JPH10268645A - 現像剤補給装置 - Google Patents

現像剤補給装置

Info

Publication number
JPH10268645A
JPH10268645A JP7200697A JP7200697A JPH10268645A JP H10268645 A JPH10268645 A JP H10268645A JP 7200697 A JP7200697 A JP 7200697A JP 7200697 A JP7200697 A JP 7200697A JP H10268645 A JPH10268645 A JP H10268645A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
toner
developer
developing roller
liquid developer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP7200697A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuji Iino
修司 飯野
Toshimitsu Fujiwara
利光 藤原
Hidetoshi Miyamoto
英稔 宮本
Masasane Yamada
匡実 山田
Seiji Kojima
誠司 小島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Minolta Co Ltd filed Critical Minolta Co Ltd
Priority to JP7200697A priority Critical patent/JPH10268645A/ja
Publication of JPH10268645A publication Critical patent/JPH10268645A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Wet Developing In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 トナー濃度を正確に測定し、その結果に基づ
き液体現像剤を補給する現像剤補給装置を提供する。 【構成】 現像液槽408中に浸漬された2つの電極4
01および電極402と、この電極間に電圧を印加して
トナーを電極402に電着させる電着手段と、電極40
2に電着したトナー濃度を測定する測定手段59とを有
し、この測定手段59が測定した結果に基づき現像剤補
給液を補給することを特徴とする現像剤補給装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、潜像担持体上に担
持された静電潜像を、媒体液中にトナーが分散された液
体現像剤により現像する液体現像装置に使用され、液体
現像剤の特性を安定させるために現像剤補給液の補給を
行う現像剤補給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】感光体などの潜像担持体上に形成された
静電潜像を荷電したトナーによって現像し、画像を形成
する電子写真法には、大きく分けて、粉体のトナーを直
接用いる乾式現像法と、トナーを液体中に分散させた液
体現像剤を用いる湿式現像法とがある。
【0003】このうち、湿式現像法は、1955年にオ
ーストラリアのメトカルフェにより発明されたものであ
り、一般に、感光体面を液体現像剤に浸漬することによ
り、感光体面上の静電潜像を現像するものである。通
常、湿式現像法においては、乾式現像法に用いるトナー
よりも小さい粒径のトナーを用いることができるため、
解像度が高く、階調性に優れた画像を得ることができ
る。また、その他にも、ペーパーなどの転写材上へのト
ナーの像の定着が容易であるなどの利点を有している。
【0004】近年、より高精細な画像が要求されるよう
になり、この要求に応じてトナーは、より小粒径化され
ている。しかし、乾式現像法においては、実用化されて
いるトナーの平均粒径が6μm程度であった。
【0005】これに対して、湿式現像法では、トナーを
媒体液中に分散させるため、その粒径をサブミクロンオ
ーダーとすることが可能であり、高画質、高精細化の点
で有望である。
【0006】しかしながら、液体現像剤(現像液)は、
少なくともトナーと、このトナーを分散させるための媒
体液とを含むため、長期間使用されるに伴い、トナーお
よび媒体液のバランスが崩れ、現像剤特性が変化して、
画像に悪影響を及ぼすという問題がある。したがって、
湿式現像法においてはこのような問題を防止し、常に安
定した特性が得られるように、トナー、媒体液および荷
電制御剤などの液体現像剤の成分をそれぞれ適宜補給
し、各成分の量的なバランスを調整する必要がある。
【0007】この点、最も重要なものは、現像剤補給の
前提となる液体現像剤中のトナー濃度を正確に測定する
ことである。
【0008】液体中の粒子の濃度測定においては、光学
式の測定装置が広く知られている。これは、液体中また
は液体を入れた容器を挟んで、一方から光を照射し、液
体を透過してきた光の強度を測定すること、すなわち、
液体の光透過率を測定することで、その液体の濃度を測
定する手法である。
【0009】ところが、このような手法をトナーなどの
着色粒子を含む液体現像剤に用いた場合、液体中に直に
光源や受光素子を浸漬した場合には光源や受光素子自体
にトナー粒子が付着して、時事刻々と変化する現像剤中
のトナー濃度を正確に測定できなくなるという欠点があ
る。これは液体の外に光源や受光素子を配置した場合も
同様であり、液体を入れる容器内面にトナー粒子が付着
してしまうことがあり、正確な濃度測定が難しくなる。
また、濃度測定の際に、現像剤を入れた容器内のどの位
置で測定するかも重要な問題である。これは液体現像剤
がトナーを完全に均一な状態で溶解させたものではな
く、単に媒体液中にトナー粒子を分散させたものである
ため、容器内でその濃度に偏りが生じており、測定位置
によっては正確なトナー濃度が測定できない。
【0010】これらの欠点や要求を解決するために従来
より様々な手段、方法が提案されている。
【0011】例えば、特開平5−332926号公報に
は、濃度検出のための専用ローラを設け、その一部が液
体現像剤に接し、他の一部は液体に接しないように配置
して、液体に接しない部分で付着したトナー濃度を反射
光により測定する液濃度検出装置が開示されている。同
様に特開平6−109630号公報には、現像液を感光
体にその粘性により薄膜状に付着させ、感光体に光を当
てて、その反射光を受光素子により検出してその検出光
によって現像液中のトナー濃度の測定を行うことが開示
されている。また、特開平5−119633号公報に
は、現像液中に、開口部を有する保持手段を浸漬し、こ
の保持手段の開口部にできる液膜に、現像液外において
光を照射して、該液膜の光透過率によってトナー濃度の
測定を行うことが開示されている。
【0012】また、特開平5−188785号公報に
は、液体現像剤中に平行平板電極を浸漬し、その電極間
の静電容量の変化から荷電したトナーの濃度を検知する
ことが開示されている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記前段の3つの公報
に記載された技術によれば、確かに、光源や受光素子に
トナー粒子などが付着し、そのために測定値に誤差が生
じるといった不具合が防止され得る。しかしながら、ト
ナーをその粘着性に頼ってドラム状のものに付着させた
後、光学的に濃度測定を行っているため、現像液やその
中のトナー粒子自体の粘着性の変化によって、トナー濃
度が同じ現像液であってもドラムなどに付着するトナー
量が変化して、測定誤差を生じる恐れがある。
【0014】また、特開平5−188785号公報に記
載された技術によれば、トナー粒子の荷電量に基づいた
トナー濃度の測定が可能となる。しかしながら、この技
術では、電極を現像液中に浸漬しているため、その電極
間にトナーの荷電量とは無関係に粘性付着するトナーが
あり、その影響によって測定誤差が生じる恐れがある。
【0015】そこで、本発明は、光学的測定法を用い
て、光源や受光素子へのトナー粒子の付着による測定度
差がなく、かつ、荷電したトナーの濃度を測定し、その
結果に基づいて液体現像剤を補給することができる現像
