JPH10268584A - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

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Publication number
JPH10268584A
JPH10268584A JP6940397A JP6940397A JPH10268584A JP H10268584 A JPH10268584 A JP H10268584A JP 6940397 A JP6940397 A JP 6940397A JP 6940397 A JP6940397 A JP 6940397A JP H10268584 A JPH10268584 A JP H10268584A
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JP
Japan
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image forming
drum
transfer
forming apparatus
gear
Prior art date
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Pending
Application number
JP6940397A
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English (en)
Inventor
Satoru Haneda
哲 羽根田
Kunio Shigeta
邦男 重田
Yotaro Sato
洋太郎 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、スペースの効率化やレイアウトを
合理化によってコンパクトで、バランスがよく、位置合
わせを容易にしレジストを一致させ色ずれのない両面画
像形成ができるカラー画像形成装置を提供することを目
的とする。 【解決手段】 感光体ドラム21の周囲に帯電手段22
とクリーニング手段25とを備えた4組の画像形成ユニ
ット20を、ドラム状の中間転写ドラム10の周囲に配
設し、中間転写ドラム10上に感光体ドラム21上のト
ナー像を重ね合わせて形成し、転写材を中間転写ドラム
10上に保持して感光体ドラム21上のトナー像を転写
材の一面に重ね合わせて転写したのち、中間転写ドラム
10上のトナー像を転写材の他面に一括して転写する。
中間転写ドラム10の中心を通る垂直線に対し左右にそ
れぞれ2個ずつなるように、画像形成ユニット20を配
置する。また、感光体ドラム21の直径を15〜60m
m、中間転写ドラム10の直径を80〜200mmとす
る。また、感光体ドラム21のギヤの歯数に対し、転写
ドラム10のギヤの歯数を整数倍とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の像形成体上
に形成されたトナー像を、重ね合わせてカラー画像を形
成する電子写真方式のカラー画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式のカラー画像形成装置は、
種々提案されているが、プリントスピードや今後の情報
化社会において幅広い対応を持つカラーシステムとし
て、4色を同時に並列処理することが可能なタンデム方
式(複数の感光体を使用する方式)が有望視されてい
る。
【0003】このタンデム方式による多色のカラー画像
を形成する方法の1つとして、像形成体の周囲に現像手
段像露光手段などを配置した複数の画像形成ユニット
を、横方向に並列配置し、それぞれ像形成体に形成した
単色のトナー像を、ベルト状の転写体上に重ね合わせて
カラー画像を形成するカラー画像形成装置がある。
【0004】さらに前記のベルト状の転写体によって搬
送される転写材の背面に直接単色のトナー像を重ね合わ
せて両面画像を形成するカラー画像形成装置の提案もあ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したカラー画像形
成装置においては、(1)複数の画像形成ユニットを横
方向に並列配置するので、横方向に長くなる、(2)横
方向に長いので、歪みや熱変形の影響を受けやすく、位
置合わせが困難である、(3)ベルト状の転写体上で重
ね合わせるので、搬送や位置合わせが困難である、とい
う欠点があった。
【0006】また、タンデム方式を用いて転写材の両面
に画像形成を行うことについては提案されていなかっ
