JPH10267602A - 歯付ベルトの歯溝深さ測定器 - Google Patents

歯付ベルトの歯溝深さ測定器

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JPH10267602A
JPH10267602A JP9087396A JP8739697A JPH10267602A JP H10267602 A JPH10267602 A JP H10267602A JP 9087396 A JP9087396 A JP 9087396A JP 8739697 A JP8739697 A JP 8739697A JP H10267602 A JPH10267602 A JP H10267602A
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JP
Japan
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tooth
measuring
toothed belt
base surface
depth
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Pending
Application number
JP9087396A
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English (en)
Inventor
Masayuki Tanaka
正行 田中
Toru Yamashita
亨 山下
Hideaki Tanaka
秀明 田中
Hiroyuki Nishio
裕之 西尾
Akihiko Motozaki
昭彦 本▲崎▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsuboshi Belting Ltd
Original Assignee
Mitsuboshi Belting Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsuboshi Belting Ltd filed Critical Mitsuboshi Belting Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 測定者の慣れをあまり必要とせず、しかも短
時間できわめて容易に測定を行うことができる測定器を
提供する。 【解決手段】 隣り合う歯部12、13の両歯先にまた
がって当接する基面2を含む測定器本体3と該測定器本
体3内部の貫通孔4に測定ピン5を配置し、測定ピン5
は基面2から突出動するよう構成された歯溝深さ測定器
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は製造された歯付ベル
トの検査等に用いられる歯付ベルトの歯溝深さ測定器に
係わり、詳しくは、極めて簡単に測定を行うことができ
る測定器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】歯付ベルトを製造したときに、そのベル
トが設計どおりの寸法に入っているかどうかを検査する
作業の一つとして歯部の高さが確認される。歯付ベルト
の歯部高さの測定は、ノギスを用いてベルトの歯部のあ
る部分のベルト厚みと歯溝の部分のベルト厚みを測定
し、それらの差を求めることによって算出することがで
きる。しかし、歯ピッチが2mm以下であるような極め
て小さい歯付ベルトの場合、ノギスを歯溝に挿入して測
定することが困難な場合もあり、前記のようなノギスを
用いた測定を行うことができないことがあった。そこ
で、輪郭形状測定器を用いて、形状の測定から歯の高さ
を算出するといった方法が可能である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなノギスを
用いる方法では、歯の高さを算出する場合に歯部のある
部分と歯溝の部分の2ヵ所の測定を行わなければなら
ず、検査に時間を要するという問題があった。また、輪
郭形状測定器を用いての測定も、形状を測定する工程に
時間がかかり、一本のベルトの検査を行う時間を長引か
せるという問題がある。また、この方法では、測定者に
慣れを必要とするところがあり、測定者の習熟度によっ
て測定値にばらつきがでたり、測定法を習熟するまでに
一定期間を要するという欠点があった。
【0004】そこで、本発明は上述のような従来方法の
問題に着目し、その改善を図ったものであり、歯溝の深
さを測定するかたちで歯部高さの寸法精度を確認するこ
ととし、その測定器として、きわめて簡単に歯付ベルト
の歯溝深さの測定が測定者によるばらつきを生じること
なく行えるとともに、測定者の慣れもさほど必要としな
い歯付ベルトの歯溝深さ測定器の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために本発明では、請求項1においてはベルト長手方
向に所定ピッチで歯部を形成した歯付ベルトの歯溝深さ
の測定する測定器において、少なくとも隣り合う二つの
歯部の両歯先に当接する基面と、該基面から基面に対し
て垂直方向に突出動することによって前記二つの歯部間
にある歯底に当接させることのできる測定ピンと、測定
ピンの基面からの突出量を表示する表示手段からなるこ
