JPH102686A - 沸騰冷却装置 - Google Patents

沸騰冷却装置

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JPH102686A
JPH102686A JP8150870A JP15087096A JPH102686A JP H102686 A JPH102686 A JP H102686A JP 8150870 A JP8150870 A JP 8150870A JP 15087096 A JP15087096 A JP 15087096A JP H102686 A JPH102686 A JP H102686A
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heat
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貴英 大原
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茂 門田
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    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28DHEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
    • F28D15/00Heat-exchange apparatus with the intermediate heat-transfer medium in closed tubes passing into or through the conduit walls ; Heat-exchange apparatus employing intermediate heat-transfer medium or bodies
    • F28D15/02Heat-exchange apparatus with the intermediate heat-transfer medium in closed tubes passing into or through the conduit walls ; Heat-exchange apparatus employing intermediate heat-transfer medium or bodies in which the medium condenses and evaporates, e.g. heat pipes
    • F28D15/0266Heat-exchange apparatus with the intermediate heat-transfer medium in closed tubes passing into or through the conduit walls ; Heat-exchange apparatus employing intermediate heat-transfer medium or bodies in which the medium condenses and evaporates, e.g. heat pipes with separate evaporating and condensing chambers connected by at least one conduit; Loop-type heat pipes; with multiple or common evaporating or condensing chambers
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F9/00Casings; Header boxes; Auxiliary supports for elements; Auxiliary members within casings
    • F28F9/26Arrangements for connecting different sections of heat-exchange elements, e.g. of radiators

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 隔離板への組付け性を向上し、熱交換器にお
ける吸熱側若しくは放熱側の何れか一方のみでも交換で
きるようにする。 【解決手段】 高温流体と低温流体とを隔離する流体隔
離板2、流体隔離板2よりも高温流体側に配設された冷
媒槽3a、冷媒槽3aの内部に封入された冷媒、一方が
冷媒槽3aに気密に連通された一対の連通管34a、3
4b、連通管34a、34bの他方に気密に連通され、
流体隔離板2よりも低温流体側に配設された凝縮部3b
