JPH10265434A - ヒドロキシナフタレンカルボン酸類のアルカリ金属塩の分離精製法 - Google Patents

ヒドロキシナフタレンカルボン酸類のアルカリ金属塩の分離精製法

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JPH10265434A
JPH10265434A JP9067823A JP6782397A JPH10265434A JP H10265434 A JPH10265434 A JP H10265434A JP 9067823 A JP9067823 A JP 9067823A JP 6782397 A JP6782397 A JP 6782397A JP H10265434 A JPH10265434 A JP H10265434A
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salt
bon3
alkali metal
bon6
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Withdrawn
Application number
JP9067823A
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English (en)
Inventor
Ryuzo Ueno
隆三 上野
Masaya Kitayama
雅也 北山
Kuniyo Yanagase
邦代 柳川瀬
Yoshiro Uchiyama
喜朗 内山
Shigeji Mori
繁治 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ueno Seiyaku Oyo Kenkyujo KK
Original Assignee
Ueno Seiyaku Oyo Kenkyujo KK
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C51/00Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides
    • C07C51/42Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives
    • C07C51/47Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives by solid-liquid treatment; by chemisorption

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヒドロキシナフタレンカルボン酸類のアルカ
リ金属塩の分離精製法を提供する。 【解決手段】 ヒドロキシナフタレンカルボン酸類のア
ルカリ金属塩の混合物を水または水と水溶性有機溶剤を
用いて、非イオン性多孔質合成吸着剤で処理し、ヒドロ
キシナフタレンカルボン酸類のアルカリ金属塩を分離精
製する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はヒドロキシナフタレ
ンカルボン酸類のアルカリ金属塩の分離精製法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ヒドロキシナフタレンカルボン酸類は工
業的にはナフトール類をアルカリ金属塩としてコルベ・
シュミット法で製造されている。得られた生成物は未反
応物やカルボキシル基の置換位置の異なった種々のヒド
ロキシナフタレンカルボン酸類のアルカリ金属塩の混合
物として得られる。例えば2−ナフトールからコルベ・
シュミット反応によりヒドロキシナフタレンカルボン酸
類を製造する際、2−ナフトールのナトリウム塩を用い
ると2−ヒドロキシナフタレン−3−カルボン酸(以
下、BON3と言う)を多く含む反応生成物が得られ
る。また2−ナフトールのカリウム塩を用いると2−ヒ
ドロキシナフタレン−6−カルボン酸(以下、BON6
と言う)含量の多い反応生成物が得られる。ただし、カ
リウム塩を用い、高圧下に反応を行う場合はBON3含
