JPH10266554A - 壁つなぎ連結工法 - Google Patents
壁つなぎ連結工法Info
- Publication number
- JPH10266554A JPH10266554A JP8599397A JP8599397A JPH10266554A JP H10266554 A JPH10266554 A JP H10266554A JP 8599397 A JP8599397 A JP 8599397A JP 8599397 A JP8599397 A JP 8599397A JP H10266554 A JPH10266554 A JP H10266554A
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- Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【解決手段】ＡＬＣパネル等の外壁Ｐを介し、躯体の内
部に配設されたＨ形鋼等の固定部材Ｑに壁つなぎＫを連
結する。外壁Ｐの間隙を設ける位置の固定部材Ｑに、外
壁Ｐの間隙よりも左右に長い平面Ｕ字形状の連結杆１を
予め固定する。一方、この連結杆１に着脱自在な係止フ
ック２を壁つなぎＫの端部に連結する。外壁Ｐの間隙に
係止フック２を挿通して連結杆１に係止し、壁つなぎＫ
を固定部材Ｑに連結する。 【効果】ＡＬＣパネル等の外壁を傷付けずに壁つなぎを
連結する事ができる。連結作業が極めて容易である。
部に配設されたＨ形鋼等の固定部材Ｑに壁つなぎＫを連
結する。外壁Ｐの間隙を設ける位置の固定部材Ｑに、外
壁Ｐの間隙よりも左右に長い平面Ｕ字形状の連結杆１を
予め固定する。一方、この連結杆１に着脱自在な係止フ
ック２を壁つなぎＫの端部に連結する。外壁Ｐの間隙に
係止フック２を挿通して連結杆１に係止し、壁つなぎＫ
を固定部材Ｑに連結する。 【効果】ＡＬＣパネル等の外壁を傷付けずに壁つなぎを
連結する事ができる。連結作業が極めて容易である。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、足場を躯体に連結
するもので、特に、ＡＬＣ工法に使用する足場を躯体に
連結するのに好適な壁つなぎ連結工法に関する。
するもので、特に、ＡＬＣ工法に使用する足場を躯体に
連結するのに好適な壁つなぎ連結工法に関する。
【０００２】
【従来の技術】ＡＬＣ工法では、オートクレーブ養生し
た軽量気泡コンクリート製品をパネル状に形成し（以下
ＡＬＣパネルと称する）、このＡＬＣパネルを鉄骨梁等
に連結して躯体を形成している。このＡＬＣ工法におい
て、仮設足場を設置する場合、従来では、ＡＬＣパネル
を並設する際の間隙を利用して壁つなぎを連結してい
る。すなわち、壁つなぎの端部に設けられているボルト
に連結する固定ナットを、予め鉄骨梁の側面に溶着する
ものである。この溶着位置は、割付図からＡＬＣパネル
の間隙に位置する箇所を割り出している。そして、仮設
足場に連結する壁つなぎをＡＬＣパネルの間隙から固定
ナットに連結して仮設足場を固定している。
た軽量気泡コンクリート製品をパネル状に形成し（以下
ＡＬＣパネルと称する）、このＡＬＣパネルを鉄骨梁等
に連結して躯体を形成している。このＡＬＣ工法におい
て、仮設足場を設置する場合、従来では、ＡＬＣパネル
を並設する際の間隙を利用して壁つなぎを連結してい
る。すなわち、壁つなぎの端部に設けられているボルト
に連結する固定ナットを、予め鉄骨梁の側面に溶着する
ものである。この溶着位置は、割付図からＡＬＣパネル
の間隙に位置する箇所を割り出している。そして、仮設
足場に連結する壁つなぎをＡＬＣパネルの間隙から固定
ナットに連結して仮設足場を固定している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ＡＬＣパネ
ルの間隙から固定ナットに壁つなぎを連結する際に、こ
の固定ナットと間隙とに僅かなブレが生じる事が多く、
ＡＬＣパネルの間隙を利用するといっても、現実的に
は、壁つなぎを連結する際に、ＡＬＣパネルを切り欠い
