JPH10264201A - 金属蒸着インサートフィルムと金属蒸着インサート成形品の製造方法 - Google Patents

金属蒸着インサートフィルムと金属蒸着インサート成形品の製造方法

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JPH10264201A
JPH10264201A JP9028497A JP9028497A JPH10264201A JP H10264201 A JPH10264201 A JP H10264201A JP 9028497 A JP9028497 A JP 9028497A JP 9028497 A JP9028497 A JP 9028497A JP H10264201 A JPH10264201 A JP H10264201A
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JP
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metal
layer
film
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molded product
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JP9028497A
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Fujio Mori
富士男 森
Masaru Terashita
勝 寺下
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Nissha Printing Co Ltd
Original Assignee
Nissha Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金属蒸着層を有するインサートシートが、凹
凸差の大きい凹凸面のコーナー部や微細な凹凸部を有す
る射出成形用金型のキャビティ形成面にでも密着できる
ようにすることで、透けやムラのない金属発色を有する
金属蒸着インサート成形品を提供する。 【解決手段】 プラスチックフィルムの一方の面に、少
なくとも、厚さ200Å〜1200Åの金属蒸着層、光
輝性顔料層、接着層が積層された金属蒸着インサートフ
ィルム5を射出成形用金型内に載置し、加熱し、真空吸
引することによって凹凸差の大きい三次元形状に加工し
て、射出成形用金型のキャビティ形成面に密着させた
後、型閉めしてキャビティに成形樹脂を射出し、樹脂成
形品11の成形と同時に金属蒸着インサートフィルム5
を樹脂成形品11に接着させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、センターマー
ク、ネームマーク、取っ手、ドアハンドル、ホイールキ
ャップ、ミラー、ランブリム、バンパー、ツマミ、パネ
ル、キャビネット、ボタン等の自動車部品や建材部品、
電子機器部品等に利用される金属光沢を有する金属蒸着
インサートフィルムと金属蒸着インサート成形品の製造
方法とに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、金属光沢を有する製品を得るに
は、樹脂成形品の表面に直接金属メッキしていた(従来
法1)。あるいは、剥離性のある薄手の延伸ポリエステ
ルフィルムに1200Åより大きい厚さの金属蒸着層を
形成した転写シートを、射出成形用金型のキャビティ形
成面に密着させ、樹脂成形品の射出成形と同時に転写箔
を樹脂成形品に接着した後、延伸ポリエステルフィルム
を剥離し、金属蒸着層だけを樹脂成形品に形成していた
(従来法2)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来法1では、通常の
メッキ膜は0.5mm〜1mmと分厚い膜となるため、
樹脂の持つ特性である柔軟性が完全に覆い隠されてしま
い、衝撃吸収性の乏しい製品となる。また、メッキ膜を
