JPH09137364A - ミシンの刺繍模様データ記憶装置 - Google Patents

ミシンの刺繍模様データ記憶装置

Info

Publication number
JPH09137364A
JPH09137364A JP32120295A JP32120295A JPH09137364A JP H09137364 A JPH09137364 A JP H09137364A JP 32120295 A JP32120295 A JP 32120295A JP 32120295 A JP32120295 A JP 32120295A JP H09137364 A JPH09137364 A JP H09137364A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
pattern
embroidery
instruction
patterns
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32120295A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Hirata
尚 平田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP32120295A priority Critical patent/JPH09137364A/ja
Publication of JPH09137364A publication Critical patent/JPH09137364A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Automatic Embroidering For Embroidered Or Tufted Products (AREA)
  • Sewing Machines And Sewing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フラッシュメモリに記憶されたデータを即座
に無効にする。 【解決手段】 ミシンに装着される不揮発メモリ33
(フラッシュメモリ)には、多数の刺繍模様の模様デー
タが、模様データ記憶部に記憶されている。その個々の
刺繍模様が有効であるか否かを示すために、指示データ
がデータ管理エリアに記憶されている。無効である模様
には「00」の指示データが設定され、有効である模様
には「FF」の指示データが設定されている。その「F
F」は、フラッシュメモリでデータの消去された初期状
態である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ミシンの刺繍模様
データ記憶装置に関し、特にフラッシュメモリからなる
記憶媒体に格納した複数の刺繍模様に関する模様データ
について、刺繍模様毎に設けた指示データで有効か無効
かを指示するようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子制御式ミシンにおいては、複
数の実用縫目模様に加えて、種々の飾り縫い模様、多数
の具象的ワンポイント刺繍模様、文字刺繍模様、など多
種・多様の縫製模様や刺繍模様を縫製する為の模様デー
タを入力格納した不揮発性メモリからなる模様データメ
モリを制御装置に設けるとともに、大型の液晶ディスプ
レイを含む表示装置を設け、刺繍縫製に先立って刺繍模
様を選択する際には、刺繍模様の種類を選択する種類選
択キーの操作を介して、その種類に含まれる複数の刺繍
模様がディスプレイに表示されるので、その表示を介し
て所望の刺繍模様を選択するように構成されている。
【0003】ところで、刺繍模様の模様データを格納す
る模様データメモリとしては、一般的に、EPROM
(消去及びプログラムの書込み可能なROM)などの不
揮発性半導体メモリが用いられている。そして、そのE
PROMに書込まれている全てのデータを消去するに
は、先ずそのEPROMを取り外して、紫外線照射装置
内にセットし、紫外線を長時間照射するようになってお
り、データ消去の為には紫外線照射装置を別途必要とす
るとともに、消去操作が複雑化していた。最近、紫外線
を照射することなく、ユーザーでも簡単にデータ消去が
できるとともに、データの書込みを簡単に行える不揮発
性メモリとしてのフラッシュメモリが開発され、複数の
刺繍模様の為の模様データを格納する模様データメモリ
にも適用されるようになっている。
【0004】即ち、このフラッシュメモリは、安価であ
ること、消費電力が小さいこと、更に刺繍模様の模様デ
ータのデータ消去においては、紫外線照射時間より短時
間で電気的にデータ消去可能である。ここで、このフラ
ッシュメモリのデータ消去においては、所定バイト数毎
の消去、或いは全てのデータに対して一括消去が可能と
