JPH10271635A - ケーブルトレイ - Google Patents

ケーブルトレイ

Info

Publication number
JPH10271635A
JPH10271635A JP7589397A JP7589397A JPH10271635A JP H10271635 A JPH10271635 A JP H10271635A JP 7589397 A JP7589397 A JP 7589397A JP 7589397 A JP7589397 A JP 7589397A JP H10271635 A JPH10271635 A JP H10271635A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cable
side plates
pair
roller
roller shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7589397A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiro Imazumi
智弘 今住
Kazuhiko Hirao
和彦 平尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP7589397A priority Critical patent/JPH10271635A/ja
Publication of JPH10271635A publication Critical patent/JPH10271635A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、ケーブル延線時の摩擦力を軽減
して、小人数で、簡易にケーブルを延線できるケーブル
トレイを得る。 【解決手段】 トレイ本体11は一対の側板11a、1
1aの下端同士を底板11bで連結して構成されてい
る。そして、ローラ軸12が端部をそれぞれ一対の側板
11a、11aの下端側に固定されて、トレイ本体11
の長さ方向に複数配設されている。また、ローラ15が
各ローラ軸12に回転自在に装着されている。このケー
ブルトレイ50は延線経路に沿って連なって敷設され
る。そこで、ケーブル16はローラ15上をローラ15
を回転させながら走行して延線され、延線時の摩擦力が
軽減され、ケーブル15の捩れや損傷の発生が抑えられ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばプラント
建設のケーブル布設工事における延線された電力ケーブ
ルや制御ケーブルを収納するケーブルトレイに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般に、機器には電力ケーブルや制御ケ
ーブルなどのケーブルが配線されており、例えばプラン
ト建設においては、電力ケーブルや制御ケーブルなどの
ケーブル配線長さが数Km、本数が数百本にも及ぶこと
もある。これらの電力ケーブルや制御ケーブルなどのケ
ーブルは、延線経路に沿って設置されたケーブルトレイ
内に整線されて種別毎に収納されている。
【0003】ケーブルトレイには、ソリッドプレート形
ケーブルトレイやラダー形ケーブルトレイがある。ソリ
ッドプレート形ケーブルトレイ1は、図10の(a)に
示されるように、鋼板をコの字形に折り曲げて成形され
ている。つまり、相対する一対の側板1a、1aの下端
同士を底板1bにより連結して構成されている。また、
ラダー形ケーブルトレイ2は、図10の(b)に示され
るように、鋼板をL字状に折り曲げて成形された親桁2
aを相対して配置し、相対する親桁2a、2aの底部間
を所定間隔毎に子桁2bで連結して構成されたものであ
る。そして、このラダー形ケーブルトレイ2は、特に熱
を発生する電力ケーブルの収納用として適用されてい
る。
【0004】ここで、従来のケーブル延線作業について
説明する。まず、ケーブルの延線経路に沿って、ソリッ
ドプレート形ケーブルトレイ1およびラダー形ケーブル
トレイ2を敷設する。そして、延線経路の始端側に電力
ケーブル、制御ケーブルおよび計装ケーブルがそれぞれ
巻回されたケーブルドラムが設置され、延線経路の終端
側にウインチが設置される。ついで、牽引ロープをケー
ブルドラムに巻回されたケーブルの先端に結び付け、該
牽引ロープを持って延線経路に沿って終端側まで移動
し、該牽引ロープの先端側をウインチに巻き付ける。こ
