JPH10271303A - 通信中断方法及び通信端末装置 - Google Patents

通信中断方法及び通信端末装置

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JPH10271303A
JPH10271303A JP9072423A JP7242397A JPH10271303A JP H10271303 A JPH10271303 A JP H10271303A JP 9072423 A JP9072423 A JP 9072423A JP 7242397 A JP7242397 A JP 7242397A JP H10271303 A JPH10271303 A JP H10271303A
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JP
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communication
signal
carrier
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JP9072423A
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English (en)
Inventor
Kosuke Sakaki
浩亮 榊
Yoshiaki Tezuka
芳明 手塚
Nobuyuki Kudo
信行 工藤
Hirotaka Kawabata
広隆 川畑
Masahiro Mochizuki
昌宏 望月
Takashi Sakayama
隆志 坂山
Yoshihiro Maei
佳博 前井
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 全二重通信中に相手機との通信が継続不能と
なった場合に、速やかに通信を中断して回線を解放す
る。 【解決手段】 全二重通信中にキャリアオフを検知した
ら(ステップ302で肯定されたら)、制限時間Toff
の信号検知タイマToff をスタートする(ステップ30
4)。その後、信号検知タイマToff がタイムアウトす
る前にキャリアが検知されれば(ステップ306で肯定
されたら)、主ルーチンへリターンする。一方、キャリ
アが検知されないまま、信号検知タイマToff がタイム
アウトすると(ステップ308で肯定されると)、相手
機との通信は継続不能であると判断して(ステップ31
0)、主ルーチンへリターンする。上記サブルーチンで
継続不能と判断した場合は、直ちに相手機との通信を中
断し回線を解放する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信中断方法及び
通信端末装置に係り、より詳しくは、ITU−T勧告
V.8及びV.34に準じた通信手順に基づく全二重通
信における通信中断方法、及びITU−T勧告V.8及
びV.34に準じた通信手順に基づいて全二重通信を行
う機能を有する通信端末装置に関する。
【0002】なお、ITU−Tとは、International Te
lecommunications Union−Telecommunications Standar
dization Sector 、即ち国際電気通信連合の電気通信標
準化部門を意味する。
【0003】また、当明細書での全二重通信とは、発呼
した側の通信端末装置(発呼局)と着呼した側の通信端
末装置(応答局)の両方が同時に信号を送出している通
信形態を意味する。
【0004】また、当明細書では、以下の表1に記載し
た各種信号については、対応する略語にて表記する。
【0005】
【表1】
【0006】さらに、上記信号のうちITU−T勧告
V.8に定義された信号について説明する。
【0007】変形応答トーン(ANSam信号)は、振
幅変調を施した2100ヘルツの余弦信号である。より
詳しくは、2100±1ヘルツの余弦波形信号が450
±25ミリ秒間隔で位相が反転され、さらに15±0.
1ヘルツの余弦波形で振幅変調されたものである。変調
された波形の包絡線の振幅は、その長時間平均振幅が
(0.8±0.01)から(1.2±0.01)の範囲
でなければならない。
【0008】起呼メニュー信号(CM信号)は、発呼し
た側の通信端末装置(発呼局)から送信される信号で、
主に発呼局で利用可能な変調方式を表示するために使用
される。このCM信号は、勧告V.21で定義された低
域チャネルV.21(L)により変調された300bp
sの反復ビット列で構成される。より詳しく説明する
と、1つのCM信号は、10個の「1」とそれに続く1
0ビットの同期符号とで始まり、CM信号の中の最初の
情報カテゴリでは、要望されている起呼機能が所定の起
呼機能カテゴリに準拠して表示される。更に、CM信号
は、発呼局で使用可能な変調モードを示す1つ又はそれ
以上のオクテットを含んでいなければならない。
【0009】共通メニュー信号(JM信号)は、着呼し
た側の通信端末装置(応答局)から送信される信号で、
主に発呼局及び応答局で共通して利用可能な変調方式を
表示するために使用される。このJM信号は、勧告V.
