JP2529824Y2 - 運搬車の歩み板装置 - Google Patents

運搬車の歩み板装置

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JP2529824Y2
JP2529824Y2 JP1992037184U JP3718492U JP2529824Y2 JP 2529824 Y2 JP2529824 Y2 JP 2529824Y2 JP 1992037184 U JP1992037184 U JP 1992037184U JP 3718492 U JP3718492 U JP 3718492U JP 2529824 Y2 JP2529824 Y2 JP 2529824Y2
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昭 西岡
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フジタ自動車工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はブルドーザ等の建設機
械、その他の各種の産業機械の運搬・積み降ろしに便利
である運搬車の歩み板装置に関する。
【0002】
【従来の技術】荷台後端部における左右の歩み板をそれ
ぞれ専用のシリンダで起伏・揺動自在な運搬車の歩み板
装置として、図6および図7に例示した装置がある。
【0003】この装置の構成は、荷台50の後面部51上側
の左右軸部52に左右の歩み板53をそれぞれ起伏・揺動自
在に軸支し、この起立状態の歩み板底面部53a の下方の
荷台後面部51下側に保持部54を突設し、この保持部54に
おける前記軸部52よりも後斜め下方の後端部54a にシリ
ンダロッド55a 先端を連結すると共に、シリンダ55を前
記歩み板底面部53a に連結しているもので、シリンダロ
ッド55a の前進時に歩み板53が起立して、シリンダロッ
ド55a の後退時に歩み板53が接地するようにしてある。
この装置は荷台後面部51に架装可能に構造化しているた
め、架装スペースを荷台下側に確保する(実公昭53-521
66号公報参照)等の必要がなく、荷台への取付施工性が
容易であると共に、点検、修理を荷台下に潜らずとも荷
台後側から行うことができるという架装性に優れている
優位性がある。
【0004】ところで、シリンダの配設箇所が歩み板の
底面側であるために、保持部との連結部分は後方に下げ
ざるを得なくなる問題がある。具体的には、歩み板を起
立させたり前傾させた場合に、シリンダが軸部付近の歩
み板底面部分に当たり、それ以上に起こせなくなるから
である。
【0005】この問題は、車体長さを規格通りにするた
めに、荷台長さが短く制限される不都合を招く。さら
に、歩み板の起立時に、保持部およびシリンダが後方に
突出状に剥きだし状態になっていることにより、外圧を
受け易く損傷しやすい構造上の欠陥がある
【0006】
【考案が解決しようとする課題】解決しようとする課題
は、架装の優位性を確保した上で、歩み板の駆動用シリ
ンダが連結される保持部の後方への突出長さを最小限に
抑止して、この抑止相当分について荷台長さを長く形成
し得るようにすると共に、荷台と地面を橋渡しする歩み
板を使用して、荷台幅相当の車輪幅の車両を積み降ろ
せ、且つ、前記シリ ンダ等の機構系が走行の邪魔になら
ないように構造化することにある。
【0007】
【課題を解決する手段】前記した課題を達成するため
に、荷台後端部における左右の歩み板をそれぞれ専用の
シリンダで、起立状態と、後端部が着地して荷台面との
間を橋渡し可能な降ろし状態に、起伏・揺動自在にして
ある運搬車の歩み板装置において、荷台後面部上側の左
右軸部に左右の歩み板をそれぞれ起伏・揺動自在に軸支
