、前記収容部21cの下部開口から収容部21c内に挿入され上板部21bの下面に密着するように配置されている。前記収容部21c内にはエポキシ樹脂等からなる熱伝導部材23が充填されている。これにより、温度検知素子22は前記収容部21c内に固定されている。また、前記温度検知素子22の口出し線24は収容部21cの下部開口からケース21の外に引き出され、支持台15に形成された孔部15aを通して当該支持台15の下方部に引き出されている。前記口出し線24の端部は図示しない配線基板に接続されている。
また、図2及び図3に示すように、前記収容部6a内の後部右側には冷却ファン装置25が配設されている。前記冷却ファン装置25には、誘導加熱コイル3,4の下部に配置されたダクト26が連結されている。前記ダクト26の上面のうち誘導加熱コイル3,4の中心よりもやや右側方に位置する部分には、前後方向に長い長方形状の開口26aがそれぞれ形成されている。前記開口26aは、各誘導加熱コイル3,4に対応して設けられた3個の温度検出部18〜20を結ぶ直線と略平行になるように構成されている。
一方、下ユニット1bは、キャビネット27内の左部に設けられたロースタ28、前記ロースタ28の前面扉28aの右部に設けられた操作パネル29を備えて構成されている。前記ロースタ28は図示しないシーズヒータを熱源とする。前記操作パネル29には、電源スイッチ30、前記誘導加熱コイル3,4、ラジエントヒータ5、ロースタ28のシーズヒータをオン・オフしたり出力を調整したりするための操作部31、設定状態等を表示する表示部32が設けられている。
図4は、本実施例に係る誘導加熱調理器の電気的構成のうち一方(左方)の誘導加熱コイル3に関する部分を示す図である。図4において、制御装置35はマイコンを主体として構成されたものであり、操作部31及び温度検出部18〜20の温度検知素子22の出力信号が入力されるようになっている。前記制御装置35は、前記操作部31及び温度検知素子22の出力信号に基づき表示部32を制御したり、インバータ36を制御して誘導加熱コイル3に高周波電流を供給したりする。誘導加熱コイル3(4)、制御装置35、インバータ36から誘導加熱手段が構成される。
次に上記構成の作用について説明する。上記構成においては、トッププレート7の誘導加熱部、例えば左側の誘導加熱部8に被加熱物としての鍋Pが載置され、誘導加熱コイル3への通電が開始されると、制御装置35は操作部31の設定及び温度検知素子22の検出値に基づきインバータ36を介して前記誘導加熱コイル3を駆動する。また、誘導加熱コイル3への通電が開始されると冷却ファン装置25が駆動される。この結果、前記冷却ファン装置25の送風作用によってダクト26内を流通する空気が開口26aから流出する。開口26aから流出した空気は3個の温度検出部18〜20に対して均等に吹き当てられた後、ケース6内を流通して排気口7bから排出される。これにより、誘導加熱コイル3等が冷却される。このとき、制御装置35は、図5に示すフローチャートに従っていずれの温度検出部18〜20の温度検知素子22の検出値に基づき誘導加熱コイル3を制御するかを決定する。
即ち、制御装置35は、加熱開始から50秒が経過すると(ステップS1)、3個の温度検知素子22の出力を読み込み(ステップS2)、いずれの温度検知素子22の検出値が最も高いか判断する(ステップS3)。そして、誘導加熱コイル3の中心部に位置する温度検出部18の温度検知素子22(「中心Th」と称する)の検出値が最も高いときは、制御装置35は最大火力を制限する(ステップS4)と共に中心Thの出力に基づき温度制御を行う(ステップS5)。また、誘導加熱コイル3の前部に位置する温度検出素子22(「前Th」と称する)の検出値が最も高いときは、制御装置35は前Thの出力に基づき温度制御を行う(ステップS6)。更に、誘導加熱コイル3の後部に位置する温度検出素子22(「後Th」と称する)の検出値が最も高いときは、制御装置35は後Thの出力に基づき温度制御を行う(ステップS7)。
ここで、底面部の直径寸法が大コイル16の外径寸法よりも大きく且つ底面部の中央に凹部を有する鍋を誘導加熱したときの、実際の鍋の温度及び各温度検知素子22の検出温度について図6を参照しながら説明する。図6中、横軸は加熱を開始してからの時間(秒)を、縦軸は温度(℃)及び入力電力(kW)実線A,B,C,Dはそれぞれ実際の鍋の温度、中心Thの検出温度、前Thの検出温度、後Thの検出温度を示している。また、実線Eは入力電力を示している。