とを有する。また、冷媒槽3a、凝縮部3b、低温側連
通管34a、及び高温側連通管34bをユニオン71及
びナット70を用いて機械的に締結する。これにより、
流体隔離板2への組付け性を向上。また、冷媒槽3a若
しくは凝縮部3bの一方のみを交換したい場合において
も、容易に交換ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱サイフォン式の
沸騰冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、電子部品等の発熱体を密閉化
されたハウジングに収容して使用する場合がある。この
場合、発熱体を冷却する方法として、ハウジング内部に
直接外気を取り入れて換気することができないため、ハ
ウジング内部の空気とハウジング外部の空気との間で熱
交換を行なう方法が行われている。そして、構成部品が
少なく、熱移動量が大きいものとして、図9に示す様
な、ハウジングを構成する隔離板100を貫通して配置
されたヒートパイプ200を使用する方法が知られてい
る。ヒートパイプ200は、例えば筒状部材の内部に作
動流体が封入されたものであり、高温流体側で吸熱して
高温になった作動流体が、対流によって上部に移動し、
低温流体側に放熱するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ヒートパイ
プ200を使用する方法は、ヒートパイプ200の外壁
に取付けられる伝熱フィン210との間の熱抵抗が大き
い。つまり、ヒートパイプ200では、管内部に作動流
体が封入された状態で伝熱フィン210を取付けてい
る。従って、ろう付け等の高温状態での接合不可能であ
り、かしめ等の機械的な方法によって伝熱フィン210
の取付けが行われる。このため、伝熱フィン210のろ
う付けによって接合した場合と比較して、熱抵抗が大き
くなる。この結果、伝熱フィン210自体が大きくなっ
て、あるいは使用するヒートパイプ200の本数が多く
なることで、体格の大型化を招いている。
【0004】本願出願人は、上記課題を解決するため
に、先に特願平7−332145号として新規な構成の
沸騰冷却装置を提案している。本発明は、特願平7−3
32145号の沸騰冷却装置において、更に組付け性を
向上することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明にお
いては、媒体隔離板よりも高温媒体側に配設されて高温
媒体から受熱して沸騰気化する冷媒が内部に封入される
冷媒槽と、一方が冷媒槽と気密に連通され、他方が媒体
隔離板を通り抜けて低温媒体側に延設された連通管と、
連通管の他方に気密に連通され、媒体隔離板よりも低温
媒体側に配設されて冷媒槽で沸騰気化した冷媒の熱を前
記低温媒体に放出して前記冷媒を凝縮液化させる凝縮部
とを有している。また、受熱フィン及び放熱フィンが夫
々冷媒槽及び凝縮部と融合した状態で接合されている。
これにより、から、受熱フィン及び放熱フィンを機械的
に夫々冷媒槽及び凝縮部へ接続させた場合に比較して、
各フィンと冷媒槽及び凝縮部との間の熱抵抗を小さくで
きる。
【0006】そして連通管は、冷媒槽、凝縮部の少なく
とも一方と、締結部材により着脱可能で気密に締結され
ている。このため、例えば冷媒槽及び凝縮部を夫々形成
し、連通管を媒体隔離板に取付けた後に冷媒槽、凝縮部
の少なくとも一方をこの連通管に接続させて、沸騰冷却
装置を構成できる。従って、媒体隔離板への組付け性の
低下を防止できる。また、連通管と冷媒槽との接続部、
及び連通管と凝縮部との接続部の少なくとも一方の接続
部は、締結部材により着脱可能で気密に締結される締結
接続部で構成されているため、冷媒槽若しくは凝縮部の
一方のみを交換したい場合においても、容易に交換がで
きる。
【0007】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の構成に更に、冷媒槽若しくは凝縮部の少なくとも一
方に一体接続された管状部材を有し、締結接続部は、連
通管を管状部材の先端に付勢して締結させるものである
ため、気密性を保ちつつ容易に接続できる。請求項3記
載の発明によれば、連通管は、冷媒槽で沸騰気化した冷
媒を凝縮部に送出する高温側連通管と、凝縮部で凝縮液
化された冷媒を前記冷媒槽に戻す低温側連通管とを備
え、高温側連通管は冷媒槽との接続部である高温側接続
部を有し、低温側連通管は冷媒槽との接続部である低温
側接続部を有する。そして、高温側接続部及び低温側接
続部が、共に媒体隔離板よりも高温媒体側に配置され
る。このため、例えば冷媒槽及び凝縮部を夫々形成し、
連通管を凝縮部側に先に接続しておき、連通管を媒体隔
離板に取付けた後に、冷媒槽を連通管に締結することも
