JPH1039565A - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

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JPH1039565A
JPH1039565A JP8193351A JP19335196A JPH1039565A JP H1039565 A JPH1039565 A JP H1039565A JP 8193351 A JP8193351 A JP 8193351A JP 19335196 A JP19335196 A JP 19335196A JP H1039565 A JPH1039565 A JP H1039565A
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JP
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toner
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image
color
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JP8193351A
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English (en)
Inventor
Satoru Haneda
哲 羽根田
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Konica Minolta Inc
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Konica Minolta Inc
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  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 歪みや熱変形による影響に強い上に、低トル
ク化、駆動系の簡素化、低コスト化(第1目的)、ま
た、操作性向上、低プリント単価(第2目的)また、ト
ナーの飛散防止ができる(第3目的)カラー画像形成装
置を提供すること。 【解決手段】 ドラム状の転写手段10の周囲に画像形
成ユニット20を、垂直線に対して左右にそれぞれ2個
ずつになるように配置したので、四角い等方形とするこ
とができ、歪みや熱変形を受け難くい。更に、一成分現
像剤を用いた(第1発明)ので、低トルク化を図り、駆
動系の簡素化、低コスト化を実現できる。また、黒トナ
ーの収容量が、他の色トナー収容量に比して、最大とな
るようにしている(第2発明)ので、黒トナーの交換回
数を減らし、ユーザーにとって操作性がよく、プリント
単価も下がる。また、黒トナー像を形成する画像形成ユ
ニット20Kを、転写手段10の最下流に配置している
(第3発明)ので、使用頻度の高い黒トナー像のトナー
の飛散を小さくすることができ、引いては良好な画像形
成ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の像形成体上
に形成されたトナー像を、重ね合わせてカラー画像を形
成する電子写真方式のカラー画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式のカラー画像形成装置は、
種々提案されているが、プリントスピードや今後の情報
化社会において幅広い対応を持つカラーシステムとし
て、4色を同時に並列処理することが可能なタンデム方
式(複数の感光体を使用する方式)が有望視されてい
る。
【0003】このタンデム方式による多色のカラー画像
を形成する方法の1つとして、像形成体の周囲に現像手
段、露光手段などを配置した複数の画像形成ユニット
を、横方向に並列配置し、それぞれ像形成体に形成した
単色のトナー像を、ベルト状の転写体上に重ね合わせて
カラー画像を形成するカラー画像形成装置がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】カラー画像形成装置で
は、複数の像形成体上に形成される各トナー像を、転写
手段上で完全に重ね合わされることが必要である。しか
しながら、上述したカラー画像形成装置においては、複
数の画像形成ユニットを並列配置した横方向に長いカラ
ー画像形成装置なので、歪みや熱変形の影響を受けやす
いという欠点がある。この歪みや熱変形の影響を受ける
と、位置合わせが困難となり、ベルト状の転写体上でト
ナー像を完全に重ね合わせることが困難となる、という
欠点があった。
【0005】更に、上述したカラー画像形成装置では、
例えば、複数の像形成体、複数の現像手段、転写体など
被駆動部材が多数あり、各々にモータ等の駆動手段を設
けることはコストアップにつながる。そのため、1つの
駆動手段で多くの被駆動部材を駆動することが好ましい
が、この場合、トルクの大きい駆動手段が必要となり、
これもまた、コストアップにつながる。
【0006】また、一般に、カラー画像形成におけるト
ナーの使用量は、色ごとに異なり、特に、黒トナーの消
費量が大きい。このため、黒トナーを収容した現像手段
を、他の色のトナーを収容した現像手段と同じように交
換すると、交換頻度が高くなり、ユーザーにとって煩わ
しさを与えるばかりでなく、プリント単価も上がる。
【0007】また、上述したカラー画像形成装置におい
ては、ベルト状の転写体上に重ね合わせたカラートナー
像は、転写体の移動に伴う振動などにより、トナーの飛
散が生じ、良好な画像形成ができないことが生じやす
