JPH11324824A - エンジンの蒸発燃料処理装置 - Google Patents
エンジンの蒸発燃料処理装置Info
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- JPH11324824A JPH11324824A JP12880598A JP12880598A JPH11324824A JP H11324824 A JPH11324824 A JP H11324824A JP 12880598 A JP12880598 A JP 12880598A JP 12880598 A JP12880598 A JP 12880598A JP H11324824 A JPH11324824 A JP H11324824A
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- Japan
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- purge
- throttle valve
- passage
- valve
- intake passage
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- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 エンジンの蒸発燃料処理装置において、パー
ジエアにより吸気通路壁を洗浄するとともに、各気筒に
対して蒸発燃料を均等に分配する。 【解決手段】 吸気通路に吸入空気量を調節するスロッ
トルバルブ30を備え、キャニスタからの蒸発燃料を吸
気通路に導くパージ通路21を備えるエンジンの蒸発燃
料処理装置において、スロットルバルブ30にパージ通
路21の出口21aを開口させるものとした。
ジエアにより吸気通路壁を洗浄するとともに、各気筒に
対して蒸発燃料を均等に分配する。 【解決手段】 吸気通路に吸入空気量を調節するスロッ
トルバルブ30を備え、キャニスタからの蒸発燃料を吸
気通路に導くパージ通路21を備えるエンジンの蒸発燃
料処理装置において、スロットルバルブ30にパージ通
路21の出口21aを開口させるものとした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンの蒸発燃
料処理装置の改良に関するものである。
料処理装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両の燃料タンク内で蒸発した燃料が大
気中に放出されるのを防止するため、蒸発燃料をキャニ
スタ内の活性炭に吸着させておき、エンジンの運転中に
発達する吸入負圧を利用して、蒸発燃料をキャニスタ内
の活性炭から脱離させて吸気通路に導くようにした蒸発
燃料処理装置が知られている(実開平5−1846号公
報、参照)。
気中に放出されるのを防止するため、蒸発燃料をキャニ
スタ内の活性炭に吸着させておき、エンジンの運転中に
発達する吸入負圧を利用して、蒸発燃料をキャニスタ内
の活性炭から脱離させて吸気通路に導くようにした蒸発
燃料処理装置が知られている(実開平5−1846号公
報、参照)。
【0003】自動車等に搭載されるエンジンでは、スロ
ットルバルブより下流側の吸気通路には蒸発燃料を含む
パージエアが導かれるともに、排気ガスの一部であるE
GRガスや燃焼室から吹き抜けたブローバイガス等が還
流される。こうして吸気通路に流入するパージエア、E
GRガス、ブローバイガス等は、スロットルバルブを通
過した空気と混合しながら各気筒に分配される。
ットルバルブより下流側の吸気通路には蒸発燃料を含む
パージエアが導かれるともに、排気ガスの一部であるE
GRガスや燃焼室から吹き抜けたブローバイガス等が還
流される。こうして吸気通路に流入するパージエア、E
GRガス、ブローバイガス等は、スロットルバルブを通
過した空気と混合しながら各気筒に分配される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のエンジンにあっては、スロットルバルブの下
流側の吸気通路に導入されたEGRガスやブローバイガ
スが逆流してスロットルバルブのまわりに到達すると、
