JPH10269059A - データ処理装置 - Google Patents

データ処理装置

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Publication number
JPH10269059A
JPH10269059A JP9076324A JP7632497A JPH10269059A JP H10269059 A JPH10269059 A JP H10269059A JP 9076324 A JP9076324 A JP 9076324A JP 7632497 A JP7632497 A JP 7632497A JP H10269059 A JPH10269059 A JP H10269059A
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JP
Japan
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data
arithmetic circuit
arithmetic
solution
circuit
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP9076324A
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English (en)
Inventor
Masanori Ihara
正典 伊原
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Publication of JPH10269059A publication Critical patent/JPH10269059A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】多様な処理を行うことが可能であって、データ
を処理するためのアルゴリズムを一旦構築すれば、同じ
処理を高速で繰り返して実行することが可能なデータ処
理装置を提供する。 【解決手段】第1及び第2演算モジュール11,12に
対して振り分けられる各データを定めて、第1及び第2
演算モジュール11,12の演算内容と一連の演算手順
を決める。このデータ処理装置1を起動すると、各デー
タが第1及び第2読み出し回路13,14、内部メモリ
15、固定値指定レジスタ16等から第1及び第2演算
モジュール11,12へと与えられ、第1及び第2演算
モジュール11,12によって演算が行われ、この演算
の解のデータが第1及び第2演算結果出力先選択回路1
8,19を通じて第1及び第2書き込み回路21,2
2、内部メモリ15へと引き渡される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、データを処理す
るためのデータ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知の様に、プロセッサは、プログラム
を読み込み、このプログラムをマイクロコードとして解
釈し、このマイクロコードに基づいて処理を実行する。
例えば、図10のフローチャートに示す様に、マイクロ
コードをメモリから読み出すと(ステップ101)、各
データを外部から取り込んでレジスタaに格納したり
(ステップ102)、次のマイクロコードをメモリから
読み出すと(ステップ103)、各データを外部から取
り込んでレジスタbに格納したり(ステップ104)、
更に次のマイクロコードをメモリから読み出すと(ステ
ップ105)、各レジスタa,b内の各データに対する
演算を行い(ステップ106)、この演算結果を周辺の
装置に与えていた。
【0003】あるいは、一連の演算を実行するアルゴリ
ズムを各論理回路を組み合わせて構築し、このアルゴリ
ズムによって多数のデータを処理すると言う装置があ
り、これによって演算速度を向上させていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のプロセッサの場合、その回路規模が大きくなくて
も、各種のプログラムに応じて多様な処理を行うことが
でき、非常に汎用性が高いものの、単純な処理を繰り返
すときにも、処理の度に、プログラムの解釈やマイクロ
コードの実行等を逐次行わねばならず、このために処理
時間が長くなった。
【0005】また、一連の演算を実行するアルゴリズム
を各論理回路を組み合わせて構築した場合、このアルゴ
リズムを繰り返して行うのには良いが、多様な処理に対
する装置の汎用性が全くない。
【0006】そこで、この発明は、この様な従来の課題
を解決するものであって、多様な処理を行うことが可能
であって、データを処理するためのアルゴリズムを一旦
構築すれば、同じ処理を高速で繰り返して実行すること
