JP2009002422A - 動力伝達機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】位相合わせが必要な複数の作動ギアを正確かつ簡単に、半ば自動的に組立可能な動力伝達機構を提供する。
【解決手段】組立時に位相合わせが必要な複数のこの場合、第1,第2作動ギア1,2を有し、それらのすべてに中間ギア3が噛合している。第1,第2作動ギア1,2の各位相位置に対応する中間ギア3の標準歯列の一部に、位相合わせするための凹部または凸部が少なくとも第1,第2作動ギア1,2の数だけ設けられている。第1,第2作動ギア1,2個々の標準歯列の一部に中間ギア3の厚歯3aに対をなして係合する歯空き部1a,2a(凹部)設けられている。第1作動ギア1と中間ギア3との対をなす歯空き部1aを厚歯3aに係合させれば、他の第2作動ギア2の歯空き部2aが中間ギア3の他の厚歯3aに係合し、第1,第2作動ギア1,2は目標とする位相位置に合わされて簡単かつ確実に、半ば自動的に位相合わせが終了して組み立てられる。
【選択図】図1

Description

本発明は、位相合わせを必要とする複数の作動ギアで構成される動力伝達機構に関するものである。
ギア(歯車)列を有する動力伝達機構について、先に本出願人によって提案された画像形成装置及びプロセスカートリッジに備わるものを図6を用いて説明する。複数のギアを互いに噛合させて組み立てる際、この場合決められたタイミングで回転駆動させるために位相合わせを必要とするたとえば作動ギア61,62を備えている。それら作動ギア61,62に噛合する中間ギア63のそれぞれに丸印やラインなどのマーキングMを施し、噛合して隣り合うギアのマーキングどうしを付き合わせて位相合わせを行う(たとえば、特許文献1参照)。
また、動力伝達機構における位相合わせ技法の他例として、たとえば特許文献2に記載されたギア装置がある。これについて図7を参照して説明する。この場合も決められたタイミングで回転駆動させるために位相合わせを必要とする作動ギア71,72を有し、それぞれに貫通する位相合わせ孔71a,72aが設けられている。それら作動ギア71,72を回転可能に軸支するシャーシ74を有し、このシャーシ74には作動ギア71,72に噛合して動力伝達を中継する作動ギアとして中間ギア75が支軸75aを介し回転可能に軸支されている。また、シャーシ74には通し孔74a,74bが貫通して設けられ、ギア支軸74c,74dが表面から突出して立ち上げられている。一方、組立治具73が準備され、この組立治具73に立ち上げた位相決めピン73a,73bをシャーシ74の通し孔74a,74bに貫通させて背面側から表面側に突出させる。突出した組立治具73側の位相決めピン73a,73bをさらに作動ギア71,72の位相決め孔71a,72aに貫通させて嵌合する。同時に、シャーシ74側のギア支軸74c,74dに作動ギア71,72の支軸孔を嵌合させ、かつ作動ギア71,72を中間ギア75に噛合させる。そのようにして作動ギア71,72と中間ギア75との互いの噛合による位相合わせをして組立完了後、組立治具73の位相決めピン73a,73bを作動ギア71,72の位相合決め孔71a,72aから抜き取る。すなわち、組立治具73をシャーシ74の背面から取り外す。
さらに、動力伝達機構における位相合わせ技法の他例として、たとえば特許文献3に記載されたギア装置がある。これについて図7および図9を参照して説明する。この場合も決められたタイミングで回転駆動させるために位相合わせを必要とする作動ギア81,82を有し、中間ギアとして動力中継する作動ギア83を有し、それぞれに貫通する位相合わせ孔81a,82a,83aが設けられている。中間ギアの作動ギア83の場合はシャーシ84に立ち上げたギア支軸84fに回転可能に軸支させている。また、プレート形状のシャーシ84に切れ目を入れてそこを弾性変形片84cとして設け、この弾性変形片84cに位相決めピン84aと押圧ピン84bが設けられている。また、そうした弾性変形片84cの近傍でシャーシ84の表面から立ち上げてギア支軸84d,84eが設けられ、作動ギア81,82をそれぞれギア支軸84d,84eを介してシャーシ84に回転可能に軸支して保持させる。同時に、シャーシ84の弾性変形片84cに立ち上げた位相決めピン84aを作動ギア81,82の位相合わせ孔81a,82aに嵌合させる。
