JPH1063059A - カラー画像形成装置 - Google Patents
カラー画像形成装置Info
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- JPH1063059A JPH1063059A JP8218415A JP21841596A JPH1063059A JP H1063059 A JPH1063059 A JP H1063059A JP 8218415 A JP8218415 A JP 8218415A JP 21841596 A JP21841596 A JP 21841596A JP H1063059 A JPH1063059 A JP H1063059A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transfer
- image forming
- drum
- color
- unit
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- Electrophotography Configuration And Component (AREA)
- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
- Color Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 回転ムラの影響をできるだけ抑え、良好なカ
ラー画像形成を行うことのできるカラー画像形成装置を
提供する。 【解決手段】 転写手段である転写体10の周囲に複数
組の画像形成ユニット20を配設したカラー画像形成装
置において、ドラム状の転写体10と、複数組の画像形
成ユニット20の各々に備えられた感光体ドラム21と
に、各々フライホール10F、51を設けることによ
り、回転ムラなどの変動成分を吸収され、スムーズな回
転が可能となり、さらに、回転ムラの影響をできるだけ
抑え、良好なカラー画像形成を行うことができる。
ラー画像形成を行うことのできるカラー画像形成装置を
提供する。 【解決手段】 転写手段である転写体10の周囲に複数
組の画像形成ユニット20を配設したカラー画像形成装
置において、ドラム状の転写体10と、複数組の画像形
成ユニット20の各々に備えられた感光体ドラム21と
に、各々フライホール10F、51を設けることによ
り、回転ムラなどの変動成分を吸収され、スムーズな回
転が可能となり、さらに、回転ムラの影響をできるだけ
抑え、良好なカラー画像形成を行うことができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の像形成体上
に形成されたトナー像を、重ね合わせてカラー画像を形
成する電子写真方式のカラー画像形成装置に関する。
に形成されたトナー像を、重ね合わせてカラー画像を形
成する電子写真方式のカラー画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式のカラー画像形成装置は、
種々提案されているが、プリントスピードや今後の情報
化社会において幅広い対応を持つカラーシステムとし
て、4色を同時に並列処理することが可能なタンデム方
式(複数の感光体を使用する方式)が有望視されてい
る。
種々提案されているが、プリントスピードや今後の情報
化社会において幅広い対応を持つカラーシステムとし
て、4色を同時に並列処理することが可能なタンデム方
式(複数の感光体を使用する方式)が有望視されてい
る。
【0003】このタンデム方式による多色のカラー画像
を形成する方法の1つとして、像形成体の周囲に現像手
段、露光手段などを配置した複数の画像形成ユニット
を、横方向に並列配置し、それぞれ像形成体に形成した
単色のトナー像を、ベルト状の転写体上に重ね合わせて
カラー画像を形成するカラー画像形成装置がある。
を形成する方法の1つとして、像形成体の周囲に現像手
段、露光手段などを配置した複数の画像形成ユニット
を、横方向に並列配置し、それぞれ像形成体に形成した
単色のトナー像を、ベルト状の転写体上に重ね合わせて
カラー画像を形成するカラー画像形成装置がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】カラー画像形成装置で
は、複数の像形成体上に形成される各トナー像を、転写
手段上で完全に重ね合わされることが必要である。しか
しながら、上述したカラー画像形成装置においては、例
えば、複数の像形成体、複数の現像手段、転写体など被
駆動部材が多数あり、これら被駆動部材が駆動すること
により生じる回転ムラなどが、画像形成に悪影響を及ぼ
している。
は、複数の像形成体上に形成される各トナー像を、転写
手段上で完全に重ね合わされることが必要である。しか
しながら、上述したカラー画像形成装置においては、例
えば、複数の像形成体、複数の現像手段、転写体など被
駆動部材が多数あり、これら被駆動部材が駆動すること
により生じる回転ムラなどが、画像形成に悪影響を及ぼ
している。
【0005】そこで、本発明では、回転ムラの影響をで
きるだけ抑え、良好なカラー画像形成を行うことのでき
るカラー画像形成装置を提供することである。
きるだけ抑え、良好なカラー画像形成を行うことのでき
るカラー画像形成装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、像形成体の
周囲に現像手段と露光手段とを備え、前記像形成体上に
トナー像を形成する複数組の画像形成ユニットと、前記
複数組の画像形成ユニットが周囲に配置され、前記像形
成体上に形成されたトナー像を転写して、カラートナー
像を形成する転写手段とを有したカラー画像形成装置に
おいて、ドラム状の前記転写手段と、前記複数組の画像
形成ユニットの各々に備えられたドラム状の前記像形成
体とに、各々フライホイールを設けたことを特徴とする
カラー画像形成装置によって達成される。
周囲に現像手段と露光手段とを備え、前記像形成体上に
トナー像を形成する複数組の画像形成ユニットと、前記
複数組の画像形成ユニットが周囲に配置され、前記像形
成体上に形成されたトナー像を転写して、カラートナー
像を形成する転写手段とを有したカラー画像形成装置に
おいて、ドラム状の前記転写手段と、前記複数組の画像
形成ユニットの各々に備えられたドラム状の前記像形成
体とに、各々フライホイールを設けたことを特徴とする
カラー画像形成装置によって達成される。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態につい
て、図1〜図4を用いて説明する。図1は、本発明の第
1の実施の形態を示すカラー画像形成装置の断面構成図
であり、図2は、画像形成ユニットの断面構成図、図3
は、カラー画像形成装置の要部の斜視図であり、図4
は、カラー画像形成装置の要部を上方から見たプロセス
カートリッジの着脱を示した模式図である。なお、この
第1の実施の形態は、転写手段10上にトナー像を重ね
合わせたのち転写紙Pに転写を行う形態である。
て、図1〜図4を用いて説明する。図1は、本発明の第
1の実施の形態を示すカラー画像形成装置の断面構成図
であり、図2は、画像形成ユニットの断面構成図、図3
は、カラー画像形成装置の要部の斜視図であり、図4
は、カラー画像形成装置の要部を上方から見たプロセス
カートリッジの着脱を示した模式図である。なお、この
第1の実施の形態は、転写手段10上にトナー像を重ね
合わせたのち転写紙Pに転写を行う形態である。
【0008】まず、画像形成プロセスおよび各機構につ
いて説明する。転写手段10は、その周囲に配置されて
いる4組の画像形成ユニット20Y、20M、20C、
20Kにより形成されたイエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)、黒(K)のトナー像を順次重ね
合わせて担持する。この転写手段10は、ドラム状の転
写体10であって、円筒状の金属基体であるアルミニウ
ム基体11上に、弾性層として導電性ゴム層12(厚さ
500〜5000μm、電気抵抗108〜1011Ω・c
mのウレタンゴム層)と、さらにその上に離形性フィル
ム13(分離用として、厚さ20〜200μm、電気抵
抗1010〜1016Ω・cmのテフロン層)が設けられて
いる。転写体10の周囲には、4組の画像形成ユニット
20Y、20M、20C、20K、転写紙転写手段3
0、クリーニング手段16が配設されている。この転写
体10は、後述するように前面・後面パネルに軸支され
ている。