たり、孔を開けたりする作業が必要であった。したがっ
て、壁つなぎを連結した位置のＡＬＣパネルには、常に
補修工事が伴なうことから、ＡＬＣパネルの強度を損ね
るおそれや、合理的な施工の妨げになるなどの不都合が
生じている。
ルの間隙から固定ナットに壁つなぎを連結する際に、こ
の固定ナットと間隙とに僅かなブレが生じる事が多く、
ＡＬＣパネルの間隙を利用するといっても、現実的に
は、壁つなぎを連結する際に、ＡＬＣパネルを切り欠い
たり、孔を開けたりする作業が必要であった。したがっ
て、壁つなぎを連結した位置のＡＬＣパネルには、常に
補修工事が伴なうことから、ＡＬＣパネルの強度を損ね
るおそれや、合理的な施工の妨げになるなどの不都合が
生じている。
【０００４】しかも、鉄骨梁の側面に溶着した固定ナッ
トに、ＡＬＣパネルを介した外側からボルトをネジ止め
する作業にも手間を要するものであり、溶着した固定ナ
ットに溶接ビットが僅かに残っている場合でも連結でき
なくなるおそれもある。
トに、ＡＬＣパネルを介した外側からボルトをネジ止め
する作業にも手間を要するものであり、溶着した固定ナ
ットに溶接ビットが僅かに残っている場合でも連結でき
なくなるおそれもある。
【０００５】そこで、本発明は上述の課題を解消すべく
創出されたもので、ＡＬＣパネル等の外壁を傷付けずに
壁つなぎを連結する事ができ、しかも、連結作業も極め
て容易な壁つなぎ連結工法の提供を目的とする。
創出されたもので、ＡＬＣパネル等の外壁を傷付けずに
壁つなぎを連結する事ができ、しかも、連結作業も極め
て容易な壁つなぎ連結工法の提供を目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明は、外壁Ｐを介して躯体の内部に配設され
た固定部材Ｑに壁つなぎＫを連結する工法において、外
壁Ｐの間隙を設ける位置の固定部材Ｑに、外壁Ｐの間隙
よりも左右に長い平面Ｕ字形状の連結杆１を予め固定
し、一方、この連結杆１に着脱自在な係止フック２を壁
つなぎＫの端部に連結し、外壁Ｐの間隙に係止フック２
を挿通して連結杆１に係止し、壁つなぎＫを固定部材Ｑ
に連結することにある。
めに、本発明は、外壁Ｐを介して躯体の内部に配設され
た固定部材Ｑに壁つなぎＫを連結する工法において、外
壁Ｐの間隙を設ける位置の固定部材Ｑに、外壁Ｐの間隙
よりも左右に長い平面Ｕ字形状の連結杆１を予め固定
し、一方、この連結杆１に着脱自在な係止フック２を壁
つなぎＫの端部に連結し、外壁Ｐの間隙に係止フック２
を挿通して連結杆１に係止し、壁つなぎＫを固定部材Ｑ
に連結することにある。
【０００７】また、第２の手段の外壁ＰはＡＬＣ工法の
ＡＬＣパネルであり、固定部材Ｑは鉄骨部材を使用す
る。
ＡＬＣパネルであり、固定部材Ｑは鉄骨部材を使用す
る。
【０００８】更に、第３の手段の連結杆１は、Ｈ形鋼の
側面を貫通したＵ字ボルト１Ａを使用したことを課題解
消のための手段とする。
側面を貫通したＵ字ボルト１Ａを使用したことを課題解
消のための手段とする。
【０００９】本発明によると、Ｕ字ボルト１Ａの長さが
係止フック２を通す間隙の調整幅となる。また、ＡＬＣ
パネルの間隙に挿通する係止フック２は、上下動によっ
てＵ字ボルト１Ａに係脱する。
係止フック２を通す間隙の調整幅となる。また、ＡＬＣ
パネルの間隙に挿通する係止フック２は、上下動によっ
てＵ字ボルト１Ａに係脱する。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に
基づいて説明する。図中符号Ｋは壁つなぎであり、この
壁つなぎＫは、通常仮設足場Ｒと躯体とを連結して仮設
足場Ｒを支持固定するものである（図１参照）。壁つな
ぎＫの一端には、仮設足場ＲのパイプＲ１に連結するク
ランプＫ１を有し、他端には躯体連結用の連結ボルトＫ
２を有する。
基づいて説明する。図中符号Ｋは壁つなぎであり、この
壁つなぎＫは、通常仮設足場Ｒと躯体とを連結して仮設
足場Ｒを支持固定するものである（図１参照）。壁つな
ぎＫの一端には、仮設足場ＲのパイプＲ１に連結するク