これらガス中に含まれるデポジット等がスロットルバル
ブやそのまわりの吸気通路壁に付着して、スロットルバ
ルブの開度が小さい運転条件で所期の吸入空気量が得ら
れなかったり、スロットルバルブの開閉作動性が悪化す
る可能性がある。特に、モータで開閉駆動されるいわゆ
る電制スロットルバルブにあっては、その制御性が悪化
する可能性がある。
うな従来のエンジンにあっては、スロットルバルブの下
流側の吸気通路に導入されたEGRガスやブローバイガ
スが逆流してスロットルバルブのまわりに到達すると、
これらガス中に含まれるデポジット等がスロットルバル
ブやそのまわりの吸気通路壁に付着して、スロットルバ
ルブの開度が小さい運転条件で所期の吸入空気量が得ら
れなかったり、スロットルバルブの開閉作動性が悪化す
る可能性がある。特に、モータで開閉駆動されるいわゆ
る電制スロットルバルブにあっては、その制御性が悪化
する可能性がある。
【0005】また、パージエアを導くパージ通路をスロ
ットルバルブより下流側の吸気通路に開口させる従来の
構造では、パージ通路より下流側の吸気通路長を十分に
確保できない場合、蒸発燃料を各気筒に均等に分配する
ことが難しいという問題点がある。この対策として、パ
ージ通路を構成する管を吸気通路に突出させるものがあ
るが、この場合、吸気抵抗が増え、吸気充填効率が低下
するという問題点がある。
ットルバルブより下流側の吸気通路に開口させる従来の
構造では、パージ通路より下流側の吸気通路長を十分に
確保できない場合、蒸発燃料を各気筒に均等に分配する
ことが難しいという問題点がある。この対策として、パ
ージ通路を構成する管を吸気通路に突出させるものがあ
るが、この場合、吸気抵抗が増え、吸気充填効率が低下
するという問題点がある。
【0006】本発明は上記の問題点を鑑みてなされたも
のであり、エンジンの蒸発燃料処理装置において、パー
ジエアにより吸気通路壁を洗浄するとともに、各気筒に
対して蒸発燃料を均等に分配することを目的とする。
のであり、エンジンの蒸発燃料処理装置において、パー
ジエアにより吸気通路壁を洗浄するとともに、各気筒に
対して蒸発燃料を均等に分配することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】図1を参照して説明する
と、請求項1に記載の発明は、吸気通路に吸入空気量を
調節するスロットルバルブ30を備え、キャニスタから
の蒸発燃料を吸気通路に導くパージ通路21を備えるエ
ンジンの蒸発燃料処理装置に適用する。
と、請求項1に記載の発明は、吸気通路に吸入空気量を
調節するスロットルバルブ30を備え、キャニスタから
の蒸発燃料を吸気通路に導くパージ通路21を備えるエ
ンジンの蒸発燃料処理装置に適用する。
【0008】そして、スロットルバルブ30にパージ通
路21の出口21aを開口させるものとした。
路21の出口21aを開口させるものとした。
【0009】請求項2に記載のエンジンの蒸発燃料処理
装置は、請求項1に記載の発明において、スロットルバ
ルブ30を円盤状をした弁体32と弁体32を回動可能
に支持する弁軸31とて構成し、パージ通路21を弁軸
31と弁体32の内部に形成するものとした。
装置は、請求項1に記載の発明において、スロットルバ
ルブ30を円盤状をした弁体32と弁体32を回動可能
に支持する弁軸31とて構成し、パージ通路21を弁軸
31と弁体32の内部に形成するものとした。
【0010】請求項3に記載のエンジンの蒸発燃料処理
装置は、請求項1または2に記載の発明において、パー
ジ通路21を弁体の外周端面35に開口するものとし
た。
装置は、請求項1または2に記載の発明において、パー
ジ通路21を弁体の外周端面35に開口するものとし
た。
【0011】請求項4に記載のエンジンの蒸発燃料処理
装置は、請求項1から3のいずれか一つに記載の発明に
おいて、弁体32を二等分するとともに弁軸31に直交
する弁体中心線を設定し、パージ通路21の出口21a
を弁体中心線と同軸上に開口させるものとした。
装置は、請求項1から3のいずれか一つに記載の発明に
おいて、弁体32を二等分するとともに弁軸31に直交
する弁体中心線を設定し、パージ通路21の出口21a
を弁体中心線と同軸上に開口させるものとした。
