JPH10267181A - 金属管と樹脂管との接続構造 - Google Patents

金属管と樹脂管との接続構造

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JPH10267181A
JPH10267181A JP9087657A JP8765797A JPH10267181A JP H10267181 A JPH10267181 A JP H10267181A JP 9087657 A JP9087657 A JP 9087657A JP 8765797 A JP8765797 A JP 8765797A JP H10267181 A JPH10267181 A JP H10267181A
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pipe
tube
metal
resin
connection structure
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Kimihide Ito
公英 伊藤
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Sumitomo Riko Co Ltd
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  • Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】樹脂管の端部を金属管の端部に直接外嵌し接続
する場合において、樹脂管の管端と金属管の外周面との
間に生ずる環状隙間に水が浸入して滞留し、その滞留水
によって金属管が腐食する問題を解決する。 【解決手段】金属管10の端部に可撓性の樹脂管12の
端部を軸方向から外嵌してそれらを接続する接続構造で
あって、樹脂管12における管端のフレア部56と金属
管10の外周面との間の環状の隙間58に弾性リング6
0を嵌め入れることにより、その隙間58への水の浸入
及び隙間58での水の滞留を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は金属管と可撓性樹
脂管との接続構造に関し、特に自動車の燃料輸送用とし
て用いられている金属管と樹脂管との接続に適用して好
適な接続構造に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】例えば
自動車の燃料輸送管として、詳しくは燃料タンクとエン
ジンとを連絡する管として、従来、金属管と可撓性の樹
脂管とを組み合わせたものが用いられていた。
【0003】これはエンジン,燃料タンク及びそれらの
連絡路等に配された各種機器類等の間に振動による相対
的な動きが発生するため、これを可撓性の樹脂管にて吸
収するためである。図7はその一例を示している。この
例は燃料タンク内の燃料をエンジン側に輸送・供給する
燃料輸送管の一例を示したもので、この燃料輸送管20
0の場合、その大部分を金属管206にて構成してこれ
を車体に取付固定する一方、一部を可撓性の樹脂管20
2にて構成し、その樹脂管202の一端側を車体側の金
属管206に、また他端側を燃料タンク208側又はエ
ンジン204側の金属管210に接続し、かかる樹脂管
202を介してそれらを中継し、連絡するようになして
いるのである。
【0004】従来、この可撓性の樹脂管202と車体側
の金属管206との接続、及び樹脂管202と燃料タン
ク208側の金属管210(又はエンジン側の金属管2
10。以下燃料タンク208側を例にとって説明する)
との接続構造として、図8に示すようにクイックジョイ
ント212を用いた接続構造が採用されていた。同図に
示す例において、クイックジョイント212はハウジン
グ214と、ハウジング214に一体に形成された嵌入
部としての筒状のニップル部216と、ハウジング21
4内に装着されたリテーナ218とを含んで構成されて
いる。
【0005】ニップル部216は、樹脂管202の内部
に嵌入接続される部分であって外周面に鋸歯状の環状突
起220が軸方向に間隔をおいて形成されており、これ
ら環状突起220によって樹脂管202からの抜止めが
図られている。
【0006】ニップル部216には、また、シール部材
としてのOリング222が嵌装されており、このOリン
グ222によって、ニップル部216と樹脂管202と
の間が液密にシールされるようになっている。
【0007】一方、リテーナ218は図(B)中左端に