が可能なデータ処理装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明のデータ処理装置は、複数のデータを各変
数に対応する各入力ポートに入力し、これらの変数を該
各データに置き換えつつ、これらの変数に基づく演算を
行って、少なくとも1つの解を導出し、この解であるデ
ータを出力ポートから出力する複数の演算回路と、これ
らの演算回路毎に設けられ、複数のデータを入力して、
演算回路の各入力ポートに対する該各データの振り分け
を行う分配手段とを備え、各演算回路から出力された解
である各データを該各演算回路の分配手段に与えてい
る。
【0008】この様な構成によれば、各演算回路の分配
手段は、各データを入力して、これらのデータを演算回
路の各入力ポートに振り分ける。各演算回路は、各デー
タを各変数に対応する各入力ポートに入力すると、これ
らの変数を該各データに置き換えて演算を行い、その解
であるデータを出力ポートから出力する。
【0009】ここで、演算回路の各入力ポートへの各デ
ータの振り分け方に応じて、演算回路の演算内容が定ま
る。また、各演算回路の解である各データを該各演算回
路の分配手段のいずれに与えるかにより、各演算回路に
よる一連の演算手順が定まる。こうして各演算回路の演
算内容と各演算回路による一連の演算手順を適宜に定め
れば、これによって所望のアルゴリズムを設定すること
ができる。また、アルゴリズムが一旦設定されれば、各
演算回路の分配手段に、各データを与える度に、このア
ルゴリズムが直ちに実行される。
【0010】請求項2に記載の様に、各演算回路の分配
手段によって行われる演算回路の各入力ポートに対する
各データの振り分けの状態を登録する登録手段を更に備
えても良い。この場合、登録手段の登録内容に基づい
て、各演算回路の分配手段に対して、演算回路の各入力
ポートに対する各データの振り分けの状態を設定するこ
とができる。
【0011】請求項3に記載の様に、データを記憶する
記憶手段を更に備え、この記憶手段内のデータを各演算
回路の分配手段に与えても構わない。つまり、各演算回
路の分配手段に与えられるデータを記憶手段に一旦記憶
しておく。
【0012】請求項4に記載の様に、各演算回路毎に設
けられ、演算回路によって導出された解のデータに対す
る条件を付ける条件付け手段を更に備えても良い。更
に、請求項5に記載の様に、演算回路によって導出され
た解のデータが条件付け手段の条件を満たさない場合
は、この旨を外部に通知する。例えば、演算回路によっ
て導出された解のデータが予め定められた値よりも大き
ければ、外部のプロセッサーに割り込みを掛ける。
【0013】請求項6に記載の様に、演算回路は、複数
の論理式を有し、これらの論理式のいずれかに基づいて
解を処理しても良い。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を添付
図面を参照して説明する。図1は、この発明のデータ処
理装置の一実施形態を示している。また、図2は、情報
処理システムの概略構成を示しており、この実施形態の
データ処理装置1を該システムにおける可変アルゴリズ
ムDMA(Direct Memory Accsess)2に設けている。
【0015】この情報処理システムでは、可変アルゴリ
ズムDMA2、メインプロセッサ3、及びメインメモリ
4等を備え、これらをシステムバス5を通じて接続して
いる。可変アルゴリズムDMA2は、メインプロセッサ
3や他のプロセッサ等の処理を介在させずに、複数のメ
モリ間でのデータ転送を速やかに行わせるものであり、
ローカルメモリ6を持つ。メインプロセッサ3は、予め
定められた各種のプログラムに従って、各種の処理を行
う。メインメモリ4は、各種のプログラムやデータを記
憶する。
【0016】図1から明らかな様に、データ処理装置1
は、第1及び第2演算モジュール11,12を備えてい
る。第1及び第2演算モジュール11,12は、各変数
に基づく演算を行うものであって、各変数に対応する各
データを入力し、各変数を各データに置き換えて、演算
の解を導出し、この解であるデータを出力する。各デー
タは、第1及び第2演算モジュール11,12、第1及
び第2読み出し回路13,14、内部メモリ15、固定
値指定レジスタ16等から入力される。第1選択設定レ
ジスタ17は、各演算モジュール11,12毎に、各変
数と各データの対応関係を指示する。
【0017】第1及び第2演算モジュール11,12
は、それぞれの解である各データを第1及び第2演算結
果出力先選択回路18,19に出力する。第1及び第2
演算結果出力先選択回路18,19は、それぞれの解で
ある各データを入力すると、これらのデータを内部メモ
リ15、第1及び第2書き込み回路21,22等に出力