い。
【0008】そこで、第1発明では、歪みや熱変形によ
る影響に強く、しかも、低トルク化を図り、駆動系の簡
素化、低コスト化のできるカラー画像形成装置を提供す
ることを第1の目的とする。
【0009】また、第2の発明では、歪みや熱変形によ
る影響に強く、しかも、ユーザーにとって操作性がよ
く、低プリント単価を実現できるカラー画像形成装置を
提供することを第2の目的とする。
【0010】また、第3の発明では、歪みや熱変形によ
る影響に強く、しかも、トナーの飛散を抑え、できるだ
け多くの画像で良好な画像形成ができるカラー画像形成
装置を提供することを第3の目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的は、像形成体の
周囲に現像手段と露光手段とを備え、前記像形成体上に
トナー像を形成する4組の画像形成ユニットと、前記4
組の画像形成ユニットが周囲に配置され、前記像形成体
上に形成されたトナー像を転写して、カラートナー像を
形成する転写手段とを有したカラー画像形成装置におい
て、前記像形成体が、ドラム状の前記転写手段の中心を
通る垂直線に対し左右それぞれ2個ずつになるように、
前記4組の画像形成ユニットを配置することにより、歪
みや熱変形による影響に強いカラー画像形成装置ができ
る。
【0012】更に、上記第1の目的は、前記現像手段に
収容されるトナーが、一成分現像剤であることを特徴と
するカラー画像形成装置によって、達成される。また、
前記現像手段による現像は、非接触現像であること、或
いは、更に前記転写手段又は/及び前記像形成体と、前
記現像手段とは、同一の駆動源で駆動されるとよい。
【0013】更に、上記第2の目的は、少なくとも前記
像形成体と前記現像手段とをプロセスカートリッジとし
て一体化して着脱可能に設け、黒トナーを収容した前記
現像手段を有する前記プロセスカートリッジの黒トナー
の収容量が、他の色トナーを収容した前記現像手段を有
する前記プロセスカートリッジの色トナーの収容量に比
して、最大となることを特徴とするカラー画像形成装置
によって達成される。また、黒トナーを収容した前記現
像手段を前記プロセスカートリッジの黒トナーの収容量
が、他の色トナーを収容した前記現像手段を有する前記
プロセスカートリッジの色トナーの収容量の2倍以上5
倍以下とするとよい。
【0014】更に、上記第3の目的は、黒トナー像を形
成する前記画像形成ユニットを、前記転写手段の回転方
向に対して最下流に配置することを特徴とするカラー画
像形成装置により達成できる。
【0015】
【発明の実施の形態】まず、画像形成プロセス及び各機
構について、図1〜図3を用いて説明する。図1は、本
発明の第1の実施の形態を示すカラー画像形成装置の断
面構成図であり、図2は、画像形成ユニットの断面構成
図、図3は、転写体と画像形成ユニットとを示した斜視
図である。なお、この第1の実施の形態は、転写手段1
0上にトナー像を重ね合わせたのち転写紙Pに転写を行
う形態である。
【0016】転写手段10は、その周囲に配置されてい
る4組の画像形成ユニット20Y、20M、20C、2
0Kにより形成されたイエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)、黒(K)のトナー像を順次重ね
合わせて担持する。この転写手段10は、ドラム状の転
写体10であって、円筒状の金属基体であるアルミニウ
ム基体11上に、弾性層として導電性ゴム層12(厚さ
500〜5000μm、電気抵抗108〜1011Ω・c
mのウレタンゴム層)と、更にその上に離形性フィルム
13(分離用として、厚さ20〜200μm、電気抵抗
1010〜1016Ω・cmのテフロン層)が設けられてい
る。転写体10の周囲には、4組の画像形成ユニット2
0Y、20M、20C、20K、転写紙転写手段30、
クリーニング手段16が配設されている。この転写体1
0は、図示しない前面・後面パネルに、図示しない軸受
けによって軸支され、更に、転写体10の回転軸を後面
パネル外まで延設し、その先端にフライホイール10F
が設けられている。このフライホイール10Fは、転写
体10の回転が振動なく、スムーズに行うために、慣性
力を付与するものである。
【0017】4組の画像形成ユニット20Y、20M、
20C、20Kは、それぞれ形成するトナー像の色が異
なるだけで、同じ構成をしているので、画像形成ユニッ
ト20Yを例にして説明する。
【0018】画像形成ユニット20Yは、像形成体であ
る感光体ドラム21Yの周囲に、像形成体帯電手段22
Y(以下、単に帯電手段22Y、或いは、帯電器22Y
という)、LED(発光ダイオード)等の露光手段23
Y、現像手段24Y、像形成体クリーニング手段25Y
(以下、単にクリーニング手段25Y、或いは、クリー
ニングブレード25Yという)を配置し、感光体ドラム
21Y上にイエロートナー像を形成するものである。ま
た、この画像形成ユニット20Yのうち、感光体ドラム
21Yと現像手段24Yとを一体化してプロセスカート
リッジとして、着脱可能とする。イエロートナー像を形
成する感光体ドラム21Yは、円筒状の導電性基体上
に、光導電性感光層を設けたものである。この感光体ド
ラム21Yの両端には、転写体10との間隙保持を維持
するために、感光体ドラム21Yと同軸に、転写体10
に当接する突当コロ211Yが設けられている。突当コ
ロ211Yが当接する転写体10の当接部10Tは、弾
性層12を設けずに、突当コロ211Yが直接アルミニ
ウム基体11に当接している。また、感光体ドラム21
Yの一方の端部には、転写体10の転写体ギヤ10Gに