た。
【0007】そこで、本発明は、スペースの効率化やレ
イアウトを合理化によってコンパクトで、バランスがよ
く、位置合わせを容易にしレジストを一致させ色ずれの
ない両面画像の形成を可能としたタンデム方式を用いた
カラー画像形成装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は、像形成体の
周囲に現像手段を備え、前記像形成体上にトナー像を形
成する4組の画像形成ユニットと、前記4組の画像形成
ユニットが周囲に配置され、前記画像形成体上のトナー
像を重ね合わせて保持すると共に、転写材を保持し、前
記像形成体上のトナー像を前記転写材上に転写して、ト
ナー像を重ね合わせるドラム状の転写手段とを有し、前
記転写手段上に順次トナー像を重ね合わせて形成後、前
記転写材を前記転写手段上に保持して、順次前記像形成
体のトナー像を前記転写材の一面に転写して重ね合わせ
た後、前記転写手段上のトナー像を一括して前記転写材
の他の面に転写して、前記転写材の両面にトナー像を形
成し定着することを特徴とするカラー画像形成装置(請
求項1に係わる発明)によって達成される。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明を構成するカラー画像形成
装置の画像形成プロセスおよび各機構について、図1〜
図4を用いて説明する。図1は、本発明の一実施の形態
を示すカラー画像形成装置の断面構成図であり、図2
は、画像形成ユニットの断面構成図、図3は、転写ドラ
ムと画像形成ユニットとを示した斜視図、図4は転写材
の分離・搬送を示す要部図である。
【0010】前記カラー画像形成装置の転写手段はドラ
ム状の中間転写ドラム10であって、その周囲に配置さ
れている4組画像形成ユニット20Y、20M、20C
および20Kにより形成されるイエロー(Y)、マゼン
タ(M)、シアン(C)および黒(K)の各トナー像を
ドラム面に順次重ね合わせてカラーのトナー像を形成
し、これを転写材に一括して転写し、さらに中間転写ド
ラム10は表面に転写材を保持することを可能とし、前
記の画像形成ユニットにより形成された各トナー像を中
間転写ドラム10のドラム面に保持した転写材に直接重
ね合わせて転写しカラーのトナー像とすることも可能と
している。
【0011】前記の中間転写ドラム10は、円筒状の導
電性の例えばアルミニウム基体11上にシリコンゴムあ
るいはウレタンゴムの108〜1012Ω・cmの抵抗値
をもつ半導電性基体12と、ゴム基体の外側にトナーフ
ィルミング防止層13として厚さ5〜50μmのフッ素
コーティングを施した2層構成とされる。この層も同様
な半導電性が好ましく、また半導電性基体12としては
半導電性のポリエステル、ポリスチレン、ポリエチレ
ン、ポリエチレンテレフタレート、ポリイミド等も使用
される。
【0012】この中間転写ドラム10は、図示しない前
面・後面パネルに、図示しない軸受けによって軸支さ
れ、さらに、中間転写ドラム10の回転軸を後面パネル
外まで延設し、その先端にフライホイール10Fが設け
られている。このフライホイール10Fは、中間転写ド
ラム10の回転が振動なく、スムーズに行うために、慣
性力を付与するものである。
【0013】前記の中間転写ドラム10の周囲には、タ
イミングローラ対r2から供給される転写紙Pの先端を
把持するためのグリッパ14、転写紙Pを帯電するため
の紙帯電ブラシ15、転写紙Pにドラム上のトナー像を
転写するための裏面転写器17A、転写紙Pをドラム面
より分離するための除電器17Bならびに分離爪18さ
らにドラム上の残留トナーを除去するためのクリーニン
グ手段16が設けられている。前記のグリッパ14、紙
帯電ブラシ15、分離爪18およびクリーニング手段1
6のファーブラシ161はそれぞれの使用時にのみ中間
転写ドラム10のドラム面に対し圧接するよう接離可能
に設けられている。
【0014】次に、中間転写ドラム10の周囲に配置さ
れている画像形成ユニット20Y、20M、20C、2
0Kについて説明するが、それぞれ形成するトナー像の
色が異なるだけで、同じ構成をしているので、画像形成
ユニット20Cを例にして説明する。
【0015】画像形成ユニット20Cは、像形成体であ
る感光体ドラム21Cの周囲に、像形成体帯電手段22
C(以下、単に帯電手段22C、あるいは、帯電器22
Cという)、LED(発光ダイオード)等の露光手段2
3C、現像手段24C、像形成体クリーニング手段25
C(以下、単にクリーニング手段25C、あるいは、ク
