JPH08110201A - スクリュ径測定用治具及びスクリュ径測定装置 - Google Patents
スクリュ径測定用治具及びスクリュ径測定装置Info
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- JPH08110201A JPH08110201A JP24608894A JP24608894A JPH08110201A JP H08110201 A JPH08110201 A JP H08110201A JP 24608894 A JP24608894 A JP 24608894A JP 24608894 A JP24608894 A JP 24608894A JP H08110201 A JPH08110201 A JP H08110201A
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- screw
- measurement
- measured
- diameter
- jig
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 測定作業に当たって格別な熟練度を要せず、
被測定スクリュに対する位置関係を正確に保ち、測定の
安定性を高めかつ作業性を良好にし、高い精度のスクリ
ュ径の測定を行えるスクリュ径測定用治具を測定装置を
提供する。 【構成】 互いに直交する底部1aの基準底面1Aと側
部1bの基準側面1Bとが、両基準面に径を測定すべき
スクリュ10が沿わされたとき、その外周の螺旋状の山
部10bの1ピッチ離れた2点がそれぞれ当接されうる
長さをもつ。ゲージ取付部1cには、測定子2b1 が基
準底面1Aに対して直交するように下降され、測定軸線
Xがスクリュの軸心Yと直交するように、ダイヤルゲー
ジ2が取り付けられる。径の異なるスクリュに応じて基
準側面或いはダイヤルゲージが移動されるようになって
いる。
被測定スクリュに対する位置関係を正確に保ち、測定の
安定性を高めかつ作業性を良好にし、高い精度のスクリ
ュ径の測定を行えるスクリュ径測定用治具を測定装置を
提供する。 【構成】 互いに直交する底部1aの基準底面1Aと側
部1bの基準側面1Bとが、両基準面に径を測定すべき
スクリュ10が沿わされたとき、その外周の螺旋状の山
部10bの1ピッチ離れた2点がそれぞれ当接されうる
長さをもつ。ゲージ取付部1cには、測定子2b1 が基
準底面1Aに対して直交するように下降され、測定軸線
Xがスクリュの軸心Yと直交するように、ダイヤルゲー
ジ2が取り付けられる。径の異なるスクリュに応じて基
準側面或いはダイヤルゲージが移動されるようになって
いる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、射出成形機、押出し機
等に用いられるスクリュの外径を測定するスクリュ径測
定用治具及びスクリュ径測定装置に関するものである。
等に用いられるスクリュの外径を測定するスクリュ径測
定用治具及びスクリュ径測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】射出成形機、押出し機等においては、こ
れら加工機自体の保守のため及び加工される製品の品質
維持のため、そのスクリュの山部と谷部の直径を定期的
に測定して、スクリュの磨耗の程度を把握する必要があ
る。このスクリュ径の測定にあたっては、マイクロメー
タ、ダイヤルゲージ等の測定器具が適宜用いられ、図9
及び図10に、マイクロメータを用いた従来の測定例を
示す。
れら加工機自体の保守のため及び加工される製品の品質
維持のため、そのスクリュの山部と谷部の直径を定期的
に測定して、スクリュの磨耗の程度を把握する必要があ
る。このスクリュ径の測定にあたっては、マイクロメー
タ、ダイヤルゲージ等の測定器具が適宜用いられ、図9
及び図10に、マイクロメータを用いた従来の測定例を
示す。
【0003】同図において、マイクロメータ11は、測
定時に被測定物である被測定スクリュ10を回避するよ
うに略U字状に形成されたフレーム12の両端の互いに
対向する部位の一方に基準当接点となるアンビル12a
が、そして他方に計測部13がそれぞれ設けられ、計測
部13は基準当接点の法線上を移動可能なスピンドル1
3aとこのスピンドル13aを移動させる操作部として
のラチェット13bとを有し、ラチェット13bの回転
操作によって進退移動するスピンドル13aの先端とア
ンビル12aとの間の間隔を図示しない目盛によって読
み取ることができるようになっていて、スピンドル13
aの先端とアンビル12aとの間に被測定スクリュ10
を挟むことによって寸法を測定することができる。な
お、ラチェット13bはスピンドル13aが被測定スク
リュ10に当接する圧力を調整できるようになってい
る。
定時に被測定物である被測定スクリュ10を回避するよ
うに略U字状に形成されたフレーム12の両端の互いに
対向する部位の一方に基準当接点となるアンビル12a
が、そして他方に計測部13がそれぞれ設けられ、計測
部13は基準当接点の法線上を移動可能なスピンドル1
3aとこのスピンドル13aを移動させる操作部として
のラチェット13bとを有し、ラチェット13bの回転
操作によって進退移動するスピンドル13aの先端とア