リング状部224を有しており、軸直角方向に弾性変形
可能な一対の弾性アーム226がそのリング状部224
から軸方向に延び出している。
【0008】リテーナ218には、また、フランジ状の
ストッパ部228と掛止爪230とが弾性アーム226
と一体に形成されており、それらストッパ部228と掛
止爪230との間に、周方向に延びる溝232が形成さ
れている。
【0009】前記ハウジング214には、切欠窓234
と、これに続いて嵌込部236とが形成されており、そ
の嵌込部236を上記溝232に弾性的に嵌め込ませる
ようにリテーナ218がハウジング214に装着されて
いる。
【0010】このクイックジョイント212を用いた接
続構造では、ニップル部216を樹脂管202の内部に
圧入する一方、車体側の金属管206又は燃料タンク2
08側の金属管210の先端の嵌入部238を、リテー
ナ218の図8(B)中右端の開口側から軸方向に挿入
することで、樹脂管202と車体側の金属管206又は
燃料タンク208側の金属管210とを簡単に且つ水密
に接続状態とすることができる。
【0011】尚、車体側の金属管206又は燃料タンク
208側の金属管210をクイックジョイント212に
挿入して接続する際、リテーナ218における掛止爪2
30が拡開方向に弾性変形して金属管206又は金属管
210側の環状の膨出部240の通過を許容する一方、
膨出部240の通過後に掛止爪230が縮径変形して先
端を膨出部240に掛止させる。ここにおいて金属管2
06又は金属管210がクイックジョイント212から
抜け止めされる。
【0012】また予めハウジング214の内部に装着し
てあるOリング242を介して嵌入部238がハウジン
グ214内面に液密に嵌合した状態となる。尚244は
スペーサ部材であり、246はOリング242を押込状
態に保持し、抜け止めする保持部材である。
【0013】このクイックジョイント212を用いた接
続構造の場合、樹脂管202と車体側の金属管206及
び燃料タンク208側の金属管210とをワンタッチで
簡単に接続することができるものの、上記のようにクイ
ックジョイント212は複雑な構造をなしていてそれ自
身高価なものであり、従ってかかるクイックジョイント
212を用いた接続構造にあっては全体のコストが高く
なる問題を内包していた。
【0014】そこで図9に示しているように、樹脂管2
02と燃料タンク208側の金属管210との接続(及
び樹脂管202とエンジン204側の金属管210との
接続)に際してはクイックジョイント212を用いる一
方、樹脂管202と車体側の金属管206との接続に際
してはこのようなクイックジョイント212を用いず、
樹脂管202を金属管206に直に外嵌してそれらを接
続することが提案されている。
【0015】図10はそのための構造、つまり樹脂管2
02と車体側の金属管206との接続構造を拡大して示
したもので、金属管206の嵌入部238に、軸方向に
所定間隔を隔てて一対の環状の膨出部248を設ける一
方、樹脂管202の管端に拡開加工を施してフレア部2
50を設け、そしてそのフレア部250の側から樹脂管
202を金属管206の端部に軸方向に外嵌して、樹脂
管202の内周面と金属管206の外周面とを密着状態
に嵌合し、以て両者を水密に接続するようにしている。
【0016】ここでフレア部250は、樹脂管202を
金属管206に対して軸方向に嵌め込む際にこれを円滑
になし得るようにするためのものであり、また膨出部2
48は樹脂管202との間の摩擦力を高めて抜けを防止
するためのものである。
【0017】しかしながらこのようにして樹脂管202
と金属管206とを接続した場合、(B)に拡大して示
しているように樹脂管202における管端のフレア部2
50と金属管206外周面との間に環状の隙間252が
生じ、そこに水が浸入して滞留し、その滞留水によって
金属管206が腐食してしまう恐れがある。
【0018】また樹脂管202の側に上記のような拡開
加工によってフレア部250を形成せず、樹脂管202
をそのまま金属管206に嵌め合わせた場合において
も、金属管206に形成された環状の膨出部248によ
る拡開作用によって、樹脂管202の管端が拡開変形す
るのを避けられず、而してそのような拡開変形部が生じ
ると、その拡開変形部と金属管206外周面との間に環
状の隙間が生じ、上記と同様の問題を生ずる。
【0019】尚、以上は金属管206と樹脂管202と
を直接嵌合して接続しておき、そして樹脂管202のも
う一方の端部を、クイックジョイント212を用いて燃
料タンク208側の金属管210(又はエンジン204