量の多い反応生成物が得られる。また反応混合物には2
−ヒドロキシナフタレン−3,6−ジカルボン酸(以下、
BON3,6と言う)なども含まる。
【0003】これらヒドロキシナフタレンカルボン酸
類、例えばBON6は芳香族ポリエステルの重要な原料
であり、特に加工性や流動性に優れた液晶ポリマーや高
弾性率で耐熱性に優れた樹脂または繊維を得るのに必要
な成分である。また、BON3、BON3,6はアゾ顔
料の原料として有用である。さらにヒドロキシナフタレ
ンカルボン酸類のアルカリ金属塩、例えばBON3のナ
トリウム塩もそれ自体がアゾ顔料の原料として有用であ
る。したがって、これらの成分を反応混合物から分離精
製する技術は非常に重要である。
【0004】この混合物から目的化合物を分離精製する
方法として、従来、反応液に塩酸や硫酸を加えてpHを
所定の範囲に調整し、不純物または目的物を析出させる
方法、溶媒を用いて再結晶させる方法(特開平1−21
6955号公報)、ジオキサンとの付加物として分離す
る方法(特開平2−15046号公報)などが知られてい
る。しかしながらこれらの方法は生成したヒドロキシナ
フタレンカルボン酸類のアルカリ金属塩を一担中和する
工程を経るため工業的な手法としては好ましい方法とは
言い難い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明はヒドロキシナ
フタレンカルボン酸類のアルカリ金属塩混合物、特に2
−ヒドロキシナフタレン−3−カルボン酸と2−ヒドロ
キシナフタレン−6−カルボン酸のアルカリ金属塩の混
合物を完全中和工程を経ることなく、極めて高い分離精
度で分離精製することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明はヒドロキシナフ
タレンカルボン酸類のアルカリ金属塩の混合物を非イオ
ン性多孔質合成吸着剤に吸着し、水または水と水溶性有
機溶剤を用いて処理することを特徴とするヒドロキシナ
フタレンカルボン酸類のアルカリ金属塩の分離精製法に
関する。
【0007】本明細書において溶剤で処理するとは予め
吸着剤に吸着させたヒドロキシナフタレンカルボン酸類
のアルカリ金属塩を、特定の溶媒で選択的に抽出または
吸着剤を詰めたカラムより溶離する方法などを言う。
【0008】本明細書においてヒドロキシナフタレンカ
ルボン酸類とはヒドロキシナフタレンモノカルボン酸類
のみでなく、ジカルボン酸類、トリカルボン酸類、テト
ラカルボン酸類などのポリカルボン酸類を包含する。
【0009】本発明で用いる非イオン性多孔質合成吸着
剤において、スチレンおよびジビニルベンゼンを主体と
する芳香族系共重合体またはモノメタクリレートおよび
ジメタクリレートを主体とするメタクリル系共重合体を
基本構造とする非イオン性多孔質合成吸着剤は既に公知
であり、例えば、スチレンおよびジビニルベンゼンを主
体とする芳香族系共重合体を基本構造とする非イオン性
多孔質合成吸着剤としては、ダイヤイオン(商標:三菱
化学(株)製)のHP10、HP20、HP21、HP3
0、HP40、HP50、SP850およびSP205
およびアンバーライト(商標:ローム・アンド・ハース
社製)のXAD2およびXAD4等が挙げられ、モノメ
タクリレートおよびジメタクリレートを主体とするメタ
クリル系共重合体を基本構造とする非イオン性多孔質合
成吸着剤としては、ダイヤイオンのHP2MGおよびア
ンバーライトXAD7およびXAD8等が挙げられる。
【0010】本発明で用いる非イオン性多孔質合成吸着
剤は、多孔質の架橋重合体であり、有意量の比表面積お
よび細孔容積を有する。比表面積については100m2
/g以上、好ましくは400m2/g以上を有し、細孔
容積については、0.1ml/g以上、好ましくは0.
5ml/g以上、より好ましくは1.0ml/g以上を
有するものが適当である。比表面積が100m2/g未
満、または細孔容積が0.1ml/g未満の場合は、吸
着容量に影響を与え、分離性が悪くなる傾向がある。
【0011】BON6は前述のこどくコルベ・シュミッ
ト法で製造されるが、その際、BON3が副生する。副
生するBON3の量は用いるBON6の製造法により異