そのようにして作動ギア81,82,83を互いに噛合させて位相合わせを終了すると、別に準備された上板85を作動ギア81,82,83の上から被せるようにして組み立てる。すなわち、上板85には押圧ピン85aが設けられ、被せるときにその押圧ピン85aをシャーシ84側の押圧ピン84bに突き当て、その押圧力で弾性変形片84cを後ろ側に撓ませる。また、上板85にはシャーシ84側から立ち上げたギア支軸84d,84e,84fが挿通する組立孔85bが三ヶ所に貫通して設けられている。そこで、上板85を被せるように組み合わせると、シャーシ84側のギア支軸84d,84e,84fが上板85の各組立孔85bに貫通する。同時に、上板85側の押圧ピン85がシャーシ84の弾性変形片84c上の押圧ピン84bに突き当たって押し、弾性変形片84cを後ろ側に撓ませる。すると、それまで位相合わせで嵌合していた弾性変形片84c上の位相決めピン84aが後退して作動ギア81,82の各位相合わせ孔81a,82aから抜ける。かくして作動ギア81,82,83は位相合わせされた状態で回転可能となり、動力伝達が可能な状態に組み立てを終了する。
特開平10−105018号公報 特開平8−147811号公報 特開平8−240253号公報
しかしながら、各特許文献に開示された装置においては解決すべき以下の問題点がある。
特許文献1の場合、噛合して隣り合うギアのマーキングどうしを付き合わせて位相合わせを行う際、マーキングMを目視でもって確認することから誤認が生じたような場合は、位相が合っていないにもかかわらず、そのまま歯車列が組み立てられる可能性がある。
また、特許文献2では、位相合わせして作動ギアを組み立てるための組立治具73が用いられる。かかる専用の組立治具73は製造現場の組立ラインで使用されるものであり、製品として流通し、ユーザが使用する環境下でそうした組立治具を用いてギア交換などのメンテナンス作業を行うことなど、殆ど不可能に近い。
また、特許文献3のように、作動ギアを保持するシャーシ84に切れ目を入れてそこを弾性変形片84cとして機能させるような構造では、シャーシ84として用いる材料に弾性材など材料選択の範囲が限定されてしまう。加えて、シャーシ84の弾性変形片84cから位相決めピン84aを立ち上げて設けているため、位相合わせ後に作動ギアからその位相決めピン84aを抜くための押圧ピン85aなどが別途必要となる。したがって、それら位相決めピン84aや押圧ピン85aを設けるスペースや、ピンどうしの嵌合代や抜き代を見込む分だけコンパクト設計の妨げになり、また設計の自由度をも狭めてしまう。
また、特に上記特許文献2,3に共通した問題点であるが、シャーシに切欠部や貫通孔を設けると、防塵や遮音などの理由から気密性を要するような機種機体の場合は、切欠部や貫通孔を塞いで埋める部材が別途必要となり、コスト高の原因となる。また、作動ギアが2つや3つといった比較的少ない例を図7〜図9で示したが、それ以上多数の作動ギアの位相合わせを必要とするような場合がある。その場合は作動ギアの1つ1つに対応して位相決めピンや位相合わせ孔を設けることは、高い位置精度が求められて製造コストが増し、また組立にも困難が伴う。
以上に鑑み、本発明の目的は、位相合わせを必要とする複数の作動ギアを容易かつ確実に、半ば自動的に位相合わせして組立が可能であり、しかも低コストでコンパクト構造を実現できる動力伝達機構を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の代表的な動力伝達機構は、組立時に位相合わせを必要とする複数の作動ギアを有し、それら複数の作動ギアのすべてに噛合する中間ギアを有する動力伝達機構において、前記複数の作動ギアのそれぞれ位相位置に対応する前記中間ギアの標準歯列の一部に、位相合わせするための凹部または凸部が少なくとも前記作動ギアに相当する数だけ設けられ、また、前記複数の作動ギアにはそれぞれ個々の標準歯列の一部に前記中間ギアの凹部または凸部に対をなして係合する凸部または凹部が設けられてなっていることを特徴とするものである。
本発明の動力伝達機構によれば、作動ギアの1つと中間ギアとを対をなす凹部と凸部を係合させてやれば、簡単かつ確実にその作動ギアの1つと中間ギアとの位相合わせが行われる。また、その作動ギアの1つに位相する他の作動ギアにおいても中間ギアとの位相の位置における凹部または凸部に必然的に係合し、自動的に位相合わせを行うことができる。したがって、特別な組立治具なども不要であり、加工および組立などに関する製造コストを大幅に低減できる効果がある。