できる。このため、媒体隔離板への組付け性の低下を防
止できる。
【0008】請求項4記載の発明によれば、連通管は、
冷媒槽で沸騰気化した冷媒を凝縮部に送出する高温側連
通管と、凝縮部で凝縮液化された冷媒を前記冷媒槽に戻
す低温側連通管とを備え、高温側連通管は凝縮部との接
続部である高温側接続部を有し、低温側連通管は凝縮部
との接続部である低温側接続部を有する。そして、高温
側接続部及び低温側接続部が、共に媒体隔離板よりも低
温媒体側に配置される。このため、例えば冷媒槽及び凝
縮部を夫々形成し、連通管を冷媒槽側に先に接続してお
き、連通管を媒体隔離板に取付けた後に、凝縮部を連通
管に締結することもできる。このため、媒体隔離板への
組付け性の低下を防止できる。
【0009】請求項5記載の発明によれば、冷媒槽は、
略平行に配列された複数の吸熱管と、複数の吸熱管の下
部に配設されて複数の吸熱管を夫々連通させる吸熱側下
部連通部と、複数の吸熱管の上部に配設されて複数の吸
熱管を夫々連通させる吸熱側上部連通部とから成る。ま
た凝縮部は、略平行に配列された複数の放熱管と、複数
の放熱管の下部に配設され、複数の放熱管を夫々連通さ
せる放熱側下部連通部と、複数の放熱管の上部に配設さ
れ、複数の放熱管を夫々連通させる放熱側上部連通部と
から成る。高温側連通管は、吸熱側上部連通部と放熱側
上部連通部とを連通するものであり、低温側連通管は、
吸熱側下部連通部と放熱側下部連通部とを連通するもの
であるが、高温側連通管及び低温側連通管は、夫々締結
部材により着脱可能で気密に締結される締結接続部を有
しているため、冷媒槽若しくは凝縮部の一方のみを交換
したい場合においても、容易に交換ができる。
【0010】請求項6記載の発明によれば、高温媒体は
高温流体からなり、低温媒体は低温流体からなるが、冷
媒槽に受熱フィンを接合し、凝縮部放熱フィンを接合し
ているため、効率良く高温流体側の熱を低温流体側に移
動させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の沸騰冷却装置の実
施の形態を図面に基づいて説明する。 (第1の実施の形態)図1は、本発明の沸騰冷却装置を
電子機器装置に組み込んだ例である。本実施の形態は、
例えば携帯電話や自動車電話等の移動無線電話の無線基
地局装置であって、内部に送受信器、パワーアンプ等の
電子部品7(発熱体)を気密的に収容するハウジング8
0、およびこのハウジング80内に組み込まれ、電子部
品7を冷却する沸騰冷却装置1等から構成されている。
【0012】電子部品7は、電気が流れると所定の作動
を行うと共に、発熱する発熱体(例えば送受信器に組み
込まれる高周波スイッチング回路を構成する半導体スイ
ッチング素子等)、電気が流れると所定の作動を行うと
共に、発熱する発熱体(例えばパワーアンプに組み込ま
れるパワートランジスタ等の半導体増幅素子等)であ
る。
【0013】ハウジング80は、内部を外部から気密化
する筐体であって、内部には密閉空間9が形成されてい
る。この密閉空間9は、電子部品7に塵、埃や水分等の
異物が付着することにより電子部品7の性能が低下する
ことを防止するために、沸騰冷却装置1の流体隔離板
(媒体隔離板)等により外部と完全に気密的に区画され
ている。
【0014】そして、密閉空間9は、沸騰冷却装置1の
流体隔離板2および沸騰冷却装置1のケーシングによっ
て、電子部品7を収容する電子部品収容空間と筐体内通
路としての高温側伝熱空間11とに区画されている。こ
の高温側伝熱空間11は、風上側が沸騰冷却装置1の奥
行き寸法をできるだけ小さくするために流路面積が狭
く、風下側が風上側よりも流路面積が広くなっている。
さらに、ハウジング80は、流体隔離板によって高温側
伝熱空間11と気密的に区画された筐体外通路としての
低温側伝熱空間12を形成している。
【0015】沸騰冷却装置1は、ハウジング80に一体
的に設けられたケーシング81、低温空気(外部流体、
低温流体)の空気流を発生させる2個の上部側遠心式送
風機18、高温空気(内部流体、高温流体)の空気流を
発生させる2個の下部側遠心式送風機15、密閉空間9
内の空気温度を下限温度(例えば0℃)以上にするため
の電気ヒータ19、これらの沸騰冷却装置1の電気機器
を通電制御するコントローラ82を更に備えている。
【0016】ケーシング81は、ハウジング80の最も
外側に配される外壁板83、および高温側伝熱空間11
を囲む背面側区画板22等からなり、これらの外壁板8
3と背面側区画板22はスポット溶接等の手段による接
合、あるいはねじやボルト等の締結具による締結により
ハウジング80に固定されている。2個の上部側遠心式
送風機18は、本発明の筐体外流体循環手段であって、
低温側伝熱空間12内に空気流を発生させる遠心式ファ
ン、この遠心式ファンを回転させる電動モータ、および
