JPH10271712A - 電力線探査装置 - Google Patents

電力線探査装置

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JPH10271712A
JPH10271712A JP9073493A JP7349397A JPH10271712A JP H10271712 A JPH10271712 A JP H10271712A JP 9073493 A JP9073493 A JP 9073493A JP 7349397 A JP7349397 A JP 7349397A JP H10271712 A JPH10271712 A JP H10271712A
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power line
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power
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利康 樋熊
Yoshiaki Koizumi
吉秋 小泉
Ryoichi Ito
良一 井藤
Masaaki Kotake
正章 小竹
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電力線搬送を用いた伝送機器を設置する際
に、電力線上のブレーカ、スイッチ等の有無ならびに利
用可能な屋内電力線を確実にかつ容易に探査でき、屋内
電力線の敷設状態を簡単に把握できる電力線探査装置を
得る。 【解決手段】 信号送出装置9は、信号検出装置12か
らの信号発生指令の受信に基づき試験信号を電力線11
上に送出し、また、電力線11上の商用周波数電源の有
無を検出し、その結果を信号検出装置12へ送信する。
信号検出装置12は、電力線11上の試験信号の有無に
基づき信号受信表示LED12eの点灯/消灯を行い、
電力線11上の商用周波数電源の有無と信号送出装置9
からの商用周波数電源の有無を電源状態表示LED12
を用いて表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電力線を媒体に
使用する電力線搬送システムにおいて、端末機器等の伝
送機器の施工時に電力線の接続状況を調査する電力線探
査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は、例えば特開昭60−20073
6号公報に示された従来の電力線を利用した屋内負荷制
御装置を示すブロック図である。
【0003】図において、1は交流電源、2は屋内に敷
設された電力線、3は中央制御部、4は中央制御部3に
接続され、電力線2に流れる交流電流に応じた信号を中
央制御部3に入力する電流検出部、5及び6は電力線2
に接続された屋内負荷制御装置であり、夫々負荷7、8
を有する。
【0004】このような従来の屋内負荷制御装置におい
て、夫々の負荷7、8に流れる電流の検出は、電流検出
器4により電力線2に流れる電流を検出することによっ
て行われる。中央制御部3は、この電流検出器4により
検出された電流に応じて、屋内負荷制御装置5または6
へ制御信号を電力線2に重畳して送信し、夫々の負荷
7、8の運転状態を制御する。
【0005】このような屋内負荷制御装置では、中央制
御部3と屋内負荷制御装置5、6を結ぶ電力線2の敷設
状態が図8に示すように明確になっている場合には、装
置は支障なく動作する。しかしながら、現実には屋内の
電力線2は様々な形で敷設されており、例えば、いろい
ろな負荷が接続されていたり、途中でサーキットブレー
カなどが挿入され分岐されていたりするなど複雑に敷設
されている場合が多い。
【0006】このため、電力線に制御信号を重畳して送
信する際に、電力線に接続された負荷が不明であり、電
力線の施設状態が不明確である場合には制御信号が伝わ
らないことがあり、また、サーキットブレーカによる分
岐などにより物理的に電力線が分断された場合には制御
信号の円滑な伝達が行えず、屋内負荷制御装置の動作が
不能となることがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の屋
内負荷制御装置では、電力線3が様々な状態で敷設され
ているため、実際の電力線の敷設状態を調査し、確実に
制御信号が伝達できることを確認した上で屋内負荷制御
装置の設置を行う必要がある。特に、電力線系統の途中
に設置されるブレーカやスイッチなどは通信媒体である
電力線を物理的に切断するものであるため、電力線系内
のブレーカ、スイッチの配置の特定は重要であり、制御
システムの信頼性そのものを左右する。
【0008】そこで、これらブレーカ、スイッチを操作
しながら電力線の電圧等を計測することにより特定の確
認が可能であるが、実際には交流電源が印加された電源