なるが、このBON3はそれ自体、顔料中間体などとし
て有用な化合物であるので、本発明の1つの目的はBO
N6のアルカリ金属塩とBON3のアルカリ金属塩とを
分離することにある。本発明により他の不純物または副
生する化合物を含むBON6のアルカリ金属塩の精製も
同様に達成することができる。
【0012】本発明ではコルベ・シュミット法などによ
り製造されたヒドロキシナフタレンカルボン酸類のアル
カリ金属塩混合物を完全に中和することなく、通常ヒド
ロキシル基のアルカリ金属塩のみを遊離させることによ
り生成するカルボキシル基のみがアルカリ金属塩である
各種のヒドロキシナフタレンカルボン酸類を分離精製す
ることができる。
【0013】これをBON3のカリウム塩(以下BON
3−Kと言う)とBON6のカリウム塩(以下BON6−
Kと言う)を含む反応生成物に付いて説明すると、過剰
のアルカリを含む反応生成物を、必要により部分中和
し、カルボン酸のカリウム塩とし、その水溶液または水
と水溶性有機溶剤の混合溶剤溶液を用いて非イオン性多
孔質合成吸着剤に吸着させ、次いで水あるいは水と水溶
性有機溶剤の混合溶剤で処理する。その際、水のみを使
用すると吸着剤からBON6−Kが先に溶離され、BO
N3−Kは溶離がきわめて遅いかあるいは吸着されたま
まである。この展開溶剤中の水溶性有機溶剤の比率を高
めてゆくと、BON3−Kの溶離も容易になる。水溶性
有機溶剤の比率が低いとBON3−Kの溶離する量は少
ないが、BON3−KとBON6−Kの分離は明確であ
る。水溶性有機溶剤の比率を更に高めてゆくとBON3
−Kの溶離量は増加するが、BON3−KとBON6−
Kの溶離ピークは重なってくる。
【0014】この傾向は使用する吸着剤の種類、水溶性
有機溶剤の種類、アルカリ金属の種類、中和度などによ
り変動するが、それらは、目的の化合物を最も効率よく
回収できる条件を実験的に確認することにより決めるこ
とができる。BON3,6のジカリウム塩は前述の非イ
オン性吸着剤に対して、BON6−Kよりもさらに弱い
吸着性を示すが、その分離も実験的に確認すればよい。
【0015】処理はヒドロキシナフタレンカルボン酸類
のアルカリ金属塩を溶解する水または水と水溶性有機溶
剤を用いてバッチ法あるいはカラムクロマトグラフィー
法を用いて連続的に、あるいは回分的に行ってもよい。
バッチ法では、前述のようにBON3のアルカリ金属塩
はBON6のアルカリ金属塩に比較し、溶離がきわめて
遅いかあるいは吸着されたままであるので、反応生成物
を含む水溶液を吸着剤に供し、BON3のアルカリ金属
塩のみを吸着させたのち、BON6のアルカリ金属塩を
含む水溶液として分離すればよい。BON3のアルカリ
金属塩が必要な場合は吸着剤中に吸着された残存成分か
ら水溶性有機溶剤またはそれと水との混合溶剤で抽出す
ればよい。カラムクロマトグラフィー法を使用するとき
は、最初に水のみで展開し、次いで水と水溶性有機溶剤
を適当な混合比で混合した展開溶剤を用いて連続的に展
開すればよい。あるいは、最初から両者が分離して溶離
する比率で水と水溶性有機溶剤を配合した展開溶剤を使
用してもよい。展開溶剤中の水と水溶性有機溶剤の比率
を徐々に変化させながら連続的に展開してもよい。
【0016】本発明に使用し得る水溶性有機溶剤として
は、メタノール、エタノール、n−プロピルアルコー
ル、イソプロピルアルコール、tert−ブタノールなどの
アルコール類、ジオキサン、テトラヒドロフランなどの
エーテル類、アセトンなどのケトン類、ジメチルホルム
アミドなどのアミド類、ジメチルスルホキシドなどの含
硫黄化合物などが例示される。これらの有機溶剤は2種
以上混合して用いてもよい。さらにこれらに、水に対す
る溶解性の低い溶剤、例えばn−ブタノールなどのアル
コール類、ギ酸メチル、酢酸メチルなどのエステル類、
メチルエチルケトンなどのケトン類を展開中に分離しな
い範囲で用いてもよい。特に好ましい水溶性有機溶剤は
アルコール類、特にメタノール、エタノール、プロピル
アルコールなどである。さらに溶剤の種類を順次変えて
展開してもよい。
【0017】ヒドロキシナフタレンカルボン酸類の塩を
