JPH10265177A - アウトリガ装置 - Google Patents

アウトリガ装置

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JPH10265177A
JPH10265177A JP6839897A JP6839897A JPH10265177A JP H10265177 A JPH10265177 A JP H10265177A JP 6839897 A JP6839897 A JP 6839897A JP 6839897 A JP6839897 A JP 6839897A JP H10265177 A JPH10265177 A JP H10265177A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アウトリガボックスとアウトリガビームとの
間に十分な隙間をとりながら張出し状態で両者の反力受
け部を面接触させて応力を減少させる。 【解決手段】 アウトリガビームの高さ寸法Ha、アウ
トリガボックス12の内側高さ寸法Hb、第1および第
2両反力受け部16,17間の間隔dの関係を、Ha<
Hb、d≒Haに設定することにより、アウトリガビー
ム13を張り出してジャッキアップした状態で、アウト
リガビーム13の天板上面が第1反力受け部16に、底
板下面が第2反力受け部17にそれぞれ面接触するよう
に構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はホイールクレーン等
の自走式作業機械においてテレスコープ状に張出されて
機体を支持するアウトリガ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のアウトリガ装置を図10,11に
よって説明する。
【0003】ここではホイールクレーンのアウトリガ装
置(左右両側のうち片側のみを示す)を例にとってい
る。
【0004】1はキャリアフレーム、2はこのキャリア
フレーム1に水平に固着された角筒状のアウトリガボッ
クスで、アウトリガビーム3がこのアウトリガボックス
2にスライド自在に挿入され、図示しないスライドシリ
ンダによってこのアウトリガビーム3がテレスコープ状
に張出し・格納される。
【0005】4はアウトリガビーム3の先端部に設けら
れたジャッキシリンダで、ビーム張出し状態でこのジャ
ッキシリンダ4が伸長され、その下端に設けられた接地
体(フロート)5が接地(ジャッキアップ)することに
よって機体が持ち上げられ、支持される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このようなアウトリガ
装置においては、アウトリガビーム3をアウトリガボッ
クス2に対してスライドさせるために、アウトリガボッ
クス2の内面とアウトリガビーム3の外面との間に所定
の隙間cを確保する必要がある。
【0007】一方、ホイールクレーンにおいては、限ら
れた車幅内でアウトリガ張出しストロークをできるだけ
大きくしたいという要望があるため、張出し状態でのア
ウトリガボックス2とアウトリガビーム3の重なり寸法
Mを大きくとれない。
【0008】この二点により、図11に示すようにクレ
ーン作業時にアウトリガビーム3を張出してジャッキア
ップした状態で同ビーム3がアウトリガボックス2に対
して上向きに大きく傾く。
【0009】このため、両者の接触部分(反力受け部
分)が線接触となり、ここに過大な応力が発生する。
【0010】これを改善するためには隙間cを小さくす
ればよいが、アウトリガボックス2およびアウトリガビ
ーム3ともに板材を溶接して組立てられ、溶接量が多く
て溶接ひずみも生じ易いため、これら全体に亘って隙間
を小さくするには限界がある。
【0011】そこで本発明は、アウトリガボックスとア
ウトリガビームとの間に十分な隙間をとりながら張出し
状態で両者の反力受け部を面接触させて応力を減少させ
ることができるアウトリガ装置を提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、アウ
トリガボックスにアウトリガビームが互いの間に上下方
向の隙間が形成される状態でテレスコープ状に張出し・
格納可能に挿入され、上記アウトリガボックスの先端側
に、アウトリガビームの張出し時にアウトリガビームの
上面に接触して接地反力を受ける第1反力受け部と、こ
の第1反力受け部よりも基端側の位置においてアウトリ
ガビームの下面に接触して接地反力を受ける第2反力受
け部とを、(i)第1反力受け部はその下面がアウトリ
ガボックスの天板下面よりも下方に位置し、(ii)第2
反力受け部はその上面がアウトリガボックスの底板上面