21で定義された高域チャネルV.21(H)により変
調された300bpsの反復ビット列で構成される。よ
り詳しく説明すると、1つのJM信号は、10個の
「1」とそれに続く10ビットの同期符号とで始まり、
JM信号の中の最初の情報カテゴリでは、受信したCM
信号と同一の起呼機能が表示される。但し、その起呼機
能が応答局で使用不可である場合は、JM信号では異な
った起呼機能を表示しても良い。また、JM信号は、C
M信号で表示された変調モードであると同時に該CM信
号で表示された起呼機能に関連して使用する変調モード
の中で、応答局で使用可能な全ての変調モードを表示す
るオクテットを含んでいなければならない。
【0010】CM終端子(CJ信号)は、JM信号を検
出した確認及びCM信号の終了を示す信号である。この
CJ信号は、300bpsのV.21(L)で変調さ
れ、スタートビット及びストップビットを含んだ連続す
る3つの全て「0」のオクテットで構成される。
【0011】起呼表示信号(CI信号)は、発呼局から
一般通信機能を示すために送信される信号であり、発呼
局から規則的なオン/オフ間隔で送信される。オン期間
は、少なくとも3つ以上のCI信号を含み、かつ持続時
間は2.0秒以下でなくてはならない。オフ期間は、そ
の持続時間が0.4秒以上2.0秒以下でなくてはなら
ない。1つのCI信号は、10個の「1」とそれに続く
10ビットの同期符号と起呼機能オクテットとで構成さ
れる。なお、オン期間の信号は、勧告V.21で定義さ
れた低域チャネルV.21(L)により変調された30
0bpsの反復ビット列で構成される。
【0012】
【従来の技術】従来より、ITU−Tにおいて、V.3
2(9600bpsまでの2線式全二重モデムの規格)
の機能拡張として、14400bpsを超える2880
0bpsまでの2線式全二重モデムの規格がV.34と
して勧告されている。その後、上記V.34をファクシ
ミリ装置の通信手順に応用する規格として、ITU−T
勧告T.30 ANNEXFが定められた。
【0013】ところが、このITU−T勧告T.30 A
NNEXFでは、全二重通信中に相手機のモデムからの信号
キャリアや、相手機が回線を解放したことを示すビジー
トーンを監視するという手法が確立されていなかった。
【0014】このため、全二重通信中では、相手機から
の信号キャリア(モデムの搬送波)が検知されなくなっ
た(即ち、信号キャリアオフになった)場合やビジート
ーンを受信した場合でも、自機が送出した信号に対する
タイマーがタイムアウトするまで、当該信号を繰り返し
送出し続けていた。
【0015】例えば、図11に示すように、T.30フ
ァクシミリハンドシェーク(フェーズB)の手順を実行
中に、発呼側の通信端末装置(以下、発呼局と称する)
が、応答した側の通信端末装置(以下、応答局と称す
る)から送られて来たNSF/CSI(被呼端末識別信
号)/DIS信号を受信中に、何らかの原因で回線を解
放したとすると、応答局は、NSF/CSI/DIS信
号に対する応答を受けるか、該NSF/CSI/DIS
信号送出の最大継続時間(T1時間)が経過するかの何
れかの事象が発生するまで、NSF/CSI/DIS信
号を繰り返し送出し続けていた。即ち、応答局は、通信
ができない状態になっているにもかかわらず、NSF/
CSI/DIS信号の無駄な送出を続けており、回線が
応答局により解放されるまで、かなりの時間がかかって
いた。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
を解消するために成されたものであり、全二重通信中に
相手機との通信が継続不能となった場合に、速やかに通
信を中断することができる通信中断方法及び通信端末装
置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明に係る通信中断方法は、ITU−T勧告
V.8及びV.34に準じた通信手順に基づく全二重通
信を実行中に、相手機との通信が継続不能になったこと
を表す事象が発生したか否かを監視し、相手機との通信
が継続不能になったことを表す事象が発生した場合に、
相手機との通信を中断する、ことを特徴とする。
【0018】また、第2の発明に係る通信中断方法は、
ITU−T勧告V.8及びV.34に準じた通信手順に
基づく全二重通信を実行中に、相手機からの信号キャリ
アが検知されたか否かを監視し、信号キャリアが所定時
間以上検知されない場合に、相手機との通信を中断す
る、ことを特徴とする。
【0019】また、第3の発明に係る通信中断方法は、
ITU−T勧告V.8及びV.34に準じた通信手順に
基づく全二重通信を実行中に、相手機が回線を解放した
ことを示すビジートーンが検知されたか否かを監視し、
ビジートーンが検知された場合に、相手機との通信を中
断する、ことを特徴とする。
【0020】また、第4の発明に係る通信端末装置は、
ITU−T勧告V.8及びV.34に準じた通信手順に
基づく全二重通信を実行中に、相手機との通信が継続不
能になったことを表す事象を検知する事象検知手段と、
前記事象検知手段により、相手機との通信が継続不能に
なったことを表す事象が検知された場合に、相手機との
通信を中断するよう制御する第1の制御手段と、を有す
ることを特徴とする。
【0021】また、第5の発明に係る通信端末装置は、