歯合する感光体ギヤ212Yが設けられている。これら
により、感光体ドラム21Yは、転写体10との位置決
めがなされ、転写体10に従動する方向に回転駆動され
る。
【0019】帯電手段22Yは、感光体ドラム21Yに
対して一様な電位を与える手段であって、本実施の形態
においては、感光体ドラム21Yと接触しながら従動回
転をするローラ状のローラ帯電器22Yが用いられてい
る。
【0020】露光手段23Yは、ローラ帯電器22Yに
よって一様な電位を与えられた感光体ドラム21Y上
に、画像信号(イエロー)に基づいて露光を行い、イエ
ローの画像に対応する静電潜像を形成する手段であっ
て、本実施の形態においては、感光体ドラム21Yの軸
方向にアレイ状に発光素子を配列したLEDと結像素子
(商品名;セルフォックレンズ)とから構成されてい
る。なお、この露光手段23Yには、レーザー光学系を
用いてもよいことは言うまでもない。
【0021】現像手段24Yは、現像剤であるイエロー
トナーを収容し、感光体ドラム21Y上に形成された静
電潜像を反転現像して、イエロートナー像を形成する手
段である。本実施の形態の現像手段24Yにおいては、
現像手段24Y内に収容されているイエロートナーを、
攪拌部材241Yにより攪拌した後、矢示の方向に回転
する表面が弾性(スポンジ)のトナー供給ローラ242
Yにより、現像スリーブ243Yへ供給する。このと
き、薄層形成部材244Yにより現像スリーブ243Y
上のイエロートナーを均一の薄層とする。現像手段24
Yの現像作用に際しては、矢示の方向に回転する現像ス
リーブ243Yに対し、直流或いは更に交流を加えた現
像バイアスが印加され、現像手段24Yの収容する一成
分によるジャンピング現像が行われて、接地されている
感光体ドラム21Yに対して、トナーと同極性の直流バ
イアスを印加して、非接触の反転現像が行われる。な
お、現像スリーブ243Yの画像領域外の両端部に設け
られた図示しない突当コロが、感光体ドラム21Yに当
接することにより、現像スリーブ243Yと感光体ドラ
ム21Yとを非接触に保っている。なお、非接触現像で
はなく、接触現像を用いることもできる。
【0022】感光体ドラム21Y上に形成されたイエロ
ーのトナー像は、突当コロ212Yにより位置決めされ
て転写体10と接触し、トナーと逆極性のバイアス電圧
の印加される転写体10により、順次、転写体10上に
転写される。
【0023】クリーニング手段25Yは、イエロートナ
ー像が転写体10に転写された後に、感光体ドラム21
Y上に残留したイエロートナーを、感光体ドラム10上
から除去するための手段であって、本実施の形態におい
ては、クリーニングブレード25Yが感光体ドラム21
Yに摺接することにより、残留トナーの除去を行ってい
る。
【0024】このようにして、画像形成ユニット20Y
により、帯電、露光、現像の行程により形成された画像
信号(イエロー)に対応したイエロートナー像は、転写
体10上に転写される。
【0025】その他の画像形成ユニット20M、20
C、20Kも同様に、それぞれ感光体ドラム21M、2
1C、21K上に、画像信号(マゼンタ)に対応したマ
ゼンタトナー像、画像信号(シアン)に対応したシアン
トナー像、画像信号(黒)に対応した黒トナー像が並列
処理的に、同期をとりながら形成される。そして、各画
像形成ユニット20Y、20M、20C、20Kの各感
光体ドラム21Y、21M、21C、21K上に形成さ
れたトナー像は、順次、1〜2KVの転写バイアスを印
加した転写体10上に転写され、トナー像が重ね合わさ
れる。全てのトナー像が重ね合わさると、転写体10上
に、カラートナー像が形成される。
【0026】一方、転写体10の下部には、転写材収納
手段である給紙カセットCAが設けられ、給紙カセット
CA内に収容された転写材である転写紙Pは、給紙ロー
ラr1の作動により、給紙カセット31内から搬出さ
れ、タイミングローラ対r2へと送られる。タイミング
ローラ対r2は、転写体10上に形成されたカラートナ
ー像と同期するように、転写紙Pを送り出す。
【0027】送り出された転写紙Pは、転写位置で転写
紙転写手段30により、転写体10上に形成されたカラ
ートナー像を転写される。この転写紙転写手段30は、
アースされたローラ31、転写ベルト32、紙帯電器3
3、転写電極34、紙分離AC除電器35から構成され
ている。
【0028】送り出された転写紙Pは、ローラ31に張
設され、転写体10の周速度に同期して矢示の方向に回
転する転写ベルト32により、転写位置へと搬送され
る。転写ベルト32は、106〜1010Ω・cmの高抵
抗のベルト状のものである。この際、転写紙Pは、転写
材帯電手段としての紙帯電器33によりトナーと同極性
に紙帯電され、転写ベルト32に吸着されて転写位置へ
と給送される。トナーと同極性に紙帯電を行うことによ
り、転写体10上のカラートナー像と引き合うことを防
止して、カラートナー像の乱れを防止している。また、
転写材帯電手段としては、転写ベルト32に接離可能な
通電ローラやブラシ帯電器など用いることができる。
【0029】転写位置では、転写電極34により、転写
体10上のカラートナー像が、転写紙P上へと転写され
る。この転写電極34により、転写紙Pの裏面には、転
写体10のバイアスより高いトナーと反対極性の電圧で
ある1.5〜3KVの電位となるように、コロナ放電が
なされる。
【0030】カラートナー像の転写を受けた転写紙P
は、転写ベルト32により更に搬送され、転写材分離用
としての紙分離AC除電器35により除電され、転写ベ
ルト32より分離され、定着手段40へと搬送される。
定着手段40において、加熱ローラ41と加圧ローラ4