と面一となり、(iii)第1反力受け部の下面と第2反
力受け部の上面の間隔がアウトリガビームの高さ寸法と
ほぼ同一となる状態で設けてなるものである。
【0013】請求項2の発明は、請求項1の構成におい
て、アウトリガボックスにおける第2反力受け部よりも
先端側の底板上面の先端部を第2反力受け部の上面より
も低く形成したものである。
【0014】請求項3の発明は、請求項1または2の構
成において、アウトリガビーム張出し過程で同ビームが
先下がりに傾斜する前に第1反力受け部の下方を通過す
る先端側部分のビーム高さ寸法がこれよりも基端側部分
のビーム高さ寸法よりも小さくなるように上記先端側部
分と基端側部分の天板上面間に段差を設けたものであ
る。
【0015】請求項4の発明は、請求項1乃至3のいず
れかの構成において、アウトリガボックスの天板下面
に、アウトリガビームが先下がりの傾斜状態でスライド
する区間でアウトリガビームの天板上面に接触して上記
先下がりの傾斜度を小さくするビームガイド部を設けた
ものである。
【0016】請求項5の発明は、請求項4の構成におい
て、アウトリガボックスの天板下面に、アウトリガボッ
クスとは別の部材を固着してガイド部を形成したもので
ある。
【0017】請求項6の発明は、請求項4の構成におい
て、アウトリガボックスの天板を下向きに曲げてガイド
部を形成したものである。
【0018】上記構成によると、アウトリガビームを張
出し、ジャッキアップした状態で、アウトリガビームの
天板上面が第1反力受け部に、底板下面が第2反力受け
部にそれぞれ面接触してアウトリガビームが水平とな
る。このため、両者の接触部分に作用する応力を減少さ
せることができる。
【0019】また、反力受け部に作用する応力を小さく
できることにより、アウトリガボックスとアウトリガビ
ームの重なり寸法をより小さくできるため、アウトリガ
張出し幅を増加させることが可能となる。
【0020】ここで、両反力受け部間の間隔をアウトリ
ガビームの高さ寸法と完全同一とすることは寸法管理
上、困難であり、現実には差が生じる。
【0021】また、組立上、およびアウトリガビームを
スムーズにスライドさせるためには両反力受け部とアウ
トリガビームとの間にある程度の隙間を確保する必要が
ある。
【0022】従って、厳密には、両反力受け部とアウト
リガビームとは完全面接触状態とはならない。
【0023】しかし、本発明によると、アウトリガボッ
クスとアウトリガビームとの間の隙間でなく、両反力受
け部の間隔という一部の寸法のみに高精度を期せばよ
く、またこれは容易であるため、両反力受け部の間隔を
アウトリガビームの高さ寸法とほぼ同一とすることがで
きる。
【0024】従って、両反力受け部とアウトリガビーム
との間の隙間を必要最小限に小さくできるため、ジャッ
キアップ状態で両反力受け部とアウトリガビームの接触
部分を実際上、面接触とし、アウトリガビームをほぼ水
平とすることができる。
【0025】この場合、アウトリガボックスの底板先端
部を第2反力受け部の上面よりも低く設定した請求項2
の構成によると、アウトリガビームが先下がりに傾斜す
ることを許容されるため、両反力受け部間の間隔とアウ
トリガビームの高さ寸法の差をごく小さくした場合で
も、同ビームを少ない摩擦抵抗でスムーズに張出し・格
納することができる。
【0026】一方、請求項3の構成によると、アウトリ
ガビームの先端側部分の天板上面に段差を設けているた
め、同ビームが先下がりに傾斜するまでの張出し前期
に、上記段差分、ビーム天板上面と第1反力受け部との
間に十分な隙間を確保してアウトリガビームをスムーズ
に張出すことができる。
【0027】しかも、張出し状態では上記隙間が最小限
に小さくなり、ジャッキアップ状態での面接触作用を確
保することができる。
【0028】ところで、請求項1乃至3の構成による
と、アウトリガビームは張出し過程で先下がりに傾斜す
る。
【0029】この場合、先下がりの傾斜度が大きいと、 アウトリガボックスの先端下部とアウトリガビーム
の摺接部分の摩耗が激しくなり、 アウトリガを張出した状態で接地板と地面との間隔
が小さくなるため、不整地においてジャッキアップする
際に接地体と地面との間に入れる盤木の厚さが小さく制
限されてしまう という問題が生じる。
【0030】この点、請求項4〜6の構成によると、ビ
ームガイド部によってアウトリガビームの先下がりの傾
斜度を小さく抑えることができるため、張出し時のアウ
トリガボックスの先端下部とアウトリガビームとの接触
部の摩耗を軽減し、また不整地において十分な厚みの盤
木を入れることが可能となる。
【0031】この場合、アウトリガボックスに別部材を
固着してビームガイド部を形成する請求項5の構成によ