する。第2選択設定レジスタ23は、各演算結果出力先
選択回路18,19毎に、各データの出力先を指定す
る。
【0018】また、第1及び第2演算結果出力先選択回
路18,19は、それぞれの解である各データが予め定
められた条件を満たすか否かを判定しており、例えばデ
ータが予め定められた値よりも大きく、このデータが処
理不可能な程に大きければ、条件を満たさないと判定し
て、このデータの代わりに、条件未成立時補正値レジス
タ24からの補正値を内部メモリ15、第1及び第2書
き込み回路21,22等に出力する。
【0019】図3に示す様に、第1及び第2演算モジュ
ール11,12は、第1乃至第7入力データ選択回路3
1〜37、及び演算回路38を備えている。
【0020】第1乃至第7入力データ選択回路31〜3
7は、図4に示す様に第1及び第2演算モジュール1
1,12、第1及び第2読み出し回路13,14、内部
メモリ15、固定値指定レジスタ16等からの各データ
を蓄える各レジスタ41、これらのレジスタ41のいず
れかを選択するデータ選択部43を備えている。データ
選択部43は、第1選択設定レジスタ17から指定され
てたアドレスに応じて、各レジスタ41のいずれかを選
択し、選択したレジスタ41内のデータを演算回路38
に出力する。あるいは、第1選択設定レジスタ17から
のアドレス指定が無ければ、各レジスタ41のいずれも
選択しない。
【0021】演算回路38は、演算に係わる各変数に対
応する第1乃至第7入力ポートP1〜P7を有しており、
第1乃至第7入力データ選択回路31〜37からの各デ
ータを第1乃至第7入力ポートP1〜P7に入力する。演
算回路38は、各変数をそれぞれのデータに置き換えつ
つ、演算を行い、この演算の解を導出して、この解を示
すデータを出力ポートP0から出力する。
【0022】図5に示す様に、演算回路38は、第1乃
至第7入力ポートP1〜P7に対応する各レジスタ45-1
〜45-7を備えており、各入力ポートP1〜P7に入力し
た各データを各変数として各レジスタ45-1〜45-7に
蓄える。これらの変数は、被乗数b、乗数補正値c、被
乗数補正値d、乗算結果補正値e、乗算結果桁補正値
f、加算値gである。
【0023】また、各レジスタ46には、予め定められ
た各データを蓄えている。これらのデータは、演算の解
を更に処理するためのものであって、論理演算手法h、
論理演算値iである。
【0024】積算部47は、各レジスタ45-1〜45-4
内の各データを与えられ、これらのデータに基づて次式
(1)の演算を行う。 (a+c)×(b+d)=j ……(1) 精度調節部48は、各レジスタ45-6〜45-7内の各デ
ータ、及び積算部47の演算結果jを与えられ、次式
(2)の演算を行う。 ((j+e)<<f)+g=k ……(2) 論理演算部49は、各レジスタ46内の各データ、及び
精度調節部48の演算結果kを与えられ、次の表(1)
の演算を行い、その解を出力する。
【0025】
【表1】
【0026】ただし、hは、各論理演算のいずれかを指
定する指標、iは、予め定められた論理演算値、lは、
演算の解である。
【0027】すなわち、第1及び第2演算モジュール1
1,12は、第1及び第2演算モジュール11,12、
第1及び第2読み出し回路13,14、内部メモリ1
5、固定値指定レジスタ16等からの各データを入力
し、第1選択設定レジスタ17からの指示に応じて、各
データと各変数を対応させ、各変数をそれぞれのデータ
に置き換えつつ、演算を行い、この演算の解を出力す
る。この様に各データと各変数をどの様に対応させるか
によって、第1及び第2演算モジュール11,12の演
算内容と一連の演算手順が決まる。
【0028】図6に示す様に、第1及び第2演算結果出
力先選択回路18,19は、第1及び第2演算モジュー
ル11,12からの各解のデータを蓄えるレジスタ5
1、予め定められた出力条件を蓄えるレジスタ52、及
び条件未成立時補正値レジスタ24からの補正値を蓄え
るレジスタ53、これらのレジスタ51,52,53の
いずれかを選択する出力選択部54、内部メモリ書き込
み部55、及び内部メモリ間接アドレス書き込み部56
を備えている。
【0029】出力選択部54は、演算モジュールからの
解をレジスタ52内の出力条件と比較し、この解が出力
条件を満たせば、この解をデータとして出力する。ま
た、この解が出力条件を満たさなければ、出力選択部5
4は、この解の代わりに、レジスタ53内の補正値をデ
ータとして出力する。
【0030】また、出力選択部54は、第2選択設定レ
ジスタ23からデータの割り当て先として、第1及び第
2書き込み回路21,22、内部メモリ書き込み部55
のいずれかを指定され、ここにデータを与える。第1及
び第2書き込み回路21,22は、データを受け取る