リーニングブレード25Cという)を配置し、感光体ド
ラム21C上にシアントナー像を形成するものである。
この画像形成ユニット20Cを一体として着脱可能とす
る場合、感光体ドラム21Cと帯電手段22Cとクリー
ニング手段25Cとを一体化する、あるいは、さらに現
像手段24Cを加えたものが好ましい。露光手段23C
に関しては、構成に応じて一体化する。
【0016】シアントナー像を形成する感光体ドラム2
1Cは、円筒状の導電性基体上に、光導電性感光層を設
けたものである。この感光体ドラム21Cの両端には、
中間転写ドラム10との間で所定の当接圧をもって当接
・保持するために、感光体ドラム21Cと同軸に設け
て、中間転写ドラム10に当接する突当コロ211Cが
設けられている。突当コロ211Cが当接する中間転写
ドラム10の当接部10Tは、半導電性基体12を設け
ずに、突当コロ211Cが直接アルミニウム基体11に
当接するよう構成している。また、感光体ドラム21C
の一方の端部には、中間転写ドラム10の転写ドラムギ
ヤ10Gに歯合する感光体ギヤ212Cが設けられてい
る。これらにより、感光体ドラム21Cは、中間転写ド
ラム10との位置決めがなされ、中間転写ドラム10に
従動する方向に回転駆動される。
【0017】帯電手段22Cは、感光体ドラム21Cに
対して一様な電位を与える手段であって、本実施の形態
においては、感光体ドラム21Cと接触しながら従動回
転をするローラ状のローラ帯電器22Cが用いられてい
る。
【0018】露光手段23Cは、ローラ帯電器22Cに
よって一様な電位を与えられた感光体ドラム21C上
に、画像信号(シアン)に基づいて露光を行い、シアン
の画像に対応する静電潜像を形成する手段であって、本
実施の形態においては、感光体ドラム21Cの軸方向に
アレイ状に発光素子を配列したLEDと結像素子(商品
名;セルフォックレンズ)とから構成されている。
【0019】現像手段24Cは、現像剤であるシアント
ナーを収容し、感光体ドラム21C上に形成された静電
潜像を反転現像して、シアントナー像を形成する手段で
ある。本実施の形態の現像手段24Cにおいては、現像
手段24C内に収容されているシアントナーを、撹拌部
材241Cにより撹拌した後、矢示の方向に回転する表
面が弾性(スポンジ)のトナー供給ローラ242Cによ
り、現像スリーブ243Cへ供給する。このとき、薄層
形成部材244Cにより現像スリーブ243C上のシア
ントナーを均一の薄層とする。現像手段24Cの現像作
用に際しては、矢示の方向に回転する現像スリーブ24
3Cに対し、直流あるいはさらに交流を加えた現像バイ
アスが印加され、現像手段24Cの収容する一成分ある
いは二成分現像剤によるジャンピング現像が行われて、
感光体ドラム21Cに対して、トナーと同極性の直流バ
イアスを印加して、非接触の反転現像が行われる。な
お、現像スリーブ243Cの画像領域外の両端部に設け
られた図示しない突当コロが、感光体ドラム21Cに当
接することにより、現像スリーブ243Cと感光体ドラ
ム21Cとを非接触に保っている。なお、非接触現像で
はなく、接触現像を用いることもできる。
【0020】その他の画像形成ユニット20Y、20M
および20Kについても前記の画像形成ユニット20C
と同様のプロセスにより感光体ドラム21Y、21Mお
よび21K上にそれぞれイエロー(Y)、マゼンタ
(M)、黒(K)の各トナー像が並列処理的に同期をと
りながら形成される。
【0021】以下前記の装置による両面画像形成のプロ
セスについて説明する。
【0022】原稿画像としては別体の画像読取装置によ
り読み取られた原稿表裏の各色別の画像データがメモリ
に記憶し格納されている。
【0023】画像記録のスタートによる不図示の駆動モ
ータの動力により中間転写ドラム10が時計方向に、同
時に前記の各画像形成ユニット20の感光体ドラム21
が反時計方向にそれぞれ回転される。
【0024】前記のメモリより先ず原稿裏面の色別の各
画像信号が順次出力されて各画像形成ユニット20の感
光体ドラム21上に色別の各トナー像が予め設定された
タイミングに従って形成され、順次中間転写ドラム10
の周面に転写されて原稿裏面のカラートナー像が形成さ
れる。この間前記のグリッパ14はドラム面に埋没さ
れ、紙帯電器15、分離爪18はドラム面より離間した
位置に保たれ、中間転写ドラム10に対してはトナー
(この実施形態ではトナーはマイナス帯電)とは逆極性
の1〜2kVの転写バイアス電圧が印加される。なお中
間転写ドラム10は記録する最大の画像幅より大きい周
長を有していて、その1回転目に中間転写ドラム10に