ると、同ガイド部形成のための加工が簡単ですむ。
【0032】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を図1〜図9に
よって説明する。
【0033】第1実施形態(図1〜図3参照) 従来説明に合せて左右両側アウトリガ装置の一方のみを
図示説明する。
【0034】11はキャリアフレーム、12はアウトリ
ガボックス、13はアウトリガビーム、14はジャッキ
シリンダ、15は接地体である。
【0035】アウトリガボックス12には、天板12a
の先端に第1反力受け部16が設けられるとともに、底
板12bにおける第1反力受け部16から基端側に距離
Lだけ離れた位置に第2反力受け部17が設けられ、図
3に示すようにアウトリガビーム13を張り出してジャ
ッキアップした状態で同ビーム13の基端側がこの両反
力受け部16,17によって支持される。
【0036】ここで、アウトリガビーム13の高さ寸法
Haはアウトリガボックス12の内側高さ寸法Hbより
も十分小さく、この寸法差によってこれらの間に摺動隙
間cが形成されている。
【0037】また、第2反力受け部17は、その上面が
アウトリガボックス12の底板上面と面一となる状態で
設けられている。
【0038】一方、第1反力受け部16は、アウトリガ
ボックス12の天板下面から下方に突出する状態で設け
られ、この第1反力受け部16の下面と第2反力受け部
17の上面との間隔dがアウトリガビーム13の高さ寸
法Haとほぼ同一(わずかに小さい値)に設定されてい
る。
【0039】このように、Ha<Hb、d≒Haに設定
することにより、図3に示すようにアウトリガビーム1
3を張出してジャッキアップした状態で、アウトリガビ
ーム13の天板上面が第1反力受け部16に、底板下面
が第2反力受け部17にそれぞれ面接触してアウトリガ
ビーム13がほぼ水平となる。このため、両者の接触部
分に作用する応力を減少させることができる。
【0040】また、アウトリガビーム13をほぼ水平に
できることにより、アウトリガボックス12とアウトリ
ガビーム13の重なり寸法Mを小さくできるため、アウ
トリガ張出し幅を増加させることが可能となる。
【0041】ここで、両反力受け部16,17間の間隔
dはアウトリガビーム13の高さ寸法Haよりもわずか
に小さいため、厳密には、両反力受け部16,17とア
ウトリガビーム13とは完全面接触状態とはならない。
【0042】しかし、アウトリガボックス12とアウト
リガビーム13という筒体間全体の隙間の場合と異な
り、両反力受け部16,17の間隔という一部の寸法の
みに高精度を期せばよいため、寸法精度を高くとり、両
反力受け部16,17とアウトリガビーム13との間の
隙間を、アウトリガビーム13の摺動を妨げない最小限
の寸法に容易に設定することができる。
【0043】従って、図3のジャッキアップ状態で両反
力受け部16,17とアウトリガビーム13の接触部分
を実際上、面接触とし、アウトリガビーム13をほぼ水
平とすることができる。
【0044】一方、アウトリガボックス12の底板12
bにおける第2反力受け部17よりも先端側部分12b
1は、第2反力受け部17の上面よりも低い位置に設け
られている。
【0045】こうすれば、アウトリガビーム13が張出
し・格納過程で図2に示すように先下がりに傾斜するこ
とを許容されるため、両反力受け部16,17間の間隔
dとアウトリガビーム高さ寸法Haの差をごく小さくし
た場合でも、同ビーム13を少ない摩擦抵抗でスムーズ
に張出し・格納することができる。
【0046】第2実施形態(図4〜図8参照) 第1実施形態との相違点のみを説明する。
【0047】図4はアウトリガビーム13が格納された
状態を示し、この状態ではアウトリガビーム13の重心
Oは、アウトリガボックス12内において第2反力受け
部17よりも基端側に位置している。
【0048】この状態からアウトリガビーム13を張出
す過程を図5以下に示しており、アウトリガビーム13
は、図5に示すように重心Oが第2反力受け部17の先
端点に到達した時点から先下がりに傾斜し、次いで図6
に示すように重心Oがアウトリガボックス12の先端に
到達したときに先下がりの傾斜度が最大となり、以後こ
の傾斜姿勢のまま図7に示す最終張出し位置まで張出さ
れる。
【0049】第2実施形態においては、アウトリガボッ
クス12の天板下面に、アウトリガビーム13が上記最
大傾斜状態となって最終張出し位置までスライドする区
間で同ビーム13の基端部上面に接触するビームガイド
部18を設けている。
【0050】このビームガイド部18は、下面先端側半
部が水平、基端側半部が先下がりに傾斜する別部材を天
板下面に溶接等により固着することによって形成してい
る。