と、このデータを予め指定された送り先に送り出す。ま
た、内部メモリ書き込み部55は、データを受け取る
と、このデータを内部メモリ15に書き込み、内部メモ
リ間接アドレス書き込み部56は、アドレスを内部メモ
リ間接アドレステーブル15aに書き込む。
【0031】図7に示す様に、第1及び第2読み出し回
路13,14は、読み出し先の開始アドレスを蓄えるレ
ジスタ61、データのサイズを蓄えるレジスタ62、デ
ータの読み出し回数を蓄えるレジスタ63、アドレス生
成部64、読み出し部65を備えている。アドレス生成
部64は、各レジスタ61,62内の開始アドレスとデ
ータサイズに基づいて一連のアドレスを順次生成し、こ
の一連のアドレスを読み出し部65に与える。読み出し
部65は、一連のアドレスに対応するメインメモリ4や
ローカルメモリ6、あるいはシステム外部のメモリから
データを読み出し、このデータを第1及び第2演算モジ
ュール11,12に与える。このデータの読み出しは、
レジスタ63内の回数だけ繰り返され、この度にデータ
が第1及び第2演算モジュール11,12に与えられ
る。
【0032】図8に示す様に、第1及び第2書き込み回
路21,22も、第1及び第2読み出し回路13,14
と同様に構成され、書き込み先の開始アドレスを蓄える
レジスタ71、データのサイズを蓄えるレジスタ72、
データの書き込み回数を蓄えるレジスタ73、アドレス
生成部74、書き込み部75を備えている。アドレス生
成部74は、各レジスタ71,72内の開始アドレスと
データサイズに基づいて一連のアドレスを順次生成し、
この一連のアドレスを書き込み部75に与える。書き込
み部75は、第1及び第2演算結果出力先選択回路1
8,19からのデータを一連のアドレスに対応するメイ
ンメモリ4やローカルメモリ6、あるいはシステム外部
のメモリへと送出する。このデータの送出は、レジスタ
73の回数だけ繰り返される。
【0033】この様な構成のデータ処理装置1において
は、図9のフローチャートに従って、処理が行われる。
【0034】まず、第1及び第2演算モジュール11,
12毎に、各入力データ選択回路31〜37から演算回
路38の各レジスタ45-1〜45-7へと振り分けられる
各データ、及び各レジスタ46のデータを定めて、第1
及び第2演算モジュール11,12の演算内容と一連の
演算手順を決める(図9のステップ201)。また、第
1及び第2読み出し回路13,14内の読み出し先の開
始アドレスを決め、内部メモリ15から第1及び第2演
算モジュール11,12に与えられるデータを決め、固
定値指定レジスタ16内の固定値を決め、第1及び第2
書き込み回路21,22内の書き込み先の開始アドレス
を決め、内部メモリ書き込み部55内の内部メモリ15
のアドレスを決める(図9のステップ202)。更に、
第2選択設定レジスタ23内のデータの割り当て先を適
宜に設定することによって、第1及び第2演算結果出力
先選択回路18,19毎に、第1及び第2書き込み回路
21,22、内部メモリ書き込み部55のいずれにデー
タを与えるかを決める(図9のステップ203)。この
様な設定は、システムのメインプロセッサ3から可変ア
ルゴリズムDMA2内のデータ処理装置1をアクセスす
ることによって行われる。
【0035】この後、このデータ処理装置1を起動する
と(図9のステップ204)、各データが第1及び第2
読み出し回路13,14、内部メモリ15、固定値指定
レジスタ16等から第1及び第2演算モジュール11,
12へと与えられ、第1及び第2演算モジュール11,
12によって演算が行われ、この演算の解のデータが第
1及び第2演算結果出力先選択回路18,19を通じて
第1及び第2書き込み回路21,22、内部メモリ15
へと引き渡される(図9のステップ205)。そして、
データ処理装置1は、メインプロセッサ3に対する割り
込みを発生し、処理が終了した旨をメインプロセッサ3
に通知する(図9のステップ206)。
【0036】例えば、次の式(3)の演算を行う場合、
この式(3)を上記各式(1),(2)に基づいて次の
式(4)に変換する。 X=((A2+B)×3.14) ……(3) X=(((A×A)+B)×804)+128)<<(−8) ……(4) ただし、各式(2),(4)における「<<」は、2進演
算における下桁のシフトを示している。例えば、<<(−
8)は、2進法で表される数値の下8桁を削除すること
を示唆し、10進法では数値に1/256を掛けること
に相当する。この場合、99.98パーセントの近似処
理となる。
【0037】この式(4)の演算は、このデータ処理装
置1によって行い得る形式のものであり、この式(4)
の演算を行うためには、第1及び第2演算モジュール1
1,12の各変数a〜iを次の様に設定する。
