JPH10273001A - エアバッグ収納用カバー付きインストルメントパネルの製造方法 - Google Patents

エアバッグ収納用カバー付きインストルメントパネルの製造方法

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JPH10273001A
JPH10273001A JP9080131A JP8013197A JPH10273001A JP H10273001 A JPH10273001 A JP H10273001A JP 9080131 A JP9080131 A JP 9080131A JP 8013197 A JP8013197 A JP 8013197A JP H10273001 A JPH10273001 A JP H10273001A
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JP
Japan
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instrument panel
ethylene
airbag
weight
thermoplastic elastomer
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JP9080131A
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English (en)
Inventor
Junzo Ukai
飼 順 三 鵜
Hideo Nishimura
村 秀 雄 西
Naoki Oki
木 直 紀 大
Hideaki Takahashi
橋 秀 昭 高
Yoshinori Nishitani
谷 吉 憲 西
Tatsumi Tsuji
龍 美 辻
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Mitsubishi Chemical Corp
Toyota Motor Corp
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Mitsubishi Chemical Corp
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エアバッグ膨張時に破壊、飛散が無く、耐熱
変形性と熱融着性に優れた、エアバッグ収納用カバーと
インストルメントパネルが一体となったエアバッグ収納
用カバー付きインストルメントパネルを提供する。 【解決手段】 下記成分(A)〜(D)からなり、メル
トフローレート3〜20g/10分、線膨張係数8〜1
1×10-5cm/cm/℃、−35℃における引張伸び
率200%以上の熱可塑性エラストマー組成物を射出し
てエアバッグ収納用カバーを成形した後、熱可塑性樹脂
を射出してインストルメントパネル本体を成形し、エア
バッグ収納用カバーとインストルメントパネルとを一体
としたエアバッグ収納用カバー付きインストルメントパ
ネルの製造方法。 成分(A):ポリプロピレン樹脂30〜50重量% 成分(B):エチレン・ブテン共重合体ゴム20〜30
重量% 成分(C):エチレン・プロピレン共重合体ゴム20〜
30重量% 成分(D):無機フィラー5〜15重量%

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等の高速移
動体が衝突事故等の際に、その衝撃や変形を感知するこ
とにより作動し、膨張展開によって乗員を保護するエア
バッグシステムのエアバッグを収納するエアバッグ収納
用カバーと熱可塑性樹脂からなるインストルメントパネ
ル本体とが一体となっているエアバッグ収納用カバー付
きインストルメントパネルの製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、インストルメントパネルに設置さ
れるエアバッグ装置は、エアバッグ用開口部を持つイン