の時、牽引ロープは延線するケーブルの種類に合わせて
ソリッドプレート形ケーブルトレイ1あるいはラダー形
ケーブルトレイ2内に通されている。その後、ウインチ
を駆動する。このウインチの駆動により、ケーブルが牽
引ロープを介して牽引される。ここで、ケーブルの牽引
時に、ケーブルとケーブルトレイとの間の摩擦力により
ケーブルに大きな張力が発生し、ケーブルに捩れなどを
生じさせてしまう。このケーブルの捩れはケーブルの断
線や傷の発生の原因となる。そこで、ケーブルの状態を
監視するために、作業者が延線経路の随所に、例えば2
0m毎に配置される。そして、ケーブルに捩れが発生す
ると、速やかに捩れを直し、ケーブルの張力を緩和して
いる。ケーブルの先端が延線経路の終端側に到達する
と、ウインチの駆動を停止し、ケーブルドラム側でケー
ブルを切断し所定長さのケーブルとする。さらに、牽引
ロープをケーブルから外し、1本のケーブルの延線が終
了する。上述の作業を繰り返し行い、所定本数のケーブ
ル1を延線することになる。そして、延線されたケーブ
ルは、ケーブルの種別毎に、ケーブルトレイに収納され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のケーブルの延線
作業は以上のように、ウインチによりケーブルを牽引ロ
ープを介して延線経路に沿って敷設されたケーブルトレ
イ内を牽引移動しているので、ケーブルとケーブルトレ
イの底面あるいは子桁との間の摩擦力によりケーブルに
大きな張力が発生する。そこで、延線経路の随所に作業
者を配置し、延線時のケーブルの張力を緩和する必要が
あり、延線作業時間が長くなるとともに、作業負荷が大
きくなるという課題があった。
【0006】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、ケーブル延線時の摩擦力を軽減
して、ケーブルの張力の増大を抑え、小人数で、簡易に
ケーブルを延線できるケーブルトレイを得ることを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係るケーブル
トレイは、互いに所定間隔離反して相対して配置された
一対の長尺の側板と、この一対の側板の下端同士を連結
する底部材と、軸方向を側板の内壁面に直交させて、一
対の側板間に側板の長手方向に複数配設されたローラ軸
と、各ローラ軸に回転自在に取り付けられたローラとを
備えたものである。
【0008】また、ローラ軸は、一端が一側の側板に上
下方向に移動可能に取り付けられ、他端が他側の側板か
ら離反しているものである。
【0009】また、ローラ軸は、他端に上方に延出する
延出片を備えているものである。
【0010】また、互いに所定間隔離反して相対して配
置された一対の長尺の側板と、軸方向を前記側板の内壁
面に直交させて、前記一対の側板の間に該側板の長手方
向に複数配設されて、該一対の側板の下端同士を連結す
るローラ軸と、各ローラ軸に回転自在に取り付けられた
ローラとを備えたものである。
【0011】また、互いに所定間隔離反して相対し、か
つ、長手方向に折れ曲がって配置された一対の長尺の側
板と、この一対の側板の下端同士を連結する底部材と、
前記一対の側板の折れ曲がり部の内周側の側板の内壁面
に軸方向を上下方向として取り付けられたローラ軸と、
このローラ軸に回転自在に取り付けられたローラとを備
えたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
について説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1に係るケ
ーブルトレイの要部を示す斜視図、図2はその縦断面図
である。各図において、トレイ本体11は、鋼板をコの
字状に折り曲げて成形され、一対の側板11a、11a
と底部材としての底板11bとからなる。一対の側板1
1a、11aには、それぞれ貫通孔(図示せず)がその
下端側に相対して長手方向に所定間隔毎に穿設されてい
る。そして、ローラ軸12が一対の側板11a、11a
の相対する対をなす貫通孔に挿通されている。このロー
ラ軸12の両端に雄ネジ部が形成されており、該雄ネジ
部に螺着されたナット13および固定用ナット14によ
り両端が一対の側板11a、11aに締着固着されてい
る。さらに、各ローラ軸12には、ローラ15が回転自
在に装着されている。ここで、トレイ本体11は、ソリ
ッドプレート形ケーブルトレイである。また、ローラ軸
12はその軸方向が側板11aの内壁面に直交し、底板