剤補給装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の請求項1記載の本発明は、トナー粒子と、該トナー粒
子を分散するための媒体液とを含む液体現像剤を使用し
て、潜像担持体表面に担持された静電潜像を現像する液
体現像装置に、現像剤補給液を補給する現像剤補給装置
において、前記液体現像剤中に少なくとも一対の電極を
設け、該電極間に通電して前記トナー粒子を該電極の一
方に電着させる手段と、前記トナー粒子が電着された電
極表面に、前記液体現像剤から離れた位置に設けられた
光源から光を照射し、その反射光強度を前記液体現像剤
から離れた位置に設けられた受光素子により受光してト
ナー濃度を測定する測定手段と、該測定手段により測定
した結果に基づいて現像剤補給液を補給する補給手段
と、を有することを特徴とする現像剤補給装置である。
【0017】上述のように構成された本発明は、液体現
像剤に浸漬された2つの電極にトナーを電着させ、この
電着させたトナーの濃度を、液体現像剤から離れた位置
に設けられた測定手段により測定する。そして、この測
定結果に基づいて液体現像剤の補給を行う。これによ
り、少なくとも静電潜像を現像し得る荷電量を有するト
ナー濃度を正確に測定することができ、その結果により
必要な液体現像剤の補給を行うことができる。
【0018】また、請求項2記載の本発明は、請求項1
記載の構成において、前記電極のうち、少なくとも一方
が回転電極であることを特徴とする。これにより回転電
極の一部が液体現像剤中に浸漬し、回転電極の回転にと
もない電極に電着したトナーを液体現像剤の外で測定し
得る構成を容易にとることができる。
【0019】また、請求項3記載の本発明は、請求項1
記載の構成において、前記電極の一方が、前記潜像担持
体に対向する現像剤担持体であることを特徴とする。こ
れによりトナー濃度測定のための2つの電極の構成のう
ち少なくとも一方を現像剤担持体として兼ねることがで
きる。
【0020】また、請求項4記載の本発明は、請求項1
記載の構成において、前記現像剤補給液はトナーを媒体
液に分散したものであることを特徴とする。これにより
トナー濃度を適性に保ことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、添付した図面を参照して、
本発明の一実施例を説明する。
【0022】本実施の形態は、トナー、荷電制御剤およ
び媒体液を主成分とする液体現像剤を用いて現像を行う
と共に、補給液として、トナーと媒体液とを主成分とす
るトナー補給液、荷電制御剤と媒体液を主成分とする荷
電制御剤補給液、および媒体液自身を用いた媒体液補給
液の3種類の液を使用するものである。
【0023】図1は、湿式電子写真プリンタの断面図で
あり、図2は、このプリンタの現像装置の部分拡大図で
あり、図3は、液体現像剤の流れを説明するための液経
路ブロック図である。
【0024】《プリンタの構成》まず、湿式電子写真プ
リンタの構成および動作について説明する。
【0025】図1に示すように、プリンタ内部には、そ
の表面に静電潜像が形成される円筒状の感光体1が図中
に示した矢印aの方向に回転可能に設けられている。感
光体1の周囲には、図示しないホストコンピュータなど
から送られる画像データに基づいてレーザビームを発生
するレーザ発生装置10と、画像形成のためのプロセス
機器である液体現像装置400、スクイズローラ2、転
写ローラ4、クリーナ7、イレーサーランプ8、帯電チ
ャージャー9が順次配設されている。また、プリンタの
側部には、内部にペーパーを収納したペーパー収納用カ
セット11と、ペーパー上に形成されたトナー像の定着
を行うための定着装置5と、プリンタ内部から排出され
るぺーパーを載置する排紙トレイ12とが設けられてい
る。
【0026】また、プリンタ内部には、液体現像剤を貯
留する液体現像剤タンク43と、液体現像剤タンク43
内の液体現像剤を液体現像装置400に供給する液供給
ポンプ41と、液体現像装置400内にある液体現像剤
を液体現像剤タンク43に送り戻す液回収ポンプ42お
よび残液回収ポンプ44と、トナー成分を補給するため
のトナー補給液を貯留するトナー補給液タンク50と、
荷電制御剤成分を補給する荷電制御剤補給液を貯留する
荷電制御剤補給液タンク51と、媒体液を補給するため
の媒体液補給液を貯留する媒体液補給液タンク52とが
設けられている。
【0027】液体現像剤は、結着樹脂中に着色剤を分散
してなるトナー粒子を高抵抗の媒体液中に分散してな
り、さらに、荷電制御剤が添加されたものである。トナ
ー補給液は、トナー粒子を媒体液に添加してなるもので
ある。荷電制御剤補給液は、荷電制御剤を媒体液に添加
してなるものである。媒体液補給液は媒体液をそのまま
用いたものである。
【0028】なお、液体現像剤および各補給液の詳細な
組成、ならびに各補給液の補給の制御方法に付いては後
述する。
【0029】上記プリンタのプリント動作は以下のよう
に行われる。プリンタ内部に収められた感光体1が回転
を始め、帯電チャージャー9により均一に荷電された
後、レーザ発生装置10からレーザビームの照射を受け
ることにより、その表面に静電潜像が形成される。そし
て、この潜像は、液体現像装置400により現像され
る。その後、感光体1に付着した過剰な媒体液がスクイ
ズローラ2により絞りとられる。
【0030】カセット11内のペーパーは、給紙ローラ
3によりプリンタ内部へ供給され、ついでタイミングロ
ーラ13により感光体1上のトナー像と同期をとって転
写ローラ4と感光体1との対向部に送られる。この転写
ローラ4には、トナーと逆極性の電圧が印加されてお
り、静電的にトナー像をペーパーに転写する。トナーが
転写されたペーパーは、乾燥・定着ヒータ5により、乾
燥されると同時にトナーの定着が行われて、排紙トレー
12に送り出される。この後、感光体1表面に残留した
トナーはクリーナー7により除去され、さらに、イレー
サーランプ8により感光体1に残っている潜像が除去さ
れ、感光体1が初期化される。このような荷電、露光、
現像、スクイズ、転写、クリーニング、イレースのサイ
クルが繰り返されて、ペーパー上に画像が形成される。
【0031】なお、クリーナー7には、液体現像剤を吹
きかけてクリーナー7によりかきとされた残留トナーを
回収するための液経路が設けられている(図1において
は不図示、図4参照)。
【0032】以下、さらに現像装置の構成および動作に
ついて詳しく説明する。図2は、現像装置400の拡大
図である。図2に示すように、現像装置400は、その
表面に液体現像剤を担持するための現像ローラ402
と、現像ローラ402を支持するフレーム406と、液
体現像剤を貯留するための現像液槽408と、現像液槽
408から溢れた液体現像剤を回収する液回収槽409
と、現像ローラ402上に残留する液体現像液をかきと
るためのクリーニングブレード405と、現像ローラ4
02にクリーニング液を吹きかけるためのノズル411
と、クリーニングブレード405によりかきとられた現
像剤を回収するトナー回収槽413とを備えている。ま
た、現像液槽408の縁部fから現像ローラ402の最
下点との対向部にかけての内壁面は、現像ローラ402
と所定の間隔を保った円周面となっていて、この円周面
に、現像ローラ402との間に電圧を印加することによ
り現像ローラ402の表面にトナーを電気的に付着させ
るための電極(以下、薄層形成電極と称する)401が
設けられていて、現像ローラ402の表面にトナー薄層
が形成される。そして、現像ローラ402に荷電付着し
たトナーの濃度を測定するための濃度センサ59が、薄
層形成電極401部分から現像ローラ402と感光体1
との対向部cの間に設けられている。
【0033】この濃度センサ59は、現像ローラ402
の表面に形成された液体現像剤の薄層に光を当てて、そ
の反射光を測定するもので、図3に示すように、濃度セ
ンサ59の筐体内に、光源59aと、受光素子59bが
設けられており、光源59aと受光素子59bの間に、
光源59aからの光が直接受光素子59bに入り込まな
いように遮光板59cが設けられている。そして、この
濃度センサ59は液体現像剤を接触しない位置に設けら
れている。なお、光源59aには、一定の方向に光を照
射するためのレンズ(不図示)が設けられており、同様
に受光素子59bにもトナー薄層からの反射光を効率よ
く取り込むためのレンズ(不図示)が設けられている。
【0034】光源59aから照射された光は、液体現像