ストルメントパネル本体と、主に熱可塑性エラストマー
にて射出成形されたエアバッグ収納用カバーを有するエ
アバッグモジュールとをそれぞれ別工程で製造した後で
組み付けて構成していた。従って、インストルメントパ
ネル用とエアバッグモジュール用のそれぞれの製造用成
形設備や工程が必要であった。これを解決する目的とし
て特開平8−192666号公報に記載されるような方
法が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この様な提案により、
インストルメントパネル用のエアバッグ装置においてエ
アバッグ膨張時に破壊、飛散することなく予定開裂線よ
り破壊する収納用カバーを有するインストルメントパネ
ルを一度に形成でき、それによって工程、工数を大幅に
低減することが可能となった。しかしながら、インスト
ルメントパネル用材料とエアバッグカバー用材料はその
物性が大きく異なることから、インストルメントパネル
と一体にした際に、様々な問題が残っている。例えば、
耐熱性試験においてエアバッグカバー部が変形するとい
う外観上の問題や低温展開時に発生エネルギーの分散が
し難くヒンジ部が破壊するという問題があり、更に、イ
ンストルメントパネル本体を先に射出成形した後で、エ
アバッグカバー用材料として多く用いられる軟質性の熱
可塑性エラストマーを射出成形することから、その融着
性においても充分満足するものではなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記課題
を解決するために鋭意研究を重ねた結果、特定の物性を
示す熱可塑性エラストマー組成物を射出してエアバッグ
収納用カバーを成形し、その後、熱可塑性樹脂を射出し
てインストルメントパネル本体を成形することにより、
エアバッグ膨張時に予定開裂部以外において破壊、飛散
することがなく、確実に予定開裂線より良好に破壊し、
しかも、耐熱変形性が良く、融着性に優れたエアバッグ
収納用カバー付きインストルメントパネルが得られるこ
とを見いだし本発明を完成するに至ったものである。す
なわち、本発明のエアバッグ収納用カバー付きインスト
ルメントパネルの製造方法は、下記成分(A)〜(D)
からなり、メルトフローレート(ASTM−D123
8、230℃、2.16kg荷重)が3〜20g/10
分、線膨張係数が8〜11×10-5cm/cm/℃、−
35℃における引張伸び率(ASTM−D638、引張
速度200mm/分)が200%以上の物性を示す熱可
塑性エラストマー組成物を射出してエアバッグ収納用カ
バーを成形した後、熱可塑性樹脂を射出してインストル
メントパネル本体を成形し、エアバッグ収納用カバーと
インストルメントパネルとを一体としたことを特徴とす
るものである。 成分(A):ポリプロピレン樹脂 30〜50重量% 成分(B):エチレン・ブテン共重合体ゴム 20〜30重量% 成分(C):エチレン・プロピレン共重合体ゴム 20〜30重量% 成分(D):無機フィラー 5〜15重量%
【0005】
【発明の実施の形態】 [I]エアバッグ収納用カバー (1) 構成材料 本発明に用いるエアバッグ収納用カバーを構成するため
の熱可塑性エラストマー組成物は、下記に示す成分
(A)〜成分(D)からなることが重要である。成分(A) :ポリプロピレン樹脂 熱可塑性エラストマー組成物を構成するポリプロピレン
樹脂は、熱可塑性エラストマーの流動性(射出成形性)
と耐熱性を向上させるハードセグメント部としての目的
で用いられる。ポリプロピレン樹脂はプロピレンの単独
重合体、又はプロピレンを主成分とする共重合体樹脂、
具体的には、プロピレン・エチレンブロック共重合体、
プロピレン・エチレンランダム共重合体等を挙げること
ができる。これらポリプロピレン樹脂の中では、メルト
フローレート(ASTM−D1238、230℃、2.
16kg荷重)が5〜150g/10分、中でも10〜
120g/10分、特に20〜100g/10分で、エ
チレン含量が0〜15重量%、中でも0〜13重量%、
特に0〜10重量%の範囲内であるポリプロピレン樹脂