以下、本発明に係る動力伝達機構の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は、組み立てに位相合わせを必要とするたとえば第1作動ギア1と第2作動ギア2などからなる本実施形態の動力伝達機構を示す。それら第1,第2作動ギア1,2のギア軸上には一体的または別体の被回転物体である機器(図示略)などが接続され、ギア回転に同期して回転するようになっている。また、第1,第2作動ギア1,2のそれぞれに中間ギアとして噛合する第3作動ギア3が配置されている。さらに、モータなどの回転駆動源(図示略)から出力された回転動力を受ける入力ギア4を有し、この入力ギア4は本例では第1作動ギア1に噛合して最初に回転を伝達する。回転駆動源の駆動開始で入力ギア4がたとえば図1中の反時計回り方向に回転すると、第1作動ギア1が時計回り方向に回転し、順次伝達される。すなわち、第1作動ギア1の回転は中間ギアとして機能する第3作動ギア3を介して第2作動ギア2に伝達され、かくして動力伝達機構が構成される。
第3作動ギア3のギア軸心に対して、第1,第2作動ギア1,2はたとえば120°の位相角でもって決められた個々の位相位置にて第3作動ギア3に噛合している。中間ギア側の第3作動ギア3ではその全周360にわたって標準歯3bを有し、位相角α=120°ずつ等配による3ヶ所に標準ギアの2ピッチ角度分だけ大きな歯厚寸法を有する位相合わせを行うための厚歯(凸部)3aが標準歯列の一部に形成されている。その厚歯3aは2枚の標準歯3bの歯溝部3cを歯先まで埋めた大きさと形状でもって形成されている。それに対して、第1,第2作動ギア1,2のそれぞれ標準歯列の一部には1枚の標準歯1b(2b)を取り除いて欠歯した歯形分のスペース分に相当する位相合わせのための歯空き部(凹部)1a,2aが形成されている。すなわち、対をなす一方の凹部と他方の凸部との凹凸係合関係でもって、その歯空き部1a,2aを上記第3作動ギア3の厚歯3aに係合させれば、ほぼワンタッチで自動的に位相合わせが行われるようになっている。
この第1実施形態においては、第1,第2作動ギア1,2のいずれもピッチ円直径dを中間ギアである第3作動ギア3のピッチ円直径のα/360である1/3に設定している。
したがって、以上の位相関係を次のように数式で表すことができる。
組立時に位相合わせを必要とするn個の作動ギア、本実施形態では第1,第2作動ギア1,2を有し、それらn個の作動ギアのすべてに噛合する中間ギア3を有する構造である。n個の作動ギアの各ギア軸心と中間ギアのギア軸心とを結ぶ線が成す角度のうちで最小角度がα°であるとき、n個の作動ギアの各ピッチ円直径d(n)と中間ギアのピッチ円直径d(j)とは、d(n)=〔d(j)×α/(360×N2)〕×N1で表せる。また、中間ギアである第3作動ギア3の標準歯列の一部に少なくとも360×N2/αで等分した個所に位相合わせをするための、本実施形態では凸部として上記厚歯3aを設けている。また、n個の作動ギアのそれぞれ標準歯列の一部には、すなわち第1,第2作動ギア1,2の第3作動ギア3側の凸部である厚歯3aに対をなす係合可能な凹部として歯空き部1a,2aを設けている。
≪作動ギア組立≫
第1,第2,第3作動ギア1,2,3を互いに位相合わせして噛合させる組立作業に際して、上記被回転物体と共に第1,第2作動ギア1,2をそれぞれ所定の位置に回動可能に支持させて配置する。その際、第1,第2作動ギア1,2のそれぞれ位相合わせ用の歯空き部1a,2aに第3作動ギア3の位相合わせ用の厚歯3aが係合するように第3作動ギア3を組み付ける。そのように第3作動ギア3を第1,第2作動ギア1,2に噛合させて組み付けることにより、第1,第2,第3作動ギア1,2,3の間の位相合わせが自動的かつ確実に行われることになる。第1,第2作動ギア1,2のそれぞれギア軸上に接続されている被回転物体は同期して回転が可能になり、被回転物体が目標とするタイミングで回転駆動したり、所要の動作が行えるようになる。
そこで、回転駆動源のモータが駆動して回転動力を出力すると、その回転は入力ギア4からまず第1作動ギア1に伝達される。第1作動ギア1の回転は第3作動ギア3を介して第2作動ギア2に伝達され、各作動ギアは歯数比に応じた回転数(rpm)で回転し、それぞれのギア軸上の被回転物体を回転させ、あるいは所要の動作を行わせる。