ITU−T勧告V.8及びV.34に準じた通信手順に
基づく全二重通信を実行中に、相手機からの信号キャリ
アを検知する信号キャリア検知手段と、前記信号キャリ
ア検知手段により、信号キャリアが所定時間以上検知さ
れない場合に、相手機との通信を中断するよう制御する
第2の制御手段と、を有することを特徴とする。
【0022】また、第6の発明に係る通信端末装置は、
ITU−T勧告V.8及びV.34に準じた通信手順に
基づく全二重通信を実行中に、相手機が回線を解放した
ことを示すビジートーンを検知するビジートーン検知手
段と、前記ビジートーン検知手段により、ビジートーン
が検知された場合に、相手機との通信を中断するよう制
御する第3の制御手段と、を有することを特徴とする。
【0023】上記第1の発明に係る通信中断方法では、
ITU−T勧告V.8及びV.34に準じた通信手順に
基づく全二重通信を実行中に、相手機との通信が継続不
能になったことを表す事象が発生したか否かを監視す
る。ここでの相手機との通信が継続不能になったことを
表す事象としては、後述する第2の発明のように相手機
からの信号キャリアが所定時間以上検知されないこと
や、後述する第3の発明のように相手機が回線を解放し
たことを示すビジートーンが検知されたこと等を挙げる
ことができる。
【0024】上記のような相手機との通信が継続不能に
なったことを表す事象が発生した場合に、相手機との通
信を中断する。なお、ここでの通信の中断とは、切断命
令信号(DCN信号)の送受信を行う通信終了処理及び
回線の解放処理を含むものとする。
【0025】このように全二重通信中に相手機との通信
が継続不能となったことを表す事象を検知して、相手機
との通信を中断するので、通信が継続不能になっている
にもかかわらず無駄な処理を続行することを回避し、速
やかな通信の中断を実現することができる。
【0026】上記第1の発明の具体的なケースとして、
以下の第2、第3の発明に係る通信中断方法を挙げるこ
とができる。
【0027】このうち第2の発明に係る通信中断方法で
は、V.8及びV.34に準じた通信手順に基づく全二
重通信を実行中に、相手機からの信号キャリアが検知さ
れたか否かを監視する。正常時には相手機からの信号キ
ャリアは検知されるが、信号キャリアが所定時間以上検
知されない場合は相手機や回線に異常が発生したとみな
すことができる。そこで、信号キャリアが所定時間以上
検知されない場合、相手機との通信を中断する。
【0028】一方の第3の発明に係る通信中断方法で
は、V.8及びV.34に準じた通信手順に基づく全二
重通信を実行中に、ビジートーンが検知されたか否かを
監視する。このビジートーンは、通信中に相手機が回線
を解放した場合に交換機から送られてくる信号であり、
例えば、日本電信電話株式会社の方式では、400ヘル
ツで500ミリ秒のオンと500ミリ秒のオフとを繰り
返す断続音のことである。このようなビジートーンが検
知された場合は、相手機が回線を解放したとみなすこと
ができる。よって、ビジートーンが検知されると、相手
機との通信を中断する。
【0029】上記のように相手機や回線に異常が発生し
信号キャリアが所定時間以上検知されない場合や、ビジ
ートーンが検知された場合には、無駄な処理の続行を回
避し、速やかな通信の中断を実現することができる。
【0030】ところで、前述した第1の発明に係る通信
中断方法を実行するための通信端末装置として、次に述
べる第4の発明に係る通信端末装置を挙げることができ
る。
【0031】即ち、第4の発明に係る通信端末装置で
は、V.8及びV.34に準じた通信手順に基づく全二
重通信を実行中に、事象検知手段によって、相手機との
通信が継続不能になったことを表す事象を検知すると、
第1の制御手段は、相手機との通信を中断するよう制御
する。
【0032】同様に、第5の発明に係る通信端末装置で
は、V.8及びV.34に準じた通信手順に基づく全二
重通信を実行中に、信号キャリア検知手段によって、相
手機からの信号キャリアを検知する。正常時には信号キ
ャリアは検知されるが、信号キャリアが所定時間以上検
知されない場合は、相手機や回線に異常が発生したとみ
なせるので、第2の制御手段は相手機との通信を中断す
るよう制御する。このようにして第2の発明に係る通信
中断方法を実行することができる。
【0033】また、第6の発明に係る通信端末装置で
は、V.8及びV.34に準じた通信手順に基づく全二
重通信を実行中に、ビジートーン検知手段によってビジ
ートーンを検知すると、第3の制御手段は、相手機との
通信を中断するよう制御する。このようにして第3の発
明に係る通信中断方法を実行することができる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
形態を詳細に説明する。
【0035】[ファクシミリ装置の全体構成]図1に
は、本発明に係る通信端末装置の一例として、ファクシ
ミリ装置10の全体構成図を示す。このファクシミリ装
置10は、ファクシミリ装置10全体の制御処理を行う
CPU12、制御プログラム実行時に使用するワークエ
リアとしてのRAM14、ファクシミリ装置10を操作
するための表示及び操作スイッチが設けられた操作表示
装置16、送信原稿を読取る読取装置18、受信画情報
等を印刷して出力する印字装置20、符号化・復号化・