剤の薄層が形成された現像ローラ402表面によって反
射し、その反射光を受光素子59bにより検出して、反
射光の強度から現像剤中のトナー濃度が測定される。
【0035】液体現像剤のトナー濃度としては、薄層形
成電極401によって、現像ローラ402に電着した後
のトナー濃度が検出される。したがって、検出されるト
ナー濃度は、少なくとも現像ローラに電着する荷電量を
有しているため、感光体1に形成される静電潜像を現像
し得るトナーの濃度が測定されることとなる。
【0036】また、一端現像ローラ402に電着したト
ナーは、現像ローラ402の回転によりクリーニングブ
レード405によってかきとられて常に新鮮なローラ表
面が出ているため、そこに新たに電着したトナー薄層
は、ローラ表面の不要なトナーの残量などがなく、正確
にトナー濃度の測定がなされる。さらに、濃度センサ5
9自体が液体現像剤とは接触しない位置に設けられてい
るため、光源59aや受光素子59bなどが汚れること
がないので、これら光学系表面の汚染による測定誤差が
ない。
【0037】ここで、光源59aとしては、例えば、発
光ダイオード(LED)であり、一方、受光素子59b
としては、例えばフォトダイオードやフォトトランジス
タ、またはCCDセンサなどである。また、このような
光源と受光素子を一体化したフォトセンサであってもよ
い。
【0038】現像ローラ402は、濃度センサ59の光
源59aからの光を反射可能な導電性の材料、例えばS
US304などの金属で形成された円柱状のもので、感
光体ドラム1の長手方向に平行に配置され、フレーム4
06により、図中bに示す方向に回転可能に支持されて
いる。感光体ドラム1と現像ローラ402との対向部
(現像部)cにおける両者の間隔は、図示しないコロに
より所定の間隔、例えば200μmとなるように調整さ
れている。
【0039】現像液槽408は、現像ローラ402の下
方に設けられていて、その底には、図1に示したように
液供給ポンプ41に接続された液供給口403が配設さ
れており、現像を行う際には、この液供給口403から
液体現像剤が供給され、図2に示したように、現像ロー
ラ402の下部が現像液槽408内の液体現像剤に浸漬
される。
【0040】現像液槽408を構成する壁面の上端の一
部は、現像ローラ402の下部に隣接し、現像ローラ4
02の長手方向に平行に延伸する縁部fとなっている。
現像液槽408は液体現像液で満たされた後、過剰の液
体現像剤が縁部fから溢れ出すようになっている。
【0041】現像液槽408に隣接して、液回収槽40
9の反対側にトナー回収槽413が設けられており、こ
のトナー回収槽413の内壁面の上端には、遮液坂41
6が取り付けてある。遮液板416は上方に延伸して、
現像液槽408とトナー回収槽413との境界をなして
いる。
【0042】クリーニングブレード405は、遮液板4
16の上端に取り付けられ、その上端が現像ローラ40
2上に接触している。クリーニングブレード405は、
ポリウレタン製のものであり、遮液板416によって適
宜な圧力で現像ローラ402表面に押し当てられてい
る。なお、ブレードの材料は、現像ローラ402が金
属、高硬度樹脂のごとき材料の場合には、ゴムや樹脂な
どのブレード、特にポリウレタンブレードが好適に使用
され、現像ローラ402が、例えばNBR(ニトリルゴ
ム)のごとき柔軟な材料である場合には、金属ブレー
ド、樹脂ブレード、セラミックブレードなどが好適に使
用される。
【0043】遮液板416は、現像液槽408とトナー
回収槽413との仕切りと、クリーニングブレード40
5との支持を兼ねている。したがって、装置の構成が簡
素となりコスト面で有利である。
【0044】ノズル411は、クリーニング液供給ポン
プ45に接続され、クリーニングブレード405の上方
に設けられており、現像ローラ402の長手方向に所定
の間隔で現像ローラ402に向けられた複数の噴出口を
備えている。
【0045】液回収槽409の上方には、現像ローラ4
02上に担持される液体現像剤の一部を切取り所定量に
低下させるための液切り部材414が設けられている。
液切り部材414はクリーニングブレード405が現像
剤をかきとる際にまき上げた液体現像剤を閉じ込め外部
に撒き散らさない効果もある。また、ノズル411の上
方には、液体現像装置400内の液体現像剤の液はねや
蒸発を防止するための液はね防止板415が設けてあ
る。
【0046】《現像装置動作》次に液体現像装置400
の動作について詳しく説明する(図2および図4参
照)。
【0047】まず、液供給ポンプ41が作動して液供給
口403から液体現像剤が現像液槽408に供給され
る。液体現像剤は現像ローラ402と電極401との対
向部(薄層形成部)dおよび液回収槽409を通過した
後、液回収口404から液回収ポンプ42によって液体
現像剤タンク43に回収された後、再び液供給ポンプ4
1により現像装置400に供給される。こうして、現像
時には液体現像剤が現像措置400内を循環する。
【0048】液回収ポンプ42によって汲み出された液
体現像剤は、その一部が後述するように、クリーニング
液として使用され、また感光体1に残留したトナーをか
きとるためのクリーナー7の洗浄にも利用される。この
ため、液回収ポンプ42からの液体現像剤は、バルブ6
6を締めることにより、クリーニング液やクリーナー7
の洗浄に利用されて、トナー回収ポンプ44により液体
現像剤タンク43に戻される。一方、このうような洗浄
に利用しない場合には、バルブ66を開くことにより、
直接液体現像剤タンク43に回収される。
【0049】現像装置400においては、液回収ポンプ
42の液回収能力を液供給ポンプ41の液供給能力より
も大きくしてある。したがって、図2に示したように、
現像装置400内の液体現像剤の液面は、現像液槽40
8の縁部f(すなわち薄層形成電極401の上端)をわ
ずかに上回る所を最高位としてほぼ一定となる。
【0050】一方、現像ローラ402も矢印b方向に回
転を始める。また、薄層形成電極401と現像ローラと
の間に所定の電圧が印加され、液体現像剤が薄層形成部
dを通過する間に、液体現像剤中の電荷をおびたトナー
粒子が静電気力を受けて現像ローラ402側に移動する
ことにより、現像ローラ402表面上にトナーの薄層が
形成され、さらにその上にトナーのほとんど存在しない
媒体液の層が形成される。
【0051】薄層形成部dの長さ(図2の矢印eで示す
範囲)を3〜80mm、好ましくは5〜50mmに設定
すると、薄層形成に要するトナー移動時間が十分取れ、
高濃度の液体現像剤薄層が形成できる。
【0052】薄層形成電極401と現像ローラ202と
の間隔(以下、薄層形成ギャップと称する)を0.1〜
10mm、好ましくは0.3〜3mmに設定すると、液
体現像剤を薄層形成部dに良好に流動させながら、トナ
ー薄層と媒体液層とからなる上記の液体現像剤層を形成
することができる。
【0053】薄層形成電極401と現像ローラ402と
の間に印加する電圧は、直流、直流に交流を重畳したも
の、直流にパルス状の電圧を重畳したものが、現像ロー
ラ402にトナーの薄層を均一に形成する効果が高く好
ましい。
【0054】トナー薄層が形成された現像ローラ402
には、現像バイアスが印加されており、感光体1上の潜
像がトナーにより現像されることとなる。
【0055】特に、本実施の形態においては前述したよ
うに、感光体1と現像ローラ402とは、所定の間隙を
保った状態としてあるので、高濃度トナー層部分が直接
感光体1に接触することなく、カブリの発生が防止され
る。このような観点からは両者の間隔は0.1〜2mm
とすることが好ましい。なお、別の形態として、感光体
と現像ローラとを接触させて現像する方法が挙げられ
る。これはカブリの点では劣るものの、高速現像が可能
であるという点に特徴がある。本発明は、このような形
態においてももちろん適用することができる。
【0056】現像ローラ402の回転速度は、感光体1
の回転速度に対して、同速としてある。これは、感光体
1に付着しようとするトナーに剪断力が働き画像が乱れ
るのを防止するためである。なお、所望により両者の回
転速度を異ならせてもよく、現像ローラ402を感光体
1よりも速く回転させると、感光体1へのトナー供給量
を増加させることができ、感光体1よりも遅く回転させ
ると、感光体1へのトナー供給量を下げることができ
る。感光体1に対する現像ローラの回転速度比として
は、0.5〜10が好ましく、0.9〜5であればより