その際、図1の状態のように、第1作動ギア1の位相合わせ用の歯空き部1aに第3作動ギア3の位相合わせ用の厚歯3aが噛み合っておれば、第1作動ギア1が時計回り方向に一回転すると、第3作動ギア3が反時計回り方向に1/3だけ回転する。したがって、第2作動ギア2もまた時計回り方向に一回転し、1/3回転した位置の第3作動ギア3の厚歯3aが第2作動ギア2の位相合わせ用の歯空き部2aに噛合することになる。そのように位相合わせすると、第1作動ギア1と第2作動ギア2は「1:1」の回転比でもって同期に回転し、それら第1,第2作動ギア1,2のギア軸上の機器など被回転物体も目標とするタイミングで回転または所要の動作が行えるようになる。
なお、この第1実施形態では、回転駆動源から出力された回転動力を入力ギア4に伝達し、入力ギア4の回転を第1作動ギア1に伝達する構造を説明したが、入力ギア4を第2作動ギア2または第3作動ギア3に噛合させて回転動力を伝達する構造も可能である。また、入力ギア4を設けず、第1作動ギア1、第2作動ギア2および連結ギア3のいずれかモータ出力軸に直結することも可能である。
以上から明らかなように、この第1実施形態の動力伝達機構によれば、たとえば第1作動ギア1と第2作動ギア2との位相角度を120°の位置で組み付けようとする場合、簡易かつ確実に、しかも半ば自動的に位相合わせを行うことができる。すなわち、第1,第2作動ギア1,2には標準歯1b,2bを取り除いて欠歯にした歯形分のスペースを歯空き部1a,2aとして設けておき、中間ギアとなる第3作動ギア3には3等分した3個所に位相合わせ用の厚歯3aを設ける。第1作動ギア1の歯空き部1aをまず第3作動ギア3の厚歯3aの1つに噛み合わせて、第1作動ギア1を一回転させると、第3作動ギア3が1/3回転し、他の厚歯3aの1つが第2作動ギア2の歯空き部2aに噛み合う。僅かそれだけの位相合わせ動作でもって第1作動ギア1と第2作動ギア2が目標とする位相角120°の位置に確実かつ自動的に組み付けられることになる。
また、第1,第2作動ギア1,2などを回転可能に保持するためのフレーム部材においてもその材質の選択肢が広くなり、また従来のように位相合わせのための貫通孔や切欠部も不要であるから、密閉性の高い、コンパクトで安価な動力伝達機構を提供できる。
なお、第1,第2作動ギア1,2側に1つの歯空き部1a,2aを「凹部」として設け、第3作動ギア3側に3つの厚歯3aを「凸部」として設けている。それら凹凸の関係を逆転させて第1,第2作動ギア1,2側に厚歯を、第3作動ギア3側に歯空き部を設けた構造も可能である。
(第2実施形態)
次に、本発明に係る動力伝達機構の第2実施形態について説明する。なお、第1実施形態の図1で示された部材や機器と同一のもの、あるいは概念的に共通する部材には同一の符号を付して重複する説明は省略し、特徴となる部分が明瞭となるようにする。
図2に示すように、この場合は第1〜第3作動ギア11,12,13を有し、中間ギアとして機能する第4作動ギア14のギア軸心に対してそれぞれ位相角α=90°ずつずれて配置されている。第4作動ギア14はその全周にわたって位相角90°ずつ等分にずれた4個所に位相合わせ用の歯空き部14aが標準歯列の一部に形成されている。その歯空き部14aは1枚の標準歯14bを取り除いた欠歯のスペース分でもって凹状に形成されている。
また、第1作動ギア11の周の一ヶ所に、つまり標準歯列の一部に標準歯の2ピッチ角度に相当する分だけ歯厚を大きく形成した位相合わせ用の厚歯11aが凸状に形成されている。同じく、第2作動ギア12と第3作動ギア13でもそれらの周の一ヶ所である標準歯列の一部に位相合わせ用の厚歯12a,13aが形成されている。
なお、この第2実施形態では第1作動ギア11、第2作動ギア12および第3作動ギア13のいずれもピッチ円直径dを第4作動ギア14のピッチ円直径のα/360の整数倍、即ち1/4と、2/4と、3/4とに設定している。
≪作動ギア組立≫
第1〜第4作動ギア11,12,13,14を互いに位相合わせして噛合させる組立作業に際して、被回転物体に接続した状態で第1作動ギア11と第2作動ギア12をそれぞれ所定の位置に回動可能に支持させて配置する。そのとき、第1〜第3作動ギア11,12,13の各厚歯11a,12a,13aが第4作動ギア14の3個所の歯空き部14aに噛み合うようにして、その第4作動ギア14を組み付ける。そのように組み付けることによって、第1〜第3作動ギア11,12,13は第4作動ギア14のギア軸心周りで位相角90°ずつ等分にずれた位置で噛合し、確実かつ自動的に位相合わせが行われることになる。