【0038】第1演算モジュール11について、 a=A(第1読み出し回路13) b=A(第1読み出し回路13) c=0(固定値) d=0(固定値) e=B(第2読み出し回路14) f=0(固定値) g=0(固定値) h=0(固定値) i=0(固定値) 第2演算モジュール12について、 a=k(第1演算モジュール11の演算結果(k=l)) b=804(固定値) c=0(固定値) d=0(固定値) e=128(固定値) f=−8(固定値) g=0(固定値) h=0(固定値) i=0(固定値) この様な各変数の設定に基づいて、第1及び第2演算モ
ジュール11,12による演算が行われ、その解のデー
タが第1及び第2演算結果出力先選択回路18,19に
与えられる。第1演算結果出力先選択回路18に対して
データの割り当て先が指定されていなければ、第1演算
結果出力先選択回路18のデータ出力は無い。また、第
2演算結果出力先選択回路19に対して第1書き込み回
路21が指定されていれば、この解のデータは、第1書
き込み回路21に与えられ、ここから指定の送り先に送
り出される。
【0039】また、例えば、次の各式(5),(6)の
演算を並列で行う場合、これらの式(5),(6)を上
記各式(1),(2)に基づいて次の各式(7),
(8)に変換する。 X=(A×3.14) ……(5) Y=(X×1.414) ……(6) X=(A×804)+128)<<(−8) ……(7) Y=(X×362)+128)<<(−8) ……(8) ただし、各式(7),(8)の場合、99.99パーセ
ントの近似処理となる。
【0040】これらの式(7),(8)の演算を行うた
めに、第1選択設定レジスタ17の内容を適宜に設定す
ることによって、第1及び第2演算モジュール11,1
2の各変数a〜iを次の様に設定する。
【0041】第1演算モジュール11について、 a=A(第1読み出し回路13) b=804(固定値) c=0(固定値) d=0(固定値) e=128(固定値) f=−8(固定値) g=0(固定値) h=0(固定値) i=0(固定値) 第2演算モジュール12について、 a=k(第1演算モジュール11の演算結果(k=l)) b=804(固定値) c=0(固定値) d=0(固定値) e=128(固定値) f=−8(固定値) g=0(固定値) h=0(固定値) i=0(固定値) この様な各変数の設定に基づいて、第1及び第2演算モ
ジュール11,12による演算が行われ、式(7)の解
のデータが第1演算結果出力先選択回路18に与えら
れ、式(8)の解のデータが第2演算結果出力先選択回
路19に与えられる。第1演算結果出力先選択回路18
に対して第1書き込み回路21が指定されていれば、式
(7)の解のデータは、第1書き込み回路21に与えら
れ、ここから指定の送り先に送り出される。同様に、第
2演算結果出力先選択回路19に対して第2書き込み回
路22が指定されていれば、式(8)の解のデータは、
第2書き込み回路22に与えられ、ここから指定の送り
先に送り出される。
【0042】この様にデータ処理装置1では、第1及び
第2演算モジュール11,12の演算内容と一連の演算
手順を決めてから、データを与えて処理を行うので、デ
ータ処理を繰り返しても、その度に、プログラムの解釈
やマイクロコードの実行等を逐次行う必要が無く、その
処理時間が極めて短い。また、固定値指定レジスタ1
6、第1選択設定レジスタ17等の内容を設定し直せ
ば、第1及び第2演算モジュール11,12の演算内容
と一連の演算手順が変更されるので、多様な処理に対処
することができる。
【0043】また、複数の処理を並列して進行させるこ
ともでき、各処理をパイプライン化することもでき、見
かけ上、各パイプラインの最大遅延時間以内での演算が
可能となる。
【0044】なお、この発明は、上記実施形態に限定さ
れるものでなく、多様に変形することが可能である。例
えば、演算モジュールを3つ以上に増やしても良い。ま
た、演算回路の各入力ポートを時分割によって区別して
も構わない。
【0045】
【発明の効果】以上説明した様に、この発明のデータ処
理装置によれば、各演算回路の分配手段は、各データを
入力して、これらのデータを演算回路の各入力ポートに
振り分ける。各演算回路は、各データを各変数に対応す
る各入力ポートに入力すると、これらの変数を該各デー
タに置き換えて演算を行い、その解であるデータを出力
ポートから出力する。
【0046】ここで、演算回路の各入力ポートへの各デ
ータの振り分け方に応じて、演算回路の演算内容が定ま
る。また、各演算回路の解である各データを該各演算回
路の分配手段のいずれに与えるかにより、各演算回路に
よる一連の演算手順が定まる。こうして各演算回路の演
算内容と各演算回路による一連の演算手順を適宜に定め
れば、これによって所望のアルゴリズムを設定すること
ができる。また、アルゴリズムが一旦設定されれば、各