遠心式ファンを回転自在に収容するスクロールケーシン
グをそれぞれ有している。
【0017】2個の下部側遠心式送風機15は、本発明
の筐体内流体循環手段であって、高温側伝熱空間11内
に空気流を発生させる遠心式ファン、この遠心式ファン
を回転させる電動モータ、および遠心式ファンを回転自
在に収容するスクロールケーシングをそれぞれ有してい
る。電気ヒータ19は、密閉空間9内の温度が下限温度
(例えば0℃)よりも低温のときに電子部品(例えば半
導体素子)7の性能が低下するため、密閉空間9内の温
度を下限温度以上となるように、高温側伝熱空間11を
流れる空気を加熱する内部流体加熱手段である。この実
施例の電気ヒータ19は、例えば1.2kWの発熱量を
持つものである。
【0018】コントローラ82は、例えばサーミスタ等
の感温素子よりなる温度センサ84により検出した密閉
空間9内の検出温度に基づいて、2個の上部側遠心式送
風機18の電動モータ、2個の下部側遠心式送風機15
の電動モータおよび電気ヒータ19等の電気機器を制御
する制御手段である。コントローラ82は、密閉空間9
内の温度が下限温度(例えば0℃)以上の時に、2個の
上部側遠心式送風機18および2個の下部側遠心式送風
機15をHi運転(強風量)またはLo運転(弱風量)
し、電気ヒータ19をOFF(オフ)する。また、コン
トローラ82は、密閉空間9内の温度が下限温度(例え
ば0℃)以下の時に、2個の上部側遠心式送風機18の
電動モータをOFF(オフ)し、2個の下部側遠心式送
風機15の電動モータをHi運転(強風量)またはLo
運転(弱風量)し、電気ヒータ19をON(オン)す
る。
【0019】以下に、沸騰冷却装置1を説明する。図2
は沸騰冷却装置1の正面図であり、図3はその側面図で
あり、図4は図2に示した沸騰冷却装置1の一部を下方
から見た下視図である。本実施の形態の沸騰冷却装置1
は、高温側伝熱空間11に存在する高温流体(高温媒体
に相当。例えば高温の空気)から熱を吸収し、流体隔離
板2(媒体隔離板に相当)によって高温流体と隔離され
た、低温側伝熱空間12に存在する低温流体(低温媒体
に相当。例えば低温の空気)へ上記熱を放熱する。
【0020】図2に示すように沸騰冷却装置1は、流体
隔離板2よりも高温流体側に配設された複数本の吸熱管
31aからなる冷媒槽3a、吸熱管31aの内部に封入
され、高温流体から熱を受けて沸騰気化するフロロカー
ボン系の冷媒8(図示せず)、一方が冷媒槽3aに気密
に連通され、他方が流体隔離板2を通り抜けて低温流体
側に延設された低温側連通管34a及び高温側連通管3
4b、この低温側連通管34a及び高温側連通管34b
の他方に気密に連通され、流体隔離板2よりも低温流体
側に配設され複数本の放熱管31bからなる凝縮部3
b、冷媒槽3aの各吸熱管31aの相互間に融合した状
態(例えば、ろう付けされた状態)で接合された受熱フ
ィン6a、凝縮部3bの各放熱管31bの相互間に融合
した状態(例えば、ろう付けされた状態)で接合された
放熱フィン6bから構成される。
【0021】本実施の形態では、図3に示すように、上
記沸騰冷却装置1を複数(実施の形態中では3つ。但し
2つでも、4つ以上でも良い)積層して構成されてい
る。流体隔離板2は、例えば内部が高温となる密閉空間
の一壁面を構成するもので、アルミニウム等の金属材料
から成り、低温側連通管34a,高温側連通管34bと
一体的に接合(例えばろう付け)されている。この流体
隔離板2には、低温側連通管34a,高温側連通管34
bを通すための挿通穴が複数開けられている。そして、
本形態においては図4に示すように、低温側連通管34
aが互い違いにずらして配置されている。また図示しな
いが、高温側連通管34bも同様に互い違いにずらして
配置されている。
【0022】図2において、冷媒槽3aは、略平行に配
列された複数本の吸熱管31aと、吸熱管31aの下部
に配設されて、これら吸熱管31aを下方で連通する吸
熱側下部連通部41、及び吸熱管31aの上部に配設さ
れて、これら吸熱管31aを上方で連通する吸熱側上部
連通部42とから成る。吸熱管31aは、伝熱性に優れ
た金属材(例えばアルミニウムや銅)を断面形状が細長
い長方形(または長円形状)を成す偏平管に形成したも
のである。
【0023】凝縮部3bは、略平行に配列された複数本
の放熱管31bと、放熱管31bの下部に配設されて、
これら放熱管31bを下方で連通する放熱側下部連通部
43、及び放熱管31bの上部に配設されて、これら放
熱管31bを上方で連通する放熱側上部連通部44とか
ら成る。放熱管31bも、伝熱性に優れた金属材(例え
ばアルミニウムや銅)を断面形状が細長い長方形(また
は長円形状)を成す偏平管に形成したものである。
【0024】低温側連通管34aは、一方が冷媒槽3a