回転駆動源が駆動開始して回転動力を出力すると、その回転は第4作動ギア14に伝達され、第4作動ギア14がたとえば図2中の時計回り方向に1/4だけ回転した場合、第1作動ギア11は反時計回り方向に1回転する。その際、第1作動ギア11の位相合わせ用の厚歯11aは、角度90°だけ位相がずれた第4作動ギア14の位相合わせ用の歯空き部14aに噛合する。
また、第4作動ギア14が、たとえば時計回り方向に1/2だけ回転した場合は、第2作動ギア12は反時計回り方向に1回転する。その際、第2作動ギア12の位相合わせ用の厚歯12aは、角度180°だけ位相のずれた第4作動ギア14の位相合わせ用の歯空き部14aに噛合する。
また、第4作動ギア14が、たとえば時計回り方向に3/4だけ回転した場合は、第3作動ギア13は反時計回りに1回転する。その際、第3作動ギア13の位相合わせ用の厚歯13aは、角度270°だけ位相のずれた第4作動ギア14の位相合わせ用の歯空き部14aに噛合する。
したがって、以上から明らかなように、第1作動ギア11と、第2作動ギア12と、第3作動ギア13とは「3:2:1」の回転比でもって同期した回転が可能になる。それによって、第1〜第3作動ギア11,12,13それぞれに同期して回転する被回転物体は目標とするタイミングで動作することが可能になる。
なお、この第2実施形態においても、回転駆動源のモータなどから出力される回転動力を中間ギアとして機能する第4作動ギア14を入力ギアとして受ける構造が例示された。もちろん、それに限定されることなく第1〜第3作動ギア11,12,13のいずれかを入力ギアとして回転動力を受ける構造も可能である。
以上から明らかなように、この第2実施形態の動力伝達機構では、第1作動ギア11と、第2作動ギア12と、第3作動ギア13とを確実かつ自動的に位相合わせして組み立てることができる。同時にそれら第1〜第3作動ギア11,12,13はいずれも目標とするタイミングでもって、かつ回転比が「3:2:1」の異なる回転数(rpm)で回転可能となる。
(第3実施形態)
次に、本発明に係る動力伝達機構の第3実施形態について説明する。なお、図1および図2の第1,第2実施形態で示された部材や機器と同一のもの、あるいは概念的に共通する部材には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
図3に示すように、この場合第1作動ギア11と第2作動ギア12を有し、中間ギアとして機能する第3作動ギア14を有している。また、その第3作動ギア14に噛合する作動ラック15が設けられている。作動ラック15には図示しない機器などの被可動物体が連結され、図の左右方向に直線動作する動きをその被可動物体に伝達するようになっており、第1〜第3作動ギア11,12,13のそれぞれに対して角度α=90°を成して配置されている。第3作動ギア14はその周を4等分して90°ずつ位相角がずれた4個所に1枚の標準歯14bを取り除いた欠歯のスペース分に相当する大きさと形状の位相合わせ用の歯空き部14aが形成されている。
また、第1,第2作動ギア11,12にはそれらの周の一ヶ所に標準歯の2ピッチ分に相当する歯厚を大きく形成した位相合わせ用の厚歯11a,12aが形成されている。同じく、作動ラック15においても所定の位置に位相合わせ用の厚歯15aが形成されている。
なお、本実施形態にあっては、第1作動ギア11と第2作動ギア12のピッチ円直径dはそれぞれ第3作動ギア14のピッチ円直径のα/360の整数倍、即ち、3/4と、2/4とに設定している。
≪作動ギア組立≫
第1〜第3作動ギア11,12,14と作動ラック15を互いに位相合わせして噛合させる組立作業に際して、被回転物体を接続した状態の第1作動ギア11と第2作動ギア12をそれぞれ所定の位置に回動可能に支持させて配置する。そのとき、被可動物体に接続されている作動ラック15もまた直線動が可能に配置される。第1,第2作動ギア11,12の位相合わせ用の厚歯11a,12aと、作動ラック15の位相合わせ用の厚歯15aのそれぞれが第3作動ギア14の90°ずつ位相がずれた3つの位相合わせ用の歯空き部14aに噛合するように、第3作動ギア14を組み付ける。そのように組み付けるだけで、確実かつ自動的に第1〜第3作動ギア11,12,14と作動ラック15の位相合わせが行われることになる。位相合わせして組み立てられた第1,第2作動ギア11,12と作動ラック15のそれぞれ回転に同期して、回転する被回転物体または直線動する被可動物体が目標とするタイミングで回転駆動や往復動などの動作ができるようになる。