2とにより加熱・圧着されカラートナー像が転写紙P上
に容着・定着された後、転写紙Pは排紙ローラ対r3に
よりカラー画像形成装置の上部に設けられたトレイ上に
排出される。
【0031】一方、カラートナー像が転写紙Pへ転写さ
れた転写体10は、転写体クリーニング手段16である
クリーニングブレード161によって、転写体10上を
摺擦され、転写体10上に残留した残留トナーを除去・
清掃される。また、転写ベルト32上には、転写ベルト
クリーニング手段36としてブレードが摺接しており、
紙分離後の転写ベルト32上をクリーニングする。
【0032】本実施の形態においては、感光体ドラム2
1上にトナー像を形成する各手段をを一体化した画像形
成ユニット20を、イエロー、マゼンタ、シアン、黒の
4色分として4組備えている。そして、これら4組の画
像形成ユニット20Y、20M、20C、20Kを、カ
ラー画像形成装置の鉛直線であって転写体10の回転中
心を通る垂直線に対し、左右にそれぞれ2個ずつなるよ
うに配置することにより、四角い等方形とすることがで
きたので、歪みや熱変形を受け難いカラー画像形成装置
になる。更に、スペースの効率化が図られてコンパクト
で、バランスがとれ、転写体10にかかる負荷の均一化
を図り回転を安定させることができ、ユニットの交換性
を向上させることができる。
【0033】また、本実施の形態においては、現像剤と
してのトナーは、一成分現像剤を用いることにより、現
像手段24を駆動するためのトルクを抑えることがで
き、しかも、トナー濃度コントロールのための複雑な制
御が要らず、小型化、低コストを実現することができ
る。なお、本実施の形態に用いるトナーは、一成分現像
剤のうち非磁性トナーを用いることにより、磁性により
トナー像が黒ずむことがない。但し、黒トナーに関して
は、一成分非磁性トナーであっても構わないが、一成分
磁性トナーの方が、搬送性の制御がやりやすく好まし
い。
【0034】更に、本実施の形態においては、各現像手
段24により各感光体ドラム21上にトナー像を現像・
形成する際には、非接触現像とすることにより、感光体
ドラム21を擦らないので、感光体ドラム21に余分な
負荷がかからず、しかも、形成したトナー像を乱すこと
もない。
【0035】また、本実施の形態における駆動関係を、
図4を用いて説明する。なお、図4においては、転写体
10と画像形成ユニット20の一部との関係を示すもの
であるが、画像形成ユニット20Y、20M、20C、
20Kは何れも同じなので、以下の説明では省略する。
また、図4においては、転写体10、感光体ドラム2
1、現像スリーブ243、トナー供給ローラ242の関
係のみを示している。
【0036】転写体10と一体となって回転する転写体
ギヤ10Gは、図示しない駆動源からの駆動ギヤと歯合
して、転写体10を矢示の方向へ回転させる。この転写
体ギヤ10Gと歯合している感光体ギヤ212は、感光
体ドラム21と一体となっており、転写体10に従動し
て感光体ドラム21を回転させる。この感光体ギヤ21
2は、一方で、ギヤG2と一体化されているギヤG1に
歯合している。更に、ギヤG2は、ギヤG3と歯合して
いる。ギヤG3は、現像スリーブ243と一体となって
回転するギヤG4及びトナー供給ローラ242と一体と
なって回転するギヤG5と歯合している。
【0037】即ち、図示しない1つの駆動源により、こ
れら種々のギヤ10G、212、G1〜G5を介して、
転写体10、感光体ドラム21、現像手段24(現像ス
リーブ243、トナー供給ローラ242)を駆動するよ
うに構成されている。勿論、各画像形成ユニット20
Y、20M、20C、20Kごとに備えてあるので、感
光体ドラム21Y、21M、21C、21K、現像スリ
ーブ243Y、243M、243C、243K、トナー
供給ローラ242Y、242M、242C、242K各
々が、1つの駆動源で以て駆動されている。この際に
は、転写体10の周速度と感光体ドラム21の周速度と
は同一になるように設定されており、また、感光体ドラ
ム21の周速度と現像スリーブ243の周速度とは同一
になるように、各ギヤの歯数などが設定されている。
【0038】このように、本実施の形態においては、1
つの駆動源で複数の被駆動部材である転写体10、感光
体ドラム21、現像スリーブ243、トナー供給ローラ
242を駆動しているが、現像剤として一成分現像剤を
用いているので現像剤が軽く、また、非接触現像するの
で余分な負荷がかからず、低トルクの駆動源で済み低コ
スト化になるとともに、駆動系の簡素化も図ることがで
きる。なお、本実施の形態では、1つの駆動源で以て転
写体10、感光体ドラム21、現像手段24を駆動する
ようにしたが、これに限らず、転写体10又は感光体ド
ラム21と現像手段24とを1つの駆動源で駆動するよ
うにしてもよい。
【0039】また、本実施の形態においては、各画像形
成ユニット20Y、20M、20C、20Kのうち、各
々の感光体ドラム21と現像手段24とを一体化してプ
ロセスカートリッジとして、着脱可能としている。ま
た、現像手段24Y、24M、24C、24Kに収容さ
れている各々(イエロー、マゼンタ、シアン、黒のうち
1色の)一成分現像剤が無くなると、無くなった現像剤
を収容した現像手段24を有するプロセスカートリッジ
が交換される。
【0040】一般に、カラー画像形成装置では各色(イ
エロー、マゼンタ、シアン、黒)の現像剤(トナー)の
消費量は異なっており、特に、黒トナーの消費量は、他
の色トナーの消費量に比して大きい。そこで、本実施の
形態では、黒トナーを収容した現像手段24Kを有する
プロセスカートリッジの黒トナーの収容量が、他の色ト
ナーを収容した現像手段24Y、24M、24Cを有す