拡大・縮小等の画像処理を行う画像処理装置22、送信
する画情報または受信した画情報を格納する画像蓄積装
置24、ファクシミリ装置10全体を制御するプログラ
ムを記憶したROMで構成されたシステム制御プログラ
ム記憶部28、デジタル網(例えば、ISDN網)に適
した通信(例えば、G4)を制御するためのプログラム
を記憶したROMから構成されたデジタル通信制御プロ
グラム記憶部30、アナログ網(例えば、G3)に適し
た通信を制御するためのプログラムを記憶したROMか
ら構成されたアナログ通信制御プログラム記憶部32、
ファクシミリ装置10をデジタル網へ接続するためのデ
ジタル網制御装置38、ファクシミリ装置10をアナロ
グ網へ接続するためのアナログ網制御装置40、及び切
換えによって複数の外部回線インターフェースと複数の
内部通信回路とを接続するための回線切換え制御装置3
6を備えており、これらはシステムバス26により相互
に接続されている。
【0036】また、デジタル通信制御プログラム記憶部
30は直接回線切換え制御装置36と相互に接続されて
おり、アナログ通信制御プログラム記憶部32は、低速
モードと高速モードとを備えたモデム(変復調装置)3
4を介して回線切換え制御装置36と相互に接続されて
いる。また、回線切換え制御装置36は、デジタル網制
御装置38及びアナログ網制御装置40の各々とも相互
に接続されている。更に、アナログ通信制御プログラム
記憶部32とアナログ網制御装置40とは相互に接続さ
れている。
【0037】本実施形態のファクシミリ装置10は、デ
ジタル網にもアナログ網にも接続可能であるが、このフ
ァクシミリ装置10をアナログ網にのみ接続する場合に
はデジタル通信制御プログラム記憶部30及びデジタル
網制御装置38を省略することができ、デジタル網にの
み接続する場合にはアナログ通信制御プログラム記憶部
32、モデム34及びアナログ網制御装置40を省略す
ることができる。
【0038】[ITU−T勧告T.30 ANNEXFの基本
的な通信手順の概要]次に、ITU−T勧告T.30 A
NNEXFの基本的な通信手順の概要を説明する。図2に
は、T.30 ANNEXFの基本的な通信手順が示されてお
り、中心線の左側には発呼局から応答局へ送出される信
号が、中心線の右側には応答局から発呼局へ送出される
信号が、それぞれ時系列に沿って上から順に示されてい
る。
【0039】この図2には、通信開始時の手順、画情報
の伝送時の手順、及び通信終了時の手順が網羅されてい
る。このうち通信開始時の手順は、相手側端末の機能等
を認識するためのネットワークインタラクション(フェ
ーズ1)、発呼局と応答局との間に設定された通信回線
の状態を把握するためのラインプロービング(フェーズ
2)、モデムに内蔵された等化器のトレーニングを行う
プライマリーチャネル等化器トレーニング(フェーズ
3)、モデムの性能情報等を交換しデータ信号速度の設
定等を行うモデムパラメータ交換(フェーズ4)、画情
報の伝送に先立ち制御チャネルデータの交換等を行う
T.30ファクシミリハンドシェーク(フェーズ5)、
画情報の伝送に先立ちプライマリーチャネルを再度同期
させるプライマリーチャネルの再同期(フェーズ6)の
各フェーズにより構成される。
【0040】なお、このうちネットワークインタラクシ
ョンでは、V.8に準じた動作が行われ、次のラインプ
ロービング以降ではV.34に準じた動作が行われる。
【0041】ここで、図3、図4を用いて、ネットワー
クインタラクション(フェーズ1)の基本的な通信手順
を詳細に説明する。
【0042】発呼局は、ダイヤルした(図3のステップ
102)後、応答局からの信号を待つ(ステップ10
4)。ここで受信した信号がANSam信号である場合
(ステップ106で肯定された場合)、予め規定された
Te秒間(0.5秒以上)の無音期間(ステップ10
8)に続いて、発呼局の通信能力情報(例えば、V.3
4手順の実行能力を有するか否か等)を含むCM信号を
応答局へ送出する(ステップ110)。このCM信号
は、予め規定されたT1時間を上限として、後述するC
J信号の送出時まで複数回送出される。
【0043】このCM信号の送出開始後、発呼局は応答
局からANSam信号に続いてJM信号を受信する。こ
のJM信号は、上記CM信号で表された通信能力のうち
応答局でも実行可能な通信能力の情報を含んでおり、応
答局から複数回送出されてくる。発呼局は、このJM信
号を受信することで、発呼局と応答局とで共通の通信能
力を認識することができる。
【0044】発呼局は、同一のJM信号を2回以上受信
すると(ステップ112で肯定されると)、CM信号の
終了を示すCJ信号を応答局へ送出する(ステップ11
4)。ここで、発呼局では、CJ信号を3オクテット送
出した(ステップ116で肯定された)後、75±5ミ
リ秒の無音期間(ステップ118)に続いて、V.34
手順の実行フェーズ(ラインプロービング(フェーズ
2)以降のフェーズ)に移行する(ステップ120)。
【0045】なお、ステップ104で受信された信号が
ANSam信号以外の信号(例えば、CED信号やプリ
アンブル)である場合(即ち、ステップ106で否定さ
れた場合)は、その後送出されてくる低速(例えば30
0bps)のNSF/DIS信号を受信して解析する
(ステップ122)。ここで、DIS信号におけるV.