対する原稿裏面のカラートナー像の形成が終了される。
【0025】トナー像の転写を終えた各感光体ドラム2
1は各クリーニングブレード25の摺接により残留トナ
ーを除去して清掃される。
【0026】次いで原稿表面の色別の各画像信号が予め
設定されたタイミングに従って順次出力されて各画像形
成ユニット20の感光体ドラム21上に色別の各トナー
像の形成が開始され、これに並行して給紙カセットCA
から転写紙Pの給紙が開始される。
【0027】すなわち転写紙Pは、給紙ローラr1の作
動により、給紙カセットCA内から搬出され、中間転写
ドラム10へ転写紙Pを供給する供給手段であるタイミ
ングローラ対r2へと送られる。タイミングローラ対r
2は所定のタイミングで転写紙Pを送り出す。タイミン
グローラ対r2により送り出された転写紙Pは、中間転
写体ドラム10に突き当たる方向へと進入し、中間転写
ドラム10のグリッパー14により、その先端を把持さ
れる。グリッパー14により転写紙Pの先端が把持され
ると、中間転写ドラム10は矢示(時計方向)に回転す
る。転写紙Pは、中間転写ドラム10の回転に伴って移
動し、紙帯電ブラシ15により中間転写ドラム10に押
しつけられながら、静電的に中間転写ドラム10上に密
着し、中間転写ドラム10に離間している分離爪18の
下方を通過する。その後、前述した画像形成ユニット2
0Y、20M、20C、20Kの感光体ドラム21Y、
21M、21C、21K上に形成されたトナー像が、順
次、中間転写ドラム10上に保持された転写紙P上に転
写され、転写紙P上でトナー像が重ね合わされ、カラー
トナー像が形成される。カラートナー像が形成される
と、グリッパー14による転写紙Pの把持が解除され
て、中間転写ドラム10の2回転目に転写紙Pに対する
原稿表面のカラートナー像の転写が終了される。なおこ
の時形成される表面画像は中間転写ドラム10上では裏
面画像とは互いに鏡像となるよう画像データが予め変更
される。
【0028】転写紙Pはさらに中間転写ドラム10の3
回転目において、トナーと逆極性に高圧に帯電された裏
面転写器17Aにより中間転写ドラム10の担持する原
稿裏面のカラートナー像を先に転写した原稿表面のカラ
ートナー像に同期して転写されたあと、除電器17Bに
より帯電を除去されて、摺接状態に置かれた分離爪18
の作用により中間転写ドラム10上から分離され、さら
に、定着手段40へと搬送される。定着手段40におい
て、上下一対の加熱ローラ41により加熱・圧着されカ
ラートナー像が転写紙P上に溶融・定着された後、転写
紙Pは排紙ローラ対r3により排紙トレイ上に排出され
る。
【0029】図4は転写紙Pの中間転写ドラム10より
分離したあとの給送状況を示したもので、転写紙Pは除
電器17Bにより除電されると中間転写ドラム10の回
転により除電された転写紙Pは略切線方向(一点鎖線に
て示す)に給送され、先端を上側の加熱ローラ41の周
面に当接して凸状のループ(実線にて示す)を成形し、
それによって紙面の中間転写ドラム10面より分離を促
進されて加熱ローラ41のニップ部Nに送り込まれる。
【0030】また、除電器17Bによる除電作用によっ
ても分離されない転写紙Pは前記の分離爪18により中
間転写ドラム10面より剥離され一時的に拍車50を介
してトナー画像を殆ど損なうことなく加熱ローラ41の
ニップ部Nに案内されたあと、前述したようなループを
形成して前記の拍車50より離間して転写紙Pの給送が
継続される。
【0031】従って、中間転写ドラム10より分離され
た転写紙Pは多くの場合他の器物に全く接触することな
く定着装置40に給紙されることとなり、また条件の悪
い場合でも一時的にトナー画像を殆ど損なうことのない
拍車50や、拍車より低い棒状のガイド部材51に触れ
るのみであり、その結果表裏に転写したカラートナー像
は損傷したり乱されることなく定着処理を受けることが
出来ることとなる。
【0032】一方、転写紙Pを分離した中間転写ドラム
10はクリーニング手段16のファーブラシ161を摺
接状態とされて残留した裏面画像のトナーを除去・清掃
されて両面画像形成のプロセスを終了する。
【0033】図5中の一点鎖線は、カラー画像形成装置
の鉛直線であって、中間転写ドラム10の回転中心を通
る垂直線である。本実施の形態においては、感光体ドラ
ム21上にトナー像を形成する各手段を一体化した画像
形成ユニット20を、イエロー、マゼンタ、シアン、黒
の4色分として4組備えている。そして、これら4組の
画像形成ユニット20Y、20M、20C、20Kを、
垂直線に対し、左右にそれぞれ2個ずつなるように配置