の吸熱側下部連通部41に連通され、他方が凝縮部3b
で冷却液化された冷媒8を冷媒槽3aに戻すように、凝
縮部3bの放熱側下部連通部43に連通されている。こ
の低温側連通管34aと吸熱側下部連通部41との接続
部分はユニオン71とナット70からなる。より詳しく
は、図5に示すように吸熱側下部連通部41に連通して
一体に接合された管状部材からなるユニオン71を有
し、このユニオン71内に低温側連通管34aが嵌合さ
れている。ユニオン71と低温側連通管34aとの間に
は気密性を向上させるOリング72が嵌入され、締結手
段であるナット70によりユニオン71と低温側連通管
34aとが気密に連通されている。また、この低温側連
通管34aと放熱側下部連通部43との接続部分も同様
にユニオン71とナット70からなるが、低温側連通管
34aと吸熱側下部連通部41との接続部分と同一であ
るのでその説明は省略する。
【0025】更に、低温側連通管34aは、冷媒封入パ
イプ60及び冷媒封入口61を夫々有しており(図3参
照)、この冷媒封入口61を介して外部から冷媒8を封
入する。図6は、冷媒封入口61の詳細図である。冷媒
封入口61は、冷媒封入パイプ60を嵌入した管状部材
からなるユニオン73、ユニオン73内に配設されたバ
ルブ74、バルブ74と冷媒封入パイプ60との間の気
密性を向上させるパッキン75、バルブ74と反冷媒封
入パイプ側との気密性を向上させるOリング76、バル
ブ74に嵌合され気密に封止するキャップ77、及びキ
ャップ77内に配設されキャップの気密性を向上させる
Oリング78からなる。
【0026】高温側連通管34bは、一方が冷媒槽3a
の吸熱側上部連通部42に連通され、他方が冷媒槽3a
で沸騰気化された冷媒8を凝縮部3bに送出するよう
に、凝縮部3bの放熱側上部連通部44に連通されてい
る。この高温側連通管34bと吸熱側上部連通部42と
の接続部分、及び高温側連通管34bと放熱側上部連通
部44との接続部分も同様にユニオン71とナット70
からなるが、低温側連通管34aと吸熱側下部連通部4
1との接続部分と同一であるのでその説明は省略する。
【0027】冷媒8は、その液面が冷媒槽3aの吸熱側
上部連通部42より僅かに下まで封入されている。但
し、冷媒8の封入は、吸熱管31a及び放熱管31bに
夫々吸熱フィン6a及び放熱フィン6bをろう付け接合
した後に行なわれる。受熱フィン6aは、各吸熱管31
a相互間に配設され、放熱フィン6bは、各放熱管31
b相互間に配設されている。受熱フィン6a及び放熱フ
ィン6bは、伝熱性に優れる金属(例えばアルミニウ
ム)の薄い板(板厚0.02〜0.5mm程度)を交互に
押し返して波状に形成したコルゲートフィンであり、吸
熱管31a、放熱管31bの平坦な外壁面にろう付けさ
れている(即ち、融合した状態で接合されている)。こ
の受熱フィン6aは、高温流体側の熱を冷媒8に伝えや
すくするものであり、同時に吸熱管31aの強度を向上
させている。また放熱フィン6bは、冷媒8の熱を低温
流体側に伝えやすくするものであり、同時に放熱管31
bの強度を向上させている。
【0028】次に、沸騰冷却装置1を流体隔離板2に取
付ける手順について説明する。先ず、冷媒槽3a及び凝
縮部3bを夫々形成する。そして冷媒槽3aの吸熱側上
部連通部42に連通されたユニオン71に、高温側連通
管34bを結合させ、また吸熱側下部連通部41に連通
されたユニオン71に、低温側連通管34aを結合させ
る。次に高温側連通管34b及び低温側連通管34aを
流体隔離板2に形成された挿通穴に挿入し、挿通穴部分
をろう付け等により固定する。次に、凝縮部3bの放熱
側上部連通部44に連通されたユニオン71に、高温側
連通管34bを結合させ、また放熱側下部連通部43に
連通されたユニオン71に、低温側連通管34aを結合
させる。なお、高温側連通管34b及び低温側連通管3
4aを凝縮部3b側に先に接合し、その後流体隔離板2
に形成された挿通穴に挿入し、冷媒槽3aに結合させて
も良い。しかしながら、冷媒封入口が挿通穴を通過しに
くいため、低温側連通管34aに冷媒封入口が取付けら
れている場合は、前者の方が簡便に取付けが可能とな
る。また、初めに凝縮部3bと高温側連通管34bとを
結合させ、同時に冷媒槽3aと低温側連通管34とaを
結合させておき、夫々を流体隔離板2に形成された挿通
穴に挿入させた後、凝縮部3bと低温側連通管34aと
を結合させ、冷媒槽3aと高温側連通管34bとを結合
させようにしても良い。
【0029】次に、本実施の形態の作動を説明する。ケ
ーシング81中の密閉空間15内の温度が下限温度(例
えば0℃)以上の時に、2個の上部側遠心式送風機18
の電動モータおよび2個の下部側遠心式送風機15の電
動モータの通電を開始することにより、遠心式ファンが
作動を始める。これにより、ケーシング81内の密閉空
