JP2003181504A - 厚鋼板圧延方法 - Google Patents

厚鋼板圧延方法

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JP2003181504A JP2001377196A JP2001377196A JP2003181504A JP 2003181504 A JP2003181504 A JP 2003181504A JP 2001377196 A JP2001377196 A JP 2001377196A JP 2001377196 A JP2001377196 A JP 2001377196A JP 2003181504 A JP2003181504 A JP 2003181504A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 軽圧下圧延機を具備した厚鋼板圧延設備によ
り圧延材を圧延する際の、非定常部(特に先端部)の平
坦度(板幅方向および圧延方向)と板厚精度を向上させ
る圧延方法を提供する。 【解決手段】 仕上圧延機および仕上圧延機で圧延され
た圧延板を冷却する冷却装置を有し、該冷却装置の下流
側に軽圧下圧延機を有し、該軽圧下圧延機の出側および
または入側に該圧延板の垂直方向の位置を拘束する拘束
装置を有した厚鋼板圧延設備で、仕上げ圧延を奇数パス
にて行いその最終パスで1パス当たり5%以上の圧下率
で圧延された圧延板の先端の小波を矯正するに際し、該
軽圧下圧延機の少なくとも上下どちらか一方のロールア
センブリが、軸方向に複数分割された分割バックアップ
ロールによってワークロールを支持する機構を有し、該
圧延機にて、圧延板の圧延方向を仕上げ圧延機の圧延方
向と逆方向に軽圧下圧延して小波を矯正することを特徴
とする厚鋼板圧延方法。

Description

【発明の詳細な説明】 【発明の属する技術分野】
【0001】本発明は、少なくとも仕上圧延機、冷却装
置、軽圧下圧延機を有する厚鋼板圧延設備とその設備を
用いて優れた板厚精度と平坦度を達成する厚鋼板圧延に
関する。
【0002】
【従来の技術】厚板圧延工場では、仕上圧延を終了した
圧延板が、冷却装置および/または冷却床を経て、せん
断、熱処理、形状矯正、塗装等の精整工程に搬送され、
ここで製品となって出荷される。この精整工程の中で
も、板形状矯正については、ローラレベラーによる比較
的能率の高い矯正方法と、油圧プレス装置による極めて
能率の低い矯正方法とが併用されている。これは、ロー
ラレベラーでは、適用可能な板厚範囲が限定される上、
適用可能な板厚範囲であっても、ローラレベラーでは矯
正不可能な不規則な板形状不良が発生することがあるた
めである。このような板形状矯正を高能率化することが
できれば、厚鋼板の製造コストを大幅に低減させること
が可能となる。この目的で、仕上圧延における板形状制
御や、冷却装置における均一冷却制御に関する技術開発
が行われてきているが十分な効果を得るまでには至って
いない。
【0003】このような従来技術の問題点を解決するた
め、板形状矯正の目的で軽圧下圧延機を具備した厚鋼板
圧延設備が注目されている。図1は、特開2000-102805
に開示されている厚鋼板圧延設備における軽圧下圧延機
の構造の好ましい実施形態を示す図である。図1におい
て、冷却装置2は、仕上圧延機1の下流側に位置し、圧
延方向を3で示している。冷却装置2の下流側に、軽圧
下圧延機4が配備されている。軽圧下圧延機4の前後に
ピンチロール5および6が配備されており、軽圧下圧延
機4の後ろには幅方向板厚測定装置7が設置されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記、軽圧下圧延機を
