JPH0462793A - 航空灯火回路の故障検出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は空港等に設けられた灯火ランプ回路の故障を検
出する航空灯火回路の故障検出装置に関する。

（従来の技術） 航空機が離発着時の視覚援助施設として使用される航空
灯火は極めて重要に役割を果しており、必要時において
航空灯火が故障停止すること自体、許容されるものでは
なく、また万一の事故の際にも、極力短時間で復旧させ
る必要がある。

ところが、滑走路１本あたりでも、そのケーブル総延長
が４００Ｋｍにも及び、さらに灯火数が約５０００灯に
も及ぶため、運用メンテナンスの観点から灯火回路の故
障検出を確実に行なうことができることが必要となって
いる。

第４図はこのような観点から開発された灯火回路の故障
検出装置の一例を示すブロック図である。

この図に示す故障検出装置は短絡故障・断線故障検出回
路１０１と、地絡故障検出回路１０２とを備えており、
定電流電源装置１０３の各出力端子に接続されるケーブ
ル１０４が短絡故障ダ断線故障、地絡故障を起こしてい
るとき、これを検出して表示する。

短絡故障・断線故障検出回路１０１は前記ケーブル１０
４に取り付けられる変流器１０５と、この変流器１０５
によって得られた検出電流に基づいて前記ケーブル１０
４やこのケーブル１０４に接続されている各絶縁変圧器
１０７ａ〜１０７ｎが短絡故障や断線故障しているとき
これを検出する電流継電器１０６とを備えており、前記
ケーブル１０４やこのケーブル１０４に接続されている
各絶縁変圧器１０７ａ〜１０７ｎが短絡故障や断線故障
しているとき、これを検出して表示する。

また、地絡故障検出回路１０２は一端が前記ケーブル１
０４の一端に接続されるチョークコイル１０８と、この
チョークコイル１０８の他端と接地点との間に介挿され
るコンデンサ１０９と、このコンデンサ１０９に並列に
接続されるメガリング継電器１１０とを備えており、前
記ケーブル１０４や各絶縁変圧器１０７ａ〜１０７ｎが
地絡故障しているとき、これを検出して表示する。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら上述した従来の故障検出装置においては、
定電流電源装置１０３の出力部側で各故障を検出してい
るので、ケーブル１０４が故障していても、その故障区
間を判定することができず、また各絶縁変圧器１０７ａ
〜１０７ｎに各々接続された各灯火１１１ａ〜１１１ｎ
が断芯していてもこれを検出することができないという
問題があった。

本発明は上記の事情に鑑み、ケーブルの故障区間や灯火
の断芯等を検出することができ、これによって故障箇所
の迅速な復旧を可能にして空港機能の信頼性や運用効率
を格段に向上させることができる航空灯火回路の故障検
出装置を提供することを目的としている。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段） 上記の目的を達成するために本発明による航空灯火回路
の故障検出装置は、複数の航空灯火を有する航空灯火回
路の故障を検出する航空灯火回路の故障検出装置におい
て、１つ以上の航空灯火毎に設けられ、航空灯火の断芯
を検出する子局と、この子局によって検出された内容を
伝送する通信路と、この通信路によって伝送された内容
に基づいてどの航空灯火が断芯したかを判定して表示す
る親局とを備えたことを特徴としている。

（作用） 上記の構成において、各子局によって１つ以上の航空灯
火の断芯を検出してこれを通信路を介して親局に伝送し
てどの航空灯火が断芯したかを表示させる。

（実施例） 第１図は本発明による航空灯火回路の故障検出装置の一
実施例を示すブロック図である。

この図に示す航空灯火回路の故障検出装置は各灯火１毎
に設けられる複数の灯火回路子局２と、１つの故障検出
親局３と、通信ｌＩｒ４とを備えており、各灯火回路子
局２によって各灯火１の断芯有無やケーブル１５の短絡
有無、地絡有無を検出しこの検出結果を故障検出親局３
に伝送して各灯火ｌの断芯故障の有無や短絡区間の判定
、地絡区間の判定を行なわせてこ九らの判定結果等を表
示させる。

