JPH10266911A - 車両用エンジンのエアクリーナ装置 - Google Patents

車両用エンジンのエアクリーナ装置

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JPH10266911A
JPH10266911A JP9067865A JP6786597A JPH10266911A JP H10266911 A JPH10266911 A JP H10266911A JP 9067865 A JP9067865 A JP 9067865A JP 6786597 A JP6786597 A JP 6786597A JP H10266911 A JPH10266911 A JP H10266911A
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    • F02M35/02475Air cleaners using filters, e.g. moistened characterised by the shape of the filter element
    • F02M35/02491Flat filter elements, e.g. rectangular

Abstract

(57)【要約】 【課題】エアクリーナエレメントを工具なしで交換可能
にする。 【解決手段】エアクリーナケース20のクリーンルーム
25とダーテイルーム24を仕切る境界部内面に連続し
た枠状のシール壁30及び31を突設し、エアクリーナ
ケース20内へ、ダクト用開口部36から平板状のエア
クリーナエレメント23を差し込み、シール壁30、3
1にシール33を介してエアクリーナエレメント23の
当接面32を押し当て、エアクリーナエレメント23の
上部に形成された係合突部63を上ケース26と一体に
形成された係止片35の係合端部47で係止することに
より、エアクリーナエレメント23をエアクリーナケー
ス20内へ固定する。その後、ダクト用開口部36にエ
アクリーナカバー22と一体の吸入ダクト21を差し込
み、エアクリーナカバー22と上ケース26を係止部3
4と係止爪45で係合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は自動2輪車等の車
両用エンジンに使用するエアクリーナ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平8−216958号には、エアク
リーナケース内に平板状のエアクリーナエレメントを上
方から差し込み取付けすることによりエアクリーナケー
ス内を前後2室に区割するエアクリーナ装置が示されて
いる。
【0003】このエアクリーナエレメントは、エアクリ
ーナケースの上部に形成された開口部から内部に予め設
けられている差込凹部へ差し込まれた後、吸入ダクトが
一体に形成されたキャップをエアクリーナケースの開口
部へ被せてネジ止めすることにより固定されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来例
の構造では、エアクリーナエレメントを固定する場合、
キャップをエアクリーナケースへネジ止めしなければな
らないので、エアクリーナエレメントを交換する場合、
その都度工具を用いてキャップを取り外す必要がある。
したがって、工具を用いずにエアクリーナエレメントを
交換できるようにしてメンテナンス性を向上することが
望まれている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本願発明に係る車両用エンジンのエアクリーナ装置は、
エアクリーナケース内を板状のエアクリーナエレメント
にてダーテイルームとクリーンルームの2室に区画し、
クリーンルームをエンジンの吸気通路に連結し、ダーテ
イルームを大気に連通したエアクリーナ装置において、
前記エアクリーナケース内のダーテイルームとクリーン
ルームの境界部に、前記エアクリーナエレメントの周縁
部を弾性を有するシールを介して支持するシール壁を連
続した枠状に突設するとともに、このシール壁へ当接支
持された前記エアクリーナエレメントの前記シール壁へ
当接する面と反対側の面へ係合する係止片を前記エアク
リーナケースへ一体に設けたことを特徴とする。