ンビル12aとの間の間隔を図示しない目盛によって読
み取ることができるようになっていて、スピンドル13
aの先端とアンビル12aとの間に被測定スクリュ10
を挟むことによって寸法を測定することができる。な
お、ラチェット13bはスピンドル13aが被測定スク
リュ10に当接する圧力を調整できるようになってい
る。
【0004】このようなマイクロメータ11を使用して
スクリュ10の直径を測定する場合、スピンドル13a
の先端とアンビル12aとを結ぶ測定軸線Xが被測定ス
クリュ10の軸心Yと直交するように保持しなければ、
スクリュ10の直径を正確に測定したことにならない。
スクリュ10の谷部10aの直径を測定する場合には、
スピンドル13aの先端とアンビル12aとを谷部10
aに直接当接させることができるが、スクリュ10の山
部10bの直径を測定する場合には、螺旋状に形成され
ている山部10bの幅が狭いため、スピンドル13a又
はアンビル12aの一方は山部10bに当接させること
はできても、他方は山部10bに当接させることができ
ない。
スクリュ10の直径を測定する場合、スピンドル13a
の先端とアンビル12aとを結ぶ測定軸線Xが被測定ス
クリュ10の軸心Yと直交するように保持しなければ、
スクリュ10の直径を正確に測定したことにならない。
スクリュ10の谷部10aの直径を測定する場合には、
スピンドル13aの先端とアンビル12aとを谷部10
aに直接当接させることができるが、スクリュ10の山
部10bの直径を測定する場合には、螺旋状に形成され
ている山部10bの幅が狭いため、スピンドル13a又
はアンビル12aの一方は山部10bに当接させること
はできても、他方は山部10bに当接させることができ
ない。
【0005】そこで、スクリュ10の山部10bの直径
を測定する場合には、補助材としての角柱型のゲージブ
ロック14を、2つの山部10bを跨ぎ、スクリュ10
の軸心Yに沿い、かつスピンドル13aの先端とアンビ
ル12aとを結ぶ測定軸線Xがゲージブロック14の面
に対して垂直となるように倣わせ、このゲージブロック
14を介してスクリュ10の山部10bを挟むようにし
ている。
を測定する場合には、補助材としての角柱型のゲージブ
ロック14を、2つの山部10bを跨ぎ、スクリュ10
の軸心Yに沿い、かつスピンドル13aの先端とアンビ
ル12aとを結ぶ測定軸線Xがゲージブロック14の面
に対して垂直となるように倣わせ、このゲージブロック
14を介してスクリュ10の山部10bを挟むようにし
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の例では、スクリュ10の外径を測定するに当たって、
被測定スクリュ10、マイクロメータ11及びゲージブ
ロック14の相互位置関係が位置決めされ、スピンドル
13aの先端とアンビル12aとを結ぶ測定線が被測定
スクリュ10の軸心に垂直に交わり、ゲージブロック1
4が被測定スクリュ10の軸心Yと平行で、ゲージブロ
ック14の面に対して垂直となるようにされないと、測
定精度が低下するという問題があった。
の例では、スクリュ10の外径を測定するに当たって、
被測定スクリュ10、マイクロメータ11及びゲージブ
ロック14の相互位置関係が位置決めされ、スピンドル
13aの先端とアンビル12aとを結ぶ測定線が被測定
スクリュ10の軸心に垂直に交わり、ゲージブロック1
4が被測定スクリュ10の軸心Yと平行で、ゲージブロ
ック14の面に対して垂直となるようにされないと、測
定精度が低下するという問題があった。
【0007】また、射出成形機、押出し機等に用いられ
るスクリュ10は一般に重量物であるため、通常据え置
いたまま外径測定を行うが、この場合、マイクロメータ
11のアンビル12a及びゲージブロック14を測定作
業者が一方の手を使って被測定スクリュの測定位置に当
接させ、もう一方の手を使って測定部13のラチェット
13bを回転操作して、スピンドル13aを一定圧力で
被測定スクリュ10の外周に当接させるようにする。
るスクリュ10は一般に重量物であるため、通常据え置
いたまま外径測定を行うが、この場合、マイクロメータ
11のアンビル12a及びゲージブロック14を測定作
業者が一方の手を使って被測定スクリュの測定位置に当
接させ、もう一方の手を使って測定部13のラチェット
13bを回転操作して、スピンドル13aを一定圧力で
被測定スクリュ10の外周に当接させるようにする。
【0008】しかし、被測定スクリュ10へのゲージブ
ロック14及びゲージブロック14へのアンビル12a
の当接作業と、被測定スクリュ10へのスピンドル13
aの当接作業とを、別々の手で行わなければならないこ
とから、被測定スクリュ10、マイクロメータ11及び
ゲージブロック14の三者間の相互位置関係を正確に保
ちながら測定を行うことは極めて困難で、結果的には測
定の精度が損なわれる他、測定に際して高度の熟練度を
要するなどの問題があった。
ロック14及びゲージブロック14へのアンビル12a
の当接作業と、被測定スクリュ10へのスピンドル13
aの当接作業とを、別々の手で行わなければならないこ
とから、被測定スクリュ10、マイクロメータ11及び
ゲージブロック14の三者間の相互位置関係を正確に保
ちながら測定を行うことは極めて困難で、結果的には測
定の精度が損なわれる他、測定に際して高度の熟練度を