【0012】請求項5に記載のエンジンの蒸発燃料処理
装置は、請求項4に記載の発明において、パージ通路2
1に複数の出口21aを備えるものとした。
装置は、請求項4に記載の発明において、パージ通路2
1に複数の出口21aを備えるものとした。
【0013】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段の項では、本発明を分かり易くする
ために発明の実施の形態の図を用いたが、これにより本
発明が実施の形態に限定されるものではない。
解決するための手段の項では、本発明を分かり易くする
ために発明の実施の形態の図を用いたが、これにより本
発明が実施の形態に限定されるものではない。
【0014】
【発明の作用および効果】請求項1に記載のエンジンの
蒸発燃料処理装置において、スロットルバルブ30にパ
ージ通路21の出口21aを開口させることにより、揮
発性の高い蒸発燃料を含むパージエアが吸気通路壁に付
着したデポジットに当たり、デポジットを溶かして洗浄
する機能を果たす。このパージエアの洗浄効果により、
スロットルバルブ30やそのまわりの吸気通路壁にデポ
ジットが堆積することが防止され、スロットルチャンバ
13やスロットルバルブ30の開度が小さい運転条件で
所期の吸入空気量が得られるとともに、スロットルバル
ブ30の開閉作動性が円滑に維持される。
蒸発燃料処理装置において、スロットルバルブ30にパ
ージ通路21の出口21aを開口させることにより、揮
発性の高い蒸発燃料を含むパージエアが吸気通路壁に付
着したデポジットに当たり、デポジットを溶かして洗浄
する機能を果たす。このパージエアの洗浄効果により、
スロットルバルブ30やそのまわりの吸気通路壁にデポ
ジットが堆積することが防止され、スロットルチャンバ
13やスロットルバルブ30の開度が小さい運転条件で
所期の吸入空気量が得られるとともに、スロットルバル
ブ30の開閉作動性が円滑に維持される。
【0015】スロットルバルブ30にパージ通路21の
出口21aを開口させることにより、出口21aから各
気筒への分岐部までの吸気通路長を最大限に確保し、パ
ージエアを各気筒に均等に分配できる。
出口21aを開口させることにより、出口21aから各
気筒への分岐部までの吸気通路長を最大限に確保し、パ
ージエアを各気筒に均等に分配できる。
【0016】さらに、スロットルバルブ30にパージ通
路21の出口21aを開口させることにより、出口21
aから噴出するパージエアは吸気通路壁から離れた吸入
空気の主流となる位置に噴出して吸入空気との混合が促
されるため、吸気通路壁にパージ通路の出口を開口させ
た従来装置に比べて、パージエアを各気筒に均等に分配
できる。この結果、各気筒間の空燃比のバラツキを最小
限に抑えて、排気浄化率を防止できる。また、各気筒の
燃焼圧力を均一にしてエンジンの振動を低減できる。
路21の出口21aを開口させることにより、出口21
aから噴出するパージエアは吸気通路壁から離れた吸入
空気の主流となる位置に噴出して吸入空気との混合が促
されるため、吸気通路壁にパージ通路の出口を開口させ
た従来装置に比べて、パージエアを各気筒に均等に分配
できる。この結果、各気筒間の空燃比のバラツキを最小
限に抑えて、排気浄化率を防止できる。また、各気筒の
燃焼圧力を均一にしてエンジンの振動を低減できる。
【0017】請求項2に記載のエンジンの蒸発燃料処理
装置において、パージ通路21をスロットルバルブ30
の弁軸31および弁体32の内部に形成することによ
り、パージ通路21を構成する配管等を吸気通路10に
突出させることがなく、吸入空気に与える抵抗が増大す
ることを回避できる。
装置において、パージ通路21をスロットルバルブ30
の弁軸31および弁体32の内部に形成することによ
り、パージ通路21を構成する配管等を吸気通路10に
突出させることがなく、吸入空気に与える抵抗が増大す
ることを回避できる。
【0018】請求項3に記載のエンジンの蒸発燃料処理
装置において、パージ通路21の出口21aを円盤状を
した弁体32の外周端面35に開口させることにより、
出口21aから噴出するパージエアは、吸気通路壁のデ
ポジットが付着しやすい領域に向けて噴出し、吸気通路