るプロセスカートリッジの色トナー収容量に比して、最
大となるようにしている。従って、黒トナーの収容量と
他の色トナーの収容量とを同じにした場合は、黒トナー
の消費量が大きいので、黒トナーを収容した現像手段2
4Kを有するプロセスカートリッジの交換を、頻繁に行
わねばならないが、本実施の形態のように、黒トナーの
収容量を他の色トナーの収容量に比して最大にすること
により、黒トナーを収容した現像手段24Kを有するプ
ロセスカートリッジの交換回数を減らし、ユーザーにと
って煩わしさがなく、操作性がよいばかりでなく、更
に、プロセスカートリッジの交換回数を減らすことによ
り、プリント単価も下がる。
【0041】また、黒トナーの収容量は、他の色トナー
の収容量の2倍以上5倍以下とする。2倍より下とする
と、黒トナーを収容した現像手段24Kを有するプロセ
スカートリッジの交換頻度が高くなり、また、5倍より
上とすると、黒トナーを収容した現像手段24Kを有す
るプロセスカートリッジが大きくなるので、転写体10
の回りへの配置が困難となり、カラー画像形成装置が大
型化になってしまう。
【0042】また、本実施の形態においては、黒トナー
像を形成する画像形成ユニット20Kを、転写体10の
回転方向に対して最下流に配置している。即ち、最下流
に配置するとは、各画像形成ユニット20Y、20M、
20C、20Kによって形成された各トナー像を順次重
ね合わせてカラートナー像を形成する際に、一番最後に
重ね合わせることになる。これにより、上述したように
黒トナーの使用頻度が高いが、最下流に配置することに
より、転写体10上でのトナー像の移動量(感光体ドラ
ム21K上の黒トナー像を転写体10上に転写した位置
から転写体10上のカラートナー像を転写紙Pに転写す
るまでの距離)が小さく、トナーの飛散を小さくことが
でき、引いては良好な画像形成ができる。
【0043】更に、イエロー、マゼンタ、シアン、黒の
各トナーは、この順で色が明るいため、色の暗いトナー
が飛散すると、明るい色のトナーが飛散するよりも混色
が目立つ。従って、画像形成ユニット20Y、20M、
20C、20Kをこの順で転写体10の回転方向上流側
から配置することにより、色の暗いトナーを極力飛散が
少ないようにしている。この場合、本実施の形態におい
ては、転写体10の垂直線に対して左右2個ずつになる
ように画像形成ユニット20Y、20M、20C、20
Kを配置しているので、片側に画像形成ユニット20
Y、20Mを、転写体10の垂直線を挟んで、もう片側
に画像形成ユニット20C、20Kを配置している。
【0044】また、図1中の一点鎖線は、カラー画像形
成装置の鉛直線であって、転写体10の回転中心を通る
垂直線である。この垂直線に対して、各感光体ドラム2
1M、21C、21Y、21Kと転写体10とが接する
位置までの角度θ3、θ4、θ5、θ6を、 θ3=45゜±20゜の範囲内(25゜≦θ3≦65゜) θ4=45゜±20゜の範囲内(25゜≦θ4≦65゜) θ5=120゜±20゜の範囲内(100゜≦θ5≦14
0゜) θ6=120゜±20゜の範囲内(100゜≦θ6≦14
0゜) とすることにより、転写体10に対して、各画像形成ユ
ニット20Y、20M、20C、20Kを放射状にかつ
等方的に配置するので、バランスがとれ、転写体10に
かかる負荷の均一化を図り回転を安定させることがで
き、更に、ユニットの交換性を向上させることができ
る。
【0045】また、θ5−90゜<θ3、θ6−90゜<
θ4、の条件を満たすことにより、転写紙転写手段30
やクリーニング手段16のスペースを確保することが容
易となる。
【0046】次に、転写体10と感光体ドラム21との
駆動関係を示す模式図である図5を用いて説明する。な
お、図5において、212Y、212M、212C、2
12Kは、それぞれ感光体ドラム21Y、21M、21
C、21Kと一体となって回転させるための感光体ギヤ
である。この感光体ギヤ212Y、212M、212
C、212Kは、転写体10の転写体ギヤ10Gと歯合
し、転写体10の回転に従動回転されられる。また、転
写体10は、図示しない駆動源によって駆動回転させら
れる駆動ギヤGと歯合しており、この駆動ギヤGの回転
に従動回転する。
【0047】今、駆動ギヤGの歯数をZ0、転写体ギヤ
10Gの歯数をZ1、感光体ギヤ212Y、212M、
212C、212Kの歯数をZ2(本実施の形態におい
ては、感光体ドラム21Y、21M、21C、21Kは
全て同じ大きさであり、かつ感光体ギヤ212Y、21
2M、212C、212Kの歯数も同じであり、以下総
称して感光体ギヤ212とする)とし、また、感光体ギ
ヤ212Cを例にして、感光体ギヤ212Cと感光体ギ
ヤ212Cに隣接する感光体ギヤ212Kとの間の転写
体ギヤの歯数をZ3とする。感光体ギヤ212の歯数Z
2 に対し、転写体ギヤ10Gの歯数Z1を整数倍として
いる(Z1=n1・Z2;但し、n1は整数)。更に、感光
体ギヤ212の歯数Z2に対し、隣接する感光体ギヤ2
12との間の転写体ギヤ10Gの歯数Z3を整数倍とし
ている(Z3=n2・Z2;但し、n2は整数)。これによ
り、位置合わせが容易となり、レジストを一致させるこ
とができ、転写体10上に担持されるカラートナー像
は、色ずれのない画像となる。
【0048】一方、駆動ギヤGの歯数Z0に対し、転写
体ギヤ10Gの歯数Z1、感光体ギヤ212の歯数Z2
隣接する感光体ギヤ212との間の転写体ギヤ10Gの
歯数Z3 各々を整数倍とする(Z1=n30、Z2=n4
0、Z3=n50;但し、n3,n4,n5は整数)。こ
れにより、駆動ムラが生じたとしても、レジストを一致
させることができ、転写体10上に担持されるカラート