が好適である。ここでいうエチレン含量とは赤外スペク
トル分析法等により測定される値である。ポリプロピレ
ン樹脂の製造は特開昭56−100806号、特開昭5
6−120712号、特開昭58−104907号、特
開昭57−63310号、特開昭63−43915号、
特開昭63−83116号各公報による高立体規則性触
媒の存在下、気相流動床、溶液法、スラリー法等の製造
プロセスを適用して、プロピレン単独、又はプロピレン
とエチレン等とを共重合することにより得ることができ
る。メルトフローレートが上記範囲未満のものを用いた
場合は、流動性(射出成形性)が低下する傾向にあり、
一方、上記範囲を越えるものを用いた場合は、低温衝撃
性が低下する傾向にある。
【0006】成分(B):エチレン・ブテン共重合体ゴ
ム 熱可塑性エラストマー組成物を構成するエチレン・ブテ
ン共重合体ゴムは、後記の成分(C)エチレン・プロピ
レン共重合体ゴムと併用することにより、熱可塑性エラ
ストマーの柔軟性や高度な低温物性を発現させるソフト
セグメント部としての目的で用いられる。エチレン・ブ
テン共重合体ゴムとしては、エチレンとブテン−1を水
素の共存下、可溶性バナジウム化合物と有機アルミニウ
ム化合物とから形成される触媒、又はカミンスキー型触
媒等を用い、気相流動床、溶液法、スラリー法等の製造
プロセスを適用して、エチレンとブテンを連続的に共重
合することにより得ることができる。該エチレン・ブテ
ン共重合体ゴムは、メルトフローレート(ASTM−D
1238、230℃、5kg荷重)が一般に0.5〜5
0g/10分、好ましくは1〜40g/10分のものが
用いられる。この共重合体ゴムは、エチレン含量が55
〜95重量%、中でも60〜90重量%、特に65〜8
5重量%のものが好ましい。エチレン含量が上記範囲未
満のものは機械的物性が低下する傾向にあり、一方、上
記範囲を超えるものは硬度が高く柔軟性が低下する傾向
にある。上記エチレン・ブテン共重合体ゴムは1種類で
ある必要はなく、2種以上の混合物であってもよい。
【0007】成分(C):エチレン・プロピレン共重合
体ゴム 熱可塑性エラストマー組成物を構成するエチレン・プロ
ピレン共重合体ゴムは、前記の成分(C)エチレン・ブ
テン共重合体ゴムと併用することにより熱可塑性エラス
トマーの柔軟性や高度な低温物性を発現させるソフトセ
グメント部としての目的で用いられる。エチレン・プロ
ピレン共重合体ゴムとしては、エチレンとプロピレン、
或いは、エチレンとプロピレンと非共役ジエンとして5
−エチリデンノルボルネン、5−メチルノルボルネン、
5−ビニルノルボルネン、ジシクロペンタジエン等を水
素の共存下、可溶性バナジウム化合物と有機アルミニウ
ム化合物とから形成される触媒、又はカミンスキー型触
媒等を用い、気相流動床、溶液法、スラリー法等の製造
プロセスを適用して、エチレンとプロピレン(EP
M)、或いはエチレンとプロピレンおよび非共役ジエン
(EPDM)を連続的に共重合することにより得ること
ができる。エチレン・プロピレン共重合体ゴムは、エチ
レン含量が50〜95重量%、中でも55〜90重量
%、特に60〜85重量%のものが好ましい。また、ム
ーニー粘度(ML1+4 、100℃)はJIS−K630
0による測定値で一般に1〜450、中でも5〜40
0、特に10〜380のものが好ましい。エチレン含量
が上記範囲未満のものは機械的物性が低下傾向にあり、
一方、上記範囲を超えるものは硬度が高く柔軟性が低下
傾向にある。また、ムーニー粘度が上記範囲未満のもの
は機械的物性が低下傾向にあり、一方、上記範囲を超え
るものは流動性が低く射出成形性が低下傾向にある。上
記エチレン・プロピレン共重合体ゴムは1種類である必
要はなく、2種以上の混合物であってもよい。また、こ
の成分(C)は上記成分(b)ゴムと共に炭化水素系ゴ
ム用軟化剤を添加した油展ゴムであっても良い。
【0008】成分(D):無機フィラー 熱可塑性エラストマー組成物を構成する無機フィラー
は、熱可塑性エラストマーの線膨張係数と収縮率を調整