なる消去特性を有している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、刺繍
模様の為の模様データを格納する模様データメモリとし
て、電気的に消去可能なフラッシュメモリを用いた場
合、その模様データメモリに格納された複数の刺繍模様
に関する模様データのうち、不要になった刺繍模様の模
様データを消去するときに、その模様データのデータ量
が少ない場合であっても、そのフラッシュメモリに格納
されている模様データの全てを制御装置のRAMなどの
揮発性メモリに転送して一旦退避させて記憶し、その模
様データから不要な模様データを削除するとともに、フ
ラッシュメモリ内の全てのデータを電気的に消去した
後、RAMに格納されている消去処理後の模様データを
フラッシュメモリに書込み処理することになり、データ
の消去動作時間が、紫外線照射による消去動作時間より
も短いとは言え、消去動作時間(例えば、約20〜30
秒)を要するという問題がある。
【0006】本発明の目的は、フラッシュメモリからな
る記憶媒体に格納した模様データを、刺繍模様単位で消
去したのと同様に短時間で無効にし得るようなミシンの
刺繍模様データ記憶装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係るミシンの
刺繍模様データ記憶装置は、複数の刺繍模様に関する模
様データをフラッシュメモリからなる記憶媒体に格納し
たミシンの刺繍模様データ記憶装置において、フラッシ
ュメモリからなる記憶媒体は、複数の刺繍模様に関する
模様データを模様別に分類して格納した模様データ記憶
部と、複数の刺繍模様の模様データの先頭アドレスを格
納した先頭アドレスエリアと、複数の刺繍模様を模様別
に有効か無効かを指示する指示データを格納したデータ
管理エリアとを備え、データ管理エリアには、先頭アド
レスエリアにおける複数の刺繍模様に関する複数の指示
データが格納され、刺繍模様が有効であることを指示す
る指示データは1バイト分のデータ消去された初期状態
のデータであり、刺繍模様が無効であることを指示する
指示データは書き込まれた任意の1バイト分のデータで
ある。
【0008】作用について説明すると、フラッシュメモ
リからなる記憶媒体は、複数の刺繍模様に関する模様デ
ータを模様別に分類して格納した模様データ記憶部と、
複数の刺繍模様の模様データの先頭アドレスを格納した
先頭アドレスエリアと、複数の刺繍模様を模様別に有効
か無効かを指示する指示データを格納したデータ管理エ
リアとを備えており、刺繍模様が有効であることを指示
する指示データは1バイト分のデータ消去された初期状
態のデータであり、刺繍模様が無効であることを指示す
る指示データは書き込まれた任意の1バイト分のデータ
であるので、フラッシュメモリの書き込み特性に基づい
て、刺繍模様の有効を指示する初期状態の1バイトデー
タに対して、任意の1バイトデータを書き込みさえすれ
ば、微少時間で刺繍模様の無効を指示することができ
る。
【0009】即ち、フラッシュメモリからなる記憶媒体
に、刺繍模様の有効か無効かを指示する指示データを刺
繍模様の模様別に格納したデータ管理エリアを設けたの
で、フラッシュメモリの書き込み特性に基づいて、初期
状態の1バイトデータからなる有効を指示する指示デー
タに対して、任意の1バイトデータを書き込みさえすれ
ば、複数の刺繍模様のうちから所望の刺繍模様を刺繍模
様単位で消去したのと同様に微少時間で無効にすること
ができる。
【0010】請求項2に係るミシンの刺繍模様データ記
憶装置は、請求項1の発明において、1又は複数の刺繍
模様について刺繍模様が有効であることを指示する指示
データを、刺繍模様が無効であることを指示する指示デ
ータに書き換える為の指示データ書換え手段を備えたも
のである。作用について説明すると、請求項1と同様の
作用を奏するが、指示データ書換え手段は、1又は複数
の刺繍模様について、刺繍模様が有効であることを指示
する指示データを、刺繍模様が無効であることを指示す
る指示データに書き換えるので、初期状態の1バイトデ
ータからなる有効を指示する指示データを、無効を指示
する任意の1バイトデータに簡単に書換えることができ
る。
【0011】請求項3に係るミシンの刺繍模様データ記
憶装置は、請求項1又は請求項2の発明において、前記
データ管理エリアの全部の指示データと、先頭アドレス
エリアの全部の先頭アドレスデータと、模様データ記憶
部の模様データのうちの、データ管理エリアの指示デー
タで有効と指示された刺繍模様の模様データとを読み出
して揮発性メモリに書き込むデータ読出し手段と、揮発
性メモリに書き込まれたデータ管理エリアの指示データ
と先頭アドレスエリアの先頭アドレスデータとを、有効
な刺繍模様だけを対象にして整理するデータ整理手段
と、フラッシュメモリからなる記憶媒体の全データを消
去してから、揮発性メモリにおける、データ整理手段で
整理されたデータ管理エリアの指示データ及び先頭アド