ナー像は、色ずれのない画像となる。
【0049】また、感光体ギヤ212Yと感光体ギヤ2
12Mとの間の転写体ギヤ10Gの歯数をZ′3、感光
体ギヤ212Mと感光体ギヤ212Cとの間の転写体ギ
ヤ10Gの歯数をZ″3とすると、Z′3(又は、
3):Z″3=1:1若しくは1:2とすることが好ま
しい。
【0050】次に、第2の実施の形態について、カラー
画像形成装置の断面構成図である図6を用い、更に、図
2及び図3はほぼそのまま援用(図2、3において、
「10」→「10′」、「Y」→「C」とし、更に、転
写ドラム10′上にグリッパー14を設ける)しながら
説明する。第2の実施の形態と第1の実施の形態との大
きな相違点は、第1の実施の形態においては転写体10
上にトナー像を重ね合わせたのち転写紙Pに転写を行っ
たのに対して、第2の実施の形態においては転写紙Pを
転写手段としての転写ドラム10′上に保持しその転写
紙P上にトナー像を重ね合わせるものである。なお、画
像形成の各機構で上述した第1の実施の形態と同じもの
は同じ符号を付け、説明を省略する。
【0051】転写手段10′は、転写材である転写紙P
をその周面に保持し、その周囲に配置されている4組の
画像形成ユニット20Y、20M、20C、20Kによ
り形成されたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)、黒(K)のトナー像を、保持している転写紙P
上に順次重ね合わせて転写してカラートナー像を形成す
る。この転写手段10′は、ドラム状の転写ドラム1
0′であって、円筒状の金属基体であるアルミニウム基
体11上に、弾性層として導電性ゴム層12(厚さ50
0〜5000μm、電気抵抗108〜1011Ω・cmの
ウレタンゴム層)と、更にその上に離形性フィルム13
(分離用として、厚さ20〜200μm、電気抵抗10
10〜1016Ω・cmのテフロン層)が設けられている。
また、この転写ドラム10′には、矢示の如く変移可能
であり、後述する供給手段であるタイミングローラ対r
2から供給される転写紙Pの先端を把持するためのグリ
ッパー14が設けられている。
【0052】また、転写ドラム10′の周囲には、吸着
手段17、分離手段18が設けられている。吸着手段で
ある吸着ローラ17は、グリッパー14により先端を把
持された転写紙Pを転写ドラム10′上に密着させる手
段である。この吸着ローラ17は、矢示の如く、転写ド
ラム10′に対して従動回転し、転写ドラム10′の回
転に伴って移動してくる先端を把持された転写紙Pを、
転写ドラム10′に押しつけながら、静電的に転写ドラ
ム10′上に密着させる。分離手段である分離爪18
は、保持された転写紙Pを転写ドラム10′上から分離
を行う手段である。この分離爪18は、矢示の如く、転
写ドラム10′に対して、接離可能に設けられており、
転写紙Pの分離を行うときにのみ転写ドラム10′に摺
接する。
【0053】なお、この転写ドラム10′は、図示しな
い前面・後面パネルに、図示しない軸受けによって軸支
され、更に、転写ドラム10′の回転軸を後面パネル外
まで延設し、その先端にフライホイール10Fが設けら
れている。このフライホイール10Fは、転写ドラム1
0′の回転が振動なく、スムーズに行うために、慣性力
を付与するものである(図2援用)。
【0054】まず、転写材である転写紙Pの流れについ
て説明する。転写紙Pは、転写材収納手段である給紙カ
セットCAに収納されている。転写紙Pは、給紙ローラ
r1の作動により、給紙カセットCA内から搬出され、
転写ドラム10′へ転写紙Pを供給する供給手段である
タイミングローラ対r2へと送られる。タイミングロー
ラ対r2は所定のタイミングで転写紙Pを送り出す。タ
イミングローラ対r2により送り出された転写紙Pは、
転写体ドラム10に突き当たり、転写体ドラム10のグ
リッパー14により、その先端を把持される。グリッパ
ー14により転写紙Pの先端が把持されると、転写ドラ
ム10′は矢示の方向に回転する。転写紙Pは、転写ド
ラム10′の回転に伴って移動し、転写ドラム10′に
従動回転している密着ローラ17により、転写ドラム1
0′に押しつけられながら、静電的に転写ドラム10′
上に密着し、転写ドラム10′に離間している分離爪1
8の下方を通過する。その後、第1の実施の形態におけ
る説明と同様に、画像形成ユニット20Y、20M、2
0C、20Kの像形成体21Y、21M、21C、21
K上にトナー像が同期を取りながら形成する。形成され
たトナー像は、順次、転写ドラム10′上に保持された
転写紙P上に転写され、転写紙P上でトナー像が重ね合
わされ、カラートナー像が形成される。このとき、転写
ドラム10′には、トナーと逆極性の1〜2KVの転写
バイアス電圧の印加されている。カラートナー像が形成
されると、グリッパー14による転写紙Pの把持が解除
されるとともに、分離爪18が、転写ドラム10′に摺
接する。そして、保持されている転写紙Pは、分離爪1
8の作用により転写ドラム10′上から分離され、更
に、定着手段40へと搬送される。定着手段40におい
て、加熱ローラ41と加圧ローラ42とにより加熱・圧
着されカラートナー像が転写紙P上に容着・定着された
後、転写紙Pは排紙ローラ対r3により排紙トレイ上に
排出される。
【0055】一方、カラートナー像が転写紙Pへ転写さ
れた転写ドラム10′は、転写手段クリーニング手段1
6であるファーブラシ161によって、転写ドラム1
0′上を摺擦され、クリーニングされる。なお、このフ
ァーブラシ161は、転写ドラム10′に対して接離可
能であって、転写ドラム10′をクリーニングするとき
に転写ドラムに摺動する。また、このファーブラシ16