する目的で用いられる。本発明において用いられる無機
フィラーとしては、タルク、マイカ、ガラス繊維、炭素
繊維、炭酸カルシウム、ガラスバルーン、各種ウィスカ
ー等を挙げることができる。この中でも、タルク、マイ
カ等の板状の無機フィラー、ガラス繊維、炭素繊維、ウ
ィスカー等の繊維状の無機フィラーを用いることが線膨
張係数や収縮率の点で好ましい。好ましいタルクとして
は、比表面積が35,000cm2 /g以上、好ましく
は37,000cm2 /g以上、長さが実質的に15μ
m以下、好ましくは10μm以下、平均粒径が1.0〜
6.0μm、好ましくは1.5〜5.0μm、且つ平均
アスペクト比が5以上、好ましくは6以上のものであ
る。これらが上記範囲外のものでは熱可塑性エラストマ
ー成分中での分散性が低下し機械的強度が低下傾向にあ
ったり、線膨張係数や収縮率の調整がしにくくなる傾向
がある。タルクは、例えばタルク原石を衝撃式粉砕器
や、ミクロン型粉砕器で粉砕して、更にミクロンミル、
ジェット型粉砕器で微粉砕した後、サイクロンやミクロ
ンセパレーター等で分級調整し製造する。ここで、平均
粒径の測定は、レーザー光散乱方式粒度分布計(例え
ば、堀場製作所製LA−500型等)を用いて求められ
る。また、比表面積の測定は、空気透過法(島津製作所
製SS−100型恒圧通気式比表面積測定装置等)によ
る測定値より求められる。また、上記直径、長さとアス
ペクト比は顕微鏡等により測定した値である。
【0009】(2) 付加的成分 上記構成材料よりなる熱可塑性エラストマー組成物に
は、目的に応じて下記成分を配合することができる。ゴム用軟化剤 熱可塑性エラストマーの柔軟性と硬度、及び流動性を調
節する目的で配合する、或いは、予めエチレンとα−オ
レフィンの共重合体ゴムの製造時に油展するゴム用軟化
剤としては、重量平均分子量が300から2,000、
好ましくは500〜1,500の炭化水素系ゴム用軟化
剤が好ましい。炭化水素系ゴム用軟化剤は、一般に芳香
族環、ナフテン環及びパラフィン環の3者を組み合わせ
た混合物であって、パラフィン鎖炭素数が全炭素中の5
0%以上を占めるものがパラフィン系オイルと呼ばれ、
ナフテン環炭素数が30〜45%のものがナフテン系オ
イルと呼ばれ、芳香族炭素数が30%より多いものが芳
香族系オイルと呼ばれて区分されている。これらの中で
はパラフィン系オイルを用いることが耐候性の点より好
ましい。パラフィン系オイルとしては、40℃動粘度が
20〜800cst、好ましくは50〜600cst、
流動点が0〜−40℃、好ましくは0〜−30℃、及び
引火点(COC)が200〜400℃、好ましくは25
0〜350℃のオイルが好ましい。
【0010】架橋剤 熱可塑性エラストマーの機械的強度を向上する目的で動
的に熱処理して部分的に架橋させるための架橋剤として
は、有機過酸化物を用いることが好ましく、2,5−ジ
メチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサ
ン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオ
キシ)ヘキシン−3、1,3−ビス(t−ブチルパーオ
キシイソプロピル)ベンゼン、1,1−ジ(t−ブチル
パーオキシ)3,5,5−トリメチルシクロヘキサン、
2,5−ジメチル−2,5−ジ(パーオキシベンゾイ
ル)ヘキシン−3、ジクミルパーオキサイド等を挙げる
ことができる。また、有機過酸化物と併用して用いられ
る架橋助剤としては、N,N′−m−フェニレンビスマ
レイミド、トルイレンビスマレイミド、P−キノンジオ
キシム、ニトロベンゼン、ジフェニルグアニジン、トリ
メチロールプロパン、ジビニルベンゼン、エチレングリ
コールジメタクリレート、ポリエチレングリコールジメ
タクリレート、トリメチロールプロパントリメタクリレ
ート、アリルメタクリレートなどの官能性化合物等を挙
げることができる。
【0011】他の任意成分 上記の付加的成分以外に本発明の効果を著しく損なわな
