JP2018084837A - 画像形成装置 - Google Patents

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孝一 田中
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Abstract

【課題】ショック画像の抑制と、バンディングの抑制を両立させ、色ずれを抑制し良好な画像形成の可能な画像形成装置を提供する。【解決手段】減速装置101の噛合う第一の歯車101Aと第二の歯車101Bの歯数は整数比であり、第一の歯車101Aと第二の歯車101Bのうち大径の歯車101Aの方が小径の歯車101Bに対して縦弾性係数が高い材質にて歯車全体又は歯車の歯の部分が形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、例えば感光体ドラムや中間転写ベルト等の像担持体を用いた画像形成装置に関し、像担持体を駆動するために、歯車減速装置を用いた画像形成装置に関する。
従来、画像形成装置において、感光体ドラムや中間転写ベルトを回転駆動するために、歯車減速装置を用いた構成が採用されている。
例えば、中間転写ベルトを用いた画像形成装置の場合、モータなど駆動源の動力を、中間転写ベルトを搬送する駆動ローラまでを複数の歯車で減速して伝えている。
一般的に、歯車減速装置では噛み合わせる複数の歯車の歯数の整数比を避ける。それは、整数比の場合、歯車のある一つの歯が、それと噛み合う相手の歯車の同じ歯と接触し、接触が繰り返されることで偏った摩耗をしてしまうからである。
上記の磨耗について、図1に示すような歯数80の歯車A、歯数20の歯車B、の減速比4:1(整数比)の減速装置を例に説明する。歯車Bが動力により駆動し、歯車Aが歯車Bに噛合うことで従動する。減速比、つまり歯車の数が整数比である場合、必ず歯A−1には歯B−1が接触する。同じ歯の接触が繰り返されると、図2に示すように歯B−1の形状が歯A−1に転写される偏摩耗、所謂刻印が発生する。
ここで、画像形成装置において刻印が発生することによる弊害について述べる。
歯車Aが回転した時の速度変動を図3に示す。歯車Aの精度に応じて、一周成分と一歯成分の速度変動が発生する。ここでは歯車Aの歯数が80なので、歯車一周速度変動のSIN波に80歯のSIN波が重畳した波形となっている。同様に、歯車Bが回転した時の速度変動を図4に示す。歯車Bの歯数は20なので、歯車一周速度変動のSIN波に20歯のSIN波が重畳した波形となっており、それが連続している。減速比が4:1なので、歯車Aが一周する時に、歯車Bは4周する。この二つの歯車が噛み合って回転すると、速度変動は合成波となり、図5に示す速度変動となる。
減速比が整数比であると、前述のように歯車のある一つの歯が、それと噛合う相手の歯車の同じ歯同士が接触することによって刻印が発生する。歯車Bの一歯が持つ形状が歯車Aに刻印されると、歯車Aの速度変動には更に歯車Bの一歯の速度変動成分が重畳されることになる。経時的に、二つの歯車が噛み合って発生する回転ムラは、図6に示すように初期に比べて振幅が大きくなる。この振幅の増大、つまり速度変動の増大が、バンディングなどの画像弊害を起こす。
一方、画像形成装置において、像担持体である感光体ドラムや中間転写体である中間転写ベルトを駆動する減速装置は敢えて整数比を用いる場合がある。例えば、特許文献1にあるように中間転写ベルトを駆動する減速装置の減速比を整数比にしてベルト表面の速度変動を感光体ドラム間距離でキャンセルする思想で色ずれを良化させることが公知である。
前述の通り、噛み合わせる歯車の数が整数比の場合は、歯車が偏摩耗を起こす刻印が発生してしまうため、敢えて整数比を用いる場合は摺動性の高いポリオキシメチレン(POM)などの樹脂材料が広く用いられている。
一方、昨今の画像形成装置の高速化に伴い、坪量の大きい媒体が二次転写部に突入するようになっている。坪量の大きい媒体の二次転写部突入時、感光体ドラムや中間転写ベルトを駆動する減速装置への負荷は定常時に比べて大きい。媒体突入時の負荷変動によって歯車が弾性変形し、結果的に感光体ドラムや中間転写ベルトの速度変動を生じさせてしまうためにショック画像が発生することがある。そこで、減速装置を構成する歯車に剛性が求められるようになってきた。