【0006】このとき、前記エアクリーナエレメントの
周縁部のうち、対向する一辺側に前記係止片との係合部
を設け、他方側にはエアクリーナエレメントの回動時に
支点となる支点部を突出形成することもできる。
【0007】また、前記エアクリーナエレメントを出し
入れ自在にする開口部を前記エアクリーナケースに設け
るとともに、この開口部を覆うエアクリーナカバーをエ
アクリーナケースに対して係合手段により係脱自在に取
付けることもできる。
【0008】さらに、このエアクリーナカバーのエアー
クリーナケースに対する係合手段が、前記エアクリーナ
エレメントと前記係止片とが不完全な係合状態のとき係
合不能になるように構成することもできる。
【0009】
【発明の効果】エアクリーナエレメントをエアクリーナ
ケース内へ入れて、周縁部のシールをシール壁へ押し付
けると、エアクリーナエレメントの周縁部におけるシー
ル壁に対する当接面と反対面にエアクリーナケースに予
め設けられている係止片が係合してエアクリーナエレメ
ントをエアクリーナケース側へ固定でき、逆に取り外し
も係合を解くことにより簡単にできるので、工具を用い
ることなくエアクリーナエレメントを交換でき、メンテ
ナンス性が著しく向上する。
【0010】そのうえ、係止片がエアクリーナケースと
一体に設けられているため、部品点数を削減できるの
で、コストを低減できるとともに組立を容易にすること
ができる。
【0011】このとき、前記エアクリーナエレメントの
周縁部のうち、対向する一辺側に前記係止片との係合部
を設け、他方側に支点部を突出形成すると、この支点部
をエアクリーナケースへ当接させてエアクリーナエレメ
ントの回動支点にすることができるので、エアクリーナ
エレメントの固定時における係合片との係合操作が容易
になる。
【0012】また、前記エアクリーナエレメントを出し
入れ自在にする開口部を前記エアクリーナケースに設け
るとともに、この開口部を覆うエアクリーナカバーをエ
アクリーナケースに対して係合手段により係脱自在に取
付けると、エアクリーナエレメントのみならずエアクリ
ーナカバーも工具無しで着脱できるのでさらにメンテン
ナンス性が向上する。
【0013】さらに、このエアクリーナカバーのエアー
クリーナケースに対する係合手段を、前記エアクリーナ
エレメントと前記係止片とが不完全な係合状態のとき係
合不能になるように構成すれば、エアークリーナエレメ
ントのセット不良があれば、エアクリーナカバーの取付
時に直ちにこれを検知できるため、正確にセットするこ
とができ、セットの確実性及び信頼性が高くなる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1はエアクリーナエレメントの
交換を説明するための模式断面図、図2はこのエアクリ
ーナ装置を搭載したオフロード型自動2輪車全体の主要
部側面図、図3はエアクリーナ装置全体の一部切り欠き
側面図、図4はその平面図、図5は図4の5−5線に沿
う断面図、図6は同じく図4の6−6線に沿うケースカ
バーの断面図、図7ではエアクリーナエレメントの側面
図、図8はエアクリーナエレメントを図7のX矢示方向
から示した図である。
【0015】まず、図2において、車体フレームは、ヘ
ッドパイプ1、メインパイプ2、フロントダウンチュー
ブ3、シートレール4及びリヤステイ6を備えている。
【0016】メインパイプ2は、ヘッドパイプ1から車
体中心に沿って斜め下がりに後方へ延びる一本のパイプ
部材であり、燃料タンクTを支持するとともに、その中
間部から後半部側はさらに下方へ屈曲して延びるピボッ
トフレーム部5になっている。
【0017】フロントダウンチューブ3は、同じくヘッ
ドパイプ1からメインパイプ2のさらに下方空間内をピ
ボットフレーム部5と略平行に下方へ延びる一本のパイ
プ部材である。
【0018】シートレール4は、シートSを支持するた
め左右一対で設けられるパイプ部材であり、メインパイ
プ2の中間部より若干斜め上がりに後方へ延びている。
【0019】リヤステイ6は、ピボットフレーム部5の
中間部から斜め上方へ延びてシートレール4と結合する
左右一対のパイプ部材である。
【0020】この車体フレームはダイヤモンドフレーム
構造をなし、フロントダウンチューブ3の下端部及びピ
ボットフレーム部5における各マウント部7a、7b、
7cで空冷式エンジン8が支持されている。