図6から明らかなように、底面部に凹部を有する鍋の場合は、前後の温度検出素子22に比べて中心の温度検知素子22は鍋の底面部から離間する。このため、中央の温度検知素子22の検出温度は、前後の温度検知素子22の検出温度よりも低くなる。また、前後の温度検知素子22の検出温度は略同じになる。
一方、図7は、底面部の直径寸法が小コイル17の外径寸法と略一致する小さい鍋を誘導加熱したときの実際の鍋の温度(実線A)、中心及び前後の温度検知素子22の検出温度(実線B〜D)、入力電力(実線E)の時間的変化を示している。
一方、図7は、底面部の直径寸法が小コイル17の外径寸法と略一致する小さい鍋を誘導加熱したときの実際の鍋の温度(実線A)、中心及び前後の温度検知素子22の検出温度(実線B〜D)、入力電力(実線E)の時間的変化を示している。
図7から明らかなように、小さい鍋の場合は、前後の温度検知素子22の上方に鍋底が存在しないため、前後の温度検知素子22の検出温度は中央の温度検知素子22の検出温度よりも低くなる。
このように本実施例によれば、誘導加熱コイル3,4とトッププレート7との間にそれぞれ3個の温度検出部18〜20を設けた。そして、これら3個の温度検出部18〜20のうち検出値が最も高い温度検出部を用いて誘導加熱コイル3,4を制御するように構成した。従って、被加熱物の底面部の大きさや形状に関わらず前記被加熱物の実際の温度に近い温度に基づき誘導加熱コイル3,4を制御することができる。
このように本実施例によれば、誘導加熱コイル3,4とトッププレート7との間にそれぞれ3個の温度検出部18〜20を設けた。そして、これら3個の温度検出部18〜20のうち検出値が最も高い温度検出部を用いて誘導加熱コイル3,4を制御するように構成した。従って、被加熱物の底面部の大きさや形状に関わらず前記被加熱物の実際の温度に近い温度に基づき誘導加熱コイル3,4を制御することができる。
また、各温度検出部18〜20は、それぞれセラミック製のケース21に温度検知素子22を収容して構成した。従って、トッププレート7を介してケース21に伝達された被加熱物の熱は温度検知素子22に迅速に伝達される。このため、温度検知素子22の応答性、信頼性が向上する。
使用者は、通常、鍋の中心が誘導加熱部8,9の中心と略一致するように前記鍋を誘導加熱部8,9に載置する。そこで、3個の温度検出部18〜20のうちの一つを誘導加熱コイル3,4の中心に配置した。従って、3個の温度検出部18〜20のうち少なくとも中心に配置された温度検出部18は鍋の底面部と対向することになり、前記鍋の底面部と近接する。また、調理台2の前方に立って作業をする使用者は、誘導加熱部8,9の中心に対して鍋の中心が左右にずれていることは気づき易いが、前後にずれていることは気づき難い。これに対して本実施例では、3個の温度検出部18〜20を誘導加熱コイル3,4の中心部を通り前後に延びる直線上に配置した。従って、誘導加熱部8,9の中心に対して鍋の中心が前後にずれて載置されている場合に、3個の温度検出部18〜20の全てが鍋の底面部と対向しなくなることを極力避けることができる。このため、鍋の温度を3個の温度検出部18〜20のいずれかによって確実に検出することができる。
使用者は、通常、鍋の中心が誘導加熱部8,9の中心と略一致するように前記鍋を誘導加熱部8,9に載置する。そこで、3個の温度検出部18〜20のうちの一つを誘導加熱コイル3,4の中心に配置した。従って、3個の温度検出部18〜20のうち少なくとも中心に配置された温度検出部18は鍋の底面部と対向することになり、前記鍋の底面部と近接する。また、調理台2の前方に立って作業をする使用者は、誘導加熱部8,9の中心に対して鍋の中心が左右にずれていることは気づき易いが、前後にずれていることは気づき難い。これに対して本実施例では、3個の温度検出部18〜20を誘導加熱コイル3,4の中心部を通り前後に延びる直線上に配置した。従って、誘導加熱部8,9の中心に対して鍋の中心が前後にずれて載置されている場合に、3個の温度検出部18〜20の全てが鍋の底面部と対向しなくなることを極力避けることができる。このため、鍋の温度を3個の温度検出部18〜20のいずれかによって確実に検出することができる。