いて説明する。転写手段10は、その周囲に配置されて
いる4組の画像形成ユニット20Y、20M、20C、
20Kにより形成されたイエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)、黒(K)のトナー像を順次重ね
合わせて担持する。この転写手段10は、ドラム状の転
写体10であって、円筒状の金属基体であるアルミニウ
ム基体11上に、弾性層として導電性ゴム層12(厚さ
500〜5000μm、電気抵抗108〜1011Ω・c
mのウレタンゴム層)と、さらにその上に離形性フィル
ム13(分離用として、厚さ20〜200μm、電気抵
抗1010〜1016Ω・cmのテフロン層)が設けられて
いる。転写体10の周囲には、4組の画像形成ユニット
20Y、20M、20C、20K、転写紙転写手段3
0、クリーニング手段16が配設されている。この転写
体10は、後述するように前面・後面パネルに軸支され
ている。
【0009】4組の画像形成ユニット20Y、20M、
20C、20Kは、それぞれ形成するトナー像の色が異
なるだけで、同じ構成をしているので、画像形成ユニッ
ト20Yを例にして説明する。
20C、20Kは、それぞれ形成するトナー像の色が異
なるだけで、同じ構成をしているので、画像形成ユニッ
ト20Yを例にして説明する。
【0010】画像形成ユニット20Yは、像形成体であ
る感光体ドラム21Yの周囲に、像形成体帯電手段22
Y(以下、単に帯電手段22Y、あるいは、帯電器22
Yという)、露光手段23Y、現像手段24Y、像形成
体クリーニング手段25Y(以下、単にクリーニング手
段25Y、あるいは、クリーニングブレード25Yとい
う)を配置し、感光体ドラム21Y上にイエロートナー
像を形成するものである。また、本実施の形態において
は、この画像形成ユニット20Yのうち感光体ドラム2
1Y、帯電手段22Y、現像手段24Y、クリーニング
手段25Yを一体化してプロセスカートリッジPCとし
て、着脱可能としているが、これに限らず、少なくとも
感光体ドラム21Yと現像手段24Yとを一体化してい
ればよい。イエロートナー像を形成する感光体ドラム2
1Yは、円筒状の導電性基体上に、光導電性感光層を設
けたものである。この感光体ドラム21Yの両端には、
転写体10との間隙(接触)を維持(位置決め)するた
めに、感光体ドラム21Yと同軸に、転写体10に当接
する突当コロ211Y(図では見えないが、211Mと
同様に設けられている)が設けられている。突当コロ2
11Yが当接する転写体10の当接部10Tには、弾性
層12を設けずに、直接アルミニウム基体11が剥き出
している。また、感光体ドラム21Yの一方の端部に
は、転写体10の転写体ギヤ10G(転写ギヤ)に歯合
する感光体ギヤ212Y(像形成体ギヤ;図では見えな
いが、212Mと同様に設けられている))が設けられ
ている。これらにより、感光体ドラム21Yは、転写体
10との位置決めがなされ、転写体10に従動する方向
に回転駆動される。
る感光体ドラム21Yの周囲に、像形成体帯電手段22
Y(以下、単に帯電手段22Y、あるいは、帯電器22
Yという)、露光手段23Y、現像手段24Y、像形成
体クリーニング手段25Y(以下、単にクリーニング手
段25Y、あるいは、クリーニングブレード25Yとい
う)を配置し、感光体ドラム21Y上にイエロートナー
像を形成するものである。また、本実施の形態において
は、この画像形成ユニット20Yのうち感光体ドラム2
1Y、帯電手段22Y、現像手段24Y、クリーニング
手段25Yを一体化してプロセスカートリッジPCとし
て、着脱可能としているが、これに限らず、少なくとも
感光体ドラム21Yと現像手段24Yとを一体化してい
ればよい。イエロートナー像を形成する感光体ドラム2
1Yは、円筒状の導電性基体上に、光導電性感光層を設
けたものである。この感光体ドラム21Yの両端には、
転写体10との間隙(接触)を維持(位置決め)するた
めに、感光体ドラム21Yと同軸に、転写体10に当接
する突当コロ211Y(図では見えないが、211Mと
同様に設けられている)が設けられている。突当コロ2
11Yが当接する転写体10の当接部10Tには、弾性
層12を設けずに、直接アルミニウム基体11が剥き出
している。また、感光体ドラム21Yの一方の端部に
は、転写体10の転写体ギヤ10G(転写ギヤ)に歯合
する感光体ギヤ212Y(像形成体ギヤ;図では見えな
いが、212Mと同様に設けられている))が設けられ
ている。これらにより、感光体ドラム21Yは、転写体
10との位置決めがなされ、転写体10に従動する方向
に回転駆動される。
【0011】帯電手段22Yは、感光体ドラム21Yに
対して一様な電位を与える手段であって、本実施の形態
においては、感光体ドラム21Yと接触しながら従動回
転をするローラ状のローラ帯電器22Yが用いられてい
る。
対して一様な電位を与える手段であって、本実施の形態
においては、感光体ドラム21Yと接触しながら従動回
転をするローラ状のローラ帯電器22Yが用いられてい
る。
【0012】露光手段23Yは、ローラ帯電器22Yに
よって一様な電位を与えられた感光体ドラム21Y上
に、画像信号(イエロー)に基づいて露光を行い、イエ
ローの画像に対応する静電潜像を形成する手段であっ
て、この露光手段23Yとしては、感光体ドラム21Y
の軸方向にアレイ状に発光素子を配列したLEDと結像
素子(商品名;セルフォックレンズ)とから構成される
もの、あるいは、レーザー光学系などが用いられる。
よって一様な電位を与えられた感光体ドラム21Y上
に、画像信号(イエロー)に基づいて露光を行い、イエ
ローの画像に対応する静電潜像を形成する手段であっ
て、この露光手段23Yとしては、感光体ドラム21Y
の軸方向にアレイ状に発光素子を配列したLEDと結像
素子(商品名;セルフォックレンズ)とから構成される
もの、あるいは、レーザー光学系などが用いられる。
【0013】現像手段24Yは、現像剤であるイエロー
トナーを収容し、感光体ドラム21Y上に形成された静
電潜像を反転現像して、イエロートナー像を形成する手
段である。本実施の形態の現像手段24Yにおいては、
現像手段24Y内に収容されているイエロートナーを、
攪拌部材241Yにより攪拌した後、矢示の方向に回転
する表面が弾性(スポンジ)のトナー供給ローラ242
Yにより、現像スリーブ243Yへ供給する。このと
き、薄層形成部材244Yにより現像スリーブ243Y
上のイエロートナーを均一の薄層とする。現像手段24
Yの現像作用に際しては、矢示の方向に回転する現像ス
リーブ243Yに対し、直流あるいはさらに交流を加え
た現像バイアスが印加され、現像手段24Yの収容する
一成分によるジャンピング現像が行われて、接地されて
いる感光体ドラム21Yに対して、トナーと同極性の直
流成分と交流成分とを重畳したバイアスを印加して、非
接触の反転現像が行われる。なお、現像スリーブ243
Yの画像領域外の両端部に設けられた突当コロが、感光
体ドラム21Yに当接することにより、現像スリーブ2
43Yと感光体ドラム21Yとを非接触に保っている。
なお、非接触現像ではなく、接触現像を用いることもで
きる。
トナーを収容し、感光体ドラム21Y上に形成された静
電潜像を反転現像して、イエロートナー像を形成する手
段である。本実施の形態の現像手段24Yにおいては、
現像手段24Y内に収容されているイエロートナーを、
攪拌部材241Yにより攪拌した後、矢示の方向に回転
する表面が弾性(スポンジ)のトナー供給ローラ242
Yにより、現像スリーブ243Yへ供給する。このと
き、薄層形成部材244Yにより現像スリーブ243Y
上のイエロートナーを均一の薄層とする。現像手段24
Yの現像作用に際しては、矢示の方向に回転する現像ス
リーブ243Yに対し、直流あるいはさらに交流を加え
た現像バイアスが印加され、現像手段24Yの収容する
一成分によるジャンピング現像が行われて、接地されて
いる感光体ドラム21Yに対して、トナーと同極性の直
流成分と交流成分とを重畳したバイアスを印加して、非
接触の反転現像が行われる。なお、現像スリーブ243
Yの画像領域外の両端部に設けられた突当コロが、感光
体ドラム21Yに当接することにより、現像スリーブ2
43Yと感光体ドラム21Yとを非接触に保っている。
なお、非接触現像ではなく、接触現像を用いることもで
きる。
【0014】感光体ドラム21Y上に形成されたイエロ
ーのトナー像は、突当コロ212Yにより位置決めされ
て転写体10と接触し、トナーと逆極性のバイアス電圧
の印加される転写体10により、順次、転写体10上に
転写される。
