JPH10263653A - 熱間仕上圧延機 - Google Patents

熱間仕上圧延機

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Publication number
JPH10263653A
JPH10263653A JP9073153A JP7315397A JPH10263653A JP H10263653 A JPH10263653 A JP H10263653A JP 9073153 A JP9073153 A JP 9073153A JP 7315397 A JP7315397 A JP 7315397A JP H10263653 A JPH10263653 A JP H10263653A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rolling
stands
stand
rolling mill
mill
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP9073153A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Shiomi
弘資 潮海
Masatoshi Inoue
正敏 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Steel Corp
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Publication of JPH10263653A publication Critical patent/JPH10263653A/ja
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  • Metal Rolling (AREA)
  • Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧延機列の全長を短縮し、加工時の温度降下
を大幅に低減し、省エネルギーを達成する。 【解決手段】入側サイドガイド及びルーパーを省略し、
スタンド間の張力を一定に保つ圧延速度調整装置2と、
先端部域圧延前に操作側と駆動側のロール開度を調整す
る開度調整装置1を備え、各スタンド20a、20bの
圧延ロールの軸心間距離を、ロール保持装置及びその支
持ハウジングの寸法と点検用の最小隙間寸法のみとし、
各スタンドの設置間隔を4.5m以下とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱間薄板圧延機に
関し、圧延時の温度降下量を低減して消費エネルギーの
削減を実現するとともに、より薄い板厚の製品の製造を
可能とする熱間仕上圧延機に関する。
【0002】
【従来の技術】ワークロール径500mmφ以上で4段
以上の既存圧延機のタンデム式熱間仕上圧延機は図4に
示すように、各スタンド20a、20b間にルーパー2
1、及び入側サイドガイド22、出側ストリップガイド
23が設置されており、そのスタンド間隔は5.5m前
後が一般的である。ごくまれに、計測器類の配置を考慮
して、スタンド間隔を6.0m前後とする場合もある
が、4.5m以下とした圧延機は存在しない。
【0003】これは、前述した、各スタンド20a、2
0b間の機器の設置スペースが物理的に必要となるため
である。特に、幅方向の開度調整機構を持つ入側サイド
ガイド22は、開度調整機構をハウジング24の外側に
設けなければならず、また圧延ロールを交換する際に入
側へ退避させる必要から、少なくとも隣り合うスタンド
のハウジング24の外面距離が500mm以上なければ
設置することができない。また各スタンド20a、20
b間で鋼板に張力を付加するために設けられているルー
パー21はその機構上、駆動軸及び500〜1000m
mの長さのアームをハウジング間に設けなければなら
ず、現行の機器構成では大幅にスタンド間隔を短縮する
ことはできない。
【0004】このように、従来の圧延機ではそのスタン
ド間隔を短縮することができず、圧延機のスタンド数が
決まればその全長が決まる。また圧延機のスタンド数は
圧延機の圧下量により左右され、特に板厚の薄い材料を
圧延する場合にはスタンド数を減ずることは困難であ
る。従って、ある寸法の製品を得ようとすれば、従来技
術ではその圧延機列の全長はほぼ固定されている。
【0005】一方、熱間圧延において圧延機で加工する
際に生じる温度降下は、その圧延機列の通過時間と強い
相関関係がある。省エネルギーのため温度降下を低減し
ようとすれば通過時間を短縮する必要がある。圧延機列
の長さが一定であれば、その通過速度を上昇させなけれ
ばならないが、これも圧延後の巻取り工程における作業
性の観点から制約され、大幅に上昇させることは困難で
あり、現行の圧延機ではもはや、圧延中の温度降下を大
幅に低減し、省エネルギーを図ることが困難となってい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、圧延機列の
全長を短縮し、加工時の温度降下を大幅に低減し、省エ
ネルギーを達成する装置を提示するものである。また、
消費エネルギーを同等とすれば、従来設備より広範な圧
延能力を持つ設備を安価に建設することが可能となる。
【0007】本発明は、従来不可欠と思われていた、入
側サイドガイド及びルーパーを省略することにより、ス
タンド間隔を最短とし、圧延時の温度降下を大幅に低減
することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために提案されたもので、その技術手段は、3スタ
ンド以上の圧延機からなるタンデム熱間仕上げ圧延機に
おいて、スタンド間のルーパー機構に代えてスタンド間
の張力を一定に保つ圧延速度調整機構を備えると共に、
各スタンド入側の幅可変ガイドに代えて先端部域圧延前
に操作側と駆動側のロール開度を調整する開度調整機構
を備え、各スタンドの圧延ロールの軸心間距離を、ロー
ル保持装置及びその支持ハウジングの寸法と点検用の最
小隙間寸法との和としたことを特徴とする熱間仕上圧延
機を提供する。
【0009】なお、前記圧延機はワークロールを500
mmφ以上でかつ4段以上の圧延機とし、主機モータを
ACモータとし、各スタンドの設置間隔を4.5m以下
とした熱間仕上圧延機を好適に実現する。上記本発明の
目的を達成するためには、次の(a)、(b)の技術が
必要である。 (a)スタンド間にルーパーを用いずに、スタンド間の
張力を一定にするよう前後スタンドの圧延速度を調整す
る技術 (b)サイドガイドによらず鋼板を圧延機の中心へ導く
技術 前者については、特開平5−146811号公報に示す
ように、スタンド間のストリップの高さ方向の位置を非
接触で測定する手段、又は、ストリップの速度と板厚を
スタンド間で測定する手段を設け、この出力を用いて各
スタンドの出側マスフローがバランスするように、各ス
タンドのロール速度を制御する手段によりこれを実現す
ることができる。また、圧延する板厚が厚い前段部のス
タンドにおいては、ルーパレス圧延方法として知られて
いるように、主機モータの動力をモニタし、ロール速度
を制御する方法でも実現可能である。またこれら制御を
応答よく行うためには、主機モータをACモータとする
ことが望ましい。
【0010】後者については、各スタンドでの先端部域
圧延時の差荷重を用い、操作側と駆動側のロール開度を
フィードフォワード調整する機構を設けることにより、
達成可能である。スタンド間隔を短縮していけば、要求
される制御精度、応答精度が緩和され、ガイド無しでの
通板がさらに容易となる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明によれば、前述した手段に
よって、ルーパ及び入側サイドガイドを不要としたこと
により、スタンド間の間隔を従来より1m以上短縮し、
圧延時の温度降下の低減を可能としたものである。図1
に本発明の実施例を示す。図1では、スタンド20a、
20b間にレーザ距離計を用いたストリップの高さ計5
を設け、その出力であるストリップ高さ信号4を入力
し、この入力に応じて適切な圧延速度を演算し、圧延ス
タンドの主機モータ6の速度を制御する圧延速度調整装
置2を設置している。これらのストリップの高さ計5、
圧延速度調整装置2は圧延速度調整機構を形成してい
る。
【0012】また、ロードセル7によって操作側と駆動
側の圧延荷重を検出し、操作側と駆動側の圧延荷重の差
の信号3を開度調整装置1に入力し、左右のロール圧下
装置8を調整する開度調整機構を備える。この開度調整
装置は鋼板の蛇行調整を行う。以上の圧延速度調整機構
と開度調整機構を備えることにより、各スタンド間に入
側サイドガイド及びルーパーの設置を省略することがで
きる。そして、保守点兼用の最小隙間を付与することに
より、圧延ロール径700φ前後の圧延機の場合、スタ
ンド間隔を5500mmから4200mmに短縮するこ
とができた。
【0013】また、図2に示すように、ある隣合うスタ
ンドのハウジング9を共有化することによりさらにスタ
ンド間隔を500mm以上短縮することも可能である。
【0014】
【発明の効果】図3は本発明と従来圧延機の圧延時の温
度降下を比較したものである。F1 〜F7 スタンドを有
する熱間仕上圧延機で、低炭素鋼を厚さ29mmから
1.2mmまで加工した場合、従来の設備では平均22
0℃の温度降下であったが、スタンド間隔を4200m
mとした場合、これを160℃まで低減することが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の側面図である。
【図2】本発明の実施例の側面図である。
【図3】本発明による温度降下量低減効果を示すグラフ
である。
【図4】従来の熱間仕上圧延機スタンド間設備の側面図
である。
【符号の説明】
1 開度調整装置 2 圧延速度調整装置 3 操作側・駆動側の圧延荷重差信号 4 ストリップ高さ信号 5 ストリップ高さ計 6 主機モータ 7 ロードセル 8 ロール圧下装置 9 ハウジング 21 ルーパー 22 サイドガイド 23 ストリッパガイド 24 ハウジング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B21B 37/18 B21B 37/08 C BBM BBM