11bと平行になっている。
【0013】つぎに、このように構成されたケーブルト
レイ50を用いたケーブル延線作業について説明する。
まず、ケーブルの延線経路に沿って、多数のケーブルト
レイ50を連ねて敷設する。そして、延線経路の始端側
にケーブル16が巻回されたケーブルドラムが設置さ
れ、延線経路の終端側にウインチが設置される。つい
で、牽引ロープをケーブルドラムに巻回されたケーブル
16の先端に結び付け、該牽引ロープを持って延線経路
に沿って終端側まで移動し、該牽引ロープの先端側をウ
インチに巻き付ける。その後、ウインチを駆動する。こ
のウインチの駆動により、ケーブル16が牽引ロープを
介して牽引される。牽引時、ケーブル16はローラ15
をローラ軸12回りに回転させながら走行する。そこ
で、ケーブル16に大きな張力が発生せず、張力の増加
に起因するケーブルの捩れなどの発生が抑えられる。ケ
ーブル16の先端が延線経路の終端側に到達すると、ウ
インチの駆動を停止する。そして、ケーブルドラム側で
ケーブル16を切断して所定長さのケーブル16とす
る。さらに、牽引ロープをケーブル16から外し、ケー
ブル16の延線が終了する。
【0014】この実施の形態1によれば、ローラ15が
トレイ本体11の底板11b上にトレイの長さ方向に複
数配設されているので、ケーブル16をケーブルトレイ
10内を通して直接延線しても、ケーブル16は底板1
1bに接触することなくローラ15上をローラ15を回
転させながら走行するので、摩擦力によるケーブル16
の張力の増加が抑えられる。そこで、延線時におけるケ
ーブル16の捩れなどの発生が抑えられ、張力緩和作業
が少なくなるとともに、監視のために配置される作業員
の人数が少なくなるので、ケーブル16に損傷を発生さ
せることなく、小人数で、簡易にケーブル16を延線で
きるケーブルトレイ50が得られる。
【0015】実施の形態2.図3はこの発明の実施の形
態2に係るケーブルトレイの要部を示す斜視図、図4は
その縦断面図である。各図において、ローラ係止用支え
17が側板11aの内壁面にトレイ本体11の長さ方向
に所定間隙毎に複数固着されている。各ローラ係止用支
え17には、ローラ軸18を挿通させるための長穴19
が上下方向に延びて設けられている。そして、L字状の
切り欠き20が長穴19に連通して上下方向に複数設け
られている。ローラ軸18は、両端に雄ネジ部が設けら
れており、一端を長穴19に挿通させて切り欠き20に
落とし込まれ、雄ネジ部に螺着されているナット13お
よび固定用ナット14によりローラ係止用支え17に締
着固定されている。このローラ軸18には、ローラ21
が回転自在に装着されている。そして、止めナット22
がローラ軸18の他端に螺着されて、ローラ21の抜け
が防止されている。ここで、ローラ軸18はその軸方向
が側板11aの内壁面に直交し、底板11bと平行にな
っている。また、ローラ軸18は、その軸方向長さが一
対の側板11a、11a間の距離に比べて短く構成され
ている。
【0016】つぎに、このように構成されたケーブルト
レイ51を用いたケーブル延線作業について説明する。
まず、ケーブルの延線経路に沿って、多数のケーブルト
レイ51を連ねて敷設する。そして、各ケーブルトレイ
51において、固定用ナット14を緩めてローラ軸18
を最下段の切り欠き20に落とし込む。ついで、固定用
ナット14を締め付けて、ローラ軸18をローラ係止用
支え17に締着固定する。そして、延線経路の始端側に
ケーブル16が巻回されたケーブルドラムが設置され、
延線経路の終端側にウインチが設置される。ついで、牽
引ロープをケーブルドラムに巻回されたケーブル16の
先端に結び付け、該牽引ロープを持って延線経路に沿っ
て終端側まで移動し、該牽引ロープの先端側をウインチ
に巻き付ける。この時、牽引ロープは、延線経路全長に
わたって各ローラ21上に置かれている。その後、ウイ
ンチを駆動する。このウインチの駆動により、ケーブル
16が牽引ロープを介して牽引される。牽引時、ケーブ
ル16はローラ21をローラ軸18回りに回転させなが
ら走行する。そこで、ケーブル16に大きな張力が発生
せず、張力の増加に起因するケーブルの捩れなどの発生
が抑えられる。そして、ケーブル16の先端が延線経路
の終端側に到達すると、ウインチの駆動を停止し、ケー
ブルドラム側でケーブル16を切断し所定長さのケーブ
ル16とする。さらに、牽引ロープをケーブル16から
外す。その後、作業者がケーブル16を底板11b上に
