JP2002346013A - 運動インストラクション装置 - Google Patents

運動インストラクション装置

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JP2002346013A
JP2002346013A JP2001161675A JP2001161675A JP2002346013A JP 2002346013 A JP2002346013 A JP 2002346013A JP 2001161675 A JP2001161675 A JP 2001161675A JP 2001161675 A JP2001161675 A JP 2001161675A JP 2002346013 A JP2002346013 A JP 2002346013A
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紀子 大場
Takeshi Ogawa
毅 小河
Toru Watsuji
徹 和辻
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 運動量を的確に把握して利用者に効率よく知
らせ、利用者が飽きることのない形で運動の指標が提示
されるとともに、運動実行の成果がストレートに表示さ
れるようにした、より楽しみをもって運動できる運動イ
ンストラクション装置を提供する。 【解決手段】 運動インストラクション装置1は生体情
報測定部17と、生体情報測定部17からの信号に基づ
き運動量を算出する解析部11と、解析部11の算出結
果を報知する音声部23及び/又は画像表示部16を備
える。現実の運動を行うことにより仮想コースに沿って
の移動を仮想体験できるシミュレーションゲームを進行
させる形で算出結果の報知が行われる。シミュレーショ
ンゲームのデータは通信ネットワーク100経由でサー
バー101から取得可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ユーザーの運動量
を算出し、算出結果に応じ運動の進め方を指示する運動
インストラクション装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ジョギングやウォーキングをする際、運
動した量を定量化し、自らの運動の指標とするため、歩
数計を用いることが多い。歩数と、歩数から換算した消
費カロリーは利用者にとって一つの指標ではあるが、た
だ単にその数値だけを目標として運動するのでは数日間
もすれば飽きを生じ、楽しみにはなりにくい。そこで最
近では、歩数に応じて画面上のペットが成長する、画面
が進むなどのゲーム機能付き歩数計が市販されている。
【0003】また特開2000−67205号公報では
次のような携帯健康機器が提案されている。すなわち、
歩数を計測すると、歩数表示部に歩数を表示するととも
に、一定時間毎の歩数に応じ、ペースを算出して、ペー
ス表示部で、速い、その調子、遅いの別でペースを表示
し、歩数の計数の過程でゲーム(競馬、マラソン、自動
車、オートバイ、ヨット等のレース)を実施し、算出し
た途中のペースをゲーム結果(着順)に反映するもので
ある。
【0004】また特開平8−299596号公報では、
運動をすること自体を目的とする訳でないが、ゲームを
楽しむために結果として運動の動機付けがなされるゲー
ム装置が提案されている。すなわちこのゲーム装置で
は、プレーヤがVRエアロバイク、VRクライマ、VR
ランニングマシン等の運動機器を使用して運動を行い、
これにより得られた体力測定データをデータカードに記
録する。プレーヤがそのデータカードを格闘対戦ゲーム
装置に挿入すると、キャラクタプレーヤが体力測定デー
タに応じた戦闘継続力、攻撃耐久力、移動スピード等を
得る。格闘対戦ゲームで良い成績を修めるためにキャラ
クタプレーヤの能力を高めようと思えば良い体力測定デ
ータを獲得する必要があり、これが高負荷の運動を行う
動機づけとなっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】歩数計は歩数のみを測
定するものであり、速歩で10歩進んでもゆったり歩い
て10歩進んでもほぼ同じ数字が表示され、必ずしも利
用者の運動レベルを的確に表しているということはでき
ない。画面にキャラクターが出てくるものでも、キャラ
クターの成長パターンが決まっているため、ある程度利
用すると飽きが生じてしまう。歩行状況をモニターして
利用者に歩行指導を行うタイプの歩数計もあるが、利用
者へのフィードバックが画面での表示であり、歩行中に
頻繁に見る訳には行かないので、リアルタイムでの利用
は難しい。
【0006】特開2000−67205号公報記載の装
置は、運動がペースを守って行われていればレースで良
い着順が得られ、ペースが守られなければ着順が悪くな
るという形でペースの適性度合を表示するものであり、
単に適性なペースを維持するのに用いられるにすぎな
い。そして運動を継続している間中、同じレースが繰り
返し実行されるだけなので、利用者はすぐに飽きてしま
う。
【0007】特開平8−299596号公報記載の装置
は、運動機器を使用したことの意味が格闘対戦ゲームを
行ってはじめて生きてくる。ゲームファンであれば、ゲ
ームを楽しみつつ運動ができて一石二鳥であるが、ゲー
ムに関心のない人にとってはこのような装置を使用する
意義は薄い。また運動を行っている間、自転車走行時、
登山時、ランニング時に見える風景が画像表示部に現れ
るが、これはプレーヤの気をまぎらわすためだけのもの
であり、適正な運動を行うための指標を提供するもので
はない。
【0008】本発明は、上記従来装置の問題を解決すべ
くなされたもので、その目的とするところは、運動量を
的確に把握して利用者に効率よく知らせ、利用者が飽き
ることのない形で運動の指標が提示されるとともに、格
闘対戦ゲームの戦績向上といった間接的な形でなく、運
動実行の成果がストレートに表示されるようにした、よ
り楽しみをもって運動できる運動インストラクション装