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3スタンド以上の圧延機からなるタンデ
    ム熱間仕上げ圧延機において、スタンド間のルーパー機
    構に代えてスタンド間の張力を一定に保つ圧延速度調整
    機構を備えると共に、各スタンド入側の幅可変ガイドに
    代えて先端部域圧延前に操作側と駆動側のロール開度を
    調整する開度調整機構を備え、各スタンドの圧延ロール
    の軸心間距離を、ロール保持装置及びその支持ハウジン
    グの寸法と点検用の最小隙間寸法との和としたことを特
    徴とする熱間仕上圧延機。
  2. 【請求項2】 前記圧延機はワークロールを500mm
    φ以上でかつ4段以上の圧延機とし、主機モータをAC
    モータとし、各スタンドの設置間隔を4.5m以下とし
    たことを特徴とする請求項1記載の熱間仕上圧延機。
JP9073153A 1997-03-26 1997-03-26 熱間仕上圧延機 Withdrawn JPH10263653A (ja)

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JP9073153A JPH10263653A (ja) 1997-03-26 1997-03-26 熱間仕上圧延機

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JP9073153A JPH10263653A (ja) 1997-03-26 1997-03-26 熱間仕上圧延機

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JPH10263653A true JPH10263653A (ja) 1998-10-06

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JP9073153A Withdrawn JPH10263653A (ja) 1997-03-26 1997-03-26 熱間仕上圧延機

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