形成するアルカリ金属はナトリウム、カリウム、リチウ
ムなどであるが、工業的にはナトリウムまたはカリウム
が好ましい。コルベ・シュミット法により得られる反応
生成物は通常そのヒドロキシル基もカルボキシル基も塩
を形成しているので、そのような原料を使用するとき
は、カルボキシル基のみの塩が残存するのに必要な量の
酸を定量し、相当量の酸を用いて中和すればよい。この
ような目的に使用される酸は塩酸や硫酸などの強酸でも
よく、あるいは酢酸、プロピオン酸などの有機酸や炭酸
ガス、硫化水素などの酸性ガスであってもよい。
【0018】本発明の方法による処理を繰り返して、特
定のヒドロキシナフタレンカルボン酸類のアルカリ金属
塩の比率を高めることもできる。また、特開平2−49
159号公報のごとき類似移動床法等により特定のヒド
ロキシナフタレンカルボン酸類のアルカリ金属塩の濃度
および比率を高めることもできる。
【0019】以下、実施例により本発明を説明する。実施例1 内径28mm、長さ400mmのガラス製カラムに、展
開液(水または水−メタノール混合液、メタノール濃
度:0〜90重量%)に懸濁させたスチレン及びジビニ
ルベンゼンを主体とする芳香族系共重合体を基本構造と
する非イオン性多孔質合成吸着剤(ダイヤイオンHP2
0:三菱化学(株)製、比表面積:605m2/g、細孔
容積(水銀圧入法):1.18ml/g)200mlを充
填し、分離精製用カラムを調製した。
【0020】別に、2−ヒドロキシナフタレン−6−カ
ルボン酸カリウム塩(以下、BON6−Kと表記する)
9.0g及び2−ヒドロキシナフタレン−3−カルボン
酸カリウム塩(以下、BON3−Kと表記する)1.0g
を展開液に溶解(ただし、メタノール濃度0重量%(イオ
ン交換水)の時はBON6−K8.1g、BON3−K
0.9gを溶解)し、原液100gを調整した。
【0021】次に、この原液を6.2ml(別に原液
6.2mlの重量を測定しておく)を正確にはかり取
り、上記カラム合成吸着剤層上部に注入後、展開液を
6.2ml/分にて室温で展開させた。その後、カラム
下部から流出する展開液を約15〜100ml毎に分画
採取した。(メタノール濃度と分画採取量の相関を表1
に記載する。) 分画採取した各フラクションを秤量し、各溶液中のBO
N6及びBON3の濃度を高速液体クロマトグラフ装置
(600E型ポンプ、486型UV検出器:Waters Co
rp.製)を用い測定後、カリウム塩換算した。
【0022】この分析結果をもとに、流出展開液量を吸
着剤充填体積比(流出量累積体積比)に換算して横軸と
し、下式より得られた各フラクション中のBON6−K
とBON3−Kそれぞれの回収率を縦軸とし、図1、図
3、図5、図7、図9および図11に示した。また、流
出量累積体積比を横軸とし、下式より得られたBON6
−KとBON3−K比率を縦軸とし図2、図4、図6、
図8、図10および図12に示した。(メタノール濃度
と図の相関を表1に記載する。)
【0023】
【数1】
【0024】
【表1】 図1〜図12をもとにBON6−K及びBON3−Kの
分離精製結果を表2に記載する。
【0025】
【表2】
【0026】実施例2 BON6−Kの代わりにBON6−Naを用い、BON
3−Kの代わりにBON3−Naを用いたことと、カラ
ム下部から流出する溶液を約100ml毎に分画採取し
たこと以外は実施例1のメタノール濃度0重量%(イオ
ン交換水)と同様にして展開させた。そして、実施例1
と同様にして、分画採取した各フラクションを秤量し、
各溶液中のBON6及びBON3の濃度を測定し、ナト
リウム塩換算し、各フラクション中のBON6−Naと
BON3−Naそれぞれの回収率を図13に、BON6
−NaとBON3−Naそれぞれの比率を図14に示し
た。BON3−Naは流出せず、BON6−Naが比率
100%、回収率80.1%にて回収できた。
【0027】実施例3 吸着剤としてダイヤイオンSP850(比表面積:99
5m2/g、細孔容積(窒素吸着法)1.20ml/g、
三菱化学(株)製)を用いたことと、展開液をメタノール
濃度50重量%、70重量%としたことと、カラム下部
から流出する溶液を約20ml毎に分画採取したこと以