好ましい。また、現像ローラ402の回転の向きを図2
に示した矢印bと逆向き、すなわち、感光体1の回転方
向(図中の矢印a)と逆回転させてもよい。このように
すると、感光体1に付着する液の量を減らすことができ
る。
【0057】現像領域を通過した現像ローラ402表面
に残っている現像剤は、クリーニングブレード405で
かきとられて、現像ローラ402表面が現像液槽408
に至るときには、常にトナーの付着していない新たな表
面が出ていることとなる。
【0058】現像ローラ402に対しては、ノズル41
1より、クリーニング液が吹きかけられる。これによ
り、現像ローラ402上に拭き残しが発生するのが防止
されると共に、現像ローラ402の回転トルクが上昇す
るのが防止される。
【0059】本実施の形態においては、液回収ポンプ4
2から液体現像剤タンク43に戻される現像液の一部を
クリーニング液として使用している。このため、専用の
クリーニング液を使用したり、これを貯蔵する装置を設
けたりすることも不要になる。また、本実施の形態でク
リーニング液として使用する上記液体は、液中の固形分
の量が少なく、クリーニングに適したものである。
【0060】なお、クリーニング液としては、本実施の
形態のものに限定されず、トナーを溶解しないものであ
れば様々なものを用いることができ、液体現像剤タンク
43内の液体現像剤を汲み上げて使用してもよいし、液
体現像剤のトナー濃度を一定化するための補給液を用い
てもよい。
【0061】クリーニングブレード405でかきとられ
た現像剤は、遮液板416を伝ってトナー回収層413
に流れ込む。したがって、現像ローラ402上に残留し
ていた現像剤が、直接現像液槽408に流れ込んで現像
液槽408内の液体現像剤のトナー濃度を変化させてし
まうことがない。
【0062】トナー回収層413に流れ込んだ液体現像
剤は残液回収口410から回収され、トナー回収ポンプ
44によって液体現像剤タンク43に戻される。
【0063】こうして現像が終了すると、電圧の印加を
停止すると共に、液用供給ポンプ41、液回収ポンプ4
2および現像ローラ402を停止する。現像液槽408
内の液体現像剤は自重により、液供給口403と液回収
口404とから液体現像剤タンク43に向かって速やか
に落下する。
【0064】なお、現像ローラ402の表面粗さは十点
平均粗さで5μm以下とすることが好ましい。このよう
にすることで、感光体1(像担持体)と現像ローラ40
2の接触による像乱れ、現像ローラと薄層形成電極との
接触によるトナー薄層の破壊、感光体1と現像ローラ4
02間の電界の不均一による現像ムラ、現像ローラ40
2と薄層形成電極401間の不均一によるトナー薄層の
ムラなどが防止できる。十点平均粗さはJIS規格B0
601に定義されている。
【0065】《現像剤補給動作》次に、補給液の補給動
作について説明する。
【0066】液体現像剤は、図4に示すように、液体現
像剤タンク43中で攪拌モータ57による動力により回
転する攪拌羽根58により均一な濃度を保っている。プ
リントの開始により液供給ポンプ41により現像液槽4
08に液体現像剤が供給される。液体現像剤は、前述し
たように、現像ローラ402と薄層形成電極401の薄
層形成部dを通過し、トナー薄層が形成される。
【0067】そして、このとき、形成されはトナー薄層
が濃度センサ59によって測定され、トナー濃度が検出
される。そして、検出されたトナー濃度が不十分な場合
には、後述するように、補給ポンプ53およびバルブ5
6が制御され、トナー補給液が補給タンク50から液体
現像剤タンク43に補給される。
【0068】現像を開始する時には、電着電源64によ
り薄層形成部に電圧が印加され、上述の通り現像ローラ
402にトナーが電着される。現像ローラ402と感光
体1の間には適当なバイアス手段63により電圧が印加
され感光体1上の潜像にカブリなくトナーにより現像さ
れる。この時、電着電流センサ65により電着電流が測
定される。電着電流が所定の値に満たない場合には、荷
電制御剤補給液が補給タンク51から補給ポンプ54に
より液体現像剤タンク43中へ補給される。
【0069】また液体現像剤タンク43には液量センサ
61が備えられており、液量が所定の値に満たない場合
には媒体液補給液が補給タンク52から補給ポンプ55
により補給される。
【0070】ここで、トナー補給液、荷電制御剤補給液
および媒体液補給液のそれぞれの補給動作について説明
する。
【0071】図5はトナー補給液制御系のブロック図で
あり、図6はその具体的な回路構成を示す回路図であ
る。濃度センサ59は、LEDとフォトトランジスタT
R1によって構成され、現像ローラ402からの反射光
を測定することによりその液のトナー濃度としている。
この濃度センサ59からの信号は、増幅回路(AMP
1)591によって増幅されて、比較回路592、具体
的にはCPUに入力される。そして、比較回路592に
おいて、基準値と濃度センサからの信号レベルとが比較
されて、その比較結果が基準値より低い場合にトナー濃
度が不足しているものと判断し、駆動回路593により
補給ポンプ53が駆動されて、トナー補給液が補給タン
ク50から液体現像剤タンク43中に補給される。
【0072】図7は、現像ローラ402上にトナーを電
着させたときの、表面反射光の反射光量と現像ローラへ
のトナーの付着量との関係の一例を示す図面である。図
7においては、それぞれイエロー、マゼンタ、シアン、
およびブラックの各色のトナーを含んだ4種の液体現像
剤を用いて、910nmのLEDの光を使用して測定を
行っている。
【0073】例えば、トナーの付着量0.1mg/cm
2 での使用を想定した場合、各現像剤の反射量は、それ
ぞれ任意単位でイエローでは44(図7(A))、マゼ
ンタでは38(同図(B))、シアンでは72(同図
(C))、ブラックでは7.8(同図(D))となる。
したがって、イエロー、マゼンタ、およびシアンについ
ては、この入射光量レベルを下回ったときに、ブラック
についてはこれを上回ったときにトナー補給が行われる
ような回路設定にしておけばよい。
【0074】なお、入射光量を各色ごとに変えたり、光
源あるいは受光素子と現像ローラとの距離を各色ごとに
変えたり、入射光の波長を各色ごとに変えるようにして
も構わない。
【0075】図8は荷電制御剤補給液制御系のブロック
図であり、図9はその具体的な回路図である。電着電流
センサ65は、コイル、磁石およびホール素子を用いた
もので、コイルにより電着電流に応じた強さの磁界を発
生させ、これをホール素子により電界に変換することに
より、電着電流値に応じた電気信号を出力して、液体現
像剤中のトナーの荷電量を電気信号としてモニターする
ものである。
【0076】電着電流センサ65からの信号は、増幅回
路(AMP2)651によって増幅されて、比較回路6
52、具体的にはCPUに入力される。そして、比較回
路652において、基準値と電着電流センサ65からの
信号レベルとが比較されて、その比較結果が基準値より
低い場合に、液体現像剤中のトナーの荷電量が不足して
いるものと判断し、駆動回路653により補給ポンプ5
4が駆動されて、荷電制御剤補給液が液体現像剤タンク
43中に補給される。
【0077】現像ローラ402表面に電着されたトナー
は、現像部cを通過した後、現像ローラ402が回転す
ることにより、既に説明したように、クリーニングブレ
ード405(図2参照)によってかきとられ、薄層形成
部d部分に至る際には、常に新たな表面(トナーが付着
していない状態として)が出るようになっている。この
ため、常に、トナーの付着していない電極表面へトナー
が電着する際の正確な電着電流値を測定することができ
る。
【0078】特に、本実施の形態においては、現像ロー
ラ402と電極401とが、液体現像剤のトナーの荷電
量を検知する手段の一部を兼ねているので、液物性モニ
ター用に別に電極や電源を設ける必要がない。また、上
記構成により、現像に供されるトナーそのものの荷電量
が測定されることとなり、荷電量の測定が正確に行え
る。
【0079】図10は媒体液補給液制御系のブロック図
であり、図11はその具体的な回路図である。液量セン
サ61は、検出位置の異なるフロートスイッチ61a
(FSW1),61b(FSW2)からなり、この各フ
ロートスイッチ61a、61bからの信号が、検出回路
611、具体的にはCPUによって検出される。そし
て、フロートスイッチ61aの信号が検出された場合に
は、液体現像剤タンク43内の液量は十分であると判断
