JPH10263110A - サイクリングシミュレーションシステム - Google Patents
サイクリングシミュレーションシステムInfo
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- JPH10263110A JPH10263110A JP7414397A JP7414397A JPH10263110A JP H10263110 A JPH10263110 A JP H10263110A JP 7414397 A JP7414397 A JP 7414397A JP 7414397 A JP7414397 A JP 7414397A JP H10263110 A JPH10263110 A JP H10263110A
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- Japan
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- video data
- video
- load
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Abstract
(57)【要約】
【課題】実写に基づく映像をディスプレイ装置に表示し
て臨場感を高めたサイクリングシミュレーションシステ
ムを提供する。 【解決手段】映像データ蓄積手段21には実写映像を圧
縮した映像データが格納されている。サイクリングマシ
ン本体1のペダル部12を漕ぐと、回転検出手段15に
よりペダル部12の回転速度が検出され、演算手段20
では回転速度に応じて映像データの再生速度を決定し、
その再生速度の映像信号を生成する。映像信号は表示手
段3に表示される。また、演算手段20は実写映像に応
じた負荷量を負荷制御手段14に与えてペダル部12の
負荷量を調節する。
て臨場感を高めたサイクリングシミュレーションシステ
ムを提供する。 【解決手段】映像データ蓄積手段21には実写映像を圧
縮した映像データが格納されている。サイクリングマシ
ン本体1のペダル部12を漕ぐと、回転検出手段15に
よりペダル部12の回転速度が検出され、演算手段20
では回転速度に応じて映像データの再生速度を決定し、
その再生速度の映像信号を生成する。映像信号は表示手
段3に表示される。また、演算手段20は実写映像に応
じた負荷量を負荷制御手段14に与えてペダル部12の
負荷量を調節する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として健康の維
持や増進を目的として自転車漕ぎ運動を模擬するサイク
リングシミュレーションシステムに関するものである。
持や増進を目的として自転車漕ぎ運動を模擬するサイク
リングシミュレーションシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、健康の維持や増進に自転車漕
ぎ運動が有用であることが知られている。自転車漕ぎ運
動は、膝にかかる負担が少なく、運動量(速度や時間)
の調整が容易であるという利点を有する。その反面、野
外で自転車に乗車することは、事故に遭遇する危険があ
り、気象条件によっては不快なときもあり、またコース
の選択も面倒であるから、健康の維持や増進という目的
で日常的に利用するのはやや難しいという問題もある。
そこで、健康の維持や増進を目的として自転車漕ぎ運動
を模擬するために、室内で使用可能なエアロバイクなど
と称する装置(以下では、サイクリングマシンと呼ぶ)
が各種提供されている。
ぎ運動が有用であることが知られている。自転車漕ぎ運
動は、膝にかかる負担が少なく、運動量(速度や時間)
の調整が容易であるという利点を有する。その反面、野
外で自転車に乗車することは、事故に遭遇する危険があ
り、気象条件によっては不快なときもあり、またコース
の選択も面倒であるから、健康の維持や増進という目的
で日常的に利用するのはやや難しいという問題もある。
そこで、健康の維持や増進を目的として自転車漕ぎ運動
を模擬するために、室内で使用可能なエアロバイクなど
と称する装置(以下では、サイクリングマシンと呼ぶ)
が各種提供されている。
【0003】ところで、サイクリングマシンは室内で使
用するものであるから、変化や刺激に乏しいという問題
がある。健康の維持や増進を目的として乳酸を蓄積しな
い有酸素運動として自転車漕ぎ運動を行なう場合には、
通常は30分以上の運動の継続が必要であり、変化や刺
激に乏しい単調な運動であると継続的に行なうための動
機付けが困難になるという問題がある。つまり、1回当
たりの運動の継続時間を比較的長くとり、また日々繰り
返して運動しなければならないにもかかわらず、変化や
刺激が乏しいと運動に対する意欲が湧かず、その結果、
運動を行なわなくなって目的を達成することができなく
なるという問題がある。
用するものであるから、変化や刺激に乏しいという問題
がある。健康の維持や増進を目的として乳酸を蓄積しな
い有酸素運動として自転車漕ぎ運動を行なう場合には、
通常は30分以上の運動の継続が必要であり、変化や刺
激に乏しい単調な運動であると継続的に行なうための動
機付けが困難になるという問題がある。つまり、1回当
たりの運動の継続時間を比較的長くとり、また日々繰り
返して運動しなければならないにもかかわらず、変化や
刺激が乏しいと運動に対する意欲が湧かず、その結果、
運動を行なわなくなって目的を達成することができなく
なるという問題がある。
【0004】そこで、サイクリングマシンを用いた自転
車漕ぎ運動に変化や刺激を与えるために、景色などの映
像をディスプレイ装置に表示するものや、自転車漕ぎ運
動とディスプレイ装置の表示内容とを対応付けてゲーム
性を持たせたものが提案されている。
車漕ぎ運動に変化や刺激を与えるために、景色などの映
像をディスプレイ装置に表示するものや、自転車漕ぎ運
動とディスプレイ装置の表示内容とを対応付けてゲーム
性を持たせたものが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した景
色などの映像をディスプレイ装置に表示するサイクリン
グマシンは、自転車漕ぎ運動とは無関係に映像をディス
プレイ装置に表示するものであって、BGMなどと同様
に自転車漕ぎ運動への意欲付けには乏しいものである。
色などの映像をディスプレイ装置に表示するサイクリン
グマシンは、自転車漕ぎ運動とは無関係に映像をディス
プレイ装置に表示するものであって、BGMなどと同様
に自転車漕ぎ運動への意欲付けには乏しいものである。
【0006】一方、自転車漕ぎ運動とディスプレイ装置