保護するためにメッキ後にオーバーコート剤をクリア塗
装しなければならない点、カラー着色する場合はメッキ
後に別の着色塗装が必要になる点などから、工程が増加
しコストアップが大きく、生産性が悪い。また、メッキ
用および塗装用の廃液処理が必要となるため、作業環境
悪化に対する対策も講じなければならない。従来法2で
は、通常、延伸ポリエステルフィルムは材質的に延伸性
が小さいため、射出成形用金型のキャビティ形成面の凹
凸差が大きく、段差の大きいコーナー部や微細な凹凸部
を有する場合は、キャビティ形成面との間に隙間があい
たりして転写シートがキャビティ形成面にきれいに密着
することができない。また、1200Åより大きい厚さ
の金属蒸着層では層が引き伸ばされてクラックが生じや
すい。その結果、立ち上がりの大きい樹脂成形品や、微
細な凹凸部を有する樹脂成形品に金属蒸着層がきれいに
形成できなくなるので、金属発色が損なわれた樹脂成形
品ができてしまう。また、樹脂成形品の最表面に露出さ
れた金属蒸着層を保護するために、ハードコート層を塗
装する必要があるため、工程が増加しコストアップが大
きく、生産性が悪い。また、ハードコート層は慨して柔
軟性がないため衝撃によってクラックが発生しやすく、
ハードコート層と接する金属蒸着層のクラックを助長し
てしまうという悪影響がある。
【0004】この発明は上記の欠点を解決し、金属蒸着
層を有するインサートシートが、凹凸差の大きい凹凸面
のコーナー部や微細な凹凸部を有する射出成形用金型の
キャビティ形成面にでも密着できるようにすることで、
透けやムラのない金属発色を有する金属蒸着インサート
成形品の製造方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上のような目的を達成
するために、この発明の金属蒸着インサート成形品の製
造方法は、プラスチックフィルムの一方の面に、少なく
とも、厚さ200Å〜1200Åの金属蒸着層、光輝性
顔料層、接着層が積層された金属蒸着インサートフィル
ムを射出成形用金型内に載置し、加熱し、真空吸引する
ことによって凹凸差の大きい三次元形状に加工して、射
出成形用金型のキャビティ形成面に密着させた後、型閉
めしてキャビティに成形樹脂を射出し、樹脂成形品の成
形と同時に金属蒸着インサートフィルムを樹脂成形品に
接着させるようにした。
【0006】以上のような目的を達成するために、この
発明の金属蒸着インサートフィルムは、凹凸差の大きい
三次元形状に加工して用いるインサートフィルムであっ
て、プラスチックフィルムの一方の面に、少なくとも、
厚さ200Å〜1200Åの金属蒸着層、光輝性顔料
層、接着層が積層されたものとした。
【0007】また、この発明の金属蒸着インサートフィ
ルムは、プラスチックフィルムの他方の面に、ハードコ
ート層が形成されたものでもよい。
【0008】また、この発明の金属蒸着インサートフィ
ルムは、光輝性顔料層と接着層との間に熱吸収層が形成
されたものでもよい。
【0009】また、この発明の金属蒸着インサートフィ
ルムは、金属蒸着層が、厚さ300Å〜600Åのアル
ミニウム、または、厚さ200Å〜500Åのクロムで
形成されたものでもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明についてさらに詳
しく説明する。この発明の金属蒸着インサート成形品の
製造方法は、プラスチックフィルム1の一方の面に、少
なくとも、厚さ200Å〜1200Åの金属蒸着層2、
光輝性顔料層3、接着層4が積層された金属蒸着インサ
ートフィルム5を射出成形用金型(例えば可動型6およ
び固定型7)内に載置し、加熱し、真空吸引することに
よって、射出成形用金型のキャビティ形成面8に密着さ
せた後、型閉めしてキャビティ9に成形樹脂10を射出
し、樹脂成形品11の成形と同時に金属蒸着インサート
フィルムを樹脂成形品に接着させるものである。
【0011】この発明に用いる金属蒸着インサートフィ
ルム5を説明する。プラスチックフィルム1は、透光性
と耐候性を有し、加熱され真空吸引されることによっ