する。逆にフロートスイッチ61bからの信号が検出さ
れた場合には、液量が不足しているものと判断し、媒体
液補給液を補給するように、駆動回路612を動作させ
て、補給ポンプ55を駆動し、媒体液補給液を補給す
る。
【0080】図12および図13は、上記各CPU内で
のモニタ結果に基づき補給ポンプ53,補給ポンプ54
および補給ポンプ55を駆動するアルゴリズムの一例を
示したフローチャートである。図12および図13に基
づいてこのアルゴリズムを説明する。
【0081】まず、プリントの開始を検知したら(S
1)、攪拌モータ57の起動、現像モータ(不図示)の
起動および電着バイアスの印加(電着電源64オン)が
それぞれなされる(S2)。
【0082】そして、トナー補給液用の補給ポンプ53
が駆動しているかどうかが判断されて(S3)、駆動し
ていない場合には、濃度センサ59のLEDを点灯し
(S4)、基準光量以下である場合には(S5)、補給
ポンプ53を起動すると共に、停止タイマーをセットす
る(S6)。
【0083】前記ステップS3において、補給ポンプ5
3が駆動中であると判断される場合には、停止タイマー
のカウントが終了しているかどうかを判断し(S7)、
カウントが終了すると補給ポンプ53を停止する。そし
て、濃度センサ59のLEDを消灯する(S9)。
【0084】次に、荷電制御剤補給液用の補給ポンプ5
4が駆動しているかどうかを判断し(S10)、駆動し
ていなければ、電着電流が基準値以下であるかどうかを
判断して(S11)、基準値以下であれば、荷電制御剤
補給液用の補給ポンプ54を起動して停止タイマーをセ
ットする(S12)。
【0085】前記ステップS10において、補給ポンプ
54が駆動中であると判断される場合には、停止タイマ
ーのカウントが終了しているかどうかを判断し(S1
3)、カウントが終了すると補給ポンプ54を停止する
(S14)。
【0086】次に、液体現像剤の液面が上限フロート以
上かどうかを判断し(S15)、液面が上限以上でなけ
れば、媒体液補給液用の補給ポンプ55が駆動している
かどうかを判断し(S16)、駆動していなければ、液
面が下限フロート以下であるかどうかを判断して(S1
7)、下限フロート以下であれば、補給ポンプ55を起
動して停止タイマーをセットする(S18)。
【0087】前記ステップS16において、補給ポンプ
55が駆動中であると判断される場合には、停止タイマ
ーのカウントが終了しているかどうかを判断し(S1
9)、カウントが終了すると補給ポンプ55を停止する
(S20)。また、前記ステップS15において、液面
が上限フロート以上である場合にも、補給ポンプ55を
停止する(S20)。
【0088】ついでプリント終了かどうかが判断されて
(S21)、終了でなければ以上のステップS3からス
テップS21までを繰り返し、プリント終了であれば、
攪拌モータの停止、現像モータの停止、電着バイアスを
切り、全ポンプを停止して(S22)、プリント開始の
判断(S1)に戻る。
【0089】なお、以上のフローチャートでは、トナー
補給液の制御ステップS3からS8まで、電着制御剤補
給液の制御ステップS9からS14まで、および媒体液
補給液の制御ステップS15からS20までは、各ステ
ップ連続しているが、これらの各制御のステップは平行
して行われてもよい。
【0090】本実施の形態においては、上述の通り、液
体現像剤を構成する主成分であるトナーと、荷電制御剤
と、媒体液とを、3種類の補給液を用いて、実質的にそ
れぞれ独立して補給するようにしたので、液体現像剤の
成分バランスをよりきめ細かく調整することが可能であ
る。
【0091】《液体現像剤について》以下、本実施の形
態に使用する液体現像剤および各補給液の組成について
説明する。
【0092】液体現像剤は、少なくとも結着樹脂中に顔
料および染料などの着色剤が分散して成るトナー粒子と
荷電制御剤とが、高抵抗媒体液中に分散して成るもので
あり、必要に応じて分散安定剤およびその他の添加物を
適量添加しても構わない。
【0093】液体現像剤の体積抵抗値は、1010Ω・c
m以上とすることにより、液体現像剤の抵抗が最適化さ
れて、像流れなどの発生を最小化することができる。
【0094】媒体液としては、感光体などの像担持体上
に形成された静電潜像を乱さない程度の抵抗値を有する
ものであればどのようなものでも構わない。実質的に臭
気および毒性のない、比較的引火点の高い溶剤が好まし
い。このような条件を満たすものとしては、イソパラフ
ィン系炭化水素溶媒であるIPソルベント・シリーズ
(出光石油)、アイソパー・シリーズ(エッソ石油)な
どの高絶縁性、低誘電性液体が代表的な例として挙げら
れる。
【0095】液体現像剤に用いられるトナー(着色微粒
子)については、何等限定はないが、好ましくは、顔料
の種類の差による現像性への影響が小さいトナーを使用
する。具体的には、少なくとも染料および顔料などの色
材が熱可逆性結着樹脂中に分散されたトナーが好まし
い。
【0096】トナーの製造方法については、何等限定は
ない。代表的な既知の種々の製法としては、(1)結着
樹脂微粒子を着色剤(染顔料)で着色する方法、(2)
着色剤(染顔料)と結着樹脂とを溶融混練して得られた
着色樹脂を、各種粉砕方法で粉砕してトナーを得る方法
などが代表的な例として挙げられる。
【0097】(1)の方法を具体的に説明すると、懸濁
重合法、乳化重合方法、非水分散重合方法、シード重合
方法、乳化分散造粒法、噴霧乾燥法、乾式粉砕法、湿式
粉砕法などにより得られた樹脂微粒子の表面に顔料を固
着させる方法、および樹脂微粒子は、実質的に溶解しな
いが染料は溶解する溶媒中で樹脂粒子を染料により染色
する方法などである。顔料を樹脂微粒子の表面に固着さ
せる具体的な装置としては、ハイブリダイゼーションシ
ステム(奈良機械製作所(株)製)、オングミル(ホソ
カワミクロン(株)製)、ディスパーコート(日清エン
ジニアリング(株)製)などが代表的な例として挙げら
れる。
【0098】(2)の方法を具体的に説明すると、着色
剤(染顔料)と結着樹脂とを溶融混練して得られた着色
樹脂を、粒径1mm程度まで粗粉砕し、さらにジェット
ミルのような乾式微粉砕装置を用いて微粉砕するか、も
しくは湿式メディアミルのような装置で媒体液となる溶
媒中で粗粉砕物を微粒子化する方法などである。代表的
な乾式粉砕装置としては、ジェットミル(日本ニューマ
チック工業(株)製)、クリプトロン粉砕機(川崎重工
(株)製)等が挙げられる。また、代表的な湿式メディ
アミルとして、三菱UFミル(三菱重工(株)製)、ア
イガーモータミル(アイガージャッパン(株)製)、ウ
ルトラビスコミル(アイメックス(株)製)、スパイク
ミル(井上製作所(株)製)等が挙げられる。
【0099】これらのトナー製造法により得られたトナ
ー粒子を用いた液体現像剤の中でも、好ましいのは顔料
による荷電量の差が出にくい(2)のトナー製造法によ
り得られたトナー粒子を用いた液体現像剤であり、さら
に好ましくは、媒体液となるイソパラフィン系溶媒中で
メディアミルを用いて湿式粉砕する方法である。
【0100】トナーの粒子径は、体積平均粒径が0.5
〜5.0μmの範囲であり、好ましくは1.0〜4.0
μmの範囲であることが望ましい。これは、トナー粒径
が0.5μm以下では、トナー粒子の移動度が小さすぎ
るため、現像速度が遅くなり、ある一定以上のシステム
スピードの領域では画像濃度が低くなってしまうことが
ある。また、トナー粒径が5.0μm以上では、解像度
が悪くなってしまうことがある。すなわち、トナーの体
積平均粒径を0.5〜5.0μmとすることにより、現
像速度と画像濃度の双方を満たすことができる。トナー
の体積平均粒径ならびに粒径分布は、例えば島津製作所
(株)製SALD−1100を用いて測定するとよい。
【0101】トナー用結着樹脂としては、一般に通常の
トナーに結着樹脂として汎用されているものが好適に用
いられる。例えば、スチレン系樹脂、(メタ)アクリル
系樹脂、オレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、アミ
ド系樹脂、カーボネート樹脂、ポリエーテル、ポリスル
フォンなどのような熱可逆性樹脂、あるいはエポキシ樹
脂、尿素樹脂、ウレタン樹脂などのような熱硬化性樹脂
のオリゴマーないしはプレポリマーの状態のものも含む
ものであり、さらにポリマーに一部プレポリマー、架橋
剤などを含んだものなども含まれる。これらの樹脂を単