8能力有無を示す所定のビットに基づいて、応答局が
V.8能力を有しているか否かを判定する(ステップ1
24)。
【0046】ここで、応答局がV.8能力を有していな
い場合はT.30バイナリ手順へ移行する(ステップ1
30)。一方、応答局がV.8能力を有している場合は
応答局へCI信号を送出した(ステップ126)後、再
びANSam信号の受信待ちを行う(ステップ12
8)。そして、ANSam信号を受信すると、ステップ
108へ進み、以後上記と同様の手順を実行する。
【0047】一方の応答局は、着呼した(図4のステッ
プ202)後、最低200ミリ秒の無音期間(ステップ
204)に続いて、ANSam信号を発呼局へ送出する
(ステップ206)。但し、この時点では図5に示す
T.30バイナリ手順に従ってCED信号、プリアンブ
ル、低速(例えば300bps)のNSF/DIS信号
を発呼局へ送出するケースもある。
【0048】その後、発呼局からのCM信号又はCI信
号の受信待ちを行う(ステップ208、220)。そし
て、応答局は、同一のCM信号を2回以上受信すると
(ステップ210で肯定されると)、応答局へJM信号
を送出する(ステップ212)。このJM信号は、予め
規定されたT1時間を上限として、後述するCJ信号を
3オクテット受信するまで複数回送出される。
【0049】このJM信号の送出開始後、応答局は発呼
局からCM信号に続いてCJ信号の受信待ちに入る(ス
テップ214)。ここでCJ信号を3オクテット受信す
ると(ステップ214で肯定されると)、応答局は75
±5ミリ秒の無音期間(ステップ216)に続いて、
V.34手順の実行フェーズ(ラインプロービング(フ
ェーズ2)以降のフェーズ)に移行する(ステップ21
8)。
【0050】なお、ステップ208、220において、
所定時間(例えば、許容ANSam信号送出時間Tr秒
(具体的には5±1秒))内にCM信号もCI信号も受
信できなかった場合(即ち、ステップ224で肯定され
た場合)は、T.30バイナリ手順へ移行する(ステッ
プ226)。
【0051】但し、CI信号を受信した場合はANSa
m信号を再度送出し(ステップ222)、ステップ20
8のCM信号の受信待ちに戻る。
【0052】[ネットワークインタラクションフェーズ
における通信中断制御処理]次に、本発明に係る全二重
通信時の通信中断方法の1つの実施形態として、ネット
ワークインタラクションフェーズにおける通信中断制御
処理を、図6〜図9を用いて説明する。なお、図2より
明らかなように、ネットワークインタラクションフェー
ズでは、発呼局からのCM信号、CJ信号の送出と応答
局からのANSam信号、JM信号の送出とが同時並行
で行われる、即ち全二重通信が行われる時期がある。
【0053】まず、図6に示す発呼局側の制御ルーチン
を説明する。この図6の制御ルーチンは前述した図3の
制御ルーチンに本発明を適用したものであり、以下では
当該適用部分を中心に説明する。
【0054】発呼局では、図6のステップ152でCN
G信号を応答局へ送出した後、ステップ154で応答局
からの信号を受信待ちする。そして、応答局から信号を
受信し、それがANSam信号であれば(ステップ15
6で肯定判定されれば)、制限時間Te秒のタイマ(以
下、Teタイマと称する)をスタートして(ステップ1
58)、ステップ160のキャリアオフ監視処理のサブ
ルーチンを実行する。
【0055】このキャリアオフ監視処理では、図8に示
すステップ302でキャリアオフを検知したか否かを判
定する。ここで、キャリアオフを検知していない場合は
主ルーチンへすぐにリターンする。一方、キャリアオフ
を検知した場合はステップ304で所定のキャリア検知
制限時間Toff のタイマ(以下、信号検知タイマToff
と称する)をスタートした後、次のステップ306では
キャリアを検知したか否かを判定する。
【0056】ここで、キャリアが検知されない(キャリ
アオフのままである)場合は、ステップ308で信号検
知タイマToff がタイムアウトするまで、ステップ30
6のキャリア検知を繰り返す。信号検知タイマToff が
タイムアウトする前にステップ306でキャリアが検知
されれば、主ルーチンへリターンする。一方、ステップ
306でキャリアが検知されないまま、信号検知タイマ
Toff がタイムアウトした場合はステップ310で相手
機との通信は継続不能であると判断して、主ルーチンへ
リターンする。
【0057】上記のキャリアオフ監視処理のサブルーチ
ンからリターンすると、図6のステップ162でキャリ
アオフ監視処理の結果、相手機との通信は継続不能であ
るか否かを判定する。キャリアオフ監視処理において図
8のステップ310で継続不能と判断した場合は、ステ
ップ162で肯定判定され、ステップ182へ進み、所
定の通信中断処理(相手機との通信の中断及び回線の解
放)を行う。