置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、生体情報測定部と、前記生体情報測定
部の測定結果に基づき運動量を算出する解析部と、前記
解析部の算出結果を報知する音声部及び/又は画像表示
部を備えた運動インストラクション装置において、現実
の運動を行うことにより仮想コースに沿っての移動を仮
想体験できるシミュレーションゲームをリアルタイムで
進行させる形で前記算出結果の報知が行われるようにし
た。
【0010】これにより、現実の運動を行うと生体情報
測定部の測定結果に基づき運動量が算出され、運動量が
的確に把握されるとともに、仮想コースに沿っての移動
を仮想体験できるシミュレーションゲームがリアルタイ
ムで進行する。利用者はゲームの進行を楽しみながら運
動量を効率よく知り、ゲームが結末を迎えるまで運動を
継続するという、運動継続の動機を与えられるものであ
る。
【0011】また本発明では、シミュレーションゲーム
の選択肢を複数個用意した。これにより、その日の運動
プログラムに適応したシミュレーションゲームを実行す
ることができることになり、便益性が高まる。
【0012】また本発明では、予め設定した運動量に合
わせてシミュレーションゲームが結末を迎えるようにし
た。これにより、予め設定した運動をやり通すという動
機づけがなされる。
【0013】また本発明では、生体情報測定部が加速度
センサを含み、解析部においては加速度波形の時間積分
をもって運動量が算出されることとした。これにより、
運動量が正確に算出されることとなる。
【0014】また本発明では、シミュレーションがマラ
ソンシミュレーションゲームの形で行われることとし
た。これにより、ジョギングをしながらマラソンをして
いるような気分にひたることができる。
【0015】また本発明では、シミュレーションが登山
シミュレーションゲームの形で行われることとした。こ
れにより、ウォーキング、あるいはリハビリテーション
のための歩行訓練をしながら登山をしているような気分
にひたることができる。
【0016】また本発明では、シミュレーションを行う
ためのデータが通信ネットワーク経由でサーバーより配
信されることとした。これにより、多種多様なシミュレ
ーションゲームの選択が可能になる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各種実施形態を図
に基づき説明する。
【0018】図1〜図15に本発明運動インストラクシ
ョン装置の第1実施形態を示す。運動インストラクショ
ン装置1は、利用者Aの腰部に装着する携帯型本体2
と、利用者Aの頭部に装着するヘッドホン型のレシーバ
3により構成される。携帯型本体2とレシーバ3は無線
で接続されるものであり、携帯型本体2の発信した電波
をレシーバ3で受け、音声に変換して利用者Aの耳に届
かせる。
【0019】図2に携帯型本体2とレシーバ3のブロッ
ク構成を示す。携帯型本体2においてブロック構成の中
心となるのはCPUを含む制御部10であり、これに解
析部11、電源部12、入力部13、メモリ部14、送
信部15、画像表示部16が接続される。解析部11に
は生体情報測定部17が接続される。生体情報測定部1
7は加速度センサを含む。レシーバ3においてブロック
構成の中心となるのはCPUを含む制御部20であり、
これに受信部21、電源部22、音声部23が接続され
る。
【0020】図3〜5に携帯型本体2の外観形状を示
す。30は携帯型本体2のハウジング、31はハウジン
グ30にヒンジ32で結合した可動ウィングである。可
動ウィング31には画像表示部16の一部をなす液晶画
面33が設けられる。ヒンジ32は図示しない節動機構
を備え、可動ウィング31に、ハウジング30に二つ折
りの形で重なる0゜位置(図3参照)、ハウジング30
に対し直角に起き上がった90゜位置(図4参照)、ハ
ウジング30と一直線になるように開いた180゜位置
(図5参照)の3位置をとらせることができる。ハウジ
ング30の裏面にはこれを利用者Aの腰ベルトに取り付
けるためのベルトクリップ34が形設されている。
【0021】ハウジング30の裏面には図5に見られる
ような操作パネル部35を設ける。操作パネル部35に
は入力部13の構成要素である各種押しボタンを配置す
る。36は操作パネル部35を覆う開閉自在な蓋であ
る。蓋36は利用者Aが携帯型本体2を身につけるとき
スイッチが不用意に押されないようにするためのもので
ある。可動ウィング31の正面にも操作パネル部35を
補完する操作パネル部37を設ける。
【0022】操作パネル部35には次の押ボタンを配置
する。すなわち電源ボタン40、ゲーム選択ボタン4
1、測定尺度ボタン42、運動量設定ボタン43、ピッ
チ設定ボタン44、コース選択ボタン45、音声切替ボ
タン46、データインポートボタン47、上スクロール
ボタン48、下スクロールボタン49、左スクロールボ
タン50、右スクロールボタン51、決定ボタン52、
及びクリアボタン53である。
【0023】上記ボタンの機能は次の通りである。電源
ボタン40は、これを押すたびに電源ONと電源OFF
が切り替わる。ゲーム選択ボタン41はシミュレーショ
ンゲームの種類を選択するときに押す。測定尺度ボタン
42は運動量の測定尺度を選択するときに押す。運動量
設定ボタン43は運動量を設定するときに押す。ピッチ
設定ボタン44は走行/歩行のピッチを設定するときに
押す。コース選択ボタン45は仮想コースのコースを選
択するときに押す。音声切替ボタン46は音声方式を選
択するときに押す。データインポートボタン47はシミ
ュレーションゲームのデータを外部から取り込むときに
押す。上下左右のスクロールボタン48、49、50、
51は液晶画面33のカーソル位置を動かすのに用い
る。決定ボタン52は液晶画面33に表示された選択肢
を選択するときに押す。クリアボタン53は入力した条
件をクリアするときに押す。
【0024】操作パネル部37には次の押ボタンを配置
する。すなわちスタート/ストップボタン54、音量ア
ップボタン55、音量ダウンボタン56、ピッチ音ボタ
ン57、運動量確認ボタン58である。
【0025】上記ボタンの機能は次の通りである。スタ