独で使用しても、またブレンドして使用してもどちらで
も構わない。これらの結着樹脂を用いたトナー粒子が十
分な荷電性を示すためには、液体現像剤中のイオンのト
ナー表面への吸着しやすい部分を有しているバインダー
樹脂が選ばれる。具体的には、結着樹脂の酸価を高くす
る。トナーバインダーに他の極性基含有ポリマーや極性
基含有化合物などをブレンドする、トナー粒子表面を表
面改質してイオン吸着性を良くする方法などが挙げられ
る。
【0102】結着樹脂の酸価を高くするには、スチレン
−アクリル系樹脂などの場合には、共重合モノマーとし
て(メタ)アクリル酸などの酸性モノマーを共重合させ
る。また、ポリエステル系樹脂の場合には、酸性モノマ
ーを少量グラフト重合させ、そのグラフト化率を制御す
ることによって酸価を制御できる。
【0103】一般には、結着樹脂の酸価は、5〜100
mgKOH/gであることが好ましい。なお、本発明に
おける結着樹脂の酸価は、以下のようにして求める。
【0104】樹脂5gを中性溶剤(トルエン−EtOH
(2/1)) 50mlに溶解し、その後0.04Mの
KOH−EtOH溶液で滴定する。指示薬にはフェノー
ルフタレンを用いる。 酸価=(a−b)×f×2.244/w (ただし、式中、a:微紅色終点(ml)、b:空試験
滴定(ml)、f:0.04M KOH−EtOH 溶
液の力価、w:試料樹脂量(g)である。)トナーバイ
ンダーに他の極性基含有化合物をブレンドする例として
は、カルボン酸、スルホン酸、リン酸などの有機酸、高
級脂肪酸、およびシリカ微粒子などの無機酸化物微粒
子、ロンジンなどの樹脂酸およびその誘導体などが挙げ
られる。
【0105】トナー粒子表面を表面改質してイオン吸着
性を良くする例としては、トナー粒子表面にシリカ微粒
子などの無機酸化物微粒子をトナー粒子の表面に固着さ
せる方法があげられる。具体的な装置としては、ハイブ
リダイゼーションシステム(奈良機械制作所(株)
製)、オングミル(ホソカワミクロン(株)製)、ディ
スパーコート(日清エンジニアリング(株)製)などが
代表的な例として挙げられる。
【0106】上記トナーに用いられる着色剤としては、
公知である各色の有機染顔料、無機顔料、カーボンブラ
ックなどを用いることが好ましく、特にC.I. Pi
gment Blue 15−3、C.I. Pigm
ent Yellow 17、C.I. Pigmen
t Red 122、モーガルLなどが好適に用いられ
る。通常これらの着色用染顔料は樹脂粒子に対して、3
〜30重量部、より好ましくは5〜20重量部で使用す
ることが望ましい。これは着色剤量が30重量部より多
いと、トナーの定着性が低下し、一方、3重量部より少
ないと所望の画像濃度が得られない場合があるためであ
る。
【0107】液体現像剤中のトナーの荷電荷電量を制御
するために液体現像剤中に添加する荷電制御剤として
は、例えばナフテン酸、オクテン酸、オイレン酸、ステ
アリン酸などの脂肪酸の金属塩、スルホコハク酸エステ
ルの金属塩、アルキルスルフォン酸の金属塩、リン酸エ
ステルの金属塩、アビエチン酸もしくは水素添加アビエ
チン酸の金属塩、アルキルベンゼンスルホン酸カルシウ
ム、芳香族カルボン酸あるいはスルホン酸の金属塩類、
ポリオキシエチル化アルキルアミンのような非イオン性
界面活性剤、レシチン、アマニ油などの油脂類、多価ア
ルコールの有機酸エステル系界面活性剤、スルホン酸樹
脂などが挙げられる。
【0108】また、帯電性を有し、かつ上記媒体液に対
して可溶性の分散樹脂を荷電制御剤として用いてもよ
い。このような分散荷電樹脂の例を下記に示す。
【0109】下記は、含窒素モノマーを構成成分として
含む媒体液に可溶性の重合体、または共重合体である。
【0110】A.脂肪族アミノ基を有する(メタ)アク
リレート類:N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)ア
クリレート、N,N−ジエチルアミノエチル(メタ)ア
クリレート、N,N−ジブチルアミノエチル(メタ)ア
クリレート、N,N−ヒドロキシエチルアミノエチル
(メタ)アクリレート、N−ベンジル,N−エチルアミ
ノエチル(メタ)アクリレート、N,N−ジベンジルア
ミノエチル(メタ)アクリレート、N−オクチル,N−
エチルアミノエチル(メタ)アクリレート、N,N−ジ
ヘキシルアミノエチル(メタ)アクリレートなど。
【0111】B.含窒素複素環ビニル単量体類:N−ビ
ニルイミダゾール、N−ビニルインダゾール、N−ビニ
ルテトラゾール、4−ビニルピリジン、2−ビニルピリ
ジン、2−ビニルキノリン、4−ビニルキノリン、2−
ビニルピラリジン、2−ビニルベンゾオキサゾール、2
−ビニルオキサゾールなど。
【0112】C.N−ビニル置換環状アミド単量体類:
N−ビニル−2−ピロリドン、N−ビニルピペリドン、
N−ビニルオキサゾリドンなど。
【0113】D.(メタ)アクリルアミド類:N−メチ
ルアクリルアミド、N−オクチルアクリルアミド、N−
フェニルメチルアクリルアミド、N−シクロヘキシルア
クリルアミド、N−フェニルエチルアクリルアミド、N
−α−ナフチルアクリルアミド、N−フェニルアクリル
アミド、N−p−メトキシーフェニルアクリルアミド、
アクリルアミド、N,N−ジメチルアクリルアミド、
N,N−ジブチルアクリルアミド、N−メチル、N−フ
ェニルアクリルアミド、アクリルピペリジン、アクリル
モルフォリン、および上記相当のメタアクリルアミド類
など。
【0114】E.含窒素基を有する芳香族置換エチレン
系単量体類:ジメチルアミノスチレン、ジエチルアミノ
スチレン、ジエチルアミノメチルスチレン、ジオクチル
アミノスチレンなど。
【0115】F.含窒素ビニルエーテル単量体類:ビニ
ル−N−エチル−フェニルアミノエチルエーテル、ビニ
ル−N−ブチル−N−フェニルアミノエチルエーテル、
トリエタノールアミンジビニルエーテル、ビニルジフェ
ニルアミノエチルエーテル、ビニルピロリジルアミノエ
ーテル、ビニル−β−モルフォリノエチルエーテル、N
−ビニルヒドロキシエチルベンズアミド、m−アミノフ
ェニルビニルエーテルなど。
【0116】これらの単量体よりなる重合体は、ヘキシ
ル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アク
リレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、
オクチル(メタ)アクリレート、ノニル(メタ)アクリ
レート、デシル(メタ)アクリレート、ドデシル(メ
タ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、ス
テアリル(メタ)アクリレート、ビニルラウレート、ビ
ニルステアレート、ベンジル(メタ)アクリレート、フ
ェニル(メタ)アクリレート、スチレン、ビニルトルエ
ンなどの単量体と共重合させることにより(イソ)パラ
フィン系の媒体液に溶解しやすい状態にしておくことが
好ましい。
【0117】荷電制御剤および/または分散荷電樹脂の
添加量は、液体現像剤中の媒体液に対する濃度が0.1
〜5.0重量%の範囲とすることが好ましい。また、ト
ナー粒子に対する荷電制御剤および/または分散荷電樹
脂の比率は、1.0〜80重量%、特に5〜70重量%
の範囲とすることが好ましい。
【0118】また、必要に応じてトナーの分散安定性を
補うための分散安定剤としての分散樹脂である2−エチ
ルヘキシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)ア
クリレート、ステアリル(メタ)アクリレートなどの長
鎖アルキル基を有するアクリル系単量体の重合体、およ
びそれらと他の単量体(スチレン、(メタ)アクリル酸
およびそのメチル、エチル、プロピルエステルなど)と
の共重合体(ランダム共重合体、グラフト共重合体、ブ
ロック共重合体など)、およびロジンおよびロジン変性
樹脂などを添加してもよい。
【0119】これらの分散樹脂の添加量は、トナー粒子
に対して1〜10重量%が好ましく、特に好ましくは2
〜5重量%である。
【0120】このようにして得られる液体現像剤を用い
ると、現像ローラ上に電着現象させた電着トナーを潜像
担持体(感光体1)上の潜像に転写現像させる現像方式
において、現像領域でのトナー濃度をムラなく均一に保
ち、現像ローラ上への電着スピードも速く、かつ高速現
像を達成できる。
【0121】以下、本実施の形態に使用する液体現像