間9中に高温空気(埃、塵または水分等の異物を含まな
い清浄な内気、内部流体)の循環流が発生する。また、
ケーシング81外の低温側伝熱空間12中に低温空気
(埃、塵または水分等の異物を含む外気、外部流体)の
循環流が発生する。
【0030】そして、ケーシング81の流体隔離板2を
貫通した状態で取り付けられた多段式の沸騰冷却装置1
は、冷媒槽3aに封入された冷媒が、受熱フィン6aを
介して高温空気より伝達された熱を受けて沸騰気化す
る。気化した冷媒蒸気は、低温空気に晒されて低温とな
っている凝縮部3bで内壁面に凝縮液化し、その凝縮潜
熱が放熱フィン6bを介して低温空気に伝達される。
【0031】凝縮部3bで凝縮液化した冷媒は、自重に
より各低温側連通管34aの内壁面を伝って冷媒槽3a
へ滴下する。以上のように、冷媒槽3aの各吸熱管31
a内に封入された冷媒8が沸騰気化・凝縮液化を交互に
繰り返すことにより、高温空気の熱を低温空気へ移動す
ることにより、電子部品7で発生した熱を多段の沸騰冷
却器3で放熱できる。
【0032】それによって、密閉空間9の高温側伝熱空
間11内を循環する高温空気(ケーシング81内のきれ
いな空気)と低温側伝熱空間12内を循環する低温空気
(ケーシング81外の汚れた空気)とが混合することな
く、電子部品7を冷却することができる。次に、本実施
の形態の効果を説明する。
【0033】本実施の形態では冷媒槽3a、凝縮部3
b、低温側連通管34a、及び高温側連通管34bを上
記ユニオン71及びナット70を用いて容易に機械的に
気密接続できる。つまり、組付け工数が大幅に小さくで
きる。従って、流体隔離板2への組付け性の低下を防止
できる。また、冷媒槽3a、凝縮部3b、低温側連通管
34a、及び高温側連通管34bを容易に機械的に接続
しているため、冷媒槽3a若しくは凝縮部3bの一方の
みを交換したい場合においても、容易に交換ができる。
すなわち、複数の沸騰冷却装置を組付け後、気密チェッ
クを行い、その結果所定の気密性を達成できない沸騰冷
却装置がある場合も、容易にその交換・補修が可能とな
る。
【0034】更に、本実施の形態には、以下のような効
果がある。 (1)冷媒槽3a及び凝縮部3bと、低温側連通管34
a及び高温側連通管34bとの結合時に加熱工程を削除
することができるため、熱歪みによる製品寸法の変化
や、残存応力による耐久性低下を防止できる。 (2)この流体隔離板2には、低温側連通管34a,高
温側連通管34bを通すための挿通穴が複数開けられて
いるため、流体隔離板2と低温側連通管34bとの気密
性・防水性を向上させることができる。本実施の形態に
おいては、沸騰冷却装置1を3つ積層して構成されてい
るため、低温側連通管34a,高温側連通管34bは夫
々3本づつ必要である。本形態においては図4に示すよ
うに、低温側連通管34aが互い違いにずらして配置さ
れている。また図示しないが、高温側連通管34bも同
様に互い違いにずらして配置されている。これにより、
後述するナット70を形成した場合においても、ナット
70同士が干渉せず、従って積層方向の寸法を最小限に
抑えることができ、小型化が可能となる。
【0035】(3)また、冷媒槽3aは、略平行に配列
された複数の吸熱管31aと、複数の吸熱管31aの下
部に配設され、複数の吸熱管31aを夫々連通させる吸
熱側下部連通部41と、複数の吸熱管31aの上部に配
設され、複数の吸熱管31aを夫々連通させる吸熱側上
部連通部42とから成り、連通管は、吸熱管31aに略
平行に配設されて吸熱側下部連通部41に連通するもの
であるため、小型化が可能となる。
【0036】(4)受熱フィン6aおよび放熱フィン6
bが夫々冷媒槽3a、凝縮部3bと融合した状態で接合
されていることから、受熱フィン6aおよび放熱フィン
6bを冷媒槽3a、凝縮部3bに対して機械的に取り付
けた場合と比較して、各フィンと沸騰冷却管との間の熱
抵抗を小さくできる。これにより、受熱フィン6aおよ
び放熱フィン6bを冷媒槽3a、凝縮部3bに対して機
械的に取り付けた場合より、更に沸騰冷却装置全体の小
型化が可能となる。
【0037】(5)また、発熱体7の熱で高温になった
気体が通気口13から送風路23内へ導入されてスムー
ズに冷媒槽3aへ導かれるため、密閉空間9内の温度を
均一に保つことができる。即ち、発熱体7から発生する
熱で高温となった気体が対流によって密閉空間9内を上
昇するため、密閉空間9内の上部に通気口13を設けた
方が密閉空間9内の冷却効率が良いと言える。言い換え
れば、通気口13が流体隔離板2より低い位置にある
と、密閉空間9内の比較的低温の気体が通気口13から
送風路23内に導入されて冷媒槽3aへ導かれるため、
密閉空間9内の冷却効率が悪いと言える。
【0038】(6)さらに本実施の形態では、高温側お