【0051】このビームガイド部18により、アウトリ
ガビーム張出し時の先下がりの傾斜度を小さくすること
ができる。
【0052】これにより、張出し時のアウトリガボック
ス12の先端下部とアウトリガビーム13との接触部の
摩耗を軽減することができる。
【0053】また、不整地において図7に示すように十
分な厚みの盤木19を入れることが可能となる。
【0054】ところで、この第2実施形態では、アウト
リガビーム13の先端側部分、すなわち、アウトリガビ
ーム張出し過程で同ビーム13が先下がりに傾斜する前
に第1反力受け分16の下方を通過する部分において、
同ビーム13の天板厚みを他の部分よりも小さくするこ
とにより、先端側部分のビーム高さ寸法Ha´を本体部
分のビーム高さ寸法Haよりも小さくしている。図4の
Xはこの寸法差(段差)を示す。
【0055】こうすれば、アウトリガビーム13が先下
がりに傾斜するまでの張出し前期に、上記段差分、ビー
ム天板上面と第1反力受け部16との間に十分な隙間を
確保してアウトリガビーム13をスムーズに張出すこと
ができる。
【0056】しかも、d≒Haであるため、張出し状態
では、両反力受け部16,17とアウトリガビーム13
との間の隙間が最小限に小さくなり、図8に示すジャッ
キアップ状態での面接触作用を確保することができる。
【0057】第3実施形態(図9参照) 第2実施形態ではアウトリガボックス12の天板12a
下面に別部材を固着することによってビームガイド部1
8を形成したのに対し、第3実施形態では、アウトリガ
ボックス12の天板12aそのものを部分的に下向きに
曲げることによってビームガイド部20を形成してい
る。
【0058】この構成によっても第2実施形態と基本的
に同様の作用効果を得ることができる。
【0059】なお、第2、第3両実施形態において、ビ
ームガイド部18,20はアウトリガボックス12の前
後幅方向の中央部等一個所のみに設けてもよいし、中央
部を含む複数個所に設けてもよい。
【0060】また、アウトリガボックス12の底板12
bにおける第2反力受け部17よりも先端側部分12b
1は、第1および第2両実施形態で図示するように全体
を水平として第2反力受け部17の上面よりも低い位置
に設けてもよいし、図9に示すように、先端が第2反力
受け部上面よりも低くなるように先下がりに傾斜させて
もよい。
【0061】一方、本発明は、ホイールクレーンに限ら
ず、クローラクレーン、高所作業車を含めてアウトリガ
装置が装備された作業機械に広く適用することができ
る。
【0062】
【発明の効果】上記のように本発明によるときは、アウ
トリガビームの高さ寸法Ha、アウトリガボックス12
の内側高さ寸法Hb、第1および第2両反力受け部間の
間隔dの関係を、 Ha<Hb、d≒Ha に設定したから、アウトリガビームを張り出してジャッ
キアップした状態で、アウトリガビームの天板上面が第
1反力受け部に、底板下面が第2反力受け部にそれぞれ
面接触してアウトリガビームがほぼ水平となる。このた
め、両者の接触部分に作用する応力を減少させることが
できる。
【0063】また、反力受け部に作用する応力を小さく
できることにより、アウトリガボックスとアウトリガビ
ームの重なり寸法をより小さくできるため、アウトリガ
張出し幅を増加させることが可能となる。
【0064】この場合、請求項2の発明によると、アウ
トリガボックスの底板先端部を第2反力受け部の上面よ
りも低く設定したことにより、アウトリガビームが先下
がりに傾斜することを許容されるため、両反力受け部間
の間隔とアウトリガビームの高さ寸法の差をごく小さく
した場合でも、同ビームを少ない摩擦抵抗でスムーズに
張出し・格納することができる。
【0065】また、請求項3の発明によると、アウトリ
ガビームの先端側部分の天板上面に段差を設けているた
め、同ビームが先下がりに傾斜するまでの張出し前期
に、上記段差分、ビーム天板上面と第1反力受け部との
間に十分な隙間を確保してアウトリガビームをスムーズ
に張出すことができる。
【0066】しかも、張出し状態では上記隙間が最小限
に小さくなり、ジャッキアップ状態での面接触作用を確
保することができる。
【0067】さらに、請求項4〜6の発明によると、ビ
ームガイド部によってアウトリガビームの先下がりの傾
斜度を小さく抑えることができるため、張出し時のアウ
トリガボックスの先端下部とアウトリガビームとの接触
部の摩耗を軽減し、また不整地において十分な厚みの盤
木を入れることが可能となる。
【0068】この場合、アウトリガボックスに別部材を
固着してビームガイド部を形成する請求項5の発明によ
ると、同ガイド部形成のための加工が簡単ですむ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態にかかるアウトリガ装置