1によるクリーニング動作は、プリント毎に転写紙Pが
分離中に行ってもよいが、各転写紙Pの転写ドラム1
0′への給送前或いは転写ドラム10′からの排出後
に、間欠的に行う方が、余分な回転によりプリント速度
が低下しないので、好ましい。
【0056】なお、転写ドラム10′の周囲に配置され
ている画像形成ユニット20Y、20M、20C、20
Kについては、第1の実施の形態と同様なので、説明を
省略する。
【0057】この第2の実施の形態においても、これら
4組の画像形成ユニット20Y、20M、20C、20
Kを、カラー画像形成装置の鉛直線であって転写ドラム
10′の回転中心を通る垂直線に対し、左右にそれぞれ
2個ずつなるように配置することにより、四角い等方形
とすることができたので、歪みや熱変形を受け難いカラ
ー画像形成装置になる。更に、スペースの効率化が図ら
れてコンパクトで、バランスがとれ、転写ドラム10′
にかかる負荷の均一化を図り回転を安定させることがで
き、ユニットの交換性を向上させることができる。
【0058】また、トナーは一成分現像剤を用いること
により、現像手段24を駆動するためのトルクを抑える
ことができ、しかも、トナー濃度コントロールのための
複雑な制御が要らず、小型化、低コストを実現すること
ができる。なお、一成分現像剤のうち非磁性トナーを用
いることにより、磁性によりトナー像が黒ずむことがな
い。但し、黒トナーに関しては、一成分非磁性トナーで
あっても構わないが、一成分磁性トナーの方が、搬送性
の制御がやりやすく好ましい。
【0059】更に、各現像手段24により各感光体ドラ
ム21上にトナー像を現像・形成する際には、非接触現
像とすることにより、感光体ドラム21を擦らないの
で、感光体ドラム21に余分な負荷がかからず、しか
も、形成したトナー像を乱すこともない。
【0060】また、本実施の形態における駆動関係は、
前述した第1の実施形態で説明したのち同様に、1つの
駆動源で複数の被駆動部材である転写ドラム10′、感
光体ドラム21、現像スリーブ243、トナー供給ロー
ラ242を駆動しているが、現像剤として一成分現像剤
を用いているので現像剤が軽く、また、非接触現像する
ので余分な負荷がかからず、低トルクの駆動源で済み低
コスト化になるとともに、駆動系の簡素化も図ることが
できる。
【0061】また、各画像形成ユニット20Y、20
M、20C、20Kのうち、各々の感光体ドラム21と
現像手段24とを一体化してプロセスカートリッジとし
て、着脱可能としている。黒トナーを収容した現像手段
24Kを有するプロセスカートリッジの黒トナーの収容
量が、他の色トナーを収容した現像手段24Y、24
M、24Cを有するプロセスカートリッジの色トナー収
容量に比して、最大となるようにしている。従って、黒
トナーを収容した現像手段24Kを有するプロセスカー
トリッジの交換回数を減らし、ユーザーにとって煩わし
さがなく、操作性がよいばかりでなく、更に、プロセス
カートリッジの交換回数を減らすことにより、プリント
単価も下がる。
【0062】また、黒トナーの収容量は、他の色トナー
の収容量の2倍以上5倍以下とする。2倍より下だと黒
トナーを収容した現像手段24Kを有するプロセスカー
トリッジの交換頻度が高くなり、また、5倍より上だと
黒トナーを収容した現像手段24Kを有するプロセスカ
ートリッジが大きくなるので、転写ドラム10′の回り
への配置が困難となり、カラー画像形成装置が大型化に
なってしまう。
【0063】また、本実施の形態においては、黒トナー
像を形成する画像形成ユニット20Kを、転写ドラム1
0′の回転方向に対して最下流に配置している。即ち、
最下流に配置するとは、各画像形成ユニット20Y、2
0M、20C、20Kによって形成された各トナー像を
順次重ね合わせてカラートナー像を形成する際に、一番
最後に重ね合わせることになる。これにより、上述した
ように黒トナーの使用頻度が高いが、最下流に配置する
ことにより、転写ドラム10′上でのトナー像の移動量
(感光体ドラム21K上の黒トナー像を転写ドラム1
0′上に保持された転写紙Pへ転写した位置から転写紙
Pを分離する位置までの距離)が小さく、トナーの飛散
を小さくことができ、引いては良好な画像形成ができ
る。
【0064】更に、画像形成ユニット20Y、20M、
20C、20Kをこの順で転写ドラム10′の回転方向
上流側から配置することにより、色の暗いトナーを極力
飛散が少ないようにしている。
【0065】また、この第2の実施の形態においても、
カラー画像形成装置の鉛直線であって、転写ドラム1
0′の回転中心を通る垂直線(図6における1点鎖線)
に対して、各感光体ドラム21M、21C、21Y、2
1Kと転写ドラム10′とが接する位置までの角度
θ3、θ4、θ5、θ6を、第1の実施の形態と同じように
することにより、バランスがとれ、転写体10にかかる
負荷の均一化を図り回転を安定させることができ、更
に、ユニットの交換性を向上させることができる。
【0066】更に、転写ドラム10′と感光体ドラム2
1との駆動関係も上述した第1の実施の形態と同様とす
ることにより、位置合わせが容易となり、レジストを一
致させることができ、転写ドラム10′に保持された転
写紙P上に形成されるカラートナー像は、色ずれのない
画像となる。
【0067】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
ドラム状の転写手段の周囲に画像形成ユニットを、垂直
線に対して左右にそれぞれ2個ずつになるように配置し
たので、四角い等方形とすることができ、歪みや熱変形
を受け難くい画像形成装置となる。更に、現像剤として