要するなどの問題があった。
【0009】よって本発明は、上述した従来の問題点に
鑑み、測定作業に当たって格別な熟練度を要することな
く、被測定スクリュに対する位置関係を正確に保つこと
ができるようにして、測定の安定性を高めかつ作業性を
良好にするに適したスクリュ径測定用治具を提供するこ
とを目的としている。
鑑み、測定作業に当たって格別な熟練度を要することな
く、被測定スクリュに対する位置関係を正確に保つこと
ができるようにして、測定の安定性を高めかつ作業性を
良好にするに適したスクリュ径測定用治具を提供するこ
とを目的としている。
【0010】本発明はまた、測定作業に当たって格別な
熟練度を要することなく、高い精度のスクリュ径の測定
を行うことのできるスクリュ径測定装置を提供すること
を目的としている。
熟練度を要することなく、高い精度のスクリュ径の測定
を行うことのできるスクリュ径測定装置を提供すること
を目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明により成されたスクリュ径測定用治具は、基準底
面を有する底部と、該底部の基準底面と直交する基準側
面を有する側部と、該側部の上端から前記底部の基準底
面に平行に延長されたゲージ取付部とを備え、前記底部
の基準底面と前記側部の基準側面とは、両基準面に径を
測定すべきスクリュが沿わされたとき、その外周の螺旋
状の山部の1ピッチ離れた2点がそれぞれ当接されうる
長さをもち、前記ゲージ取付部には、測定子が前記基準
底面に対して直交するように下降され、測定軸線が前記
スクリュの軸心と直交するように、ダイヤルゲージが取
り付けられるようになっていることを特徴としている。
本発明により成されたスクリュ径測定用治具は、基準底
面を有する底部と、該底部の基準底面と直交する基準側
面を有する側部と、該側部の上端から前記底部の基準底
面に平行に延長されたゲージ取付部とを備え、前記底部
の基準底面と前記側部の基準側面とは、両基準面に径を
測定すべきスクリュが沿わされたとき、その外周の螺旋
状の山部の1ピッチ離れた2点がそれぞれ当接されうる
長さをもち、前記ゲージ取付部には、測定子が前記基準
底面に対して直交するように下降され、測定軸線が前記
スクリュの軸心と直交するように、ダイヤルゲージが取
り付けられるようになっていることを特徴としている。
【0012】前記測定軸線が前記基準底面に当接される
前記2点間に常時あるように、前記ゲージ取付部が設け
られていることを特徴としている。
前記2点間に常時あるように、前記ゲージ取付部が設け
られていることを特徴としている。
【0013】前記測定軸線から前記基準底面の両端まで
の長さをL1 ,L2 としたとき、 L1 =(P+T)/2 L2 =1.5(P−T) (Pは測定すべきスクリュのピッチ、Tは前記山部の
幅)となるように、前記ゲージ取付部が設けられている
ことを特徴としている。
の長さをL1 ,L2 としたとき、 L1 =(P+T)/2 L2 =1.5(P−T) (Pは測定すべきスクリュのピッチ、Tは前記山部の
幅)となるように、前記ゲージ取付部が設けられている
ことを特徴としている。
【0014】前記側部には、径を測定すべきスクリュの
径に応じて側部の基準側面に代わる新しい基準側面を形
成するスペーサが着脱自在に設けられるようになってい
ることを特徴としている。
径に応じて側部の基準側面に代わる新しい基準側面を形
成するスペーサが着脱自在に設けられるようになってい
ることを特徴としている。
【0015】前記ゲージ取付部には、径を測定すべきス
クリュの径に応じて前記測定軸線が移動調節できるよう
に、ダイヤルゲージが取り付けられるようになっている
ことを特徴としている。
クリュの径に応じて前記測定軸線が移動調節できるよう
に、ダイヤルゲージが取り付けられるようになっている
ことを特徴としている。
【0016】上記目的を達成するため本発明により成さ
れたスクリュ径測定装置は、前記スクリュ径測定用治具
と、該スクリュ径測定用治具の前記ゲージ取付部に、測
定子が前記基準底面に対して直交するように下降され、
測定軸線が前記スクリュの軸心と直交するように取り付
けられたダイヤルゲージとを具備することを特徴として
いる。
れたスクリュ径測定装置は、前記スクリュ径測定用治具
と、該スクリュ径測定用治具の前記ゲージ取付部に、測
定子が前記基準底面に対して直交するように下降され、
測定軸線が前記スクリュの軸心と直交するように取り付
けられたダイヤルゲージとを具備することを特徴として
いる。
【0017】
【作用】上記構成によれば、底部の基準底面と側部の基
準側面とに径を測定すべきスクリュが沿わされたとき、
その外周の螺旋状の山部の1ピッチ離れた2点がそれぞ
れ当接されるようになっており、またゲージ取付部に
は、測定子が基準底面に対して直交するように下降さ
れ、測定軸線がスクリュの軸心と直交するように、ダイ
ヤルゲージが取り付けられるようになっているので、こ
のスクリュ径測定用治具にダイヤルゲージを取り付けて
使用することによって、測定作業者は被測定スクリュに
対するダイヤルゲージの位置関係を正確に保ちながら測
定を行うことが極めて簡単に行える。
準側面とに径を測定すべきスクリュが沿わされたとき、
その外周の螺旋状の山部の1ピッチ離れた2点がそれぞ
れ当接されるようになっており、またゲージ取付部に