側の金属管210)に接続するようにした例であるが、
予め燃料タンク208又はエンジン204側の金属管2
10と樹脂管202とを直接嵌合して互いに接続してお
き、そして樹脂管202のもう一方の端部を上記のよう
なクイックジョイント212を用いて車体側の金属管2
06に接続する場合においても、樹脂管202と金属管
210との接続部において同様の問題を生ずる。
【0020】以上自動車の燃料輸送管を例にとって説明
したが、この問題は金属管と樹脂管とを直接嵌合状態に
接続する場合において共通して生じ得る問題である。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明の接続構造はこの
ような課題を解決するために案出されたものである。而
して請求項1の接続構造は、金属管の端部に可撓性樹脂
管の端部を軸方向から外嵌してそれら金属管と樹脂管と
を接続する接続構造であって、前記樹脂管における管端
の拡開部と前記金属管外周面との間に生ずる環状隙間を
シール手段にて水密にシールしたことを特徴とする。
【0022】請求項2の接続構造は、請求項1におい
て、前記シール手段が、前記環状隙間内部に入り込んで
該環状隙間への水の浸入・滞留を防止する弾性リングか
らなっていることを特徴とする。
【0023】請求項3の接続構造は、請求項2におい
て、前記金属管の外周面には軸心側に凹陥する形態の環
状溝が形成されており、該環状溝内部に前記弾性リング
が入り込んで該環状溝により保持されていることを特徴
とする。
【0024】請求項4の接続構造は、請求項1,2,3
の何れかにおいて、前記金属管及び樹脂管が自動車の燃
料輸送管を成すものであることを特徴とする。
【0025】
【作用及び発明の効果】上記のように請求項1の接続構
造は、金属管に対して可撓性の樹脂管を外嵌状態に軸方
向に嵌め合わせてそれらを接続した場合において、その
樹脂管における管端の拡開部と金属管外周面との間に生
ずる環状隙間をシール手段にて水密にシールしたもの
で、この接続構造によれば、樹脂管の管端の拡開部と金
属管の外周面との間の環状隙間に水が浸入して滞留し、
その滞留水によって金属管が腐食する問題を解消するこ
とができる。
【0026】請求項2の接続構造は、上記環状隙間に入
り込んでその環状隙間への水の浸入・滞留を防止する弾
性リングにて上記シール手段を構成したもので、このよ
うにすれば簡単且つ効果的に環状隙間への水の浸入及び
環状隙間での水の滞留を防止することができる。
【0027】請求項3の接続構造は、金属管の外周面に
軸心側に凹陥する形態の環状溝を形成してそこに弾性リ
ングを装着・保持するようになしたもので、このように
すれば、シール手段としての弾性リングを適正位置に位
置決めしてその弾性リングを、上記環状隙間内に入り込
む状態に位置させることができるとともに、その弾性リ
ングの位置ずれを良好に防止することができる。
【0028】上記説明から明らかなように本発明の接続
構造は、自動車の燃料タンクとエンジンとを連絡する燃
料輸送管における金属管と可撓性の樹脂管との接続部に
適用して効果が大きい(請求項4)。
【0029】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。図1において、10は自動車の燃料輸送管の
大部分を構成する、車体側の金属管であり、予めその両
端部(図中には一端部のみを示す)にはポリアミド樹脂
からなる可撓性の樹脂管12の一方の端部が軸方向から
直接外嵌されて接続されている。
【0030】樹脂管12の他方の端部には後述のクイッ
クジョイント14が予め接続されており、車両への組付
けの際にそのクイックジョイント14に対して、燃料タ
ンク側の金属管16(又はエンジン側の金属管。以下燃
料タンク側を例にとって説明する)を軸方向から内嵌す
ることで樹脂管12と金属管16とを簡単に接続でき
る。即ち車体側の金属管10と燃料タンク側の金属管1
6とを、樹脂管12を介して中継し、連絡することがで
きる。
【0031】図2には上記クイックジョイント14を用
いた樹脂管12と燃料タンク側の金属管16との接続構
造が示してある。同図及び図3において、クイックジョ
イント14はハウジング18と、ハウジング18に一体
に形成された嵌入部としての筒状のニップル部20と、
ハウジング18とは別体をなし且つハウジング18内に
装着されたリテーナ22とを含んで構成されている。
【0032】ニップル部20は樹脂管12の内部に嵌入
接続される部分であって外周面に鋸歯状の環状突起24