外は実施例1と同様にして展開させた。そして、実施例
1と同様にして、分画採取した各フラクションを秤量
し、各溶液中のBON6及びBON3の濃度を測定し、
カリウム塩換算し、各フラクション中のBON6−Kと
BON3−Kそれぞれの回収率を図15および図17
に、BON6−KとBON3−Kそれぞれの比率を図1
6および図18に示した。(メタノール濃度と図の相関
を表3に記載する。)
【0028】
【表3】 図15〜図18をもとにBON6−K及びBON3−K
の分離精製結果を表4に記載する。
【0029】
【表4】
【0030】実施例4 吸着剤としてダイヤイオンSP825(比表面積:97
7m2/g、細孔容積(窒素吸着法)1.39ml/g、
三菱化学(株)製)を用いたことと、展開液をメタノール
濃度0重量%、50重量%としたことと、カラム下部か
ら流出する溶液を約20ml毎(メタノール濃度50重
量%)または約100ml(メタノール濃度0重量%)に
分画採取したこと以外は実施例1と同様にして展開させ
た。そして、実施例1と同様にして、分画採取した各フ
ラクションを秤量し、各溶液中のBON6及びBON3
の濃度を測定し、カリウム塩換算し、各フラクション中
のBON6−KとBON3−Kそれぞれの回収率を図1
9および図21に、BON6−KとBON3−Kそれぞ
れの比率を図20および図22に示した。(メタノール
濃度と図の相関を表5に記載する。)
【0031】
【表5】 図19〜図22をもとにBON6−K及びBON3−K
の分離精製結果を表6に記載する。
【0032】
【表6】
【0033】実施例5 吸着剤としてダイヤイオンSP207(比表面積:62
7m2/g、細孔容積(水銀圧入法)0.79ml/g、
三菱化学(株)製)を用いたこと以外は実施例4と同様に
して展開させた。そして、実施例4と同様にして、分画
採取した各フラクションを秤量し、各溶液中のBON6
及びBON3の濃度を測定し、カリウム塩換算し、各フ
ラクション中のBON6−KとBON3−Kそれぞれの
回収率を図23および図25に、BON6−KとBON
3−Kそれぞれの比率を図24および図26に示した。
(メタノール濃度と図の相関を表7に記載する。)
【0034】
【表7】 図23〜図26をもとにBON6−K及びBON3−K
の分離精製結果を表8に記載する。
【0035】
【表8】
【0036】実施例6 吸着剤としてモノメタクリレート及びジメタクリレート
を主体とするメタクリル系共重合体を基本構造とする非
イオン性多孔質合成吸着剤(ダイヤイオンHP2MG:
三菱化学(株)製、比表面積:473m2/g、細孔容積
(水銀圧入法)1.15ml/g)を用いたことと、カラ
ム下部から流出する溶液を約15ml毎(メタノール濃
度50重量%)または約50ml(メタノール濃度0重量
%)に分画採取したこと以外は実施例4と同様にして展
開させた。そして、実施例4と同様にして、分画採取し
た各フラクションを秤量し、各溶液中のBON6及びB
ON3の濃度を測定し、カリウム塩換算し、各フラクシ
ョン中のBON6−KとBON3−Kそれぞれの回収率
を図27および図29に、BON6−KとBON3−K
それぞれの比率を図28および図30に示した。(メタ
ノール濃度と図の相関を表9に記載する。)
【0037】
【表9】 図27〜図30をもとにBON6−K及びBON3−K
の分離精製結果を表10に記載する。
【0038】
【表10】
【0039】比較例1 吸着剤としてシリカゲル(ワコーゲルC−200:和光
純薬(株)製)を用いたことと、展開液としてメタノール
濃度0重量%(イオン交換水)を用いたことと、カラム下
部から流出する溶液を約30mlに分画採取したこと以
外は実施例1と同様にして展開させた。そして、実施例
1と同様にして、分画採取した各フラクションを秤量
し、各溶液中のBON6及びBON3の濃度を測定し、
カリウム塩換算し、各フラクション中のBON6−Kと
BON3−Kそれぞれの回収率を図31に、BON6−
KとBON3−Kそれぞれの比率を図32に示すが、各
フラクションいずれにおいてもBON6−K及びBON
3−Kがそのまま検出され、吸着されずに全量流出して
いた。