特開昭63−113477号公報
しかしながら、ショック画像を回避するために、剛性の大きい金属歯車だけで減速装置を構成すると、歯車同士の接触音が大きく、ユーザーにとって快適な画像形成装置ではなくなってしまう。そこで、金属歯車と樹脂歯車の組み合わせを用いる。しかし、特許文献1に記載のように歯車同士の歯数が整数比となるように用い、かつ金属歯車と樹脂歯車のように、縦弾性係数が大きく異なる材料の組み合わせの場合、縦弾性係数の小さい樹脂歯車側の刻印は顕著となる。その結果、バンディングなどの画像弊害を回避できないという課題があった。
そこで、本発明は、上記問題点を鑑み、ショック画像の抑制と、バンディングの抑制を両立させ、色ずれを抑制し良好な画像形成の可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的は本発明に係る画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、回転駆動される像担持体と、
前記像担持体を駆動するための駆動源と、
前記駆動源の動力を伝達するための2つ以上の歯車を備えた減速装置と、
を有した画像形成装置において、
前記減速装置の噛合う第一の歯車と第二の歯車の歯数は整数比であり、
前記第一の歯車と前記第二の歯車のうち大径の歯車の方が小径の歯車に対して縦弾性係数が高い材質にて歯車全体又は歯車の歯の部分が形成されていることを特徴とする画像形成装置である。
本発明によれば、ショック画像の抑制と、バンディングの抑制を両立させ、色ずれを抑制し良好な画像形成の可能な画像形成装置を提供できる。
減速装置における噛合う歯車を示す図である。 歯車の刻印の一例を示す図である。 歯車Aの速度変動を示す図である。 歯車Bの速度変動を示す図である。 歯車Aと歯車Bの合成速度変動を示す図である。 刻印の発生した歯車Aと歯車Bの合成速度変動の経時変化を示す図である。 本発明に係る画像形成装置の一実施例の概略構成断面図である。 本発明に係る画像形成装置の中間転写ユニットの概略構成断面図である。 本発明に係る画像形成装置の中間転写ベルトの速度変動を示す図である。 本発明に係る画像形成装置の一次転写部での転写材の挙動を示す図である。
以下、本発明に係る画像形成装置を図面に則して更に詳しく説明する。
実施例1
以下、本発明に係る画像形成装置の一実施例を図に基づいて説明する。
以下の実施例は、例示的に本発明を説明するものであって、以下に記載される構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれに限定するものではない。
図7は、本発明に係る画像形成装置100の一実施例を示す概略構成断面図である。画像形成装置100は本実施例では電子写真方式のフルカラー画像形成装置である。
画像形成装置100は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの画像を形成する4つの画像形成ユニットである画像形成部20(20Y、20M、20C、20K)を有する。各画像形成部20Y、20M、20C、20Kには、それぞれ第一の像担持体としてのドラム状の電子写真感光体である感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kが設置されている。感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kの周囲には、帯電ローラ2Y、2M、2C、2K、現像装置4Y、4M、4C、4Kが配置されている。さらに、感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kの周囲には転写ローラ7Y、7M、7C、7K、ドラムクリーニング装置(不図示)がそれぞれ設置されている。帯電ローラ2Y、2M、2C、2Kと現像装置4Y、4M、4C、4K間の上方には露光装置3Y、3M、3C、3Kがそれぞれ設置されている。