の表示内容とを対応付けたものとしては、たとえばディ
スプレイ装置に上り坂が表示されるときにはペダルの負
荷が大きくなり、ペダルを速く漕ぐと表示内容の送りも
速くなるように制御されるものがある。しかしながら、
自転車漕ぎ運動とディスプレイ装置の表示内容とをイン
タラクティブに対応付けるものでは、ディスプレイ装置
の表示内容がコンピュータグラフィックスで作成されて
おり、表示内容の作成に多くの時間を要するという問題
を有している。
の表示内容とを対応付けたものとしては、たとえばディ
スプレイ装置に上り坂が表示されるときにはペダルの負
荷が大きくなり、ペダルを速く漕ぐと表示内容の送りも
速くなるように制御されるものがある。しかしながら、
自転車漕ぎ運動とディスプレイ装置の表示内容とをイン
タラクティブに対応付けるものでは、ディスプレイ装置
の表示内容がコンピュータグラフィックスで作成されて
おり、表示内容の作成に多くの時間を要するという問題
を有している。
【0007】本発明は上記事由に鑑みて為されたもので
あり、その目的は、自転車漕ぎ運動とディスプレイ装置
の表示内容とをインタラクティブに対応付けることによ
って自転車漕ぎ運動に対する意欲付けを行なうのはもち
ろんのこと、実写に基づく映像をディスプレイ装置に表
示することにより表示内容の作成時間を短縮しかつ臨場
感を高めたサイクリングシミュレーションシステムを提
供することにある。
あり、その目的は、自転車漕ぎ運動とディスプレイ装置
の表示内容とをインタラクティブに対応付けることによ
って自転車漕ぎ運動に対する意欲付けを行なうのはもち
ろんのこと、実写に基づく映像をディスプレイ装置に表
示することにより表示内容の作成時間を短縮しかつ臨場
感を高めたサイクリングシミュレーションシステムを提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、使用
者の自転車漕ぎ運動により回転するペダル部を備えたサ
イクリングマシン本体と、ペダル部の回転を検出する回
転検出手段と、ペダル部に与える負荷量を制御する負荷
制御手段と、景色の実写映像に基づく映像データを格納
した映像データ蓄積手段と、映像データ蓄積手段に格納
された映像データに基づく映像信号を回転検出手段によ
り検出されたペダル部の回転速度に応じて決定した再生
速度で生成させるとともに映像データに応じた負荷量を
決定して負荷制御手段に与える演算手段と、前記映像信
号を受けて画像を表示する表示手段と、サイクリングマ
シン本体の使用中に発生する情報を表示手段に表示され
た画像に重ねて表示するスーパーインポーズ手段とを備
えるものである。この構成によれば、実写映像をペダル
部の回転速度に応じて再生表示するから、コンピュータ
グラフィックスを用いた従来構成に比較して表示内容の
作成時間が短縮されるとともに臨場感が増すことにな
る。
者の自転車漕ぎ運動により回転するペダル部を備えたサ
イクリングマシン本体と、ペダル部の回転を検出する回
転検出手段と、ペダル部に与える負荷量を制御する負荷
制御手段と、景色の実写映像に基づく映像データを格納
した映像データ蓄積手段と、映像データ蓄積手段に格納
された映像データに基づく映像信号を回転検出手段によ
り検出されたペダル部の回転速度に応じて決定した再生
速度で生成させるとともに映像データに応じた負荷量を
決定して負荷制御手段に与える演算手段と、前記映像信
号を受けて画像を表示する表示手段と、サイクリングマ
シン本体の使用中に発生する情報を表示手段に表示され
た画像に重ねて表示するスーパーインポーズ手段とを備
えるものである。この構成によれば、実写映像をペダル
部の回転速度に応じて再生表示するから、コンピュータ
グラフィックスを用いた従来構成に比較して表示内容の
作成時間が短縮されるとともに臨場感が増すことにな
る。
【0009】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、演算手段により生成された映像信号と、テレビジョ
ンとビデオデッキとの少なくとも一方からの映像信号と
を選択可能とする切換手段を備えるものである。この構
成によれば、表示手段の画面に表示される映像の種類の
選択肢が増し、映像データ蓄積手段に格納されている映
像データばかり繰り返して再生することによって飽きて
しまうのを緩和することができる。
て、演算手段により生成された映像信号と、テレビジョ
ンとビデオデッキとの少なくとも一方からの映像信号と
を選択可能とする切換手段を備えるものである。この構
成によれば、表示手段の画面に表示される映像の種類の
選択肢が増し、映像データ蓄積手段に格納されている映
像データばかり繰り返して再生することによって飽きて
しまうのを緩和することができる。
【0010】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、映像データ蓄積手段が圧縮された映像データを蓄積
し、この映像データを伸長して映像信号を生成する映像
データ伸長手段を備えるものである。この構成によれ
ば、映像データのデータ量が多い実写映像を比較的長時
間に亙って格納することができる。請求項4の発明は、
請求項1の発明において、音響データに基づいて音響信
号を出力する音響データ生成手段と、音響信号を再生す
る音響出力手段とを備え、音響データ生成手段は映像デ
ータの再生速度に対応するようにテンポが調節されるも
のである。この構成によれば、音響出力によっても使用
者に刺激を与えることができ、しかもテンポの変化によ
って速度変化を知ることができるから、意欲付けに寄与
するものである。
て、映像データ蓄積手段が圧縮された映像データを蓄積
し、この映像データを伸長して映像信号を生成する映像
データ伸長手段を備えるものである。この構成によれ
ば、映像データのデータ量が多い実写映像を比較的長時
間に亙って格納することができる。請求項4の発明は、
請求項1の発明において、音響データに基づいて音響信
号を出力する音響データ生成手段と、音響信号を再生す
る音響出力手段とを備え、音響データ生成手段は映像デ
ータの再生速度に対応するようにテンポが調節されるも
のである。この構成によれば、音響出力によっても使用
者に刺激を与えることができ、しかもテンポの変化によ
って速度変化を知ることができるから、意欲付けに寄与
するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】本実施形態は、図1に示すよう
に、自転車漕ぎ運動を模擬するサイクリングマシン本体
(以下、マシン本体と略称する)1と、マシン本体1の
使用者に画像表示による映像情報を与えるための表示手