【0040】比較例2 吸着剤として活性炭(クロマトグラフ用:和光純薬(株)
製)を用いたことと、カラム下部から流出する溶液を約
100mlに分画採取したこと以外は比較例1と同様に
して展開させた。そして、比較例1と同様にして、分画
採取した各フラクションを秤量し、各溶液中のBON6
及びBON3の濃度を測定したが、それぞれの各フラク
ション中のBON6及びBON3−Kは検出されず、吸
着されたままであった。
【0041】比較例3 吸着剤としてポリアミド(ポリアミドC−100:和光
純薬(株)製)を用いたことと、原液を3.0ml(別に原
液3.0mlの重量を測定しておく)を正確にはかり取
り、上記カラム層上部に注入後、展開液を3.0ml/
分にて室温で展開させたことと、カラム下部から流出す
る展開液を約45ml毎に分画採取したこと以外は比較
例1と同様にして展開させた。そして、比較例1と同様
にして、分画採取した各フラクションを秤量し、各溶液
中にはBON6及びBON3の濃度を測定したが、それ
ぞれの各フラクション中のBON6及びBON3は検出
されず、吸着されたままであった。
【0042】比較例4 吸着剤として陽イオン交換樹脂(ダイヤイオンPK21
6K:三菱化学(株)製、ダイヤイオンSK104K:三
菱化学(株)製)を用いたことと、カラム下部から流出す
る溶液を約15mlに分画採取した以外は比較例1と同
様にして展開させた。そして、比較例1と同様にして、
分画採取した各フラクションを秤量し、各溶液中のBO
N6及びBON3の濃度を測定し、カリウム塩換算し、
各フラクション中のBON6−K及びBON3−Kそれ
ぞれの回収率を図33および図35に、BON6−Kと
BON3−Kそれぞれの比率を図34及び図36に示す
が、各フラクションいずれにおいてもBON6−K及び
BON3−Kがそのまま検出され、吸着されずに全量流
出していた。(イオン交換樹脂と図の相関を表11に記
載する。)
【0043】
【表11】
【0044】比較例5 吸着剤として陰イオン交換樹脂(ダイヤイオンWA10
C1:三菱化学(株)製、ダイヤイオンWA20C1:三
菱化学(株)製)を用いたことと、カラム下部から流出す
る溶液を約50mlに分画採取したこと以外は比較例1
と同様にして展開させた。そして、比較例1と同様にし
て、分画採取した各フラクションを秤量し、各溶液中の
BON6及びBON3の濃度を測定したが、それぞれの
各フラクション中のBON6及びBON3は検出され
ず、吸着されたままであった。
【0045】実施例7 吸着剤としてダイヤイオンSP207、ダイヤイオンH
P2MGを用いたこと、原液をBON6−K5.0g、
BON3−K5.0g及び2−ヒドロキシナフタレン−
3,6−ジカルボン酸 ジカリウム塩(以下、BON
3,6−K2と表記する)5.0gを展開液(イオン交換
水)にて溶解し調製したこと、カラム下部から流出する
溶液を約30ml毎(ダイヤイオンSP207)または約
20ml(ダイヤイオンHP2MG)に分画採取したこと
以外は実施例4と同様にして展開させた。そして、実施
例4と同様にして、分画採取した各フラクションを秤量
し、各溶液中のBON6、BON3およびBON3,6
の濃度を測定し、カリウム塩換算し、各フラクション中
のBON6−K、BON3−K、BON3,6−K2そ
れぞれの回収率を図37および図39中に、BON6−
KとBON3−K、BON3,6−K2それぞれの比率
を図38および図40に示した(吸着剤と図の相関を表
12に記載する)。
【0046】
【数2】
【0047】
【表12】 図37〜40をもとにBON6−K、BON3−Kおよ
びBON3,6−K2の分離精製結果を表13に示す。
【0048】
【表13】
【0049】
【発明の効果】本発明方法を使用するとコルベ・シュミ
ット法などで得られたヒドロキシナフタレンカルボン酸
類のアルカリ金属塩混合物から、これを完全に中和する
ことなく、高い精度と収率で目的とするヒドロキシナフ
タレンカルボン酸のアルカリ金属塩を分離精製すること
が可能となり、工業的生産性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1において展開溶剤として水を使用し