て、射出成形用金型(例えば可動型6および固定型7)
のキャビティ形成面8、特に、凹凸差の大きい三次元形
状に加工できるものであり、段差の大きいコーナー部6
0や微細な凹凸部61に沿って密着することが可能なも
のである。プラスチックフィルム1は、例えば、アクリ
ルフィルム、フッ素フィルム、ポリカーボネートフィル
ム、ポリエステルフィルム、ポリプロピレンフィルム、
ポリブチレンテレフタレートフィルムなどがある。プラ
スチックフィルム1は、材質によっても異なるが、厚さ
30μm〜200μmの範囲が好ましい。プラスチック
フィルム1には、少量の着色された顔料を含ませておい
て、着色された金属蒸着層を得るようにしてもよい。耐
候性を有するプラスチックフィルム1は、プラスチック
フィルム1に耐候性がもともと備わっている場合もあ
る。この場合は、紫外線吸収剤が混入された樹脂などか
らなるフィルムを用いる。プラスチックフィルム1の耐
候性は、プラスチックフィルム1上に耐候性層を形成す
ることによって得る場合がある。耐候性層は、フッ素ま
たはアクリル樹脂からなる低温乾燥性の透明コート剤を
ロールコート、リバースコート、オフセット印刷、グラ
ビア印刷のような方法条件でプラスチックフィルム1上
に形成するされる。
【0012】金属蒸着層2は、プラスチックフィルム1
とともに加熱され真空吸引されることによって、射出成
形用金型(例えば可動型6および固定型7)のキャビテ
ィ形成面8、特に、段差の大きいコーナー部60や微細
な凹凸部61に沿って密着することによって、金属蒸着
層2が3次元形状に変形しても、クラックや透けが生じ
ないようにするために、通常の蒸着層より薄膜とした。
厚みが薄すぎると透けが生じるため、金属蒸着層2は、
厚さ200Å〜1200Åとした。金属蒸着層2は、よ
りクラックが発生しにくいように厚さ200Å〜800
Åとするのが好ましい。金属蒸着層2は、特に、厚さ3
00Å〜600Åのアルミニウム、または、厚さ200
Å〜500Åのクロムが好ましい。
【0013】光輝性顔料層3は、金属蒸着層2の透けに
よる光沢の低下などの金属発色の劣化を補うための層で
ある。光輝性顔料層3は、アルミニウムや銅など輝度の
高い金属紛やパール顔料を樹脂バインダーに混ぜて、印
刷やコーティングで形成した層である。たとえ金属蒸着
層2に微細なクラックが発生して金属蒸着層2自体の金
属発色が劣化しても、光輝性顔料層3がその劣化を補う
ことができる。また、後述する成形樹脂10が射出され
る際、成形樹脂10の熱や圧力によって金属蒸着層2に
加えられる衝撃などを、光輝性顔料層3の存在によって
和らげることができる。
【0014】接着層4は、ビニル系樹脂、塩素化ポリプ
ロピレン系樹脂、ポリ塩化ビニル酢酸ビニル共重合体系
樹脂、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂からなる層であ
る。接着インキ層5は、オフセット印刷法、グラビア印
刷法、スクリーン印刷法などの通常の印刷法や、ロール
コート法、スプレーコート法などのコート法などにより
形成する。接着層4は、接着フィルムからなるものでも
よい。
【0015】ハードコート層12は、金属蒸着層2の耐
摩耗性や耐腐蝕性を向上するために、プラスチックフィ
ルム1の他方の面に形成してもよい。この場合は、ハー
ドコート層12が高硬度のためにクラックが発生しやす
くても、ハードコート層12と金属蒸着層2との間には
プラスチックフィルムが介在することになるので、金属
蒸着層2がそのクラックからの影響を受けることを防止
できる。プラスチックフィルム1の厚みが厚く柔軟な材
質であるほど前記防止の効果が大きい。
【0016】熱吸収層13は、金属蒸着インサートフィ
ルム5が加熱される際の熱が、金属蒸着層2や光輝性顔
料層3によって反射され、プラスチックフィルム1にま
で届きにくくなるのを防止するために、熱を効率良く吸
収して保持するための層である。熱吸収層13は、一般
の顔料インキを用いて、グラビア印刷法などで形成する
とよい。熱効率の点からはできるだけ黒色のベタ層が最