ーのトナー像は、突当コロ212Yにより位置決めされ
て転写体10と接触し、トナーと逆極性のバイアス電圧
の印加される転写体10により、順次、転写体10上に
転写される。
【0015】クリーニング手段25Yは、イエロートナ
ー像が転写体10に転写された後に、感光体ドラム21
Y上に残留したイエロートナーを、感光体ドラム10上
から除去するための手段であって、本実施の形態におい
ては、クリーニングブレード25Yが感光体ドラム21
Yに摺接することにより、残留トナーの除去を行ってい
る。
ー像が転写体10に転写された後に、感光体ドラム21
Y上に残留したイエロートナーを、感光体ドラム10上
から除去するための手段であって、本実施の形態におい
ては、クリーニングブレード25Yが感光体ドラム21
Yに摺接することにより、残留トナーの除去を行ってい
る。
【0016】このようにして、画像形成ユニット20Y
により、帯電、露光、現像の行程により形成された画像
信号(イエロー)に対応したイエロートナー像は、転写
体10上に転写される。
により、帯電、露光、現像の行程により形成された画像
信号(イエロー)に対応したイエロートナー像は、転写
体10上に転写される。
【0017】その他の画像形成ユニット20M、20
C、20Kも同様に、それぞれ感光体ドラム21M、2
1C、21K上に、画像信号(マゼンタ)に対応したマ
ゼンタトナー像、画像信号(シアン)に対応したシアン
トナー像、画像信号(黒)に対応した黒トナー像が並列
処理的に、同期をとりながら形成される。そして、各画
像形成ユニット20Y、20M、20C、20Kの各感
光体ドラム21Y、21M、21C、21K上に形成さ
れたトナー像は、順次、1〜2kVの転写バイアスを印
加した転写体10上に転写され、トナー像が重ね合わさ
れる。全てのトナー像が重ね合わさると、転写体10上
に、カラートナー像が形成される。
C、20Kも同様に、それぞれ感光体ドラム21M、2
1C、21K上に、画像信号(マゼンタ)に対応したマ
ゼンタトナー像、画像信号(シアン)に対応したシアン
トナー像、画像信号(黒)に対応した黒トナー像が並列
処理的に、同期をとりながら形成される。そして、各画
像形成ユニット20Y、20M、20C、20Kの各感
光体ドラム21Y、21M、21C、21K上に形成さ
れたトナー像は、順次、1〜2kVの転写バイアスを印
加した転写体10上に転写され、トナー像が重ね合わさ
れる。全てのトナー像が重ね合わさると、転写体10上
に、カラートナー像が形成される。
【0018】一方、転写体10の下部には、転写材収納
手段である給紙カセットCAが設けられ、給紙カセット
CA内に収容された転写材である転写紙Pは、給紙ロー
ラr1の作動により、給紙カセット31内から搬出さ
れ、タイミングローラ対r2へと送られる。タイミング
ローラ対r2は、転写体10上に形成されたカラートナ
ー像と同期するように、転写紙Pを送り出す。
手段である給紙カセットCAが設けられ、給紙カセット
CA内に収容された転写材である転写紙Pは、給紙ロー
ラr1の作動により、給紙カセット31内から搬出さ
れ、タイミングローラ対r2へと送られる。タイミング
ローラ対r2は、転写体10上に形成されたカラートナ
ー像と同期するように、転写紙Pを送り出す。
【0019】送り出された転写紙Pは、転写位置で転写
紙転写手段30により、転写体10上に形成されたカラ
ートナー像を転写される。この転写紙転写手段30は、
アースされたローラ31、転写ベルト32、紙帯電器3
3、転写電極34、紙分離AC除電器35から構成され
ている。
紙転写手段30により、転写体10上に形成されたカラ
ートナー像を転写される。この転写紙転写手段30は、
アースされたローラ31、転写ベルト32、紙帯電器3
3、転写電極34、紙分離AC除電器35から構成され
ている。
【0020】送り出された転写紙Pは、ローラ31に張
設され、転写体10の周速度に同期して矢示の方向に回
転する転写ベルト32により、転写位置へと搬送され
る。転写ベルト32は、106〜1010Ω・cmの高抵
抗のベルト状のものである。この際、転写紙Pは、転写
材帯電手段としての紙帯電器33によりトナーと同極性
に紙帯電され、転写ベルト32に吸着されて転写位置へ
と給送される。トナーと同極性に紙帯電を行うことによ
り、転写体10上のカラートナー像と引き合うことを防
止して、カラートナー像の乱れを防止している。また、
転写材帯電手段としては、転写ベルト32に接離可能な
通電ローラやブラシ帯電器など用いることができる。
設され、転写体10の周速度に同期して矢示の方向に回
転する転写ベルト32により、転写位置へと搬送され
る。転写ベルト32は、106〜1010Ω・cmの高抵
抗のベルト状のものである。この際、転写紙Pは、転写
材帯電手段としての紙帯電器33によりトナーと同極性
に紙帯電され、転写ベルト32に吸着されて転写位置へ
と給送される。トナーと同極性に紙帯電を行うことによ
り、転写体10上のカラートナー像と引き合うことを防
止して、カラートナー像の乱れを防止している。また、
転写材帯電手段としては、転写ベルト32に接離可能な
通電ローラやブラシ帯電器など用いることができる。
【0021】転写位置では、転写電極34により、転写
体10上のカラートナー像が、転写紙P上へと転写され
る。この転写電極34により、転写紙Pの裏面には、転
写体10のバイアスより高いトナーと反対極性の電圧で
ある1.5〜3kVの電位となるように、コロナ放電が
なされる。
体10上のカラートナー像が、転写紙P上へと転写され
る。この転写電極34により、転写紙Pの裏面には、転
写体10のバイアスより高いトナーと反対極性の電圧で
ある1.5〜3kVの電位となるように、コロナ放電が
なされる。
【0022】カラートナー像の転写を受けた転写紙P
は、転写ベルト32によりさらに搬送され、転写材分離
用としての紙分離AC除電器35により除電され、転写
ベルト32より分離され、定着手段40へと搬送され
る。定着手段40において、加熱ローラ41と加圧ロー
ラ42とにより加熱・圧着されカラートナー像が転写紙
P上に容着・定着された後、転写紙Pは排紙ローラ対r
3によりカラー画像形成装置の上部に設けられたトレイ
上に排出される。
は、転写ベルト32によりさらに搬送され、転写材分離
用としての紙分離AC除電器35により除電され、転写
ベルト32より分離され、定着手段40へと搬送され
る。定着手段40において、加熱ローラ41と加圧ロー
ラ42とにより加熱・圧着されカラートナー像が転写紙
P上に容着・定着された後、転写紙Pは排紙ローラ対r
3によりカラー画像形成装置の上部に設けられたトレイ
上に排出される。
【0023】一方、カラートナー像が転写紙Pへ転写さ
れた転写体10は、転写体クリーニング手段16である
クリーニングブレード161によって、転写体10上を
摺擦され、転写体10上に残留した残留トナーを除去・
清掃される。また、転写ベルト32上には、転写ベルト
クリーニング手段36としてブレードが摺接しており、
紙分離後の転写ベルト32上をクリーニングする。
れた転写体10は、転写体クリーニング手段16である
クリーニングブレード161によって、転写体10上を
摺擦され、転写体10上に残留した残留トナーを除去・
清掃される。また、転写ベルト32上には、転写ベルト
クリーニング手段36としてブレードが摺接しており、
紙分離後の転写ベルト32上をクリーニングする。
【0024】以上のように、カラートナー像の形成時に
は、4組の画像形成ユニット20Y、20M、20C、
20Kで以て形成される。このとき、画像形成ユニット
20Y、20M、20C、20Kは、各々図示しない付
勢手段により、各感光体ドラム21Y、21M、21
C、21Kが転写体10の方向へ付勢され、感光体ドラ
ム21Yの両端に設けられた突当コロ211Y、211
M、211C、211Kが、転写体10の当接部10T
に当接して、各感光体ドラム21Y、21M、21C、
21Kと転写体10との間隙保持を維持する(図4
(a)参照)。モノクロ画像を形成する際にも、全ての
感光体ドラム21Y、21M、21C、21Kを転写体
10に付勢し接触させててもよいが、次のように行うの
が好ましい。
は、4組の画像形成ユニット20Y、20M、20C、
20Kで以て形成される。このとき、画像形成ユニット
20Y、20M、20C、20Kは、各々図示しない付
勢手段により、各感光体ドラム21Y、21M、21
C、21Kが転写体10の方向へ付勢され、感光体ドラ
ム21Yの両端に設けられた突当コロ211Y、211
M、211C、211Kが、転写体10の当接部10T