整線しながら移し替え、1本のケーブル16の延線が終
了する。上述の作業を繰り返し行い、ケーブル16を底
板11b上に整線しながら敷き詰め、1層のケーブル1
6の延線が終了する。ついで、各ケーブルトレイ51に
おいて、固定用ナット14を緩めてローラ軸18を上段
の切り欠き20に落とし込む。そして、固定用ナット1
4を締め付けて、ローラ軸18をローラ係止用支え17
に締着固定し、同様にして、2層目のケーブル16の延
線を行う。同様に、ローラ軸18を順次上段の切り欠き
20に移し替えることにより、多層のケーブル16の延
線を行うことができる。
【0017】この実施の形態2によれば、ローラ21が
トレイ本体11の底板11bの上部にトレイの長さ方向
に複数配設されているので、上記実施の形態1と同様の
効果が得られる。また、各ローラ21の軸方向長さが側
板11a、11a間の距離に比べて短く構成されている
ので、ケーブル16が延線された後、ローラ21からト
レイ本体11の底板11b上に移し替えることができ
る。そこで、先に延線されているケーブル16に接触す
ることなく新たなケーブル16を牽引することができ、
ケーブル16同士の接触に起因する大きな摩擦力を伴う
ことなく、ケーブル16を簡易に延線することができる
とともに、先に整線されて延線されているケーブル16
を乱すことがなく、煩雑な整線作業負荷を軽減できる。
さらに、各ローラ21がトレイ本体11の上下方向に移
動可能に取り付けられているので、ローラ21をトレイ
本体11の上方向に順次移動させつつケーブル16を延
線させることにより、ケーブル16の多層延線を簡易に
行うことができる。
【0018】実施の形態3.この実施の形態3では、図
5に示されるように、ローラ軸23はその他端を上方に
折り曲げて成形された上方に延出する延出片23aを備
えている。なお、他の構成は上記実施の形態2と同様に
構成されている。上記実施の形態2では、ローラ21か
らのケーブル16の脱落防止手段がないことから、牽引
時、ケーブル16がローラ21から脱落する恐れがあ
る。万一、ケーブル16がローラ21から脱落した場合
には、先に延線されているケーブル16に接し大きな摩
擦力が発生することから、ウインチの駆動を停止して脱
落したケーブル16をローラ21に掛け直したり、さら
には先に延線されているケーブル16の整線状態を乱す
ことから、先に延線されているケーブル16の整線状態
を直す、という復旧作業が必要となる。しかしながら、
この実施の形態3によれば、ケーブル16が牽引される
際に、延出片13aがケーブル16の脱落を阻止するよ
うに作用するので、ケーブル16はローラ21上を確実
に走行し、ケーブル16の脱落に伴う煩雑な復旧作業が
不要となり、ケーブル16の延線作業性を向上させるこ
とができる。
【0019】実施の形態4.上記実施の形態1では、延
線経路の直線部に適用されるケーブルトレイに関するも
のであるが、この実施の形態4では、図6および図7に
示されるように、延線経路のコーナー部に適用されるケ
ーブルトレイに関するものである。この実施の形態4で
は、ケーブル本体30は、長さ方向に円弧状に折り曲げ
られた一対の側板30a、30aを所定間隙を持って相
対して配置し、底部材としての底板30bにより一対の
側板30a、30aの下端同士を連結して構成されてい
る。そして、ローラ係止用支え31が折り曲げ部の内周
側の側板30aの内壁面に取り付けられている。また、
両端に雄ネジ部が形成されたコの字状に成形されたロー
ラ軸32を該雄ネジ部に螺着されたナット13および固
定用ナット14によりローラ係止用支え31に締着固定
する。さらに、ローラ33がローラ軸32に回転自在に
装着されている。ここで、ローラ33は軸方向を上下方
向に向けて取り付けられている。
【0020】このように構成されたケーブルトレイ52
は延線経路のコーナー部に配設される。そして、牽引さ
れるケーブル16は、コーナー部でトレイ本体30の側
板30aに接することなく、ローラ33に接して、ロー
ラ33を回転させつつ走行することになる。従って、延
線経路のコーナー部においても、ケーブル16は側板3
0aに接して大きな摩擦力を発生することなく牽引さ
れ、延線時におけるケーブル16の捩れや損傷の発生を
抑え、簡易にケーブル16を延線できる。
【0021】なお、上記実施の形態1〜4では、ソリッ
ドプレート形ケーブルトレイについて適用するものとし
ているが、本願発明は、ソリッドプレート形ケーブルト