4つの画像形成部20Y、20M、20C、20Kは一定の間隔をおいて第二の像担持体で無端ベルト状の中間転写体である中間転写ベルト5に対して概直線状に一列に配置されている。
感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kは、駆動装置(不図示)によって図中矢印r1方向にそれぞれ所定の周速度で回転駆動される。
帯電ローラ2Y、2M、2C、2Kは、それぞれ感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kに所定の圧接力で接触し、帯電バイアス電源(不図示)から印加される帯電バイアスによって感光体ドラム1Y、1M、1C、1K表面を所定電位に均一に帯電する。
次に、不図示のホストコンピュータ、又は画像読み取り装置などから入力される画像情報の時系列電気デジタル画素信号に対応して変調された光で各感光体ドラム1Y、1M、1C、1K表面が画像露光される。これにより、帯電された各感光体ドラム1Y、1M、1C、1K表面に画像情報に応じた静電潜像を形成する。
現像装置4Y、4M、4C、4Kは、現像バイアス電源(不図示)から印加される現像バイアスによって各感光体ドラム1Y、1M、1C、1K上の静電潜像にトナーを付着させて、トナー像として現像(反転現像)する。各現像装置4Y、4M、4C、4Kには、それぞれイエロートナー、シアントナー、マゼンタトナー、ブラックトナーが収納されている。これらのトナーにより、各感光体ドラム1Y、1M、1C、1K上にはそれぞれ画像情報に応じたそれぞれの色のトナー像が現像される。
画像形成装置100には各感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kの中間転写ベルト5を挟んだ対向位置である転写部N1、N2、N3、N4に転写部材である一次転写ローラ7Y、7M、7C、7Kが配置されている。
一次転写ローラ7Y、7M、7C、7Kは、ローラの長手方向上に沿って均一に電圧を印加するための電極を備えている。一次転写ローラ7Y、7M、7C、7Kは中間転写ベルト5を介して各感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kに当接している。
中間転写ベルト5は、駆動ローラ6と従動ローラ8a、8b、二次転写対向ローラ12aによって張架されており、駆動ローラ6の回転駆動によって矢印r2方向に回転される。各感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kと駆動ローラ6の回転駆動は、不図示の制御装置(CPU)によって制御される。
次に、本実施例の画像形成装置100による画像形成動作について説明する。
不図示のホストコンピュータや画像読み取り装置から画像形成動作開始信号が発せられると、画像形成動作が開始される。所定のプロセススピードで回転駆動される画像形成部20Y、20M、20C、20Kの各感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kは、それぞれ帯電ローラ2Y、2M、2C、2Kによって表面を一様に帯電される。各感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kは、不図示の制御装置(CPU)により、所定の速度で回転するモータ(不図示)からギア(不図示)を介して、駆動制御されている。そして、露光装置3Y、3M、3C、3Kは、ホストコンピュータ(不図示)から入力されるカラー色分解された画像信号を光信号にそれぞれ変換する。そして、変換された光信号である光を、帯電された各感光体ドラム1Y、1M、1C、1K上にそれぞれ走査露光して静電潜像を形成する。
そして、先ず感光体ドラム1Y上に形成された静電潜像に、感光体ドラム1Yの帯電極性と同極性の現像バイアスが印加された現像装置4Yによりイエローのトナーを付着させて、トナー像として可視像化する。