段3と、マシン本体1から得られる使用者に関する情報
に基づいて表示手段3から出力する情報を決める制御用
コンピュータ2とを備える。制御用コンピュータ2はマ
シン本体1との間でデータ通信を行なうものであり、マ
シン本体1から得られたマシン本体1の使用状態に関す
る情報を受ける機能、使用者に与える負荷量を決定する
機能、決定した負荷量をマシン本体1に与えて使用者に
与える負荷を調節する機能などを有する。
に、自転車漕ぎ運動を模擬するサイクリングマシン本体
(以下、マシン本体と略称する)1と、マシン本体1の
使用者に画像表示による映像情報を与えるための表示手
段3と、マシン本体1から得られる使用者に関する情報
に基づいて表示手段3から出力する情報を決める制御用
コンピュータ2とを備える。制御用コンピュータ2はマ
シン本体1との間でデータ通信を行なうものであり、マ
シン本体1から得られたマシン本体1の使用状態に関す
る情報を受ける機能、使用者に与える負荷量を決定する
機能、決定した負荷量をマシン本体1に与えて使用者に
与える負荷を調節する機能などを有する。
【0012】図2に示すように、マシン本体1は、床に
設置されるベース10を備え、ベース10には使用者が
座るためのサドル部11と、使用者の自転車漕ぎ運動に
よって回転させるペダル部12と、使用者が持つための
ハンドル部13とが設けられる。ペダル部12は回転軸
となるシャフトに、負荷制御手段14(図1参照)が結
合され、負荷制御手段14によってペダル部12の負荷
の大きさが制御される。また回転検出手段15(図1参
照)によりペダル部12の回転数が検出される。負荷制
御手段14は、電磁力などによって非接触で運動に制動
を与えるものや物理的接触による摩擦力で運動に制動を
与えることにより負荷量を制御するものを用いる。回転
検出手段15はベダル部12の回転軸となるシャフトの
回転を検出するロータリエンコーダやシャフトの回転に
伴って回転する永久磁石と永久磁石の回転を検出する磁
気検出素子(ホール素子やリードスイッチ)との組み合
わせにより実現される。
設置されるベース10を備え、ベース10には使用者が
座るためのサドル部11と、使用者の自転車漕ぎ運動に
よって回転させるペダル部12と、使用者が持つための
ハンドル部13とが設けられる。ペダル部12は回転軸
となるシャフトに、負荷制御手段14(図1参照)が結
合され、負荷制御手段14によってペダル部12の負荷
の大きさが制御される。また回転検出手段15(図1参
照)によりペダル部12の回転数が検出される。負荷制
御手段14は、電磁力などによって非接触で運動に制動
を与えるものや物理的接触による摩擦力で運動に制動を
与えることにより負荷量を制御するものを用いる。回転
検出手段15はベダル部12の回転軸となるシャフトの
回転を検出するロータリエンコーダやシャフトの回転に
伴って回転する永久磁石と永久磁石の回転を検出する磁
気検出素子(ホール素子やリードスイッチ)との組み合
わせにより実現される。
【0013】マシン本体1には、図1に示すように、使
用者の生理情報を検出する手段として脈拍数検出手段1
6も設けられる。脈拍数検出手段16は、クリップ状の
センサにより耳たぶを挟んで光学的に血流の変化の検出
することで脈動を検出するものを用いているが、使用者
の胸部に巻き付けるベルト状の部材に電極を設けて筋電
を検出するセンサを用いてもよい。さらに、マシン本体
1には、使用者により操作される操作パネル17が設け
られており、操作パネル17に設けたキースイッチの操
作により後述する各種の設定が可能になっている。
用者の生理情報を検出する手段として脈拍数検出手段1
6も設けられる。脈拍数検出手段16は、クリップ状の
センサにより耳たぶを挟んで光学的に血流の変化の検出
することで脈動を検出するものを用いているが、使用者
の胸部に巻き付けるベルト状の部材に電極を設けて筋電
を検出するセンサを用いてもよい。さらに、マシン本体
1には、使用者により操作される操作パネル17が設け
られており、操作パネル17に設けたキースイッチの操
作により後述する各種の設定が可能になっている。
【0014】回転検出手段15、脈拍数検出手段16、
操作パネル17から与えられる情報は、演算手段20に
入力される。操作パネル17には、図3に示すように、
サイクリング運動の開始を指示する開始キーK1 、終了
を指示する終了キーK2 、後述する映像の種別を選択す
る映像選択キーK3 〜K5 、画面表示されたメニューを
選択する際に用いるメニュー選択キーK6 ,K7 、ペダ
ル部12の負荷量を増減させるための負荷設定キー
K8 ,K9 が設けられる。さらに、後述する情報をスー
パーインポーズで画面表示させることを指示するための
情報表示キーK10も操作パネル17に設けられる。
操作パネル17から与えられる情報は、演算手段20に
入力される。操作パネル17には、図3に示すように、
サイクリング運動の開始を指示する開始キーK1 、終了
を指示する終了キーK2 、後述する映像の種別を選択す
る映像選択キーK3 〜K5 、画面表示されたメニューを
選択する際に用いるメニュー選択キーK6 ,K7 、ペダ
ル部12の負荷量を増減させるための負荷設定キー
K8 ,K9 が設けられる。さらに、後述する情報をスー
パーインポーズで画面表示させることを指示するための
情報表示キーK10も操作パネル17に設けられる。
【0015】負荷制御手段14は演算手段20で決定さ
れた負荷量から実際に負荷を与える機構の操作量を決定
する機能も備えている。この機能は操作パネル17に内
蔵したマイコンにより実現される。また、脈拍数検出手
段16はセンサで得たデータから脈拍数を求める機能を
有し、この機能も操作パネル17に内蔵したマイコンに
より実現される。さらに、操作パネル17に設けた各種
キーK1 〜K10に対応する信号も操作パネル17に内蔵
したマイコンにより生成される。
れた負荷量から実際に負荷を与える機構の操作量を決定
する機能も備えている。この機能は操作パネル17に内
蔵したマイコンにより実現される。また、脈拍数検出手
段16はセンサで得たデータから脈拍数を求める機能を
有し、この機能も操作パネル17に内蔵したマイコンに
より実現される。さらに、操作パネル17に設けた各種
キーK1 〜K10に対応する信号も操作パネル17に内蔵
したマイコンにより生成される。
【0016】ところで、演算手段20はマシン本体1と
は別に設けた制御用コンピュータ2に適宜のプログラム
を適用して実現されるものであって、制御用コンピュー
タ2は実写された映像を再生するために、後述する映像
データ蓄積手段21および映像データ伸長手段22を備