とを特徴とする。
【0006】このような構成を採ることによって、歯付
ベルトの歯部側にあてがい、測定ピンを突出させるだけ
で歯溝深さの測定を行うことができるので、測定者の慣
れをあまり必要とせず、しかも短時間できわめて容易に
測定を行うことができる。
【0007】また請求項2では、べルト長手方向に所定
ピッチで歯部を形成した歯付ベルトの歯溝深さを測定す
る測定器において、少なくとも隣り合う二つの歯部の両
歯先に当接する基面と、該基面に対して垂直方向であっ
て予め測定する歯溝深さよりも余分に突出しているとと
もに、前記二つの歯部間にある歯底に当接させて押圧す
ることにより窄動することができる測定ピンと、測定ピ
ンの基面からの突出量を表示する表示手段からなること
を特徴とする。
【0008】このような構成を採ることによって、歯付
ベルトの歯部側にあてがうだけで、測定ピンが歯底に押
されて窄動し歯溝深さの測定を行うことができるので、
測定者の慣れをあまり必要とせず、しかも短時間できわ
めて容易に測定を行うことができる。
【0009】また、請求項3では基面から一体的に延設
された噛合部を、測定する歯溝の隣にある歯溝に噛み合
わせることにより、測定器を位置決めすることができる
よう構成していることによって、歯溝測定時の測定位置
が測定者にかかわらず一定となり、より精度の高い検査
を行うことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明の歯付ベルトの歯溝
深さ測定器1を歯付ベルトにあてがっているところの斜
視図であり、図2は図1のA−A断面図である。
【0011】本発明の歯付ベルトの歯溝深さ測定器1
は、測定する歯付ベルト11の隣り合う二つの歯部1
2、13の両歯先に跨がって当接することのできる基面
2を含む測定器本体3と基面2に対して垂直方向に穿孔
された測定器本体3内部の貫通孔4に測定ピン5を配置
しており、測定ピン5は貫通孔4内を移動できるように
なっており基面2から突出動するよう構成されている。
【0012】また、測定ピン5は、上端に設けた鍔部5
aと測定器本体3に設けた固定片3aとの間にバネ6が
縮設されており、バネの力によって測定ピン5が基面2
から縮む方向に押圧されている。そして、測定器本体に
枢着し揺動可能に取り付けられたレバー7を操作するこ
とによって、レバー7が支点7aを中心に揺動し、作用
点7bが測定ピン5の頭部を押圧し、バネ6の力に反撥
して測定ピン5が突出動させるよう構成している。
【0013】また、測定器本体3に取り付けられたレバ
ー7の操作で測定ピン5が突出した後は、レバー7を放
すことによってバネの力で戻すことができ、次の測定を
行うことができるようになっている。そして、測定器本
体3の上部には前記測定ピン5の動きに連動させたアナ
ログメーターや、電気式のデジタルメーターなどの表示
手段8が取り付けられており、測定ピン5の基面2から
の突出量を表示できるようになっている。
【0014】この測定器1を用いて、歯付ベルトの歯溝
深さを測定する手順は、まず測定器1の基面2を隣り合
う二つの歯部12、13の歯先に当接させて、測定ピン
5がその二つの歯部12、13の間にある歯溝14の略
中央付近に位置するように配置する。そして、レバー7
を操作して測定ピン5を突出動させ、測定ピン5の先端
が歯溝14の歯底に接触させる。
【0015】その時の表示手段8の目盛りまたは数値を
読み取ることによって、歯溝深さDを測定することがで
きる。
【0016】図3は、請求項2の測定器に係わる図2に
相当する断面図である。この歯付ベルトの歯溝深さ測定
器1は、前述の請求項1に係わる測定器とほとんど同じ
構造であるが、測定ピン5が予め測定しようとする歯溝
14の深さよりも余分に突出した状態から基面2側へ縮
む動きである窄動ができるように構成されている。そし
て、測定器本体3に設けた固定片3aと測定ピン5の中
間部に設けた鍔部5aとの間に縮設したバネ6によって
突出する方向に押圧されている。
【0017】歯溝深さを測定する際には、測定ピン5の
先端が歯付ベルト10の歯溝13の略中央付近に当接
し、基面2が両隣の歯部11、12の歯先に接触するよ
うにあてがうだけで、レバー操作なしに測定することが
できる。そして、歯付ベルト11から測定器1を放すこ
とによって、バネ6の力により測定ピン5が元の状態に
戻り次の測定を行うことができる。また表示手段(図示
しない)は、請求項1のものと同様に、測定ピン5の基
面2からの突出量を表示するようにしておく。
【0018】また、検査する歯付ベルトのサイズによっ
て、測定ピン5が最初に突出している長さを変えれるよ
うにしておくことによって、あらゆるサイズの歯付ベル
トの検査を行うことができる。
【0019】次に、図4に示すのは請求項3に係わる歯
付ベルトの歯溝深さ測定器1の図2に相当する断面図で
ある。この測定器1も請求項1に係わる測定器とほとん
ど同じ構成であるが、測定器本体3の基面2から一体的
に延設された噛合部9、10を有している。歯溝14の
深さを測定する際に、基面2を歯部12、13にあてが
うが、その際に前記噛合部9、10を両隣の歯溝15、
16に噛み合わせることによって、測定器1の位置決め
をすることができる。
【0020】そうすることによって、測定者が代わった
り、測定者の慣れの度合いにかかわらず、測定ピン5が