レスエリアの先頭アドレスデータと、模様データ記憶部
の模様データとをフラッシュメモリからなる記憶媒体に
書換えるデータ書換え手段とを設けたものである。
【0012】作用について説明すると、請求項1又は請
求項2と同様の作用を奏するが、データ読出し手段は、
データ管理エリアの全部の指示データと、先頭アドレス
エリアの全部の先頭アドレスデータと、模様データ記憶
部の模様データのうちの、データ管理エリアの指示デー
タで有効と指示された刺繍模様の模様データとを読み出
して揮発性メモリに書き込むので、データ整理手段は、
その揮発性メモリに書き込まれたデータ管理エリアの指
示データと先頭アドレスエリアの先頭アドレスデータと
を、有効な刺繍模様だけを対象にして整理する一方、デ
ータ書換え手段は、フラッシュメモリからなる記憶媒体
の全データを消去してから、揮発性メモリにおける、デ
ータ整理手段で整理されたデータ管理エリアの指示デー
タ及び先頭アドレスエリアの先頭アドレスデータと、模
様データ記憶部の模様データとをフラッシュメモリから
なる記憶媒体に書換える。
【0013】即ち、例えば、記憶媒体に新規の刺繍模様
の模様データを追加するようなときには、記憶媒体に記
憶されている複数の刺繍模様の模様データのうち、無効
の指示データで指示した刺繍模様の模様データを除外し
て、指示データで有効と指示された刺繍模様の模様デー
タと、有効な刺繍模様だけを対象にして整理された指示
データ及び先頭アドレスデータとを、記憶媒体において
最終的に格納することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図面に基づいて説明する。本実施形態は、刺繍縫い
の為の加工布送り機構を着脱可能に装着した電子制御式
ジグザグミシンに装備された縫製情報表示装置に本発明
を適用した場合のものである。電子制御式ジグザグミシ
ンMは、図1に示すように、ミシンベッド部10と、そ
のベッド部10の右端部から立設された脚柱部11と、
その脚柱部11からベッド部10に対向するように左方
へ延びるアーム部12とから構成され、ベッド部10に
は、送り歯を上下動させる送り歯上下動機構(図示略)
及び前後動させる送り歯前後動機構(図示略)などが設
けられている。
【0015】一方、アーム部12には、縫針15を下端
に装着可能な針棒14を上下動させる針棒駆動機構と、
針棒14を布送り方向と直交する方向に揺動させる針棒
揺動機構と、天秤16を針棒14の上下動に調時して上
下動させる天秤駆動機構(図示略)などが設けられてい
る。ここで、針棒駆動機構と天秤駆動機構と送り歯上下
動機構とは、ミシンモータ26(図2参照)で駆動さ
れ、また針棒揺動機構は針棒揺動駆動モータ27で駆動
され、送り歯前後動機構は送り歯駆動モータ28(図2
参照)で駆動される。
【0016】前記アーム部12の前面には、複数の刺繍
模様や種々のメッセージを表示可能な大型の液晶ディス
プレイ20が設けられ、このディスプレイ20の表示領
域には、透明電極からなる複数のタッチキー20aが設
けられ、このタッチキー20aは、ディスプレイ20に
表示された実用縫い模様や刺繍模様を介して模様選択の
為の模様選択キーとして機能する一方、表示された機能
名を介して機能キーとして機能する。また、アーム部1
2の頭部13近傍部には、縫製作業の起動と停止を指令
する起動・停止スイッチ21が設けられている。更に、
脚柱部11には、外部メモリとしてのカードROM23
を着脱可能に装着する為のカード装着用コネクタ22
と、縫製速度を調節する為のスピード変更用ツマミ24
が設けられている。
【0017】ベッド部10の左端部分に形成されたフリ
ーアーム部10aには、大きな刺繍模様を刺繍縫い可能
な加工布送り機構40が着脱可能に装着されている。こ
の加工布送り機構40には、刺繍テーブル41が布送り
方向及び反布送り方向に平行なY方向と、このY方向に
直交するX方向とに移動可能に設けられ、この刺繍テー
ブル41には、加工布を保持する為の布保持枠(図示
略)が着脱可能に装着できるようになっている。また、
加工布送り機構40の本体フレーム内には、刺繍テーブ
ル41をX方向に駆動するX方向駆動モータ42と、Y
方向に駆動するY方向駆動モータ43とが設けられてい
る。
【0018】次に、電子制御式ジグザグミシンMの制御
系の概要について、図2のブロック図に基づいて説明す
る。ミシンMの制御装置30は、CPU31とROM3
2とフラッシュメモリからなる不揮発性メモリ33とR
AM34とを含むマイクロコンピュータと、そのマイク
ロコンピュータにデータバスなどのバス36を介して接
続された入力インターフェース37及び出力インターフ
ェース38とから構成され、そのバス36にはカードR
OM23が接続されている。入力インターフェース37
には、起動・停止スイッチ21と、模様選択キーや機能
キーとしてのタッチキー20aと、タイミング信号発生