も良いが、金属蒸着層2や光輝性顔料層3の色との色調
の差があり過ぎると、金属蒸着インサートフィルム5が
延伸して、射出成形用金型(例えば可動型6および固定
型7)のキャビティ形成面8に密着した時に、金属光沢
にムラができる可能性があるので、これをなくすために
金属蒸着層2や光輝性顔料層3の色調にあわせた色調の
熱吸収層13を形成するとよい。例えば、光輝性顔料層
3がアルミニウム顔料による単色の場合は熱吸収層13
はグレー系統のベタ層を用いるとよい。また、光輝性顔
料層3が銅顔料による単色の場合は熱吸収層13は黄茶
色系統のベタ層を用いるとよい。また、光輝性顔料層3
がパール顔料による単色の場合は熱吸収層13は黒や白
系統のベタ層を用いると、パール光沢を向上させること
ができる。
【0017】アンカー層14は、プラスチックフィルム
1と金属蒸着層2との間、あるいは金属蒸着層2と光輝
性顔料層3との間に設けてもよい。プラスチックフィル
ム1と金属蒸着層2との密着性、あるいは、金属蒸着層
2と光輝性顔料層3との密着性を向上させるためであ
る。アンカー層14には、少量の着色された顔料を含ま
せておいて、着色された金属蒸着層2を得るようにして
もよい。アンカー層14によって柄や模様を形成しても
よい。アンカー層14に黄色透明顔料を含ませておけ
ば、アルミニウムの金属蒸着層2が黄金色に見えるよう
になる。アンカー層14は、各層上の一部分に設けても
よいし、各層上の全面に設けてもよい。アンカー層14
は、多層であってもよい。アンカー層14は、アクリル
樹脂、ウレタン樹脂等の材質を用いて、グラビア印刷法
などで形成するとよい。
【0018】絵柄インキ層は、アンカー層14の上面や
下面に形成してもよい。絵柄インキ層は、文字や図形、
記号などを形成したり、インサート成形品表面を全体着
色するための層である。絵柄インキ層は、墨色のインキ
を用いて形成したベース隠蔽部、透光性の白色、赤色、
青色などの各種インキを用いて形成した照光部とを組み
合わせたものなどがある。絵柄インキ層は、オフセット
印刷法、グラビア印刷法、スクリーン印刷法などの通常
の印刷法や、ロールコート法、スプレーコート法などの
コート法などにより形成する。
【0019】この発明の製造方法は、以上説明した金属
蒸着インサートフィルム5を用いて、まず、射出成形用
金型内に載置し(図2)、加熱する(図3)。射出成形
用金型は、樹脂射出口15を有する固定型7と可動型6
などからなり、固定型7と可動型6とが型閉めされるこ
とによって、固定型7および可動型6のキャビティ形成
面8によって囲まれた単数あるいは複数のキャビティ9
が形成されるものである。キャビティ9を形成する凹部
は固定型7あるいは可動型6のいずれに形成されていて
もよい。載置は、金属蒸着インサートフィルム5の接着
層4側が、射出成形用金型の樹脂射出口15と対向する
ように、射出成形用金型内に挿入する。クランプ部材な
どにより、キャビティ形成面8の周囲のパーティング面
16で金属蒸着インサートフィルム5を固定し、金属蒸
着インサートフィルム5とキャビティ形成面8とで形成
される空間を密閉してもよい。加熱は、加熱板などの熱
源17を用いて、金属蒸着インサートフィルム5の熱分
布が均一となり全体がまんべんなく軟化するようにおこ
なう。加熱温度は、フィルム表面において100℃〜2
50℃があり、特に120℃〜170℃が好ましい。キ
ャビティ形成面8の段差の大きいコーナー部60や微細
な凹凸部61にきれいに密着させることと、加熱時間の
短縮との両立をはかるためには、フィルム表面において
150℃〜170℃の温度に保って真空成形するのが最
も好ましい。
【0020】次に、加熱された金属蒸着インサートフィ
ルム5を真空吸引することによって、射出成形用金型の
キャビティ形成面8に密着させる(図3)。真空吸引
は、射出成形用金型のキャビティ形成面8やパーティン
グ面16に形成された真空吸引口18によって行う。金
属蒸着インサートフィルム5は加熱され、軟化している
ので、キャビティ形成面8の段差の大きいコーナー部6
0や微細な凹凸部61にきれいに密着する。