におけるアウトリガビーム格納状態の断面図である。
【図2】同アウトリガビーム張出し途中の断面図であ
る。
【図3】同アウトリガビーム張出し状態の断面図であ
る。
【図4】本発明の第2実施形態にかかるアウトリガ装置
におけるアウトリガビーム格納状態の断面図である。
【図5】同アウトリガビーム張出し前期の断面図であ
る。
【図6】同中期の断面図である。
【図7】同張出し状態の断面図である。
【図8】張出し後、ジャッキアップした状態の断面図で
ある。
【図9】本発明の第3実施形態にかかるアウトリガ装置
におけるアウトリガビームを張出してジャッキアップし
た状態の断面図である。
【図10】従来のアウトリガ装置におけるアウトリガビ
ーム格納状態の断面図である。
【図11】同アウトリガビームを張出してジャッキアッ
プした状態の断面図である。
【符号の説明】
12 アウトリガボックス 13 アウトリガビーム 16 第1反力受け部 17 第2反力受け部 d 両反力受け部の間隔 Ha アウトリガビームの高さ寸法 Hb アウトリガボックスの内側高さ寸法 12b1 アウトリガボックス底板における第2反力受
け部よりも先端側部分 18 天板下面に別部材を固着して形成したビームガイ
ド部 20 天板を下向きに曲げて形成したビームガイド部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アウトリガボックスにアウトリガビーム
    が互いの間に上下方向の隙間が形成される状態でテレス
    コープ状に張出し・格納可能に挿入され、上記アウトリ
    ガボックスの先端側に、アウトリガビームの張出し時に
    アウトリガビームの上面に接触して接地反力を受ける第
    1反力受け部と、この第1反力受け部よりも基端側の位
    置においてアウトリガビームの下面に接触して接地反力
    を受ける第2反力受け部とを、 (i)第1反力受け部はその下面がアウトリガボックス
    の天板下面よりも下方に位置し、 (ii)第2反力受け部はその上面がアウトリガボックス
    の底板上面と面一となり、 (iii)第1反力受け部の下面と第2反力受け部の上面
    の間隔がアウトリガビームの高さ寸法とほぼ同一となる 状態で設けてなることを特徴とするアウトリガ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のアウトリガ装置におい
    て、アウトリガボックスにおける第2反力受け部よりも
    先端側の底板上面の先端部を第2反力受け部の上面より
    も低く形成したことを特徴とするアウトリガ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のアウトリガ装置
    において、アウトリガビーム張出し過程で同ビームが先
    下がりに傾斜する前に第1反力受け部の下方を通過する
    先端側部分のビーム高さ寸法がこれよりも基端側部分の
    ビーム高さ寸法よりも小さくなるように上記先端側部分
    と基端側部分の天板上面間に段差を設けたことを特徴と
    するアウトリガ装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載のアウ
    トリガ装置において、アウトリガボックスの天板下面
    に、アウトリガビームが先下がりの傾斜状態でスライド
    する区間でアウトリガビームの天板上面に接触して上記
    先下がりの傾斜度を小さくするビームガイド部を設けた
    ことを特徴とするアウトリガ装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のアウトリガ装置におい
    て、アウトリガボックスの天板下面に、アウトリガボッ
    クスとは別の部材を固着してガイド部を形成したことを
    特徴とするアウトリガ装置。
  6. 【請求項6】 請求項4記載のアウトリガ装置におい
    て、アウトリガボックスの天板を下向きに曲げてガイド
    部を形成したことを特徴とするアウトリガ装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102014014038A1 (de) * 2014-09-26 2016-03-31 Putzmeister Engineering Gmbh Stützbein und Stützkonstruktion für eine Arbeitsmaschine
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