線に直接、計測器などを接続することになるため、作業
に注意を要し作業そのものが大変であるという問題点が
あり、また、ブレーカ等の設置場所と屋内負荷制御装置
の設置場所とは離れている場合が多く、特定の確認作業
に多大な労力と手間がかかるうえに、物理的な接続・切
断の把握だけに留まってしまうため、実際に伝送信号の
送受信が可能であるかどうかの判定は行えず、別途判定
作業が必要になり、非常に手間がかかってしまうという
問題点があった。
【0009】この発明は、上述のような課題を解決する
ためになされたもので、電力線搬送を用いる伝送機器を
設置する際に、電力線上のブレーカ、スイッチ等の有無
ならびに利用可能な屋内電力線を確実にかつ容易に探査
でき、屋内電力線の敷設状態を簡単に把握できる電力線
探査装置を得るものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係る電力線探
査装置は、接続状態の検査を要する屋内配線の電力線の
両端部に接続された信号送出装置と信号検出装置とから
なり、信号送出装置は、無線による信号の送受信を行う
第1の無線通信手段と、この第1の無線通信手段による
信号検出装置からの信号発生指令の受信に基づいて試験
信号を電力線上に送出する信号送出手段と、電力線上の
商用周波数電源の有無を検出する第1の商用周波数検出
手段とを備え、第1の商用周波数検出手段による検出結
果を第1の無線通信手段により信号検出装置へ送信し、
信号検出装置は、無線による信号の送受信を行う第2の
無線通信手段と、信号送出手段による電力線上の試験信
号の有無を検出する試験信号検出手段と、この試験信号
検出手段による試験信号に有無を表示する信号受信表示
手段と、電力線上の商用周波数電源の有無を検出する第
2の商用周波数検出手段と、この第2の商用周波数検出
手段による商用周波数電源の有無と第2の無線通信手段
により受信した信号送出装置からの商用周波数電源の有
無を表示する電源状態表示手段と、を備えたものであ
る。
【0011】また、電源状態表示手段は、第2の商用周
波数検出手段による商用周波数電源の有無と信号送出装
置からの商用周波数電源の有無との排他的論理和を表示
するものである。
【0012】さらに、信号送出装置または信号検出装置
において、電力線上での試験信号および商用周波数電源
の検出を、電磁的または静電的非接触手段による電力線
への結合により行うものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1である電
力線探査装置の設置状態を示す図であり、電力線による
通信を実施する地点を分電盤近傍から設備設置箇所まで
とし、この間の屋内配線の調査を行う場合の構成を示し
ている。
【0014】図1において、9は信号送出装置であり、
カップラ14(後述)を介して電力線11(後述)上の
a点に接続される。10はサーキットブレーカ、11は
分電盤15内でサーキットブレーカ10により分岐され
た電力線であり、屋内をめぐり、監視対象設備、照明、
一般コンセント等へ配線され電源を供給している。な
お、電力線11は信号送出装置9が接続されている電源
系統と同一系統である場合、あるいは異なる系統である
場合がある。また、電力線11上のb点には屋内配線の
途中にサーキットブレーカ10aが設置されている。さ
らに、電力線11は屋内天井裏、壁などを配回り、監視
対象設備13の電源やその周辺の電気機器のための電源
として敷設される。
【0015】12は信号検出装置(後述)、14は電力
線11と電磁的あるいは静電的な結合により商用周波や
高周波信号を検出する非接触のカップラ、16は分電盤
15が設けられた電気室である。ここで、信号送出装置
9と信号検出装置12とにより電力線探査装置が構成さ
れる。図2は信号送出装置9の外観図であり、図2にお
いて、9aはアンテナ、9bはカップラ14の接続コネ
クタである。
【0016】図3は信号送出装置9のブロック図であ
り、図3において、17は制御手段であり、無線通信手
段18(後述)により受信した情報に基づき信号発生手
段19に高周波信号である試験信号の発停を指示すると
共に無線通信手段18に商用周波数検出手段21(後
述)からの入力情報を与え、信号検出装置12に返送す
る機能を有する。
【0017】18は無線通信手段であり、アンテナ9a
を介し入力した電波を受信したり、制御手段17からの
情報を送信する機能を有する。20は信号注入手段であ
り信号発生手段19の発生した試験信号を接続コネクタ
9bを介し電力線11に注入する。21は電力線11に
供給されている電源など商用周波数の信号を検出する商
用周波数検出手段であり、出力信号は制御手段17に入
力されている。なお、無線通信手段18は第1の無線通
信手段、信号発生手段19と信号注入手段20は信号送
出手段、商用周波数検出手段21は第1の商用周波数検
出手段を示す。
【0018】図4は信号検出装置12の外観図であり、
図において、12aは信号発生をON/OFFする信号