い範囲内で、各種目的に応じて配合できる任意の成分と
しては、着色剤、酸化防止剤、熱安定剤、光安定剤、紫
外線吸収剤、前記以外の各種熱可塑性樹脂、前記以外の
各種エラストマー、中和剤、滑剤、防雲剤、アンチブロ
ッキング剤、スリップ剤、難燃剤、分散剤、帯電防止
剤、導電性付与剤、金属不活性剤、分子量調整剤、防菌
剤、蛍光増白剤等の各種添加物を挙げることができる。
【0012】(3) 配合割合 熱可塑性エラストマー組成物を構成する各成分の配合割
合は、成分(A)のポリプロピレン樹脂30〜50重量
%、成分(B)のエチレン・ブテン共重合体ゴム20〜
30重量%、成分(C)のエチレン・プロピレン共重合
体ゴム20〜30重量%、成分(D)の無機フィラー5
〜15重量%である。成分(A)の配合割合が上記範囲
未満のものは射出成形性と耐熱変形性に劣り、一方、上
記範囲を越えるものは剛性が高く低温展開性に劣るもの
である。成分(B)の配合割合が上記範囲未満のものは
低温引張伸びが低く低温展開性が劣り、一方、上記範囲
を越えるものは低温衝撃性が低く低温展開性に劣る。成
分(C)の配合割合が上記範囲未満のものは低温衝撃性
に劣り、一方、上記範囲を越えるものは低温引張伸びに
劣り低温展開性に劣る。成分(D)の配合割合が上記範
囲未満のものは線膨張係数が大きく耐熱変形性に劣り、
一方、上記範囲を越えるものは射出成形性に劣り良好な
製品が得られない。
【0013】(4) 熱可塑性エラストマー組成物の製
造 熱可塑性エラストマー組成物は、上記構成成分を通常の
押出機やバンバリーミキサー、ロール、ブラベンダープ
ラストグラフ、ニーダーブラベンダー等を用いて常法で
混練して製造されるが、押出機、特に二軸押出機を用い
て製造することが好ましい。
【0014】(5) 熱可塑性エラストマー組成物の物
性 上記エアバッグ収納用カバーとして用いられる熱可塑性
エラストマー組成物の物性としては、メルトフローレー
ト(ASTM−D1238、230℃、2.16kg荷
重)が3〜20g/10分、線膨張係数が8〜11×1
-5cm/cm/℃、−35℃における引張伸び率(A
STM−D638、引張速度200mm/分)が200
%以上、の物性を示すものである。特に好適には上記メ
ルトフローレート、線膨張係数、引張伸び率を有してい
る他に、ASTM−D790による曲げ弾性率が80〜
500MPa、及び/又は、ASTM−785による−
40℃におけるアイゾット衝撃強度が50KJ/m2
上の物性を有するものである。メルトフローレートが上
記範囲未満のものを用いた場合は、流動性(射出成形
性)が悪化し、ショートショットや変形が生じて良好な
エアバッグ収納用カバーが得られず、一方、上記範囲を
越えるものを用いた場合は、低温衝撃性が低下し、低温
展開時に飛散することがある。また、上記線膨張係数が
上記範囲未満、又は、上記範囲を越えると耐熱変形性が
劣り、良好な製造が得られない。また、上記引張伸び率
が上記範囲未満であると低温衝撃性に劣り、一方、上記
範囲を越えるものは低温展開性が劣ったものとなる。
【0015】[II]インストルメントパネル本体 本発明に用いるインストルメントパネル本体用の熱可塑
性樹脂としては、ポリプロピレンに、エチレン・プロピ
レン共重合体ゴムや各種エチレン系共重合体、及びタル
クを加えて、耐衝撃性や剛性を高めた熱可塑性樹脂組成
物、例えば、特公昭63−42929号、特開昭64−
150号、特開昭64−66263号、特開平1−20
4946号、特公平4−28749号、特公平4−15
9345号各公報に記載の組成物が好適に使用できる。
【0016】[III ]成形 前述の熱可塑性エラストマーと熱可塑性樹脂を用いてエ
アバック収納用カバー付きインストルメントパネルが形
成される。形成方法としては、第一の工程として、熱可
塑性エラストマー組成物を溶融射出してエアバッグ収納
用カバーを成形し、次に熱可塑性樹脂を溶融射出してイ
ンストルメントパネル部を成形すると共に、その両者の
接合部を融着一体化する第二工程とから基本的になって
いる。インストルメントパネルの溶融射出を第一工程