次に、画像形成部20Yの転写部N1部で、転写バイアス(トナーと逆極性)が印加された一次転写ローラ7Yにより、イエローのトナー像が中間転写ベルト5上に転写される。この際、一次転写ローラ7Yは、中間転写ベルト5を介して感光体ドラム1Yに所定の圧力で押圧されている。
イエローのトナー像が転写された中間転写ベルト5は、駆動ローラ6により搬送され画像形成部20M側に移動される。そして、画像形成部20Mの転写部N2においても、前記と同様にして感光体ドラム1Mに形成されたマゼンタのトナー像が、中間転写ベルト5のイエローのトナー像上に重ね合わせて、転写バイアス(トナーと逆極性)が印加された転写ローラ7Mにより転写される。
以下、同様にして画像形成部20C、20Kの感光体ドラム1C、1K形成されたシアン、ブラックのトナー像を、各転写部N3、N4にて転写バイアス(トナーと逆極性)が印加された転写ローラ7C、7Kにより中間転写ベルト5上に順次重ね合わせる。そして、フルカラーのトナー像を中間転写ベルト5上に形成する。
中間転写ベルト5上に形成されたフルカラーのトナー像は、二次転写部12で転写材P上に一括転写される。転写材Pは定着装置11に搬送され、定着装置11の定着ローラ11aと加圧ローラ11b間の定着ニップ部でフルカラーのトナー像を加熱、加圧して転写材P表面に熱定着した後に外部に排出して、一連の画像形成動作を終了する。
なお、上記の各転写時において、感光体ドラム1Y、1M、1C、1K上に残留している転写残トナーは、ドラムクリーニング装置(不図示)によって除去されて回収される。また、転写後に中間転写ベルト5表面に残った残トナーは、クリーニングブレード13によって除去されて回収される。
次に、本実施例における中間転写ベルトを搬送するための駆動構成について詳細に説明する。
図8に中間転写ユニット100Mを示す。中間転写ユニット100Mは、前述の画像形成装置100の構成のうち、図に示す様にそれぞれのカラーの画像形成部の感光体ドラム1(1Y、1M、1C、1K)、中間転写ベルト5、一次転写ローラ7(7Y、7M、7C、7K)を有している。中間転写ベルト5は駆動ローラ6、従動ローラ8a、8b、二次転写対向ローラ12aに張架されている。前述の通り、中間転写ベルト5は駆動ローラ6の回転駆動により搬送される。駆動ローラ6は、駆動源であるモータ102の動力を減速装置101を介して伝達され、回転駆動されている。通常、2つ以上の歯車を減速装置は備えている。本実施例の減速装置101の第一の歯車である歯車A(101A)と第二の歯車である歯車B(101B)を介してモータ102の動力が駆動ローラ6に伝達され回転駆動されている。ここで、歯車A(101A)と歯車B(101B)は、歯車A(101A)の歯数80歯、歯車B(101B)の歯数20歯の減速比4:1の減速装置101である。歯車A(101A)の速度変動を図3に、歯車B(101B)の速度変動を図4に示す。本実施例においては、減速比が4:1であるため、歯車A(101A)が1周する時に歯車B(101B)は4周することになる。歯車A(101A)と歯車B(101B)を介して回転駆動する駆動ローラ6によって搬送される中間転写ベルト5表面の速度変動は、図9に示すように、図3と図4の合成波となる。本実施例においては、駆動ローラ6の周長Lは画像形成方向最上流の感光体ドラム1Yから画像形成方向最下流の感光体ドラム1Kまでの各感光体ドラム1同士の間隔である感光体ドラム間ピッチと同じにしている。また、駆動ローラ6の周長Lは歯車A(101A)の速度変動であるSIN波の1/2周期と同等、つまり歯車A(101A)の半周で得られる駆動によって駆動ローラ6が一回転する構成となっている。言い換えると、駆動ローラ6が一回転するのに歯車A(101A)の半周、又は半周の整数倍の回転が必要である。