えている。映像データ伸長手段22より出力される映像
信号は切換手段31およびスーパーインポーズ手段32
を経て表示手段3に入力され、表示手段3に映像が表示
される。
は別に設けた制御用コンピュータ2に適宜のプログラム
を適用して実現されるものであって、制御用コンピュー
タ2は実写された映像を再生するために、後述する映像
データ蓄積手段21および映像データ伸長手段22を備
えている。映像データ伸長手段22より出力される映像
信号は切換手段31およびスーパーインポーズ手段32
を経て表示手段3に入力され、表示手段3に映像が表示
される。
【0017】また、制御用コンピュータ2では映像信号
だけではなく音響信号も制御する。音響信号は演算手段
20から音響データ生成手段33に制御データを与える
ことによって生成される。音響データ生成手段33に
は、いわゆるミュージックシーケンサが用いられ、あら
かじめ音響データが蓄積されており、制御用コンピュー
タ2の演算手段20からMIDIデータを与えることに
よって音響データに対応した音響信号を生成させる。こ
こにおいて、本実施形態ではマシン本体1のペダル部1
2の回転速度に応じて音響データのテンポを変化させる
ように構成してあり、演算手段20から音響データ生成
手段33に対してはテンポ情報を与えるようにしてい
る。音響信号としては一般には音楽を用いる。
だけではなく音響信号も制御する。音響信号は演算手段
20から音響データ生成手段33に制御データを与える
ことによって生成される。音響データ生成手段33に
は、いわゆるミュージックシーケンサが用いられ、あら
かじめ音響データが蓄積されており、制御用コンピュー
タ2の演算手段20からMIDIデータを与えることに
よって音響データに対応した音響信号を生成させる。こ
こにおいて、本実施形態ではマシン本体1のペダル部1
2の回転速度に応じて音響データのテンポを変化させる
ように構成してあり、演算手段20から音響データ生成
手段33に対してはテンポ情報を与えるようにしてい
る。音響信号としては一般には音楽を用いる。
【0018】映像信号や音響信号は、TVチューナ34
やビデオデッキ35から出力されるものを用いてもよ
い。これらの映像信号や音響信号のうちのどれを用いる
かは、いわゆるAVセレクタ(選択器)よりなる切換手
段31により選択されるのであって、選択された映像信
号はスーパーインポーズ手段32を通して表示手段3と
して設けたディスプレイ装置3a与えられ、選択された
音響信号は表示手段3に付設して設けた音響出力手段4
としてのスピーカ(図示せず)に入力される。ここに、
切換手段31としては映像信号と音響信号とを対にして
選択するものを用いている。また、切換手段31は演算
手段20により制御されており、上述した操作パネル1
7に設けた映像選択キーK3 〜K5 のいずれかが押操作
されると、対応する映像信号および音響信号を選択す
る。ここに、映像選択キーK3 〜K5は、それぞれTV
チューナー34、ビデオデッキ35、制御用コンピュー
タ2に対応する。表示手段3において映像表示には大画
面のCRTないし3管投影式のディスプレイ装置3aを
備えたものを用いるのが普通であるが、3次元データを
持つ映像信号を使用するときには、ヘッドマウントディ
スプレイ(HMD)3bを用いてもよい。HMD3bに
は音響出力手段4としてのスピーカないしヘッドフォン
も設けられる。
やビデオデッキ35から出力されるものを用いてもよ
い。これらの映像信号や音響信号のうちのどれを用いる
かは、いわゆるAVセレクタ(選択器)よりなる切換手
段31により選択されるのであって、選択された映像信
号はスーパーインポーズ手段32を通して表示手段3と
して設けたディスプレイ装置3a与えられ、選択された
音響信号は表示手段3に付設して設けた音響出力手段4
としてのスピーカ(図示せず)に入力される。ここに、
切換手段31としては映像信号と音響信号とを対にして
選択するものを用いている。また、切換手段31は演算
手段20により制御されており、上述した操作パネル1
7に設けた映像選択キーK3 〜K5 のいずれかが押操作
されると、対応する映像信号および音響信号を選択す
る。ここに、映像選択キーK3 〜K5は、それぞれTV
チューナー34、ビデオデッキ35、制御用コンピュー
タ2に対応する。表示手段3において映像表示には大画
面のCRTないし3管投影式のディスプレイ装置3aを
備えたものを用いるのが普通であるが、3次元データを
持つ映像信号を使用するときには、ヘッドマウントディ
スプレイ(HMD)3bを用いてもよい。HMD3bに
は音響出力手段4としてのスピーカないしヘッドフォン
も設けられる。
【0019】ところで、制御用コンピュータ2から映像
信号を出力する場合には、映像データ蓄積手段21とし
て制御用コンピュータ2に内蔵ないし外付されるハード
ディスクドライブ、CD−ROMドライブ、DVD−R
OMドライブなどの少なくとも1つとそれらに対応する
記憶媒体とを用いる。映像データは、実写映像であって
データ圧縮を施した形で記憶媒体(ハードディスク、C
D−ROM、DVD−ROMなど)に格納してある。し
たがって、圧縮された映像データを伸長するために映像
データ伸長手段22を用いているのであって、データの
伸長には専用のチップないしソフトウェアを用いる。近
年では、CPUの処理能力の向上によってソフトウェア
を用いても十分な処理速度が得られるから、移植性を考
慮すれば、映像データ伸長手段22をソフトウェアによ
り実現するのが望ましい。映像データの圧縮形式には、
Motion-Jpeg 、MPEG、MPEG2 などの各種のものが知られ
ているが、本実施形態においては、フレームごとに圧縮
を行なうMotion-Jpeg を用いている。この理由は後述す
る。なお、映像データを容易に交換することができるよ
うに、交換可能(リムーバブル)な記憶媒体を用いるの
が望ましい。
信号を出力する場合には、映像データ蓄積手段21とし
て制御用コンピュータ2に内蔵ないし外付されるハード
ディスクドライブ、CD−ROMドライブ、DVD−R
OMドライブなどの少なくとも1つとそれらに対応する
記憶媒体とを用いる。映像データは、実写映像であって
データ圧縮を施した形で記憶媒体(ハードディスク、C
D−ROM、DVD−ROMなど)に格納してある。し
たがって、圧縮された映像データを伸長するために映像
データ伸長手段22を用いているのであって、データの
伸長には専用のチップないしソフトウェアを用いる。近
年では、CPUの処理能力の向上によってソフトウェア
を用いても十分な処理速度が得られるから、移植性を考