器25からの信号が供給され、また出力インターフェー
ス38からは、ミシンモータ26と、針棒揺動駆動モー
タ27と、送り歯駆動モータ28と、ディスプレイ(L
CD)20に表示信号を供給するディスプレイコントロ
ーラ(LCDC)29の各々に駆動信号や駆動パルス信
号が供給される。
【0019】前記タイミング信号発生器25は、ミシン
Mの上軸に連係させて設けられ上軸の回転位相を検出す
るものである。出力インターフェース38には、更に加
工布送り機構40のX方向駆動モータ42とY方向駆動
モータ43とが接続され、これらの駆動モータ42,4
3が制御装置30から出力される個別の駆動信号に基づ
いて夫々独立駆動されて、刺繍テーブル41がX方向と
Y方向の組み合わせ位置に1針毎に移動することによ
り、布保持枠の加工布に種々の刺繍模様が刺繍縫製され
る。ここで、不揮発性メモリ33を含むマイクロコンピ
ュータで刺繍模様データ記憶装置が構成されている。
【0020】前記カードROM23には、「パンダ」や
「像」や「馬」などを含む多数のワンポイントの刺繍模
様が、「動物」、「人物」、「乗り物」、「果物」など
の複数の種類に分類され、これら複数の刺繍模様の各々
に関して、表示用の模様表示データと刺繍縫いの為の刺
繍データとからなる模様データが格納されている。前記
ROM32には、ジグザグ縫いや三重縫い、更にボタン
ホール縫いやかん止め縫いなどの各種の実用縫いの縫製
データが格納され、これらの縫製データに基づいて駆動
モータ27,28を駆動するとともに、刺繍模様の刺繍
データに基づいて駆動モータ42,43を駆動して刺繍
縫いする刺繍縫製制御プログラム、後述する本願特有の
刺繍模様表示制御の制御プログラム、刺繍模様の模様デ
ータ書き込み制御の制御プログラムなどが格納されてい
る。
【0021】更に、フラッシュメモリからなる不揮発性
メモリ33(記憶媒体に相当する)には、図3に示すよ
うに、複数の刺繍模様の各々に関して、表示用の模様表
示データと刺繍縫いの為の刺繍データとからなる模様デ
ータを模様別に分類して格納した模様データ記憶部と、
複数の刺繍模様の模様表示データと刺繍データに関する
先頭アドレスを格納した先頭アドレスエリアと、複数の
刺繍模様を模様別に有効か無効かを指示する指示データ
を格納したデータ管理エリアとが設けられている。
【0022】そのデータ管理エリアには、後述する刺繍
模様の記憶制御を実行することにより、先頭アドレスエ
リアにおける配列順序と同一の配列順序で、不揮発性メ
モリ33に格納されている複数の刺繍模様(例えば、6
つの刺繍模様)分の指示データ「FF」が既に格納され
ている。ここで、1バイトからなる指示データ「FF」
は、データ消去された初期状態のデータであり、刺繍模
様の有効を指示し、また指示データ「00」は、書き込
まれた1バイトからなる刺繍模様の無効を指示する。
【0023】即ち、この指示データ「FF」は、フラッ
シュメモリを電気的に消去した結果として得られる1バ
イトデータであり、フラッシュメモリの書き込み特性か
ら、特定した1バイト毎に任意のデータを書き込み可能
であり、有効を指示する指示データ「FF」に対して、
無効を指示する「00」の書き込みを瞬時に行うことが
できる。ここで、無効を指示する指示データとしては、
「FF」以外の任意の書き込まれたデータであってもよ
い。また、RAM34には、これら刺繍縫製制御や刺繍
模様表示制御や模様データ書き込み制御の実行に必要な
バッファやカウンタなどの種々のメモリが設けられてい
る。
【0024】次に、ミシンMの制御装置30により実行
される刺繍模様表示制御のルーチンについて、図4〜図
5のフローチャートに基づいて説明する。但し、図中符
号Si(i=10、11、12・・・)は各ステップで
ある。ディスプレイ20に複数の実用縫い目模様を表示
した初期画面表示のときに、刺繍模様呼出しキーが操作
されると、不揮発性メモリ33に格納されている刺繍模
様を表示するこの制御が開始される。
【0025】この制御が開始されると、先ず不揮発性メ
モリ33のデータ管理エリアに格納されている全ての指
示データが検索され(S10)、指示データ「FF」で指
示される有効な刺繍模様の模様表示データが読み出され
て、ディスプレイ20に表示される(S11)。次に、表
示された複数の刺繍模様のうちから所望の1つの刺繍模
様に対応するタッチキー20aを押圧操作して模様選択
されたときには(S12〜S13:Yes )、その刺繍模様が
指定され(S17)、S12に戻る。そして、その指定した
刺繍模様を不揮発性メモリ33から消去する為に「消
去」の表示に対応するタッチキー20aが操作されたと
きには(S12:Yes 、S13:No、S14:Yes )、刺繍模
様消去処理制御(図5参照)が実行される(S18)。
【0026】この制御が開始されたときに、無効にすべ
き刺繍模様が指定されているときには(S20:Yes )、