が軸方向に間隔をおいて形成されており、これら環状突
起24によって樹脂管12からの抜止めが図られてい
る。
【0033】ニップル部20には、また、シール部材と
してのOリング26が嵌装されており、このOリング2
6によって、ニップル部20と樹脂管12との間が液密
にシールされるようになっている。
【0034】一方、リテーナ22は図2中左端にリング
状部28を有しており、軸直角方向に弾性変形可能な一
対の弾性アーム30がそのリング状部28から軸方向に
延び出している。
【0035】リテーナ22には、また、フランジ状のス
トッパ部32と掛止爪34とが弾性アーム30と一体に
形成されており、それらストッパ部32と掛止爪34と
の間に、周方向に延びる溝36が形成されている。
【0036】前記ハウジング18には切欠窓38と、こ
れに続いて嵌込部40とが形成されており、その嵌込部
40を上記溝36に弾性的に嵌め込ませるようにリテー
ナ22がハウジング18に装着されている。
【0037】このクイックジョイント14を用いた接続
構造では、ニップル部20を樹脂管12の内部に圧入す
る一方、燃料タンク側の金属管16の先端の嵌入部42
を、リテーナ22の図2中右端の開口側から軸方向に挿
入することで、樹脂管12と金属管16とを簡単に且つ
水密に接続状態とすることができる。
【0038】尚、燃料タンク側の金属管16をクイック
ジョイント14に挿入して接続する際、リテーナ22の
掛止爪34が拡開方向に弾性変形して、金属管16の嵌
入部42に形成された環状の膨出部44の通過を許容す
る一方、膨出部44の通過後に掛止爪34が縮径変形し
て先端を膨出部44に掛止させる。ここにおいて金属管
16がクイックジョイント14から抜け止めされる。
【0039】また予めハウジング18の内部にはOリン
グ46が装着されており、このOリング46を介して嵌
入部42がハウジング18内面に液密に嵌合した状態と
なる。尚48はスペーサ部材であり、50はOリング4
6を押込状態に保持し、抜け止めする保持部材である。
【0040】一方、上述したように本例においては樹脂
管12と車体側の金属管10との接続に際しては、クイ
ックジョイント14を用いずに、樹脂管12を金属管1
0に直に外嵌してそれらを接続している。
【0041】具体的には、図1(B)に示しているよう
に金属管10の先端の嵌入部52に、軸方向に所定間隔
を隔てて一対の環状の膨出部54を設ける一方、樹脂管
12の管端に拡開加工を施してフレア部56を設け、そ
してそのフレア部56の側から樹脂管12を金属管10
の端部に軸方向に外嵌して、樹脂管12の内周面と金属
管10の外周面とを密着状態に嵌合し、以て両者を水密
に接続するようにしている。
【0042】尚フレア部56は、樹脂管12を金属管1
0に対して軸方向に嵌め込む際にこれを円滑になし得る
ようにするためのもので、また膨出部54は樹脂管12
との間の摩擦力を高めて抜けを防止するためのものであ
る。
【0043】ここで樹脂管12と金属管10とを接続し
た際、上記フレア部56の内周面と金属管10の外周面
との間に環状の隙間58が生じる。そして本例の接続構
造においては、この環状の隙間58内にシール手段とし
ての断面円形状の弾性リング(Oリング)60を嵌め込
んで隙間58を水密にシールしている。
【0044】以上のように本例の接続構造は、樹脂管1
2におけるフレア部56の内周面と車体側の金属管10
の外周面との間の隙間58を弾性リング60にて水密に
シールしたもので、本例の接続構造によれば、隙間58
に水が浸入して同部にその水が滞留し、その滞留水によ
って金属管10が腐食するといった問題を解消すること
ができる。
【0045】また本例の接続構造によれば、弾性リング
60を隙間58に嵌め入れて隙間58を水密にシールす
ることから、簡単且つ効果的に隙間58への水の浸入及
び隙間58での水の滞留を防止できる。
【0046】図4には本発明の別の実施例が示してあ
る。この例では車体側の金属管10の外周面に、詳しく
はその外周面における樹脂管12のフレア部56が臨む
位置に、軸心側に凹陥する形態の且つ断面が弾性リング
60に対応する半円形状をなす環状溝62が形成されて
おり、その環状溝62に弾性リング60が嵌め込まれて
保持されている。
【0047】そして環状溝62に嵌め込まれた弾性リン
グ60によって、樹脂管12のフレア部56の内周面と
車体側の金属管10の外周面との間の隙間58への水の
浸入が防止されている。
【0048】この例においては、シール手段としての弾
性リング60を適正位置に位置決めして、その弾性リン