剤、補給液の具体例を示す。
【0122】<分散荷電樹脂Aの製造>ラウリルメタク
リレート95重量部をIPソルベント1620(出光石
油(株)製)200重量部に溶解させた後、この溶液中
にアルゴンガスを10分間吹き込み反応系全体をアルゴ
ンガス置換する。次に、重合開始剤としてベンゾイルパ
ーオキサイドを上記ラウリルメタクリレートに対して1
モル%添加して、反応系を80℃の温度に4時間保つこ
とにより重合させる。その後、反応系を30℃まで冷却
させた後、N−ビニル−2−ピロリドン5重量部を加
え、さらにアゾビスイソブチロニトリルを上記N−ビニ
ル−2−ピロリドンに対して1モル%添加し、再び反応
系の温度を上昇させ、90℃の温度に4時間保つことに
より重合を完結させる。このようにして得られるラウリ
ルメタクリレート/N−ビニル−2−ピロリドン共重合
体の溶液を分散荷電樹脂Aとする。
【0123】<液体現像剤の製造> ・スチレン/ブチルアクリレート/アクリル酸共重合
体:100重量部 共重合比 70/25/5 酸価12.3mgKOH/g Mn=35000、Mw/Mn=3.0 ・カーボンブラック(コロンビアカーボン社製、モーガ
ルL):20重量部 上記組成の混合物を2本ロールを用いて180℃で4時
間混練後、冷却して、粗粉砕し、平均粒径100μm程
度の着色粗粉砕粒子を得る。
【0124】この着色粗粉砕粒子を下記の組成で、直径
5.0mmのソーダガラスビーズをメディアを用いて、
サンドミルにて2時間2000rpmの条件で予備粉砕
分散する。 ・着色粗粉砕粒子:30重量部 ・分散荷電樹脂A:5重量部 ・IPソルベント1620(出光石油(株)製):10
0重量部 さらに、直径1.0mmのソーダガラスビーズに変更し
て、4時間2000rpmの条件で湿式粉砕分散し、濃
厚液体現像剤を得る。
【0125】この濃厚液体現像剤にIPソルベント16
20を900重量部加え、再度サンドミルにて1時間分
散して体積平均粒径1.5μmのトナー粒子を含む液体
現像剤を得る。
【0126】<トナー補給液の製造> ・スチレン/ブチルアクリレート/アクリル酸共重合
体:100重量部 共重合比 70/25/5 酸価12.3mgKOH/g Mn=35000、Mw/Mn=3.0 ・カーボンブラック(コロンビアカーボン社製、モーガ
ルL):20重量部 上記組成の混合物を2本ロールを用いて180℃で4時
間混練後、冷却して、粗粉砕し、平均粒径100μm程
度の着色粗粉砕粒子を得る。
【0127】この着色粗粉砕粒子を、直径5.0mmの
ソーダガラスビーズをメディアに用いて、サンドミルに
て2時間2000rpmの条件で予備粉砕分散する。 ・着色粗粉砕粒子:300重量部 ・分散荷電樹脂A:3.5重量部 ・IPソルベント1620(出光石油(株)製):30
0重量部 さらに直径1.0mmのソーダガラスビーズに変更し
て、4時間2000rpmの条件で湿式粉砕分散し、濃
厚トナー補給液を得る。
【0128】この濃厚トナー補給液にIPソルベント1
620を700重量部加え、再度サンドミルにて1時間
分散して体積平均粒径1.5μmのトナー粒子を含むト
ナー補給液を得る。
【0129】<荷電制御剤補給液の製造> ・分散荷電樹脂A:7.0重量部 ・IPソルベント1620(出光石油(株)製):10
0重量部 上記組成物の混合物を1時間よく攪拌して、濃厚補給液
を得る。
【0130】この濃厚補給液にIPソルベント1620
を900重量部加え、再度1時間攪拌して荷電制御剤補
給液を得る。
【0131】<媒体液補給液の製造>IPソルベント1
620(出光石油(株)製)をそのまま媒体液補給液と
して使用する。なお、この媒体液は電気抵抗の高い高抵
抗媒体液である。
【0132】上記液体現像剤を用いて、薄層形成部dの
長さを25mm、薄層形成電極401と現像ローラ40
2との間隔を1mmとし、薄層形成電極401と現像ロ
ーラ402との間に1000Vの直流電圧を印加するこ
とにより、現像ローラ402上に高トナー濃度の液体現
像剤層を形成することができる。
【0133】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、請求項1
記載の本発明によれば、液体現像剤に浸漬された2つの
電極にトナーを電着させ、この電着させたトナーの濃度
を、液体現像剤に触れることのないように設けられた測
定手段により測定し、測定結果に基づいて補給液を補給
することとしたので、静電潜像を現像し得る荷電量を有
するトナー濃度を正確に測定することができ、その結果
により必要な補給液の補給を行うことができる。
【0134】請求項2記載の本発明によれば、請求項1
記載の構成において、電極の少なくとも一方を回転電極
としたことにより、電極に残留するトナーを落として、
電極表面を清浄化することが容易にできるようになり、
トナー濃度の測定精度を向上することが可能となる。
【0135】請求項3記載の本発明によれば、請求項1
記載の構成において、電極の一方を潜像担持体に対向す
る現像剤担持体とするにしたので、トナー濃度測定のた
めの新たな電極を設ける必要がなく、経済性のよい装置
を開発することができる。
【0136】請求項4記載の本発明によれば、請求項1
記載の構成において、補給液にトナーを含むこととした
ので、液体現像剤中に必要なトナーを正確に補充するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用した湿式電子写真プリンタの断
面図である。
【図2】 上記湿式電子写真プリンタの液体現像装置付
近の拡大図である。
【図3】 上記湿式電子写真プリンタに用いられている
濃度センサを説明するための概略図である。
【図4】 上記湿式電子写真プリンタの液経路を示した
ブロック図である。
【図5】 上記湿式電子写真プリンタにおけるトナー補
給液の補給制御系のブロック図である。
【図6】 上記湿式電子写真プリンタにおけるトナー補
給液の補給制御系の回路図である。
【図7】 現像ローラにトナーを現着させたときの、表
面反射光の反射光量と現像ローラへのトナーの付着量と
の関係の一例を示す図面である。
【図8】 上記湿式電子写真プリンタにおける荷電制御
剤補給液の補給制御系のブロック図である。
【図9】 上記湿式電子写真プリンタにおける荷電制御
剤補給液の補給制御系の回路図である。
【図10】 上記湿式電子写真プリンタにおける媒体液
補給液の補給制御系のブロック図である。
【図11】 上記湿式電子写真プリンタにおける媒体液
補給液の補給制御系の回路図である。
【図12】 上記湿式電子写真プリンタの液補給動作を
説明するためのフローチャートである。
【図13】 図12に続く上記湿式電子写真プリンタの
液補給動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
a…感光体回転方向、b…現像ローラ回転方向、d…薄
層形成部、1…感光体、2…スクイズローラ、3…給紙
ローラ、4…転写ローラ、5…乾燥・定着ヒータ、7…
クリーナ、8…イレーサーランプ、9…帯電チャージャ
ー、10…レーザ発生装置、11…ペーパー収納カセッ
ト、12…排紙トレー、13…タイミングローラ、41
…液供給ポンプ、42…液排出ポンプ、43…液体現像
剤タンク、44…残液回収ポンプ、50…トナー補給液
タンク、51…荷電制御剤補給液タンク、52…媒体液
補給液タンク、53,54,55…補給ポンプ、56,
62,66…バルブ、57…攪拌モータ、58…攪拌羽
根、59…濃度センサ、61…液量センサ、63…現像
バイアス手段、64…電着電源、65…電着電流セン
サ、400…現像装置、401…電極、402…現像ロ
ーラ、403…液供給口、404…液回収口、405…
クリーニングブレード、406…フレーム、408…現
像液槽、409…液回収槽、410…残液回収口、41
1…ノズル、413…トナー回収槽、414…液切り部
材、415…液はね防止部材、416…遮液板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮本 英稔 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 山田 匡実 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 小島 誠司 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタ株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナー粒子と、該トナー粒子を分散する