は、測定子が基準底面に対して直交するように下降さ
れ、測定軸線がスクリュの軸心と直交するように、ダイ
ヤルゲージが取り付けられるようになっているので、こ
のスクリュ径測定用治具にダイヤルゲージを取り付けて
使用することによって、測定作業者は被測定スクリュに
対するダイヤルゲージの位置関係を正確に保ちながら測
定を行うことが極めて簡単に行える。
【0018】また、測定軸線が基準底面に当接される2
点間に常時存在するようにゲージ取付部が設けられてい
るので、被測定スクリュに対するダイヤルゲージの位置
関係がより安定したものとなる。
点間に常時存在するようにゲージ取付部が設けられてい
るので、被測定スクリュに対するダイヤルゲージの位置
関係がより安定したものとなる。
【0019】特に、測定軸線から基準底面の両端までの
長さをL1 ,L2 としたとき、 L1 =(P+T)/2 L2 =1.5(P−T) (Pは測定すべきスクリュ(10)のピッチ、Tは前記
山部(10b)の幅)となるようにゲージ取付部が設け
られているので、被測定スクリュの軸心方向の多数の点
で測定が行われる場合でも、計測値の連続性が保証され
る。
長さをL1 ,L2 としたとき、 L1 =(P+T)/2 L2 =1.5(P−T) (Pは測定すべきスクリュ(10)のピッチ、Tは前記
山部(10b)の幅)となるようにゲージ取付部が設け
られているので、被測定スクリュの軸心方向の多数の点
で測定が行われる場合でも、計測値の連続性が保証され
る。
【0020】前記側部には、径を測定すべきスクリュの
径に応じて側部の基準側面に代わる新しい基準側面を形
成するスペーサが着脱自在に設けられるようになってい
るので、径の異なるスクリュの測定に共用できるように
なる。
径に応じて側部の基準側面に代わる新しい基準側面を形
成するスペーサが着脱自在に設けられるようになってい
るので、径の異なるスクリュの測定に共用できるように
なる。
【0021】また、ゲージ取付部には、径を測定すべき
スクリュの径に応じて測定軸線が移動調節できるよう
に、ダイアルゲージが取り付けられるようになっている
ので、径の異なるスクリュの測定に共用できるようにな
る。
スクリュの径に応じて測定軸線が移動調節できるよう
に、ダイアルゲージが取り付けられるようになっている
ので、径の異なるスクリュの測定に共用できるようにな
る。
【0022】上記スクリュ径測定用治具のゲージ取付部
に、測定子が基準底面に対して直交するように下降さ
れ、測定軸線がスクリュの軸心と直交するようにダイヤ
ルゲージが取り付けられているので、測定作業者はスク
リュ径測定用治具に被測定スクリュをセットしてダイヤ
ルゲージの測定子をスクリュに当接するだけで、被測定
スクリュに対するダイヤルゲージの位置関係を正確に保
ちながら測定を行うことが極めて簡単に行える。
に、測定子が基準底面に対して直交するように下降さ
れ、測定軸線がスクリュの軸心と直交するようにダイヤ
ルゲージが取り付けられているので、測定作業者はスク
リュ径測定用治具に被測定スクリュをセットしてダイヤ
ルゲージの測定子をスクリュに当接するだけで、被測定
スクリュに対するダイヤルゲージの位置関係を正確に保
ちながら測定を行うことが極めて簡単に行える。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1及び図2は本発明によるスクリュ径測定装置
の一実施例をそれぞれ示す正面図及び側面図であり、こ
れらの図において、スクリュ径測定装置はスクリュ径測
定用治具1とダイヤルゲージ2とからなる。スクリュ径
測定用治具1は側面コの字状をなし、基準底面1Aを有
する底部1aと、基準側面1Bを有する側部1bと、ダ
イヤルゲージ2が取り付けられるゲージ取付部1cとか
ら構成されている。基準底面1Aと基準側面1Bとは互
いに直交しており、ゲージ取付部1cは側部1bの上端
から底部1aの基準底面1Aに平行に延長されている。
する。図1及び図2は本発明によるスクリュ径測定装置
の一実施例をそれぞれ示す正面図及び側面図であり、こ
れらの図において、スクリュ径測定装置はスクリュ径測
定用治具1とダイヤルゲージ2とからなる。スクリュ径
測定用治具1は側面コの字状をなし、基準底面1Aを有
する底部1aと、基準側面1Bを有する側部1bと、ダ
イヤルゲージ2が取り付けられるゲージ取付部1cとか
ら構成されている。基準底面1Aと基準側面1Bとは互
いに直交しており、ゲージ取付部1cは側部1bの上端
から底部1aの基準底面1Aに平行に延長されている。
【0024】ゲージ取付部1cに取付ネジ1dにより取
り付けられたダイヤルゲージ2は、測定量をデジタル表
示する表示部2a1 と、原点リセットボタン2a2 と、
ゼロセットボタン2a3 と、原点復帰ボタン2a4 と、
プリセットボタン2a5 とを有する本体2aと、この本
体2aから進退移動するスピンドル2bと、このスピン
ドル2bを測定軸線Xに沿って進退させるレリーズ2c
とによって構成されている。スピンドル2bは常時は後
退状態にあり、レリーズ2cのボタン2c1 の押圧操作
によって測定軸線Xの方向に進出移動され、その先端に
はスピンドル2bの進出移動によって被測定物の表面に
当接される測定子としてのブレード型測定子2b1 が設
けられている。ブレード型測定子2b1 は、基準底面1
Aに平行な長方形をなし、その長辺aがゲージ取付部1