【0021】この空冷式エンジン8は、気化器9を介し
てシートレール4とリヤステイ6の間に支持されたエア
クリーナ装置10より吸気して排気管11から排気する
とともに、チェーン12を介して後輪13を駆動するよ
うになっている。
【0022】後輪13はピボットフレーム部5へ前端が
揺動自在に支持されたリヤアーム14の後端に支持さ
れ、緩衝器15により車体フレームへ懸架されている。
【0023】ヘッドパイプ1は左右一対のフロントフォ
ーク16をハンドル17により操向自在に支持してお
り、フロントフォーク16の下端部には前輪18が支持
されている。
【0024】次に、エアクリーナ装置の概要を図1によ
って説明する。このエアクリーナ装置は、エアクリーナ
ケース20、エアクリーナカバー22及びエアクリーナ
エレメント23とを備えている。
【0025】エアクリーナカバー22は吸入ダクト21
を一体に形成してあり、エアクリーナエレメント23は
平板状をなし、エアクリーナケース20内をダーテイル
ーム24とクリーンルーム25の2室に前後方向へ区画
している。
【0026】エアクリーナケース20は、さらに上ケー
ス26と下ケース27に分割され、両ケースは合わせ縁
の一方に形成されたリブ28を他方に形成された溝29
へ嵌合した状態で溶着一体化されている。
【0027】ダーテイルーム24はエアクリーナケース
20の後半部側に設けられ、エアクリーナカバー22か
ら鉛直方向へ一体に延びる筒状の吸入ダクト21を介し
てエアクリーナ装置の上方から外気を導入し、エアクリ
ーナエレメント23で浄化された清浄空気を前半部側の
クリーンルーム25より気化器9側へ供給するようにな
っている。
【0028】ダーテイルーム24とクリーンルーム25
との境界部にはシール壁30、31が上ケース26及び
下ケース27の各内面からエアクリーナケース内方へ一
体に突出形成され、全体として額縁状に連続し、ここに
エアクリーナエレメント23の当接面32へ全周にわた
って取付けられているシール33が当接されている。
【0029】エアクリーナエレメント23の上部で、当
接面32の反対面34には、上ケース26と一体に形成
された係止片35が係合し、当接面32側をシール壁3
0及び31側へ圧接した状態で固定するようになってい
る。
【0030】上ケース26の係止片35近傍には、吸入
ダクト21を上方から差し込むためのダクト用開口部3
6が形成されている。
【0031】また、エアクリーナエレメント23の下部
には、略L字形に支点部37が突出形成され、その先端
部38は曲面に形成され、下ケース27の底部27a
で、クリーンルーム25とダーテイルーム24との境界
部に形成された段部39へ当接するようになっている。
【0032】次に、エアクリーナ装置の各部をさらに詳
細に説明する。図3及び図4において、符号40は気化
器9とエアクリーナエレメント23を連通するコンチュ
ーブ、41はボリュームチャンバ、42はブリーザーホ
ースである。
【0033】エアクリーナカバー22と上ケース26
は、この部分を破断して示す図3に明らかなように、エ
アクリーナカバー22の前部に下向きに突出する係止爪
43と上ケース26の後端部から上方へ突出する係止爪
45によって着脱自在に係合される。
【0034】すなわち、エアクリーナカバー22の前部
左右に設けられた係止爪43がダクト用開口部36を囲
む上ケース26の係止縁48(後述)に係合し、エアク
リーナカバー22の後端部左右に形成された係止部44
に上ケース26の対応する後端部左右から上方へ突出形
成された係止爪45が係合するようになっている。
【0035】図5に明らかなように、ダクト用開口部3
6を囲む上ケース26の開口縁部46は環状壁をなし、
その上端面はダクト用開口部36の中央部方向へ向かっ
て傾斜するテーパー面になっている。
【0036】開口縁部46のうち前側略中央部にダクト
用開口部36内へ張り出し部36aが形成され(図
4)、その中央部を略コ字状に切り抜くことにより、係
止片35が弾性変形自在な自由端である係合端部47を
伴って形成される。
【0037】係止片35は前方へ向かって傾斜する斜面
状をなし、係合端部47は自由端となって係止縁48よ
りも下側へ突出している。係止縁48は、ダクト用開口
部36よりクリーンルーム25側へ張り出している開口
