JPH10263228A - ミシン - Google Patents

ミシン

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Publication number
JPH10263228A
JPH10263228A JP9471297A JP9471297A JPH10263228A JP H10263228 A JPH10263228 A JP H10263228A JP 9471297 A JP9471297 A JP 9471297A JP 9471297 A JP9471297 A JP 9471297A JP H10263228 A JPH10263228 A JP H10263228A
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JP
Japan
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control program
program
sewing machine
control
sewing
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Application number
JP9471297A
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English (en)
Inventor
Hirokazu Hirose
弘和 廣瀬
Masaki Shimizu
正樹 清水
Yoshikazu Kurono
義和 黒野
Seiichi Sekine
清一 関根
暁明 ▲てい▼
Toshiaki Tei
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ミシンの駆動系を駆動制御する制御プログラ
ムの更新を簡単化でき、しかもその為のミシンの稼働停
止期間を短縮化すること。 【解決手段】 刺繍縫いミシン1の制御を司る制御プロ
グラムを格納するプログラムメモリ42を書換え可能な
不揮発性のフラッシュメモリで構成し、外部のパーソナ
ルコンピュータ55から更新コマンドを受信したときに
は、その更新コマンドに後続して送信される制御プログ
ラムを受信し、プログラムメモリ42のプログラム領域
に格納している制御プログラムを受信した新規の制御プ
ログラムに更新するようにしたので、制御装置40を内
蔵した制御ボックスのカバーを開けるなどの複雑な作業
を不要にでき、プログラム領域42cに格納している制
御プログラムの更新を短時間で且つ確実に行なうことが
でき、またその為のミシンの稼働停止期間を短縮化する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、縫製手段をプログ
ラム記憶手段に格納された制御プログラムで駆動制御す
ることで加工布に種々の縫目形成を施すミシンに関し、
特にプログラム記憶手段に格納されている制御プログラ
ムを、外部から送信される新規の制御プログラムを受信
して更新するようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、刺繍縫いが可能な電子制御式ミシ
ンにおいては、針棒や天秤を主軸を介して上下駆動する
ミシンモータや刺繍枠をX方向(左右方向)とY方向
(前後方向)とに夫々駆動する枠駆動モータなどを駆動
制御するマイクロコンピュータからなる制御装置が設け
られ、この制御装置には、電源投入時に制御装置を立ち
上げる初期化プログラムや、縫製処理に際してミシンモ
ータや枠駆動モータを駆動制御する制御プログラムなど
を格納したプログラムメモリに加えて、縫製処理に際し
て、必要な制御プログラムをその都度読み出して格納し
たり、演算した演算結果などを格納するRAMなどが設
けられている。
【0003】一方、複数の実用縫目模様に加えて、種々
の飾り縫目模様やワンポイント模様など、多数の縫製模
様や刺繍模様を縫製する為の模様データは、制御装置に
付随して設けられたフロッピィーディスクドライブ装置
に装着されるフロッピィーディスクに格納されており、
操作パネルで指示される模様の模様データがフロッピィ
ーディスクから読み出され、この模様データに基づいて
駆動制御プログラムが実行されることにより、針棒の上
下動と調時して刺繍枠がX方向とY方向とに移動される
ことで、加工布に所望の縫目模様が形成されるようにな
っている。
【0004】前記プログラムメモリとしては、一般に、
EPROM(消去及びプログラムの書込み可能なRO