よび低温側の各伝熱空間7、12内で、冷媒槽3aおよ
び凝縮部3bを通過する気体が、それぞれ吸入側の通気
口13、16から排出側の通気口14、17へ向かって
スムーズに流れる様に、沸騰冷却装置1全体が前後方向
(図6の左右方向)に傾斜した状態で配置されている。
これにより、冷媒槽3aおよび凝縮部3bを通過する気
体の流れ方向の変化を緩やかにできるため、狭いスペー
ス内での送風経路損失を低減できる。その結果、密閉空
間9内にあるファン15を小型化できる上に、ファン1
5の発熱量を低減できるため、その分、発熱体7の発熱
量を増やすことができる(即ち、冷却能力を上げようと
してファン15を大型化すると、ファン15の発熱量が
増加するため、結果的に発熱体7の発熱量を増やせなく
なる)。
【0039】(第2の実施の形態)以下に本発明の第2
の実施の形態について説明する。本実施の形態における
沸騰冷却装置は、低温側連通管34a若しくは高温側連
通管34bと冷媒槽3a若しくは凝縮部3bとの接続部
分が、第1の実施の形態と異なるだけであり、残りの構
成については同一である。従って、以下に本実施の形態
の接続部分について説明する。
【0040】また、本実施の形態において低温側連通管
34aと吸熱側下部連通部41との接続部分、低温側連
通管34aと放熱側下部連通部43との接続部分、高温
側連通管34bと吸熱側上部連通部42との接続部分、
及び高温側連通管34bと放熱側上部連通部44との接
続部分の各接続部分は実質的に同一構成であるので、代
表して低温側連通管34aと吸熱側下部連通部41との
接続部分のみ説明する。
【0041】図7は、本実施の形態における接合部分の
断面図である。この低温側連通管34aと吸熱側下部連
通部41との接続部分はユニオン71とナット70から
なる。より詳しくは、ユニオン71は、吸熱側下部連通
部41に連通して一体に接合された管状部材からなり、
ナット70を締結する部分が細く、先端部分がテーパ形
状をしている。低温側連通管34aは、ユニオン71と
の接触部分で末広がり形状をしており、上記先端部分と
当接している。ナット70は、ユニオン71の細くなっ
た部分に嵌められ、低温側連通管34aをユニオン71
の先端部分側に付勢して気密接続させている。
【0042】本実施の形態においても、第1の実施の形
態と同様、冷媒槽3a、凝縮部3b、低温側連通管34
a、及び高温側連通管34bを上記ユニオン71及びナ
ット70を用いて容易に機械的に気密接続できる。つま
り、組付け工数が大幅に小さくできる。従って、流体隔
離板2への組付け性の低下を防止できる。また、冷媒槽
3a、凝縮部3b、低温側連通管34a、及び高温側連
通管34bを容易に機械的に接続しているため、冷媒槽
3a若しくは凝縮部3bの一方のみを交換したい場合に
おいても、容易に交換ができる。すなわち、複数の沸騰
冷却装置を組付け後、気密チェックを行い、その結果所
定の気密性を達成できない沸騰冷却装置がある場合も、
容易にその交換・補修が可能となる。
【0043】なお、上記実施の形態においては、凝縮部
3bが冷媒槽3aのほぼ真上に形成されているが、図8
に示すように互いにずらすようにしても良い。さらに、
凝縮部3bと冷媒槽3aとが同一平面上に配置される必
要はなく、例えば凝縮部3bを冷媒槽3aの上部に形成
するとともに、凝縮部3bを冷媒槽3aに対して傾斜せ
る(例えば直交させる)ようにしても良く(図示せ
ず)、配置されるハウジングの形状に応じてその位置関
係を変更しても良い。本発明においては、低温側連通管
34a若しくは高温側連通管34bと冷媒槽3a若しく
は凝縮部3bとの接続部分が、締結部材(ユニオン7
1、ナット70等)を用いて接続されているため、容易
にその配置形状を変更できる。さらに、予め一体的に冷
媒槽3a若しくは凝縮部3bと各連通管が接続されてい
るものに対し、保管場所も少なくなる。
【0044】また、低温側連通管34aは、冷媒槽3a
と凝縮部3bとの接続部分が、両方とも本発明によって
接続される必要はなく、少なくとも一方あれば良く、同
様に高温側連通管34bも、冷媒槽3a、凝縮部3bの
少なくとも一方の接続が本発明によって接続されれば良
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の沸騰冷却装置を備えたハウ
ジングの断面図である。
【図2】第1の実施の形態の沸騰冷却装置の正面図であ
る。
【図3】第1の実施の形態の沸騰冷却装置の側面図であ
る。
【図4】第1の実施の形態の沸騰冷却装置を下から見た
図である。
【図5】第1の実施の形態の沸騰冷却装置の接続部分の
詳細図である。
【図6】第1の実施の形態の沸騰冷却装置の冷媒封入口
の詳細図である。
【図7】第2の実施の形態の沸騰冷却装置の接続部分の
詳細図である。
【図8】その他の実施の形態の沸騰冷却装置の正面図で