レイに限定されるものではなく、ラダー形ケーブルトレ
イに適用しても同様の効果が得られる。
【0022】実施の形態5.図8はこの発明の実施の形
態5に係るケーブルトレイの要部を示す斜視図、図9は
その縦断面図である。各図において、側板としての親桁
35aは、鋼板をLの字状に折り曲げて成形され、その
下端側に長さ方向の所定間隙毎に貫通孔(図示せず)が
その下端側に相対して長手方向に所定間隔毎に穿設され
ている。そして、一対の親桁35a、35aを所定間隙
を持って相対して配置し、両端に雄ネジ部が形成された
ローラ軸12を一対の親桁35a、35aの相対する対
をなす貫通孔に挿通させ、該雄ネジ部に螺着されたナッ
ト13および固定用ナット14によりローラ軸12の両
端を一対の親桁35a、35aに締着固着して、トレイ
本体35が構成されている。さらに、ローラ15が各ロ
ーラ軸12に回転自在に装着されて、ケーブルトレイ5
3が構成されている。ここで、トレイ本体35は、ラダ
ー形ケーブルトレイであり、ローラ軸12が底部材とし
ても機能する。また、ローラ軸12はその軸方向が親桁
35aの内壁面に直交している。
【0023】この実施の形態5では、ローラ15がトレ
イ本体35の一対の親桁35a、35a間にトレイの長
さ方向に複数配設されているので、ケーブル16をケー
ブルトレイ53内を通して直接延線しても、ケーブル1
6はローラ15上をローラ15を回転させながら走行す
るので、摩擦力によるケーブル16の張力の増加が抑え
られる。従って、この実施の形態5においても、上記実
施の形態1と同様の効果が得られる。また、ローラ軸1
2が一対の親桁35a、35aの下端側を連結している
ので、従来のラダー形ケーブルトレイにおける底部材と
しての子桁が不要となり、その分低コスト化が図られ
る。
【0024】なお、上記実施の形態5では、ローラ軸1
2により一対の親桁35a、35a同士を連結するもの
としているが、ローラ軸12に加えて子桁により一対の
親桁35a、35a同士を連結するようにしてもよい。
この場合、ケーブル本体の強度を大きくすることがで
き、多数本のケーブル16や重いケーブルの延線に対応
することができる。
【0025】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0026】この発明によれば、互いに所定間隔離反し
て相対して配置された一対の長尺の側板と、この一対の
側板の下端同士を連結する底部材と、軸方向を側板の内
壁面に直交させて、一対の側板間に側板の長手方向に複
数配設されたローラ軸と、各ローラ軸に回転自在に取り
付けられたローラとを備えているので、ケーブル延線時
の摩擦力を軽減して、ケーブルの張力の増大を抑え、小
人数で、簡易にケーブルを延線できるケーブルトレイを
得ることができる。
【0027】また、ローラ軸は、一端が一側の側板に上
下方向に移動可能に取り付けられ、他端が他側の側板か
ら離反しているので、延線されたケーブルをローラ上か
ら底部材上に移し替えられ、延線されているケーブルと
の接触を回避してケーブルを多層に延線することができ
る。
【0028】また、ローラ軸は、他端に上方に延出する
延出片を備えているので、ケーブル延線時のローラから
のケーブルの脱落が防止され、延線作業性を向上させる
ことができる。
【0029】また、互いに所定間隔離反して相対して配
置された一対の長尺の側板と、軸方向を前記側板の内壁
面に直交させて、前記一対の側板の間に該側板の長手方
向に複数配設されて、該一対の側板の下端同士を連結す
るローラ軸と、各ローラ軸に回転自在に取り付けられた
ローラとを備えているので、ケーブル延線時の摩擦力を
軽減して、ケーブルを延線できるとともに、ローラ軸が
底部材として機能し、構成部品の簡略化が図られる。
【0030】また、互いに所定間隔離反して相対し、か
つ、長手方向に折れ曲がって配置された一対の長尺の側
板と、この一対の側板の下端同士を連結する底部材と、
前記一対の側板の折れ曲がり部の内周側の側板の内壁面
に軸方向を上下方向として取り付けられたローラ軸と、
このローラ軸に回転自在に取り付けられたローラとを備
えているので、延線経路のコーナー部でのケーブルと側
板との接触が回避され、ケーブルの損傷の発生を抑える
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係るケーブルトレ
イの要部を示す斜視図である。
【図2】 この発明の実施の形態1に係るケーブルトレ
イを示す断面図である。