データ管理エリアにおいて、その指定された刺繍模様の
指示データが、無効を指示する「00」に書換えられ
(S21)、この制御を終了して、刺繍模様表示制御のS
10にリターンする。そして、刺繍模様表示制御のS10〜
S11により、その無効にされた刺繍模様以外の有効な刺
繍模様だけがディスプレイ20に表示される。
【0027】例えば、図3に示すように、第1刺繍模様
〜第6刺繍模様の6つの刺繍模様のうち、第3刺繍模様
を無効にするように指示されたときには、図8に示すよ
うに、第3刺繍模様の指示データだけが「00」に書換
えられて、この第3刺繍模様が無効にされ、その無効に
された第3刺繍模様以外の5つの刺繍模様(第1〜第
2、第4〜第6の刺繍模様)だけがディスプレイ20に
表示される。即ち、前述したように、フラッシュメモリ
の書き込み特性から、1バイト分の指示データ「FF」
を、無効を指示する指示データ「00」の書き込みが可
能で且つ瞬時に行うことができる。ここで、刺繍模様消
去処理制御におけるS21が指示データ書換え手段に相当
する。
【0028】そして、刺繍模様表示制御において、模様
選択キーや消去キーや起動・停止スイッチ21以外のキ
ーが操作されたときには(S12:Yes 、S13〜S15:N
o)、操作されたキーに対応する処理が実行され(S1
6)、S12に戻る。一方、所望の刺繍模様が選択された
後、起動・停止スイッチ21が操作されたときには(S
12:Yes 、S13〜S14:No、S15:Yes )、この制御を
終了してメインルーチンにリターンし、ミシンモータ2
6や加工布送り機構40が駆動されて、刺繍縫製制御が
実行される。
【0029】ところで、ディスプレイ20に複数の実用
縫い目模様を表示した初期画面表示のときに、模様キー
が操作されると、カードROM23に格納されている刺
繍模様を不揮発性メモリ33に記憶する刺繍模様の模様
データ書き込み制御(図6参照)が実行される。この制
御が開始されると、先ずカードROM23に格納されて
いる複数の刺繍模様の表示データが読み出されて、ディ
スプレイ20に表示される(S30)。次に、表示された
複数の刺繍模様のうちから所望の1つの刺繍模様に対応
するタッチキー20aを押圧操作して模様選択されたと
きには(S31〜S32:Yes )、その刺繍模様が指定され
(S35)、S31に戻る。
【0030】そして、その指定した刺繍模様を不揮発性
メモリ33に記憶する為に「記憶」の表示に対応するタ
ッチキー20aが操作されたときには(S31:Yes 、S
32:No、S33:Yes )、模様データ書き込み処理制御
(図7参照)が実行される(S36)。この制御が開始さ
れると、先ずデータ管理エリアの全部の指示データを読
み出して、RAM34のワークメモリ(揮発性メモリに
相当する)に転送して格納される(S40)。次に、先頭
アドレスエリアの全部の先頭アドレスデータを読み出し
て、ワークメモリに転送して格納される(S41)。
【0031】次に、データ管理エリアの指示データで有
効と指示された刺繍模様の模様データだけが不揮発性メ
モリ33から読み出されて、ワークメモリに転送して格
納される(S42)。即ち、図8に示すように、データ管
理エリアにおいて、第3刺繍模様の指示データが「0
0」で無効なので、この第3刺繍模様以外の刺繍模様
(第1〜第2、第4〜第6の刺繍模様)の模様データだ
けがワークメモリに転送して格納される。ここで、S40
〜S42がデータ読出し手段に相当する。次に、記憶する
ように指定された刺繍模様の模様データがカードROM
23から読み出されて、ワークメモリに追加的に書き込
み処理される(S43)。
【0032】次に、データ管理エリアの情報データと、
先頭アドレスエリアの先頭アドレスデータとを、有効な
刺繍模様だけを対象として整理する整理処理が実行され
る(S44)。即ち、先頭アドレスエリアにおいては、ワ
ークメモリに格納された複数の刺繍模様の各々に関し
て、模様表示データと刺繍データの、不揮発性メモリ3
3格納したときの先頭アドレスが夫々書き込まれるとと
もに、データ管理エリアにおいては、ワークメモリに格
納された複数の刺繍模様の各々に関して、指示データ格
納エリアが確保されるとともに、各指示データ格納エリ
アに、有効を指示する指示データ「FF」が格納され
る。ここで、S44がデータ整理手段に相当する。
【0033】次に、不揮発性メモリ33を電気的に消去
する消去処理が実行され(S45)、ワークメモリに格納
されている、データ管理エリアの指示データと、先頭ア
ドレスエリアの先頭アドレスデータと、模様データ記憶
部の模様データとが、不揮発性メモリ33に転送して書
き込み処理され(S46)、この制御及び刺繍模様の模様
データ書き込み制御を終了して、メインルーチンにリタ
ーンする。その結果、図3に示すように、不揮発性メモ
リ33のデータ管理エリアには、不揮発性メモリ33に
有効であるとして格納されている複数の刺繍模様の全て