【0058】一方、ステップ162でキャリアオフ監視
処理の結果、相手機との通信が継続不能でない場合は、
次のステップ164でTeタイマがタイムアウトするま
で、ステップ160、162を繰り返す。但し、ステッ
プ162で相手機との通信が継続不能であると判定され
た場合は、ステップ160、162の繰り返しから抜け
て前述したステップ182へ進み、直ちに相手機との通
信を中断し回線を解放する。
【0059】そして、Teタイマがタイムアウトするま
で(即ち、Te秒間)キャリアオフ監視処理を繰り返し
ても、通信継続不能と判定されなかった場合はステップ
164で肯定判定されてステップ166へ進み、CM信
号を応答局へ送出する。
【0060】その後、該CM信号に対する応答としての
JM信号の受信待ちを行う。ここでは、JM信号を2回
受信するまで、ステップ168のキャリアオフ監視処理
(上記と同様の図8のサブルーチン)、ステップ170
の継続不能判定を繰り返す。但し、ステップ170で相
手機との通信が継続不能であると判定された場合は、ス
テップ168、170の繰り返しから抜けて前述したス
テップ182へ進み、直ちに相手機との通信を中断し回
線を解放する。
【0061】そして、ステップ170で通信継続不能と
判定されることなくJM信号を2回受信した場合はステ
ップ172で肯定判定されてステップ174へ進み、C
J信号を応答局へ送出する。その後は、前述した図3の
制御ルーチンと同様に、CJ信号を3オクテット送出し
たら(ステップ176で肯定されたら)、75±5ミリ
秒の無音期間(ステップ178)を経た後、V.34手
順へ移行する(ステップ180)。
【0062】次に、図7に示す応答局側の制御ルーチン
を説明する。この図7の制御ルーチンは前述した図4の
制御ルーチンに本発明を適用したものであり、以下では
当該適用部分を中心に説明する。
【0063】応答局では、着呼し(図7のステップ25
2)、最低200ミリ秒の無音期間(ステップ254)
を経た後、ANSam信号の送出を行う(ステップ25
6)。その後、該ANSam信号に対する応答としての
CM信号の受信待ちを行う。ここでは、CM信号を2回
受信するまで、ステップ260のキャリアオフ監視処理
(上記と同様の図8のサブルーチン)、ステップ262
の継続不能判定を繰り返す。但し、ステップ262で相
手機との通信が継続不能であると判定された場合は、ス
テップ260、262の繰り返しから抜けてステップ2
84へ進み、所定の通信中断処理(相手機との通信の中
断及び回線の解放)を行う。
【0064】そして、ステップ262で通信継続不能と
判定されることなくCM信号を2回受信した場合はステ
ップ264で肯定判定されてステップ266へ進み、J
M信号を発呼局へ送出する。
【0065】その後、CM信号の終わりを示すCJ信号
の受信待ちを行う。ここでは、CJ信号を受信するま
で、ステップ268のキャリアオフ監視処理(上記と同
様の図8のサブルーチン)、ステップ270の継続不能
判定を繰り返す。但し、ステップ270で相手機との通
信が継続不能であると判定された場合は、ステップ26
8、270の繰り返しから抜けて、前述したステップ2
84へ進み、直ちに相手機との通信を中断し回線を解放
する。
【0066】そして、ステップ270で通信継続不能と
判定されることなくCJ信号を受信した場合はステップ
272で肯定判定され、次に、CJ信号を3オクテット
受信完了するまで、ステップ274のキャリアオフ監視
処理(上記と同様の図8のサブルーチン)、ステップ2
76の継続不能判定を繰り返す。但し、ステップ276
で相手機との通信が継続不能であると判定された場合
は、ステップ274、276の繰り返しから抜けて、前
述したステップ284へ進み、直ちに相手機との通信を
中断し回線を解放する。
【0067】一方、ステップ276で通信継続不能と判
定されることなくCJ信号を3オクテット受信完了した
場合は、ステップ278で肯定判定され、前述した図4
の制御ルーチンと同様に75±5ミリ秒の無音期間(ス
テップ280)を経た後、V.34手順へ移行する(ス
テップ282)。
【0068】以上の説明から明らかなように、全二重通
信中に発呼局、応答局の各々でキャリアオフ状態が所定
のキャリア検知制限時間Toff 以上継続した場合は、通
信継続不能と判断し、直ちに通信を中断して回線を解放
する。これにより、通信が継続不能になっているにもか
かわらず無駄な処理を続行することを回避し、速やかな
通信の中断と回線の解放を実現することができる。
【0069】ところで、上記の実施形態におけるキャリ
アオフ監視処理では、キャリアオフのみを監視していた
が、交換機からのビジートーンを検出することで通信継
続不能か否かを判断しても良い。
【0070】具体的には、キャリアオフ監視処理として
図9のサブルーチンを採用すれば良い。この図9のキャ