壁に付着したデポジットを有効に洗浄できる。
装置において、パージ通路21の出口21aを円盤状を
した弁体32の外周端面35に開口させることにより、
出口21aから噴出するパージエアは、吸気通路壁のデ
ポジットが付着しやすい領域に向けて噴出し、吸気通路
壁に付着したデポジットを有効に洗浄できる。
【0019】請求項4に記載のエンジンの蒸発燃料処理
装置において、パージ通路21の出口21aを弁体中心
線と同軸上に配置することにより、出口21aから噴出
するパージエアは、吸気通路壁のデポジットが付着しや
すい領域に向けて噴出し、デポジットを洗浄する効果を
高められる。
装置において、パージ通路21の出口21aを弁体中心
線と同軸上に配置することにより、出口21aから噴出
するパージエアは、吸気通路壁のデポジットが付着しや
すい領域に向けて噴出し、デポジットを洗浄する効果を
高められる。
【0020】請求項5に記載のエンジンの蒸発燃料処理
装置において、パージ通路21に複数の出口21aを備
えることにより、出口21aから噴出するパージエア
は、吸気通路壁の広い範囲に向けて噴出し、デポジット
を洗浄する効果を高められる。
装置において、パージ通路21に複数の出口21aを備
えることにより、出口21aから噴出するパージエア
は、吸気通路壁の広い範囲に向けて噴出し、デポジット
を洗浄する効果を高められる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
図面に基づいて説明する。
【0022】図4において、1は車両に搭載されるエン
ジン、10は吸気通路、9は吸気通路10に燃料を噴射
するインジェクタである。20はキャニスタ、21はキ
ャニスタ20と吸気通路10を結ぶパージ通路、23は
パージ通路21に介装されたパージコントロールバル
ブ、22は図示しない燃料タンクとキャニスタ20を結
ぶチャージ通路であり、これらによって蒸発燃料処理装
置が構成される。燃料タンクで発生した蒸発燃料はチャ
ージ通路22を通ってキャニスタ20に導かれ、キャニ
スタ4内の活性炭に吸着される。所定の運転条件で、図
示しないコントロールユニットからの信号を受けてパー
ジコントロールバルブ23が開かれると、スロットルバ
ルブ7の下流に発達する吸入負圧によりキャニスタ4の
活性炭から脱離された蒸発燃料を含むパージエアが吸気
通路10内に導入され、燃焼室で燃やされる。
ジン、10は吸気通路、9は吸気通路10に燃料を噴射
するインジェクタである。20はキャニスタ、21はキ
ャニスタ20と吸気通路10を結ぶパージ通路、23は
パージ通路21に介装されたパージコントロールバル
ブ、22は図示しない燃料タンクとキャニスタ20を結
ぶチャージ通路であり、これらによって蒸発燃料処理装
置が構成される。燃料タンクで発生した蒸発燃料はチャ
ージ通路22を通ってキャニスタ20に導かれ、キャニ
スタ4内の活性炭に吸着される。所定の運転条件で、図
示しないコントロールユニットからの信号を受けてパー
ジコントロールバルブ23が開かれると、スロットルバ
ルブ7の下流に発達する吸入負圧によりキャニスタ4の
活性炭から脱離された蒸発燃料を含むパージエアが吸気
通路10内に導入され、燃焼室で燃やされる。
【0023】吸気通路10にはスロットルバルブ30が
設けられる。バタフライ式のスロットルバルブ30はリ
ンケージ37およびワイヤ36等を介して図示しないア
クセルペダルに連動して弁軸31を中心に回動すること
により、エンジン1の吸入空気量を調節するようになっ
ている。なお、スロットルバルブ30をステップモータ
等のアクチュエータによって駆動する構造としてもよ
い。
設けられる。バタフライ式のスロットルバルブ30はリ
ンケージ37およびワイヤ36等を介して図示しないア
クセルペダルに連動して弁軸31を中心に回動すること
により、エンジン1の吸入空気量を調節するようになっ
ている。なお、スロットルバルブ30をステップモータ
等のアクチュエータによって駆動する構造としてもよ
い。
【0024】吸気通路10は、スロットルバルブ30を
収装するスロットルチャンバー13と、スロットルチャ
ンバー13に接続して吸気を各気筒に分配するインテー
クマニホールド14とを備えている。インテークマニホ