【0021】次に、型閉めしてキャビティに成形樹脂1
0を射出し、樹脂成形品11の成形と同時に金属蒸着イ
ンサートフィルム5を樹脂成形品11に接着させる(図
4)。樹脂成形品を冷却した後、型開きして、金属蒸着
インサート成形品を取り出す。成形樹脂としては、ポリ
プロピレン樹脂、アクリロニトリルブタジエンスチレン
樹脂、ポリスチレン樹脂、エチレン酢酸ビニル樹脂、ポ
リカーボネート樹脂、ナイロン樹脂など樹脂がある。
【0022】
【実施例】
実施例1 以下の条件で、黄金色の自動車のホイールキャップを製
造した。金属蒸着インサートフィルムのプラスチックフ
ィルムは、125μmのアクリルフィルムを用いた。金
属蒸着層は、厚さ400Åのアルミ蒸着膜とした。光輝
性顔料層は、黄色パール顔料入りアクリル樹脂系インキ
を用いてグラビア印刷法で形成した。熱吸収層は、カー
ボンブラックからなる黒色顔料入りのアクリル樹脂系イ
ンキを用いてグラビア印刷法で形成した。接着層は、ビ
ニル樹脂系インキを用いてグラビア印刷法で形成した。
そして、プラスチックフィルムと金属蒸着層との間に
は、透明で黄色のアクリル樹脂系インキを用いてグラビ
ア印刷法でアンカー層を形成した。金属蒸着層と光輝性
顔料層との間には、ビニル樹脂系インキを用いてグラビ
ア印刷法でアンカー層を形成した。以上の層構成の金属
蒸着インサートフィルムを、一旦巻き取ってロール状巻
物とし、ロール状巻物から金属蒸着インサートフィルム
を巻き出し、連続して、射出成形用金型の段差のあるコ
ーナー部を有する可動型のキャビティ形成面の正面に挿
入した。次に、キャビティ形成面の周囲でクランプ部材
により金属蒸着インサートフィルムを固定して、フィル
ム表面温度が170℃になるように加熱して軟化させ、
金属蒸着インサートフィルムとキャビティ形成面との間
の空間を真空吸引して、金属蒸着インサートフィルムを
射出成形用金型のキャビティ形成面に密着させた。次に
固定型と可動型とを型閉めして形成されたキャビティ
に、成形温度220℃〜240℃、金型温度30℃〜5
0℃で、アクリロニトリルブタジエンスチレン樹脂を成
形樹脂として射出成形した。樹脂成形品を冷却した後、
金型から取り出し、黄金色の自動車のホイールキャップ
を得た。
【0023】実施例2 以下の条件で、シルバー色の自動車バンパーを製造し
た。金属蒸着インサートフィルムのプラスチックフィル
ムは、125μmのアクリルフィルムを用いた。プラス
チックフィルムの一方の面に、ウレタンアクリレート樹
脂系紫外線硬化型インキを用いてハードコート層を形成
した。プラスチックフィルムの他方の面に設けた金属蒸
着層は、厚さ300Åのクロム蒸着膜とした。光輝性顔
料層は、アルミ顔料(透明黄色顔料含む。)入りアクリ
ル樹脂系インキを用いてグラビア印刷法で形成した。熱
吸収層は、黒色/透明黄色/白色=1/1/8の比率の
顔料を入れたアクリル樹脂系インキを用いてグラビア印
刷法で形成した。接着層は、塩素化ポリプロピレン樹脂
系インキを用いてグラビア印刷法で形成した。そして、
金属蒸着層と光輝性顔料層との間には、ビニル樹脂系イ
ンキを用いてグラビア印刷法でアンカー層を形成した。
以上の層構成の金属蒸着インサートフィルムを、一旦巻
き取ってロール状巻物とし、ロール状巻物から金属蒸着
インサートフィルムを巻き出し、連続して、射出成形用
金型の段差のあるコーナー部を有する可動型のキャビテ
ィ形成面の正面に挿入した。次に、キャビティ形成面の
周囲でクランプ部材により金属蒸着インサートフィルム
を固定して、フィルム表面温度が160℃になるように
加熱して軟化させ、金属蒸着インサートフィルムとキャ
ビティ形成面との間の空間を真空吸引して、金属蒸着イ
ンサートフィルムを射出成形用金型のキャビティ形成面
に密着させた。次に固定型と可動型とを型閉めして形成
されたキャビティに、成形温度220℃〜240℃、金
型温度30℃〜50℃で、ポリプロピレン樹脂を成形樹
脂として射出成形した。樹脂成形品を冷却した後、金型
から取り出し、ハードコート付きシルバー色の自動車バ
ンパーを得た。
【0024】実施例3 以下の条件で、シルバー色の自動車サイドマットガード