そこで、回転駆動源から出力された回転動力によって入力ギアとしての第3作動ギア14が図3中の時計回り方向に回転すると、第1作動ギア11と第2作動ギア12は反時計回り方向に回転し、作動ラック15は右方向に水平移動する。入力ギアの第3作動ギア14が時計回り方向にたとえば3/4だけ回転すると、第1作動ギア11が反時計回りに1回転し、作動ラック15は第3作動ギア14の3/4だけ回転するに相当する距離を図3中の右方向に移動する。その際、第1作動ギア11の位相合わせ用の厚歯11aは、角度270°だけ位相がずれた第3作動ギア14の位相あわせ用の歯空き部14aと噛合する。
また、第3作動ギア14が時計回り方向にたとえば1/2だけ回転すると、第2作動ギア12が反時計回り方向に1回転し、作動ラック15は第3作動ギア14の1/2回転に相当する距離を図3中の右方向に移動する。その際、第2作動ギア12の位相合わせ用の厚歯12aは、角度180°だけ位相がずれた第3作動ギア14の位相あわせ用の歯空き部14aと噛合する。
したがって、第1作動ギア11と第2作動ギア12は回転比が「2:3」で同期に回転し、作動ラック15はそれら第1,第2作動ギア1,12の回転に同期した距離だけ移動することができる。それによって、第1作動ギア11と第2作動ギア12、そして作動ラック15のそれぞれに同期する機器などの被可動物体が目標とするタイミングで動作することが可能になる。
なお、本実施形態の場合も、回転駆動源から出力された回転動力を受ける入力ギアを第3作動ギア14としたが、それに限定され図第1,第2作動ギア11,12と作動ラック15のいずれかを回転駆動源に直結することができる。また、入力ギアを別に設けて、これに第1〜第3作動ギア11,12,13と作動ラック15のいずれかを噛合させて接続する構造も可能である。
以上から明らかなように、この第3実施形態の動力伝達機構によれば、第1,第2作動ギア11,12と作動ラック15を確実かつ自動的に位相合わせして組み立てることができる。また同時に、第1,第2作動ギア11,12はそれぞれ目標とするタイミングで回転でき、かつ回転比「2:3」で回転動作することができる。また一方、作動ラック15においても目標とすべきタイミングでもって第1,第2作動ギア11,12に同期して直線動が可能になる。
(第4実施形態)
次に、本発明に係る動力伝達機構の第4実施形態について図4および図5を参照して説明する。
図4に示すように、回転駆動源から出力された回転動力を受ける入力ギア21を有し、この入力ギア21は同軸上に半径21cを有するフランジ板(円板)21bを備え、フランジ板21bの円周上から突出した形で位相合わせ用の厚歯21aが形成されている。また、揺動ギア22を有し、この揺動ギア22はアーム(つなぎ部材)24を介して入力ギア21に連結されて噛合し、入力ギア21の軸心を中心に揺動可能であり、同軸上に半径22cのフランジ板(円板)22bを備えている。このフランジ板22bの円周から窪んだ形(凹部)で位相合わせ用の歯空き部22aが形成されている。
入力ギア21と揺動ギア22のそれぞれ同軸上に備わるフランジ板21b,22bの半径21cと半径22cとの加算値は、噛合した状態の入力ギア21および揺動ギア22間の軸間距離25に同等(21c+22c=25)となっている。また、同時に半径21cと半径22cとの長さの比率は整数比となっている。揺動ギア22に備わるフランジ板22b上に位相合わせ用の歯空き部22aを設ける数は、半径21cと半径22cとの比に応じて形成される。
また、揺動ギア22に噛合する作動ギア23を有し、この作動ギア23は同軸上に半径23cを有する円板状のフランジ板23bが備わっている。を有し、揺動ギア22と作動ギア23が噛み合ったとき、フランジ半径22cと23cの和は揺動ギア22中心と作動ギア23中心との軸間距離26となっている(22c+23c=26)。
作動ギア23のフランジ円周上には位相合わせ用の厚歯23aが形成されている。この作動ギア23の回転軸中心から位相合わせ用の厚歯23aの先端までの距離23eは、作動ギア23の歯先円半径23d(または、歯先円直径)よりも大きい(23e>23d)。