したので、スペースの効率化が図られて、四角い等方形
の外観とすることができ、コンパクトなカラー画像形成
装置とすることができる。
【0034】さらに、垂直線に対して、の各感光体ドラ
ム21M、21C、21Y、21Kと中間転写ドラム1
0とが接する位置までの角度θ3、θ4、θ5、θ6を、 θ3=45°±20°の範囲内(25°≦θ3≦65°) θ4=45°±20°の範囲内(25°≦θ4≦65°) θ5=120°±20°の範囲内(100°≦θ5≦14
0°) θ6=120°±20°の範囲内(100°≦θ6≦14
0°) とすることにより、中間転写ドラム10に対して、各画
像形成ユニット20Y、20M、20C、20Kを放射
状にかつ等方的に配置するので、バランスがとれ、中間
転写ドラム10にかかる負荷の均一化を図り回転を安定
させることができ、更に、ユニットの交換性を向上させ
ることができる。
【0035】また、θ5−90°<θ3、θ6−90°<
θ4、の条件を満たすことにより、転写紙Pの保持や分
離のためのスペースを確保することが容易となる。
【0036】また、本実施の形態においては、供給手段
であるタイミングローラ対r2により供給される転写紙
Pの供給位置(二点鎖線で示す転写紙Pの供給経路と中
間転写ドラム10とが交差する点であり、本実施の形態
においてはグリッパー14によって転写紙Pの先端が把
持される位置)と、分離爪18によって中間転写ドラム
10上から転写紙Pが分離される分離位置(分離爪18
が中間転写ドラム10に当接する位置)とを、垂直線近
傍に配置したので、画像形成ユニット20Y、20M、
20C、20Kとともに、中間転写ドラム10にかける
負荷を均一化でき、しかも、熱や変形に強い小型の等方
形のカラー画像形成装置となる。さらに、供給位置と垂
直線との間の角度θ1を、θ1=25°±20°の範囲内
(0°<θ1≦45°)とし、分離位置と垂直線との角
度θ2を、θ2=25°±20°の範囲内(0°<θ2
45°)となるように設定する。
【0037】このように、本実施の形態においては、カ
ラー画像形成装置の各ユニットや手段をドラム状の中間
転写ドラム10を中心として、放射状に等方的に配置し
たので、四角い小型とすることができ、また、歪みや熱
変形を受け難いカラー画像形成装置とすることができ
る。
【0038】図5における上述したカラー画像形成装置
の各感光体ドラム21Y、21M、21C、21Kの直
径を15mmφ以上60mmφ以下とし、中間転写ドラ
ム10の直径を80mmφ以上200mmφ以下とする
ことにより、カラー画像形成装置内のスペースを無駄な
く、必要とする画像の最大の大きさが確保されて、コン
パクトな画像形成装置とすることができる。
【0039】さらに、各感光体ドラム21Y、21M、
21C、21Kの直径に対し、中間転写ドラム10の直
径が3倍以上8倍以下とすることにより、中間転写ドラ
ム10の周囲に各プロセスユニットを配置でき(下
限)、しかも、余分な空間を作らず中間転写ドラム10
を小さくできる(上限)。
【0040】図6において、212Y、212M、21
2C、212Kは、それぞれ感光体ドラム21Y、21
M、21C、21Kと一体となって回転させるための感
光体ギヤである。この感光体ギヤ212Y、212M、
212C、212Kは、中間転写ドラム10の中間転写
ドラムギヤ10Gと歯合し、中間転写ドラム10の回転
に従動回転させられる。また、中間転写ドラム10は、
図示しない駆動源によって駆動回転させられる駆動ギヤ
Gと歯合しており、この駆動ギヤGの回転に従動回転す
る。
【0041】今、駆動ギヤGの歯数をZ0、中間転写ド
ラムギヤ10Gの歯数をZ1、感光体ギヤ212Y、2
12M、212C、212Kの歯数をZ2(本実施の形
態においては、感光体ドラム21Y、21M、21C、
21Kは全て同じ大きさであり、かつ感光体ギヤ212
Y、212M、212C、212Kの歯数も同じであ
り、以下総称して感光体ギヤ212とする)とし、ま
た、感光体ギヤ212Cを例にして、感光体ギヤ212
Cと感光体ギヤ212Cに隣接する感光体ギヤ212K
との間の中間転写ドラムギヤの歯数をZ3とする。感光
体ギヤ212の歯数Z2に対し、中間転写ドラムギヤ1
0Gの歯数Z1を整数倍としている(Z1=n1・Z2;但
し、n1は整数)。さらに、感光体ギヤ212の歯数Z2
に対し、隣接する感光体ギヤ212との間の中間転写ド
ラムギヤ10Gの歯数Z3を整数倍としている(Z3=n
2・Z2;但し、n2は整数)。これにより、位置合わせ
が容易となり、レジストを一致させることができ、転写