M)などの不揮発性半導体メモリが用いられている。と
ころで、そのEPROMに格納されている制御プログラ
ムを、ミシンの仕様変更やパージョンアップなどにより
更新する場合には、制御装置内のメモリボードにICソ
ケットにより着脱可能に装着されているEPROMを、
新規の制御プログラムを格納した新規のEPROMに交
換するようにしている。
【0005】このEPROM交換に際しては、エンジニ
アがその顧客に出向いて行き、ミシンの電源を切断して
から制御ボックスのカバーを開け、メモリボードのIC
ソケットに装着されているEPROMを取外してから、
新規のEPROMをそるICソケットに工具を用いて取
付け、制御ボックスのカバーを閉じてから電源を投入す
るようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、ミシ
ンの仕様変更やパージョンアップなどにより制御プログ
ラムを更新する為に、その制御プログラムを格納したE
PROMを交換する場合には、EPROMの交換作業に
加えて、その交換に先立って制御ボックスのカバーを開
けるなどの準備作業や、交換後に制御ボックスのカバー
を閉じるなどの後片づけ作業が伴うことから、プログラ
ム変更に多大の交換作業時間を必要とすること、またミ
シンの縫製作業をその長期化する交換作業が完了するま
で停止せざるを得ないこと、などの問題がある。本発明
の目的は、制御プログラムの更新を簡単化でき、しかも
その為のミシンの稼働停止期間を短縮化し得るようなミ
シンを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1のミシンは、縫
製手段と、この縫製手段を駆動制御する制御プログラム
を格納したプログラム記憶手段と、予め作成された縫製
データと制御プログラムとに基づいて縫製手段を制御す
る縫製制御手段とを備えたミシンにおいて、プログラム
記憶手段は、書換え可能なメモリで構成し、外部から送
信された更新コマンドに応動して作動され、その更新コ
マンドに後続して送信される制御プログラムを受信する
とともに、プログラム記憶手段に格納している制御プロ
グラムを受信した新規の制御プログラムに更新する更新
制御手段を備えたものである。
【0008】更新制御手段は、外部から送信された更新
コマンドを受信したときにその作動を開始し、その更新
コマンドに後続して送信される制御プログラムを受信す
る一方、プログラム記憶手段が書換え可能なメモリで構
成されているので、そのプログラム記憶手段に格納して
いる制御プログラムを受信した新規の制御プログラムに
更新する。請求項2のミシンは、請求項1の発明におい
て、前記プログラム記憶手段は、不揮発性のフラッシュ
メモリで構成されたものである。
【0009】この場合、フラッシュメモリは、安価でし
かも消費電力が小さいので、コトスの低減と消費電力の
削減を図ることができ、また不揮発性であることから格
納している制御プログラムをバックアップなしに確実に
記憶しておくことができ、更に書換えるデータ量に応じ
て、所定バイト数毎の消去、或いは全てのメモリ領域に
対する一括消去を簡単に且つ短時間に行なうことができ
る。その他、請求項1と同様の作用を奏する。
【0010】請求項3のミシンは、請求項2の発明にお
いて、前記更新制御手段は、受信した制御プログラムを
フラッシュメモリとは異なる別のメモリに一時記憶して
おき、フラッシュメモリに格納している制御プログラム
を消去してから一時記憶しておいた制御プログラムをフ
ラッシュメモリに書込むように構成されたものである。
この場合には、外部から送信された制御プログラムをフ
ラッシュメモリとは異なる別のメモリに一気に記憶する
ので、受信時間の短縮化が図れ、しかもフラッシュメモ
リに格納している制御プログラムを消去してから一時記
憶しておいた制御プログラムをフラッシュメモリに書込
むので、更新処理時間の短縮化が図れ、書込む制御プロ
グラムの信頼性を高めることができる。その他、請求項
2と同様の作用を奏する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面に基いて説明する。本実施形態は、外部のパーソ
ナルコンピュータに接続され、布保持枠に保持する加工
布に各種の刺繍模様を縫製する刺繍縫いミシンに本発明
を適用した場合のものである。刺繍縫いミシン1につい
て説明すると、図1に示すように、ミシンテーブル2上
には、ベッド部4とアーム部5とを備えた縫製ミシン3
(縫製手段に相当する)が設置され、そのベッド部4に
は針板6が取付けられ、その針板6には針穴6aが形成
されている。
【0012】アーム部5の基端部には、ミシン主軸(図