各灯火回路子局２は各々絶縁変圧器５と、変流器６と、
電流要素ケーブル故障判定器７と、計器用変圧器８と、
電圧位相要素ケーブル故障判定器９と、変流器１０と、
１Ｉｌｉ芯検出器１１と、信号伝送器１２とを備えてお
り、各灯火１やケーブル１５の電圧状態、電流状態を検
出しこの検出結果に基づいて各灯火１の断芯有無やケー
ブル１５の短絡有無、地絡有無を検出しこの検出結果を
通信路４を介して故障検出親局３に伝送する。

変流器６は前記ケーブル１５に介挿されている絶縁変圧
器５の一次側コイル電流を変流してこれを電流要素ケー
ブル故障判定器７と電圧位相要素ケーブル故障判定器９
とに供給する。

電流要素ケーブル故障判定器７は第２図に示す如く前記
変流器６によって変流された電流に基づいて前記絶縁変
圧器５に流れる一次電流の状態を検出する故障電流検出
部１６と、この故障電流検出部１６の検出結果に基づい
て短絡の有無を判定する短絡判定部１７とを備えており
、前記変流器６によって変流された電流に基づいて短絡
の有無を判定し、この判定結果を信号伝送器１２に供給
する。

また、計器用変圧器８は前記絶縁変圧器５の一次側コイ
ルと接地側のケーブル１５との間に介挿され、これらの
間の電圧を変圧してこれを電圧位相要素ケーブル故障判
定器９に供給する。

電圧位相要素ケーブル故障判定器９は第２図に示す如く
前記計器用変圧器８から供給される電圧と、前記変流器
６から供給される電流とに基づいて前記絶縁変圧器５の
一次電圧の状態および位相状態を検出する電圧位相検出
部１８と、この電圧位相検出部１８の検出結果に基づい
て地絡の有無を判定する地絡判定部１９とを備えており
、前記計器用変圧器８から供給される電圧と、前記変流
・器６から供給される電流とに基づいて地絡の有無を判
定し、この判定結果を信号伝送器１２に供給する。

また、変流器１０は前記絶縁変圧器５の二次側コイル電
流を変流してこれを断芯検出器１１に供給する。

断芯検出器１１は第２図に示す如く前記変流器１０から
供給される電流を検出する断芯電流検出部２０と、この
断芯電流検出部２０の検出結果に基づいて前記灯火１の
断芯を判定する断芯判定部２１とを備えており、前記変
流器１０から供給される電流に基づいて前記灯火１が断
芯しているかどうかを判定し、この判定結果を信号伝送
器１２に供給する。

信号伝送器１２は第２図に示す如く前記電流要素ケーブ
ル故障判定器７の出力および電圧位相要素ケーブル故障
判定器９の出力、断芯検出器１１の出力を取り込んで伝
送信号を生成する伝送部２２と、この伝送部２１によっ
て生成された伝送信号を光信号に変換するＥ１０変換部
２３とを備えており、前記電流要素ケーブル故障判定器
７の出力および電圧位相要素ケーブル故障判定器９の出
力、断芯検出器１１の出力を取り込んでこれらに応じた
光信号を生成しこれを通信路４上に送出する。

通信路４は前記各灯火回路子局１と前記故障検出親局３
との間に敷設された光フアイバーケーブル等によって構
成されており、前記各灯火回路子局１から送出された光
信号を前記故障検出親局３に伝える。

故障検出親局３は第３図に示す如く○／Ｅ変換部２５と
、受信部２６と、断芯灯火判定部２７と、短絡区間判定
部２８と、地絡区間判定部２９と、表示部３０とを備え
ており、通信路４を介して供給される各光信号に基づい
て各灯火１の断芯故障の有無や短絡区間の判定、地絡区
間の判定を行なってこの判定結果等を表示する。