紙P上に形成されるカラートナー像は、ギヤにピッチム
ラ等があっても色ずれのない画像となる。
【0042】一方、駆動ギヤGの歯数Z0に対し、中間
転写ドラムギヤ10Gの歯数Z1、感光体ギヤ212の
歯数Z2、隣接する感光体ギヤ212との間の中間転写
ドラムギヤ10Gの歯数Z3各々を整数倍とする(Z1
30、Z2=n40、Z3=n50;但し、n3,n4
5は整数)。これにより、駆動ムラが生じたとして
も、レジストを一致させることができ、転写紙P上に形
成されるカラートナー像は、ギヤにピッチムラ等があっ
ても色ずれのない画像となる。
【0043】また、感光体ギヤ212Yと感光体ギヤ2
12Mとの間の中間転写ドラムギヤ10Gの歯数をZ′
3、感光体ギヤ212Mと感光体ギヤ212Cとの間の
中間転写ドラムギヤ10Gの歯数をZ″3とすると、
Z′3(または、Z3):Z″3=1:1若しくは1:2
とすることが好ましい。
【0044】なお、図示はしていないが、画像形成ユニ
ット20内の感光体ドラムギヤ212にカップル(歯
合)する現像スリーブ243のギヤの歯数と、感光体ギ
ヤ212の歯数とは、整数比とすることにより、さらに
良好な画像形成が可能となる。
【0045】以上の各実施の形態は図1に示したような
転写材の給紙系を中間転写ドラム10の上部に置くカラ
ー画像形成装置によって説明したが、本発明は図7に示
すように転写材の給紙系を中間転写ドラム10の下部に
設けたカラー画像形成装置に対しても容易に適用される
もので、同様の効果が得られるものである。
【0046】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
ドラム状の中間転写ドラムの周囲に4組の画像形成ユニ
ットを設けて転写紙上に両面画像の形成が可能なコンパ
クトでバランスがよく、位置合わせを容易な画像形成装
置が提供されることとなり(請求項1)、ドラム状の中
間転写ドラムの周囲に、4組の画像形成ユニットを、垂
直線に対し、左右にそれぞれ2個ずつになるように配置
したので、スペースの効率化が図られて、四角い等方形
の外観とすることができ、しかも、中間転写ドラムに対
して、各画像形成ユニットを放射状にかつ等方的に配置
するので、バランスがとれ、中間転写ドラムにかかる負
荷の均一化を図り回転を安定させることができ、また、
歪みや熱変形を受け難く、更に、ユニットの交換性を向
上させることができる(請求項2〜4)。
【0047】また、中間転写ドラムと像形成体の径を規
定することにより、カラー画像形成装置内のスペースを
無駄なく余分な空間を作らず、バランスの良いプロセス
配置とすることができる(請求項5、6)。
【0048】また、駆動するギヤを規定することによ
り、位置合わせが容易となり、駆動ムラが生じたとして
もレジストを一致させることができ、中間転写ドラム上
に担持されるカラートナー像は、色ずれのない画像とす
ることができる(請求項7〜9)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すカラー画像形
成装置の断面構成図である。
【図2】画像形成ユニットの断面構成図である。
【図3】転写ドラムと画像形成ユニットとを示した斜視
図である。
【図4】転写紙の給送状況を示す説明図である。
【図5】図1におけるカラー画像形成装置の要部を示す
図である。
【図6】駆動関係を示す模式図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態を示すカラー画像形
成装置の断面構成図である。
【符号の説明】
10 中間転写ドラム(転写手段) 20Y,20M,20C,20K 画像形成ユニット 21Y,21M,21C,21K 感光体ドラム(像形
成体) 22Y,22M,22C,22K 像形成体帯電手段 24Y,24M,24C,24K 現像手段 25Y,25M,25C,25K 像形成体クリーニン
グ手段 17A 裏面転写器 17B 除電器 18 分離爪(分離手段) r2 タイミングローラ対(供給手段)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像形成体の周囲に現像手段を備え、前記
    像形成体上にトナー像を形成する4組の画像形成ユニッ
    トと、 前記4組の画像形成ユニットが周囲に配置され、前記像
    形成体上のトナー像を重ね合わせて保持すると共に転写
    材を保持し、前記像形成体上のトナー像を前記転写材上
    に転写して、トナー像を重ね合わせるドラム状の転写手