示略)を回転駆動するミシンモータ7が装着されてい
る。また、アーム部5の先端部には、下端に縫針8を取
付けた針棒9が上下動可能に支持され、その針棒9はミ
シン主軸の回転により針穴6aを挿通するように上下駆
動される。一方、ベッド部4には、縫針8と協働して加
工布に縫目を形成する糸輪捕捉器(図示略)が設けられ
ている。次に、布保持枠28をX方向(左右方向)に移
動駆動するX駆動機構10について説明する。
【0013】縫製ミシン3よりも左側のミシンテーブル
2には、左右1対の支持ブロック11,12が夫々固定
され、これら支持ブロック11,12には、左右方向に
延びるスクリューシャフト13と断面矩形状又は多角形
状の回転伝達シャフト14の端部が夫々回転可能に支持
されている。左側の支持ブロック11には、スクリュー
シャフト13を回転駆動するX方向駆動モータ15が取
付けられ、スクリューシャフト13と回転伝達シャフト
14には、これらを挿通させたX軸移動ブロック16が
ブッシュなどを介して夫々支持されている。
【0014】次に、布保持枠28をY方向(前後方向)
に移動駆動するY駆動機構20について説明する。右側
の支持ブロック12には、回転伝達シャフト14を回転
駆動するY方向駆動モータ21が取付けられている。そ
のX軸移動ブロック16には、前後方向に延びる1対の
支持パイプ22の後端部が固着されるとともに、これら
支持パイプ22には、Y軸移動ブロック23が前後方向
移動可能に支持されている。更に、そのY軸移動ブロッ
ク23には、X軸移動ブロック16の左右両側に周回さ
れ且つ回転伝達シャフト14に連係された1対の駆動ワ
イヤ24の両端部が固着されている。
【0015】前記Y軸移動ブロック23の上面には、矩
形状の可動枠25がツマミ付きビス26で取付けられ、
その可動枠25には、外枠と内枠とからなる布保持枠2
8がその1対の取付け部を介して固定されている。ここ
で、これらX駆動機構10とY駆動機構20とで駆動機
構が構成されている。これにより、X方向駆動モータ1
5が駆動されると、スクリューシャフト13が回転され
てX軸移動ブロック16が右方と左方に移動するので、
このX軸移動ブロック16に連結されたY軸移動ブロッ
ク23を介して布保持枠28が左方又は右方に移動す
る。
【0016】また、Y方向駆動モータ21が駆動される
と、回転伝達シャフト14が回転されてY軸移動ブロッ
ク23が前方と後方とに移動するので、このY軸移動ブ
ロック23に連結された布保持枠28が前方又は後方に
移動する。即ち、縫製ミシン3が駆動されているとき
に、布保持枠28が縫製データに基づいて前後方向と左
右方向とに夫々移動するので、布保持枠28にセットさ
れた加工布(図示略)に所望の刺繍模様Mが形成され
る。一方、ミシンテーブル2の縫製ミシン3よりも前側
には、キーボード31と入力ペン32とを備えたタブレ
ットボード30が配設されるとともに、CRTディスプ
レイ33が設けられている。
【0017】また、ミシンテーブル2内には、外部記憶
装置であるフロッピィーディスクドライブ装置34が設
けられ、フロッピィーディスクドライブ装置34にセッ
トされるフロッピィーディスクには、実用縫いの為の複
数の縫製データや刺繍縫いの為の複数の縫製データが格
納されている。これにより、タブレットボード30のテ
ンキーやジョグキーを操作して選択した縫製データがフ
ロッピィーディスクから読み込まれ、その縫製データに
基づいて加工布に縫目が形成される。次に、刺繍縫いミ
シン1の制御系は、図2のブロック図に示すように構成
されている。
【0018】制御装置40(縫製制御手段に相当する)
は、CPU41と、このCPU41にアドレスバスなど
のバス45を介して接続された電気的に書換え可能な不
揮発性のフラッシュメモリからなるプログラムメモリ4
2(プログラム記憶手段に相当する)と、DRAM(ダ
イナミックRAM)43と、入力インターフェース46
及び出力インターフェース47などからなり、入力イン
ターフェース46には、タブレットボード30が接続さ
れるとともに、出力インターフェース47には、X方向
駆動モータ15の為の駆動回路48と、Y方向駆動モー
タ21の為の駆動回路49と、ミシンモータ7の為の駆
動回路50と、CRTディスプレイ33の為のコントロ
ーラ51と、フロッピィーディスクドライブ装置(FD
D)34の為のフロッピィーディスクコントローラ(F
DC)52とが夫々接続されている。
【0019】前記バス45には、更に、通信用のインタ
ーフェース(通信I/F)44が接続され、この通信I
/F44には接続ケーブル54を介して外部のパーソナ