ート/ストップボタン54は生体情報の測定と運動量の
算出をスタートさせ、またストップさせる。音量アップ
ボタン55と音量ダウンボタン56はレシーバ3の発す
る音のボリュームを上げ下げする。ピッチ音ボタン57
は走行/歩行のテンポを示すピッチ音を発生、あるいは
発生を停止させる。運動量確認ボタン58はスタートか
らその時点まで累計運動量を液晶パネル33に表示させ
る。
【0026】続いて運動インストラクション装置1の使
い方を説明する。まず、携帯型本体2のセッティングを
行う。セッティングにあたっては、図5のように可動ウ
ィング31を180゜位置に起こし、蓋36を開ける。
続いて電源ボタン40を押し、携帯型本体2を電源ON
状態にする。電源ON状態になると液晶パネル33に画
像表示が現れる。
【0027】次にゲーム選択ボタン41を押すと図6に
示すシミュレーションゲームの選択肢が液晶画面33に
一覧表示される。表示しきれない分は画面の上又は下に
隠れる。カーソル位置の行が色変わり又はハイライト表
示となる。上スクロールボタン48又は下スクロールボ
タン49を押し、目的の行までカーソル位置を移動させ
る。
【0028】図6の中で、一群のマラソンシミュレーシ
ョンゲームに「ウォームアップ・クールダウンあり」と
あるのはシミュレーションゲームの始まりと終わりにウ
ォームアップとクールダウンの時間帯が設けられている
ことを示す。「競争あり」とあるのは仮想ライバルであ
るバーチャルランナーを出現させることを示す。
【0029】ここでは「マラソンシミュレーションゲー
ム(ウォームアップ・クールダウンあり)(競争あ
り)」を選択するものとする。「マラソンシミュレーシ
ョンゲーム(ウォームアップ・クールダウンあり)(競
争あり)」の行にカーソルを移動させ、決定ボタン52
を押すとこのゲームが選択される。選択とともに液晶画
面33の隅に「マラソンシミュレーションゲーム(ウォ
ームアップ・クールダウンあり)(競争あり)」の名称
又はそのアイコンが現れ、シミュレーションゲームの選
択肢の一覧表示は消える。
【0030】続いて測定尺度ボタン42を押すと図7に
示す測定尺度の選択肢が液晶画面33に一覧表示され
る。上スクロールボタン48又は下スクロールボタン4
9と決定ボタン52により「時間」を選択するとその文
字又はアイコンが液晶画面33の隅に現れ、測定尺度の
選択肢の一覧表示は消える。
【0031】続いて運動量設定ボタン43を押すと図8
に示す運動量の選択肢が一覧表示される。測定尺度とし
て「時間」を選択していたので「時間」をパラメータと
する選択肢のみが現れる。「時間」をパラメータとする
運動量の選択肢の中から例えば「30分」を選択する
と、その数値が設定運動量として液晶画面33の隅に現
れ、運動量選択肢の一覧表示は消える。
【0032】選択された測定尺度が「消費カロリー」で
あれば「消費カロリー」をパラメータとする運動量選択
肢のみが、「歩数」であれば「歩数」をパラメータとす
る運動量選択肢のみが、「距離」であれば「距離」をパ
ラメータとする運動量選択肢のみが、それぞれ一覧表示
される。なお同一パラメータの運動量選択肢間の数値イ
ンターバルは測定尺度毎に適宜決定されるものである。
【0033】続いてピッチ設定ボタン44を押すと図9
に示すピッチの選択肢が一覧表示される。ピッチは1分
間あたりの歩数である。ピッチの選択肢の中からいずれ
かを選択すると選択した数値が設定ピッチとして液晶画
面33の隅に現れ、ピッチ選択肢の一覧表示は消える。
【0034】続いてコース選択ボタン45を押すとコー
ス選択肢の一覧表示が現れる。マラソンシミュレーショ
ンゲームを選択していれば図10に示すマラソンコース
の選択肢が一覧表示される。登山シミュレーションゲー
ムを選択していれば図11に示す山の選択肢が一覧表示
される。旅行シミュレーションゲームを選択していれば
図12に示す徒歩旅行の選択肢が一覧表示される。この
場合選択していたのはマラソンシミュレーションゲーム
なので図10のマラソンコースの選択肢が現れる。その
中から「10キロマラソン」を選択したとするとその表
示が液晶画面33の隅に現れ、マラソンコース選択肢の
一覧表示は消える。
【0035】続いて音声切替ボタン46を押すと図13
に示す音声方式の選択肢が一覧表示される。「主音声」
には次のようなものが該当する。すなわちマラソンシミ
ュレーションゲームであれば利用者への指示、アナウン
サーによるマラソンの中継放送、コーチによる指示等で
ある。登山シミュレーションゲームであれば登山ガイド
による利用者への指示、風景の説明等である。旅行シミ
ュレーションゲームであれば旅行ガイドによる利用者へ
の指示、通過地点の故事来歴、風景の説明とか、その地
に関係の深い和歌、俳句、漢詩の朗唱等である。
【0036】「副音声」には次のようなものが該当す
る。マラソンシミュレーションゲームであれば仮想の観
衆の声援やざわめき等である。登山シミュレーションゲ
ームであれば同行者あるいは行き交う登山者のあいさつ
や話し声である。峰をわたる風の音や谷川のせせらぎ、
小鳥の鳴き声等も含む。旅行シミュレーションゲームで
あれば同行者あるいは行き交う旅人のあいさつや話し声
である。風の音、川のせせらぎ、鳥や動物の鳴き声等も
含む。
【0037】選択したコースが日本国内のコースであれ
ば音声方式は「主音声・副音声とも日本語」に固定され
る。従って音声切替ボタン46を押す意味もない。選択
したコースが海外のものであれば「主音声・副音声とも
日本語」「主音声は日本語・副音声は外国語」「主音声
・副音声とも外国語」の3通りの音声方式の中からいず
れかを選択することができる。選択を行うと選択した音
声方式の表示あるいはアイコンが液晶画面33の隅に現
れ、音声方式の選択肢の一覧表示は消える。なお音声方
式のデフォルトは「主音声・副音声とも日本語」であ
る。
【0038】以上で操作パネル部35によるセッティン
グは終了した。なお決定ボタン52を押して選択を行っ
た直後にクリアボタン53を押すと、消えた一覧表示が
復活する。選択した選択肢が色変わり又はハイライト表
示となっているので、上スクロールボタン48又は下ス