で、エアバッグ収納用カバーの溶融射出を第二工程で形
成する方法では、接合部の熱融着性が悪く、好ましくな
い。第一工程及び第二の工程は二色射出成形機を用いて
連続的に成形するか、予めエアバッグ収納用カバーを成
形した後、これをインストルメントパネル本体の金型内
に装着して第二工程を行なう、いわゆるインサート成形
しても良い。成形方法としては通常の射出成形法、射出
圧縮成形法を用いることができ、射出成形条件として
は、第一、第二の工程とも一般に100〜300℃、好
ましくは150〜280℃の成形温度、5〜100MP
a、好ましくは10〜80MPaの射出圧力、好ましく
は20〜80℃の金型温度である。
【0017】三層複合シートで被覆されたエアバッグ収
納用カバー付きインストルメントパネルの形成方法とし
ては、上記第一工程のエアバッグ収納用カバーを射出成
形する前に、予めインストルメントパネルの金型内に軟
質ポリ塩化ビニールや熱可塑性エラストマーを構成成分
とした表皮層、ポリオレフィン系樹脂の発泡層、及び、
ポリオレフィン系樹脂のバックアップ層からなる三層複
合シートをインストルメントパネル金型内にインサート
し、次いでエアバッグ収納用カバー及びインストルメン
トパネル本体の射出成形を行なうことにより熱融着させ
て被覆させる。具体的には、例えば、0.3〜1.0m
m厚の軟質ポリ塩化ビニールや熱可塑性エラストマーを
構成成分とした表皮層、1〜5mm厚のポリエチレンや
ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂製の緩衝用発
泡層(好適な発泡倍率は5〜50倍程度)、0.5〜
1.5mm厚のフィラーを含有しても良いポリオレフィ
ン系樹脂製のバックアップ層の三層で構成された複合シ
ートの表裏両面を赤外線ヒーター等で加熱した後、凹、
又は凸引きの金型で真空成形し、表皮層を表面とする真
空成形品を得る。表皮層に皮革状の風合いを出すための
シボ(エンボス)模様は、凹引き真空金型に予めシボ加
工を施し、真空成形時に転写しても良いし、予めシボ模
様を施した三層複合シートを凸引き真空成形しても良
い。この様にして得られた真空成形品を、射出成形金型
に装着し、上記と同様の第一工程及び第二工程の方法を
行なって形成することができる。
【0018】インストルメントパネルと一体になるエア
バッグ収納用カバーの構造は特に制限はなく、その形状
等は要求される性能、取り付け位置に適合する形状、外
観等を配慮して定められるが、例えば図2〜図4に示す
構造とすることができる。図2においてエアバッグ収納
用カバー2は平均肉厚1〜5mmであるが、エアバッグ
作動時に容易に開裂するための脆弱部3を設けることが
必要であり、脆弱部の肉厚は平均肉厚の50%以下、好
ましくは三層複合シートが被覆成形された場合も含めて
0〜2mmに設計することが好適である。また、エアバ
ッグ収納用カバー2には、図2〜図4に示すようにエア
バッグモジュール取り付け穴4が形成される。本発明の
エアバッグ収納用カバー付きインストルメントパネルは
塗装、無塗装どちらで用いてもよい。
【0019】[IV]用途 この様にして得られたエアバッグ収納用カバー付きイン
ストルメントパネルは、自動車等の高速移動体が衝突事
故等の際に、その衝撃や変形を感知することにより作動
し、膨張展開によって乗員を保護するエアバッグシステ
ムのエアバッグ収納用カバーが一体となったインストル
メントパネルとして用いられる。
【0020】
【実施例】本発明を更に詳細に説明するために、以下に
実施例を示して具体的に説明する。 [I]熱可塑性エラストマー組成物用原材料 実施例及び比較例においては、下記に示す原材料を用い
た。
【0021】
【表1】
【0022】
【表2】
【0023】
【表3】
【0024】
【表4】
【0025】[II]インストルメントパネル用熱可塑性
樹脂 プロピレン・エチレンブロック共重合体とエチレン・プ
ロピレン共重合体ゴム、及びタルク等からなり、メルト
フローレート(ASTM−D1238、230℃、2.