を製造した。金属蒸着インサートフィルムのプラスチッ
クフィルムは、125μmのアクリルフィルムを用い
た。金属蒸着層は、厚さ300Åのアルミ蒸着膜とし
た。光輝性顔料層は、アルミ顔料入りアクリル樹脂系イ
ンキを用いてグラビア印刷法で形成した。接着層は、カ
ーボンブラックからなる黒色顔料と酸化チタンからなる
白色顔料が混入されたグレー色のポリプロピレン樹脂シ
ートを熱吸収層兼接着フィルムとして用いた。そして、
プラスチックフィルムと金属蒸着層との間には、低隠蔽
高輝度のアルミ顔料入りアクリル樹脂系インキを用いて
グラビア印刷法でアンカー層を形成した。金属蒸着層と
光輝性顔料層との間には、ビニル樹脂系インキを用いて
グラビア印刷法でアンカー層を形成した。以上の層構成
の金属蒸着インサートフィルムを、一旦巻き取ってロー
ル状巻物とし、ロール状巻物から金属蒸着インサートフ
ィルムを巻き出し、連続して、射出成形用金型の段差の
あるコーナー部を有する可動型のキャビティ形成面の正
面に挿入した。次に、キャビティ形成面の周囲でクラン
プ部材により金属蒸着インサートフィルムを固定して、
フィルム表面温度が170℃になるように加熱して軟化
させ、金属蒸着インサートフィルムとキャビティ形成面
との間の空間を真空吸引して、金属蒸着インサートフィ
ルムを射出成形用金型のキャビティ形成面に密着させ
た。次に固定型と可動型とを型閉めして形成されたキャ
ビティに、成形温度220℃〜240℃、金型温度30
℃〜50℃で、ポリプロピレン樹脂を成形樹脂として射
出成形した。樹脂成形品を冷却した後、金型から取り出
し、高輝度シルバー色の自動車サイドマットガードを得
た。
【0025】実施例4 以下の条件で、木目柄の家具テーブルを製造した。金属
蒸着インサートフィルムのプラスチックフィルムは、1
25μmのアクリルフィルムを用いた。プラスチックフ
ィルムの一方の面に、ウレタンアクリレート樹脂系紫外
線硬化型インキを用いてハードコート層を形成した。プ
ラスチックフィルムの他方の面に設けた金属蒸着層は、
厚さ400Åのアルミ蒸着膜とした。光輝性顔料層は、
黄色パール顔料入りアクリル樹脂系インキを用いてグラ
ビア印刷法で形成した。熱吸収層は、茶色顔料(弁柄)
を入れたアクリル樹脂系インキを用いてグラビア印刷法
で形成した。接着層は、ビニル樹脂系インキを用いてグ
ラビア印刷法で形成した。そして、金属蒸着層と光輝性
顔料層との間には、顔料入りビニル樹脂系インキを用い
て木目導管柄および黄橙色の透明下地色からなる柄をグ
ラビア印刷法で形成した。以上の層構成の金属蒸着イン
サートフィルムを、一旦巻き取ってロール状巻物とし、
ロール状巻物から金属蒸着インサートフィルムを巻き出
し、連続して、射出成形用金型の段差のあるコーナー部
を有する可動型のキャビティ形成面の正面に挿入した。
次に、キャビティ形成面の周囲でクランプ部材により金
属蒸着インサートフィルムを固定して、フィルム表面温
度が150℃になるように加熱して軟化させ、金属蒸着
インサートフィルムとキャビティ形成面との間の空間を
真空吸引して、金属蒸着インサートフィルムを射出成形
用金型のキャビティ形成面に密着させた。次に固定型と
可動型とを型閉めして形成されたキャビティに、成形温
度220℃〜240℃、金型温度30℃〜50℃で、ア
クリロニトリルブタジエンスチレン樹脂を成形樹脂とし
て射出成形した。樹脂成形品を冷却した後、金型から取
り出し、ハードコート付き木目柄の家具テーブルを得
た。
【0026】以上のいずれの実施例でも、真空吸引した
際には、金属蒸着インサートフィルムは、金属蒸着層の
クラックや金属発色のムラが発生することなく、射出成
形用金型のキャビティ形成面のコーナー部にも凹凸部に
もきれいに密着した。このため立ち上がりの大きい樹脂
成形品や、微細な凹凸部を有する樹脂成形品に金属蒸着
層がきれいに形成された製品を得ることができた。ま
た、実施例4では、木目柄の中にキラキラした光沢感を
付けた立ち上がりの大きい製品を得ることができた。
【0027】
【発明の効果】この発明では、プラスチックフィルムの