発生スイッチ、12bはアンテナ、12cはカップラ1
4の接続コネクタ、12dは信号送出装置9および信号
検出装置12における商用周波の検出の有無を表示する
電源状態表示LEDであり、信号送出装置9および信号
検出装置12において商用周波が検出された場合には消
灯し、それ以外の少なくともいずれかが検出されない場
合には点灯する。12eは屋内配線を介して信号送出装
置9から信号検出装置12へ高周波の試験信号の到達・
未到達を表示する信号受信表示LEDであり、到達した
場合には点灯し、到達しない場合には消灯する。
【0019】図5は信号検出装置4のブロック構成図で
あり、図において、22は商用周波数検出手段であり、
接続コネクタ12cを介して入力される信号から電源な
ど商用周波の有無を検出する。23は試験信号検出手段
であり、接続コネクタ12cを介して入力される信号か
ら試験信号を検出して、その有無を信号受信表示手段2
4へ出力する。
【0020】25は電源状態表示手段であり、無線通信
手段26と制御手段27(後述)を介して入力される信
号送出装置9が返送する商用周波数有無の情報と、商用
周波数検出手段22から入力される情報とにより電源状
態表示LED12dを点滅させる。27は制御手段であ
り、信号発生スイッチ12aからの入力により無線通信
手段26を制御し、さらに無線通信手段26で受信され
た信号送出装置9で検出した商用周波数有無の情報を電
源状態表示手段25に出力する。なお、商用周波数検出
手段22は第2の商用周波数検出手段、無線通信手段2
6は第2の無線通信手段を示す。
【0021】図6はこの発明の実施の形態1である電力
線探査装置の信号検出装置の動作を示すフローチャート
であり、図7はこの発明の実施の形態1である電力線探
査装置の信号送出装置の動作を示すフローチャートであ
る。
【0022】次に動作について説明する。図1に示すよ
うに電力線11の途中のb点に設置されたサーキットブ
レーカ10aと監視対象設備13が接続されている電力
線11のa点との関連性の有無を調査する場合について
図6ならびに図7を用いて説明する。
【0023】まず、サーキットブレーカ10aの近傍b
点に信号検出装置12を接続し、監視対象設備13近傍
のa点には信号送出装置9を接続する。そこで、信号検
出装置12において、信号発生スイッチ12aをonし
た場合(ステップS1)、制御手段27が無線通信手段
26に信号発生指令の送信を指示し、無線通信手段26
がアンテナ12aを介して信号送出装置9へ信号発生指
令を送信する(ステップS2)。
【0024】次に、信号送出装置9においては、制御手
段17はアンテナ9aを介し無線通信手段18が信号発
生指令の受信の有無を常に監視しており(ステップS1
0)、無線通信手段18により信号発生指令を受信した
場合には、信号発生手段19に対して信号発生の指示を
行い(ステップS11)、信号注入手段20により所定
の強度に増幅され接続コネクタ9bを経由し、カップラ
14により電力線11上に試験信号の高周波信号が出力
される。
【0025】ここで、第1のケースとして、監視対象設
備13近傍の電力線11のa点が信号検出装置12が接
続された電力線11と同一の配線である場合について説
明する。まず、サーキットブレーカ10aをクローズ状
態にする。信号送出装置9からの高周波の試験信号(以
下、試験信号という)は屋内配線を伝わり、電力線11
のb点に接続された信号検出装置12のカップラ14を
介して信号検出装置12に取り込まれる。
【0026】また、信号送出装置9においては、商用周
波数検出手段21により電力線11のa点における電源
からの商用周波の有無を調べるために、制御手段17は
商用周波数検出手段21からの商用周波検出の有無を示
す信号を読み取り(ステップS13)、商用周波検出の
有無を判定する(ステップS14)。そこで、この場合
では商用周波が検出されるので、検出したことを示す情
報を無線通信手段18に出力し、アンテナ9aを介して
信号検出装置12に送信する(ステップS15)。
【0027】次に、信号検出装置12は信号送出装置9
からの商用周波を検出したこと示す応答をアンテナ12
bを介して無線通信手段26により受信し(ステップS
3)、商用周波検出の旨の情報を受け取ると(ステップ
S4)、制御手段27は電源状態表示手段25に電源状
態表示LED12dをONするように指示する(ステッ
プS5)。なお、まだ、この時点では電源状態表示LE
D4dの点灯・消灯の指示は確定しない。
【0028】また、信号検出装置12においても、電源
が同一系統の場合であるので、商用周波数検出手段22
により商用周波が検出され、商用周波検出の旨を示す情
報が電源状態表示手段25へ入力される。そこで、電源
状態表示手段25は、上述の制御手段27からの信号送
出装置9における商用周波検出の情報と、商用周波数検
出手段22からの信号検出装置12における商用周波検