具備した厚鋼板圧延設備により定常部の板形状制御や板
厚不良は大幅に改善されるものの、非定常部(特に先端
部)の平坦度(板幅方向および圧延方向)と板厚精度に
ついては、改善の余地がある。本発明では、このような
先端および後端を含む全長に亘っての厚鋼板の板形状不
良や板厚不良を、高能率で矯正することのできる圧延設
備および圧延方法の提供を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上のような従来技術の
問題点を解決するため、本発明では、特に圧延板の先端
部あるいた後端の小波と呼ばれる板形状矯正および板厚
制御の目的で軽圧下圧延機を具備した厚鋼板圧延方法を
提供する。上記のように、厚鋼板の板形状矯正に軽圧下
圧延を利用した場合、厚鋼板の先端部は出側ピンチロー
ルなどのロールに噛み込むまでの非定常圧延長さが必要
とされる。この部分に関しては圧延荷重や出側流出角度
等が急激に変化するので、板厚精度と平坦度(特に反
り)を良好にすることは難しい。このような部分は場合
によっては切り捨てるか、再度、矯正行程で矯正せざる
を得なかった。このような板形状矯正や板厚不良の問題
を解決するため、本発明の要旨は特許請求の範囲に記載
した通りの下記内容である。
【0006】(1) 仕上圧延機で圧延された圧延板を
冷却する冷却装置を有し、該冷却装置の下流側に、少な
くとも1台の軽圧下圧延機を有し、該軽圧下圧延機の少
なくとも出側および/または入側に該圧延板の垂直方向
の位置を拘束する拘束装置を有した厚鋼板圧延設備で、
該仕上げ圧延機の最終パスで1パス当たり5%以上の圧
下率で圧延された圧延板の小波を矯正するに際し、該軽
圧下圧延機により軽圧下圧延して小波を矯正することを
特徴とする厚鋼板圧延方法。 (2) 軽圧下圧延機が、少なくとも上下どちらか一方
のロールアセンブリが軸方向に3分割以上に分割された
分割バックアップロールによってワークロールを支持す
る機構を有し、各々の分割バックアップロールには、そ
れぞれ独立に荷重検出装置、圧下装置およびロール位置
検出装置を配備した軽圧下圧延機であることを特徴とす
る(1)に記載の厚鋼板圧延方法。
【0007】(3)矯正すべき小波が、仕上圧延最終パ
スの先端部に存在する場合、圧延板の圧延方向を仕上げ
圧延最終パスの圧延方向と逆方向にして軽圧下圧延して
小波を矯正することを特徴とする(1)または(2)に
記載の厚鋼板圧延方法。 (4)冷却装置と軽圧下圧延機間で圧延された圧延板の
先端と後端を180度回転し、該軽圧下圧延機で後端か
ら圧延することを特徴とする(3)に記載の厚鋼板圧延
方法。
【0008】(5)冷却装置と軽圧下圧延機の間に冷却
床または圧延板移送装置を設け、該冷却床または該圧延
板移送装置の上流側に該軽圧下圧延機を設けて圧延板の
後端から圧延することを特徴とする(3)に記載の圧鋼
板圧延方法。 (6)矯正すべき小波が、仕上圧延最終パスの後端部に
存在する場合、圧延板の圧延方向を仕上げ圧延最終パス
の圧延方向と同方向にして軽圧下圧延して小波を矯正す
ることを特徴とする(1)または(2)に記載の厚鋼板
圧延方法。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体的に説明す
る。図2は本発明の対象とする厚鋼板圧延設備を示すも
のである。厚鋼板圧延設備には種々の形式のものがある
が、少なくとも仕上圧延機1、該仕上圧延機1で圧延さ
れた圧延板の冷却装置2、軽圧下圧延機8、該軽圧下圧
延機8の少なくともび出側およびまたは入側に該圧延材
の垂直方向の位置を拘束する拘束装置10、9、を有す
る設備が本発明の発明対象となっている。仕上圧延機1
は、通常は一対のワークロールを一対のバックアップロ
ールで支持する機構の4段圧延機が用いられる場合が多
いが、2段圧延機や6段以上の多段圧延機であってもよ
い。冷却装置2は、仕上圧延機1の下流側に位置し、圧
延が終了した後の厚鋼板を所定の温度まで冷却する。冷
却装置2は、水を冷媒として使用する設備が一般的であ
るが、その他の冷媒を使用したものでも差し支えない。
例えば、冷却床における放冷のみで圧延板を冷却する場
合は、冷却床が冷却装置2に対応することになる。仕上
圧延機1と冷却装置2との間には、ローラレベラー等の
装置が配備されている場合がある。冷却装置2の下流側
に、軽圧下圧延機8が配備されている。図では一対のワ
ークロールを一対のバックアップロールで支持する機構
の4段圧延機を示しているが、2段圧延機や6段圧延機
であってもよい。この軽圧下圧延機8は仕上圧延機1に
比べて小さい圧下率の圧延を実施するものである。冷却
装置2と軽圧下圧延機8の間には軽圧下圧延機前面圧延
材拘束装置9がある。図では軽圧下圧延機前面圧延材拘
束装置9には軽圧下圧延機8の上ワークロールよりも直
径の大きい上ロールを有するピンチロールを示している
が、圧延板の垂直方向の位置を拘束するものであれば良
い。従って、駆動しない小径のロールでも良いが、張力
を付与できる構造にする方がより好ましい。さらに、軽
圧下圧延機前面圧延材拘束装置9と軽圧下圧延機8の間
に、軽圧下圧延機8への圧延板先端の咬み込み不良を防
止するための上面ガイドを設けることが好ましい。
【0010】軽圧下圧延機8の下流には軽圧下圧延機後
面圧延材拘束装置10が設置されている。図では軽圧下
圧延機後面圧延材拘束装置10には軽圧下圧延機8の上
ワークロールよりも直径の大きい上ロールを有するピン
チロールを示しているが、圧延板の垂直方向の位置を拘
束するものであれば良い。従って、駆動しない小径のロ
ールでも良いが、張力を付与できる構造にする方がより
好ましい。さらに、軽圧下圧延機後面圧延材拘束装置1
0と軽圧下圧延機8の間に、軽圧下圧延機8への圧延板
先端の咬み込み不良を防止するための上面ガイドを設け
ることが好ましい。冷却装置2と軽圧下圧延機8との間
には、せん断、熱処理等における複数の精整工程の装置
が配備されていても差し支えない。むしろ、せん断、熱
処理工程については板形状を変化させる要因となる可能
性があるので、軽圧下圧延機8の上流側に配置すること
が好ましい。なお、仕上圧延機1と冷却装置2の間、お
よび冷却装置2と軽圧下圧延機8との間は、ローラテー
ブルで直接結合されている形態が生産性の観点では好ま
しいが、コンベア、台車等の他の輸送手段で結合されて
いる形態であっても差し支えない。
【0011】図3は図2に示した仕上げ圧延機1で通常
の操業をした場合の圧延後の板を冷却装置2で冷却した
場合の典型的な板形状を示す。図示はしていないが、仕
上げ圧延機の上流には加熱炉があり仕上げ圧延機で圧延
される材料はそこから供給される。最終パスの1パス当
たりの圧下率が5%以上で奇数パスの圧下スケジュール
の場合、図3に示すように下流側のTOP部には小波と
呼ばれる平坦度不良部が発生する。この小波は必ずTO
P部で発生し、通常先端から約1m程度離れた箇所で2
〜6mm程度の波高さを有する。この小波は仕上げ圧延
条件および圧延材料におうじて、TOP部先端から短い
もので3m、長い物で12m程度にわたって発生する。
このような材料を用いて、板形状矯正の目的で軽圧下圧
延機を用いて実験を実施した結果、次のことが明らかに
なった。小波のついた厚板材を矯正するためには、圧延
機出側のピンチロールでの拘束が必須である。従って、
図3のような小波がTOP部にある材料の矯正効果は、
軽圧下圧延機とその出側にあるガイドロール間の距離に
よって決定される。軽圧下圧延機とその出側にあるガイ
ドロール間の距離は、幾何学的およびスペース的な制約
によって制限され、通常その距離は約1m以上となる。
以上のことから図3に示した先端から1m程度離れた箇
所で2〜6mm程度の波高さを有す小波がTOPにある
材料は矯正ができない。
【0012】図6の(a)には、本発明における第1の
発明の好ましい実施形態を示す。発明に示した厚鋼板圧
延設備の軽圧下圧延機には種々の形式のものがあるが、
少なくとも上下どちらか一方のロールアセンブリが、軸
方向3分割以上に分割された分割バックアップロールに
よってワークロールを支持する機構とし、各々の分割バ
ックアップロールには、それぞれ独立に荷重検出装置、
圧下装置およびロール位置検出装置を配備したことを特
徴とする軽圧下圧延機(以降、軽圧下知能圧延機22と
称す)を有する設備が好ましい第1の発明の対象となっ
ている。図6の(b)にはこの軽圧下知能圧延機22の
一例を示している。この例では、板厚5〜60mm、板幅
2000〜3800mmの圧延材Pを軽圧下圧延する場合
において本発明を適用した場合のものである。この例の
軽圧下知能圧延機22は、パスライン調整機20および
主圧下装置21で上下する上下のインナーハウジング内
に、軸方向3分割以上に分割した分割バックアップロー
ル18、19によって上下のワークロール17を支持す
る機構を有しており、各々の分割バックアップロール1
8a〜18g、19a〜19hには、それぞれ独立に荷
重検出装置と圧下機構および位置検出機構を備えてい
る。さらに、インナーハウジング内にワークロールチョ
ックが設けられている。また、軽圧下知能圧延機22の
前面および後面にはそれそれ軽圧下圧延機前面圧延材拘
束装置9と軽圧下圧延機後面圧延材拘束装置10を設置
しており、この例においてこの拘束装置であるガイドロ
ールは上下一対のロール9、9’および10、10’か
ら構成されており、これらのガイドロールはインナーガ
イドロールハウジング14内に納められている。このイ
ンナーガイドロールハウジング14はガイドロールハウ
ジング15で支持されており、ガイドロールハウジング
15に設けられた上下の油圧シリンダー16によって昇
降可能となっている。上部油圧シリンダーでは圧力一定
制御が行われ、下部油圧シリンダーでは位置制御が行わ
れる。なお、図示してはいないがインナーガイドロール
ハウジング14の上下に設置された電動モータによって
上下ガイドロールギャップの測定および調整が可能であ
る。
【0013】この圧延機を用いることにより、圧延時の
板厚精度および板形状は飛躍的に向上させることが可能
となり、先端部の小波の矯正も可能となる。第2の発明
は、冷却装置と軽圧下圧延機間で圧延された圧延板の方
向を180度回転することを特徴とするものである。図
4には、本発明の好ましい実施形態を示す。冷却装置2
と軽圧下圧延機8の間には冷却床11があり、圧延材は
ここで自然冷却される。冷却床11にはターンテーブル
12が設置されており、圧延された下流側の先端部に小
波のある材料はこのターンテーブルにもってその方向を
180度回転させる。これによって、軽圧下圧延機4の
後端部に上記小波がくるようになる。
【0014】第3の発明は、該仕上圧延機1および該冷
却装置2および該軽圧下圧延機4の配置を適正化するこ
とにより実現するものである。図5に示すように冷却装
置2と軽圧下圧延機8の間には冷却床11があり、圧延
材はここで自然冷却される。冷却床11の上流側に軽圧
下圧延機8が配置される。これによって、圧延された下
流側の先端部に小波のある材料は、軽圧下圧延機の後端
部に上記小波がくるようになる。この図では冷却床の場
合を示しているが、スペース上の制約等がある場合には
冷却床の代わりに圧延板移送装置を設けても良い。な
お、この例ではオンラインの場合を示しているが、工場
によっては冷却床と軽圧下圧延機とが別棟にある場合が
ある。その際、材料は台車やトラック等で搬送されるこ
とになるが、その際の配置(積み出し方向と荷下ろし方
向を変える)やクレーン操作(クレーン移送中に材料を
180度回転させる等)等により、同様な結果が得られ
ることは言うまでもない。
【0015】第4の発明について説明する。通常仕上げ
圧延機では奇数パスの圧下スケジュールが組まれている
おり、その際小波は最終パスの圧延板の先端部に発生す
る。即ち先端部に小波が形成される。実験を行った結
果、最終パスの圧下率が5%以上の圧延時に材料のTO
P部に発生することを発見した。本発明はこのような発
見に基づいてなされたものである。従って、仕上げ圧延
機の奇数パスにおける最終パスの圧下率を5%未満(空
送り含む)とすると、後端部に小波が形成される。この
場合、材料温度が高くヤング率が小さいので、5%未満
の最終パスの圧延では後端部に形成された小波を完全に
は矯正できない。仕上げ圧延機の多パス圧延回数を奇数
パスにて行う際、最終パスの1パス当たりの圧下率を5
%未満(空送り、圧下率0%を含む)で行うことによ
り、材料の向きを変える必要はなくなるのである。
【0016】(実施例1)本発明の第1と第3の発明に
ついての実施例を以下に示す。使用した軽圧下圧延機は
図2に示した厚鋼板圧延設備を用いた。軽圧下圧延機は
図2に示した4重圧延機と同一である。この4重圧下知
能圧延機8は、図示してはいないが電動モータによるパ
スライン調整機(ロール交換した際のロール径の変化に
対応してパスラインを調整する装置)および油圧圧下を
用いた主圧下装置(圧下位置は油圧シリンダーの位置を
検出することによって測定)で、直径750mm胴長4
500mmの上下のワークロールと直径1800mm胴
長4500mmのバックアップロールを支持し、バック
アップロールチョックに配置された荷重検出装置を備え
ている。図示はしていないが上下のワークロールは駆動
モータによって圧延に必要なトルクを伝達されている。
また、4重圧延機8の前面および後面にはそれそれ軽圧
下圧延機前面圧延材拘束装置9と軽圧下圧延機後面圧延
材拘束装置10を圧延機中心位置からそれぞれ2m離れ
た箇所に設置しており、この例においてこの拘束装置で
あるガイドロールは直径500mm、胴長4500mm
の上下一対のロールから構成されており、これらのガイ
ドロールはインナーガイドロールハウジング内に納めら
れている。このインナーガイドロールハウジングはガイ
ドロールハウジングで支持されており、ガイドロールハ
ウジングに設けられた上下の油圧シリンダーによって昇
降可能となっている。上部油圧シリンダーでは圧力一定
制御が行われ、下部油圧シリンダーでは位置制御が行わ
れる。
【0017】圧延材として、板厚40.3±0.4mm、
板幅2000〜4000mm、長さ50mの低炭素鋼(耐
力約50kgf/mm2)を用いた。この材料は仕上げ
圧延機により7パスで、最終パスの圧下率が25%で仕
上げたものである。この素材には先端部から5mにわた
ってピッチ900mm、波高さ2mm〜8mmの小波が
生じていた。従来技術としてガイドロールのギャップを
大きくして板を拘束しないでこの材料を4重圧延機によ
り圧下率1%で圧延した。その結果、小波の残存率は先
端95%であった。本発明として、ガイドロールで板を
拘束して上述の材料を圧下率1%で圧延した。その結
果、TOP部2mは小波の残存率は95%であったが、
それ以降は小波の残存率は5%(波高さ0.1mm〜0.
4mm)となり良好な平坦度が得られた。さらに上述の
材料の先端部と後端部入れ替えて4重圧延機により圧下
率1%で圧延した。その結果、前面にわたって小波の残
存率は5%(波高さ0.2mm〜0.3mm)となり良好
な平坦度が得られた。
【0018】(実施例2)本発明の第3の発明について
の実施例を以下に示す。使用した軽圧下圧延機は図6の
a)に示した厚鋼板圧延設備を用いた。軽圧下圧延機は
図6のb)に示した軽圧下知能圧延機と同一である場合
を記載する。この軽圧下知能圧延機22は、電動モータ
によるパスライン調整機20(ロール交換した際のロー
ル径の変化に対応してパスラインを調整する装置)およ
び油圧圧下を用いた主圧下装置21(圧下位置は油圧シ
リンダーの位置を検出することによって測定)で上下す
る上下のインナーハウジング内に、軸方向15分割した
直径750mm、胴長300mmの分割バックアップロ
ール18、19によって直径300mm、胴長4500
mmの上下のワークロール17を支持する機構を有して
おり、各々の分割バックアップロール18a〜18g、
19a〜19hには、それぞれ独立に荷重検出装置と圧
下機構および位置検出機構を備えている。図示はしてい
ないが上下のワークロールは駆動モータによって圧延に
必要なトルクを伝達されている。さらに、インナーハウ
ジング内にワークロールチョックが設けられている。板
厚測定装置7としてγ線による非接触板厚計が軽圧下知
能圧延機から8m下流に設置されている。
【0019】また、軽圧下知能圧延機22の前面および
後面にはそれそれ軽圧下圧延機前面圧延材拘束装置9と
軽圧下圧延機後面圧延材拘束装置10を設置しており、
この例においてこの拘束装置であるガイドロールは直径
500mm、胴長4500mmの上下一対のロール9、
9’および10、10’から構成されており、これらの
ガイドロールはインナーガイドロールハウジング14内
に納められている。このインナーガイドロールハウジン
グ14はガイドロールハウジング15で支持されてお
り、ガイドロールハウジング15に設けられた上下の油
圧シリンダー16によって昇降可能となっている。上部
油圧シリンダーでは圧力一定制御が行われ、下部油圧シ
リンダーでは位置制御が行われる。なお、図示してはい
ないがインナーガイドロールハウジング14の上下に設
置された電動モータによって上下ガイドロールギャップ
の測定および調整が可能であり、これらのガイドロール
は圧延材とのスリップが生じないように駆動している。
【0020】圧延材として、板厚30.3±0.3mm、
板幅2000〜4000mm、長さ60mの低炭素鋼(耐
力約42kgf/mm2)を用いた。この材料は仕上げ
圧延機で5パスで、最終パスの圧下率が32%で仕上げ
たものである。この素材には先端部から900mmのと
ころに波高さで4mm〜6mmの小波が生じていた。従
来技術として、先端部を軽圧下知能圧延機により圧下率
1%で圧延した。その結果、小波の残存率は95%であ
った。本発明として、上述の材料の先端部と後端部入れ
替えて軽圧下知能圧延機により圧下率1%で圧延した。
その結果、小波の残存率は5%(波高さ0.2mm〜0.
3mm)となり良好な平坦度が得られた。
【0021】(実施例3)本発明の第4、第5の発明と
して、圧延材としては、板厚30.3±0.3mm、板幅
2000〜4000mm、長さ60mの低炭素鋼(耐力約
42kgf/mm 2)を用いた。この材料は仕上げ圧延
機により7パスで、最終パスの圧下率が20%で仕上げ
たものである。この素材には下流側の先端部から900
mmのところに波高さで2mm〜6mmの小波が生じて
いた。上述の材料を図4、図5に示すように軽圧下知能
圧延機に圧延材の後端部から入るように調整して、圧下
率1%で圧延した。軽圧下知能圧延機は実施例1に示し
たものと同じものである。その結果、小波の残存率は5
%(波高さ0.10mm〜0.30mm)となり良好な平
坦度が得られた。
【0022】(実施例4)本発明の第6の発明として、
圧延材としては、板厚30.3±0.3mm、板幅200
0〜4000mm、長さ60mの低炭素鋼(耐力約42k
gf/mm2)を用いた。この材料は仕上げ圧延機によ
り9パスで、最終パスの圧下率が4%で仕上げたもので
ある。この素材には後端部から900mmのところに波
高さで1mm〜3mmの小波が生じていた。この材料を
圧下率1%で圧延した。軽圧下知能圧延機は実施例1に
示したものと同じものである。その結果、小波の残存率
は5%(波高さ0.05mm〜0.15mm)となり良好
な平坦度が得られた。このようにして圧延した結果、経
時変化(サーマルクラウンおよびロール摩耗)の影響を
受けず、圧延材の先端から後端まで板形状がフラット
で、しかもうねりや反りのない良好な平坦度を有する製
品を製造することができた。
【0023】
【発明の効果】以上説明した本発明の厚鋼板圧延方法を
用いることによって、厚鋼板の先端部の平坦度と板厚精
度が飛躍的に向上する。その結果、厚鋼板の製造コスト
を大幅に低減させ、工期も短縮させることができるな
ど、産業上有用な著しい効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】特願平11−79195に開示されている厚鋼
板圧延設備における軽圧下圧延機の構造の好ましい実施
形態を示す図である。
【図2】本発明の厚鋼板圧延設備における軽圧下圧延機
の構造の好ましい実施形態を示す図である。
【図3】小波の実施形態を示す図である。
【図4】本発明の厚鋼板圧延設備における軽圧下圧延機
の構造の好ましい実施形態を示す図である。
【図5】本発明の厚鋼板圧延設備における軽圧下圧延機
の構造の好ましい実施形態を示す図である。
【図6】本発明の厚鋼板圧延設備における軽圧下圧延機
の構造の好ましい実施形態を示す図である。
【符号の説明】
1: 仕上圧延機 2: 冷却装置 3: 圧延板進行方向 4: 軽圧下圧延機 5: 軽圧下圧延機前面ピンチロール 6: 軽圧下圧延機後面ピンチロール 7: 幅方向板厚測定装置 8: 軽圧下圧延機 9: 軽圧下圧延機前面圧延材拘束装置 10:軽圧下圧延機後面圧延材拘束装置 11:冷却床 12:ターンテーブル 13:物流方向 14:インナーガイドロールハウジング 15:ガイドロールハウジング 16:油圧シリンダー 17:ワークロール 18、19:バックアップロール 20:パスライン調整機 21:主圧下装置 22:軽圧下知能圧延機 P:圧延材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 仕上圧延機で圧延された圧延板を冷却す
    る冷却装置を有し、該冷却装置の下流側に、少なくとも
    1台の軽圧下圧延機を有し、該軽圧下圧延機の少なくと
    も出側および/または入側に該圧延板の垂直方向の位置
    を拘束する拘束装置を有した厚鋼板圧延設備で、該仕上
    げ圧延機の最終パスで1パス当たり5%以上の圧下率で
    圧延された圧延板の小波を矯正するに際し、該軽圧下圧
    延機により軽圧下圧延して小波を矯正することを特徴と
    する厚鋼板圧延方法。
  2. 【請求項2】 軽圧下圧延機が、少なくとも上下どちら
    か一方のロールアセンブリが軸方向に3分割以上に分割
    された分割バックアップロールによってワークロールを
    支持する機構を有し、各々の分割バックアップロールに
    は、それぞれ独立に荷重検出装置、圧下装置およびロー
    ル位置検出装置を配備した軽圧下圧延機であることを特
    徴とする請求項1に記載の厚鋼板圧延方法。
  3. 【請求項3】矯正すべき小波が、仕上圧延最終パスの先
    端部に存在する場合、圧延板の圧延方向を仕上げ圧延最
    終パスの圧延方向と逆方向にして軽圧下圧延して小波を
    矯正することを特徴とする請求項1または請求項2に記
    載の厚鋼板圧延方法。
  4. 【請求項4】冷却装置と軽圧下圧延機間で圧延された圧
    延板の先端と後端を180度回転し、該軽圧下圧延機で
    後端から圧延することを特徴とする請求項3に記載の厚
    鋼板圧延方法。
  5. 【請求項5】冷却装置と軽圧下圧延機の間に冷却床また
    は圧延板移送装置を設け、該冷却床または該圧延板移送
    装置の上流側に該軽圧下圧延機を設けて圧延板の後端か
    ら圧延することを特徴とする請求項3に記載の圧鋼板圧
    延方法。
  6. 【請求項6】矯正すべき小波が、仕上圧延最終パスの後
    端部に存在する場合、圧延板の圧延方向を仕上げ圧延最
    終パスの圧延方向と同方向にして軽圧下圧延して小波を
    矯正することを特徴とする請求項1または請求項2に記
    載の厚鋼板圧延方法。
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