の指示データとして有効を指示する指示データ「FF」
が格納されている。ここで、S46がデータ書換え手段に
相当する。
【0034】次に、フラッシュメモリからなる不揮発性
メモリ33に格納された刺繍模様を、消去したのと同様
に無効化する刺繍模様消去制御の作用について説明す
る。フラッシュメモリからなる不揮発性メモリ33に
は、複数の刺繍模様に関する模様データを模様別に分類
して格納した模様データ記憶部と、複数の刺繍模様の模
様データの先頭アドレスを格納した先頭アドレスエリア
と、複数の刺繍模様を模様別に有効か無効かを指示する
指示データを格納したデータ管理エリアとが設けられて
おり、このデータ管理エリアに格納される、刺繍模様が
有効であることを指示する指示データは、1バイト分の
データ消去された初期状態のデータ「FF」であり、ま
た刺繍模様が無効であることを指示する指示データは、
書き込まれた任意の1バイト分のデータ「00」である
ので、無効とする刺繍模様を指定したときには、フラッ
シュメモリの書き込み特性に基づいて、刺繍模様の有効
を指示する初期状態の1バイトデータに対して、任意の
1バイトデータ「00」を書き込むだけなので、微少時
間で刺繍模様の無効を指示することができる。
【0035】このように、フラッシュメモリからなる不
揮発性メモリ33に、模様データ記憶部と先頭アドレス
エリアを設ける一方、刺繍模様の有効か無効かを指示す
る指示データを刺繍模様の模様別に格納したデータ管理
エリアを設け、刺繍模様の有効を指示する指示データは
1バイト分のデータ消去された初期状態のデータ「F
F」であり、また無効を指示する指示データは書き込ま
れた任意の1バイト分のデータ「00」なので、フラッ
シュメモリの書き込み特性に基づいて、初期状態の1バ
イトデータからなる有効を指示する指示データ「FF」
に対して、任意の1バイトデータ「00」を簡単に書き
込みできるので、複数の刺繍模様のうちから所望の刺繍
模様を、刺繍模様単位で消去したのと同様に微少時間で
無効にすることができる。
【0036】更に、不揮発性メモリ33に、新規の刺繍
模様の模様データを格納するときには、模様データ書き
込み処理制御の実行により、不揮発性メモリ33に記憶
されている複数の刺繍模様の模様データのうち、無効の
指示データ「00」で指示された刺繍模様の模様データ
を除外して、指示データ「FF」で有効と指示された刺
繍模様の模様データと、有効な刺繍模様だけを対象にし
て整理された指示データ及び先頭アドレスデータとを、
不揮発性メモリ33において最終的に格納することがで
きる。
【0037】尚、データ管理エリアに格納する複数の指
示データは、先頭アドレスエリアにおける刺繍模様の配
列順序と異なる配列順序で格納するように構成すること
も可能である。また、カードROM23や不揮発性メモ
リ33には、複数の刺繍模様に関して、模様表示データ
だけを記憶しておき、この模様表示データから刺繍デー
タを展開処理して求めるように構成したり、また刺繍デ
ータだけを記憶しておき、この刺繍データから模様表示
データを展開処理して求めるように構成したり、更に模
様表示データと刺繍データとに展開可能な模様データを
記憶しておき、この模様データから模様表示データや刺
繍データに夫々展開処理して求めるように構成すること
も可能である。
【0038】更に、連続させて刺繍縫いするように選択
された1つ又は複数の刺繍模様や文字模様などの模様コ
ードを不揮発性メモリ33に記憶するとともに、これら
の連続する複数の刺繍模様や文字模様の模様コード群を
指示する指示データをデータ管理エリアに記憶するよう
にし、消去するように指示された模様コード群の指示デ
ータを「00」に書換えて無効化するように構成する
等、前記実施形態に関し、既存の技術や当業者に自明の
技術に基いて種々の変更を加えることもあり得る。更
に、布保持枠に対して縫針15を相対移動させることに
より刺繍縫い可能なミシンや、送り歯で加工布の前後方
向と左右方向に夫々移動させながら刺繍縫い可能なミシ
ンなどに設けられた種々の刺繍模様データ記憶装置に本
発明を適用し得ることは勿論である。
【0039】
【発明の効果】請求項1に係るミシンの刺繍模様データ
記憶装置によれば、フラッシュメモリからなる記憶媒体
に、模様データ記憶部と先頭アドレスエリアを設ける一
方、刺繍模様の有効か無効かを指示する指示データを刺
繍模様の模様別に格納したデータ管理エリアを設け、刺
繍模様の有効を指示する指示データは1バイト分のデー
タ消去された初期状態のデータであり、また無効を指示
する指示データは書き込まれた任意の1バイト分のデー
タなので、フラッシュメモリの書き込み特性に基づい
て、初期状態の1バイトデータからなる有効を指示する
指示データに対して、任意の1バイトデータを書き込み
さえすれば、複数の刺繍模様のうちから所望の刺繍模様
を刺繍模様単位で消去したのと同様に微少時間で無効に