に当接して、各感光体ドラム21Y、21M、21C、
21Kと転写体10との間隙保持を維持する(図4
(a)参照)。モノクロ画像を形成する際にも、全ての
感光体ドラム21Y、21M、21C、21Kを転写体
10に付勢し接触させててもよいが、次のように行うの
が好ましい。
【0025】モノクロ画像を形成する際には、使用しな
い画像形成ユニットの付勢手段による付勢を解除して転
写体10から感光体ドラムを退避させ(図4(b)参
照)、感光体ドラムと転写体10との接触は、モノクロ
画像を形成するのに必要な画像形成ユニットのみとす
る。そして、その画像形成ユニットのみで転写体10上
にトナー像を形成する。例えば、黒トナー像を形成する
際には、画像形成ユニット20Y、20M、20Cは使
用しない(必要がない)ので、これらの付勢手段による
付勢を解除して、感光体ドラム21Y、21M、21C
を転写体10から退避させ、接触しないようにし、画像
形成ユニット20Kの付勢手段のみを付勢させ、感光体
ドラム21Kのみを転写体10に接触させ、黒トナー像
を転写体10上に形成をする。これにより、モノクロ画
像の形成時には、必要のない色のトナーが転写体10上
に付着することがなく、あるいは、必要のない感光体ド
ラム21が転写体10上のトナー像を乱すことがなく、
良好なモノクロ画像の形成が可能となる。
い画像形成ユニットの付勢手段による付勢を解除して転
写体10から感光体ドラムを退避させ(図4(b)参
照)、感光体ドラムと転写体10との接触は、モノクロ
画像を形成するのに必要な画像形成ユニットのみとす
る。そして、その画像形成ユニットのみで転写体10上
にトナー像を形成する。例えば、黒トナー像を形成する
際には、画像形成ユニット20Y、20M、20Cは使
用しない(必要がない)ので、これらの付勢手段による
付勢を解除して、感光体ドラム21Y、21M、21C
を転写体10から退避させ、接触しないようにし、画像
形成ユニット20Kの付勢手段のみを付勢させ、感光体
ドラム21Kのみを転写体10に接触させ、黒トナー像
を転写体10上に形成をする。これにより、モノクロ画
像の形成時には、必要のない色のトナーが転写体10上
に付着することがなく、あるいは、必要のない感光体ド
ラム21が転写体10上のトナー像を乱すことがなく、
良好なモノクロ画像の形成が可能となる。
【0026】なお、これら付勢手段としては、モータや
ソレノイドなど、感光体ドラムが転写体10に接触する
位置と、感光体ドラムが転写体10から離れた位置とを
変位させることが可能なものが用いられる。
ソレノイドなど、感光体ドラムが転写体10に接触する
位置と、感光体ドラムが転写体10から離れた位置とを
変位させることが可能なものが用いられる。
【0027】ここで、図3および図4を参照しながら、
転写体10と画像形成ユニット20の感光体ドラム21
との駆動回りの機構およびプロセスカートリッジPCの
着脱について説明する。なお、画像形成ユニット20
Y、20M、20C、20Kは、すべて同様の構成をし
ているので、以下、単に画像形成ユニット20というよ
うに、Y、M、C、Kの記号は省略する。
転写体10と画像形成ユニット20の感光体ドラム21
との駆動回りの機構およびプロセスカートリッジPCの
着脱について説明する。なお、画像形成ユニット20
Y、20M、20C、20Kは、すべて同様の構成をし
ているので、以下、単に画像形成ユニット20というよ
うに、Y、M、C、Kの記号は省略する。
【0028】上述したように、画像形成ユニット20に
は、各感光体ドラム21と一体となって回転する感光体
ギヤ212が設けられている。各々の感光体ギヤ212
は、転写体10の回転軸方向端部(図3において奥側、
図4において右側)に設けられた転写体ギヤ10Gと歯
合し、転写体10の回転に従動する。転写体10は、図
示しない駆動源によって駆動回転させられる駆動ギヤと
歯合しており、この駆動ギヤの回転に従動回転する。す
なわち、各感光体ドラム21と転写体10とは同一駆動
源で以て駆動されているので、駆動系が簡略化され、低
コストを実現できる。なお、図示はしないが、感光体ギ
ヤ212と現像手段24を駆動させるためのギヤとが歯
合し、転写体10、各感光体21、各現像手段24とが
同一駆動源で以て駆動されることにより、さらに駆動系
の簡略化、低コスト化が実現できる。
は、各感光体ドラム21と一体となって回転する感光体
ギヤ212が設けられている。各々の感光体ギヤ212
は、転写体10の回転軸方向端部(図3において奥側、
図4において右側)に設けられた転写体ギヤ10Gと歯
合し、転写体10の回転に従動する。転写体10は、図
示しない駆動源によって駆動回転させられる駆動ギヤと
歯合しており、この駆動ギヤの回転に従動回転する。す
なわち、各感光体ドラム21と転写体10とは同一駆動
源で以て駆動されているので、駆動系が簡略化され、低
コストを実現できる。なお、図示はしないが、感光体ギ
ヤ212と現像手段24を駆動させるためのギヤとが歯
合し、転写体10、各感光体21、各現像手段24とが
同一駆動源で以て駆動されることにより、さらに駆動系
の簡略化、低コスト化が実現できる。
【0029】転写体ギヤ10Gおよび各感光体ギヤ21
2は、はすば歯車を用いている。はすば歯車とは、歯す
じがつる巻線である円筒歯車で、平行な2軸間に回転運
動を伝達するものである。一般に、はすば歯車は、平歯
歯車に比して振動・騒音などの性能が優れるが、軸方向
の力を発生する欠点がある。本実施の形態はこの欠点を
利用し、各感光体ギヤ212と転写体ギヤ10との間に
発生して転写体10の受ける軸方向の力を、全て同じ方
向(本実施の形態においては奥側、すなわちフライホイ
ール10F側)になるように設定することにより、転写
体10の蛇行回転を抑え、しかも、画像形成ユニット2
0を等方的に配置しているので転写体10にかかる力が
等方的となり、ねじれが生じ難くなる。この場合、画像
形成ユニット20のプロセスカートリッジPCは、転写
体10の軸方向に動かないように、カラー画像形成装置
本体に装着される。
2は、はすば歯車を用いている。はすば歯車とは、歯す
じがつる巻線である円筒歯車で、平行な2軸間に回転運
動を伝達するものである。一般に、はすば歯車は、平歯
歯車に比して振動・騒音などの性能が優れるが、軸方向
の力を発生する欠点がある。本実施の形態はこの欠点を
利用し、各感光体ギヤ212と転写体ギヤ10との間に
発生して転写体10の受ける軸方向の力を、全て同じ方
向(本実施の形態においては奥側、すなわちフライホイ
ール10F側)になるように設定することにより、転写
体10の蛇行回転を抑え、しかも、画像形成ユニット2
0を等方的に配置しているので転写体10にかかる力が
等方的となり、ねじれが生じ難くなる。この場合、画像
形成ユニット20のプロセスカートリッジPCは、転写
体10の軸方向に動かないように、カラー画像形成装置
本体に装着される。
【0030】また、転写体10は、前面パネルFP、後
面パネルRP1に設けられた軸受け(図番なし)によ
り、回動自在に軸支されている。この転写体10の回転
軸は、転写体10の回転軸を後面パネル外まで延設さ
れ、その軸に円盤状のフライホイール10Fが設けら
れ、さらにその先で後面パネルRP2に設けられた軸受
け(図番なし)により軸支されている。
面パネルRP1に設けられた軸受け(図番なし)によ
り、回動自在に軸支されている。この転写体10の回転
軸は、転写体10の回転軸を後面パネル外まで延設さ
れ、その軸に円盤状のフライホイール10Fが設けら
れ、さらにその先で後面パネルRP2に設けられた軸受
け(図番なし)により軸支されている。
【0031】感光体ドラム21の回転軸(図番なし)
は、プロセスカートリッジPCの感光体ギヤ212が設
けられた側の外まで延設され、その先端に係合部材21
3が設けられている。カラー画像形成装置本体には、後
面パネルRP1、RP2に変位可能に設けられた軸受け
(図番なし)により軸支され、回転自在な円盤状のフラ
イホイール51が設けられている。フライホイールの軸
のプロセスカートリッジPC側の先端には、感光体ドラ
ム21の回転軸に設けられた係合部材213と同軸で係
合可能な被係合部材52が設けられている。このフライ
ホイール51は、被係合部材52と軸支している軸受け
とを伴って、感光体ドラム21と転写体10とが接触す
る位置(図4(a))と接触しない位置(図4(b))
との間を変位可能に構成されている。この変位させる手
段としては、上述した画像形成ユニット20を付勢する
図示しない付勢手段が兼用できる。
は、プロセスカートリッジPCの感光体ギヤ212が設