慮すれば、映像データ伸長手段22をソフトウェアによ
り実現するのが望ましい。映像データの圧縮形式には、
Motion-Jpeg 、MPEG、MPEG2 などの各種のものが知られ
ているが、本実施形態においては、フレームごとに圧縮
を行なうMotion-Jpeg を用いている。この理由は後述す
る。なお、映像データを容易に交換することができるよ
うに、交換可能(リムーバブル)な記憶媒体を用いるの
が望ましい。
【0020】スーパーインポーズ手段32は、ディスプ
レイ装置33の画面に映像信号による映像に重ねて(つ
まり、スーパーインポーズ表示して)他のデータを表示
させるために設けられており、スーパーインポーズ表示
されるデータは、主としてマシン本体1から得た情報に
基づいて演算手段20により生成される。ところで、切
換手段31により制御用コンピュータ2で生成した映像
信号および音響信号を用いる状態を選択しているときに
は、マシン本体1と表示手段3から出力される映像およ
び音響出力手段4から出力される音響出力が連動するよ
うになっている。つまり、マシン本体1に設けた回転検
出手段15で検出したペダル部12の回転速度に応じて
映像の送り速度が変化し、また音響出力(音楽)のテン
ポが変化する。具体的には回転速度が大きいほど映像の
送り速度が速くなるとともに音響出力のテンポが速くな
る。音響出力については音響データ生成手段33にテン
ポ情報を与えるだけでよいが、映像に関しては次のよう
な手法を採用している。
レイ装置33の画面に映像信号による映像に重ねて(つ
まり、スーパーインポーズ表示して)他のデータを表示
させるために設けられており、スーパーインポーズ表示
されるデータは、主としてマシン本体1から得た情報に
基づいて演算手段20により生成される。ところで、切
換手段31により制御用コンピュータ2で生成した映像
信号および音響信号を用いる状態を選択しているときに
は、マシン本体1と表示手段3から出力される映像およ
び音響出力手段4から出力される音響出力が連動するよ
うになっている。つまり、マシン本体1に設けた回転検
出手段15で検出したペダル部12の回転速度に応じて
映像の送り速度が変化し、また音響出力(音楽)のテン
ポが変化する。具体的には回転速度が大きいほど映像の
送り速度が速くなるとともに音響出力のテンポが速くな
る。音響出力については音響データ生成手段33にテン
ポ情報を与えるだけでよいが、映像に関しては次のよう
な手法を採用している。
【0021】すなわち、ペダル部12の回転速度に基づ
いて演算した走行速度が10〜15km/hであるとき
を基準として、この範囲では映像データのすべてのフレ
ームを順に再生する。一方、5〜10km/hでは1フ
レームを2回ずつ再生し、5km/h以下で走行してい
るときには同じフレームを繰り返し再生する。また、1
5〜20km/hでは1フレームずつ飛ばして再生し、
20〜25km/hでは2フレームずつ飛ばして再生
し、25〜30km/hでは3フレームずつ飛ばして再
生する。このような再生方法を採用することで、走行速
度に応じた映像データを用意することなく走行速度の変
化に対応させて映像を表示することが可能になる。ま
た、このような再生方法を実現するためには圧縮された
映像データから各フレームを取り出すことが必要である
から、圧縮方式としてMotion-Jpeg を採用しているので
ある。なお、フレーム(コマ)の読み出し方は後述する
ようにファイル化され、ファイル内のデータを変更する
だけで、上述の設定値以外の各種の設定が可能になって
いる。
いて演算した走行速度が10〜15km/hであるとき
を基準として、この範囲では映像データのすべてのフレ
ームを順に再生する。一方、5〜10km/hでは1フ
レームを2回ずつ再生し、5km/h以下で走行してい
るときには同じフレームを繰り返し再生する。また、1
5〜20km/hでは1フレームずつ飛ばして再生し、
20〜25km/hでは2フレームずつ飛ばして再生
し、25〜30km/hでは3フレームずつ飛ばして再
生する。このような再生方法を採用することで、走行速
度に応じた映像データを用意することなく走行速度の変
化に対応させて映像を表示することが可能になる。ま
た、このような再生方法を実現するためには圧縮された
映像データから各フレームを取り出すことが必要である
から、圧縮方式としてMotion-Jpeg を採用しているので
ある。なお、フレーム(コマ)の読み出し方は後述する
ようにファイル化され、ファイル内のデータを変更する
だけで、上述の設定値以外の各種の設定が可能になって
いる。
【0022】一方、負荷制御手段14による負荷量は、
操作パネル17の負荷設定キーK8,K9 を用いること
により任意に設定することができるが、制御用コンピュ
ータ2からの映像信号を用いるときには、映像データに
連動するように設定される。すなわち、映像データにお
いて走行する路程が平坦か上りか下りかなど傾斜度に対
応付けて負荷量が設定される。たとえば、表1のよう
に、映像データのフレーム番号によって傾斜度が対応付
けられ、その傾斜度に応じた負荷量が対応付けられるの
である。
操作パネル17の負荷設定キーK8,K9 を用いること
により任意に設定することができるが、制御用コンピュ
ータ2からの映像信号を用いるときには、映像データに
連動するように設定される。すなわち、映像データにお
いて走行する路程が平坦か上りか下りかなど傾斜度に対
応付けて負荷量が設定される。たとえば、表1のよう
に、映像データのフレーム番号によって傾斜度が対応付
けられ、その傾斜度に応じた負荷量が対応付けられるの
である。
【0023】
【表1】
【0024】表1のようにフレーム番号と負荷量とを対
応付けたデータは映像データとともに映像データ蓄積手
段21に格納される。なお、表1においては、負荷量を
ワット数で表している。マシン本体1を使用している間
に得られる各種データは、操作パネル17の情報表示キ
ーK10を押操作すれば、スーパーインポーズ手段32に
よるスーパーインポーズ表示が有効になって表示手段3
に表示される。スーパーインポーズ表示される情報に
は、ペダル部12の回転速度に基づいて演算手段20で
求めた走行速度、走行速度と時間との積である走行距
離、使用開始からの走行時間、負荷制御手段14により
与えられている負荷量(ワット数で示される)、脈拍数
検出手段16で求めた使用者の脈拍数がある。ここに、
走行距離は、使用開始からの走行距離のみでもよいが、
毎回の走行距離の積算値も併せて表示してもよい。
応付けたデータは映像データとともに映像データ蓄積手
段21に格納される。なお、表1においては、負荷量を