し、この起立状態の歩み板における内側面部の内側下方
の荷台後面部下側に保持部を突設し、この保持部におけ
る前記軸部の軸線の延長線よりも後斜め下方の後端部と
歩み板の前記内側面部とに亘りシリンダを、このシリン
ダ基部と同シリンダのシリンダロッド先端をそれぞれ軸
支して架設してあることを特徴とする。
【0008】また、本考案は、荷台後端部における左右
の歩み板をそれぞれ専用のシリンダで、起立状態と、後
端部が着地して荷台面との間を橋渡し可能な降ろし状態
に、起伏・揺動自在にしてある運搬車の歩み板装置にお
いて、荷台後面部上側の左右ガイド部に沿い可動体をシ
リンダの駆動力を受けてそれぞれ左右にスライド自在に
取り付け、この左右の可動体後面部上側の軸部に左右の
歩み板をそれぞれ起伏・揺動自在に軸支し、この起立状
態の歩み板における内側面部の内側下方の可動体後面部
下側に保持部を突設し、この保持部における前記軸部の
軸線の延長線よりも後斜め下方の後端部と歩み板の前記
内側面部とに亘りシリンダを、このシリンダ基部と同シ
リンダのシリンダロッド先端をそれぞれ軸支して架設し
てあることを特徴とする。
【0009】
【作用】荷台後面部上側の左右軸部に左右の歩み板をそ
れぞれ起伏・揺動自在に軸支し、この起立状態の歩み板
側面部の下方の荷台後面部下側に保持部を突設し、この
保持部における前記軸部の軸線の延長線よりも後斜め下
方の後端部にシリンダを連結すると共に、同シリンダの
シリンダロッドを前記歩み板側面部に連結しているか
ら、架装の優位性を有した上で、歩み板はシリンダの駆
動力を受けて、シリンダと当たることなく接地状態から
起立状態乃至前傾状態まで揺動し得るものであり、その
最大前傾角度は、保持部とシリンダの連結軸支点と、歩
み板とシリンダロッドの連結軸支点を結ぶ直線が軸部の
軸線すなわちデットポイントを超えない角度まで得られ
る。また、歩み板の起伏・揺動を司るシリンダおよび保
持部等の機構系を左右の歩み板における内側面部側にそ
れぞれ配設してあるため、この機構系が歩み板の外側面
部側に有ることによる荷台幅と左右歩み板の幅間との差
異を最小限に抑えて、左右歩み板の幅間を荷台幅とほぼ
同幅に確保でき、荷台幅相当の車輪幅の車両を積み降ろ
しできると共に、この機構系が走行の邪魔にならない。
【0010】それにより、保持部の後方への突出長さを
最小限に抑止でき、この抑止相当分について荷台長さを
長く形成することができると共に、保持部および周辺部
分を損傷し難くすることができる。
【0011】また、左右の可動体をシリンダで左右に適
宜スライドさせて、この可動体に軸支されている左右の
歩み板を個別に、或いは同時にスライドさせて、その左
右位置および間隔を自在に調整することができる。
【0012】
【実施例】以下、本考案の歩み板装置を備えた運搬車の
各実施例について、図面を参照して詳細に説明する。
【0013】図1および図3に例示している第1実施例
の運搬車では、車体1の前部左右に配置された車体安定
・浮揚ジャッキ(図示せず)の動作にともない、後輪2
を支点として荷台3が車体1ごと後傾可能にしてある。
【0014】そして、荷台3の後面部4上側の左右軸部
5には左右の歩み板6をそれぞれ起伏・揺動自在に軸支
し、また、起立状態の歩み板6における内側面部6aの下
方の荷台後面部4下側には保持部7を突設して、この保
持部7における前記軸部5の軸線の延長線よりも後斜め
下方の後端部7aにシリンダ8基部を連結軸9で連結する
と共に、同シリンダ8のシリンダロッド8a先端を前記歩
み板の内側面部6aに連結軸10で連結してあり、シリンダ
ロッド8aの前出時に歩み板6が前傾状態を保ち、シリン
ダロッド8aの後退時に歩み板6が接地状態を呈するよう
にしてある。
【0015】歩み板6におけるシリンダ連結側の内側面
部6aにはシリンダカバー11を付設してあり、歩み板6の