ルコンピュータ55が接続されている。このパーソナル
コンピュータ55は、通常のコンピュータと同様に通信
機能を備えて構成されたものであり、特に刺繍縫いミシ
ン1に対して、制御プログラムの更新を指示する更新コ
マンドや、刺繍縫いミシン1の仕様変更などに伴う新規
の制御プログラムなどを送信可能であり、通信I/F4
4は、これら送信された更新コマンドや制御プログラム
などを受信可能に構成されている。
【0020】前記プログラムメモリ42には、図3に示
すように、その先頭アドレスから順に、記憶内容が消去
されないようにプロテクトされた初期プログラム領域4
2aと、プログラム情報領域42bと、制御プログラム
が格納されるプログラム領域42cとが夫々設けられて
いる。前記初期プログラム領域42aには、刺繍縫いミ
シン1に電源が投入されたときに制御装置40を起動さ
せるのに必要なイニシャル制御、各種の制御プログラム
を必要に応じて読み込む為のブートストラップローダ、
通信制御プログラム、本願特有の更新制御プログラムな
どが格納されている。ここで、更新制御プログラムや通
信I/F45などで更新制御手段が構成されている。
【0021】また、プログラム情報領域42bには、図
4に示すように、プログラム領域42cに格納されてい
る制御プログラムのサイズ、つまりプログラムのデータ
量を格納するサイズ領域42d、制御プログラムの所謂
チェックサムの値を格納するチェックサム領域42e、
プログラム領域42cに制御プログラムが格納されてい
るか否かを指示する格納フラグEFを格納するフラグ領
域42fが夫々設けられている。ところで、前記制御プ
ログラムには、縫製データに基づいて各モータ7,1
5,21を駆動する縫製制御のサブルーチン、CRTデ
ィスプレイ33に表示データを表示する表示制御のサブ
ルーチンなど、刺繍縫いミシン1を司る各種のプログラ
ムが格納されている。
【0022】一方、前記DRAM43には、フロッピィ
ーディスクドライブ装置34にセットされるフロッピィ
ーディスクから選択的に読み込まれた縫製データを記憶
するデータメモリ43a、パーソナルコンピュータ55
から送信された制御プログラムを一時的に記憶する一時
記憶メモリ43b、縫製制御の際に行なう各種の演算の
演算結果を一時的に記憶する各種メモリやバッファなど
が設けられている。次に、刺繍縫いミシン1に電源が投
入されたときに制御装置40で実行されるイニシャル制
御のルーチンについて、図5のフローチャートに基づい
て説明する。但し、図中符号Si(i=10、11、1
2・・・)は各ステップである。
【0023】この刺繍縫いミシン1に電源が投入される
と、パワーオンリッセト信号により、初期プログラム領
域42aのイニシャル制御が起動される。この制御が開
始されると、先ずフラグ領域42fの格納フラグEFの
データが読み込まれ、そのデータが「00」でないと
き、つまり刺繍縫いミシン1がメーカーで製作された直
後であって、プログラム領域42cに何れの制御プログ
ラムも格納されていないときには(S10:No)、その旨
のメッセージがCRTディスプレイ33に表示され、パ
ーソナルコンピュータ55から更新コマンドを受信する
まで、S14を繰り返すことで受信待機される。
【0024】ところで、パーソナルコンピュータ55か
ら更新コマンドを受信したときには、初期プログラム領
域42aの更新制御プログラム(図6参照)が起動され
る(S15)。この制御が開始されると、先ず更新コマン
ドに後続してパーソナルコンピュータ55から送信され
てくる新規の制御プログラムが受信され、DRAM43
の一時記憶メモリ43bに格納する格納処理が実行され
る(S20)。次に、更新制御プログラムに含まれる書込
み制御プログラムをDRAM43で実行する為に、DR
AM43のワークメモリに転送して格納される(S2
1)。
【0025】次に、その書込み制御プログラムが、ジャ
ンプ命令又はサブルーチンコールによりDRAM43に
おいて実行される(S22)。この制御が開始されると、
先ずプログラムメモリ42のうち、初期プログラム領域
42a以外のプログラム情報領域42bとプログラム領
域42cの全てのデータを電気的にクリア(消去)する
クリア処理が実行される(S30)。ここで、プログラム
メモリ42の書込み特性から、消去された各バイト毎の
データとしては「FF」が格納されている。次に、DR
AM43のワークメモリに格納しておいた制御プログラ
ムが読み出されて、プログラムメモリ42のプログラム
領域42cに格納される(S31)。
【0026】次に、プログラム領域42cに格納された
新規の制御プログラムについて、データ量とチェックサ