【図3】 この発明の実施の形態2に係るケーブルトレ
イの要部を示す斜視図である。
【図4】 この発明の実施の形態2に係るケーブルトレ
イを示す断面図である。
【図5】 この発明の実施の形態3に係るケーブルトレ
イの要部を示す断面図である。
【図6】 この発明の実施の形態4に係るケーブルトレ
イの要部を示す斜視図である。
【図7】 この発明の実施の形態4に係るケーブルトレ
イの要部を示す断面図である。
【図8】 この発明の実施の形態5に係るケーブルトレ
イの要部を示す斜視図である。
【図9】 この発明の実施の形態5に係るケーブルトレ
イの要部を示す断面図である。
【図10】 従来のケーブルトレイの要部を示す斜視図
である。
【符号の説明】
11a、30a 側板、11b,30b 底板(底部
材)、12、18、23、32 ローラ軸、15、2
1、33 ローラ、23a 延出片、35a 親桁(側
板)、50、51、52、53 ケーブルトレイ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに所定間隔離反して相対して配置さ
    れた一対の長尺の側板と、この一対の側板の下端同士を
    連結する底部材と、軸方向を前記側板の内壁面に直交さ
    せて、前記一対の側板間に該側板の長手方向に複数配設
    されたローラ軸と、各ローラ軸に回転自在に取り付けら
    れたローラとを備えたことを特徴とするケーブルトレ
    イ。
  2. 【請求項2】 ローラ軸は、一端が一側の側板に上下方
    向に移動可能に取り付けられ、他端が他側の側板から離
    反していることを特徴とする請求項1記載のケーブルト
    レイ。
  3. 【請求項3】 ローラ軸は、他端に上方に延出する延出
    片を備えていることを特徴とする請求項2記載のケーブ
    ルトレイ。
  4. 【請求項4】 互いに所定間隔離反して相対して配置さ
    れた一対の長尺の側板と、軸方向を前記側板の内壁面に
    直交させて、前記一対の側板の間に該側板の長手方向に
    複数配設されて、該一対の側板の下端同士を連結するロ
    ーラ軸と、各ローラ軸に回転自在に取り付けられたロー
    ラとを備えたことを特徴とするケーブルトレイ。
  5. 【請求項5】 互いに所定間隔離反して相対し、かつ、
    長手方向に折れ曲がって配置された一対の長尺の側板
    と、この一対の側板の下端同士を連結する底部材と、前
    記一対の側板の折れ曲がり部の内周側の側板の内壁面に
    軸方向を上下方向として取り付けられたローラ軸と、こ
    のローラ軸に回転自在に取り付けられたローラとを備え
    たことを特徴とするケーブルトレイ。
JP7589397A 1997-03-27 1997-03-27 ケーブルトレイ Pending JPH10271635A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7589397A JPH10271635A (ja) 1997-03-27 1997-03-27 ケーブルトレイ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7589397A JPH10271635A (ja) 1997-03-27 1997-03-27 ケーブルトレイ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10271635A true JPH10271635A (ja) 1998-10-09

Family

ID=13589465

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7589397A Pending JPH10271635A (ja) 1997-03-27 1997-03-27 ケーブルトレイ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10271635A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102290747A (zh) * 2011-09-01 2011-12-21 中建五局工业设备安装有限公司 在水平桥架内敷设电缆的辅助装置及敷设方法
KR200458673Y1 (ko) 2008-11-25 2012-02-15 신근호 전선관로용 격리대 설치구조