必ず歯溝14の同じ場所に当接することになるので、測
定者の違いによるばらつきや、測定誤差が生じにくくな
るという利点をもっている。
【0021】
【発明の効果】以上のように、本発明では、請求項1に
おいてはベルト長手方向に所定ピッチで歯部を形成した
歯付ベルトの歯溝深さの測定する測定器において、少な
くとも隣り合う二つの歯部の両歯先に当接する基面と、
該基面から基面に対して垂直方向に突出動することによ
って前記二つの歯部間にある歯底に当接させることので
きる測定ピンと、測定ピンの基面からの突出量を表示す
る表示手段からなることを特徴とする。
【0022】このような構成を採ることによって、歯付
ベルトの歯部側にあてがい、測定ピンを突出させるだけ
で歯溝深さの測定を行うことができるので、測定者の慣
れをあまり必要とせず、しかも短時間できわめて容易に
測定を行うことができる。
【0023】また請求項2では、べルト長手方向に所定
ピッチで歯部を形成した歯付ベルトの歯溝深さを測定す
る測定器において、少なくとも隣り合う二つの歯部の両
歯先に当接する基面と、該基面に対して垂直方向であっ
て予め測定する歯溝深さよりも余分に突出しているとと
もに、前記二つの歯部間にある歯底に当接させて押圧す
ることにより窄動することができる測定ピンと、測定ピ
ンの基面からの突出量を表示する表示手段からなること
を特徴とする。
【0024】このような構成を採ることによって、歯付
ベルトの歯部側にあてがうだけで、測定ピンが歯底に押
されて窄動し歯溝深さの測定を行うことができるので、
測定者の慣れをあまり必要とせず、しかも短時間できわ
めて容易に測定を行うことができる。
【0025】また、請求項3では基面から一体的に延設
された噛合部を、測定する歯溝の隣にある歯溝に噛み合
わせることにより、測定器を位置決めすることができる
よう構成していることによって、歯溝測定時の測定位置
が測定者にかかわらず一定となり、より精度の高い検査
を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1にかかわる歯付ベルトの歯溝深さ測定
器を歯付ベルトにあてがっているところの斜視図であ
る。
【図2】図1におけるA−A断面図である。
【図3】請求項2に係わる歯付ベルトの歯溝深さ測定器
を歯付ベルトにあてがっているところの図2に相当する
断面図である。
【図4】請求項3に係わる歯付ベルトの歯溝深さ測定器
を歯付ベルトにあてがっているところの図2に相当する
断面図である。
【符号の説明】 1 歯付ベルトの歯溝深さ測定器 2 基面 3 測定器本体 4 貫通孔 5 測定ピン 6 バネ 7 レバー 8 表示手段 10 歯付ベルト 11 歯部 12 歯部 13 歯溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西尾 裕之 神戸市長田区浜添通4丁目1番21号 三ツ 星ベルト株式会社内 (72)発明者 本▲崎▼ 昭彦 神戸市長田区浜添通4丁目1番21号 三ツ 星ベルト株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベルト長手方向に所定ピッチで歯部を形
    成した歯付ベルトの歯溝深さの測定する測定器におい
    て、少なくとも隣り合う二つの歯部の両歯先に当接する
    基面と、該基面から基面に対して垂直方向に突出動する
    ことによって前記二つの歯部間にある歯底に当接させる
    ことのできる測定ピンと、測定ピンの基面からの突出量
    を表示する表示手段からなることを特徴とする歯付ベル
    トの歯溝深さ測定器。
  2. 【請求項2】 ベルト長手方向に所定ピッチで歯部を形
    成した歯付ベルトの歯溝深さを測定する測定器におい
    て、少なくとも隣り合う二つの歯部の両歯先に当接する
    基面と、該基面に対して垂直方向であって予め測定する
    歯溝深さよりも余分に突出しているとともに、前記二つ
    の歯部間にある歯底に当接させて押圧することにより窄
    動することができる測定ピンと、測定ピンの基面からの
    突出量を表示する表示手段からなることを特徴とする歯
    付ベルトの歯溝深さ測定器。
  3. 【請求項3】 基面から一体的に延設された噛合部を、
    測定する歯溝の隣にある歯溝に噛み合わせることによ
    り、測定器を位置決めすることができるよう構成した請
    求項1または2記載の歯付ベルトの歯溝深さ測定器。
JP9087396A 1997-03-21 1997-03-21 歯付ベルトの歯溝深さ測定器 Pending JPH10267602A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009280072A (ja) * 2008-05-22 2009-12-03 Star Techno Co Ltd エアバックティアライン形成方法における基準データ補正方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009280072A (ja) * 2008-05-22 2009-12-03 Star Techno Co Ltd エアバックティアライン形成方法における基準データ補正方法

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