縁部46の内面である。
【0038】係止片35の中央部は上方へ突出して、エ
アクリーナカバー22の取付時にその内面へ当接する突
部49になっており、その上方突出量は、係止片35が
正確にエアクリーナエレメント23側へ係合するときの
み、係止爪43が係止縁48と係合可能になるように調
整されている。
【0039】シール壁30は開口縁部46より前方側へ
引き込んだ位置に形成され、これと対応する位置に形成
されたシール壁31と共に、クリーンルーム25とダー
テイルーム24を連通する窓穴50を囲んでいる。
【0040】シール壁30はクリーンルーム25側にお
いて、上ケース26の内面へ突出して前後方向へ延びる
複数条のリブ51と一体化され、エアクリーナエレメン
ト23の取付時における変形に耐えるようになってい
る。符号52はコンチューブ40の取付穴である。
【0041】エアクリーナカバー22はダクト用開口部
36を覆うことのできる大きさに形成され、その周囲内
面には開口縁部46と当接する環状壁53が下端面を開
口縁部46の上端面と逆テーパーで形成されている。
【0042】さらに、開口縁部46の内側にダクト用開
口部36内へ嵌合する嵌合壁54が形成され、この嵌合
壁54は一体の格子状リブ55で補強されている。
【0043】係止爪43は嵌合壁54の前側部分左右の
一部と一体に形成され、係止部44には係止爪45の差
し込み穴56が形成されている。
【0044】図7、8に示すように、エアクリーナエレ
メント23は、略長方形の平板状をなし、フィルター6
0とその周囲を囲む枠部材61を備えている。
【0045】枠部材61の外周部にはフランジ62が一
体に外方へ突出形成され、その一面が前記当接面32を
なして、ここにポリウレタンフォーム等適宜弾性材料か
らなるシール33が取付けられている。
【0046】フランジ62の他方の面は前記反対面34
をなし、この上端部中央に後方へ突出する係合突部63
が係止縁48の長さと略等しい長さで一体に形成されて
いる。
【0047】また、フランジ62の下端部中間位置に
は、一対の支点部37が斜め下がりに後方へ向かって一
体に突出形成され、その後方突出量はフランジ62から
段部39までの長さ程度になっている。
【0048】次に、本実施形態の作用を説明する。図1
において、エアクリーナエレメント23を交換する場合
には、まず、エアクリーナカバー22を後方へずらしな
がら係止爪45を変形させて係止部44との係合並びに
係止部34と係止縁48との係合を解き、エアクリーナ
カバー22をエアクリーナケース20から取り外す。
【0049】続いてダクト用開口部36から手を入れて
係止片35の係合端部47を上方へ変形させることによ
り、係合突部63から外すと、エアクリーナエレメント
23は支点部37の先端部38を支点にして図の時計回
り方向へ回動することにより仮想線の状態になるので、
ダクト用開口部36から外部へ取り外すことができる。
【0050】逆に、エアクリーナエレメント23を取付
けるには、ダクト用開口部36からエアクリーナケース
20内へ傾けて入れることにより仮想線の状態とし、下
端の支点部37の先端部38を支点にして上端部を前方
へ押すことにより、図の反時計回り方向へ回動させる。
【0051】これにより、係合突部63が係止片35の
係合端部47を上方へ変形させながらシール壁30と係
合端部47の間へ移動して、エアクリーナエレメント2
3が実線のように直立すると、シール33がシール壁3
0及びシール壁31へ密着する。
【0052】同時に係合突部63の先端へ係合端部47
が当接し、かつ係合突部63を前方へ押すので、シール
33がシール壁31及び当接面32へ押しつけられて十
分にシール性を確保した状態でエアクリーナケース20
側へ固定される。
【0053】その後、吸入ダクト21をダクト用開口部
36内へ入れて係止部34及び係止爪45で係合するこ
とによりエアクリーナカバー22をエアクリーナケース
20へ取付ければ交換が完了する。
【0054】このように、エアクリーナエレメント23
の交換を工具を用いずにできるので、従来のネジ止めと
比べて著しくメンテナンス性が向上する。
【0055】しかも、エアクリーナカバー22とエアク
リーナ装置10側との着脱も同様に工具を用いずにでき
るので、さらにメンテナンス性が向上する。
【0056】そのうえ、開口縁部46及び環状壁53の
