JPH10266906A - 蒸発燃料処理装置 - Google Patents

蒸発燃料処理装置

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Publication number
JPH10266906A
JPH10266906A JP8559797A JP8559797A JPH10266906A JP H10266906 A JPH10266906 A JP H10266906A JP 8559797 A JP8559797 A JP 8559797A JP 8559797 A JP8559797 A JP 8559797A JP H10266906 A JPH10266906 A JP H10266906A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
venturi
throttle valve
canister
passage
fuel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8559797A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Narita
憲一 成田
Kenichi Murakami
賢一 村上
Satomi Wada
里美 和田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisan Industry Co Ltd
Original Assignee
Aisan Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Aisan Industry Co Ltd filed Critical Aisan Industry Co Ltd
Priority to JP8559797A priority Critical patent/JPH10266906A/ja
Publication of JPH10266906A publication Critical patent/JPH10266906A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 蒸発燃料処理装置において、パージガス流入
量を吸入空気量に応じて変化させ、アイドル時の空燃比
の安定性を向上させることを課題とする。 【解決手段】 フューエルタンク31で発生した蒸発燃料
をキャニスタ27内で吸着させて貯留し、貯留された蒸発
燃料を脱離して吸気通路21に流入させる蒸発燃料処理装
置である。スロットルバルブ22の上流側にベンチュリ23
が配設され、パージ通路26の一端の流出ポート25がベン
チュリ23のスロート24部分に開口されている。パージ通
路26の他端がキャニスタ27に接続され、アイドル時にス
ロットルバルブ22の開度が小とされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の燃料タ
ンク等から蒸発する燃料を処理する蒸発燃料処理装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】図2は、車両用内燃機関の従来の蒸発燃
料処理装置(例えば特開平4−237860号公報参
照)を示す。吸気通路1にはスロットルバルブ2が配設
され、スロットルバルブ2の下流の吸気通路1が隔壁13
によって主吸気通路14と副吸気通路15とに縦に分割され
ている。副吸気通路15にベンチュリ11が配設され、ベン
チュリ11の絞られた流路12に連通管5の後端が配置さ
れ、連通管5の後端に第2パージポート10が開口されて
いる。スロットルバルブ2の上流部aの吸気通路1に第
1パージポート3が開口され、連通管5の前端は第1パ
ージポート3に連通されている。キャニスタ7には、燃
料タンク等に連通される蒸発燃料通路8が接続され、大
気口9が配設され、連通管5に連通される導管6が接続
されている。
【0003】燃料タンク等で発生する蒸発燃料はいった
んキャニスタ7の活性炭に吸着され、この吸着燃料は内
燃機関の運転中にキャニスタ7からパージ(脱離)さ
れ、パージガス(パージ燃料と、パージのときにキャニ
スタに導入される外気との混合気)が導管6、連通管5
を通り、第2パージポート10から副吸気通路15に放出さ
れる。第2パージポート10には第1パージポート3から
連通路5に流入した空気の一部がブリードエアとして混
入しているため、パージガスは副吸気通路15の吸気と十
分に混合する。この混合気は主吸気通路14を流れる吸気
と合流するときに良く拡散し、パージ燃料は吸気中に均
一に混じり合うこととなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の蒸発燃料処理装
置では、アイドル時にスロットルバルブ2は全閉位置に
あり、アイドル運転に必要な空気が、第1パージポート
3、連通路5、第2パージポート10からなるバイパス通
路を通って副吸気通路15に流れる。そして、吸気負圧に
より、パージガスの殆ど全部がキャニスタ7から導管
6、第2パージポート10を通って副吸気通路15に吸い込
まれる(図3のB線参照)。このように、流入空気量の
少ないアイドル時に、多量のパージガスが吸気通路1に
吸い込まれるので、空燃比の制御が困難となり、空燃比
の安定性が低下する。本発明は、蒸発燃料処理装置にお
いて、パージガス流入量を吸入空気量に応じて変化さ
せ、アイドル時の空燃比の安定性を向上させることを課
題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、フューエルタ
ンク(31)で発生した蒸発燃料をキャニスタ(27)内で吸着
させて貯留し、貯留された蒸発燃料を脱離して吸気通路
(21)に流入させる蒸発燃料処理装置において、スロット
ルバルブ(22)の上流側にベンチュリ(23)が配設され、パ
ージ通路(26)の一端の流出ポート(25)がベンチュリ(23)
のスロート(24)部分に開口され、パージ通路(26)の他端
がキャニスタ(27)に接続され、アイドル時にスロットル
バルブ(22)の開度が小とされることを第1の構成とす
る。本発明は、第1の構成において、ベンチュリ(23)が
吸気通路(21)の中央に配置され、ベンチュリ(23)の流れ
に垂直な断面がスロットルシャフト(28)の断面積よりも
小さくされ、ベンチュリの流路抵抗が小さくされたこと
を第2の構成とする。
【0006】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の蒸発燃料処理装
置の実施の形態を示す。スロットルボデー20の吸気通路
21にスロットルバルブ22が配設され、スロットルバルブ
22の上流側の吸気通路21の中央位置にベンチュリ23が配
設されている。ベンチュリ23の形状は略円筒状で、内面
の流路断面積が、最初絞られ、その後ひろがる形状とさ
れ、最小断面積の部分がスロート(喉部)24となってい
る。図1では、スロート24の位置が長手方向の略中央に
あるが、前後方向に移動させることができる。ベンチュ
リ23にはスロート24部分に開口する流出ポート25が形成
され、流出ポート25はパージ通路26を通してキャニスタ
27の上部に連通されている。キャニスタ27の下部には大
気口29が形成され、キャニスタ27の上部は蒸発燃料通路
30によってフューエルタンク31の上部と連通されてい
る。なお、ベンチュリ23の配設箇所は、吸気通路21のス
ロットルバルブ22の上流側の中央から外れた位置であっ
てもよい。また、吸気通路21のベンチュリ23の上流はエ
アクリーナに連通され、スロットルバルブ22の下流側は
エンジンに連通されている。
【0007】図1に示すベンチュリ23では、パージ通路
26の流出ポート25がスロート24部分に開口されている
が、パージ通路26の一端にパイプを接続し、パイプの先
端をスロート24の中心位置におくことができる。そし
て、パイプの先端はその儘でもよく、或いはパイプの先
端にノズルを設け、下流側や流れに垂直方向にノズルを
向けてもよい。また、ベンチュリ23の流れに垂直な断面
積はスロットルシャフト28の断面積よりも小さくして、
流路抵抗を小さくすることができる。
【0008】図1に示すスロットルバルブ22は、アイド
ル時に開度小となるように設定されており、スロットル
バルブ22の外周部分と吸気通路21との間に所定幅の略環
状隙間が形成される。フューエルタンク31で発生した蒸
発燃料をキャニスタ27内で吸着させて貯留し、内燃機関
の運転中において、貯留された蒸発燃料を脱離して吸気
通路21に導入する。流入空気量はスロットルバルブ22の
開度に比例し、ベンチュリ23のスロート24の負圧が流入
空気量に比例して上昇し、パージ流量が吸入空気量に比
例する(図3の線A参照)。このように、流入空気量が
少ないときにはパージ流量が多くならないので、低回転
時の空燃比の制御が容易であり、アイドル時の空燃比の
安定性が向上する。なお、スロットルバルブ22にバイパ
ス通路を形成し、アイドル時にスロットルバルブ22を全
閉位置におくようにしてもよい。
【0009】
【発明の効果】本発明の請求項1の蒸発燃料処理装置で
は、スロットルバルブの上流側にベンチュリが配設さ
れ、パージ通路の一端の流出ポートがベンチュリのスロ
ート部分に開口され、パージ通路の他端がキャニスタに
接続され、アイドル時にスロットルバルブの開度が小と
されている。従って、パージガス流入量が吸入空気量に
比例し、アイドル時にはパージガス流入量が少ないた
め、空燃比の制御が容易であり空燃比の安定性が向上す
る。本発明の請求項2の蒸発燃料処理装置では、ベンチ
ュリの流れに垂直な断面がスロットルシャフトの断面積
よりも小さくされ、ベンチュリの流路抵抗が小さくされ
ている。従って、ベンチュリを配設したことにより、吸
入空気量に対する影響が少ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の蒸発燃料処理装置の実施の形態を示す
断面図である。
【図2】従来の蒸発燃料処理装置の実施の形態を示す断
面図である。
【図3】吸入空気量とパージ流量との関係を示す図であ
る。
【符号の説明】
21 吸気通路 22 スロットルバルブ 23 ベンチュリ 24 スロート 25 流出ポート 26 パージ通路 27 キャニスタ 28 スロットルシャフト 31 フューエルタンク

