JPH10264745A - 自動車内装用緩衝材 - Google Patents
自動車内装用緩衝材Info
- Publication number
- JPH10264745A JPH10264745A JP9087504A JP8750497A JPH10264745A JP H10264745 A JPH10264745 A JP H10264745A JP 9087504 A JP9087504 A JP 9087504A JP 8750497 A JP8750497 A JP 8750497A JP H10264745 A JPH10264745 A JP H10264745A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bodies
- hollow bodies
- garnish
- automobile interior
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、自動車用内装材の内部に収納して
衝撃エネルギーを要求荷重付近での吸収ストロークを長
くして常に安定したエネルギー吸収をすることを目的と
している。 【解決手段】 内装材の内部に収納して衝撃エネルギー
を吸収する自動車内装用緩衝材であって、中空体を複数
個連設した数珠状体を複数列内装部材内に配設し、衝撃
エネルギーを吸収するようにしたことを特徴とする自動
車内装用緩衝材。
衝撃エネルギーを要求荷重付近での吸収ストロークを長
くして常に安定したエネルギー吸収をすることを目的と
している。 【解決手段】 内装材の内部に収納して衝撃エネルギー
を吸収する自動車内装用緩衝材であって、中空体を複数
個連設した数珠状体を複数列内装部材内に配設し、衝撃
エネルギーを吸収するようにしたことを特徴とする自動
車内装用緩衝材。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用内装材の
内部に収納して衝撃エネルギーを吸収する内装用緩衝材
に関する。
内部に収納して衝撃エネルギーを吸収する内装用緩衝材
に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、自動車内装部材、例えばビラーガ
ーニッシュ２０内部緩衝材には一般的に図１０に示す如
く発泡体２１が使用されている。
ーニッシュ２０内部緩衝材には一般的に図１０に示す如
く発泡体２１が使用されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術に於て、
発泡体２１のエネルギー吸収形態は圧縮的変化のため図
９のＡに示す如く、ストロークＳが進むにつれて荷重が
略比例して上り、要求荷重Ｆ1に達するのにストローク
Ｓ1がかゝり要求荷重Ｆ1付近での吸収ストローク量ａが
短く良いエネルギー吸収が得られないという問題点があ
った。
発泡体２１のエネルギー吸収形態は圧縮的変化のため図
９のＡに示す如く、ストロークＳが進むにつれて荷重が
略比例して上り、要求荷重Ｆ1に達するのにストローク
Ｓ1がかゝり要求荷重Ｆ1付近での吸収ストローク量ａが
短く良いエネルギー吸収が得られないという問題点があ
った。
【０００４】上記問題点を解決するため、特開平７−２
４６９５１号公報に示すように、内装材の内部に鋼板製
のエネルギー吸収パネルと、同公報図６、図７に示すよ
うな発泡体６２，７０を設けることが考えられたが、重
量が大きくなり、部品点数が多くなりコストアップにな
る。
４６９５１号公報に示すように、内装材の内部に鋼板製
のエネルギー吸収パネルと、同公報図６、図７に示すよ
うな発泡体６２，７０を設けることが考えられたが、重
量が大きくなり、部品点数が多くなりコストアップにな
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決することを目的とし、内装材の内部に収納して衝撃エ
ネルギーを吸収する自動車内装用緩衝材であって、中空
体を複数個連設した数珠状体を複数列内装部材内に配設
し、衝撃エネルギーを吸収するようにしたことを特徴と
する。
決することを目的とし、内装材の内部に収納して衝撃エ
ネルギーを吸収する自動車内装用緩衝材であって、中空
体を複数個連設した数珠状体を複数列内装部材内に配設
し、衝撃エネルギーを吸収するようにしたことを特徴と
する。
【０００６】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図１乃至図
８に示した実施例に基づいて詳細に説明する。１は緩衝
材となる数珠状体で、複数個の中空体２とこの複数個の
中空体２を連結部３で連結したもので、ブロー成形によ
り形成される。この数珠状体１は、図３の如く自動車内
装部材であるガーニッシュ４の内部に、前側に４個の中
空体２を連設した数珠状体１と、後側に５個の中空体２