リアオフ監視処理では、ステップ302でキャリアオフ
を検知したら、ステップ305へ進み、ビジートーンが
検出されたか否かの監視を行う。ここで、ビジートーン
が検出された場合はステップ310で通信継続不能と判
断して、発呼局であれば図6の主ルーチンへ、応答局で
あれば図7の主ルーチンへ、それぞれリターンする。
【0071】発呼局の場合、図9のキャリアオフ監視処
理でビジートーンが検出されれば、図6のステップ16
2、170の何れかで通信継続不能と判定され、ステッ
プ182にて直ちに通信を中断して回線を解放する。
【0072】一方、応答局の場合、図9のキャリアオフ
監視処理でビジートーンが検出されれば、図7のステッ
プ262、270、276の何れかで通信継続不能と判
定され、ステップ284にて直ちに通信を中断して回線
を解放する。
【0073】このように全二重通信時に交換機からのビ
ジートーンを検出したことで通信継続不能と判定し、直
ちに通信を中断して回線を解放しても良く、この場合も
上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0074】[ラインプロービングフェーズ以降におけ
る通信中断制御処理の例]次に、発呼局と応答局の各々
におけるラインプロービングフェーズ以降での通信中断
制御処理の例を説明する。
【0075】例えば、ラインプロービングフェーズの冒
頭部において、発呼局では、図6のステップ178で7
5±5ミリ秒の無音期間を経た後、V.34手順へ移行
する(ステップ180)。このステップ180では、図
2のラインプロービングフェーズへと移行し、後述する
INFO0c信号を送出開始する。
【0076】これと並行して、CJ信号の送出終了後、
応答局からのキャリアがオフになったか否かを監視し、
キャリアオフになった場合、制限時間Toff を80ミリ
秒にセットして、応答局からのINFO0a信号の受信待
ちを行う。ここで、INFO0a信号の受信待ちがタイム
アウトしたら、直ちにINFO0c信号の送出を停止して
回線を解放する。このようにしてラインプロービングフ
ェーズの冒頭部でのキャリアオフ発生時の速やかな通信
中断と回線解放を実現することができる。
【0077】一方の応答局では、図7のステップ280
で75±5ミリ秒の無音期間を経た後、V.34手順へ
移行する(ステップ282)。このステップ282で
は、図2のラインプロービングフェーズへと移行し、I
NFO0a信号を送出開始する。
【0078】これと並行して、発呼局からのキャリアが
オフになったか否かを監視し、キャリアオフになった場
合、制限時間Toff を80ミリ秒にセットして、発呼局
からのINFO0c信号の受信待ちを行う。ここで、IN
FO0c信号の受信待ちがタイムアウトしたら、直ちにI
NFO0a信号の送出を停止して回線を解放する。これに
より、ラインプロービングフェーズの冒頭部でのキャリ
アオフ発生時の速やかな通信中断と回線解放を実現する
ことができる。
【0079】その他、ラインプロービングフェーズにお
いて、V.34に規定した全二重動作モードの場合、発
呼局は、応答局からINFO0a信号、トーンA信号、ト
ーンA位相反転信号、トーンA信号、L1信号、L2信
号、トーンA信号、トーンA位相反転信号を連続して受
信するので、正常動作時にはこの間キャリアオフとなら
ない。ここで、発呼局において、前述した図8又は図9
のキャリアオフ監視処理を実行することにより、本来キ
ャリアオフとならないラインプロービングフェーズでの
通信継続不能を検知し、速やかな通信中断と回線解放を
実現することができる。
【0080】同様に、ラインプロービングフェーズにお
いて、V.34に規定した半二重動作モードの場合、応
答局は、発呼局からINFO0c信号、トーンB信号、ト
ーンB位相反転信号、L1信号、L2信号、トーンB信
号を連続して受信するので、正常動作時にはこの間キャ
リアオフとならない。ここで、応答局において、前述し
た図8又は図9のキャリアオフ監視処理を実行すること
により、本来キャリアオフとならないラインプロービン
グフェーズでの通信継続不能を検知し、速やかな通信中
断と回線解放を実現することができる。
【0081】また、図2より明らかなように、その後の
モデムパラメータ交換(フェーズ4)やT.30ファク
シミリハンドシェーク(フェーズ5)では、全二重通信
となるので、発呼局又は応答局の何れか一方或いは双方
において、前述した図8又は図9のキャリアオフ監視処
理を実行することにより、全二重通信時の通信継続不能
を検知し、速やかな通信中断と回線解放を実現すること
ができる。
【0082】なお、T.30ファクシミリハンドシェー
クのコマンドを送出中にキャリアオフを検知した場合
は、直ちに通信を中断せずに、コマンドの切れ目で通信
を中断しても良い。例えば、図10に示すように、T.