することができる。
【0040】請求項2に係るミシンの刺繍模様データ記
憶装置によれば、請求項1と同様の効果を奏するが、刺
繍模様の有効を指示する指示データを無効を指示する指
示データに書き換える指示データ書換え手段を設けたの
で、初期状態の1バイトデータからなる有効を指示する
指示データを、無効を指示する任意の1バイトデータに
簡単に書換えることができる。
【0041】請求項3に係るミシンの刺繍模様データ記
憶装置によれば、請求項1又は請求項2と同様の効果を
奏するが、データ読み出し手段と、データ整理手段と、
データ書換え手段とを設けたので、例えば、記憶媒体に
新規の刺繍模様の模様データを追加するようなときに
は、記憶媒体に記憶されている複数の刺繍模様の模様デ
ータのうち、無効の指示データで指示された刺繍模様の
模様データを除外して、指示データで有効と指示された
刺繍模様の模様データと、有効な刺繍模様だけを対象に
して整理された指示データ及び先頭アドレスデータと
を、記憶媒体において最終的に格納することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る、電子制御式ジグザグ
ミシンの正面図である。
【図2】ミシンの制御系のブロック図である。
【図3】フラッシュメモリからなる不揮発性メモリに格
納されているデータの構成を説明する説明図である。
【図4】刺繍模様表示制御のルーチンの概略フローチャ
ートである。
【図5】刺繍模様消去処理制御のルーチンの概略フロー
チャートである。
【図6】刺繍模様の模様データ書き込み制御のルーチン
の概略フローチャートである。
【図7】模様データ書き込み処理制御のルーチンの概略
フローチャートである。
【図8】無効の指示データを含む図3相当図である。
【符号の説明】
M 電子制御式ジグザグミシン 30 制御装置 31 CPU 32 ROM 33 不揮発性メモリ 34 RAM

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の刺繍模様に関する模様データをフ
    ラッシュメモリからなる記憶媒体に格納したミシンの刺
    繍模様データ記憶装置において、 前記フラッシュメモリからなる記憶媒体は、 複数の刺繍模様に関する模様データを模様別に分類して
    格納した模様データ記憶部と、複数の刺繍模様の模様デ
    ータの先頭アドレスを格納した先頭アドレスエリアと、
    複数の刺繍模様を模様別に有効か無効かを指示する指示
    データを格納したデータ管理エリアとを備え、 前記データ管理エリアには、先頭アドレスエリアにおけ
    る複数の刺繍模様に関する複数の指示データが格納さ
    れ、 刺繍模様が有効であることを指示する指示データは1バ
    イト分のデータ消去された初期状態のデータであり、刺
    繍模様が無効であることを指示する指示データは書き込
    まれた任意の1バイト分のデータであることを特徴とす
    るミシンの刺繍模様データ記憶装置。
  2. 【請求項2】 1又は複数の刺繍模様について刺繍模様
    が有効であることを指示する指示データを、刺繍模様が
    無効であることを指示する指示データに書き換える為の
    指示データ書換え手段を備えたことを特徴とする請求項
    1に記載のミシンの刺繍模様データ記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記データ管理エリアの全部の指示デー
    タと、先頭アドレスエリアの全部の先頭アドレスデータ
    と、模様データ記憶部の模様データのうちの、データ管
    理エリアの指示データで有効と指示された刺繍模様の模
    様データとを読み出して揮発性メモリに書き込むデータ
    読出し手段と、 前記揮発性メモリに書き込まれたデータ管理エリアの指
    示データと先頭アドレスエリアの先頭アドレスデータと
    を、有効な刺繍模様だけを対象にして整理するデータ整
    理手段と、 前記フラッシュメモリからなる記憶媒体の全データを消
    去してから、揮発性メモリにおける、データ整理手段で
    整理されたデータ管理エリアの指示データ及び先頭アド
    レスエリアの先頭アドレスデータと、模様データ記憶部
    の模様データとをフラッシュメモリからなる記憶媒体に
    書換えるデータ書換え手段と、 を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載
    のミシンの刺繍模様データ記憶装置。