けられた側の外まで延設され、その先端に係合部材21
3が設けられている。カラー画像形成装置本体には、後
面パネルRP1、RP2に変位可能に設けられた軸受け
(図番なし)により軸支され、回転自在な円盤状のフラ
イホイール51が設けられている。フライホイールの軸
のプロセスカートリッジPC側の先端には、感光体ドラ
ム21の回転軸に設けられた係合部材213と同軸で係
合可能な被係合部材52が設けられている。このフライ
ホイール51は、被係合部材52と軸支している軸受け
とを伴って、感光体ドラム21と転写体10とが接触す
る位置(図4(a))と接触しない位置(図4(b))
との間を変位可能に構成されている。この変位させる手
段としては、上述した画像形成ユニット20を付勢する
図示しない付勢手段が兼用できる。
【0032】円盤状のフライホイール10F、51は、
所定の重さを有するもので、転写体10、感光体ドラム
21の回動に慣性力を付加するものである。
所定の重さを有するもので、転写体10、感光体ドラム
21の回動に慣性力を付加するものである。
【0033】このような構成において、画像形成時(図
4(a))には、感光体ドラム21の回転軸に設けられ
た係合部材213が、被係合部材52と係合し、一体と
なって回転可能となる。このとき、被係合部材52側に
はフライホイール51が設けられているので、感光体ド
ラム21の回転とともに、フライホイール51も回転す
る。被係合部材52と係合したプロセスカートリッジP
Cは、図示しない付勢手段により転写体10へと付勢さ
れている。勿論、フライホール51も、被係合部材52
と軸支している軸受けとを伴って、転写体10側へと変
位している。感光体ドラム21の突当コロ211が転写
体10の当接部10Tに当接し、感光体ドラム21と転
写体10との位置決めがなされている。また、感光体ド
ラム21の感光体ギヤ212と転写体10の転写体ギヤ
10Gとが歯合し、図示しない駆動源により転写体10
が駆動され、これに従動して感光体ドラム21が駆動さ
れる。
4(a))には、感光体ドラム21の回転軸に設けられ
た係合部材213が、被係合部材52と係合し、一体と
なって回転可能となる。このとき、被係合部材52側に
はフライホイール51が設けられているので、感光体ド
ラム21の回転とともに、フライホイール51も回転す
る。被係合部材52と係合したプロセスカートリッジP
Cは、図示しない付勢手段により転写体10へと付勢さ
れている。勿論、フライホール51も、被係合部材52
と軸支している軸受けとを伴って、転写体10側へと変
位している。感光体ドラム21の突当コロ211が転写
体10の当接部10Tに当接し、感光体ドラム21と転
写体10との位置決めがなされている。また、感光体ド
ラム21の感光体ギヤ212と転写体10の転写体ギヤ
10Gとが歯合し、図示しない駆動源により転写体10
が駆動され、これに従動して感光体ドラム21が駆動さ
れる。
【0034】以上のように、ドラム状の転写体10と、
複数組の画像形成ユニット20の各々に備えられたドラ
ム状の感光体ドラム21とに、各々フライホール10
F、51を設けた。従って、感光体ドラム21にはフラ
イホイール51が、転写体10にはフライホイール10
Fがそれぞれ一体となって回転し、各々に慣性力が付与
されて、回転ムラなどの変動成分を吸収され、スムーズ
な回転が可能となる。よって、回転ムラの影響をできる
だけ抑え、良好なカラー画像形成を行うことができる。
複数組の画像形成ユニット20の各々に備えられたドラ
ム状の感光体ドラム21とに、各々フライホール10
F、51を設けた。従って、感光体ドラム21にはフラ
イホイール51が、転写体10にはフライホイール10
Fがそれぞれ一体となって回転し、各々に慣性力が付与
されて、回転ムラなどの変動成分を吸収され、スムーズ
な回転が可能となる。よって、回転ムラの影響をできる
だけ抑え、良好なカラー画像形成を行うことができる。
【0035】なお、露光手段23は、高精度に位置決め
されカラー画像形成装置本体に固定状態にある。また、
画像形成時であっても、モノクロ画像の形成により、そ
の色のトナーを使用しないときは、付勢手段による付勢
は解除され、かつ、感光体21が転写体10から退避し
た位置に移動する(図4(b))。このときには、フラ
イホイール51も、被係合部材52と軸支している軸受
けとを伴って、退避する。
されカラー画像形成装置本体に固定状態にある。また、
画像形成時であっても、モノクロ画像の形成により、そ
の色のトナーを使用しないときは、付勢手段による付勢
は解除され、かつ、感光体21が転写体10から退避し
た位置に移動する(図4(b))。このときには、フラ
イホイール51も、被係合部材52と軸支している軸受
けとを伴って、退避する。
【0036】また、感光体ドラム21の寿命などのた
め、プロセスカートリッジPCを交換する際には、プロ
セスカートリッジPCを転写体10の回転軸方向に対し
て直角方向に一旦退避させる。これにより、感光体ドラ
ム21と転写体10とが離間し、感光体ギヤ212と転
写体ギヤ10Gとの歯合状態を解除する(図4
(b))。この場合、図示しない付勢手段による突当コ
ロ211と当接部10Tとを当接を解除し、感光体21
が転写体10から退避した位置に移動させる。このとき
には、フライホイール51も、被係合部材52と軸支し
ている軸受けとを伴って、退避する。
め、プロセスカートリッジPCを交換する際には、プロ
セスカートリッジPCを転写体10の回転軸方向に対し
て直角方向に一旦退避させる。これにより、感光体ドラ
ム21と転写体10とが離間し、感光体ギヤ212と転
写体ギヤ10Gとの歯合状態を解除する(図4
(b))。この場合、図示しない付勢手段による突当コ
ロ211と当接部10Tとを当接を解除し、感光体21
が転写体10から退避した位置に移動させる。このとき
には、フライホイール51も、被係合部材52と軸支し
ている軸受けとを伴って、退避する。
【0037】その後、プロセスカートリッジPCを転写
体10の回転軸方向に対して平行方向に、図示しない案
内手段などに沿って、抜くことにより、プロセスカート
リッジPCをカラー画像形成装置から引き出すことがで
きる(図4(c))。
体10の回転軸方向に対して平行方向に、図示しない案
内手段などに沿って、抜くことにより、プロセスカート
リッジPCをカラー画像形成装置から引き出すことがで
きる(図4(c))。
【0038】また、プロセスカートリッジPCを装着す
る際は、上述した工程と逆の工程を辿ることにより、装
着することができる。
る際は、上述した工程と逆の工程を辿ることにより、装
着することができる。
【0039】このように、少なくとも感光体ドラム21
と現像手段24とをプロセスカートリッジPCとして一
体化し、このプロセスカートリッジPCを、本体に固定
された露光手段23を回避しながら着脱するので、露光
手段23を位置精度を高精度に保ちつつ、操作性のよい
カラー画像形成装置になる。さらに、プロセスカートリ
ッジPCを、転写手段10の回転軸方向に対して直角方
向に一旦転写手段から離間させることにより、固定状態
の露光手段23に干渉せずギヤの歯合状態を解除し、そ
の後、転写手段10の回転軸方向に対して平行方向に着
脱できるので、狭い空間でありながら確実にプロセスカ
ートリッジPCの着脱が可能になり、操作性が向上す
る。さらに、プロセスカートリッジPCを着脱するため
の空間を大きく設ける必要がないので、カラー画像形成
装置をコンパクトに構成することができる。
と現像手段24とをプロセスカートリッジPCとして一
体化し、このプロセスカートリッジPCを、本体に固定
された露光手段23を回避しながら着脱するので、露光
手段23を位置精度を高精度に保ちつつ、操作性のよい
カラー画像形成装置になる。さらに、プロセスカートリ
ッジPCを、転写手段10の回転軸方向に対して直角方
向に一旦転写手段から離間させることにより、固定状態
の露光手段23に干渉せずギヤの歯合状態を解除し、そ
の後、転写手段10の回転軸方向に対して平行方向に着
脱できるので、狭い空間でありながら確実にプロセスカ
ートリッジPCの着脱が可能になり、操作性が向上す
る。さらに、プロセスカートリッジPCを着脱するため
の空間を大きく設ける必要がないので、カラー画像形成
装置をコンパクトに構成することができる。
【0040】また、本実施の形態においては、感光体ド
ラム21上にトナー像を形成する各手段を一体化した画
像形成ユニット20を、複数組としてイエロー、マゼン
タ、シアン、黒の4色分として4組備えている。そし
て、これら4組の画像形成ユニット20Y、20M、2