30ファクシミリハンドシェークのフェーズで応答局は
発呼局からのキャリアオフを検知しても、当該時点で送
出中のNSF/DISを送出し終わってから(矢印A部
にて)、通信を中断し回線を解放しても良い。
【0083】ここで、前述したINFO0a信号やトーン
A信号等のラインプロービングフェーズで送受信される
信号を概説する。
【0084】INFO0a信号とINFO0c信号とはIN
FOシーケンスと称され、モデム能力、回線プロービン
グ結果、データモード変調パラメータを交換するのに用
いられる。なお、「a 」は応答局側モデムから送出され
るINFOシーケンスを、「c 」は発呼局側モデムから
送出されるINFOシーケンスを意味する。
【0085】トーンA信号は応答局側モデムから送出さ
れる2400ヘルツのトーンであり、トーンB信号は発
呼局側モデムから送出される1200ヘルツのトーンで
ある。また、L1信号、L2信号は、チャネル特性を解
析するために使用される信号であり、ラインプロービン
グ信号と称される。
【0086】なお、上記実施形態では、本発明に係る通
信端末装置としてファクシミリ装置を例示したが、通信
端末装置としてはファクシミリ装置に限定されるもので
はなく、V.8及びV.34に準じた通信手順に基づく
全二重通信を実行可能な装置全般に適用することができ
る。
【0087】
【発明の効果】本発明によれば、全二重通信中に相手機
との通信が継続不能となったことを表す事象を検知し
て、相手機との通信を中断するので、通信が継続不能に
なっているにもかかわらず無駄な処理を続行することを
回避し、速やかな通信の中断を実現することができる、
という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の実施形態におけるファクシミリ装置の全
体構成図である。
【図2】ITU−T勧告T.30 ANNEXFに基づく通信
手順の概要を示す図である。
【図3】ネットワークインタラクションのフェーズにお
ける発呼局側の通信制御処理ルーチンを示す流れ図であ
る。
【図4】ネットワークインタラクションのフェーズにお
ける応答局側の通信制御処理ルーチンを示す流れ図であ
る。
【図5】ITU−T勧告T.30バイナリ手順の概要を
示す図である。
【図6】発明の実施形態における発呼局側の通信制御処
理ルーチンを示す流れ図である。
【図7】発明の実施形態における応答局側の通信制御処
理ルーチンを示す流れ図である。
【図8】発明の実施形態におけるキャリアオフ監視処理
のサブルーチンを示す流れ図である。
【図9】ビジートーンの検出を行うキャリアオフ監視処
理のサブルーチンを示す流れ図である。
【図10】T.30ハンドシェークのフェーズでキャリ
アオフが発生した場合の通信動作を示す図である。
【図11】発呼局が応答局からのNSF/CSI/DI
Sを受信中に回線を解放した場合の通信動作を示す図で
ある。
【符号の説明】
10 ファクシミリ装置(通信端末装置) 12 CPU 28 システム制御プログラム記憶部 32 アナログ通信制御プログラム記憶部 34 モデム 40 アナログ網制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川畑 広隆 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士ゼ ロックス株式会社岩槻事業所内 (72)発明者 望月 昌宏 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士ゼ ロックス株式会社岩槻事業所内 (72)発明者 坂山 隆志 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士ゼ ロックス株式会社岩槻事業所内 (72)発明者 前井 佳博 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士ゼ ロックス株式会社岩槻事業所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ITU−T勧告V.8及びV.34に準
    じた通信手順に基づく全二重通信を実行中に、相手機と
    の通信が継続不能になったことを表す事象が発生したか
    否かを監視し、 相手機との通信が継続不能になったことを表す事象が発
    生した場合に、相手機との通信を中断する、 ことを特徴とする通信中断方法。
  2. 【請求項2】 ITU−T勧告V.8及びV.34に準
    じた通信手順に基づく全二重通信を実行中に、相手機か
    らの信号キャリアが検知されたか否かを監視し、 信号キャリアが所定時間以上検知されない場合に、相手
    機との通信を中断する、 ことを特徴とする通信中断方法。
  3. 【請求項3】 ITU−T勧告V.8及びV.34に準
    じた通信手順に基づく全二重通信を実行中に、相手機が
    回線を解放したことを示すビジートーンが検知されたか
    否かを監視し、 ビジートーンが検知された場合に、相手機との通信を中
    断する、 ことを特徴とする通信中断方法。
  4. 【請求項4】 ITU−T勧告V.8及びV.34に準
    じた通信手順に基づく全二重通信を実行中に、相手機と
    の通信が継続不能になったことを表す事象を検知する事
    象検知手段と、 前記事象検知手段により、相手機との通信が継続不能に
    なったことを表す事象が検知された場合に、相手機との
    通信を中断するよう制御する第1の制御手段と、 を有する通信端末装置。
  5. 【請求項5】 ITU−T勧告V.8及びV.34に準
    じた通信手順に基づく全二重通信を実行中に、相手機か
    らの信号キャリアを検知する信号キャリア検知手段と、 前記信号キャリア検知手段により、信号キャリアが所定
    時間以上検知されない場合に、相手機との通信を中断す
    るよう制御する第2の制御手段と、 を有する通信端末装置。
  6. 【請求項6】 ITU−T勧告V.8及びV.34に準
    じた通信手順に基づく全二重通信を実行中に、相手機が
    回線を解放したことを示すビジートーンを検知するビジ
    ートーン検知手段と、 前記ビジートーン検知手段により、ビジートーンが検知
    された場合に、相手機との通信を中断するよう制御する
    第3の制御手段と、 を有する通信端末装置。
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