○／Ｅ変換部２５は前記通信路４を介して供給される光
信号を電気信号に変換してこれを受信部２６に供給する
。

受信部２６は前記０／Ｅ変換部２５から供給される電気
信号に基づいて受信信号を生成し、これを断芯灯火判定
部２７と、短絡区間判定部２８と、地絡区間判定部２９
とに供給する。

断芯灯火判定部２７は前記受信部２６から供給される受
信信号に基づいて各灯火工のいずれかが断芯していると
き、これを検出して断芯している灯火の番号等を示す信
号を表示部３０に供給する。

また、短絡区間判定部２８は前記受信部２６から供給さ
れる受信信号に基づいて前記ケーブル１５が短絡してい
るとき、これを検出してケーブル１５の断線区間を判定
し、この判定結果に基づいて断線している区間を示す信
号を生成してこれを前記表示部３０に供給する。

また、地絡区間判定部２９は前記受信部２６から供給さ
れる受信信号に基づいて前記ケーブル１５が地絡してい
るとき、これを検出してケーブル１５の地絡区間を判定
し、この判定結果に基づいて地絡している区間を示す信
号を生成してこれを前記表示部３０に供給する。

表示部３０は前記新芯灯火判定部２７の出力や短絡区間
判定部２８の出力、地絡区間判定部２９の出力を取り込
んで各灯火工のいずれかが断芯しているとき、その番号
を表示し、また前記ケーブル１５が短絡しているとき、
その短絡区間を表示し、また前記ケーブル１５が地絡し
ているとき、その地絡区間を表示する。

このようにこの実施例においては、各灯火１毎に灯火回
路子局２を設け、これらの各灯火回路子局２によって各
灯火１毎に灯火１の断芯、ケーブル１５の短絡や地絡を
検出させてこの検出結果を故障検出親局装置３に伝送し
て表示させるようにしているので、ケーブル１５の故障
区間や灯火１の断芯を検出することができ、これによっ
て故障箇所の迅速な復旧を可能にして空港機能の信頼性
や運用効率を格段に向上させることができる。

また、灯火回路子局２を１つの部品として製造すること
により、各灯火１部分が故障したとき、この部分の灯火
回路子局２をアッセンブリで交換させることにより、故
障を早く復旧させることができる。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、ケーブルの故障区
間や灯火の断芯等を検出することができ、これによって
故障箇所の迅速な復旧を可能にして空港機能の信頼性や
運用効率を格段に向上させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による航空灯火回路の故障検出装置の一
実施例を示すブロック図、第２図は第１図に示す断線検
出器、電流要素ケーブル故障判定器、電圧位相要素ケー
ブル故障判定器、信号伝送器の詳細なブロック図、第３
図は第１図に示す故障検出親局装置の詳細なブロック図
、第４図は従来から知られている航空灯火回路の故障検
出装置の一例を示すブロック図である。 １・・・航空灯火（灯火） ２−・・子局（灯火回路子局） ３・・・親局（故障検出親局） ４・・−通信路 １５・−・ケーブル

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）複数の航空灯火を有する航空灯火回路の故障を検
   出する航空灯火回路の故障検出装置において、 １つ以上の航空灯火毎に設けられ、航空灯火の断芯を検
   出する子局と、 この子局によつて検出された内容を伝送する通信路と、 この通信路によつて伝送された内容に基づいてどの航空
   灯火が断芯したかを判定して表示する親局と、 を備えたことを特徴とする航空灯火回路の故障検出装置
   。
2. （２）前記子局は航空灯火に駆動電流を供給するケーブ
   ルの短絡、地絡を検出し、 前記親局は前記通信路によって伝送された内容に基づい
   てケーブルのどの区間が故障したかを判定して表示する
   請求項１記載の航空灯火回路の故障検出装置。