ールド14は所定容積を有するコレクタ部15と、コレ
クタ部15から各気筒に向けて分岐するブランチ部16
とを有する。
収装するスロットルチャンバー13と、スロットルチャ
ンバー13に接続して吸気を各気筒に分配するインテー
クマニホールド14とを備えている。インテークマニホ
ールド14は所定容積を有するコレクタ部15と、コレ
クタ部15から各気筒に向けて分岐するブランチ部16
とを有する。
【0025】コレクタ部15には図示しない排気還流通
路が接続される。エンジン運転条件に応じて排気ガスの
一部であるEGRガスが排気還流通路を通って吸気通路
2に還流される。各気筒にEGRガスを還流することに
より、気筒内の酸素濃度を下げ、燃料の燃焼温度を下げ
てNOxの生成を抑える。
路が接続される。エンジン運転条件に応じて排気ガスの
一部であるEGRガスが排気還流通路を通って吸気通路
2に還流される。各気筒にEGRガスを還流することに
より、気筒内の酸素濃度を下げ、燃料の燃焼温度を下げ
てNOxの生成を抑える。
【0026】さらにコレクタ部15には図示しないブロ
ーバイガス通路が接続される。燃焼室からクランク室ま
たはシリンダヘッド上の動弁室に吹き抜けたブローバイ
ガスがブローバガス通路を通して吸気通路に還流される
ことにより、ブローバイガスと共に未燃焼HCが持ち出
されることを防止する。
ーバイガス通路が接続される。燃焼室からクランク室ま
たはシリンダヘッド上の動弁室に吹き抜けたブローバイ
ガスがブローバガス通路を通して吸気通路に還流される
ことにより、ブローバイガスと共に未燃焼HCが持ち出
されることを防止する。
【0027】図1に示すように、スロットルバルブ30
にパージ通路21の出口21aを開口させる。スロット
ルバルブ30は円盤状をした弁体32と、弁体32を回
動可能に支持する弁軸31を備え、パージ通路21は弁
軸31と弁体32の内部に形成される。図1、図2に示
すように、パージ通路21は、パイプ状をした弁軸31
内に形成される通孔33と、弁体32内に形成される通
孔34とを有する。弁体32は弁軸31に対してキー3
8とビス39を介して回り止めがはかられる。
にパージ通路21の出口21aを開口させる。スロット
ルバルブ30は円盤状をした弁体32と、弁体32を回
動可能に支持する弁軸31を備え、パージ通路21は弁
軸31と弁体32の内部に形成される。図1、図2に示
すように、パージ通路21は、パイプ状をした弁軸31
内に形成される通孔33と、弁体32内に形成される通
孔34とを有する。弁体32は弁軸31に対してキー3
8とビス39を介して回り止めがはかられる。
【0028】通孔34によって構成されるパージ通路2
1の出口21aは、弁体32の外周端面35に開口させ
る。弁体32を二等分するとともに弁軸31に直交する
弁体中心線を設定し、パージ通路21の出口21aを弁
体中心線と同軸上に開口させる。
1の出口21aは、弁体32の外周端面35に開口させ
る。弁体32を二等分するとともに弁軸31に直交する
弁体中心線を設定し、パージ通路21の出口21aを弁
体中心線と同軸上に開口させる。
【0029】図3に示すように、弁軸31はスロットル
チャンバ13に対してベアリング41を介して回動可能
に支持される。弁軸31とスロットルチャンバ13の間
にはリップ付きシール材40が介装されて密封される。
チャンバ13に対してベアリング41を介して回動可能
に支持される。弁軸31とスロットルチャンバ13の間
にはリップ付きシール材40が介装されて密封される。
【0030】スロットルチャンバ13の外側にはハウジ
ング42が結合され、パージ通路21が画成される。ハ
ウジング42には管状に突出したコネクタ部46が形成
され、コネクタ部46にパージ通路10を構成する配管
47が接続される。
ング42が結合され、パージ通路21が画成される。ハ
ウジング42には管状に突出したコネクタ部46が形成
され、コネクタ部46にパージ通路10を構成する配管
47が接続される。
【0031】円盤状をしたハウジング42はその外周に
形成されたフランジ部43が複数のビス44を介してス
ロットルチャンバ13に結合される。フランジ部43と
スロットルチャンバ13の間にはシールリング45が介
装されて密封される。