たときのBON6−K塩とBON3−K塩の回収率を示
す図。
【図2】 実施例1において展開溶剤として水を使用し
たときのBON6−K塩とBON3−K塩の成分比を示
す図。
【図3】 実施例1において展開溶剤として水90重量
%およびメタノール10重量%を使用したときのBON
6−K塩とBON3−K塩の回収率を示す図。
【図4】 実施例1において展開溶剤として水90重量
%およびメタノール10重量%を使用したときのBON
6−K塩とBON3−K塩の成分比を示す図。
【図5】 実施例1において展開溶剤として水70重量
%およびメタノール30重量%を使用したときのBON
6−K塩とBON3−K塩の回収率を示す図。
【図6】 実施例1において展開溶剤として水70重量
%およびメタノール30重量%を使用したときのBON
6−K塩とBON3−K塩の成分比を示す図。
【図7】 実施例1において展開溶剤として水50重量
%およびメタノール50重量%を使用したときのBON
6−K塩とBON3−K塩の回収率を示す図。
【図8】 実施例1において展開溶剤として水50重量
%およびメタノール50重量%を使用したときのBON
6−K塩とBON3−K塩の成分比を示す図。
【図9】 実施例1において展開溶剤として水30重量
%およびメタノール70重量%を使用したときのBON
6−K塩とBON3−K塩の回収率を示す図。
【図10】 実施例1において展開溶剤として水30重
量%およびメタノール70重量%を使用したときのBO
N6−K塩とBON3−K塩の成分比を示す図。
【図11】 実施例1において展開溶剤として水10重
量%およびメタノール90重量%を使用したときのBO
N6−K塩とBON3−K塩の回収率を示す図。
【図12】 実施例1において展開溶剤として水10重
量%およびメタノール90重量%を使用したときのBO
N6−K塩とBON3−K塩の成分比を示す図。
【図13】 実施例2において展開溶剤として水のみを
使用したときのBON6−Na塩とBON3−Na塩の回
収率を示す図。
【図14】 実施例2において展開溶剤として水のみを
使用したときのBON6−Na塩とBON3−Na塩の成
分比を示す図。
【図15】 実施例3において展開溶剤として水50重
量%およびメタノール50重量%を使用したときのBO
N6−K塩とBON3−K塩の回収率を示す図。
【図16】 実施例3において展開溶剤として水50重
量%およびメタノール50重量%を使用したときのBO
N6−K塩とBON3−K塩の成分比を示す図。
【図17】 実施例3において展開溶剤として水30重
量%およびメタノール70重量%を使用したときのBO
N6−K塩とBON3−K塩の回収率を示す図。
【図18】 実施例3において展開溶剤として水30重
量%およびメタノール70重量%を使用したときのBO
N6−K塩とBON3−K塩の成分比を示す図。
【図19】 実施例4において展開溶剤として水を使用
したときのBON6−K塩とBON3−K塩の回収率を
示す図。
【図20】 実施例4において展開溶剤として水を使用
したときのBON6−K塩とBON3−K塩の成分比を
示す図。
【図21】 実施例4において展開溶剤として水50重
量%およびメタノール50重量%を使用したときのBO
N6−K塩とBON3−K塩の回収率を示す図。
【図22】 実施例4において展開溶剤として水50重
量%およびメタノール50重量%を使用したときのBO
N6−K塩とBON3−K塩の成分比を示す図。
【図23】 実施例5において展開溶剤として水を使用
したときのBON6−K塩とBON3−K塩の回収率を
示す図。
【図24】 実施例5において展開溶剤として水を使用
したときのBON6−K塩とBON3−K塩の成分比を
示す図。
【図25】 実施例5において展開溶剤として水50重
量%およびメタノール50重量%を使用したときのBO
N6−K塩とBON3−K塩の回収率を示す図。
【図26】 実施例5において展開溶剤として水50重
量%およびメタノール50重量%を使用したときのBO
N6−K塩とBON3−K塩の成分比を示す図。
【図27】 実施例6において展開溶剤として水を使用
したときのBON6−K塩とBON3−K塩の回収率を
示す図。