また、本実施例では、冷却ファン25からの冷却風が温度検出部18〜20に対して略均等に当たるように構成した。このため、温度検出部18〜20に対する冷却ファン25からの冷却風の影響を極力小さくすることができる。
更に、本実施例では、温度検出部18を小コイル17の中心に配置し、温度検出部29,20を小コイル17と大コイル16との間に配置した。つまり、温度検出部18の下方には大コイル16、小コイル17が存在しない。このため、温度検知素子22の口出し線24を支持台15に設けた孔部15aを通して誘導加熱コイル3,4の下方に簡単に引き出すことができる。
更に、本実施例では、温度検出部18を小コイル17の中心に配置し、温度検出部29,20を小コイル17と大コイル16との間に配置した。つまり、温度検出部18の下方には大コイル16、小コイル17が存在しない。このため、温度検知素子22の口出し線24を支持台15に設けた孔部15aを通して誘導加熱コイル3,4の下方に簡単に引き出すことができる。
尚、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような変形が可能である。
各温度検出部は、誘導加熱コイルの最外周よりも内側の領域の上方に位置する部分に配置されていれば良く、温度検出部の下方に誘導加熱コイルが存在していても良い。
制御装置は、複数の温度検知素子の検出温度が略同じときは、複数の温度検知素子の検出温度の平均値に基づいて誘導加熱コイルの駆動を制御するように構成しても良い。また、常時、複数の温度検知素子の検出温度の平均値に基づいて誘導加熱コイルの駆動を制御する構成でも良い。
各温度検出部は、誘導加熱コイルの最外周よりも内側の領域の上方に位置する部分に配置されていれば良く、温度検出部の下方に誘導加熱コイルが存在していても良い。
制御装置は、複数の温度検知素子の検出温度が略同じときは、複数の温度検知素子の検出温度の平均値に基づいて誘導加熱コイルの駆動を制御するように構成しても良い。また、常時、複数の温度検知素子の検出温度の平均値に基づいて誘導加熱コイルの駆動を制御する構成でも良い。
誘導加熱コイルは単一のコイルから構成構されていても良い。
本発明は調理台に組み込まれる誘導加熱調理器に限らず、調理台等の上に載置されて使用される誘導加熱調理器にも適用できる。また、誘導加熱コイルのみを備える誘導加熱調理器にも適用可能である。
本発明は調理台に組み込まれる誘導加熱調理器に限らず、調理台等の上に載置されて使用される誘導加熱調理器にも適用できる。また、誘導加熱コイルのみを備える誘導加熱調理器にも適用可能である。
図面中、1は加熱調理器本体、3,4は誘導加熱コイル、7はトッププレート、16は大コイル(単位コイル)、17は小コイル(単位コイル)、18〜20は温度検出部、21はケース、21aは感熱面、22は温度検知素子、25は冷却ファン装置、35は制御装置(誘導加熱手段)、36はインバータ(誘導加熱手段)を示す。
Claims (5)
- 誘導加熱コイルを有する誘導加熱手段と、
前記誘導加熱コイルの上方に設けられ被加熱物が載置されるトッププレートと、
前記トッププレートと前記誘導加熱コイルとの間に位置を異ならせて配置され前記被加熱物の温度を検出する3個以上の温度検出部とを備え、
前記温度検出部は、前記トッププレートの下面に当接する感熱面を有するセラミック製のケース及び前記ケース内に収容された温度検知素子から構成されていることを特徴とする誘導加熱調理器。 - 温度検出部のうちの一つは誘導加熱コイルの中心部に配置されていることを特徴とする請求項1記載の誘導加熱調理器。
- 温度検出部は、誘導加熱コイルの中心部を通り且つ前記誘導加熱コイルの前後方向に延びる直線上に配置されていることを特徴とする請求項1または2記載の誘導加熱調理器。
- 誘導加熱コイルを冷却するための冷却ファンを備え、
温度検出部は、前記誘導加熱コイルの中心部を通り、前記冷却ファンからの冷却風の向きと略直交する直線上に配置されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の誘導加熱調理器。 - 誘導加熱コイルは、同心円状に配置された複数の単位コイルから構成され、
温度検出部のうちの一つは、前記誘導加熱コイルの中心部に配置され、残りの温度検出部は、前記単位コイルと前記単位コイルとの間に配置されていることを特徴とする請求項1記載の誘導加熱調理器。
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