前傾時におけるシリンダ8の荷台3面側を、そして歩み
板6の接地時におけるシリンダ8の上側を、それぞれシ
リンダカバー11で覆えるようにしてある。
【0016】シリンダ8とコントロールバルブ12を結ぶ
管13,14 間にはソレノイド弁15を配設してあり、このソ
レノイド弁15は歩み板6が接地するまでシリンダロッド
8aが後退するのにともないONして、両管13,14 間を連
通させて、歩み板6の接地状態の間についてシリンダ8
への出力を迂回し得るようにしてある。
【0017】これにより、架装の優位性を有した上で、
歩み板6はシリンダ8の駆動力を受けて、シリンダ8と
当たることなく接地状態から起立状態乃至前傾状態まで
揺動することができる。しかも、その最大前傾角度を、
保持部7とシリンダ8の連結軸9支点と、歩み板6とシ
リンダロッド8aの連結軸10支点を結ぶ直線が軸部5の軸
線すなわちデットポイントを超えない角度まで得ること
ができる。また、歩み板6の起伏・揺動を司るシリンダ
8および保持部7等の機構系を左右の歩み板6における
内側面部6a側にそれぞれ配設してあるため、この機構系
が歩み板6の外側面部6a側に有ることによる荷台3幅と
左右歩み板6の幅間との差異を最小限に抑えて、左右歩
み板6の幅間を荷台3幅とほぼ同幅に確保でき、荷台3
幅相当の車輪幅の車両を積み降ろしできると共に、この
機構系が走行の邪魔にならない。
【0018】それにともない、保持部7の後方への突出
長さを最小限に抑止でき、この抑止相当分について荷台
3長さを長く形成することができると共に、保持部7お
よび周辺部分を損傷し難くすることができる。
【0019】歩み板内側面部6aのシリンダカバー11によ
り、歩み板6の前傾時におけるシリンダ8の荷台3面側
を、そして歩み板6の接地時におけるシリンダ8の上側
を、それぞれ覆い保護しているので、たとえば積み降ろ
し中における落下物によってシリンダ8が損傷するよう
なことがない。
【0020】歩み板6が接地した状態でソレノイド弁15
がONして、シリンダ8への出力を迂回させるため、積
み降ろし時に歩み板6に加わる負荷によってシリンダ8
が傷むようなことがない。
【0021】図4および図5に例示している第2実施例
の運搬車では、前記第1実施例のものと同様に、車体1
の前部左右に配設された車体安定・浮揚ジャッキ(図示
せず)の動作にともない、後輪2を支点として荷台3が
車体1ごと後傾可能にしてある。
【0022】そして、荷台3の後面部4上側の左右ガイ
ド部16には可動体17を左右にスライド自在に取り付ける
と共に、左右の可動体17にそれぞれ備えたシリンダ18の
シリンダロッド18a 先端を後面部4中央の突部19に連結
してあり、専用のシリンダロッド18a の前出、後退にと
もない左右の可動体17がそれぞれ左右にスライドするよ
うにしてある。
【0023】左右の可動体17の後面部17a 上側の軸部5
には左右の歩み板6をそれぞれ起伏・揺動自在に軸支
し、また、起立状態の歩み板6の内側面部6aの下方の可
動体後面部17a 下側には保持部7を突設して、この保持
部7における前記軸部5の軸線の延長線よりも後斜め下
方の後端部7aにシリンダ8を連結軸9で連結すると共
に、同シリンダ8のシリンダロッド8aを前記歩み板内側
面部6aに連結軸10で連結してあり、シリンダロッド8aの
前出時に歩み板6が前傾状態を保ち、シリンダロッド8a
の後退時に歩み板6が接地状態を呈するようにしてあ
る。
【0024】歩み板6におけるシリンダ連結側の内側面
部6aにはシリンダカバー11を付設してあり、歩み板6の
前傾時におけるシリンダ8の荷台3面側を、そして歩み
板6の接地時におけるシリンダ8の上側を、それぞれシ
リンダカバー11で覆えるようにしてある。
【0025】シリンダ8とコントロールバルブ12を結ぶ