ここで、図9に示した中間転写ベルト表面の速度変動である合成速度変動は、図に示す様に駆動ローラ6の周長Lごとに速度変動が0%になる。つまり、図10に示すように、感光体ドラム1Yを通過した中間転写ベルト5表面I(θ)の表面速度をVi(θ)とすると、その表面I(θ)が感光体ドラム1Mを通過する時の速度もVi(θ)となる。同様にI(θ)が、1C、1Kを通過する時表面速度もVi(θ)となる。言い換えると、中間転写ベルト5のある表面I(θ)に着目すると、その表面が4つの並列する感光体ドラム直下を通過する時の中間転写ベルト表面速度が同じになるということである。これにより、歯車Aと歯車B並びに駆動ローラ6の偏芯成分による回転ムラに起因する速度変動は周長Lごと、つまり感光体ドラム1のピッチである間隔Lごとにキャンセルされることになる。これにより、色ずれの発生を抑制でき、色ずれを抑制した良好な画像形成装置を得られる。
ここで、本実施例における減速装置101の噛合わされる歯車A(101A)と歯車B
(101B)について更に詳しく説明する。
本実施例においては、歯数80の大径歯車である歯車A(101A)は金属歯車(SUS縦弾性係数200GPa)である。一方、歯数20の小径歯車である歯車B(101B)は樹脂歯車(POM縦弾性係数4GPa)である。
素材の違いから縦弾性係数が小さい歯車Bの方が摩耗しやすい。この組み合わせの場合、表1に示すように、摩耗しやすい歯車B(101B)のある歯に対して、歯車A(101A)の複数の歯が接触する。
Figure 2018084837
例えば、歯B−1に対して、歯A−1、21、41、61が接触する。このように複数の歯が接触すると、固有の歯の形状が刻印されない。このため、刻印が鈍る。これは、ある一つの歯車の歯面が接触を繰り返し、固有の形状が刻印されるのに比べ、複数の歯面が接触すると、刻印されたある一つの歯の固有の形状が、他の歯の固有の形状によって崩され(乱され)、結果的に刻印が鈍るというものである。
本実施例とは逆に、大径歯車である歯車A(101A)を樹脂歯車、小径歯車である歯車B(101B)を金属歯車にすると、表2に示すように摩耗しやすい歯車A(101A)のある歯に対して、歯車B(101B)のある歯が必ず接触する。
Figure 2018084837
例えば、歯A−1に対して必ず歯B−1が接触する。このように必ず同じ歯が接触すると、刻印は増長する。
このことから、大径歯車である歯車A(101A)を金属歯車、小径歯車である歯車B(101B)を樹脂歯車とした本実施例は、刻印に対して有利な構成といえる。この構成の減速装置の歯車A(101A)と歯車B(101B)の合成速度変動は図9の通りとなり、刻印が発生しやすい構成の合成速度変動とは異なり安定する。上記の様な歯車の構成の減速装置を使用することによって、本実施例の画像形成装置100はショック画像の抑制と、バンディングの抑制を両立させ、色ずれを抑制し良好な画像形成が可能となる。
本実施例においては、中間転写ベルトを搬送する駆動の減速装置について述べた。しかし、感光体ドラムを回転させる駆動の減速装置等についても、整数比を用いる場合は大径歯車の方を縦弾性係数が大きい歯車とすることが刻印の抑制に対して有効であるといえる。
又、本実施例では、歯車全体の材質について述べたが、歯車の歯の部分のみの材質としてもよい。
1 感光体ドラム(像担持体)
5 中間転写ベルト(像担持体)
6 駆動ローラ
7 一次転写ローラ
100M 中間転写ユニット
101 減速装置
101A 大径歯車(第一の歯車)
101B 小径歯車(第二の歯車)
102 駆動源
上記目的は本発明に係る画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、回転駆動され、トナー像を担持する像担持体と、
前記像担持体を回転駆動するための動力を生成するモータと、
前記モータが生成する動力を前記像担持体に伝達するための2つ以上の歯車を備えた減速装置と、
を有し
前記2つ以上の歯車には、少なくとも第一の歯車、および前記第一の歯車と噛み合い、前記第一の歯車よりも径が大きく、歯数が多い第二の歯車が含まれ、
前記第一の歯車の歯は樹脂で形成され、前記第二の歯車の歯は前記第一の歯車の歯に用いられる樹脂よりも縦弾性係数が高い金属で形成され、
前記第一の歯車の歯数と前記第二の歯車の歯数の比は1:1を除く整数比であることを特徴とする画像形成装置である。