クロールボタン49を押してカーソル行を移動させ、新
しい選択肢を選べばよい。クリアボタン53を長押し
(2秒程度)すると、今回入力した条件はすべてクリア
され、デフォルト状態に戻る。
【0039】上記のようにセッティングを終えた後、蓋
36を閉じ、携帯型本体2を利用者Aの腰ベルトに取り
付ける。可動ウィング31は90゜位置又は0゜位置に
する。利用者Aの頭部にはレシーバ3を装着し、レシー
バ3の電源スイッチ(図示せず)をONにして受信態勢
を整える。こうしておいてスタート/ストップボタン5
4を押すと、マラソンシミュレーションゲームが開始さ
れる。音声信号は携帯型本体2の送信部15から電波で
発信され、レシーバ3の受信部21がこれを受信した後
音声部23で音波に変換され、利用者Aの耳に届く。
【0040】「ウォームアップ・クールダウンあり」の
コースを選択していたので、最初、次のような指示がレ
シーバ3から流される。「まず、ウォーミングアップを
行います。ピッチ音に従ってゆっくりと走りはじめてく
ださい。」そして設定ピッチより遅いピッチでピッチ音
が流れ始めるので、利用者Aはそのピッチ音に従ってジ
ョギングを開始する。利用者Aの体が動くのにともな
い、生体情報測定部17の加速度センサが信号を発す
る。信号とピッチ音との間のずれを解析部11で分析
し、ずれが大きければ画像表示部16(液晶画面33)
及び音声部23から「もっと速く」とか「もっと遅く」
といった警告メッセージが発される。音量は音量アップ
ボタン55又は音量ダウンボタン56で調整する。
【0041】ピッチ音がうるさければ、ピッチ音ボタン
57を押してピッチ音を無音化することができる。これ
により、利用者Aの耳にはピッチ音は聞こえなくなる。
ただし携帯型本体2の内部でのピッチ音信号の発生は継
続し、生体情報測定部17の発する信号との比較が続け
られる。
【0042】数分間のウォームアップ期間後、レシーバ
3から次のような指示が流される。「ウォーミングアッ
プを終了しました。これから10キロマラソンを開始し
ます。ピッチ音に従って走ってください。」そして、ピ
ッチ音を無音化していなければ、設定ピッチのピッチ音
が流れ始める。ここから10キロマラソンのシミュレー
ションゲームが始まる。
【0043】シミュレーションゲームが始まると、液晶
画面33に図14のような仮想の10キロマラソンコー
スが表示される。利用者Aのアイコンと、この場合「競
争あり」なので、競争相手となるバーチャルランナーの
アイコンも表示される。利用者Aのアイコンには目立つ
色を使用する。利用者Aのアイコンとバーチャルランナ
ーのアイコンはスタート地点から仮想マラソンコース上
を動き始める。
【0044】運動量の設定が「30分」であった場合、
ウォームアップ時間とクールダウン時間を差し引いた残
りの20数分間でゲームの結末を迎えるようシミュレー
ションゲームが進行する。ピッチ音に忠実に走っていれ
ば最後には優勝するというストーリーである。走ってい
る間、時々副音声で仮想観衆の声援がとぶ。また、図1
4に示すような途中経過のメッセージが定期的に液晶画
面33に現れ、主音声でも流される。その時点での速度
も主音声で報知される。
【0045】ジョギングの途中でその時点までの運動量
を確認することができる。運動量確認ボタン58を押す
と「時間」「消費カロリー」「歩数」「速度」「距離」
をパラメータとする運動量が順次液晶画面33に表示さ
れる。「時間」は制御部10の中のクロック部によりも
たらされ、「消費カロリー」「歩数」「速度」「距離」
は生体情報測定部17の中の加速度センサからの信号を
解析部11が解析して得られる。画像表示だけでなく主
音声による報知もなされる。
【0046】設定ピッチより足取りが遅れれば、バーチ
ャルランナーの迫り来る足音あるいは抜き去る足音や呼
吸音が副音声で流れ、主音声からは仮想コーチの「ピッ
チを上げろ」との指示がとぶ。設定ピッチを取り戻せ
ば、抜いていったバーチャルランナーを抜き返しはじめ
る。抜いた時点で副音声から拍手と歓声が流れる。利用
者Aとバーチャルランナーの位置と順序は液晶画面33
上の表示にリアルタイムで反映される。
【0047】設定ピッチより足取りが速まれば、主音声
で仮想コーチの「ピッチを落とせ。ばてるぞ」との指示
がとぶ。指示を無視していれば「ばて」がきたものと見
なされ、バーチャルランナーが抜いて行く。設定ピッチ
を取り戻せば、「ばて」を回復したという想定のもと、
抜いていったバーチャルランナーを抜き返しはじめる。
【0048】設定ピッチより遅い方向であっても速い方
向であっても、設定ピッチからずれていた時間が短かけ
れば最後に優勝するというストーリーに復帰できる。ず
れていた時間が長ければそれは適わなくなり、ずれを生
じていた時間に比例する着順に甘んじることになる。
【0049】利用者Aが優勝者として仮想ゴールに到着
した場合には主音声から仮想アナウンサーの興奮したア
ナウンスが流れ、副音声からも仮想観衆の優勝者を称え
る歓声が上がる。着順が下がればアナウンスと歓声はそ
れなりのものになる。
【0050】利用者Aがゴールに到着し、シミュレーシ
ョンゲームが終了すると、クールダウン期間に入る。利
用者Aが優勝者としてゴールインしていた場合には「ウ
ィニングランをしてください」との指示が主音声から流
れ、副音声からは仮想観衆の歓声が流れる。優勝者でな
かった場合には「クールダウンを行います。ピッチ音に
従ってゆっくりと走ってください。」との指示であり、
仮想観衆の歓声はない。いずれの場合でも、設定ピッチ
より遅いピッチで一定時間ピッチ音が流れるので、利用
者Aはそのピッチ音に従って走り、クールダウンを行
う。
【0051】クールダウンが終了すると、液晶画面33
には走行距離、合計歩数、歩数揺らぎの大きさ、走行時
間等が表示される。このデータは普段の運動管理に利用
することができる。データをパーソナルコンピュータに
取り込み、精密な分析を行うこともできる。
【0052】ジョギングの途中で走りを中断せざるを得
ないような状況が生じたとき、例えば赤信号に引っかか
ったとか、踏切の遮断機が下りたような場合には、スタ
ート/ストップボタン54を押し、シミュレーションゲ