形成されたフランジ部43が複数のビス44を介してス
ロットルチャンバ13に結合される。フランジ部43と
スロットルチャンバ13の間にはシールリング45が介
装されて密封される。
【0032】以上のように構成され、次に作用について
説明する。
説明する。
【0033】所定の運転条件でパージコントロールバル
ブ23が開かれると、キャニスタ4から脱離されたパー
ジエアが図中矢印で示すように吸気通路10内に導入さ
れるとともに、排気ガスの一部であるEGRガスや燃焼
室から吹き抜けたブローバイガス等が還流される。こう
して吸気通路に流入するパージエア、EGRガス、ブロ
ーバイガス等は、スロットルバルブを通過した空気と混
合しながら各気筒に分配され、燃焼室で燃やされる。
ブ23が開かれると、キャニスタ4から脱離されたパー
ジエアが図中矢印で示すように吸気通路10内に導入さ
れるとともに、排気ガスの一部であるEGRガスや燃焼
室から吹き抜けたブローバイガス等が還流される。こう
して吸気通路に流入するパージエア、EGRガス、ブロ
ーバイガス等は、スロットルバルブを通過した空気と混
合しながら各気筒に分配され、燃焼室で燃やされる。
【0034】ところで、スロットルバルブ30の下流側
の吸気通路2に導入されたEGRガスやブローバイガス
が逆流してスロットルバルブ30のまわりに到達する
と、これらガス中に含まれるデポジット等がスロットル
バルブ30やそのまわりの吸気通路壁に付着して、スロ
ットルバルブ30の開度が小さい運転条件で所期の吸入
空気量が得られなかったり、スロットルバルブ30の開
閉作動性が悪化する可能性がある。
の吸気通路2に導入されたEGRガスやブローバイガス
が逆流してスロットルバルブ30のまわりに到達する
と、これらガス中に含まれるデポジット等がスロットル
バルブ30やそのまわりの吸気通路壁に付着して、スロ
ットルバルブ30の開度が小さい運転条件で所期の吸入
空気量が得られなかったり、スロットルバルブ30の開
閉作動性が悪化する可能性がある。
【0035】本発明はこれに対処して、スロットルバル
ブ30にパージ通路21の出口21aを開口させること
により、揮発性の高い蒸発燃料を含むパージエアが吸気
通路壁に付着したデポジットに当たり、デポジットを溶
かして洗浄する機能を果たす。このパージエアの洗浄効
果により、スロットルバルブ30やそのまわりの吸気通
路壁にデポジットが堆積することが防止され、スロット
ルチャンバ13やスロットルバルブ30の開度が小さい
運転条件で所期の吸入空気量が得られるとともに、スロ
ットルバルブ30の開閉作動性が円滑に維持される。
ブ30にパージ通路21の出口21aを開口させること
により、揮発性の高い蒸発燃料を含むパージエアが吸気
通路壁に付着したデポジットに当たり、デポジットを溶
かして洗浄する機能を果たす。このパージエアの洗浄効
果により、スロットルバルブ30やそのまわりの吸気通
路壁にデポジットが堆積することが防止され、スロット
ルチャンバ13やスロットルバルブ30の開度が小さい
運転条件で所期の吸入空気量が得られるとともに、スロ
ットルバルブ30の開閉作動性が円滑に維持される。
【0036】パージ通路21の出口21aを円盤状をし
た弁体32の外周端面35に開口させ、弁体中心線と同
軸上に配置することにより、出口21aから噴出するパ
ージエアは、吸気通路壁のデポジットが最も付着しやす
い領域に向けて噴出し、デポジットを洗浄する効果を高
められる。
た弁体32の外周端面35に開口させ、弁体中心線と同
軸上に配置することにより、出口21aから噴出するパ
ージエアは、吸気通路壁のデポジットが最も付着しやす
い領域に向けて噴出し、デポジットを洗浄する効果を高
められる。
【0037】パージ通路21をスロットルバルブ30の
弁軸31および弁体32の内部に形成したため、吸気通
路10にパージ通路21を構成する配管等を突出させる
必要がなく、吸入空気に与える抵抗が増大することを回
避できる。
弁軸31および弁体32の内部に形成したため、吸気通
路10にパージ通路21を構成する配管等を突出させる
必要がなく、吸入空気に与える抵抗が増大することを回
避できる。
【0038】また、パージ通路21はスロットルバルブ
30より下流側に開口させて吸入負圧によりパージエア