cの延長方向、短辺bがこれと直交する方向となってい
る測定面2Bを有する。
り付けられたダイヤルゲージ2は、測定量をデジタル表
示する表示部2a1 と、原点リセットボタン2a2 と、
ゼロセットボタン2a3 と、原点復帰ボタン2a4 と、
プリセットボタン2a5 とを有する本体2aと、この本
体2aから進退移動するスピンドル2bと、このスピン
ドル2bを測定軸線Xに沿って進退させるレリーズ2c
とによって構成されている。スピンドル2bは常時は後
退状態にあり、レリーズ2cのボタン2c1 の押圧操作
によって測定軸線Xの方向に進出移動され、その先端に
はスピンドル2bの進出移動によって被測定物の表面に
当接される測定子としてのブレード型測定子2b1 が設
けられている。ブレード型測定子2b1 は、基準底面1
Aに平行な長方形をなし、その長辺aがゲージ取付部1
cの延長方向、短辺bがこれと直交する方向となってい
る測定面2Bを有する。
【0025】互いに直交している上記基準底面1Aと基
準側面1Bは、その直交線の方向とスクリュ10の軸心
Yを一致させてこれらにスクリュ10を沿わせたとき、
被測定スクリュ10の隣り合った2個の山部10b,1
0bのみが基準底面1Aと基準側面1Bに当接するよう
に、両面の長さLが L=2P−T となるように選ばれる。ここでP及びTは、図4に示す
ように、それぞれ被測定スクリュ10のスクリュピッチ
及びスクリュの山幅である。
準側面1Bは、その直交線の方向とスクリュ10の軸心
Yを一致させてこれらにスクリュ10を沿わせたとき、
被測定スクリュ10の隣り合った2個の山部10b,1
0bのみが基準底面1Aと基準側面1Bに当接するよう
に、両面の長さLが L=2P−T となるように選ばれる。ここでP及びTは、図4に示す
ように、それぞれ被測定スクリュ10のスクリュピッチ
及びスクリュの山幅である。
【0026】また、図5に示すように、ダイヤルゲージ
2の測定軸線Xからスクリュ径測定用治具1の底部1a
の長手方向の一方の端までの長さをL1 、他方の端まで
の長さをL2 とすると、 L1 =(P+T)/2 L2 =1.5(P−T) (L=L1 +L2 ) となるように選ばれる。
2の測定軸線Xからスクリュ径測定用治具1の底部1a
の長手方向の一方の端までの長さをL1 、他方の端まで
の長さをL2 とすると、 L1 =(P+T)/2 L2 =1.5(P−T) (L=L1 +L2 ) となるように選ばれる。
【0027】このような寸法割付けを選ぶことにより、
被測定スクリュ10の軸心方向の何れの位置において山
部10b、谷部10aの外径を測定する場合でも、スク
リュ径測定用治具1は必ず被測定スクリュ10の隣り合
った2個の山部10b,10bに当接し、かつ一対の山
部に挟まれた谷部の外径はどの部分で測定してもその一
対の山部を基準とした計測値として得られるから、被測
定スクリュ10の軸心方向の多数の点で測定が行われる
場合でも、計測値の再現性と連続性が保証される。ま
た、測定軸線Xが基準底面1Aに当接されるスクリュ1
0の山部10bの2点間に常時存在するようになるの
で、スピンドル2bの先端の測定子2b1 と基準底面1
Aの2点との3点でスクリュ10を挟む形になり、スク
リュ10に対するスクリュ径測定用治具1の固定が安定
し、測定精度の向上が図られる。
被測定スクリュ10の軸心方向の何れの位置において山
部10b、谷部10aの外径を測定する場合でも、スク
リュ径測定用治具1は必ず被測定スクリュ10の隣り合
った2個の山部10b,10bに当接し、かつ一対の山
部に挟まれた谷部の外径はどの部分で測定してもその一
対の山部を基準とした計測値として得られるから、被測
定スクリュ10の軸心方向の多数の点で測定が行われる
場合でも、計測値の再現性と連続性が保証される。ま
た、測定軸線Xが基準底面1Aに当接されるスクリュ1
0の山部10bの2点間に常時存在するようになるの
で、スピンドル2bの先端の測定子2b1 と基準底面1
Aの2点との3点でスクリュ10を挟む形になり、スク
リュ10に対するスクリュ径測定用治具1の固定が安定
し、測定精度の向上が図られる。
【0028】測定にあたっては、まず、既知の寸法の部
材を計測してゼロセットボタン2a 3 の操作によって表
示部2a1 の0点を調整する。続いて、ダイヤルゲージ
2の測定軸線X上に被測定スクリュ10の測定したい箇
所が位置するように、被測定スクリュ10の外周にスク
リュ径測定用治具1の基準底面1Aと基準側面1Bを当
接させる。このとき、基準底面1Aと基準側面1Bの長
手方向が上記の寸法に選ばれているので、基準底面1A
と基準側面1Bには、被測定スクリュ10の隣り合った
2個の山部10b,10bのみに必ず当接し、スクリュ
径測定用治具1とスクリュ10との相互位置関係が正確
に固定される。
材を計測してゼロセットボタン2a 3 の操作によって表
示部2a1 の0点を調整する。続いて、ダイヤルゲージ
2の測定軸線X上に被測定スクリュ10の測定したい箇
所が位置するように、被測定スクリュ10の外周にスク
リュ径測定用治具1の基準底面1Aと基準側面1Bを当
接させる。このとき、基準底面1Aと基準側面1Bの長
手方向が上記の寸法に選ばれているので、基準底面1A
と基準側面1Bには、被測定スクリュ10の隣り合った
2個の山部10b,10bのみに必ず当接し、スクリュ