一成分現像剤を用いた(第1発明)ので、低トルク化を
図り、駆動系の簡素化、低コスト化を実現できる。
【0068】また、更に黒トナーを収容した現像手段を
有するプロセスカートリッジの黒トナーの収容量が、他
の色トナーを収容した現像手段を有するプロセスカート
リッジの色トナー収容量に比して、最大となるようにし
ている(第2発明)ので、黒トナーを収容したプロセス
カートリッジの交換回数を減らし、ユーザーにとって煩
わしさがなく、操作性がよいばかりでなく、プリント単
価も下げることができる。
【0069】また、更に、黒トナー像を形成する画像形
成ユニットを、転写手段の回転方向に対して最下流に配
置している(第3発明)ので、使用頻度の高い黒トナー
像のトナーの飛散を小さくことができ、引いては良好な
画像形成ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すカラー画像形
成装置の断面構成図である。
【図2】画像形成ユニットの断面構成図である。
【図3】転写体と画像形成ユニットとを示した斜視図で
ある。
【図4】現像手段の駆動関係を示した模式図である。
【図5】転写体と感光体の駆動関係を示した模式図であ
る。
【図6】本発明の第2の実施の形態を示すカラー画像形
成装置の断面構成図である。
【符号の説明】
10 転写体(転写手段) 10′ 転写ドラム(転写手段) 20Y,20M,20C,20K 画像形成ユニット 21Y,21M,21C,21K 感光体ドラム(像形
成体) 22Y,22M,22C,22K 像形成体帯電手段 23Y,23M,23C,23K 露光手段 24Y,24M,24C,24K 現像手段 25Y,25M,25C,25K 像形成体クリーニン
グ手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/18 G03G 15/00 556

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像形成体の周囲に現像手段と露光手段と
    を備え、前記像形成体上にトナー像を形成する4組の画
    像形成ユニットと、 前記4組の画像形成ユニットが周囲に配置され、前記像
    形成体上に形成されたトナー像を転写して、カラートナ
    ー像を形成する転写手段とを有したカラー画像形成装置
    において、 前記像形成体が、ドラム状の前記転写手段の中心を通る
    垂直線に対し左右それぞれ2個ずつになるように、前記
    4組の画像形成ユニットを配置するとともに、 前記現像手段に収容されるトナーが、一成分現像剤であ
    ることを特徴とするカラー画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記現像手段による現像は、非接触現像
    であることを特徴とする請求項1記載のカラー画像形成
    装置。
  3. 【請求項3】 前記転写手段又は/及び前記像形成体
    と、前記現像手段とは、同一の駆動源で駆動されること
    を特徴とする請求項1又は2に記載のカラー画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 像形成体の周囲に現像手段と露光手段と
    を備え、前記像形成体上にトナー像を形成する4組の画
    像形成ユニットと、 前記4組の画像形成ユニットが周囲に配置され、前記像
    形成体上に形成されたトナー像を転写して、カラートナ
    ー像を形成する転写手段とを有したカラー画像形成装置
    において、 前記像形成体が、ドラム状の前記転写手段の中心を通る
    垂直線に対し左右それぞれ2個ずつになるように、前記
    4組の画像形成ユニットを配置するとともに、 少なくとも前記像形成体と前記現像手段とをプロセスカ
    ートリッジとして一体化して着脱可能に設け、 黒トナーを収容した前記現像手段を有する前記プロセス
    カートリッジの黒トナーの収容量が、他の色トナーを収
    容した前記現像手段を有する前記プロセスカートリッジ
    の色トナーの収容量に比して、最大となることを特徴と
    するカラー画像形成装置。
  5. 【請求項5】 黒トナーを収容した前記現像手段を前記
    プロセスカートリッジの黒トナーの収容量が、他の色ト
    ナーを収容した前記現像手段を有する前記プロセスカー
    トリッジの色トナーの収容量の2倍以上5倍以下である
    ことを特徴とする請求項4に記載のカラー画像形成装
    置。
  6. 【請求項6】 像形成体の周囲に現像手段と露光手段と
    を備え、前記像形成体上にトナー像を形成する4組の画
    像形成ユニットと、 前記4組の画像形成ユニットが周囲に配置され、前記像
    形成体上に形成されたトナー像を転写して、カラートナ
    ー像を形成する転写手段とを有したカラー画像形成装置
    において、 前記像形成体が、ドラム状の前記転写手段の中心を通る
    垂直線に対し左右それぞれ2個ずつになるように、前記
    4組の画像形成ユニットを配置するとともに、 黒トナー像を形成する前記画像形成ユニットを、前記転
    写手段の回転方向に対して最下流に配置することを特徴
    とするカラー画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記転写手段と前記像形成体とはギヤに
    より歯合していることを特徴とする請求項1〜6の何れ
    か1項に記載のカラー画像形成装置。
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