0C、20Kを、カラー画像形成装置の鉛直線であって
転写体10の回転中心を通る垂直線(図1中の一点鎖
線)に対し、左右にそれぞれ2個ずつなるように配置す
ることにより、四角い等方形とすることができたので、
歪みや熱変形を受け難いカラー画像形成装置になる。さ
らに、スペースの効率化が図られてコンパクトで、バラ
ンスがとれ、転写体10にかかる負荷の均一化を図り回
転を安定させることができ、ユニットの交換性を向上さ
せることができる。
ラム21上にトナー像を形成する各手段を一体化した画
像形成ユニット20を、複数組としてイエロー、マゼン
タ、シアン、黒の4色分として4組備えている。そし
て、これら4組の画像形成ユニット20Y、20M、2
0C、20Kを、カラー画像形成装置の鉛直線であって
転写体10の回転中心を通る垂直線(図1中の一点鎖
線)に対し、左右にそれぞれ2個ずつなるように配置す
ることにより、四角い等方形とすることができたので、
歪みや熱変形を受け難いカラー画像形成装置になる。さ
らに、スペースの効率化が図られてコンパクトで、バラ
ンスがとれ、転写体10にかかる負荷の均一化を図り回
転を安定させることができ、ユニットの交換性を向上さ
せることができる。
【0041】さらに、この垂直線に対して、各感光体ド
ラム21M、21C、21Y、21Kと転写体10とが
接する位置までの角度θ3、θ4、θ5、θ6を、 θ3=45°±20°の範囲内(25°≦θ3≦65°) θ4=45°±20°の範囲内(25°≦θ4≦65°) θ5=120°±20°の範囲内(100°≦θ5≦14
0°) θ6=120°±20°の範囲内(100°≦θ6≦14
0°) とすることにより、転写体10に対して、各画像形成ユ
ニット20Y、20M、20C、20Kを放射状にかつ
等方的に配置するので、バランスがとれ、転写体10に
かかる負荷の均一化を図り回転を安定させることがで
き、更に、ユニットの交換性を向上させることができ
る。
ラム21M、21C、21Y、21Kと転写体10とが
接する位置までの角度θ3、θ4、θ5、θ6を、 θ3=45°±20°の範囲内(25°≦θ3≦65°) θ4=45°±20°の範囲内(25°≦θ4≦65°) θ5=120°±20°の範囲内(100°≦θ5≦14
0°) θ6=120°±20°の範囲内(100°≦θ6≦14
0°) とすることにより、転写体10に対して、各画像形成ユ
ニット20Y、20M、20C、20Kを放射状にかつ
等方的に配置するので、バランスがとれ、転写体10に
かかる負荷の均一化を図り回転を安定させることがで
き、更に、ユニットの交換性を向上させることができ
る。
【0042】また、θ5−90°<θ3、θ6−90°<
θ4、の条件を満たすことにより、転写紙転写手段30
やクリーニング手段16のスペースを確保することが容
易となり、好ましい。
θ4、の条件を満たすことにより、転写紙転写手段30
やクリーニング手段16のスペースを確保することが容
易となり、好ましい。
【0043】次に、第2の実施の形態について、カラー
画像形成装置の断面構成図である図5を用いて説明す
る。第2の実施の形態と第1の実施の形態との大きな相
違点は、第1の実施の形態においては転写体10上にト
ナー像を重ね合わせたのち転写紙Pに転写を行ったのに
対して、第2の実施の形態においては転写紙Pを転写手
段としての転写ドラム10′上に保持しその転写紙P上
にトナー像を重ね合わせるものである。なお、画像形成
の各機構で上述した第1の実施の形態と同じものは同じ
符号を付け、説明を省略する。
画像形成装置の断面構成図である図5を用いて説明す
る。第2の実施の形態と第1の実施の形態との大きな相
違点は、第1の実施の形態においては転写体10上にト
ナー像を重ね合わせたのち転写紙Pに転写を行ったのに
対して、第2の実施の形態においては転写紙Pを転写手
段としての転写ドラム10′上に保持しその転写紙P上
にトナー像を重ね合わせるものである。なお、画像形成
の各機構で上述した第1の実施の形態と同じものは同じ
符号を付け、説明を省略する。
【0044】転写手段10′は、転写材である転写紙P
をその周面に保持し、その周囲に配置されている4組の
画像形成ユニット20Y、20M、20C、20Kによ
り形成されたY、M、C、Kのトナー像を、保持してい
る転写紙P上に順次重ね合わせて転写してカラートナー
像を形成する。この転写手段10′は、ドラム状の転写
ドラム10′であって、円筒状の金属基体であるアルミ
ニウム基体11上に、弾性層として導電性ゴム層12
(厚さ500〜5000μm、電気抵抗108〜1011
Ω・cmのウレタンゴム層)と、さらにその上に離形性
フィルム13(分離用として、厚さ20〜200μm、
電気抵抗1010〜1016Ω・cmのテフロン層)が設け
られている。また、この転写ドラム10′には、矢示の
如く変移可能であり、後述する供給手段であるタイミン
グローラ対r2から供給される転写紙Pの先端を把持す
るためのグリッパー14が設けられている。
をその周面に保持し、その周囲に配置されている4組の
画像形成ユニット20Y、20M、20C、20Kによ
り形成されたY、M、C、Kのトナー像を、保持してい
る転写紙P上に順次重ね合わせて転写してカラートナー
像を形成する。この転写手段10′は、ドラム状の転写
ドラム10′であって、円筒状の金属基体であるアルミ
ニウム基体11上に、弾性層として導電性ゴム層12
(厚さ500〜5000μm、電気抵抗108〜1011
Ω・cmのウレタンゴム層)と、さらにその上に離形性
フィルム13(分離用として、厚さ20〜200μm、
電気抵抗1010〜1016Ω・cmのテフロン層)が設け
られている。また、この転写ドラム10′には、矢示の
如く変移可能であり、後述する供給手段であるタイミン
グローラ対r2から供給される転写紙Pの先端を把持す
るためのグリッパー14が設けられている。
【0045】また、転写ドラム10′の周囲には、吸着
手段17、分離手段18が設けられている。吸着手段で
ある吸着ローラ17は、グリッパー14により先端を把
持された転写紙Pを転写ドラム10′上に密着させる手
段である。この吸着ローラ17は、矢示の如く、転写ド
ラム10′に対して従動回転し、転写ドラム10′の回
転に伴って移動してくる先端を把持された転写紙Pを、
転写ドラム10′に押しつけながら、静電的に転写ドラ
ム10′上に密着させる。分離手段である分離爪18
は、保持された転写紙Pを転写ドラム10′上から分離
を行う手段である。この分離爪18は、矢示の如く、転
写ドラム10′に対して、接離可能に設けられており、
転写紙Pの分離を行うときにのみ転写ドラム10′に摺
接する。
手段17、分離手段18が設けられている。吸着手段で
ある吸着ローラ17は、グリッパー14により先端を把
持された転写紙Pを転写ドラム10′上に密着させる手
段である。この吸着ローラ17は、矢示の如く、転写ド
ラム10′に対して従動回転し、転写ドラム10′の回
転に伴って移動してくる先端を把持された転写紙Pを、
転写ドラム10′に押しつけながら、静電的に転写ドラ
ム10′上に密着させる。分離手段である分離爪18
は、保持された転写紙Pを転写ドラム10′上から分離
を行う手段である。この分離爪18は、矢示の如く、転
写ドラム10′に対して、接離可能に設けられており、
転写紙Pの分離を行うときにのみ転写ドラム10′に摺
接する。
【0046】まず、転写材である転写紙Pの流れについ
て説明する。転写紙Pは、転写材収納手段である給紙カ
セットCAに収納されている。転写紙Pは、給紙ローラ
r1の作動により、給紙カセットCA内から搬出され、
転写ドラム10′へ転写紙Pを供給する供給手段である
タイミングローラ対r2へと送られる。タイミングロー
ラ対r2は所定のタイミングで転写紙Pを送り出す。タ
イミングローラ対r2により送り出された転写紙Pは、
転写ドラム10′に突き当たり、転写ドラム10′のグ
リッパー14により、その先端を把持される。グリッパ
ー14により転写紙Pの先端が把持されると、転写ドラ
ム10′は矢示の方向に回転する。転写紙Pは、転写ド
ラム10′の回転に伴って移動し、転写ドラム10′に
従動回転している密着ローラ17により、転写ドラム1
0′に押しつけられながら、静電的に転写ドラム10′
上に密着し、転写ドラム10′に離間している分離爪1
8の下方を通過する。その後、第1の実施の形態におけ
る説明と同様に、画像形成ユニット20Y、20M、2
0C、20Kの像形成体21Y、21M、21C、21
K上にトナー像が同期を取りながら形成する。形成され
たトナー像は、順次、転写ドラム10′上に保持された