JP32120295A 1995-11-14 1995-11-14 ミシンの刺繍模様データ記憶装置 Pending JPH09137364A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32120295A JPH09137364A (ja) 1995-11-14 1995-11-14 ミシンの刺繍模様データ記憶装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32120295A JPH09137364A (ja) 1995-11-14 1995-11-14 ミシンの刺繍模様データ記憶装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09137364A true JPH09137364A (ja) 1997-05-27

Family

ID=18129941

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32120295A Pending JPH09137364A (ja) 1995-11-14 1995-11-14 ミシンの刺繍模様データ記憶装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09137364A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114657717A (zh) * 2022-03-18 2022-06-24 浙江大豪科技有限公司 金片的叠片绣方法、装置、设备及介质

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114657717A (zh) * 2022-03-18 2022-06-24 浙江大豪科技有限公司 金片的叠片绣方法、装置、设备及介质
CN114657717B (zh) * 2022-03-18 2023-06-23 浙江大豪科技有限公司 金片的叠片绣方法、装置、设备及介质

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7210419B2 (en) Sewing machine capable of embroidery sewing and display control program therefor
JP2000176186A (ja) ミシン
JP2003275484A (ja) ミシンの画面設定装置
JPH11221381A (ja) 縫製装置
JPH09137364A (ja) ミシンの刺繍模様データ記憶装置
US5727485A (en) Stitching data processing device capable of displaying stitching period of time for each segment of embroidery
JP2000197781A (ja) ミシン
JP2006034676A (ja) 刺繍ミシンの制御装置
US5771826A (en) Memory card storing embroidery data and embroidery sewing device for use with memory card
US5752458A (en) Stitching data processing device capable of optionally displaying stitching period of time
US5740748A (en) Embroidery stitching device capable of simultaneously performing stitching a computation of stitching time
JP2000102684A (ja) ミシン
JP3522787B2 (ja) 電子ミシンの機能切替え装置
JPH1176656A (ja) 刺繍縫製可能なミシン及び模様関連データ記録媒体
JP2899631B2 (ja) ミシンのかな文字模様縫い制御装置
JP3941163B2 (ja) 縫製装置用模様表示装置
JPH10263228A (ja) ミシン
JPH09122364A (ja) 縫製情報表示装置
JP3982015B2 (ja) 刺繍用模様データ処理装置
JPH0549767A (ja) 電子制御ミシン
JPS6042740B2 (ja) ミシンにおける刺繍模様記憶再生装置
JPS6221268Y2 (ja)
JPH09132860A (ja) 刺繍模様表示可能な縫製データ処理装置
JP2739364B2 (ja) ミシンのかな文字模様制御装置
JP2000102685A (ja) 刺繍ミシンの制御装置及び模様データ修正プログラムを記録した記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041019

A02 Decision of refusal

Effective date: 20050323

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02