ムの値とが演算され、制御プログラムのサイズがサイズ
領域42dに格納されるとともに、チェックサムの値が
チェックサム領域42eに格納される(S32)。次に、
フラグ領域42fの格納フラグEFのデータとしてセッ
ト状態のデータ「00」が格納され(S33)、イニシャ
ル制御が起動される(S34)。そして、前述したよう
に、図5に示すイニシャル制御が実行される。
【0027】このときには、格納フラグEFのデータが
「00」なので、制御プログラムのバイト数を演算する
チェックサム処理が実行され(S11)、その演算で求め
たチェックサムの値とチェックサム領域42eのチェッ
クサムの値とが一致するときには(S12:Yes )、制御
プログラムが起動され、図8に示すように、各種の制御
が実行される。この制御プログラムが実行され、縫製指
令を受けたときには(S40:Yes )、縫製制御のサブル
ーチンが読み出されて実行することで縫製処理が実行さ
れる(S44)。
【0028】また、縫製指令や更新コマンドの受信でも
ないその他の各種の指令を受けたときには(S40〜S4
1:No、S42:Yes )、各種の指令に対応する処理が実
行される(S43)。一方、更新コマンドが受信されたと
きには(S41:Yes )、更新制御プログラムが割り込み
処理により起動される(S45)。そして、前述したよう
に、パーソナルコンピュータ55から送信されてきた新
規の制御プログラムがプログラム領域42cに更新して
書込まれる。ところで、前記イニシャル制御において、
チェックサムが一致しないときには(S12:No)、プロ
グラム領域42cに格納されている制御プログラムが正
しくないので、その旨のメッセージがCRTディスプレ
イ33に表示され、S14で更新コマンド待ちが実行され
る。
【0029】このように、プログラムメモリ42を書換
え可能な不揮発性のフラッシュメモリで構成し、外部の
パーソナルコンピュータ55から更新コマンドを受信し
たときには、その更新コマンドに後続して送信される制
御プログラムを受信し、プログラム領域42cに格納し
ている制御プログラムを受信した新規の制御プログラム
に更新するようにしたので、制御装置40を内蔵した制
御ボックスのカバーを開けるなどの複雑な作業を不要に
でき、プログラム領域42cに格納している制御プログ
ラムの更新を短時間で且つ確実に行なうことができ、ま
たその為のミシンの稼働停止期間を短縮化することがで
きる。
【0030】また、プログラムメモリ42は、書換え可
能な不揮発性のフラッシュメモリで構成したので、コト
スの低減と消費電力の削減を図ることができ、また格納
している制御プログラムをバックアップなしに確実に記
憶しておくことができ、更に書換えるデータ量に応じた
データ消去を簡単に且つ短時間に行なうことができる。
また、更新制御プログラムにおいては、受信した制御プ
ログラムをフラッシュメモリ42とは異なる別のDRA
M43に一時記憶しておき、フラッシュメモリ42に格
納している制御プログラムを消去してから一時記憶して
おいた制御プログラムをフラッシュメモリ42のプログ
ラム領域42acに書込むように構成したので、受信時
間の短縮化が図れ、更新処理時間の短縮化が図れ、更に
書込む制御プログラムの信頼性を高めることができる。
【0031】ここで、前記実施形態の変更態様として、
プログラムメモリ42のうち、初期プログラム領域42
aをEPROM(消去及びプログラムの書込み可能なR
OM)で構成し、プログラム情報領域42bとプログラ
ム領域42cとをフラッシュメモリで構成してもよい。
また、刺繍縫いミシン1の制御装置40を、LAN(ロ
ーカル・エリア・ネトワーク)やインターネットを介し
て各種のコンピュータに接続するようにしてもよい。更
に、複数の縫製ミシンを備えた多頭式刺繍ミシンや各種
のミシンに本発明を適用し得ることは勿論である。更
に、本発明は前記実施形態に限定して解釈されるべきで
はなく、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲におい
て、前記実施形態の各部の制御に、既存の技術や当業者
に自明の技術に基いて種々の変更を加えることもあり得
る。
【0032】
【発明の効果】請求項1のミシンによれば、縫製手段
と、プログラム記憶手段と、縫製制御手段とを備えたミ
シンにおいて、プログラム記憶手段は、書換え可能なメ
モリで構成し、外部から送信された更新コマンドに応動
して作動され、その更新コマンドに後続して送信される
制御プログラムを受信するとともに、プログラム記憶手
段に格納している制御プログラムを受信した新規の制御