ランプＫ１を有し、他端には躯体連結用の連結ボルトＫ
２を有する。
【００１１】符号Ｐは、躯体の外壁であり、図示例では
ＡＬＣ工法のＡＬＣパネルを示しているが、ＡＬＣ工法
の使用に限られるものではなく、例えば外壁パネル・ダ
インウォール等を使用してもよい。また、符号Ｑは固定
部材であり、図示例の固定部材Ｑは、特にＨ形鋼の鉄骨
部材を示している。
ＡＬＣ工法のＡＬＣパネルを示しているが、ＡＬＣ工法
の使用に限られるものではなく、例えば外壁パネル・ダ
インウォール等を使用してもよい。また、符号Ｑは固定
部材であり、図示例の固定部材Ｑは、特にＨ形鋼の鉄骨
部材を示している。
【００１２】本発明工法の最初の作業は、外壁Ｐの間隙
部分を割付図から算出し、この外壁Ｐの間隙部分に位置
する固定部材Ｑの側面に、連結杆１を固定するものであ
る。連結杆１は、外壁Ｐの間隙よりも左右に長い平面Ｕ
字形状を成す。図示例の連結杆１は、Ｕ字ボルト１Ａを
使用し、Ｈ形鋼の側面を貫通させ、連結ナット１Ｂで固
定している。
部分を割付図から算出し、この外壁Ｐの間隙部分に位置
する固定部材Ｑの側面に、連結杆１を固定するものであ
る。連結杆１は、外壁Ｐの間隙よりも左右に長い平面Ｕ
字形状を成す。図示例の連結杆１は、Ｕ字ボルト１Ａを
使用し、Ｈ形鋼の側面を貫通させ、連結ナット１Ｂで固
定している。
【００１３】次に、壁つなぎＫの端部に係止フック２を
連結する。係止フック２は、外壁Ｐの間隙に挿通できる
幅に形成し、連結杆１に係止する鉤形状のフック部２Ａ
を設けている。
連結する。係止フック２は、外壁Ｐの間隙に挿通できる
幅に形成し、連結杆１に係止する鉤形状のフック部２Ａ
を設けている。
【００１４】そして、外壁Ｐの間隙に係止フック２を挿
通して連結杆１に係止し、壁つなぎＫを固定部材Ｑに連
結する。図示例の係止フック２は、壁つなぎＫの連結ボ
ルトＫ２に連結する長ナット２Ｂに、板状のフック部２
Ａを設けている。更に、このフック部２Ａの開口部分に
開閉杆２Ｃをスライド自在に設け、この開閉杆２Ｃを長
手方向に沿ってスライドさせることで、フック部２Ａの
開口部分を開閉し、固定部材Ｑに係止したフック部２Ａ
の脱落を防止している。
通して連結杆１に係止し、壁つなぎＫを固定部材Ｑに連
結する。図示例の係止フック２は、壁つなぎＫの連結ボ
ルトＫ２に連結する長ナット２Ｂに、板状のフック部２
Ａを設けている。更に、このフック部２Ａの開口部分に
開閉杆２Ｃをスライド自在に設け、この開閉杆２Ｃを長
手方向に沿ってスライドさせることで、フック部２Ａの
開口部分を開閉し、固定部材Ｑに係止したフック部２Ａ
の脱落を防止している。
【００１５】
【発明の効果】本発明の請求項１、２により、外壁の間
隙を通して壁つなぎを連結することができる。この結
果、従来の壁つなぎ連結工法の如く、壁つなぎを連結す
る際に、ＡＬＣパネル等を切り欠いたり、孔を開けたり
する作業の必要はなくなり、ＡＬＣパネル等の強度を損
ねるおそれが解消され、合理的な施工が可能になった。
隙を通して壁つなぎを連結することができる。この結
果、従来の壁つなぎ連結工法の如く、壁つなぎを連結す
る際に、ＡＬＣパネル等を切り欠いたり、孔を開けたり
する作業の必要はなくなり、ＡＬＣパネル等の強度を損
ねるおそれが解消され、合理的な施工が可能になった。
【００１６】また、請求項３により、係止フック２によ
る連結杆１への連結作業が極めて容易になり、従来の鉄
骨梁の側面に溶着した固定ナットに、ＡＬＣパネル等を
介した外側からボルトをネジ止めするといった面倒な作
業や、固定ナットに溶接ビットが残るおそれも解消し
た。
る連結杆１への連結作業が極めて容易になり、従来の鉄
骨梁の側面に溶着した固定ナットに、ＡＬＣパネル等を
介した外側からボルトをネジ止めするといった面倒な作
業や、固定ナットに溶接ビットが残るおそれも解消し
た。
【００１７】このように、本発明によると、ＡＬＣパネ
ル等の外壁を傷付けずに壁つなぎを連結することがで
き、しかも、連結作業も極めて容易に行えるなどといっ
た産業上有益な種々の効果を奏するものである。
ル等の外壁を傷付けずに壁つなぎを連結することがで