グ60を隙間58内に入り込む状態に位置させることが
できるとともに、弾性リング60の位置ずれを良好に防
止することができる。
【0049】図5には更に別の実施例が示してある。こ
の例においては、図に明らかに示しているように樹脂管
12のフレア部56と金属管10の外周面との間の隙間
58(図示せず)に対応した形状、詳しくは隙間58に
入り込んだ際にその隙間58を完全に埋めてしまう形状
の弾性リング64にて隙間58を水密にシールしてい
る。
【0050】この弾性リング64は、また、フレア部5
6の先端から金属管10の外周面にかけて図中左方向、
即ち車体側の方向に漸次傾斜するテーパ面65を備えて
いる。
【0051】この例においては、弾性リング64にて隙
間58を完全に埋めてしまっているため、環状の隙間5
8への水の浸入及び隙間58での水の滞留を確実に防ぐ
ことができ、また弾性リング64の外面がフレア部56
の先端から金属管10の外面にかけて斜めに傾斜するテ
ーパ面65とされているため、表面張力によって弾性リ
ング64と金属管10の外面との境界部分に水が滞留す
ることも良好に防止できる。
【0052】図6には、樹脂管12と金属管10とに跨
るようにしてシール手段としての熱収縮チューブ66を
配し、隙間58を外側から熱収縮チューブ66にて覆う
ようにシールした例が示してあり、この例においても隙
間58に水が浸入及び滞留することを防止できる。尚、
熱収縮チューブ66に代えて弾性チューブを用い、その
弾性収縮性を利用して隙間58を外側から覆うことも可
能である。
【0053】以上本発明の実施例を詳述したがこれはあ
くまで一例示であり、例えば燃料タンク側の金属管16
或いはエンジン側の金属管と樹脂管12とを直接接続す
る場合にも本発明は適用可能である。また本発明は、自
動車用の燃料輸送管以外においても適用可能であるな
ど、その主旨を逸脱しない範囲において種々変更を加え
た形態で構成可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である自動車用の燃料輸送管
における金属管と樹脂管との接続構造を示す図である。
【図2】図1におけるクイックジョイントを用いた金属
管と樹脂管との接続構造を示す図である。
【図3】図2におけるクイックジョイントの構成を示す
図である。
【図4】本発明の他の実施例を示す図である。
【図5】本発明の更に他の実施例を示す図である。
【図6】本発明の更に他の実施例を示す図である。
【図7】本発明の背景説明図である。
【図8】金属管と樹脂管との従来の接続構造を示す図で
ある。
【図9】金属管と樹脂管との図8とは別の従来の接続構
造を示す図である。
【図10】図9の接続構造における問題点の説明図であ
る。
【符号の説明】
10 (車体側の)金属管 12 樹脂管 16 (燃料タンク側の)金属管 56 フレア部 58 環状の隙間 60 弾性リング(Oリング)(シール手段) 62 環状溝 64 弾性リング 66 熱収縮チューブ(シール手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属管の端部に可撓性樹脂管の端部を軸
    方向から外嵌してそれら金属管と樹脂管とを接続する接
    続構造であって前記樹脂管における管端の拡開部と前記
    金属管外周面との間に生ずる環状隙間をシール手段にて
    水密にシールしたことを特徴とする金属管と樹脂管との
    接続構造。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記シール手段が、
    前記環状隙間内部に入り込んで該環状隙間への水の浸入
    ・滞留を防止する弾性リングからなっていることを特徴
    とする金属管と樹脂管との接続構造。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記金属管の外周面
    には軸心側に凹陥する形態の環状溝が形成されており、
    該環状溝内部に前記弾性リングが入り込んで該環状溝に
    より保持されていることを特徴とする金属管と樹脂管と
    の接続構造。
  4. 【請求項4】 請求項1,2,3の何れかにおいて、前
    記金属管及び樹脂管が自動車の燃料輸送管を成すもので
    あることを特徴とする金属管と樹脂管との接続構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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