プログラムに更新する更新制御手段を備えたので、外部
から更新コマンドや新規の制御プログラムを送信さえす
れば、プログラム記憶手段に格納している制御プログラ
ムの更新を短時間で且つ確実に行なうことができ、また
その為のミシンの稼働停止期間を短縮化することができ
る。
【0033】請求項2のミシンによれば、請求項1と同
様の効果を奏するが、前記プログラム記憶手段は、不揮
発性のフラッシュメモリで構成されたので、コトスの低
減と消費電力の削減を図ることができ、また格納してい
る制御プログラムをバックアップなしに確実に記憶して
おくことができ、更に書換えるデータ量に応じたデータ
消去を簡単に且つ短時間に行なうことができる。
【0034】請求項3のミシンによれば、請求項2と同
様の効果を奏するが、前記更新制御手段は、受信した制
御プログラムをフラッシュメモリとは異なる別のメモリ
に一時記憶しておき、フラッシュメモリに格納している
制御プログラムを消去してから一時記憶しておいた制御
プログラムをフラッシュメモリに書込むように構成され
たので、受信時間の短縮化が図れ、更新処理時間の短縮
化が図れ、更に書込む制御プログラムの信頼性を高める
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る刺繍縫いミシンの概略
斜視図である。
【図2】刺繍縫いミシンの制御系のブロック図である。
【図3】プログラムメモリに設けられた各領域を説明す
る説明図である。
【図4】プログラム情報領域に設けられた各領域を説明
する説明図である。
【図5】イニシャル制御のルーチンのフローチャートで
ある。
【図6】更新制御プログラムのルーチンのフローチャー
トである。
【図7】書込み制御プログラムのルーチンのフローチャ
ートである。
【図8】制御プログラムのルーチンの概略フローチャー
トである。
【符号の説明】
1 刺繍縫いミシン 40 制御装置 42 プログラムメモリ 43 DRAM
フロントページの続き (72)発明者 関根 清一 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザー 工業株式会社内 (72)発明者 ▲てい▼ 暁明 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザー 工業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縫製手段と、この縫製手段を駆動制御す
    る制御プログラムを格納したプログラム記憶手段と、予
    め作成された縫製データと前記制御プログラムとに基づ
    いて縫製手段を制御する縫製制御手段とを備えたミシン
    において、 前記プログラム記憶手段は、書換え可能なメモリで構成
    し、 外部から送信された更新コマンドに応動して作動され、
    その更新コマンドに後続して送信される制御プログラム
    を受信するとともに、前記プログラム記憶手段に格納し
    ている制御プログラムを前記受信した新規の制御プログ
    ラムに更新する更新制御手段を備えたことを特徴とする
    ミシン。
  2. 【請求項2】 前記プログラム記憶手段は、不揮発性の
    フラッシュメモリで構成されたことを特徴とする請求項
    1に記載のミシン。
  3. 【請求項3】 前記更新制御手段は、受信した制御プロ
    グラムをフラッシュメモリとは異なる別のメモリに一時
    記憶しておき、フラッシュメモリに格納している制御プ
    ログラムを消去してから前記一時記憶しておいた制御プ
    ログラムをフラッシュメモリに書込むように構成された
    ことを特徴とする請求項2に記載のミシン。
JP9471297A 1997-03-27 1997-03-27 ミシン Pending JPH10263228A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1176659A (ja) * 1997-09-03 1999-03-23 Janome Sewing Mach Co Ltd 2ウェイ機能を備えた刺繍データ作成装置
JP2002233678A (ja) * 2001-02-08 2002-08-20 Janome Sewing Mach Co Ltd 電子ミシン
JP2004129839A (ja) * 2002-10-10 2004-04-30 Juki Corp ミシンの操作パネル

Cited By (3)

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