    ための媒体液とを含む液体現像剤を使用して、潜像担持
    体表面に担持された静電潜像を現像する液体現像装置
    に、現像剤補給液を補給する現像剤補給装置において、 前記液体現像剤中に少なくとも一対の電極を設け、該電
    極間に通電して前記トナー粒子を該電極の一方に電着さ
    せる手段と、 前記トナー粒子が電着された電極表面に、前記液体現像
    剤から離れた位置に設けられた光源から光を照射し、そ
    の反射光強度を前記液体現像剤から離れた位置に設けら
    れた受光素子により受光してトナー濃度を測定する測定
    手段と、 該測定手段により測定した結果に基づいて現像剤補給液
    を補給する補給手段と、を有することを特徴とする現像
    剤補給装置。
  2. 【請求項2】 前記電極のうち、少なくとも一方が回転
    電極であることを特徴とする請求項1記載の現像剤補給
    装置。
  3. 【請求項3】 前記電極の一方が、前記潜像担持体に対
    向する現像剤担持体であることを特徴とする請求項1記
    載の現像剤補給装置。
  4. 【請求項4】 前記現像剤補給液はトナーを媒体液に分
    散したものであることを特徴とする請求項1記載の現像
    剤補給装置。
JP7200697A 1997-03-25 1997-03-25 現像剤補給装置 Withdrawn JPH10268645A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7200697A JPH10268645A (ja) 1997-03-25 1997-03-25 現像剤補給装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7200697A JPH10268645A (ja) 1997-03-25 1997-03-25 現像剤補給装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10268645A true JPH10268645A (ja) 1998-10-09

Family

ID=13476909

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7200697A Withdrawn JPH10268645A (ja) 1997-03-25 1997-03-25 現像剤補給装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10268645A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000338786A (ja) * 1999-05-27 2000-12-08 Ricoh Co Ltd 湿式画像形成装置
JP2001147596A (ja) * 1999-10-27 2001-05-29 Samsung Electronics Co Ltd 湿式印刷機の現像液濃度測定装置
DE102008047196A1 (de) 2008-09-15 2010-04-08 OCé PRINTING SYSTEMS GMBH Verfahren zum Bestimmen der Konzentration von Tonerteilchen für ein Flüssigentwickler-System
WO2012020608A1 (ja) * 2010-08-10 2012-02-16 コニカミノルタホールディングス株式会社 湿式画像形成装置
US10698338B2 (en) 2016-12-01 2020-06-30 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
US10915038B2 (en) 2016-12-01 2021-02-09 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000338786A (ja) * 1999-05-27 2000-12-08 Ricoh Co Ltd 湿式画像形成装置
JP2001147596A (ja) * 1999-10-27 2001-05-29 Samsung Electronics Co Ltd 湿式印刷機の現像液濃度測定装置
US6819887B1 (en) 1999-10-27 2004-11-16 Samsung Electronics Co., Ltd. Apparatus and method for measuring concentration of developer in liquid printer
DE102008047196A1 (de) 2008-09-15 2010-04-08 OCé PRINTING SYSTEMS GMBH Verfahren zum Bestimmen der Konzentration von Tonerteilchen für ein Flüssigentwickler-System
US8336372B2 (en) 2008-09-15 2012-12-25 Océ´ Printing Systems GmbH Method to determine the concentration of toner particles for a liquid developer system
WO2012020608A1 (ja) * 2010-08-10 2012-02-16 コニカミノルタホールディングス株式会社 湿式画像形成装置
US10698338B2 (en) 2016-12-01 2020-06-30 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
US10915038B2 (en) 2016-12-01 2021-02-09 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0915982A (ja) 液物性モニター装置
JP3090485B2 (ja) トナー
US9223253B2 (en) Electrostatic printing
JPH08297417A (ja) 液体現像剤搬送装置
RU2585878C2 (ru) Концентрирование композиции чернил
JP4821289B2 (ja) 画像形成方法
US5689779A (en) Liquid developer and developing method and developing apparatus using same
JPH10268645A (ja) 現像剤補給装置
US6136493A (en) Liquid developer set, concentrated liquid developer, diluent and method of manufacturing the diluent
JPH08220813A (ja) 電子写真用液体現像剤
JP4546552B2 (ja) 画像形成装置
US5574548A (en) Method and device for developing with a liquid
JP5640789B2 (ja) 液体現像装置及び洗浄方法
JP2016224191A (ja) 画像形成装置
JPH08110707A (ja) 液体現像装置
WO2018155725A1 (ja) 現像装置
JPH08110741A (ja) 液体現像装置
JPH11109680A (ja) 電子写真用液体現像剤及びその製造方法
JP4483533B2 (ja) 現像器および画像形成装置
JP2000019852A (ja) 液体現像剤における荷電制御剤濃度検出方法及び装置並びに荷電制御剤濃度制御方法及び装置
JP4702524B2 (ja) 液体現像装置及び画像形成装置
EP0913744A2 (en) Liquid developing material layer charging
JPH1145002A (ja) 液体現像装置
JP6525684B2 (ja) 現像方法および画像形成方法
JPH0764354A (ja) 電子写真平版印刷版の製版方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20040601