ワット数で表している。マシン本体1を使用している間
に得られる各種データは、操作パネル17の情報表示キ
ーK10を押操作すれば、スーパーインポーズ手段32に
よるスーパーインポーズ表示が有効になって表示手段3
に表示される。スーパーインポーズ表示される情報に
は、ペダル部12の回転速度に基づいて演算手段20で
求めた走行速度、走行速度と時間との積である走行距
離、使用開始からの走行時間、負荷制御手段14により
与えられている負荷量(ワット数で示される)、脈拍数
検出手段16で求めた使用者の脈拍数がある。ここに、
走行距離は、使用開始からの走行距離のみでもよいが、
毎回の走行距離の積算値も併せて表示してもよい。
【0025】制御用コンピュータ2から出力される映像
信号に複数種類のものが用意されているときには、メニ
ュー選択キーK6 ,K7 を用いてどの映像信号を表示さ
せるかを選択する。たとえば、「京都市内観光コース」
という題名で、「京都駅〜上賀茂神社」、「上賀茂神社
〜京見峠」、「京見峠〜清滝」、「上賀茂神社〜嵐
山」、「上賀茂神社〜鞍馬」、「鞍馬〜大原」というよ
うに複数のコースを設定し、メニュー選択キーK6 ,K
7 の押操作により、いずれかを反転表示などして選択す
ると、そのコースに応じた映像が表示されるようになっ
ている。この場合の映像が実写によるものであることは
もちろんである。ここにおいて、各コースごとに距離に
応じた運動時間の目安や各コースの傾斜度の目安も表示
するのが望ましい。このようにしてコースを選択した後
には、開始キーK1 を押操作すれば映像の表示や音響の
出力が開始され、また回転数や脈拍数の検出、負荷量の
制御、時間の計時などが開始される。運動を終了したい
場合には、終了キーK2 を押操作すればよい。
信号に複数種類のものが用意されているときには、メニ
ュー選択キーK6 ,K7 を用いてどの映像信号を表示さ
せるかを選択する。たとえば、「京都市内観光コース」
という題名で、「京都駅〜上賀茂神社」、「上賀茂神社
〜京見峠」、「京見峠〜清滝」、「上賀茂神社〜嵐
山」、「上賀茂神社〜鞍馬」、「鞍馬〜大原」というよ
うに複数のコースを設定し、メニュー選択キーK6 ,K
7 の押操作により、いずれかを反転表示などして選択す
ると、そのコースに応じた映像が表示されるようになっ
ている。この場合の映像が実写によるものであることは
もちろんである。ここにおいて、各コースごとに距離に
応じた運動時間の目安や各コースの傾斜度の目安も表示
するのが望ましい。このようにしてコースを選択した後
には、開始キーK1 を押操作すれば映像の表示や音響の
出力が開始され、また回転数や脈拍数の検出、負荷量の
制御、時間の計時などが開始される。運動を終了したい
場合には、終了キーK2 を押操作すればよい。
【0026】しかして、演算手段20の動作について簡
単に説明すると、図4に示すように、操作パネル17に
より画像選択キーK5 を押操作すると、制御用コンピュ
ータ2からの映像信号を用いる状態(VRモード)が選
択される(S1,S2)。次に、メニューが表示される
から(S3)、メニュー選択キーK6 ,K7 によるコー
スの選択を行ない(S4)、開始キーK1 を押操作する
と(S5)、映像データ蓄積手段21から選択されたコ
ースに対応する表1のようなファイルF1 の読込が開始
される(S6)。また、ペダル部12の回転速度と画像
データのフレームの表示速度とを対応付けたファイルF
2 を読み込む(S7)。以後は、マシン本体1の使用が
可能になるのであって、ペダル部12を漕ぎ始めると
(S8)、選択されたコースに対応する画像が表示され
る(S9)。ペダル部12を漕いでいる間にはペダル部
12の回転速度が計測され(S10)、ファイルF2 の
データに基づいて回転速度に対応するように表示すべき
画像のフレームが決定される(S11)。また、ファイ
ルF1 に基づいて負荷制御手段14に与える負荷量を決
定する(S12)。ここで、負荷設定キーK8 ,K9 が
押操作されなければ(S13)、ステップS11におい
て決定されたフレームを表示し(S15)、負荷設定キ
ーK8 ,K9 が押操作されたときには(S13)、負荷
量を変更した後に(S14)、ステップS11において
決定されたフレームを表示する(S15)。また、ペダ
ル部12の回転速度に応じて音楽のテンポ情報が決定さ
れ(S16)、このテンポ情報が音響データ生成手段3
3に与えられる(S17)。以後、終了キーK2 が押操
作されるか(S18)、選択されたコースの映像データ
が終了するまで(S19)、ステップS10からステッ
プS19の処理を繰り返すのである。
単に説明すると、図4に示すように、操作パネル17に
より画像選択キーK5 を押操作すると、制御用コンピュ
ータ2からの映像信号を用いる状態(VRモード)が選
択される(S1,S2)。次に、メニューが表示される
から(S3)、メニュー選択キーK6 ,K7 によるコー
スの選択を行ない(S4)、開始キーK1 を押操作する
と(S5)、映像データ蓄積手段21から選択されたコ
ースに対応する表1のようなファイルF1 の読込が開始
される(S6)。また、ペダル部12の回転速度と画像
データのフレームの表示速度とを対応付けたファイルF
2 を読み込む(S7)。以後は、マシン本体1の使用が
可能になるのであって、ペダル部12を漕ぎ始めると
(S8)、選択されたコースに対応する画像が表示され
る(S9)。ペダル部12を漕いでいる間にはペダル部
12の回転速度が計測され(S10)、ファイルF2 の
データに基づいて回転速度に対応するように表示すべき
画像のフレームが決定される(S11)。また、ファイ
ルF1 に基づいて負荷制御手段14に与える負荷量を決
定する(S12)。ここで、負荷設定キーK8 ,K9 が
押操作されなければ(S13)、ステップS11におい
て決定されたフレームを表示し(S15)、負荷設定キ
ーK8 ,K9 が押操作されたときには(S13)、負荷
量を変更した後に(S14)、ステップS11において
決定されたフレームを表示する(S15)。また、ペダ
ル部12の回転速度に応じて音楽のテンポ情報が決定さ
れ(S16)、このテンポ情報が音響データ生成手段3
3に与えられる(S17)。以後、終了キーK2 が押操
作されるか(S18)、選択されたコースの映像データ
が終了するまで(S19)、ステップS10からステッ
プS19の処理を繰り返すのである。
【0027】一方、画像選択キーK3 ,K4 が押操作さ
れたときには、TVチューナ34の映像および音声が出
力される状態(TVモード)またはビデオデッキ35の
映像および音声が出力される状態(VTRモード)が選