径測定用治具1とスクリュ10との相互位置関係が正確
に固定される。
【0029】続いて、レリーズ2cのボタン2c1 を押
してスピンドル2bを基準底面1A方向に移動させて、
ブレード型測定子2b1 の測定面2Bをスクリュ10の
外周の測定すべき箇所(谷部10a又は山部10b)に
当接させる。このとき、スクリュ10の寸法ばらつき等
により、スクリュ10の軸心Yが測定軸線Xから基準側
面1Bと垂直な方向に多少ずれていたとしても、その範
囲がブレード型測定子2b1 の長辺aの範囲内にあれば
測定すべき箇所に測定面2Bが当接される。
してスピンドル2bを基準底面1A方向に移動させて、
ブレード型測定子2b1 の測定面2Bをスクリュ10の
外周の測定すべき箇所(谷部10a又は山部10b)に
当接させる。このとき、スクリュ10の寸法ばらつき等
により、スクリュ10の軸心Yが測定軸線Xから基準側
面1Bと垂直な方向に多少ずれていたとしても、その範
囲がブレード型測定子2b1 の長辺aの範囲内にあれば
測定すべき箇所に測定面2Bが当接される。
【0030】上述のようにして被測定スクリュ10の外
周にスピンドル2bのブレード型測定子2b1 を当接さ
せると、0点調整時の寸法に対する差が正負の表示と共
に表示部2a1 に表示される。よって、求める被測定ス
クリュ10の外径は、0点調整時の寸法に表示部2a1
表示値を加算することにより得られる。
周にスピンドル2bのブレード型測定子2b1 を当接さ
せると、0点調整時の寸法に対する差が正負の表示と共
に表示部2a1 に表示される。よって、求める被測定ス
クリュ10の外径は、0点調整時の寸法に表示部2a1
表示値を加算することにより得られる。
【0031】上述した実施例においては、ダイヤルゲー
ジ2と被測定スクリュ10との相対位置決めをするため
のスクリュ径測定用治具1がダイヤルゲージ2と共にス
クリュ径測定装置として一体に構成されるから、測定作
業者が一方の手でスクリュ径測定装置を持って、被測定
スクリュ11の2つの山部10b,10bが基準底面1
Aと基準側面1Bに倣うように測定位置にあてがうだけ
で、ダイヤルゲージ2の測定軸線Xが被測定スクリュ1
0の軸心Yに対して垂直にこれと交わるという外径測定
に必要な位置決めの条件が極めて容易に達成される。
ジ2と被測定スクリュ10との相対位置決めをするため
のスクリュ径測定用治具1がダイヤルゲージ2と共にス
クリュ径測定装置として一体に構成されるから、測定作
業者が一方の手でスクリュ径測定装置を持って、被測定
スクリュ11の2つの山部10b,10bが基準底面1
Aと基準側面1Bに倣うように測定位置にあてがうだけ
で、ダイヤルゲージ2の測定軸線Xが被測定スクリュ1
0の軸心Yに対して垂直にこれと交わるという外径測定
に必要な位置決めの条件が極めて容易に達成される。
【0032】上述した実施例では、一種類のスクリュの
外径測定に適用されるスクリュ径測定装置の場合につい
て説明したが、各種の寸法のスクリュの外径測定に共用
できるようにするには、以下に説明するように変形すれ
ばよい。
外径測定に適用されるスクリュ径測定装置の場合につい
て説明したが、各種の寸法のスクリュの外径測定に共用
できるようにするには、以下に説明するように変形すれ
ばよい。
【0033】まず、ダイヤルゲージ2のスピンドル2b
の進退ストロークが十分に大きい場合には、小さな外径
のスクリュの外径を測定するためには、図6に示すよう
に、治具1のゲージ取付部1cへのダイヤルゲージ2の
取り付け方を具体的に示していないが、各種の寸法のス
クリュの外径測定に共用できるようにするには、測定す
るスクリュ10の外径に合わせて適宜な厚さを有するス
ペーサ6をスクリュ径測定用治具1の基準側面1Bに図
示しない手段によって着脱自在に取り付け、基準側面1
Bに代わる新たな基準側面1B′を形成し、ダイヤルゲ
ージ2のスピンドル2bが進退する測定軸線Xが被測定
スクリュ10′の軸心Yに対して垂直にこれと交わるよ
うにすればよい。
の進退ストロークが十分に大きい場合には、小さな外径
のスクリュの外径を測定するためには、図6に示すよう
に、治具1のゲージ取付部1cへのダイヤルゲージ2の
取り付け方を具体的に示していないが、各種の寸法のス
クリュの外径測定に共用できるようにするには、測定す
るスクリュ10の外径に合わせて適宜な厚さを有するス
ペーサ6をスクリュ径測定用治具1の基準側面1Bに図
示しない手段によって着脱自在に取り付け、基準側面1
Bに代わる新たな基準側面1B′を形成し、ダイヤルゲ
ージ2のスピンドル2bが進退する測定軸線Xが被測定
スクリュ10′の軸心Yに対して垂直にこれと交わるよ
うにすればよい。
【0034】また、ダイヤルゲージ2のスピンドル2b
の進退ストロークが十分に大きくない場合には、小さな
外径のスクリュを測定するためには、図6におけるスク
リュ径測定用治具1のゲージ取付部1cにダイヤルゲー
ジ2を取り付け固定してる取付ネジ1dを緩めてダイヤ
ルゲージ2全体を、図7に示すように、測定軸線Xの方
向に所定量移動させて固定することによって対応するこ
とができる。
の進退ストロークが十分に大きくない場合には、小さな
外径のスクリュを測定するためには、図6におけるスク
リュ径測定用治具1のゲージ取付部1cにダイヤルゲー
ジ2を取り付け固定してる取付ネジ1dを緩めてダイヤ