転写紙P上に転写され、転写紙P上でトナー像が重ね合
わされ、カラートナー像が形成される。このとき、転写
ドラム10′には、トナーと逆極性の1〜2kVの転写
バイアス電圧の印加されている。カラートナー像が形成
されると、グリッパー14による転写紙Pの把持が解除
されるとともに、分離爪18が、転写ドラム10′に摺
接する。そして、保持されている転写紙Pは、分離爪1
8の作用により転写ドラム10′上から分離され、さら
に、定着手段40へと搬送される。定着手段40におい
て、加熱ローラ41と加圧ローラ42とにより加熱・圧
着されカラートナー像が転写紙P上に容着・定着された
後、転写紙Pは排紙ローラ対r3により排紙トレイ上に
排出される。
て説明する。転写紙Pは、転写材収納手段である給紙カ
セットCAに収納されている。転写紙Pは、給紙ローラ
r1の作動により、給紙カセットCA内から搬出され、
転写ドラム10′へ転写紙Pを供給する供給手段である
タイミングローラ対r2へと送られる。タイミングロー
ラ対r2は所定のタイミングで転写紙Pを送り出す。タ
イミングローラ対r2により送り出された転写紙Pは、
転写ドラム10′に突き当たり、転写ドラム10′のグ
リッパー14により、その先端を把持される。グリッパ
ー14により転写紙Pの先端が把持されると、転写ドラ
ム10′は矢示の方向に回転する。転写紙Pは、転写ド
ラム10′の回転に伴って移動し、転写ドラム10′に
従動回転している密着ローラ17により、転写ドラム1
0′に押しつけられながら、静電的に転写ドラム10′
上に密着し、転写ドラム10′に離間している分離爪1
8の下方を通過する。その後、第1の実施の形態におけ
る説明と同様に、画像形成ユニット20Y、20M、2
0C、20Kの像形成体21Y、21M、21C、21
K上にトナー像が同期を取りながら形成する。形成され
たトナー像は、順次、転写ドラム10′上に保持された
転写紙P上に転写され、転写紙P上でトナー像が重ね合
わされ、カラートナー像が形成される。このとき、転写
ドラム10′には、トナーと逆極性の1〜2kVの転写
バイアス電圧の印加されている。カラートナー像が形成
されると、グリッパー14による転写紙Pの把持が解除
されるとともに、分離爪18が、転写ドラム10′に摺
接する。そして、保持されている転写紙Pは、分離爪1
8の作用により転写ドラム10′上から分離され、さら
に、定着手段40へと搬送される。定着手段40におい
て、加熱ローラ41と加圧ローラ42とにより加熱・圧
着されカラートナー像が転写紙P上に容着・定着された
後、転写紙Pは排紙ローラ対r3により排紙トレイ上に
排出される。
【0047】一方、カラートナー像が転写紙Pへ転写さ
れた転写ドラム10′は、転写手段クリーニング手段1
6であるファーブラシ161によって、転写ドラム1
0′上を摺擦され、クリーニングされる。なお、このフ
ァーブラシ161は、転写ドラム10′に対して接離可
能であって、転写ドラム10′をクリーニングするとき
に転写ドラムに摺動する。また、このファーブラシ16
1によるクリーニング動作は、プリント毎に転写紙Pが
分離中に行ってもよいが、各転写紙Pの転写ドラム1
0′への給送前あるいは転写ドラム10′からの排出後
に、間欠的に行う方が、余分な回転によりプリント速度
が低下しないので、好ましい。
れた転写ドラム10′は、転写手段クリーニング手段1
6であるファーブラシ161によって、転写ドラム1
0′上を摺擦され、クリーニングされる。なお、このフ
ァーブラシ161は、転写ドラム10′に対して接離可
能であって、転写ドラム10′をクリーニングするとき
に転写ドラムに摺動する。また、このファーブラシ16
1によるクリーニング動作は、プリント毎に転写紙Pが
分離中に行ってもよいが、各転写紙Pの転写ドラム1
0′への給送前あるいは転写ドラム10′からの排出後
に、間欠的に行う方が、余分な回転によりプリント速度
が低下しないので、好ましい。
【0048】なお、転写ドラム10′の周囲に配置され
ている画像形成ユニット20Y、20M、20C、20
Kについては、第1の実施の形態と同様なので、説明を
省略する。
ている画像形成ユニット20Y、20M、20C、20
Kについては、第1の実施の形態と同様なので、説明を
省略する。
【0049】この第2の実施の形態においても、上述し
た第1の実施の形態と同様に、モノクロ画像を形成する
際には、使用しない画像形成ユニットの付勢手段による
付勢を解除して転写ドラム10′から感光体ドラム21
を退避させ、感光体ドラム21と転写ドラム10′との
接触は、モノクロ画像を形成するのに必要な画像形成ユ
ニット20のみとする。これにより、モノクロ画像の形
成時には、必要のない色のトナーが転写ドラム10′上
に付着することがなく、あるいは、必要のない感光体ド
ラム21が転写ドラム10′上のトナー像を乱すことが
なく、良好なモノクロ画像の形成が可能となる。
た第1の実施の形態と同様に、モノクロ画像を形成する
際には、使用しない画像形成ユニットの付勢手段による
付勢を解除して転写ドラム10′から感光体ドラム21
を退避させ、感光体ドラム21と転写ドラム10′との
接触は、モノクロ画像を形成するのに必要な画像形成ユ
ニット20のみとする。これにより、モノクロ画像の形
成時には、必要のない色のトナーが転写ドラム10′上
に付着することがなく、あるいは、必要のない感光体ド
ラム21が転写ドラム10′上のトナー像を乱すことが
なく、良好なモノクロ画像の形成が可能となる。
【0050】また、各感光体ドラム21と転写ドラム1
0′とは、上述した第1の実施の形態と同様に、各々備
える転写ドラムギヤ(図示せず)と感光体ギヤ(図示せ
ず)が歯合し、同一駆動源で以て駆動されるよう構成す
ることにより、駆動系が簡略化され、低コストを実現で
きる。さらに、転写ドラムギヤおよび各感光体ギヤは、
はすば歯車を用い、各感光体ギヤと転写ドラムギヤとの
間に発生して転写ドラム10′の受ける軸方向の力を、
全て同じ方向になるように設定することにより、転写ド
ラム10′の蛇行回転を抑える。
0′とは、上述した第1の実施の形態と同様に、各々備
える転写ドラムギヤ(図示せず)と感光体ギヤ(図示せ
ず)が歯合し、同一駆動源で以て駆動されるよう構成す
ることにより、駆動系が簡略化され、低コストを実現で
きる。さらに、転写ドラムギヤおよび各感光体ギヤは、
はすば歯車を用い、各感光体ギヤと転写ドラムギヤとの
間に発生して転写ドラム10′の受ける軸方向の力を、
全て同じ方向になるように設定することにより、転写ド
ラム10′の蛇行回転を抑える。
【0051】また、この第2の実施の形態においても、
上述した第1の実施の形態と同様に、ドラム状の転写ド
ラム10′と、複数組の画像形成ユニット20の各々に
備えられたドラム状の感光体ドラム21とに、各々フラ
イホールを設ける。従って、画像形成時には、感光体ド
ラム21にはフライホイール51が、転写ドラム10′
にはフライホイール10Fがそれぞれ一体となって回転
し、各々に慣性力が付与されて、回転ムラなどの変動成
分を吸収され、スムーズな回転が可能となる。よって、
回転ムラの影響をできるだけ抑え、良好なカラー画像形
成を行うことができる。
上述した第1の実施の形態と同様に、ドラム状の転写ド
ラム10′と、複数組の画像形成ユニット20の各々に
備えられたドラム状の感光体ドラム21とに、各々フラ
イホールを設ける。従って、画像形成時には、感光体ド
ラム21にはフライホイール51が、転写ドラム10′
にはフライホイール10Fがそれぞれ一体となって回転
し、各々に慣性力が付与されて、回転ムラなどの変動成
分を吸収され、スムーズな回転が可能となる。よって、
回転ムラの影響をできるだけ抑え、良好なカラー画像形
成を行うことができる。
【0052】また、少なくとも感光体ドラム21と現像
手段24とをプロセスカートリッジPCとして一体化
し、このプロセスカートリッジPCを、本体に固定され
た露光手段23を回避しながら着脱するので、露光手段
23を位置精度を高精度に保ちつつ、操作性のよいカラ
ー画像形成装置になる。さらに、プロセスカートリッジ
PCを、転写ドラム10′の回転軸方向に対して直角方
向に一旦転写手段から離間させることにより、固定状態
の露光手段23に干渉せずギヤの歯合状態を解除し、そ
の後、転写ドラム10′の回転軸方向に対して平行方向
に着脱できるので、狭い空間でありながら確実にプロセ
スカートリッジPCの着脱が可能になり、操作性が向上
する。さらに、プロセスカートリッジPCを着脱するた
めの空間を大きく設ける必要がないので、カラー画像形