出の情報との2つの入力の排他的論理和演算を行い、そ
の演算結果に基づいて電源状態表示LED12dを点灯
/消灯するため、このケースでは電源状態表示LED1
2dを消灯させ、信号送出装置9および信号検出装置1
2で商用周波が検出されたことを表示する。
【0029】次に、信号送出装置9が電力線11に出力
した試験信号は屋内配線を伝い信号検出装置12へ到達
する。信号検出装置12では、カップラ14、接続コネ
クタ12cを介して試験信号検出手段23が試験信号を
検出し信号受信表示手段24をON制御して信号受信表
示LED12eを点灯させ、試験信号が到達したことを
表示する。この表示状態により、試験信号の伝達が正常
になされることがわかる。
【0030】この表示確認後、信号検出装置12の信号
発生スイッチ12aをOFFにすると、制御手段27は
このOFFにしたことを検出し(ステップS1)、無線
通信手段26を制御して信号停止指令を送信する(ステ
ップS7)。信号送出装置9では信号発生指令の受信が
途絶え、信号停止指令を受信することにより(ステップ
S10)、制御手段17が信号発生手段19に信号停止
を指示し、試験信号の送信を停止する(ステップS1
2)。
【0031】次にサーキットブレーカ10aをオープン
状態にして同様な操作を行う。信号送出装置9では、電
源がサーキットブレーカ10aにより遮断されているた
め、商用周波数検出手段21により商用周波未検出とな
り、この未検出の情報が信号送出装置9から無線通信手
段18により信号検出装置12へ送信される(ステップ
S16)。
【0032】信号検出装置12では、信号送出装置9か
らの商用周波未検出を受信するとともに、同信号検出装
置12内の商用周波検出手段22では商用周波検出を示
す情報が出力されるため、電源状態表示手段25が、制
御手段27からの信号送出装置9での商用周波未検出の
情報と、商用周波数検出手段22からの信号検出装置1
2での商用周波検出の情報との2つの入力の排他的論理
和演算を行い、その演算結果として電源状態表示LED
12dを点灯させる。これにより、信号送出装置9また
は信号検出装置12で商用周波が検出ないことを表示す
る。
【0033】さらに、信号検出装置12には信号送出装
置9からの試験信号が伝わらないため、試験信号検出手
段23の出力により信号受信表示手段24はOFF制御
され、信号受信表示LED12eを消灯する。これによ
り、試験信号の伝達が正常になされなかったことを表示
する。
【0034】以上より、この場合には、電力線11のa
点での電源の断と同電力線11のb点での信号の断、両
方の確認が信号検出装置12のLED表示で確認された
ため、サーキットブレーカ10aは明らかに電力線11
のa点とb点間に接続されたものであることが判明す
る。
【0035】次に、第2のケースとして、監視対象設備
13近傍の電力線11のa点が信号検出装置12が接続
された電力線11と異なる配線と予測される場合、すな
わち、試験信号が相互で検出できない場合について説明
する。
【0036】まず、サーキットブレーカ10aをクロー
ズ状態にする。信号送出装置9からの試験信号は屋内配
線を伝わるが、電力線11のb点には系統が異なるため
試験信号が伝達されない。また、電源については、信号
送出装置9側に供給されている場合と供給されていない
場合が想定されるため、信号検出装置12の電源状態表
示LED12dは点灯と消灯の2つの状態が考えられ
る。
【0037】すなわち、電源状態表示LED12dが点
灯した場合には電源が別系統であることが明らかである
ため、電力線11のa点、b点間での通信は行えないこ
とが判明する。また、電源状態表示LED12dが消灯
の場合には、サーキットブレーカ10aをオープン状態
にすると、次の2通りの表示状態が考えられる。電源状
態表示LED12dが消灯のままの状態と、点灯に変わ
る状態である。消灯のままの状態では、状態が全く変わ
らないことからa点、b点の電力線は全く別な系統であ
ることが判明する。
【0038】点灯に変わる状態では、サーキットブレー
カ10aをオープンすることにより信号送出装置19側
の電源供給が絶たれたことが想定されるため、a点、b
点間の電力線11は同一系統であるが、何らかの原因で
信号が伝わらないことが考えられ、使用不可能な系統で
あることが判別できる。
【0039】以上のように、挿入されている系統が不明
なサーキットブレーカについて、電力線上のa点、b点
間の伝送に関連が有るのか無いのか、または使用不能な
系統であるのか、別系統であるのかが、対象とするサー
キットブレーカの近傍での信号検出装置12の操作によ
り簡単に判別することができる。
【0040】なお、上記実施の形態1では、LEDを用
いて電源状態表示および信号受信表示を行うものを示し
たが、音声、振動等の他の表示手段を用いてもよく、ま
た、例えば、光と音声等の複数の表示手段を組み合わせ
てもよい。