択される(S20)。TVモードないしVTRモードで
は、図5に示すように、TVチューナ34またはビデオ
デッキ35の映像が表示手段3に表示される(S2
1)。また、ペダル部12の負荷量の初期値が設定され
る(S22)。開始キーK1 の押操作してマシン本体1
のペダル部12を漕ぎ始めると(S23)、ペダル部1
2を漕いでいる間はペダル部12の回転速度が計測され
(S24)、負荷設定キーK8 ,K9 が押操作されなけ
れば(S25)、現状の負荷量を出力し(S27)、負
荷設定キーK 8 ,K9 が押操作されたときには(S2
5)、負荷量を変更した後に(S26)、負荷量を出力
する(S27)。以後、終了キーK2 が押操作されるま
で(S28)、ステップS24からステップS28の処
理を繰り返すのである。
れたときには、TVチューナ34の映像および音声が出
力される状態(TVモード)またはビデオデッキ35の
映像および音声が出力される状態(VTRモード)が選
択される(S20)。TVモードないしVTRモードで
は、図5に示すように、TVチューナ34またはビデオ
デッキ35の映像が表示手段3に表示される(S2
1)。また、ペダル部12の負荷量の初期値が設定され
る(S22)。開始キーK1 の押操作してマシン本体1
のペダル部12を漕ぎ始めると(S23)、ペダル部1
2を漕いでいる間はペダル部12の回転速度が計測され
(S24)、負荷設定キーK8 ,K9 が押操作されなけ
れば(S25)、現状の負荷量を出力し(S27)、負
荷設定キーK 8 ,K9 が押操作されたときには(S2
5)、負荷量を変更した後に(S26)、負荷量を出力
する(S27)。以後、終了キーK2 が押操作されるま
で(S28)、ステップS24からステップS28の処
理を繰り返すのである。
【0028】
【発明の効果】請求項1の発明は、使用者の自転車漕ぎ
運動により回転するペダル部を備えたサイクリングマシ
ン本体と、ペダル部の回転を検出する回転検出手段と、
ペダル部に与える負荷量を制御する負荷制御手段と、景
色の実写映像に基づく映像データを格納した映像データ
蓄積手段と、映像データ蓄積手段に格納された映像デー
タに基づく映像信号を回転検出手段により検出されたペ
ダル部の回転速度に応じて決定した再生速度で生成させ
るとともに映像データに応じた負荷量を決定して負荷制
御手段に与える演算手段と、前記映像信号を受けて画像
を表示する表示手段と、サイクリングマシン本体の使用
中に発生する情報を表示手段に表示された画像に重ねて
表示するスーパーインポーズ手段とを備えるものであ
り、実写映像を表示するから、コンピュータグラフィッ
クスを用いた従来構成に比較して表示内容の作成時間が
短縮されるとともに臨場感が増すという利点がある。ま
た、スーパーインポーズ手段を備えることにより、実写
映像が表示手段に表示されている間にサイクリングマシ
ン本体の使用中に発生する情報(たとえば、走行速度や
使用時間など)も表示手段に併せて表示することがで
き、使用者の関心を引いて運動に対する意欲を向上させ
ることができる。
運動により回転するペダル部を備えたサイクリングマシ
ン本体と、ペダル部の回転を検出する回転検出手段と、
ペダル部に与える負荷量を制御する負荷制御手段と、景
色の実写映像に基づく映像データを格納した映像データ
蓄積手段と、映像データ蓄積手段に格納された映像デー
タに基づく映像信号を回転検出手段により検出されたペ
ダル部の回転速度に応じて決定した再生速度で生成させ
るとともに映像データに応じた負荷量を決定して負荷制
御手段に与える演算手段と、前記映像信号を受けて画像
を表示する表示手段と、サイクリングマシン本体の使用
中に発生する情報を表示手段に表示された画像に重ねて
表示するスーパーインポーズ手段とを備えるものであ
り、実写映像を表示するから、コンピュータグラフィッ
クスを用いた従来構成に比較して表示内容の作成時間が
短縮されるとともに臨場感が増すという利点がある。ま
た、スーパーインポーズ手段を備えることにより、実写
映像が表示手段に表示されている間にサイクリングマシ
ン本体の使用中に発生する情報(たとえば、走行速度や
使用時間など)も表示手段に併せて表示することがで
き、使用者の関心を引いて運動に対する意欲を向上させ
ることができる。
【0029】請求項2の発明のように、演算手段により
生成された映像信号と、テレビジョンとビデオデッキと
の少なくとも一方からの映像信号とを選択可能とする切
換手段を備えるものでは、表示手段の画面に表示される
映像の種類の選択肢が増し、映像データ蓄積手段に格納
されている映像データばかり繰り返して再生することに
よって飽きてしまうのを緩和することができるという利
点がある。
生成された映像信号と、テレビジョンとビデオデッキと
の少なくとも一方からの映像信号とを選択可能とする切
換手段を備えるものでは、表示手段の画面に表示される
映像の種類の選択肢が増し、映像データ蓄積手段に格納
されている映像データばかり繰り返して再生することに
よって飽きてしまうのを緩和することができるという利
点がある。
【0030】請求項3の発明のように、映像データ蓄積
手段が圧縮された映像データを蓄積し、この映像データ
を伸長して映像信号を生成する映像データ伸長手段を備
えるものでは、映像データのデータ量が多い実写映像を
比較的長時間に亙って格納することができるという利点
がある。請求項4の発明のように、音響データに基づい
て音響信号を出力する音響データ生成手段と、音響信号
を再生する音響出力手段とを備え、音響データ生成手段
は映像データの再生速度に対応するようにテンポが調節
されるものでは、音響出力によっても使用者に刺激を与
えることができ、しかもテンポの変化によって速度変化
を知ることができるから、意欲付けに寄与するという利
点がある。
手段が圧縮された映像データを蓄積し、この映像データ
を伸長して映像信号を生成する映像データ伸長手段を備
えるものでは、映像データのデータ量が多い実写映像を
比較的長時間に亙って格納することができるという利点
がある。請求項4の発明のように、音響データに基づい
て音響信号を出力する音響データ生成手段と、音響信号
を再生する音響出力手段とを備え、音響データ生成手段
は映像データの再生速度に対応するようにテンポが調節
されるものでは、音響出力によっても使用者に刺激を与
えることができ、しかもテンポの変化によって速度変化
を知ることができるから、意欲付けに寄与するという利
点がある。
【図1】本発明の実施形態を示すブロック図である。
【図2】同上の概略構成図である。
【図3】同上に用いる操作パネルの正面図である。
【図4】同上の動作説明図である。