KR200466150Y1 (ko) * 2011-09-21 2013-04-03 최한진 케이블 트레이
KR101348175B1 (ko) * 2013-05-14 2014-01-15 주식회사 한양이앤씨 사이드 롤러를 구성한 배선용 케이블 트레이
JP2015042133A (ja) * 2013-08-21 2015-03-02 デウ シップビルディング アンド マリン エンジニアリング カンパニー リミテッド 電線布設用移送装置
CN106936100A (zh) * 2017-03-29 2017-07-07 成都协恒科技有限公司 具有防磨损功能的电缆桥架
CN108963898A (zh) * 2018-07-02 2018-12-07 镇江玄润电气设备有限公司 一种线缆的安装桥架
CN109004598B (zh) * 2018-09-07 2020-01-07 镇江宝源电仪设备有限公司 一种便于调整安装高度的电缆桥架

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200458673Y1 (ko) 2008-11-25 2012-02-15 신근호 전선관로용 격리대 설치구조
CN102290747A (zh) * 2011-09-01 2011-12-21 中建五局工业设备安装有限公司 在水平桥架内敷设电缆的辅助装置及敷设方法
KR200466150Y1 (ko) * 2011-09-21 2013-04-03 최한진 케이블 트레이
KR101348175B1 (ko) * 2013-05-14 2014-01-15 주식회사 한양이앤씨 사이드 롤러를 구성한 배선용 케이블 트레이
JP2015042133A (ja) * 2013-08-21 2015-03-02 デウ シップビルディング アンド マリン エンジニアリング カンパニー リミテッド 電線布設用移送装置
CN106936100A (zh) * 2017-03-29 2017-07-07 成都协恒科技有限公司 具有防磨损功能的电缆桥架
CN106936100B (zh) * 2017-03-29 2019-01-25 成都协恒科技有限公司 具有防磨损功能的电缆桥架
CN108963898A (zh) * 2018-07-02 2018-12-07 镇江玄润电气设备有限公司 一种线缆的安装桥架
CN109004598B (zh) * 2018-09-07 2020-01-07 镇江宝源电仪设备有限公司 一种便于调整安装高度的电缆桥架

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10271635A (ja) ケーブルトレイ
JPS5952608B2 (ja) 電線の長区間延線工法
JP5427657B2 (ja) 緊張材の緊張力解放装置及び緊張力解放方法
JP3228325B2 (ja) ケーブル多条引き延線工法およびケーブル延線機
JP3238351B2 (ja) ロープドラム
JP4276731B2 (ja) ケーブルの配線方法と配線装置
US3531811A (en) Method for erecting parallel-wire bridge strand
JP2005231801A (ja) エレベータの釣り合いおもり
JP2000102126A (ja) ケ―ブル多条引き延線工法およびケ―ブル延線機
JP2006288167A (ja) ケーブル架線用補助装置及びケーブル保持装置並びにケーブル架線方法
KR950014477A (ko) 와이어로프 제조장치
JPS593380B2 (ja) 線条体の巻取・輸送・繰出方法
KR100386311B1 (ko) 케이블 트레이
JP2000214362A (ja) 架空線への光ケ―ブル巻付け布設工法
JPH0130805Y2 (ja)
JPH0556537A (ja) ケーブルラツク
JP3833991B2 (ja) 光ケーブルのボビン巻取方法
JP2906398B2 (ja) 線条体の布設方法及びラック体
JPH0625476Y2 (ja) 8の字巻ケーブルドラム
JPS58353Y2 (ja) 2導体用2連耐張装置
JPH09172711A (ja) ケーブル布設方法
JPS61203811A (ja) ケ−ブル敷設装置
JP2673133B2 (ja) 大束径6導体3連耐張碍子装置
JPH04295216A (ja) ループ牽引式延線装置
US1035703A (en) Scaffold-supporting mechanism.