16kg荷重)20g/10分、曲げ弾性率(ASTM
−D790)2400MPa、アイゾット衝撃強度(A
STM−D785)28KJ/m2 、熱変形温度(AS
TM−D523、66psi)130℃等の物性を有す
る熱可塑性樹脂を用いた。
【0026】[III ]評価方法 これら実施例及び比較例における各種の評価は、以下に
示す通りの方法で行なった。但し(2)〜(5)におけ
る測定試料は、インラインスクリュータイプ射出成形機
(日本製鋼所(株)製射出成形機;J100)を用い
て、射出圧力500kg/cm2 、射出温度220℃、金型
温度40℃にて成形したピースを用いた。また、
(6)、(7)における測定試料は2色射出成形機
((株)神戸製鋼所製、型締力1,000トン)を用い
て、220℃の温度で図1に示す形状に成形したエアバ
ック収納用カバー付きインストルメントパネルにて評価
を行なった。
【0027】(1)メトルフローレート(g/10分) ASTM−D1238に準拠し、230℃、2.16kg
荷重にて測定。ただし、ゴムは230℃、5kg荷重に
て測定。 (2)曲げ弾性率(MPa) ASTM−D790に準拠し、23℃において、曲げ速
度2mm/分にて測定。 (3)線膨張係数(cm/cm/℃) 厚さ3mm×幅10mm×長さ45mmの試験片を、真
空理工(株)製熱膨張計DL−7000Y−Lを用いて
昇温速度2℃/分で25℃〜80℃の温度間において測
定。 (4)アイゾット衝撃強度(KJ/m2 ) ASTM−D785に準拠し、−40℃にて測定。 (5)低温引張伸び特性 ASTM−D638に準拠し、−35℃において引張速
度200mm/分で測定。 (6)耐熱変形性 エアバッグ収納用カバー付きインストルメントパネルを
110℃の恒温層内に1時間放置した後、エアバッグ収
納用カバー部のインストルメントパネル面との膨らみを
測定し、膨らみが3mm未満を良好とし、3mm以上を不
良とした。 (7)展開テスト エアバッグ収納用カバー部にエアバッグモジュールが組
み付けられたインストルメントパネルを、−35℃の恒
温槽内に8時間放置した後、展開テストを実施した。該
カバー部が割れて飛散、該カバー部とインストルメント
パネルの接合融着部の剥離、又は、鋭利な形状に割れて
正常な展開が出来なかった、又は、取り付け部より引き
ちぎられた場合を不良とし、以上の様な不具合がなく、
正常な展開がなされた場合を良好とした。−35℃展開
テストが良好な場合に限り85℃において上記と同じ展
開テストを行った。
【0028】[IV]実験例 実施例1〜7及び比較例1〜9 表1〜4に示す原材料を用い、表5〜6に示す配合組成
(重量部)にて配合し、この表5〜6に示す配合組成の
合計量100重量部に対して、フェノール系酸化防止剤
(チバガイギー社製「イルガノックス1010」)0.
1重量部を添加し、L/D=33、シリンダー径45m
mの二軸押出機(池貝製PCM45)にて200℃の温
度に設定して溶融混練しペレットを得た。このペレット
を上記の通り射出成形して、上記の評価を行なった。こ
れらの評価結果を表5〜6に示す。実施例6は、フェノ
ール系酸化防止剤(チバガイギー社製「イルガノックス
1010」)0.1重量部、更に、有機過酸化物として
2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキ
シ)ヘキサン−3(化薬アクゾ社製「カヤヘキサA
D」)を0.1重量部、架橋助剤として、トリメチロー
ルプロパントリメタクリレート(三菱レイヨン社製「ア
クリエステルTMP」)を0.2重量部添加し上記と同
様の評価をした。その結果を表5に示す。実施例7は、
真空成形した三層複合シートを金型内にインサートして
射出成形して図3の断面の複合シートが被覆した製品を
得て上記の評価を行った。その結果を表5に示す。
【0029】なお、三層複合シートは次の工程で製造し
たものを用いた。表皮層として、オレフィン系熱可塑性
エラストマー(三菱化学(株)製サーモラン3551
B)80重量%と、直鎖状低密度ポリエチレン(日本ポ
リケム(株)製ノバテックLL「UF240」)20重
量%をヘンシェルミキサーで混合して得られた混合物を
用いた。この混合物を220℃でハーフハンガーTダ
イ、及びフルフライトスクリューを装着したスクリュー
径45mmφ、L/D28の押出機(武蔵野機械(株)
製「45mmφの小型Tダイ成形機」)を用い、シボ付
け(エンボス模様加工)用ロール(30℃)と圧着ゴム
ロールとの間を通しながら押し出し、引取り速度2m/
分でシートを引き取った。この際に該シートと圧着ゴム
ロールとの間にポリプロピレン樹脂発泡体シート(東レ
(株)製ペフPPSM15030)を通し、ポリプロピ
レン樹脂発泡体シート上に平均シボ深さ100μm、厚
み0.35mmのシボ付き(エンボス模様の施された)
の表皮層が積層された二層複合シートを得た。