各当接端面を逆テーパーに形成したので、この逆テーパ
ーによる三角形断面の空間を利用してO(オー)リング
等のシール部材57(図6)を配設できる。
【0057】また、エアクリーナエレメント23が正確
に取付けられておらず、係合突部63がシール壁30と
係合端部47の間にない場合は、係合突部63により係
合端部47を上方へ押し上げることになるため、突部4
9も本来の位置より押し上げられている。
【0058】そこで、このままの状態でエアクリーナカ
バー22を取付けようとしても、エアクリーナカバー2
2の内面が突部49へ当接することにより、係止部34
及び係止爪45によるエアクリーナケース20側との係
合が不能になる。
【0059】したがって、このようなエアクリーナエレ
メント23のセット不良はエアクリーナカバー22の取
付不能により直ちに検知でき、正確にセットすることが
できるため、セットの確実性及び信頼性が高くなる。
【0060】しかも、下ケース27、上ケース26及び
エアクリーナエレメント23を同一の方向である上下方
向で組み立てまたは分離できる構造にしたため、それぞ
れの成形は、スライド型を用いないで成形可能になるの
で、金型構造が簡単になり、製造コストを低減できる。
【0061】そのうえ、係止片35が上ケース26と一
体に設けられているため、部品点数を削減できるので、
コストを低減できるとともに組立を容易にすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】エアクリーナエレメントの交換を説明するため
の模式断面図
【図2】このエアクリーナ装置を搭載した自動2輪車全
体の主要部側面図
【図3】エアクリーナ装置全体の一部切り欠き側面図
【図4】その平面図
【図5】図4の5−5線に沿う断面図
【図6】同じく図4の6−6線に沿うケースカバーの断
面図
【図7】はエアクリーナエレメントの側面図
【図8】エアクリーナエレメントを図7のX矢示方向か
ら示した図
【符号の説明】
10:エアクリーナ装置、20:エアクリーナケース、
22:エアクリーナカバー、24:ダーテイルーム、2
5:クリーンルーム、26:上ケース、27:下ケー
ス、30:シール壁、31:シール壁、32:当接面、
33:シール、35:係止片

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エアクリーナケース内を板状のエアクリー
    ナエレメントにてダーテイルームとクリーンルームの2
    室に区画し、クリーンルームをエンジンの吸気通路に連
    結し、ダーテイルームを大気に連通したエアクリーナ装
    置において、前記エアクリーナケース内のダーテイルー
    ムとクリーンルームの境界部に、前記エアクリーナエレ
    メントの周縁部を弾性を有するシールを介して支持する
    シール壁を連続した枠状に突設するとともに、このシー
    ル壁へ当接支持された前記エアクリーナエレメントの前
    記シール壁へ当接する面と反対側の面へ係合する係止片
    を前記エアクリーナケースへ一体に設けたことを特徴と
    する車両用エンジンのエアクリーナ装置。
  2. 【請求項2】前記エアクリーナエレメントの周縁部のう
    ち、対向する一辺側に前記係止片との係合部を設け、他
    方側にはエアクリーナエレメントの回動時に支点となる
    支点部を突出形成したことを特徴とする請求項1に記載
    した車両用エンジンのエアクリーナ装置。
  3. 【請求項3】前記エアクリーナエレメントを出し入れ自
    在にする開口部を前記エアクリーナケースに設けるとと
    もに、この開口部を覆うエアクリーナカバーをエアクリ
    ーナケースに対して係合手段により係脱自在に取付けた
    ことを特徴とする請求項1に記載した車両用エンジンの
    エアクリーナ装置。
  4. 【請求項4】前記エアクリーナエレメントと前記係止片
    とが不完全な係合状態のとき、前記エアクリーナカバー
    のエアークリーナケースに対する前記係合手段による係
    合を不能にしたことを特徴とする請求項3に記載した車
    両用エンジンのエアクリーナ装置。
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