き、しかも、連結作業も極めて容易に行えるなどといっ
た産業上有益な種々の効果を奏するものである。
【図１】本発明の施工状態を示す側面図。
【図２】本発明に使用する係止フックの使用状態を示す
斜視図。
斜視図。
【図３】図１に示す矢視III-III 線を示す断面図。
Ｋ 壁つなぎ Ｋ１ クランプ Ｋ２ 連結ボルト Ｐ 外壁 Ｑ 固定部材 Ｒ 仮設足場 Ｒ１ パイプ １ 連結杆 １Ａ Ｕ字ボルト １Ｂ 連結ナット ２ 係止フック ２Ａ フック部 ２Ｂ 長ナット ２Ｃ 開閉杆
Claims (3)
- 【請求項１】 外壁を介して躯体の内部に配設された固
定部材に壁つなぎを連結する工法において、外壁の間隙
を設ける位置の固定部材に、外壁の間隙よりも左右に長
い平面Ｕ字形状の連結杆を予め固定し、一方、この連結
杆に着脱自在な係止フックを壁つなぎの端部に連結し、
外壁の間隙に係止フックを挿通して連結杆に係止し、壁
つなぎを固定部材に連結することを特徴とする壁つなぎ
連結工法。 - 【請求項２】 前記外壁はＡＬＣ工法のＡＬＣパネルで
あり、固定部材は鉄骨部材である請求項１記載の壁つな
ぎ連結工法。 - 【請求項３】 前記連結杆は、Ｈ形鋼の側面を貫通した
Ｕ字ボルトである請求項１又は２記載の壁つなぎ連結工
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9085993A JP3062805B2 (ja) | 1997-03-18 | 1997-03-18 | 壁つなぎ連結工法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9085993A JP3062805B2 (ja) | 1997-03-18 | 1997-03-18 | 壁つなぎ連結工法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10266554A true JPH10266554A (ja) | 1998-10-06 |
| JP3062805B2 JP3062805B2 (ja) | 2000-07-12 |
Family
ID=13874196
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9085993A Expired - Fee Related JP3062805B2 (ja) | 1997-03-18 | 1997-03-18 | 壁つなぎ連結工法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3062805B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2018003380A (ja) * | 2016-06-30 | 2018-01-11 | 大和ハウス工業株式会社 | 足場の壁繋ぎ具および建物の外壁施工方法 |
| CN108612307A (zh) * | 2018-04-27 | 2018-10-02 | 中国二十冶集团有限公司 | 一种快速设置脚手架连墙件的施工方法 |
-
1997
- 1997-03-18 JP JP9085993A patent/JP3062805B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2018003380A (ja) * | 2016-06-30 | 2018-01-11 | 大和ハウス工業株式会社 | 足場の壁繋ぎ具および建物の外壁施工方法 |
| CN108612307A (zh) * | 2018-04-27 | 2018-10-02 | 中国二十冶集团有限公司 | 一种快速设置脚手架连墙件的施工方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3062805B2 (ja) | 2000-07-12 |
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