【図28】 実施例6において展開溶剤として水を使用
したときのBON6−K塩とBON3−K塩の成分比を
示す図。
【図29】 実施例6において展開溶剤として水50重
量%およびメタノール50重量%を使用したときのBO
N6−K塩とBON3−K塩の回収率を示す図。
【図30】 実施例6において展開溶剤として水50重
量%およびメタノール50重量%を使用したときのBO
N6−K塩とBON3−K塩の成分比を示す図。
【図31】 比較例1(吸着剤:シリカゲル)において展
開溶剤として水を使用したときのBON6−K塩とBO
N3−K塩の回収率を示す図。
【図32】 比較例1(吸着剤:シリカゲル)において展
開溶剤として水を使用したときのBON6−K塩とBO
N3−K塩の成分比を示す図。
【図33】 比較例4(吸着剤:陽イオン交換樹脂)にお
いて展開溶剤として水を使用したときのBON6−K塩
とBON3−K塩の回収率を示す図。
【図34】 比較例4(吸着剤:陽イオン交換樹脂)にお
いて展開溶剤として水を使用したときのBON6−K塩
とBON3−K塩の成分比を示す図。
【図35】 比較例4(吸着剤:陽イオン交換樹脂)にお
いて展開溶剤として水を使用したときのBON6−K塩
とBON3−K塩の回収率を示す図。
【図36】 比較例4(吸着剤:陽イオン交換樹脂)にお
いて展開溶剤として水を使用したときのBON6−K塩
とBON3−K塩の成分比を示す図。
【図37】 実施例7(吸着剤:ダイヤイオンSP20
7)において展開溶剤として水を使用したときのBON
6−K塩、BON3−K塩およびBON3,6−K2塩
の回収率を示す図。
【図38】 実施例7(吸着剤:ダイヤイオンSP20
7)において展開溶剤として水を使用したときのBON
6−K塩、BON3−K塩およびBON3,6−K2塩
の成分比を示す図。
【図39】 実施例7(吸着剤:ダイヤイオンHP2M
G)において展開溶剤として水を使用したときのBON
6−K塩、BON3−K塩およびBON3,6−K2塩
の回収率を示す図。
【図40】 実施例7(吸着剤:ダイヤイオンHP2M
G)において展開溶剤として水を使用したときのBON
6−K塩、BON3−K塩およびBON3,6−K2塩
の成分比を示す図。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒドロキシナフタレンカルボン酸類のア
    ルカリ金属塩の混合物を非イオン性多孔質合成吸着剤に
    吸着し、水または水と水溶性有機溶剤を用いて処理する
    ことを特徴とするヒドロキシナフタレンカルボン酸類の
    アルカリ金属塩の分離精製法。
  2. 【請求項2】 非イオン性多孔質合成吸着剤がスチレン
    およびジビニルベンゼンを主体とする芳香族系共重合体
    またはモノメタクリレートおよびジメタクリレートを主
    体とするメタクリレート系共重合体である請求項1記載
    のヒドロキシナフタレンカルボン酸類のアルカリ金属塩
    の分離精製法。
  3. 【請求項3】 ヒドロキシナフタレンカルボン酸類のア
    ルカリ金属塩の混合物が2ーヒドロキシナフタレン−3
    −カルボン酸のアルカリ金属塩と2−ヒドロキシナフタ
    レン−6−カルボン酸のアルカリ金属塩を含む請求項1
    記載のヒドロキシナフタレンカルボン酸類のアルカリ金
    属塩の分離精製法。
  4. 【請求項4】 ヒドロキシナフタレンカルボン酸類のア
    ルカリ金属塩がカルボン酸の塩である請求項1記載のヒ
    ドロキシナフタレンカルボン酸類のアルカリ金属塩の分
    離精製法。
  5. 【請求項5】 ヒドロキシナフタレンカルボン酸類のア
    ルカリ金属塩の混合物を水または水と水溶性有機溶剤に
    溶解し、これを非イオン性多孔質合成吸着剤を充填した
    カラム上に注入し、まず水または水含有比率の高い水溶
    性有機溶剤で、次いで水溶性有機溶剤含有比率を増加し
    て展開する請求項1記載のヒドロキシナフタレンカルボ
    ン酸類のアルカリ金属塩の分離精製法。
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