【図5】同上の動作説明図である。
1 サイクリングマシン本体 3 表示手段 4 音響出力手段 12 ペダル部 14 負荷制御手段 15 回転検出手段 20 演算手段 21 映像データ蓄積手段 22 映像データ伸長手段 31 切換手段 32 スーパーインポーズ手段 33 音響データ生成手段
Claims (4)
- 【請求項1】 使用者の自転車漕ぎ運動により回転する
ペダル部を備えたサイクリングマシン本体と、ペダル部
の回転を検出する回転検出手段と、ペダル部に与える負
荷量を制御する負荷制御手段と、景色の実写映像に基づ
く映像データを格納した映像データ蓄積手段と、映像デ
ータ蓄積手段に格納されている映像データに基づく映像
信号を回転検出手段により検出されたペダル部の回転速
度に応じて決定した再生速度で生成させるとともに映像
データに応じた負荷量を決定して負荷制御手段に与える
演算手段と、前記映像信号を受けて画像を表示する表示
手段と、サイクリングマシン本体の使用中に発生する情
報を表示手段に表示された画像に重ねて表示するスーパ
ーインポーズ手段とを備えることを特徴とするサイクリ
ングシミュレーションシステム。 - 【請求項2】 演算手段により生成された映像信号と、
テレビジョンとビデオデッキとの少なくとも一方からの
映像信号とを選択可能とする切換手段を備えることを特
徴とする請求項1記載のサイクリングシミュレーション
システム。 - 【請求項3】 映像データ蓄積手段は圧縮された映像デ
ータを蓄積し、この映像データを伸長して映像信号を生
成する映像データ伸長手段を備えることを特徴とする請
求項1記載のサイクリングシミュレーションシステム。 - 【請求項4】 蓄積された音響データに基づいて音響信
号を出力する音響データ生成手段と、音響信号を再生す
る音響出力手段とを備え、音響データ生成手段は映像デ
ータの再生速度に対応するようにテンポが調節されるこ
とを特徴とする請求項1記載のサイクリングシミュレー
ションシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7414397A JPH10263110A (ja) | 1997-03-26 | 1997-03-26 | サイクリングシミュレーションシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7414397A JPH10263110A (ja) | 1997-03-26 | 1997-03-26 | サイクリングシミュレーションシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10263110A true JPH10263110A (ja) | 1998-10-06 |
Family
ID=13538667
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7414397A Pending JPH10263110A (ja) | 1997-03-26 | 1997-03-26 | サイクリングシミュレーションシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10263110A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002078840A (ja) * | 2000-09-07 | 2002-03-19 | Atr Media Integration & Communications Res Lab | 体感競技中継装置 |
JP2002346013A (ja) * | 2001-05-30 | 2002-12-03 | Sharp Corp | 運動インストラクション装置 |
JP2003108154A (ja) * | 2001-10-02 | 2003-04-11 | Casio Comput Co Ltd | 曲データ配信装置および曲データ配信方法 |
JP2003115059A (ja) * | 2001-10-05 | 2003-04-18 | Kokushin Sangyo Kk | 移動疑似体験装置及びその方法 |
KR101849761B1 (ko) * | 2017-01-20 | 2018-05-31 | 박준형 | 스마트폰과 동작모듈 및 휘트니스머신의 연동을 통한 운동 및 게임시스템 |
KR102108687B1 (ko) * | 2019-10-18 | 2020-05-07 | 구성민 | 페달 속도가 연동된 콘텐츠를 제공하는 헬스 자전거 시스템 |
KR102161646B1 (ko) * | 2019-11-06 | 2020-10-21 | 이창훈 | 가상현실과 실내운동기구의 연동을 위한 시스템 및 방법 |
-
1997
- 1997-03-26 JP JP7414397A patent/JPH10263110A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002078840A (ja) * | 2000-09-07 | 2002-03-19 | Atr Media Integration & Communications Res Lab | 体感競技中継装置 |
JP2002346013A (ja) * | 2001-05-30 | 2002-12-03 | Sharp Corp | 運動インストラクション装置 |
JP2003108154A (ja) * | 2001-10-02 | 2003-04-11 | Casio Comput Co Ltd | 曲データ配信装置および曲データ配信方法 |
JP2003115059A (ja) * | 2001-10-05 | 2003-04-18 | Kokushin Sangyo Kk | 移動疑似体験装置及びその方法 |
KR101849761B1 (ko) * | 2017-01-20 | 2018-05-31 | 박준형 | 스마트폰과 동작모듈 및 휘트니스머신의 연동을 통한 운동 및 게임시스템 |
KR102108687B1 (ko) * | 2019-10-18 | 2020-05-07 | 구성민 | 페달 속도가 연동된 콘텐츠를 제공하는 헬스 자전거 시스템 |
KR102161646B1 (ko) * | 2019-11-06 | 2020-10-21 | 이창훈 | 가상현실과 실내운동기구의 연동을 위한 시스템 및 방법 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030819 |