を吸引する必要があるものの、パージエアを各ブランチ
部16に均等に分配するためにパージ通路21を吸気通
路10のできるだけ上流側に開口させたいという要求が
ある。
30より下流側に開口させて吸入負圧によりパージエア
を吸引する必要があるものの、パージエアを各ブランチ
部16に均等に分配するためにパージ通路21を吸気通
路10のできるだけ上流側に開口させたいという要求が
ある。
【0039】本発明はこれに対処して、スロットルバル
ブ30にパージ通路21の出口21aを開口させること
により、出口21aから各ブランチ部16までの吸気通
路長を最大限に確保し、パージエアを各ブランチ部16
に均等に分配することができる。
ブ30にパージ通路21の出口21aを開口させること
により、出口21aから各ブランチ部16までの吸気通
路長を最大限に確保し、パージエアを各ブランチ部16
に均等に分配することができる。
【0040】さらに、スロットルバルブ30にパージ通
路21の出口21aを開口させることにより、出口21
aから噴出するパージエアは吸気通路壁から離れた位置
に噴出して吸入空気との混合が促されるため、吸気通路
壁にパージ通路の出口を開口させた従来装置に比べて、
パージエアを各ブランチ部16に均等に分配することが
できる。なお、スロットルバルブ30の開度が大きくな
るのに伴って、パージ通路21の出口21aは吸気通路
10の中央部に移動するので、出口21aから噴出する
パージエアと吸入空気との混合が促され、パージエアを
各ブランチ部16に均等に分配する効果が高まる。
路21の出口21aを開口させることにより、出口21
aから噴出するパージエアは吸気通路壁から離れた位置
に噴出して吸入空気との混合が促されるため、吸気通路
壁にパージ通路の出口を開口させた従来装置に比べて、
パージエアを各ブランチ部16に均等に分配することが
できる。なお、スロットルバルブ30の開度が大きくな
るのに伴って、パージ通路21の出口21aは吸気通路
10の中央部に移動するので、出口21aから噴出する
パージエアと吸入空気との混合が促され、パージエアを
各ブランチ部16に均等に分配する効果が高まる。
【0041】他の実施の形態として、図5に示すよう
に、パージ通路21の出口21aを3つに分岐させ、各
出口21aを弁体32の外周端面35に開口させてもよ
い。この場合、各出口21aから噴出するパージエア
は、スロットルバルブ30まわりに位置した吸気通路壁
の広い範囲に噴出し、パージエアによって洗浄される範
囲を拡大できる。また、3つの出口21aを備えること
により、各通孔34の開口径を小さくして、弁体32の
板厚を小さくすることができる。
に、パージ通路21の出口21aを3つに分岐させ、各
出口21aを弁体32の外周端面35に開口させてもよ
い。この場合、各出口21aから噴出するパージエア
は、スロットルバルブ30まわりに位置した吸気通路壁
の広い範囲に噴出し、パージエアによって洗浄される範
囲を拡大できる。また、3つの出口21aを備えること
により、各通孔34の開口径を小さくして、弁体32の
板厚を小さくすることができる。
【0042】さらに他の実施の形態として、図6に示す
ように、スロットルチャンバ13の外側にはハウジング
52が結合され、パージ通路21を画成してもよい。
ように、スロットルチャンバ13の外側にはハウジング
52が結合され、パージ通路21を画成してもよい。
【0043】ハウジング52には管状に突出したコネク
タ部56が形成され、コネクタ部56にパージ通路21
を構成する配管47が接続される。
タ部56が形成され、コネクタ部56にパージ通路21
を構成する配管47が接続される。
【0044】円筒状をしたハウジング52はその外周に
突出形成されたフランジ部53が複数のビス44を介し
てスロットルチャンバ13に結合される。ハウジング5
2の円筒部55とスロットルチャンバ13の間にはシー
ルリング56が介装されて密封される。また、円筒部5
5の先端面はシールリング40の押さえ板49に当接
し、シールリング45およびベアリング41を固定する
ようになっている。
突出形成されたフランジ部53が複数のビス44を介し
てスロットルチャンバ13に結合される。ハウジング5
2の円筒部55とスロットルチャンバ13の間にはシー