【0030】更に、メルトフローレート(ASTM−D
1238、230℃、2.16kg荷重)5g/10分
のプロピレン・エチレンブロック共重合体90重量%
と、タルク10重量%からなる曲げ弾性率(ASTM−
D790)1000MPaのバックアップ層用材料を
「45mmφ小型Tダイ成形機」にて200℃で押し出
し、鏡面ロールと圧着ゴムロールとの間を通してシート
にした。この際に、上記二層複合シートを該シートと圧
着ゴムロールとの間に通し、厚み0.8mmのバッキン
グシート上に二層複合シートが積層した三層複合シート
を得た。比較例1は第一工程でインストルメントパネル
本体を射出成形し、第二工程で熱可塑性エラストマーを
用いてエアバッグ収納用カバーを射出成形して上記の評
価を行った。評価結果を表5に示す。
【0031】
【表5】
【0032】
【表6】
【0033】
【発明の効果】本発明は、エアバッグ膨張時に破壊、飛
散が無く、耐熱変形性と熱融着性に優れたエアバッグ収
納用カバーとインストルメントパネルが一体となったエ
アバッグ収納用カバー付きインストルメントパネルを得
ることができるので、自動車等の衝突事故の際に、その
衝撃や変形を感知し、膨張展開するエアバッグ装置がセ
ットされた自動車のインストルメントパネルとして有用
なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明実施例のエアバッグ収納用カバー
付きインストルメントパネルの斜視図である。
【図2】図2は、図1に示すエアバッグ収納用カバー付
きインストルメントパネルのA−A断面図である。
【図3】図3は、図1に示すエアバッグ収納用カバー付
きインストルメントパネルに三層シートを被覆したエア
バッグ収納用カバー付きインストルメントパネルのA−
A断面図である。
【図4】図4は、図1に示すエアバッグ収納用カバー付
インストルメントパネルのB−B断面図である。
【符号の説明】
1 エアバッグ収納用カバー付きインストルメントパネ
ル 2 エアバッグ収納用カバー 3 脆弱部 4 エアバッグモジュール取り付け穴 5 インストルメントパネル本体 6 三層シート 7 表皮層 8 発泡層 9 バックアップ層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B60R 21/20 B60R 21/20 C08K 3/00 C08K 3/00 C08L 23/08 C08L 23/08 23/10 23/10 23/16 23/16 23/20 23/20 // B29K 23:00 B29L 31:58 (72)発明者 大 木 直 紀 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 高 橋 秀 昭 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 西 谷 吉 憲 三重県四日市市東邦町1番地 三菱化学株 式会社四日市総合研究所内 (72)発明者 辻 龍 美 三重県四日市市東邦町1番地 三菱化学株 式会社四日市総合研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記成分(A)〜(D)からなり、メルト
    フローレート(ASTM−D1238、230℃、2.
    16kg荷重)が3〜20g/10分、線膨張係数が8
    〜11×10-5cm/cm/℃、−35℃における引張
    伸び率(ASTM−D638、引張速度200mm/
    分)が200%以上の物性を示す熱可塑性エラストマー
    組成物を射出してエアバッグ収納用カバーを成形した
    後、熱可塑性樹脂を射出してインストルメントパネル本
    体を成形し、エアバッグ収納用カバーとインストルメン
    トパネルとを一体としたことを特徴とする、エアバッグ
    収納用カバー付きインストルメントパネルの製造方法。 成分(A):ポリプロピレン樹脂 30〜50重量% 成分(B):エチレン・ブテン共重合体ゴム 20〜30重量% 成分(C):エチレン・プロピレン共重合体ゴム 20〜30重量% 成分(D):無機フィラー 5〜15重量%
  2. 【請求項2】軟質ポリ塩化ビニールや熱可塑性エラスト
    マーを構成成分とした表皮層、ポリオレフィン系樹脂の
    発泡層、及び、ポリオレフィン系樹脂のバックアップ層
    からなる三層複合シートを、予めインストルメントパネ
    ル金型内にインサートした後に、該エアバッグ収納用カ
    バー及びインストルメントパネル本体の射出成形を行な
    って、該三層複合シートを熱融着させて被覆した、請求
    項1に記載のインストルメントパネルの製造方法。
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