ームの進行を中断する。走れるようになったらもう一度
スタート/ストップボタン54を押し、シミュレーショ
ンゲームの進行を再開する。中断期間中は生体情報測定
部17の発する信号とピッチ音信号との比較は停止して
おり、着順に影響はない。仮想コーチから叱声がとぶよ
うなこともない。
【0053】上記の説明例では「ウォームアップ・クー
ルダウンあり」の設定だったので設定運動量の最初と最
後の部分がウォームアップとクールダウンによって占め
られたが、「ウォームアップ・クールダウンなし」の設
定であれば設定運動量のすべてがシミュレーションゲー
ムで占められることになる。また「競争あり」の設定だ
ったので仮想マラソンコース上にバーチャルランナーの
アイコンが出現したが、「競争なし」の設定であれば利
用者Aのアイコンのみとなり、主音声と副音声からもバ
ーチャルランナーに関するものは消える。
【0054】測定尺度として「消費カロリー」を設定し
ていれば、運動量として設定した消費カロリーの値
(「ウォームアップ・クールダウンあり」の設定であれ
ばウォームアップとクールダウンの期間中に消費するカ
ロリーを差し引いた値)を消費するまでシミュレーショ
ンゲームが続くことになる。生体情報測定部17の中の
加速度センサによって得られる加速度波形を解析部11
で時間積分して運動量を算出し、この運動量に基づき消
費カロリーを計算する。
【0055】測定尺度として「歩数」を設定していれ
ば、運動量として設定した歩数(「ウォームアップ・ク
ールダウンあり」の設定であればウォームアップとクー
ルダウン期間中の歩数〈時間×ピッチ〉を差し引いた歩
数)がカウントされるまでシミュレーションゲームが続
く。生体情報測定部17の中の加速度センサによって得
られる加速度波形を解析部11で解析し、歩数をカウン
トする。
【0056】測定尺度として「距離」を設定していれ
ば、運動量として設定した距離(「ウォームアップ・ク
ールダウンあり」の設定であればウォームアップとクー
ルダウン期間中の走行距離を差し引いた距離)を走りき
るまでシミュレーションゲームが続く。距離は、生体情
報測定部17の中の加速度センサによって得られる加速
度波形を解析部11で時間積分して速度を得、さらに速
度を積分することによって求めることができる。
【0057】コース選択で地名を冠した著名なマラソン
大会のコースを選択していれば、液晶画面33にはその
マラソン大会のコース(コースが毎年変わるようであれ
ば特定年のコース)を模したコース表示が現れる。シミ
ュレーションゲーム開始後、主音声で仮想アナウンサー
がそのマラソン大会の臨場感を盛り上げるアナウンスを
する。音声方式の選択で「主音声は日本語・副音声は外
国語」を選択すれば仮想観衆の声援や歓声が現地語のも
のに変わる。「主音声・副音声とも外国語」を選択して
いれば仮想アナウンサーのアナウンスも現地語に変わ
る。
【0058】主音声・副音声とも多数の短い音声要素
(指示、アナウンス、声援、歓声、環境音等)の中から
仮想現実の状況にふさわしいものを適宜ピックアップし
て流す。設定した運動量に応じてピックアップする音声
要素の個数を増減する。これにより、設定運動量が「3
0分」、選択したコースが「フルマラソン」といったよ
うな場合でも、30分という設定時間の終わりに合わせ
てゴールを迎えさせることができる。仮想コース上のア
イコンの移動の調整は仮想時間軸を伸ばしたり縮めたり
して行う。
【0059】利用者Aの設定したピッチを単なる目安と
とらえ、シミュレーションゲーム中多少ピッチの起伏を
つけることも可能である。例えば「ボストンマラソン」
を選択していた場合など、ゴールより少し手前で「いよ
いよ心臓破りの丘です。頑張って」とのメッセージを入
れるとともにピッチを少し早め、心拍数が多くなるよう
誘導することもできる。
【0060】また、設定ピッチを守ることにより良い成
績が得られるというゲーム設定でなく、設定ピッチ以上
のピッチで走ってはじめてバーチャルランナーを追い抜
くことができ、順位が向上するというゲーム設定にする
こともできる。
【0061】また、バーチャルランナーの人数とレベル
(強いランナーか弱いランナーか)を利用者A自身が決
める設定とすることもできる。
【0062】なおピッチ設定の時点で「自由ペース」を
選択しておけばピッチ音は鳴らず、気ままなペースで走
ることができる。設定した運動量を達成すればゴールに
到着したということになり、拍手と歓声が流れる。ただ
し一定ピッチで走ることは強制されないものの、あるピ
ッチ以上で走るか走らないかによりバーチャルランナー
を抜いたり抜かれたりするという、バーチャルレースを
楽しむようにすることはできる。
【0063】生体情報計測部17の構成要素として、加
速度センサに代え振動センサを用いることも可能であ
る。ただしその場合、解析内容は限定される。
【0064】登山、トレッキング、ハイキングを趣味と
する人はマラソンシミュレーションゲームに代え登山シ
ミュレーションゲームを選択してウォーキングを行うこ
とができる。図6のシミュレーションゲームの選択肢の
中で登山シミュレーションゲームを選択した後、測定尺
度の選択と運動量の設定をマラソンシミュレーションゲ
ームの場合と同様に行い、コース選択ボタン45を押
す。登山シミュレーションゲームを選択しているので図
11に示す山の選択肢が一覧表示される。
【0065】最初に表示されるのは図11の表中左側コ
ラムの「日本百名山」「ヒマラヤ」といった大区分であ
る。上スクロールボタン48又は下スクロールボタン4
9を操作して目的の区分にカーソルを移動させた後、右
スクロールボタン51を押すと、その区分に属する個々
の山の選択肢が一覧表示される。ここで再び上スクロー
ルボタン48又は下スクロールボタン49を操作し、目
的の山にカーソルを合わせた後、決定ボタン52を押せ
ばよい。他の区分の山も見てみようということになれ
ば、左スクロールボタン50を押し、左側の大区分のコ
ラムに戻る。
【0066】前述の通り音声方式のデフォルトは「主音
声・副音声とも日本語」であるが、仮想登山の対象とし
て海外の山を選んだときは、音声切替ボタン46を押し