ルゲージ2全体を、図7に示すように、測定軸線Xの方
向に所定量移動させて固定することによって対応するこ
とができる。
【0035】なお、図8に示すように、スクリュ径測定
用治具1のゲージ取付部1cに、ダイヤルゲージ2がゲ
ージ取付部1cの延長方向に移動できるようにする長孔
1c 1 を形成し、ゲージ取付部1cに取り付けられるダ
イヤルゲージ2の取付位置を矢印で示すようにすれば、
スペーサ6を使用しなくても、各種の寸法のスクリュの
外径測定に共用できるようになる。
用治具1のゲージ取付部1cに、ダイヤルゲージ2がゲ
ージ取付部1cの延長方向に移動できるようにする長孔
1c 1 を形成し、ゲージ取付部1cに取り付けられるダ
イヤルゲージ2の取付位置を矢印で示すようにすれば、
スペーサ6を使用しなくても、各種の寸法のスクリュの
外径測定に共用できるようになる。
【0036】また、図6の実施例では、ダイヤルゲージ
2が取り付けられるゲージ取付部1cに長孔が設けられ
ていないが、長孔と1c1 とスペーサ6の両方を備える
ようにしてもよい。
2が取り付けられるゲージ取付部1cに長孔が設けられ
ていないが、長孔と1c1 とスペーサ6の両方を備える
ようにしてもよい。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ス
クリュ径測定用治具にダイヤルゲージを取り付けて使用
することによって、測定作業者は被測定スクリュに対す
るダイヤルゲージの位置関係を正確に保ちながら測定を
行うことが極めて簡単に行えるので、結果的には測定の
精度が損なわれることがない他、測定に際して高度の熟
練度を要しない。
クリュ径測定用治具にダイヤルゲージを取り付けて使用
することによって、測定作業者は被測定スクリュに対す
るダイヤルゲージの位置関係を正確に保ちながら測定を
行うことが極めて簡単に行えるので、結果的には測定の
精度が損なわれることがない他、測定に際して高度の熟
練度を要しない。
【0038】また、測定軸線が基準底面に当接される2
点間に常時存在するようにゲージ取付部が設けられてい
るので、被測定スクリュに対するダイヤルゲージの位置
関係がより安定し、より一層精度の良好な測定ができ
る。
点間に常時存在するようにゲージ取付部が設けられてい
るので、被測定スクリュに対するダイヤルゲージの位置
関係がより安定し、より一層精度の良好な測定ができ
る。
【0039】特に、特定の位置関係となるようにゲージ
取付部が設け、被測定スクリュの軸心方向の多数の点で
測定が行われる場合でも、計測値の連続性が保証される
ので、スクリュの広い範囲にわたって精度の良好な測定
ができる。
取付部が設け、被測定スクリュの軸心方向の多数の点で
測定が行われる場合でも、計測値の連続性が保証される
ので、スクリュの広い範囲にわたって精度の良好な測定
ができる。
【0040】径の異なるスクリュの測定に共用できるよ
うになるようになっているので、多くの治具を用意する
必要がなく、それだけスクリュ径の測定コストが安価に
なる。
うになるようになっているので、多くの治具を用意する
必要がなく、それだけスクリュ径の測定コストが安価に
なる。
【0041】また、本発明によるスクリュ径測定装置で
は、測定作業者はスクリュ径測定用治具に被測定スクリ
ュをセットしてダイヤルゲージの測定子をスクリュに当
接するだけで、被測定スクリュに対するダイヤルゲージ
の位置関係を正確に保ちながら測定を行うことが極めて
簡単に行え、結果的には精度の高い測定を高度の熟練度
を要することなく行うことができる。
は、測定作業者はスクリュ径測定用治具に被測定スクリ
ュをセットしてダイヤルゲージの測定子をスクリュに当
接するだけで、被測定スクリュに対するダイヤルゲージ
の位置関係を正確に保ちながら測定を行うことが極めて
簡単に行え、結果的には精度の高い測定を高度の熟練度
を要することなく行うことができる。
【図1】本発明によるスクリュ径測定用治具及び装置の
一実施例を示す正面図である。
一実施例を示す正面図である。
【図2】本発明によるスクリュ径測定用治具及び装置の
一実施例を示す側面図である。
一実施例を示す側面図である。
【図3】図1及び図2中のブレード型測定子の先端面を
示す図である。
示す図である。
【図4】図1に示すスクリュを説明するための図であ
る。
る。
【図5】図1に示すスクリュ径測定用治具の寸法を説明
するための図である。
するための図である。
【図6】図1及び図2のスクリュ径測定用治具の一変形
例を示す側面図である。
例を示す側面図である。
【図7】図1及び図2のスクリュ径測定用治具の他の変
形例を示す正面図である。
形例を示す正面図である。
【図8】図1及び図2のスクリュ径測定用治具の更に他
の変形例を一部破断して示す側面図である。
の変形例を一部破断して示す側面図である。
【図9】従来のスクリュ径測定装置の一例を示す正面図
である。
である。
【図10】従来のスクリュ径測定装置の一例を示す側面
図である。
図である。
1a 底部 1A 基準底面 1b 側部 1B 基準側面 1c ゲージ取付部 10 スクリュ 10b 山部 2 ダイヤルゲージ 2b1 測定子(ブレード型測定子) X 測定軸線 Y 軸心
Claims (6)
- 【請求項1】 基準底面を有する底部と、 該底部の基準底面と直交する基準側面を有する側部と、 該側部の上端から前記底部の基準底面に平行に延長され