を連設した数珠状体１とを２列に配列して収納されてい
る。本発明は、乗員が自動車内装部材であるガーニッシ
ュ４に衝突した際、ガーニッシュ４が中空体２の収納さ
れている側に変形し、ガーニッシュ４の前側に収納した
数珠状体１の中空体２がつぶれ破壊し、次に後側に収納
した数珠状体１の中空体２がつぶれ破壊することによっ
て段階的に衝撃を吸収できる。従って、要求荷重付近で
吸収ストロークを長くでき乗員に作用する衝撃力を効果
的に吸収できる。
８に示した実施例に基づいて詳細に説明する。１は緩衝
材となる数珠状体で、複数個の中空体２とこの複数個の
中空体２を連結部３で連結したもので、ブロー成形によ
り形成される。この数珠状体１は、図３の如く自動車内
装部材であるガーニッシュ４の内部に、前側に４個の中
空体２を連設した数珠状体１と、後側に５個の中空体２
を連設した数珠状体１とを２列に配列して収納されてい
る。本発明は、乗員が自動車内装部材であるガーニッシ
ュ４に衝突した際、ガーニッシュ４が中空体２の収納さ
れている側に変形し、ガーニッシュ４の前側に収納した
数珠状体１の中空体２がつぶれ破壊し、次に後側に収納
した数珠状体１の中空体２がつぶれ破壊することによっ
て段階的に衝撃を吸収できる。従って、要求荷重付近で
吸収ストロークを長くでき乗員に作用する衝撃力を効果
的に吸収できる。
【０００７】以下に他の実施例について説明する。図４
の如く、緩衝材となる数珠状体１の連結部３を蛇腹状に
形成したもので、この連結部３が屈曲自在になるので、
３次元に変化したガーニッシュ４などに数珠状体１を容
易に沿わせて収納することができる。又、図５の如く数
珠状体の連結部を他の数珠状体の連結部に交差するよう
に組み合わせて積層させて、ガーニッシュの内部に効率
よく収納できるようにしてもよい。
の如く、緩衝材となる数珠状体１の連結部３を蛇腹状に
形成したもので、この連結部３が屈曲自在になるので、
３次元に変化したガーニッシュ４などに数珠状体１を容
易に沿わせて収納することができる。又、図５の如く数
珠状体の連結部を他の数珠状体の連結部に交差するよう
に組み合わせて積層させて、ガーニッシュの内部に効率
よく収納できるようにしてもよい。
【０００８】又、図６乃至図８の如く、内装材７の裏面
に係止用凹部８を形成し、中空体２に突設した係止用突
部９を形成しはめ込むようにして中空体２を内装材７裏
面に固定してもよい。又、内装材７裏面と中空体２にマ
ジックテープ１０，１１を固着して両マジックテープ１
０，１１にて貼着固定してもよい、又、内装材７裏面或
いは中空体２に両面テープ１２を固着して、数珠状体１
と内装材７を貼着固定してもよい。又、この数珠状体１
はブロー成形で形成されるので、溶融樹脂が押し出され
るダイとマンドレルとの隙間を調整して、数珠状体１の
肉厚を容易に増減させることができる。例えば、肉厚の
厚いものは要求荷重を大きく、肉厚の薄いものは要求荷
重を小さくできる。従って、衝撃吸収特性の異なるもの
が一つの金型で製造できる。
に係止用凹部８を形成し、中空体２に突設した係止用突
部９を形成しはめ込むようにして中空体２を内装材７裏
面に固定してもよい。又、内装材７裏面と中空体２にマ
ジックテープ１０，１１を固着して両マジックテープ１
０，１１にて貼着固定してもよい、又、内装材７裏面或
いは中空体２に両面テープ１２を固着して、数珠状体１
と内装材７を貼着固定してもよい。又、この数珠状体１
はブロー成形で形成されるので、溶融樹脂が押し出され
るダイとマンドレルとの隙間を調整して、数珠状体１の
肉厚を容易に増減させることができる。例えば、肉厚の
厚いものは要求荷重を大きく、肉厚の薄いものは要求荷
重を小さくできる。従って、衝撃吸収特性の異なるもの
が一つの金型で製造できる。
【０００９】次に作用について説明する。図３に於て、
中空体１に所望する要求荷重Ｆ１に相当する力が加わっ
て、中空体１の前側の中空体がつぶれ破壊し、次に後側
の中空体がつぶれ破壊することによって段階的に衝撃を
吸収し、従って、衝撃エネルギーを図９のＢに示す如
く、要求荷重Ｆ1付近で吸収ストロークＳ2を長くでき、
常に安定したエネルギー吸収をすることができる。
中空体１に所望する要求荷重Ｆ１に相当する力が加わっ
て、中空体１の前側の中空体がつぶれ破壊し、次に後側
の中空体がつぶれ破壊することによって段階的に衝撃を
吸収し、従って、衝撃エネルギーを図９のＢに示す如
く、要求荷重Ｆ1付近で吸収ストロークＳ2を長くでき、
常に安定したエネルギー吸収をすることができる。
【００１０】
【発明の効果】請求項１は、中空体を複数個連設した数
珠状体からなる内装用衝撃吸収体を複数列配設してある
ので、衝撃エネルギーが内装材に作用した際、中空体を
順次つぶし破壊するので、要求荷重のストロークを長く
することができ安定して衝撃エネルギーを吸収すること