て図13に示す音声表示の選択肢を一覧表示させ、「主
音声は日本語・副音声は外国語」又は「主音声・副音声
とも外国語」を選択することもできる。
【0067】上記のようにセッティングを終えた後、携
帯型本体2を利用者Aの腰ベルトに装着し、レシーバ3
を利用者Aの頭部に装着し、スタート/ストップボタン
54を押して登山シミュレーションゲームを開始する。
液晶画面33には選択した山の登山ルートの略図と、利
用者Aのアイコンが現れる。そして「これから○○山へ
の登山を開始します。ペースを守って歩いてください」
との仮想登山ガイドの声が流れ、ピッチ音が始まるの
で、ピッチ音に従って歩き出す。ピッチ音の無音化や音
量調整の要領はマラソンシミュレーションゲームのとこ
ろで説明したのと同じである。
【0068】仮想登山の間、選択した山の現実の登山ル
ートの状況に合わせて「五合目に着きました」「お花畠
を通っています」「雪渓を渡ります」「稜線に出ます」
「頂上が見えてきました」といった仮想登山ガイドのメ
ッセージや、そのルートを攻略するためのアドバイスが
適宜画像表示と主音声で流される。これにより、登山家
は登山のイメージトレーニングを行うことができる。
【0069】また副音声からは谷川や滝の音とか小鳥の
さえずり等が、これも現実の登山ルートの状況に合うよ
うな形で流される。液晶画面33では利用者Aのアイコ
ンが登山ルートに沿って動いて行く。
【0070】マラソンシミュレーションゲームの場合と
同様、ウォーキングのピッチが設定ピッチとずれていな
いかどうかの監視が行われ、ずれていれば「もう少し速
く歩きましょう」とか「ペースを落としてください」と
いった仮想登山ガイドの指示が流れる。設定ピッチを守
って歩き、設定運動量を達成すれば、登頂に成功したと
いうことになり、「頂上に着きました。空は快晴。素晴
らしい展望です。万歳」といった仮想登山ガイドのメッ
セージが流れる。設定ピッチからずれたとしても、その
時間が短かければ「登頂成功ストーリー」で終わる。ず
れていた時間が長ければ頂上の手前の地点でタイムアウ
トということになる。どの地点でタイムアウトになるか
はずれていた時間の長さによって定まる。
【0071】ピッチ設定で「自由ペース」を選択してお
けば、ピッチを気にせず自由にウォーキングを楽しむこ
とができる。この場合、設定した運動量に達すれば自動
的に「登頂成功」ということになる。
【0072】循環器系の問題や膝の疾患でジョギングは
できないが、さりとて登山に興味もないという人は、旅
行シミュレーションゲームをしながらウォーキングをす
ることができる。セッティングの要領は登山シミュレー
ションゲームの場合と同様である。旅行シミュレーショ
ンゲームの選択肢は図12のようなもので、古来より散
策の場所として有名な地や、徒歩又は騎馬で往来が行わ
れた著名な旅行ルートが集められている。
【0073】旅行シミュレーションゲームがスタートす
ると液晶画面33に選択した旅行ルートの略図と、利用
者Aのアイコンが現れる。そして「これから○○への旅
行を開始します。ペースを守って歩いてください」との
仮想旅行ガイドの声が流れ、ピッチ音が始まるので、ピ
ッチ音に従って歩き出す。
【0074】仮想旅行の間、沿道の風景や通過地点の故
事来歴等が適宜仮想旅行ガイドの声で説明される。「大
和古寺巡礼」であれば所々に万葉和歌の朗詠が挟まる。
「奥の細道」では芭蕉の俳句が紹介される。副音声から
は木の葉のざわめきや小川のせせらぎ、大河のとうとう
と流れる音、あるいは行き交う旅人の話し声、市場の賑
わいといった効果音が流れる。
【0075】この場合にもウォーキングのピッチが設定
ピッチとずれていないかどうかの監視が行われ、ずれて
いれば「もう少し速く歩きましょう」とか「ペースを落
としてください」といった仮想旅行ガイドの指示が流れ
る。設定ピッチを守って歩き、設定運動量を達成すれ
ば、最終目的地に無事到着したということになり、土地
の娘の「ここが○○です。ようこそ」といった歓迎の言
葉が主音声で流れる。設定ピッチからずれたとしても、
その時間が短かければ「無事到着ストーリー」で終わ
る。ずれていた時間が長ければ最終目的地の手前の地点
でタイムアウトということになる。どの地点でタイムア
ウトになるかはずれていた時間の長さによって定まる。
【0076】この場合もピッチ設定で「自由ペース」を
選択しておけば、ピッチを気にせず自由にウォーキング
を楽しむことができる。設定した運動量に達すれば自動
的に「最終目的地に到着」ということになる。
【0077】マラソンシミュレーションゲーム、登山シ
ミュレーションゲーム、旅行シミュレーションゲームと
して様々な種類、コースを用意することができるが、そ
の全てを携帯型本体2のメモリ部14に記憶させること
はできない。そこで、大記憶容量のサーバーに多様なゲ
ームデータを蓄え、その中から必要なものを取り出して
携帯型本体2にダウンロードできるようにする。図15
にその概念構成を示す。
【0078】図15において、100はインターネット
に代表される通信ネットワーク、101は通信ネットワ
ーク100に接続したサーバー、102は同じく通信ネ
ットワーク100に接続したパーソナルコンピュータで
ある。利用者は自分のパーソナルコンピュータ102か
らサーバー101に接続し、所望のシミュレーションゲ
ームデータをダウンロードする。そしてパーソナルコン
ピュータ102と携帯型本体2とをケーブルで接続し、
携帯型本体2のデータインポートボタン47を操作して
携帯型本体2にデータを落とし込む。サーバー101は
「歩行健康サイト」の中に用意しておくことができる。
【0079】なお、携帯型本体2をPDAとして構成
し、直接通信ネットワーク100経由でサーバー101
にアクセスするようにすることもできる。
【0080】図16、17に本発明運動インストラクシ
ョン装置の第2実施形態を示す。なおこの実施形態を含
む以下の実施形態において、第1実施形態と共通の構成
要素あるいは同等の機能を有する構成要素には前に使用
したのと同じ符号を付し、説明は省略するものとする。
【0081】第2実施形態の運動インストラクション装