たゲージ取付部とを備え、 前記底部の基準底面と前記側部の基準側面とは、両基準
面に径を測定すべきスクリュが沿わされたとき、その外
周の螺旋状の山部の1ピッチ離れた2点がそれぞれ当接
されうる長さをもち、 前記ゲージ取付部には、測定子が前記基準底面に対して
直交するように下降され、測定軸線が前記スクリュの軸
心と直交するように、ダイヤルゲージが取り付けられる
ようになっていることを特徴とするスクリュ径測定用治
具。 - 【請求項2】 前記測定軸線が前記基準底面に当接され
る前記2点間に常時あるように、前記ゲージ取付部が設
けられていることを特徴とする請求項1記載のスクリュ
径測定用治具。 - 【請求項3】 前記測定軸線から前記基準底面の両端ま
での長さをL1 ,L 2 としたとき、 L1 =(P+T)/2 L2 =1.5(P−T) (Pは測定すべきスクリュのピッチ、Tは前記山部の
幅)となるように、前記ゲージ取付部が設けられている
ことを特徴とする請求項1又は2記載のスクリュ径測定
治具。 - 【請求項4】 前記側部には、径を測定すべきスクリュ
の径に応じて前記側部の基準側面に代わる新しい基準側
面を形成するスペーサが着脱自在に設けられるようにな
っていることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載
のスクリュ径測定治具。 - 【請求項5】 前記ゲージ取付部には、径を測定すべき
スクリュの径に応じて前記測定軸線が移動調節できるよ
うに、ダイヤルゲージが取り付けられるようになってい
ることを特徴とする請求項1〜4何れかに記載のスクリ
ュ径測定用治具。 - 【請求項6】 請求項1乃至5の何れかに記載のスクリ
ュ径測定用治具と、 該スクリュ径測定用治具の前記ゲージ取付部に、測定子
が前記基準底面に対して直交するように下降され、測定
軸線が前記スクリュの軸心と直交するように取り付けら
れたダイヤルゲージとを具備することを特徴とするスク
リュ径測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06246088A JP3097807B2 (ja) | 1994-10-12 | 1994-10-12 | スクリュ径測定用治具及びスクリュ径測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06246088A JP3097807B2 (ja) | 1994-10-12 | 1994-10-12 | スクリュ径測定用治具及びスクリュ径測定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08110201A true JPH08110201A (ja) | 1996-04-30 |
JP3097807B2 JP3097807B2 (ja) | 2000-10-10 |
Family
ID=17143317
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06246088A Expired - Fee Related JP3097807B2 (ja) | 1994-10-12 | 1994-10-12 | スクリュ径測定用治具及びスクリュ径測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3097807B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109855504A (zh) * | 2019-03-22 | 2019-06-07 | 中信戴卡股份有限公司 | 一种便于检测直径的量规 |
CN111307022A (zh) * | 2020-03-10 | 2020-06-19 | 南通冠亚机械科技有限公司 | 一种空压机奇数齿形螺杆外径量表 |
CN113720240A (zh) * | 2021-08-27 | 2021-11-30 | 中车青岛四方机车车辆股份有限公司 | 一种轨道车辆车轴测量装置及其测量方法 |
-
1994
- 1994-10-12 JP JP06246088A patent/JP3097807B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109855504A (zh) * | 2019-03-22 | 2019-06-07 | 中信戴卡股份有限公司 | 一种便于检测直径的量规 |
CN111307022A (zh) * | 2020-03-10 | 2020-06-19 | 南通冠亚机械科技有限公司 | 一种空压机奇数齿形螺杆外径量表 |
CN113720240A (zh) * | 2021-08-27 | 2021-11-30 | 中车青岛四方机车车辆股份有限公司 | 一种轨道车辆车轴测量装置及其测量方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3097807B2 (ja) | 2000-10-10 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20000704 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |