JPS5937124B2 - 圧延機および圧延方法 - Google Patents

圧延機および圧延方法

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JPS5937124B2
JPS5937124B2 JP1341979A JP1341979A JPS5937124B2 JP S5937124 B2 JPS5937124 B2 JP S5937124B2 JP 1341979 A JP1341979 A JP 1341979A JP 1341979 A JP1341979 A JP 1341979A JP S5937124 B2 JPS5937124 B2 JP S5937124B2
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JP
Japan
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roll
rolling
center
rolls
outer work
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JP1341979A
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孝 大木
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Nippon Steel Corp
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Nippon Steel Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は金属帯材(以下ストリップと称する)の圧延加
工に供する装置とこの圧延機を使用する圧延方法に関す
るものである。
ストリップの圧延において、圧延荷重を下げる事は省エ
ネルギーのみではなく、圧延機構造をコンパクトに出来
る事から設置費用が安くすみ、ならびに品質的観点から
ストリップの板端部の板厚のだれ(以下エツジドロップ
と言う)を少なく出来るメリットがある事が知られてい
る。
圧延荷重を下げる方法としては作業ロールを径小にした
り、高張力で圧延する事が有効であり、作業ロール径を
径小化した4重、5重、6重ロール構成の冷間圧延機や
クラスターミルと称せられる構造の冷間圧延機が知られ
ている。
一方、特公昭41−21447に公告されている様な同
時に2つの圧下点を持つ構造の圧延機も知られており、
圧延機をコンパクトにする点で有効と考えられる。
本発明は特公昭41−21447に示される様な同時に
2つの圧下点を持つ構造の圧延機とそれを使用する圧延
方法に関するものである。
第1図に本発明の基本的なロール配置を示す。
図において1は中心作業ロールであり、これを挾むよう
に外周作業ロール2,2′を設置する。
3,3′は補強ロールである。
ここで中心作業ロール1はどの外周作業ロールよりも径
小であり、一般には外周作業ロール2,2′の1/2.
5以下の外径を有し100mm以下が適当である。
外周作業ロール2゜2′の中心線に対して中心作業ロー
ル1の中心線との間隙1′は圧下装置10′により調整
可能とし、該圧下装置は中心作業ロール1を外周作業ロ
ール2゜2′の中心線より上方からバックアップする2
本の補強ロール3,3′を移動させ、中心作業ロール1
と1本の補強ロール3とを接触させる事により、中心作
業ロール1からの反力を外周作業ロール2゜2′の中心
線に対して垂直上方方向に受けるものである。
10′は外周作業ロール2,2′のロール間隙調整用圧
下装置である。
被圧延ストリップ9は外周作業ロール2,2′の中心線
より上方でまず外周作業ロール2に対し巻付角θ1で接
触し、第1圧下点6で9′に圧延され、中心作業ロール
1の下方に巻付いて第2圧下点6′で外周作業ロール2
′との間で圧延されq′になった後、外周作業ロール2
と巻付角θ2をとって引出される。
圧延前後のストリップ9,9“にはそれぞれ張力を付加
しており、さらに外周作業ロール2゜2′に対し巻付角
θ1.θ2を与える事によって圧下点6,6′での張力
分布が改善されるのみでなく、張力値が(1)式で表わ
される値に増幅される効果も期待出来るものである。
。 μθ ・・・・・・・・・(1)式但し
μ:外周作業ロールとストリップ間摩擦係数 θ:巻付角(ラジアン) 第2図は本発明のロール駆動方式を示すものである。
圧延前後のストリップ92g′はテンション装置8,8
′にてそれぞれ張力を付加されている。
外周作業ロール2,2′は単独に駆動装置12゜12′
を有しており、外周作業ロール2は張力装置8で与えら
れたストリップ90線速度と等しい周速になるように駆
動装置12で調節される。
一方の外周作業ロール2′は圧延前後のストリップ9゜
γの板厚比できまる周速になる様に駆動装置12′で調
節され、これは張力装置8′の線速度と等しい速度であ
り、ストリップと外周作業ロール2,2′は何らのスリ
ップを生ずることな(巻付いているものである。
中心作業ロール1は径小なるがゆえに非駆動であり、下
方に巻付いているストリップ9′との間で摩擦力でバラ
ンスした周速で回転しているものである。
以上が本発明の特色の1つである圧延荷重を低下させ圧
延機構造をコンパクトにするために作業ロールの片側を
径小化し同時に2つの圧下点をもち巻付角を与える方法
の説明であるが、次に形状性の調節に関する本発明の特
色を記述する。
圧延機に必要な性能として形状性の調節を可能とするこ
とは言うまでもない。
第1図で外周作業ロール2,2′の中心線と中心作業ロ
ール1の中心線との間隙(オフセット)1′は圧下装置
1σによって調節され、圧下装置10によって生ずる圧
延荷重の垂直方向成分の力とストリップ9′の張力によ
る中心作業ロール1の押上げ力との合力が常に上方向で
ある。
ストリップの形状性の変化は作業ロールの軸心方向の撓
み量変化によって生ずるものであり、本発明では主とし
て撓みやすい径小の中心作業ロールの補強を意図してい
る。
ストリップの形状制御、エツジドロップ低減に対してス
トリップ幅方向の圧下力分布を調整することが有効であ
る。
本ミルにおいては第1図における2つの圧下点における
圧下刃F1.F2は中心作業ロール径、外周作業ロール
径、張力条件等圧延条件によって決まる。
一方、中心作業ロールに働く上方向反力FはF、 、
F2の合力である。
反力Fのストリップ幅方向圧力分布はそのまま2点の圧
下刃F1.F2のストリップ幅方向圧力分布であり、F
の分布調節が形状、エツジドロップに有効といえる。
又第1図のオフセット量1′を調節する事によりFl、
F2に対して形状調整に有効な反力Fのレベルを選択可
能である。
第3図は本発明の1例を示す図であり、第1図における
圧下装置10′によって固定された位置の中心作業ロー
ル1、補強ロール3,3′はストリップ9′を介して垂
直上方向の反力Fを受け、中心作業ロールは撓もうとす
る。
この時第3図における補強ロールぎは剛性の大きな太い
ロールとし、該ロールネックは圧下装置1σによって被
圧延ストリップ幅Bより狭い有効面長さをもつ、より径
小な補強ロール3を中間に挾んでいる。
この結果ストリップの板端部分の圧延荷重は軽減され、
前記エツジドロップが減少し形状性が改善される。
又中心作業ロールの撓み量は垂直上方向反力によっても
変化することから、第1図において圧下装置10′によ
るオフセット量1′の調整も形状性に影響するものであ
り、上方向反力が大きくなる様にオフセット量を上にも
って行くと一般に耳伸形状になる。
この事からも均一な形状を与えるには上方向反力Fが一
定になる様に圧下装置10′によってオフセット量1′
を調節する事が有効である。
又板厚の制御は外周作業ロール2,2′の間隙を調節す
ることにより容易に行うことができる。
第4図は本発明方法による形状制御の別の例である。
この方式は通常の多段圧延機におけるロールベンディン
グシステムとして一般的なものであり、剛性の大きな補
強ロールごに対して該ロールJより径小な補強ロール3
が外からロールネックに与えられたペンディング力FB
、FB′で自由に曲がり、その影響を中心作業ロール1
に与えられる様に補強ロール3,3′は図の様に中心作
業ロールに対し有効面長さり、I、’を短くしている。
FB。FB′がロールベンディングにおけるディフリー
ズ、インクリーズである事は何ら多段圧延機の形状調節
方法と変らないものである。
更に本発明に示す圧延機は硬質材、薄物材に適した冷間
圧延機だけではなく、コンパクトな構造の特徴から酸洗
ラインなどストリップを溶接機で接合する事によって連
続的に処理する設備に組込む冷間圧延機として有効であ
る。
第5図は熱延帯材の酸洗設備の出側セクションに設置し
、約50%のりダクションを与える例を示す。
近年高速タンデム式冷間圧延機において、酸洗と連続化
しかつ前段に高圧下圧延機を配置して同一成品仕上板厚
に対するバーゲージを厚手化し熱延工程での省エネルギ
ー化を期待する改善がなされているが、図の例は単独に
酸洗ラインに配置したものである。
広幅のストリップ圧延の場合は外周作業ロールに剛性の
大きな補強ロール4,4′でバックアップするツカ有効
である。
酸洗済ストリップ9はプライドル装置7,7′を点線の
パスラインで通過しテンションリール8′に巻取られる
のが通常の酸洗プロセスであるが、本発明の圧延機を使
用する場合は中心作業ロール1、補強ロール3,3′を
リトラクタブル・スペーサーを含む圧下装置1σで移動
することにより容易に変更可能である。
5,5′は外周作業ロールへのストリップ巻付角をきめ
るデフロールを示し、7,7′のブライト’−ル装置は
適正な前後面張力を与えるものである。
各ロールにはロール冷却と潤滑の目的でロールクーラン
トがヘッダー11からスプレーされて良好なストリップ
表面を与えている。
本圧延機を酸洗ラインに組込むことによって酸洗能力を
何らそこなう事なく、次工程圧延機能力をアップする事
が可能となり、冷延での歩留向上にも有効なものである
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の基本的なロール配置を示す説明図、第
2図は本発明のロール駆動方法の説明図、第3図及び第
4図は形状制御の説明図、第5図は本発明圧延機を酸洗
のインラインに用いた配置図である。 1:中心作業ロール、1仕ロールオフセツト量、2、z
:外周作業ロール、3,3′二補強ロール、4.4’:
外周作業ロール用補強ロール、5,5’:前後面デフロ
ーノベ6:第1圧下点、6′:第2圧下点、7,7’:
前後面張力付加プライドル装置、8.8電前後面テンシ
ョンリール、9,9’、gI:被圧延金属帯材、10,
10’:圧下装置、11:ロールクーラントヘッダー、
12,12’:外周作業ロール駆動装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ロール間隙を調整する圧下装置をもつ2本の外周作
    業ロールの間に、該外周作業ロールよりも径小な中心作
    業ロールを挾み、該2本の外周作業ロールの中心点を結
    ぶ線に対して垂直方向から中心ロールの上下位置を調整
    する圧下装置をもつ2本の補強ロールでバックアップす
    る形式の圧延スタンドを、プライドル装置及びテンショ
    ンリールを有するストリップ処理ラインに組込んだこと
    を特徴とする圧延機。 2 ロール間隙を調整する圧下装置をもつ2本の外周作
    業ロールの間に、該外周作業ロールよりも径小な中心作
    業ロールを挾み、該2本の外周作業ロールの中心点を結
    ぶ線に対して垂直方向から中心ロールの上下位置を調整
    する圧下装置をもつ2本の補強ロールでバックアップす
    る形式の圧延機を用い、被圧延金属帯材を補強ロール側
    において外周作業ロールに巻付角をとりかつ反補強ロー
    ル側において中心作業ロール下部に巻付けて同時に2つ
    の圧下点を持たせ、2本の外周作業ロールを単独に駆動
    し該外周作業ロール周速度と該外周作業ロールに巻付い
    た部分の被圧延金属帯材線速度とを等しく調節すること
    を特徴とする圧延方法。 3 ロール間隙を調整する圧下装置をもつ2本の外周作
    業ロールの間に、該外周作業ロールよりも径小な中心作
    業ロールを挾み、該2本の外周作業ロールの中心点を結
    ぶ線に対して垂直方向から中心ロールの上下位置を調整
    する圧下装置をもつ2本の補強ロールでバンクアップす
    る形式の圧延機を用い、2本の補強ロールのうち少くと
    も1本のロールの有効面長さを前記中心作業ロール面長
    さより短くし、中心作業ロール上下位置を調整すること
    で被圧延帯材の形状性を調節し、外周作業ロール間隙を
    調整することで被圧延帯材の板厚を調節するととを特徴
    とする圧延方法。
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JPS628187U (ja) * 1985-06-28 1987-01-19
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