置1aは据置型のトレッドミル60と、利用者の腰に装
着する携帯部61により構成される。トレッドミル60
は斜面部62に走行用無端ベルト及びその駆動装置(図
示せず)と、ハンドレール63を備える。斜面部62の
頂部に続く平坦部64にはポール65が立ち上がり、そ
の頂部に操作コンソール66が設置されている。操作コ
ンソール66は第1実施形態でレシーバ3が備えていた
次の構成要素を備える。すなわち制御部20、受信部2
1、電源部22、音声部23である。また、第1実施形
態で携帯型本体2が有していた次の構成要素を備える。
すなわち解析部11、入力部13、メモリ部14、及び
画像表示部16である。加えてベルト制御部67を備え
る。
【0082】携帯部61は第1実施形態で携帯型本体2
の備えていた次の構成要素を備える。すなわち制御部1
0、電源部12、送信部15、及び生体情報測定部17
である。
【0083】次に作用を説明する。入力部13を通じ操
作コンソール66でシミュレーションゲームの選択と各
種設定を行い、携帯部61を電源ONとし、入力部13
のスタート/ストップスイッチを押すと、無端ベルトが
設定に応じたスピードで動き出し、シミュレーションゲ
ームがスタートする。利用者Aはシミュレーションゲー
ムの種類に応じ無端ベルトの上でランニング又はウォー
キングを行う。利用者Aの体が動くと生体情報測定部1
7が信号を発し、そのデータは送信部15より無線で受
信部21に転送される。受信部21の受け取ったデータ
を解析部11が解析し、その結果に基づきシミュレーシ
ョンゲームが進行する。ゲーム進行中の音声は操作コン
ソール66の音声部23から流され、画像は同じく操作
コンソール66の画像表示部16に映し出されるもので
ある。
【0084】この実施形態の場合、第1実施形態に比べ
制御部20の処理すべきタスクが多く、制御部10の処
理すべきタスクは少ない。そこで、制御部20と制御部
10のCPUには処理すべきタスク量に見合った能力の
ものを選定する。あるいは、トレッドミル60に高性能
のパーソナルコンピュータを接続してこれに演算処理を
行わせ、高度な画像表示がなされるようにしてもよい。
【0085】携帯部61から操作コンソール66へのデ
ータ転送は無線でなく例えばUSBなどのケーブルで行
ってもよい。
【0086】図18に本発明運動インストラクション装
置の第3実施形態を示す。この実施形態の運動インスト
ラクション装置1bは、トレッドミル60と、生体情報
測定部17を備えた携帯部61とにより構成される点は
第2実施形態と同様であるが、トレッドミル60の平坦
部64に、操作コンソール66に代え大型の表示部70
を設置した点が第2実施形態にない特徴となっている。
第2実施形態で操作コンソール66に設けられていた構
成要素はトレッドミル60又は表示部70に移され、入
力部13は表示部70の正面に配置される。ただし、操
作コンソール66と同様のものを手の届きやすい箇所、
例えばハンドレール63に、配置することを妨げるもの
ではない。表示部70は大画面のリヤプロジェクション
装置またはプラズマディスプレイを備え、ここに画像を
表示する。また利用者Aの周囲にはサラウンドスピーカ
ーが配置される。
【0087】この実施形態の場合、実写の、あるいはコ
ンピュータグラフィックで作成した画像を利用者Aの前
に大画面で映し出すことができる。シミュレーションゲ
ームの内容に即した光景を目の前に置き、またサラウン
ドスピーカーの発する臨場感あふれる音響に取り囲ま
れ、利用者Aはバーチャルリアリティーの世界にひたっ
てシミュレーションゲームを楽しむことができる。
【0088】図19、20に本発明運動インストラクシ
ョン装置の第4実施形態を示す。この実施形態の運動イ
ンストラクション装置1cも第3実施形態と同様、トレ
ッドミル60の上に大型の表示部70を備えている。た
だし生体情報が無線経由でなく利用者Aの身体から直接
トレッドミル60に伝えられる点が第3実施形態と異な
る。すなわちハンドレール63に絶縁体のスリーブ80
をかぶせ、このスリーブ80の表面に、生体情報測定部
17の構成要素である1対の電極81、82を装着す
る。利用者Aがスリーブ80を握りしめ、電極81、8
2を短絡すると、利用者Aが運動実行態勢にあるとの信
号が解析部11に伝えられ、その解析結果に基づきシミ
ュレーションゲームが進行する。
【0089】トレッドミル60のブロック構成は図20
に示す通りである。無線を使用しないので送信部や受信
部は存在しない。この実施形態の場合、電極81、82
を握って運動を行うので、ランニングには適さない。ゆ
っくりとしたウォーキング、あるいはリハビリテーショ
ンの歩行訓練に適する。なお生体情報測定部17で心拍
数をキャッチすることも可能である。その場合、測定尺
度に「心拍数」を加えることができる。
【0090】図21、22に本発明運動インストラクシ
ョン装置の第5実施形態を示す。この実施形態の運動イ
ンストラクション装置1dはトレッドミル60に第2実
施形態と同様の操作コンソール66を備え、他方ハンド
レール63には第4実施形態と同様のスリーブ80と電
極81、82を備えている。すなわち生体情報測定部1
7はトレッドミル60の側に存在する。そして利用者A
はVR(バーチャルリアリティー)ゴーグル90をかけ
て運動を行う。
【0091】操作コンソール66とVRゴーグル90の
ブロック構成は図22に示す通りである。操作コンソー
ル66の送信部15から画像と音声のデータを送信し、
VRゴーグル90の受信部21でそれを受信する。VR
ゴーグル90は利用者Aの眼前に仮想現実の光景を出現
させる。なおこのブロック構成ではVRゴーグル90が
ヘッドホンを兼ねることになっているが、トレッドミル
60の側にサラウンドスピーカーを配置して、より臨場
感あふれるサウンドを楽しめるようにしてもよい。また
操作コンソール66からVRゴーグル90へのデータ転
送を無線でなくケーブルで行ってもよい。
【0092】以上、本発明の各種実施形態につき説明し
たが、この他、発明の主旨を逸脱しない範囲で更に種々
の変更を加えて実施することができる。
【0093】
【発明の効果】本発明は以下に掲げるような効果を奏す