一方の面に、少なくとも、厚さ200Å〜1200Åの
金属蒸着層、光輝性顔料層、接着層が積層された金属蒸
着インサートフィルムを射出成形用金型内に載置し、加
熱し、真空吸引することによって、射出成形用金型のキ
ャビティ形成面に密着させた後、型閉めしてキャビティ
に成形樹脂を射出し、樹脂成形品の成形と同時に金属蒸
着インサートフィルムを樹脂成形品に接着させるように
している。このため、金属蒸着インサートフィルムが密
着しようとして、金属蒸着インサートフィルムが凹凸差
の大きい3次元形状に無理なく変形するので、凹凸差の
大きい凹凸面のコーナー部や微細な凹凸部を有する射出
成形用金型のキャビティ形成面に金属蒸着インサートフ
ィルムがきれいに密着し、金属発色の劣化のない金属蒸
着インサート成形品を得ることができる。
【0028】また、金属蒸着層が薄い膜であるので、樹
脂成形品の持つ特性である柔軟性が覆い隠されることは
なく、金属光沢と柔軟性とを兼ね備えた衝撃吸収性の良
好な製品を得ることができる。また、金属蒸着層を保護
するためのハードコート層やカラー着色するための絵柄
インキ層は、金属蒸着インサートフィルムに予め形成さ
れているので、別の塗装工程が不要であり、製造工程の
短縮され生産性がよい。また、メッキ用および塗装用の
廃液処理は不要であるため、作業環境悪化に対する対策
を講じる必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の金属蒸着インサート成形品の製造
方法に用いる金属蒸着インサートフィルムの一実施例を
示す断面図である。
【図2】 この発明の金属蒸着インサート成形品の製造
方法の一工程を示す断面図である。
【図3】 この発明の金属蒸着インサート成形品の製造
方法の一工程を示す断面図である。
【図4】 この発明の金属蒸着インサート成形品の製造
方法の一工程を示す断面図である。
【符号の説明】
1 プラスチックフィルム 2 金属蒸着層 3 光輝性顔料層 4 接着層 5 金属蒸着インサートフィルム 6 可動型 7 固定型 8 キャビティ形成面 9 キャビティ 10 成形樹脂 11 樹脂成形品 60 コーナー部 61 微細な凹凸部 12 ハードコート層 13 熱吸収層 14 アンカー層 15 樹脂射出口 16 パーティング面 17 熱源 18 真空吸引口

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチックフィルムの一方の面に、少
    なくとも、厚さ200Å〜1200Åの金属蒸着層、光
    輝性顔料層、接着層が積層された金属蒸着インサートフ
    ィルムを射出成形用金型内に載置し、加熱し、真空吸引
    することによって凹凸差の大きい三次元形状に加工し
    て、射出成形用金型のキャビティ形成面に密着させた
    後、型閉めしてキャビティに成形樹脂を射出し、樹脂成
    形品の成形と同時に金属蒸着インサートフィルムを樹脂
    成形品に接着させることを特徴とする金属蒸着インサー
    ト成形品の製造方法。
  2. 【請求項2】 凹凸差の大きい三次元形状に加工して用
    いるインサートフィルムであって、プラスチックフィル
    ムの一方の面に、少なくとも、厚さ200Å〜1200
    Åの金属蒸着層、光輝性顔料層、接着層が積層されたこ
    とを特徴とする金属蒸着インサートフィルム。
  3. 【請求項3】 プラスチックフィルムの他方の面に、ハ
    ードコート層が形成された請求項2に記載の金属蒸着イ
    ンサートフィルム。
  4. 【請求項4】 光輝性顔料層と接着層との間に熱吸収層
    が形成された請求項2又は3に記載の金属蒸着インサー
    トフィルム。
  5. 【請求項5】 金属蒸着層が、厚さ300Å〜600Å
    のアルミニウム、または、厚さ200Å〜500Åのク
    ロムで形成された請求項2〜4のいずれかに記載の金属
    蒸着インサートフィルム。
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