図8に中間転写ユニット100Mを示す。中間転写ユニット100Mは、前述の画像形成装置100の構成のうち、図に示す様にそれぞれのカラーの画像形成部の感光体ドラム1(1Y、1M、1C、1K)、中間転写ベルト5、一次転写ローラ7(7Y、7M、7C、7K)を有している。中間転写ベルト5は駆動ローラ6、従動ローラ8a、8b、二次転写対向ローラ12aに張架されている。前述の通り、中間転写ベルト5は駆動ローラ6の回転駆動により搬送される。駆動ローラ6は、駆動源であるモータ102の動力を減速装置101を介して伝達され、回転駆動されている。通常、2つ以上の歯車を減速装置は備えている。本実施例の減速装置101の第の歯車である歯車A(101A)と第の歯車である歯車B(101B)を介してモータ102の動力が駆動ローラ6に伝達され回転駆動されている。ここで、歯車A(101A)と歯車B(101B)は、歯車A(101A)の歯数80歯、歯車B(101B)の歯数20歯の減速比4:1の減速装置101である。歯車A(101A)の速度変動を図3に、歯車B(101B)の速度変動を図4に示す。本実施例においては、減速比が4:1であるため、歯車A(101A)が1周する時に歯車B(101B)は4周することになる。歯車A(101A)と歯車B(101B)を介して回転駆動する駆動ローラ6によって搬送される中間転写ベルト5表面の速度変動は、図9に示すように、図3と図4の合成波となる。本実施例においては、駆動ローラ6の周長Lは画像形成方向最上流の感光体ドラム1Yから画像形成方向最下流の感光体ドラム1Kまでの各感光体ドラム1同士の間隔である感光体ドラム間ピッチと同じにしている。また、駆動ローラ6の周長Lは歯車A(101A)の速度変動であるSIN波の1/2周期と同等、つまり歯車A(101A)の半周で得られる駆動によって駆動ローラ6が一回転する構成となっている。言い換えると、駆動ローラ6が一回転するのに歯車A(101A)の半周、又は半周の整数倍の回転が必要である。
1 感光体ドラム(像担持体)
5 中間転写ベルト(像担持体)
6 駆動ローラ
7 一次転写ローラ
100M 中間転写ユニット
101 減速装置
101A 大径歯車(第の歯車)
101B 小径歯車(第の歯車)
102 駆動源

Claims (3)

  1. 回転駆動される像担持体と、
    前記像担持体を駆動するための駆動源と、
    前記駆動源の動力を伝達するための2つ以上の歯車を備えた減速装置と、
    を有した画像形成装置において、
    前記減速装置の噛合う第一の歯車と第二の歯車の歯数は整数比であり、
    前記第一の歯車と前記第二の歯車のうち大径の歯車の方が小径の歯車に対して縦弾性係数が高い材質にて歯車全体又は歯車の歯の部分が形成されていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 複数の第一の像担持体を有し、
    前記第一の像担持体が第二の像担持体に概直線状に配置され、
    前記第二の像担持体を挟んだ前記第一の像担持体との対向位置に当接して転写部材が配置され、複数の転写部を構成し、
    前記第二の像担持体を駆動する駆動ローラを有し、
    前記駆動ローラに駆動源の動力を伝達する2つ以上の歯車を備えた減速装置と、
    を有した画像形成装置において、
    画像形成方向最上流の転写部から画像形成方向最下流の転写部までの複数の転写部はそれぞれ等しい間隔Lで配置されており、
    間隔Lは前記駆動ローラの周長と同じであり、
    前記減速装置の噛合う第一の歯車と第二の歯車の歯数は整数比であり、
    前記第一の歯車と前記第二の歯車のうち大径の歯車の半周、又は半周の整数倍の回転が駆動ローラが一回転するのに必要であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第一の歯車は金属歯車であり、前記第二の歯車は樹脂歯車であることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
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