    段とを有し、 前記転写手段上に順次トナー像を重ね合わせて形成後、
    前記転写材を前記転写手段上に保持して、順次前記像形
    成体のトナー像を前記転写材の一面に転写して重ね合わ
    せた後、前記転写手段上のトナー像を一括して前記転写
    材の他の面に転写して、前記転写材の両面にトナー像を
    形成し定着することを特徴とするカラー画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記転写手段上に供給される転写材の供
    給位置と、前記転写手段上から分離される転写材の分離
    位置とを、前記転写手段の周囲であって前記転写手段の
    中心を通る垂直線近傍にしたことを特徴とする請求項1
    記載のカラー画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記供給位置が、前記垂直線に対し25
    °±20°の範囲内であり、かつ、 前記分離位置が、前記垂直線に対し前記供給位置の反対
    側であって且つ25°±20°の範囲内であることを特
    徴とする請求項2記載のカラー画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記4組の画像形成ユニット各々の像形
    成体と前記転写手段とが接する位置が、前記転写手段の
    中心を通る垂直線に対し、左右にそれぞれ2ヵ所ずつと
    なっていて、各々45°±20°、45°±20°、1
    20°±20°、120°±20°の範囲内であること
    を特徴とする請求項1〜3いずれか1項記載のカラー画
    像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記像形成体の直径が15mm以上6
    0mm以下であり、かつ、前記転写手段の直径が80m
    m以上200mm以下であることを特徴とする請求項1
    記載のカラー画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記像形成体の直径に対し、前記転写手
    段の直径が、3倍以上8倍以下であることを特徴とする
    請求項5記載のカラー画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記転写手段と前記像形成体とは、各々
    ギヤを備え、互いに歯合させるとともに、 前記像形成体のギヤの歯数に対し、前記転写手段のギヤ
    の歯数を整数倍としたことを特徴とする請求項1記載の
    カラー画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記像形成体のギヤの歯数に対し、隣接
    する像形成体のギヤとの間の前記転写手段のギヤの歯数
    を整数倍としたことを特徴とする請求項7記載のカラー
    画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記転写手段と前記像形成体とは、各々
    ギヤを備え、互いに歯合させ、前記転写手段に駆動ギヤ
    を歯合させるとともに、 前記駆動ギヤの歯数に対し、前記像形成体のギヤの歯
    数、前記転写手段のギヤの歯数、隣接する像形成体のギ
    ヤとの間の前記転写手段のギヤの歯数、各々を整数倍と
    したことを特徴とする請求項7または8記載のカラー画
    像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6496678B2 (en) * 2000-05-17 2002-12-17 Nexpress Solutions Llc Method and apparatus for setting registration in a multicolor printing machine based on change in dimensions of printing substrate
US7373098B2 (en) 2003-10-20 2008-05-13 Samsung Electronics Co., Ltd. Toner cartridge and electrophotographic printer employing the same
JP2018084837A (ja) * 2018-01-16 2018-05-31 キヤノン株式会社 画像形成装置

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