本実施形態では、入力ギア21と揺動ギア22と作動ギア23のそれぞれフランジ板21b,22b,23bの各半径21c,22c,23cは、各ギアのピッチ円半径と同等であり、それら半径21c,22c,23cの比率は「1:2:1」となっている。入力ギア21の同軸上に備わるフランジ板21b上の位相合わせ用の厚歯21aは所定位置の1ヶ所だけに形成され、作動ギア23もまたフランジ板23b上の位相合わせ用の厚歯23aは所定位置の1ヶ所だけに形成される。揺動ギア22に備わるフランジ板22b上に形成される位相合わせ用の歯空き部22aは等配で位相角が90°ずつの4ヶ所に形成される。
≪作動ギア組立≫
入力ギア21と揺動ギア22と作動ギア23とを互いに位相合わせして噛合させる組立作業に際して、被回転物体と共に入力ギア21を所定位置に回動可能に配置する。そのとき、入力ギア21の位相合わせ用の厚歯21aが揺動ギア22の位相合わせ用の歯空き部22aに係合できるだけの位相でもって、それら入力ギア21と揺動ギア22を噛合させる。同じく、揺動ギア22と作動ギア23とをお互いに位相合わせして噛合した状態で組み合わせる。
回転駆動源のモータなどから出力された回転動力は入力ギア21に伝達され、入力ギア21は図4中の反時計回り方向に回転し、その回転が揺動ギア22に伝達されて時計回り方向に回転すると共に、作動ギア23は反時計回り方向に回転する。
そこで、揺動ギア22が時計回り方向にたとえば半分の1/2だけ回転すると、入力ギア21は反時計回り方向に1回転する。入力ギア21の位相合わせ用の厚歯21aは、位相角180°だけずれた揺動ギア22の位相合わせ用の歯空き部22aに噛合する。その際、揺動ギア22のフランジ板22bの外周面と、作動ギア23のフランジ板23bの外周面は転がり接触し、揺動ギア22と作動ギア23との軸間距離を一定に保つ。
その場合仮にも、揺動ギア22側の歯空き部22aと作動ギア23側の厚歯23aとが噛合していないにもかかわらず、揺動ギア22と作動ギア23が組み立てられたとする。その場合は揺動ギア22側のフランジ板22bと作動ギア23側のフランジ板23bとが先ず転がり接触する。
その後、図5に示すように、作動ギア23側の位相合わせ用の厚歯23a先端が、揺動ギア22側のフランジ板22bに接触する。作動ギア23側の厚歯23aの先端までの距離23eは、作動ギア23の歯先円半径23d(または歯先円直径)よりも大きいために(23e>23a)、作動ギア23と揺動ギア22との噛合が外れ、解除されて揺動ギア22のみが回転する。さらに、揺動ギア22が回転すると、揺動ギア22側の歯空き部22aと作動ギア23側の厚歯23aとの位相位置が一致し、揺動ギア22と作動ギア23は噛合する。それ以後、揺動ギア22と作動ギア23とは所定の位相でもって回転することになる。
以上から明らかなように、揺動ギア22と作動ギア23との軸間距離を一定に保ちつつ、入力ギア21と揺動ギア22と作動ギア23との回転比は「2:1:2」でもって同期の回転が可能になる。それによって、作動ギア23に同期する被回転物体が目標とするタイミングで動作可能になる。
この第4実施形態の動力伝達機構によれば、入力ギア21と、揺動ギア22と、作動ギア23とを簡単かつ確実に位相合わせして組み立てることができる。同時に作動ギア23は揺動ギア22との軸間距離を適正に保ちつつ、入力ギア21に対しては目標とするタイミングでもって、「1:1」の回転比でもって回転動作することが可能になる。
なお、以上第1〜第4の各実施形態について説明したが、回転駆動源からの回転出力を受けて被回転物体などに回転を伝達するためのギア列に使用する作動ギアの歯数は整数比に限定されるものとする。各実施形態の動力伝達機構をカラー画像形成装置における作像系に適用した場合、関係するギア比は整数比で構成される場合が多いため、カラー画像形成装置において特に有効となり得るものである。
第1〜第4実施形態の効果について総合的にまとめると、生産性と汎用性の高い動力伝達機構を提供できる。また、作動ギアの歯幅内で位相合わせが可能なため、ギア列をより一層薄型化でき、低コスト化が実現できる。また、位相合わせのための凹部と凸部を有する作動ギアに対して標準歯で構成されて位相合わせのための凹部や凸部を設けない通常のギアも接続できるので、極めて汎用性が高い動力伝達機構を提供できる。また、作動ギアの回転運動と作動ラックの直線運動の同期を簡単かつ確実にとることが安価に可能となる。また、揺動ギアを有するギア列において、揺動ギアが噛合する作動ギアとの軸間距離を適正に保ちつつ、簡単かつ確実に位相組みが可能となる。
以上、本発明に係る動力伝達機構の実施形態のいくつかについて説明したが、本発明の主旨を逸脱しない範囲内でその他の実施形態、応用例、変形例、そしてそれらの組み合わせも可能である。