ある。
【図9】従来の熱交換器であるヒートパイプの断面図で
ある。
【符号の説明】
1 沸騰冷却装置 11 高温側伝熱空間 12 低温側伝熱空間 14、16、17 通気口 15 下部側遠心式送風機 18 上部側遠心式送風機 19 電気ヒータ 2 流体隔離板 22 背面側区画板 23 送風路 3a 冷媒槽 3b 凝縮部 31a 吸熱管 31b 放熱管 34a 低温側連通管 34b 高温側連通管 41 吸熱側下部連通部 42 吸熱側上部連通部 43 放熱側下部連通部 44 放熱側上部連通部 60 冷媒封入パイプ 61 冷媒封入口 6a 受熱フィン 6b 放熱フィン 7 電子部品 70 ナット 71、73 ユニオン 72、76、78 Oリング 74 バルブ 75 パッキン 77 キャップ 8 冷媒 80 ハウジング 81 ケーシング 82 コントローラ 83 外壁板 84 温度センサ 9 密閉空間 9a 一側壁面

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高温媒体と低温媒体とが媒体隔離板によ
    って隔離されて、前記高温媒体の熱を前記低温媒体へ移
    動させる沸騰冷却装置であって、 前記媒体隔離板よりも前記高温媒体側に配設され、前記
    高温媒体から受熱して沸騰気化する冷媒が内部に封入さ
    れる冷媒槽と、 前記冷媒槽に融合した状態で接合された受熱フィンと、 一方が前記冷媒槽と気密に連通され、他方が前記媒体隔
    離板を通り抜けて前記低温媒体側に延設された連通管
    と、 前記連通管の前記他方に気密に連通され、前記媒体隔離
    板よりも前記低温媒体側に配設され、前記冷媒槽で沸騰
    気化した冷媒の熱を前記低温媒体に放出して前記冷媒を
    凝縮液化させる凝縮部と、 前記凝縮部に融合した状態で接合された放熱フィンとを
    備え、前記連通管は、前記冷媒槽、前記凝縮部の少なく
    とも一方と、締結部材により着脱可能で気密に締結され
    ていることを特徴とする沸騰冷却装置。
  2. 【請求項2】 前記冷媒槽若しくは前記凝縮部の少なく
    とも一方に一体接続された管状部材を更に有し、 前記連通管を前記管状部材に対し、前記締結部材により
    着脱可能で気密に締結されていることを特徴とする請求
    項1記載の沸騰冷却装置。
  3. 【請求項3】 前記連通管は、前記冷媒槽で沸騰気化し
    た前記冷媒を前記凝縮部に送出する高温側連通管と、前
    記凝縮部で凝縮液化された前記冷媒を前記冷媒槽に戻す
    低温側連通管とを備え、 前記高温側連通管は前記冷媒槽との接続部である高温側
    接続部を有し、 前記低温側連通管は前記冷媒槽との接続部である低温側
    接続部を有し、 前記高温側接続部及び前記低温側接続部は、共に前記媒
    体隔離板よりも前記高温媒体側に配置されることを特徴
    とする請求項1または請求項2記載の沸騰冷却装置。
  4. 【請求項4】 前記連通管は、前記冷媒槽で沸騰気化し
    た前記冷媒を前記凝縮部に送出する高温側連通管と、前
    記凝縮部で凝縮液化された前記冷媒を前記冷媒槽に戻す
    低温側連通管とを備え、 前記高温側連通管は前記凝縮部との接続部である高温側
    接続部を有し、 前記低温側連通管は前記凝縮部との接続部である低温側
    接続部を有し、 前記高温側接続部及び前記低温側接続部は、共に前記媒
    体隔離板よりも前記低温媒体側に配置されることを特徴
    とする請求項1または請求項2記載の沸騰冷却装置。
  5. 【請求項5】 前記冷媒槽は、略平行に配列された複数
    の吸熱管と、前記複数の吸熱管の下部に配設されて前記
    複数の吸熱管を夫々連通させる吸熱側下部連通部と、前
    記複数の吸熱管の上部に配設されて前記複数の吸熱管を
    夫々連通させる吸熱側上部連通部とから成り、 前記凝縮部は、略平行に配列された複数の放熱管と、前
    記複数の放熱管の下部に配設され、前記複数の放熱管を
    夫々連通させる放熱側下部連通部と、前記複数の放熱管
    の上部に配設され、前記複数の放熱管を夫々連通させる
    放熱側上部連通部とから成り、 前記高温側連通管は、前記吸熱側上部連通部と前記放熱
    側上部連通部とを連通するものであり、 前記低温側連通管は、前記吸熱側下部連通部と前記放熱
    側下部連通部とを連通するものである請求項3または請
    求項4記載の沸騰冷却装置。
  6. 【請求項6】 前記高温媒体は高温流体からなり、前記
    低温媒体は低温流体からなることを特徴とする請求項1
    ないし請求項5記載の沸騰冷却装置。
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