ルリング56が介装されて密封される。また、円筒部5
5の先端面はシールリング40の押さえ板49に当接
し、シールリング45およびベアリング41を固定する
ようになっている。
【図1】本発明の実施の形態を示すスロットルバルブの
斜視図。
斜視図。
【図2】同じくスロットルバルブの側面図。
【図3】同じくパージ通路の断面図。
【図4】同じく蒸発燃料処理装置の構成図。
【図5】他の実施の形態を示すスロットルバルブの側面
図。
図。
【図6】同じくパージ通路の断面図。
10 吸気通路 20 キャニスタ 21 パージ通路 21a パージ通路出口 30 スロットルバルブ 31 弁軸 32 弁体
Claims (5)
- 【請求項1】吸気通路に吸入空気量を調節するスロット
ルバルブを備え、 キャニスタからの蒸発燃料を前記吸気通路に導くパージ
通路を備えるエンジンの蒸発燃料処理装置において、 前記スロットルバルブに前記パージ通路の出口を開口さ
せたことを特徴とするエンジンの蒸発燃料処理装置。 - 【請求項2】前記スロットルバルブを円盤状をした弁体
と前記弁体を回動可能に支持する弁軸とで構成し、 前記パージ通路を前記弁軸と弁体の内部に形成したこと
を特徴とする請求項1に記載のエンジンの蒸発燃料処理
装置。 - 【請求項3】前記パージ通路の出口を前記弁体の外周端
面に開口したことを特徴とする請求項1または2に記載
のエンジンの蒸発燃料処理装置。 - 【請求項4】前記弁体を二等分するとともに前記弁軸に
直交する弁体中心線を設定し、 前記パージ通路の出口を前記弁体中心線と同軸上に開口
させたことを特徴とする請求項3に記載のエンジンの蒸
発燃料処理装置。 - 【請求項5】前記パージ通路に複数の出口を備えたこと
を特徴とする請求項4に記載のエンジンの蒸発燃料処理
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12880598A JPH11324824A (ja) | 1998-05-12 | 1998-05-12 | エンジンの蒸発燃料処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12880598A JPH11324824A (ja) | 1998-05-12 | 1998-05-12 | エンジンの蒸発燃料処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11324824A true JPH11324824A (ja) | 1999-11-26 |
Family
ID=14993868
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12880598A Pending JPH11324824A (ja) | 1998-05-12 | 1998-05-12 | エンジンの蒸発燃料処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11324824A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008106707A (ja) * | 2006-10-27 | 2008-05-08 | Denso Corp | 内燃機関の吸気加熱装置 |
JP2013124559A (ja) * | 2011-12-13 | 2013-06-24 | Aisin Seiki Co Ltd | 内燃機関の吸気弁装置 |
-
1998
- 1998-05-12 JP JP12880598A patent/JPH11324824A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008106707A (ja) * | 2006-10-27 | 2008-05-08 | Denso Corp | 内燃機関の吸気加熱装置 |
JP2013124559A (ja) * | 2011-12-13 | 2013-06-24 | Aisin Seiki Co Ltd | 内燃機関の吸気弁装置 |
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