本発明に係る動力伝達機構の第1実施形態を示す図。 第2実施形態による動力伝達機構を示す図。 第3実施形態による動力伝達機構を示す図。 第4実施形態による動力伝達機構を示す図。 同第4実施例による動力伝達機構を示す図。 従来例の動力伝達機構を示す図。 別の従来例の動力伝達機構を示す図。 さらに別の従来例の動力伝達機構を示す図。 図8の従来例を動作を説明する図。
符号の説明
1,11 第1作動ギア
1a 位相合わせ用の歯空き部(凹部)
1b,2b,3b 標準歯
2,12 第2作動ギア
3,14 中間ギア
3a,11a 位相合わせ用の厚歯(凸部)
3c 歯溝部
4 駆動入力ギア
13 第3作動ギア
15 作動ラック
21 入力ギア
21a,23a 位相合わせ用の厚歯(凸部)
22a 位相合わせ用の歯空き部(凹部)
21b,22b,23b フランジ板(円板)
21c フランジ半径
22 揺動ギア
23 作動ギア
24 アーム

Claims (6)

  1. 組立時に位相合わせを必要とする複数の作動ギアを有し、それら複数の作動ギアのすべてに噛合する中間ギアを有する動力伝達機構において、
    前記複数の作動ギアのそれぞれ位相位置に対応する前記中間ギアの標準歯列の一部に、位相合わせするための凹部または凸部が少なくとも前記作動ギアに相当する数だけ設けられ、また、
    前記複数の作動ギアにはそれぞれ個々の標準歯列の一部に前記中間ギアの凹部または凸部に対をなして係合する凸部または凹部が設けられてなっていることを特徴とする動力伝達機構。
  2. 前記複数の作動ギアにそれぞれ前記凹部を設けた場合は、その凹部に対をなして係合する凸部を前記中間ギアに設けて、前記凹部は標準歯の1つ以上の歯形分を取り除いたスペースを有する歯空き部として形成され、また前記凸部は標準歯の1つ以上の大きさを有する厚歯として形成されていることを特徴とする請求項1に記載の動力伝達機構。
  3. 前記複数の作動ギアと前記中間ギアのいずれか1つに噛合して直線動作する作動ラックを有し、前記作動ラックの標準歯列の一部に前記凹部または前記凸部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の動力伝達機構。
  4. 組立時に位相合わせを必要とする複数の作動ギアを有し、それら複数の作動ギアのすべてに噛合する中間ギアを有する動力伝達機構において、
    前記複数の作動ギアと前記中間ギアのすべての同軸上にそれら個々の歯先円直径よりも小さい直径を有する円板が設けられ、
    前記作動ギアの1つである第1作動ギアおよび前記中間ギアに設けた前記円板どうしが外周で転がり接触し、位相合わせのためにそれら一方の円板に凹部を設けた場合は他方の円板に凸部を設けて係合可能となっているとともに、前記第1作動ギアと前記中間ギアはそれらのギア軸心でつなぎ部材によって連結され、
    前記作動ギアの1つである第2作動ギアの前記円板に、少なくとも1つの凸部がその第2作動ギアの標準歯列の歯先円よりも大きく突出して設けられて、前記中間ギアの円板に凹部が設けられている場合はその凹部に対をなして係合可能となっていることを特徴とする動力伝達機構。
  5. 前記第1作動ギアが回転駆動源から出力された回転動力を受ける入力ギアとして機能する場合は、その入力ギアの軸心を中心に前記つなぎ部材を介して前記中間ギアは揺動ギアとして揺動可能となっており、その揺動ギアの円板に設けた前記凹部に前記第2作動ギアの円板に設けた前記凸部が対をなして係合可能となっていることを特徴とする請求項4に記載の動力伝達機構。
  6. 組立時に位相合わせを必要とするn個の作動ギアを有し、それらn個の作動ギアのすべてに噛合する中間ギアを有する動力伝達機構において、
    前記n個の作動ギアの各ギア軸心と前記中間ギアのギア軸心とを結ぶ線が成す角度のうちで最小角度がα°であるとき、前記n個の作動ギアの各ピッチ円直径d(n)と、前記中間ギアのピッチ円直径d(j)とは、d(n)=〔d(j)×α/(360×N2)〕×N1であり、かつ前記中間ギアの標準歯列の一部に少なくとも360×N2/αで等分した個所に位相合わせをするための凹部または凸部が設けられ、また前記n個の作動ギアのそれぞれ標準歯列の一部に前記中間ギア側の凹部または凸部に係合する凸部または凹部が設けられてなっていることを特徴とする動力伝達機構。
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