成装置をコンパクトに構成することができる。
手段24とをプロセスカートリッジPCとして一体化
し、このプロセスカートリッジPCを、本体に固定され
た露光手段23を回避しながら着脱するので、露光手段
23を位置精度を高精度に保ちつつ、操作性のよいカラ
ー画像形成装置になる。さらに、プロセスカートリッジ
PCを、転写ドラム10′の回転軸方向に対して直角方
向に一旦転写手段から離間させることにより、固定状態
の露光手段23に干渉せずギヤの歯合状態を解除し、そ
の後、転写ドラム10′の回転軸方向に対して平行方向
に着脱できるので、狭い空間でありながら確実にプロセ
スカートリッジPCの着脱が可能になり、操作性が向上
する。さらに、プロセスカートリッジPCを着脱するた
めの空間を大きく設ける必要がないので、カラー画像形
成装置をコンパクトに構成することができる。
【0053】さらに、この第2の実施の形態において
も、これら4組の画像形成ユニット20Y、20M、2
0C、20Kを、カラー画像形成装置の鉛直線であって
転写ドラム10′の回転中心を通る垂直線(図5におけ
る1点鎖線)に対し、左右にそれぞれ2個ずつなるよう
に配置することにより、四角い等方形とすることができ
たので、歪みや熱変形を受け難いカラー画像形成装置に
なる。さらに、スペースの効率化が図られてコンパクト
で、バランスがとれ、転写ドラム10′にかかる負荷の
均一化を図り回転を安定させることができ、ユニットの
交換性を向上させることができる。
も、これら4組の画像形成ユニット20Y、20M、2
0C、20Kを、カラー画像形成装置の鉛直線であって
転写ドラム10′の回転中心を通る垂直線(図5におけ
る1点鎖線)に対し、左右にそれぞれ2個ずつなるよう
に配置することにより、四角い等方形とすることができ
たので、歪みや熱変形を受け難いカラー画像形成装置に
なる。さらに、スペースの効率化が図られてコンパクト
で、バランスがとれ、転写ドラム10′にかかる負荷の
均一化を図り回転を安定させることができ、ユニットの
交換性を向上させることができる。
【0054】また、垂直線に対して、各感光体ドラム2
1M、21C、21Y、21Kと転写ドラム10′とが
接する位置までの角度θ3、θ4、θ5、θ6を、第1の実
施の形態と同じようにすることにより、バランスがと
れ、転写体10にかかる負荷の均一化を図り回転を安定
させることができ、更に、ユニットの交換性を向上させ
ることができる。
1M、21C、21Y、21Kと転写ドラム10′とが
接する位置までの角度θ3、θ4、θ5、θ6を、第1の実
施の形態と同じようにすることにより、バランスがと
れ、転写体10にかかる負荷の均一化を図り回転を安定
させることができ、更に、ユニットの交換性を向上させ
ることができる。
【0055】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
転写手段の周囲に複数組の画像形成ユニットを配設した
カラー画像形成装置において、ドラム状の転写手段と、
複数組の画像形成ユニットの各々に備えられたドラム状
の像形成体とに、各々フライホールを設けることによ
り、回転ムラなどの変動成分を吸収され、スムーズな回
転が可能となり、さらに、回転ムラの影響をできるだけ
抑え、良好なカラー画像形成を行うことができる。
転写手段の周囲に複数組の画像形成ユニットを配設した
カラー画像形成装置において、ドラム状の転写手段と、
複数組の画像形成ユニットの各々に備えられたドラム状
の像形成体とに、各々フライホールを設けることによ
り、回転ムラなどの変動成分を吸収され、スムーズな回
転が可能となり、さらに、回転ムラの影響をできるだけ
抑え、良好なカラー画像形成を行うことができる。
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すカラー画像形
成装置の断面構成図である。
成装置の断面構成図である。
【図2】画像形成ユニットの断面構成図である。
【図3】カラー画像形成装置の要部の斜視図である。
【図4】カラー画像形成装置の要部を上方から見たプロ
セスカートリッジの着脱を示した模式図である。
セスカートリッジの着脱を示した模式図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態を示すカラー画像形
成装置の断面構成図である。
成装置の断面構成図である。
10 転写体(転写手段) 10′ 転写ドラム(転写手段) 10F,51 フライホイール 20Y,20M,20C,20K 画像形成ユニット 21Y,21M,21C,21K 感光体ドラム(像形
成体) 22Y,22M,22C,22K 像形成体帯電手段 23Y,23M,23C,23K 露光手段 24Y,24M,24C,24K 現像手段 25Y,25M,25C,25K 像形成体クリーニン
グ手段 PC プロセスカートリッジ
成体) 22Y,22M,22C,22K 像形成体帯電手段 23Y,23M,23C,23K 露光手段 24Y,24M,24C,24K 現像手段 25Y,25M,25C,25K 像形成体クリーニン
グ手段 PC プロセスカートリッジ
Claims (4)
- 【請求項1】 像形成体の周囲に現像手段と露光手段と
を備え、前記像形成体上にトナー像を形成する複数組の
画像形成ユニットと、 前記複数組の画像形成ユニットが周囲に配置され、前記
像形成体上に形成されたトナー像を転写して、カラート
ナー像を形成する転写手段とを有したカラー画像形成装
置において、 ドラム状の前記転写手段と、前記複数組の画像形成ユニ
ットの各々に備えられたドラム状の前記像形成体とに、
各々フライホイールを設けたことを特徴とするカラー画
像形成装置。 - 【請求項2】 ドラム状の前記転写手段に設けられた転
写ギヤと、前記像形成体に設けられた像形成体ギヤと
は、互いに歯合することを特徴とする請求項1に記載の
カラー画像形成装置。 - 【請求項3】 前記像形成体ギヤは、前記転写ギヤに対
して退避可能であることを特徴とする請求項2に記載の
カラー画像形成装置。 - 【請求項4】 前記画像形成ユニットを4組備え、各々
の像形成体と前記転写手段とが接する位置が、前記転写
手段の中心を通る垂直線に対し、各々45°±20°、
45°±20°、120°±20°、120°±20°
の範囲内であることを特徴とする請求項1〜3いずれか
1項に記載のカラー画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8218415A JPH1063059A (ja) | 1996-08-20 | 1996-08-20 | カラー画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8218415A JPH1063059A (ja) | 1996-08-20 | 1996-08-20 | カラー画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1063059A true JPH1063059A (ja) | 1998-03-06 |
Family
ID=16719562
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8218415A Pending JPH1063059A (ja) | 1996-08-20 | 1996-08-20 | カラー画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1063059A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9829834B2 (en) | 2016-03-10 | 2017-11-28 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Flywheel and image forming apparatus |
-
1996
- 1996-08-20 JP JP8218415A patent/JPH1063059A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9829834B2 (en) | 2016-03-10 | 2017-11-28 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Flywheel and image forming apparatus |
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