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フューエルタンクで発生した蒸発燃料を
    キャニスタ内で吸着させて貯留し、貯留された蒸発燃料
    を脱離して吸気通路に流入させる蒸発燃料処理装置にお
    いて、スロットルバルブの上流側にベンチュリが配設さ
    れ、パージ通路の一端の流出ポートがベンチュリのスロ
    ート部分に開口され、パージ通路の他端がキャニスタに
    接続され、アイドル時にスロットルバルブの開度が小と
    されることを特徴とする蒸発燃料処理装置。
  2. 【請求項2】 ベンチュリが吸気通路の中央に配置さ
    れ、ベンチュリの流れに垂直な断面がスロットルシャフ
    トの断面積よりも小さくされ、ベンチュリの流路抵抗が
    小さくされた請求項1の蒸発燃料処理装置。
JP8559797A 1997-03-21 1997-03-21 蒸発燃料処理装置 Pending JPH10266906A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8559797A JPH10266906A (ja) 1997-03-21 1997-03-21 蒸発燃料処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8559797A JPH10266906A (ja) 1997-03-21 1997-03-21 蒸発燃料処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10266906A true JPH10266906A (ja) 1998-10-06

Family

ID=13863243

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8559797A Pending JPH10266906A (ja) 1997-03-21 1997-03-21 蒸発燃料処理装置

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JP (1) JPH10266906A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107631766A (zh) * 2017-09-14 2018-01-26 国网山西省电力公司电力科学研究院 火电厂一次风道中文丘里风量测量管的在线吹扫系统

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107631766A (zh) * 2017-09-14 2018-01-26 国网山西省电力公司电力科学研究院 火电厂一次风道中文丘里风量测量管的在线吹扫系统

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