【0041】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れ、信号検出装置による信号受信表示手段と電源状態表
示手段の表示により、電力線搬送を用いた伝送機器を設
置する際に、電力線敷設状態の調査を図面等を再構築し
なくとも確実にかつ容易に探査でき、電力線の敷設状態
を簡単に把握できる電力線検査装置が得られる効果があ
る。
【0042】また、電源状態表示手段は、第2の商用周
波数検出手段による商用周波数電源の有無と信号送出装
置からの商用周波数電源の有無との排他的論理和を表示
することにより、電力線敷設状態をより簡単に把握でき
る電力線検査装置が得られる効果がある。
【0043】さらに、電力線上での試験信号および商用
周波数電源の検出を、電磁的または静電的非接触手段に
よる電力線への結合によって行うことにより、伝送機器
を接続する場所の事前調査が、交流電源の印加された電
源線に直接、計測器などを接続することなく、非接触で
実施でき、調査を簡単に安全に行うことができる電力線
検査装置が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す電力線信号探
査装置の設置状態図である。
【図2】 この発明の実施の形態1を示す電力線信号探
査装置の信号送出装置の外観図である。
【図3】 この発明の実施の形態1を示す電力線信号探
査装置の信号送出装置のブロック図である。
【図4】 この発明の実施の形態1を示す電力線信号探
査装置の信号検出装置の外観図である。
【図5】 この発明の実施の形態1を示す電力線信号探
査装置の信号検出装置のブロック図である。
【図6】 この発明の実施の形態1を示す電力線信号探
査装置の信号検出装置の動作を示すフローチャートであ
る。
【図7】 この発明の実施の形態1を示す電力線信号探
査装置の信号送出装置の動作を示すフローチャートであ
る。
【図8】 従来の電力線搬送を使った屋内負荷制御装置
のブロック図である。
【符号の説明】
9 信号送出装置、 11 電力線、 12 信号検出
装置、 14 カップラ、 18 無線通信手段、 1
9 信号発生手段、 20 信号注入手段、21 商用
周波数検出手段、 22 商用周波数検出手段、 23
試験信号検出手段、 24 信号受信表示手段、 2
5 電源状態表示手段、 26 無線通信手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井藤 良一 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 三 菱電機ビルテクノサービス株式会社内 (72)発明者 小竹 正章 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 三 菱電機ビルテクノサービス株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接続状態の検査を要する屋内配線の電力
    線の両端部に接続された信号送出装置と信号検出装置と
    からなる電力線探査装置であって、 前記信号送出装置は、 無線による信号の送受信を行う第1の無線通信手段と、 この第1の無線通信手段による前記信号検出装置からの
    信号発生指令の受信に基づいて試験信号を電力線上に送
    出する信号送出手段と、 前記電力線上の商用周波数電源の有無を検出する第1の
    商用周波数検出手段と、を備え、 前記第1の商用周波数検出手段による検出結果を前記第
    1の無線通信手段により前記信号検出装置へ送信し、 前記信号検出装置は、 無線による信号の送受信を行う第2の無線通信手段と、 前記信号送出手段による前記電力線上の試験信号の有無
    を検出する試験信号検出手段と、 この試験信号検出手段による試験信号に有無を表示する
    信号受信表示手段と、 前記電力線上の商用周波数電源の有無を検出する第2の
    商用周波数検出手段と、 この第2の商用周波数検出手段による商用周波数電源の
    有無と前記第2の無線通信手段により受信した前記信号
    送出装置からの商用周波数電源の有無を表示する電源状
    態表示手段と、を備えたことを特徴とする電力線探査装
    置。
  2. 【請求項2】 上記電源状態表示手段は、第2の商用周
    波数検出手段による商用周波数電源の有無と前記信号送
    出装置からの商用周波数電源の有無との排他的論理和を
    表示することを特徴とする請求項1記載の電力線探査装
    置。
  3. 【請求項3】 上記信号送出装置または上記信号検出装
    置において、前記電力線上での試験信号および商用周波
    数電源の検出を、電磁的または静電的非接触手段による
    電力線への結合により行うことを特徴とする請求項1記
    載の電力線探査装置。
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