管13,14 間にはソレノイド弁15を配設してあり、このソ
レノイド弁15は歩み板6が接地するまでシリンダロッド
8aが後退するにともないONして、両管13,14 間を連通
させて、歩み板6の接地状態の間についてシリンダ8ヘ
の出力を迂回し得るようにしてある。(前記第1実施例
と同構成であるため、図示を省略する)
【0026】これにより、架装の優位性を有した上で、
歩み板6はシリンダ8の駆動力を受けて、シリンダ8と
当たることなく接地状態から起立状態乃至前傾状態まで
揺動することができる。しかも、その最大前傾角度を、
保持部7とシリンダ8の連結軸9支点と、歩み板6とシ
リンダロッド8aの連結軸10支点を結ぶ直線が軸部5の軸
線すなわちデットポイントを超えない角度まで得ること
ができる。また、歩み板6の起伏・揺動を司るシリンダ
8および保持部7等の機構系を左右の歩み板6における
内側面部6a側にそれぞれ配設してあるため、この機構系
が歩み板6の外側面部6a側に有ることによる荷台3幅と
左右歩み板6の幅間との差異を最小限に抑えて、左右歩
み板6の幅間を荷台3幅とほぼ同幅に確保でき、荷台3
幅相当の車輪幅の車両を積み降ろしできると共に、この
機構系が走行の邪魔にならない。
【0027】それにともない、保持部7の後方への突出
長さを最小限に抑止でき、この抑止相当分について荷台
3長さを長く形成することができると共に、保持部7お
よび周辺部分を損傷し難くすることができる。
【0028】歩み板内側面部6aのシリンダカバー11によ
り、歩み板6の前傾時におけるシリンダ8の荷台3面側
を、そして歩み板6の接地時におけるシリンダ8の上側
を、それぞれ覆い保護しているので、たとえば積み降ろ
し中における落下物によってシリンダ8が損傷するよう
なことがない。
【0029】歩み板6が接地した状態でソレノイド弁15
がONして、シリンダ8への出力を迂回させるため、積
み降ろし時に歩み板6に加わる負荷によってシリンダ8
が傷むようなことがない。
【0030】左右の可動体17をシリンダ18で左右に適宜
スライドさせて、この可動体17に軸支されている左右の
歩み板6を個別に、或いは同時にスライドさせて、その
左右位置および間隔を自在に調整することができる。
【0031】前記実施例において、シリンダ8,18 は逆
向きに配設しても良く、他の態様についても本考案の主
旨を変更しない限りにおいて自由である。
【0032】
【考案の効果】A.請求項1により、架装の優位性を有
した上で、歩み板はシリンダの駆動力を受けて、シリン
ダと当たることなく接地状態から起立状態乃至前傾状態
まで揺動することができる。しかも、その最大前傾角度
を、保持部とシリンダの連結軸支点と、歩み板とシリン
ダロッドの連結軸支点を結ぶ直線が軸部の軸線すなわち
デットポイントを超えない角度まで得ることができる。
【0033】B.同項により、歩み板の起伏・揺動を司
るシリンダおよび保持部等の機構系を左右の歩み板にお
ける内側面部側にそれぞれ配設してあるため、この機構
系が歩み板の外側面部側に有ることによる荷台幅と左右
歩み板の幅間との差異を最小限に抑えて、左右歩み板の
幅間を荷台幅とほぼ同幅に確保でき、荷台幅相当の車輪
幅の車両を積み降ろしできると共に、この機構系が走行
の邪魔にならない。
【0034】C.同項により、保持部の後方への突出長
さを最小限に抑止でき、この抑止相当分について荷台長
さを長く形成することができると共に、保持部および周
辺部分を損傷し難くすることができる。
【0035】D.請求項2により、架装の優位性を有し
た上で、歩み板はシリンダの駆動力を受けて、シリンダ
と当たることなく接地状態から起立状態乃至前傾状態ま
で揺動することができる。しかも、その最大前傾角度
を、保持部とシリンダの連結軸支点と、歩み板とシリン