演算回路の分配手段に、各データを与える度に、このア
ルゴリズムが直ちに実行される。
【0047】このため、、データ処理を繰り返しても、
その度に、プログラムの解釈やマイクロコードの実行等
を逐次行う必要が無く、その処理時間が極めて短い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のデータ処理装置の一実施形態を示す
ブロック図
【図2】図1のデータ処理装置を含む情報処理システム
の概略構成を示すブロック図
【図3】図1のデータ処理装置における第1及び第2演
算モジュールを示すブロック図
【図4】図3の第1及び第2演算モジュールにおける第
1乃至第7入力データ選択回路を示すブロック図
【図5】図3の第1及び第2演算モジュールにおける演
算回路を示すブロック図
【図6】図1のデータ処理装置における第1及び第2演
算結果出力先選択回路を示すブロック図
【図7】図1のデータ処理装置における第1及び第2読
み出し回路を示すブロック図
【図8】図1のデータ処理装置における第1及び第2書
き込み回路を示すブロック図
【図9】図1のデータ処理装置における処理を示すフロ
ーチャート
【図10】従来のプロセッサにおける処理を示すフロー
チャート
【符号の説明】
1 データ処理装置 2 可変アルゴリズムDMA 3 メインプロセッサ 4 メインメモリ 5 システムバス 6 ローカルメモリ 11 第1演算モジュール 12 第2演算モジュール 13 第1読み出し回路 14 第2読み出し回路 15 内部メモリ 15a 内部メモリ間接アドレステーブル 16 固定値指定レジスタ 17 第1選択設定レジスタ 18 第1演算結果出力先選択回路 19 第2演算結果出力先選択回路 21 第1書き込み回路 22 第2書き込み回路 23 第2選択設定レジスタ 24 条件未成立時補正値レジスタ 31〜37 入力データ選択回路 38 演算回路 41,45-1〜45-7,46,51〜53,61〜6
3,71〜73 レジスタ 43 データ選択部 47 積算部 48 精度調節部 49 論理演算部 54 出力選択部 55 内部メモリ書き込み部 56 内部メモリ間接アドレス書き込み部 64,74 アドレス生成部 65 読み出し部 75 書き込み部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のデータを各変数に対応する各入力
    ポートに入力し、これらの変数を該各データに置き換え
    つつ、これらの変数に基づく演算を行って、少なくとも
    1つの解を導出し、この解であるデータを出力ポートか
    ら出力する複数の演算回路と、 これらの演算回路毎に設けられ、複数のデータを入力し
    て、演算回路の各入力ポートに対する該各データの振り
    分けを行う分配手段とを備え、 各演算回路から出力された解である各データを該各演算
    回路の分配手段に与えるデータ処理装置。
  2. 【請求項2】 各演算回路の分配手段によって行われる
    演算回路の各入力ポートに対する各データの振り分けの
    状態を登録する登録手段を更に備える請求項1に記載の
    データ処理装置。
  3. 【請求項3】 データを記憶する記憶手段を更に備え、
    この記憶手段内のデータを各演算回路の分配手段に与え
    る請求項1又は2に記載のデータ処理装置。
  4. 【請求項4】 各演算回路毎に設けられ、演算回路によ
    って導出された解のデータに対する条件を付ける条件付
    け手段を更に備える請求項1乃至3のいずれかに記載の
    データ処理装置。
  5. 【請求項5】 演算回路によって導出された解のデータ
    が条件付け手段の条件を満たさない場合は、この旨を外
    部に通知する請求項4に記載のデータ処理装置。
  6. 【請求項6】 演算回路は、複数の論理式を有し、これ
    らの論理式のいずれかに基づいて解を処理する請求項1
    乃至5のいずれかに記載のデータ処理装置。
JP9076324A 1997-03-27 1997-03-27 データ処理装置 Withdrawn JPH10269059A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010231645A (ja) * 2009-03-27 2010-10-14 Fujitsu Ltd 演算処理装置

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JP2010231645A (ja) * 2009-03-27 2010-10-14 Fujitsu Ltd 演算処理装置

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