が可能となる。請求項２は、中空体が球体であるので、
衝撃エネルギーが作用した際、球体全面に衝撃エネルギ
ーが分散され、要求荷重Ｆ１まで短いストロークで荷重
を立ち上げることができる。請求項３は、中空体の連結
部を屈曲自在に形成したので、車体形状に沿わせたガー
ニッシュなどの内装材に取り付けが容易である。請求項
４は、内装材をブロー成形しているので安価に製作でき
る。
珠状体からなる内装用衝撃吸収体を複数列配設してある
ので、衝撃エネルギーが内装材に作用した際、中空体を
順次つぶし破壊するので、要求荷重のストロークを長く
することができ安定して衝撃エネルギーを吸収すること
が可能となる。請求項２は、中空体が球体であるので、
衝撃エネルギーが作用した際、球体全面に衝撃エネルギ
ーが分散され、要求荷重Ｆ１まで短いストロークで荷重
を立ち上げることができる。請求項３は、中空体の連結
部を屈曲自在に形成したので、車体形状に沿わせたガー
ニッシュなどの内装材に取り付けが容易である。請求項
４は、内装材をブロー成形しているので安価に製作でき
る。
【図１】本発明の一実施例正断面図である。
【図２】図１のＡ−Ａ側断面図である。
【図３】図１の使用時側断面図である。
【図４】図１の連結部拡大正面図である。
【図５】中空体を連結積層した他の実施例外観斜視図で
ある。
ある。
【図６】図５の連結説明正面図である。
【図７】中空体の連結を示す他の実施例正面図である。
【図８】中空体の連結を示す更に他の実施例正面図であ
る。
る。
【図９】本発明と従来例の荷重変位図である。
【図１０】従来例の使用時側断面図である。
１ 数珠状体 ２ 中空体 ３ 連結部 ４ ガーニッシュ ７ 内装材 ８ 係止用凹部 ９ 係止用突部 １０，１１ マジックテープ １２ 両面テープ
Claims (4)
- 【請求項１】 内装材の内部に収納して衝撃エネルギー
を吸収する自動車内装用緩衝材であって、中空体を複数
個連設した数珠状体を複数列内装部材内に配設し、衝撃
エネルギーを吸収するようにしたことを特徴とする自動
車内装用緩衝材。 - 【請求項２】 前記中空体が球体であることを特徴とす
る請求項１記載の自動車内装用緩衝材。 - 【請求項３】 前記各中空体の連結部を屈曲自在に形成
したことを特徴とする請求項１乃至２記載の自動車内装
用緩衝材。 - 【請求項４】 前記内装材をブロー成形にて形成したこ
とを特徴とする請求項１乃至３記載の自動車内装用緩衝
材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9087504A JPH10264745A (ja) | 1997-03-21 | 1997-03-21 | 自動車内装用緩衝材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9087504A JPH10264745A (ja) | 1997-03-21 | 1997-03-21 | 自動車内装用緩衝材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10264745A true JPH10264745A (ja) | 1998-10-06 |
Family
ID=13916822
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9087504A Pending JPH10264745A (ja) | 1997-03-21 | 1997-03-21 | 自動車内装用緩衝材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10264745A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004082907A (ja) * | 2002-08-28 | 2004-03-18 | Kojima Press Co Ltd | 車両用衝撃吸収構造体 |
| JP2004532161A (ja) * | 2001-06-27 | 2004-10-21 | アプリックス | ループのある織物を有する車両の天板 |
-
1997
- 1997-03-21 JP JP9087504A patent/JPH10264745A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004532161A (ja) * | 2001-06-27 | 2004-10-21 | アプリックス | ループのある織物を有する車両の天板 |
| JP2004082907A (ja) * | 2002-08-28 | 2004-03-18 | Kojima Press Co Ltd | 車両用衝撃吸収構造体 |
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