ダロッドの連結軸支点を結ぶ直線が軸部の軸線すなわち
デットポイントを超えない角度まで得ることができる。
【0036】E.同項により、歩み板の起伏・揺動を司
るシリンダおよび保持部等の機構系を左右の歩み板にお
ける内側面部側にそれぞれ配設してあるため、この機構
系が歩み板の外側面部側に有ることによる荷台幅と左右
歩み板の幅間との差異を最小限に抑えて、左右歩み板の
幅間を荷台幅とほぼ同幅に確保でき、荷台幅相当の車輪
幅の車両を積み降ろしできると共に、この機構系が走行
の邪魔にならない。
【0037】F.同項により、保持部の後方への突出長
さを最小限に抑止でき、この抑止相当分について荷台長
さを長く形成することができると共に、保持部および周
辺部分を損傷し難くすることができる。
【0038】G.同項により、左右の可動体をシリンダ
で左右に適宜スライドさせて、この可動体に軸支されて
いる左右の歩み板を個別に、或いは同時にスライドさせ
て、その左右位置および間隔を自在に調整することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の歩み板装置を備えた第1実施例の運
搬車を例示した要部の背面図で、一部切欠している。
【図2】 図1のイ−イ拡大縦断面図。
【図3】 歩み板の駆動用シリンダの油圧回路図。
【図4】 本考案の歩み板装置を備えた第2実施例の運
搬車を例示した要部の背面図で、一部切欠している。
【図5】 図4のロ−ロ拡大縦断面図。
【図6】 従来の歩み装置の背面図。
【図7】 図6のハ−ハ拡大縦断面図。
【符号の説明】
1 車体 2 後輪 3 荷台 4 荷台の後面
部 5 軸部 6 歩み板 6a 歩み板の内側面部 7 保持部 7a 保持部の後端部 8,18 シリン
ダ 8a,18a シリンダロッド 9,10 連結軸 11 シリンダカバー 12 コントロー
ルバルブ 13,14 管 15 ソレノイド
弁 16 ガイド部 17 可動体 19 突部

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷台後端部における左右の歩み板をそれ
    ぞれ専用のシリンダで、起立状態と、後端部が着地して
    荷台面との間を橋渡し可能な降ろし状態に、起伏・揺動
    自在にしてある運搬車の歩み板装置において、荷台後面
    部上側の左右軸部に左右の歩み板をそれぞれ起伏・揺動
    自在に軸支し、この起立状態の歩み板における内側面部
    内側下方の荷台後面部下側に保持部を突設し、この保
    持部における前記軸部の軸線の延長線よりも後斜め下方
    の後端部と歩み板の前記内側面部とに亘りシリンダを、
    このシリンダ基部と同シリンダのシリンダロッド先端を
    それぞれ軸支して架設してなる運搬車の歩み板装置。
  2. 【請求項2】 荷台後端部における左右の歩み板をそれ
    ぞれ専用のシリンダで、起立状態と、後端部が着地して
    荷台面との間を橋渡し可能な降ろし状態に、起伏・揺動
    自在にしてある運搬車の歩み板装置において、荷台後面
    部上側の左右ガイド部に沿い可動体をシリンダの駆動力
    を受けてそれぞれ左右にスライド自在に取り付け、この
    左右の可動体後面部上側の軸部に左右の歩み板をそれぞ
    れ起伏・揺動自在に軸支し、この起立状態の歩み板にお
    ける内側面部の内側下方の可動体後面部下側に保持部を
    突設し、この保持部における前記軸部の軸線の延長線よ
    りも後斜め下方の後端部と歩み板の前記内側面部とに亘
    りシリンダを、このシリンダ基部と同シリンダのシリン
    ダロッド先端をそれぞれ軸支して架設してなる運搬車の
    歩み板装置。
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