るものである。
【0094】本発明では、生体情報測定部と、前記生体
情報測定部の測定結果に基づき運動量を算出する解析部
と、前記解析部の算出結果を報知する音声部及び/又は
画像表示部を備えた運動インストラクション装置におい
て、現実の運動を行うことにより仮想コースに沿っての
移動を仮想体験できるシミュレーションゲームをリアル
タイムで進行させる形で前記算出結果の報知が行われる
ようにしたから、現実の運動を行うと生体情報測定部の
測定結果に基づき運動量が算出され、運動量が的確に把
握されるとともに、仮想コースに沿っての移動を仮想体
験できるシミュレーションゲームがリアルタイムで進行
するので、利用者はゲームの進行を楽しみながら運動量
を効率よく知り、ゲームが結末を迎えるまで運動を継続
するという、運動継続の動機を与えられるものである。
【0095】このように本発明の運動インストラクショ
ン装置は、現実の運動を行うことにより仮想コースに沿
っての移動を仮想体験できるものであるから、ジョギン
グやウォーキングといった走行系あるいは歩行系の運動
と非常に親和性が高い。現実の運動と算出結果の表示と
の間に観念のずれが少なく、利用者としては運動達成度
を把握しやすい。運動のペースを守らせるのも容易であ
る。1回の運動に1回のシミュレーションゲームを対応
させることができ、同じゲームを繰り返さなくて済むの
で利用者を飽きさせない。
【0096】また本発明では、シミュレーションゲーム
の選択肢を複数個用意したから、その日の運動プログラ
ムに適応したシミュレーションゲームを実行することが
できることになり、便益性が高まる。
【0097】また本発明では、予め設定した運動量に合
わせてシミュレーションゲームが結末を迎えるようにし
たから、予め設定した運動をやり通すという動機づけが
なされる。
【0098】また本発明では、生体情報測定部が加速度
センサを含み、解析部においては加速度波形の時間積分
をもって運動量が算出されることとしたから、運動量が
正確に算出され、自己の運動量を具体的に知ることがで
きる。
【0099】また本発明では、シミュレーションがマラ
ソンシミュレーションゲームの形で行われることとした
から、ジョギングをしながらマラソンをしているような
気分にひたり、バーチャルランナーと競いつつ毎日のト
レーニングを楽しんで行うことができる。
【00100】また本発明では、シミュレーションが登
山シミュレーションゲームの形で行われることとしたか
ら、ウォーキング、あるいはリハビリテーションのため
の歩行訓練をしながら登山をしているような気分にひた
り、登山家をはじめ多くの人に山に関する知識と、歩く
楽しみを与えることができる。
【00101】また本発明では、シミュレーションを行
うためのデータが通信ネットワーク経由でサーバーより
配信されることとしたから、マラソン大会のコースや登
山対象の山に関する大きなデータベースを整備し、その
中から、実際に参加したいマラソン大会や登ってみたい
山を選んでイメージトレーニングを行うことが可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明運動インストラクション装置の第1実
施形態を示す使用状態図
【図2】 第1実施形態の運動インストラクション装置
のブロック構成図
【図3】 第1実施形態の運動インストラクション装置
の携帯型本体の斜視図
【図4】 図3と同様の斜視図にして、異なる状態を示
すもの
【図5】 携帯型本体の正面図
【図6】 シミュレーションゲームの選択肢の表
【図7】 測定尺度の選択肢の表
【図8】 運動量設定の選択肢の表
【図9】 ピッチ設定の選択肢の表
【図10】 マラソンシミュレーションゲームのコース
選択肢の表
【図11】 登山シミュレーションゲームのコース選択
肢の表
【図12】 旅行シミュレーションゲームのコース選択
肢の表
【図13】 音声方式の選択肢の表
【図14】 マラソンシミュレーションゲーム進行中の
液晶画面の図
【図15】 シミュレーションゲームのデータを通信ネ
ットワーク経由で取得する状況を示す概略構成図
【図16】 本発明運動インストラクション装置の第2
実施形態を示す使用状態図
【図17】 第2実施形態の運動インストラクション装
置のブロック構成図
【図18】 本発明運動インストラクション装置の第3
実施形態を示す使用状態図
【図19】 本発明運動インストラクション装置の第4
実施形態を示す使用状態図
【図20】 第4実施形態の運動インストラクション装
置のブロック構成図
【図21】 本発明運動インストラクション装置の第5
実施形態を示す使用状態図
【図22】 第5実施形態の運動インストラクション装
置のブロック構成図
【符号の説明】
1、1a、1b、1c、1d 運動インストラクション
装置 2 携帯型本体 3 レシーバ 10 制御部 11 解析部 12 電源部 13 入力部 14 メモリ部 15 送信部 16 画像表示部 17 生体情報測定部 20 制御部 21 受信部 22 電源部 23 音声部 30 ハウジング 31 可動ウィング 32 ヒンジ 33 液晶画面 34 ベルトクリップ 35 操作パネル部 36 蓋 37 操作パネル部 40 電源ボタン 41 ゲーム選択ボタン 42 測定尺度ボタン 43 運動量設定ボタン 44 ピッチ設定ボタン 45 コース選択ボタン 46 音声切替ボタン 47 データインポートボタン 48 上スクロールボタン 49 下スクロールボタン 50 左スクロールボタン 51 右スクロールボタン 52 決定ボタン 53 クリアボタン 54 スタート/ストップボタン 55 音量アップボタン 56 音量ダウンボタン 57 ピッチ音ボタン 58 運動量確認ボタン 60 本体 61 携帯部 62 斜面部 63 ハンドレール 64 平坦部 65 ポール 66 操作コンソール 67 ベルト制御部 70 表示部 80 スリーブ 81、82 電極 90 VRゴーグル 100 通信ネットワーク 101 サーバー 102 パーソナルコンピュータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09B 5/06 G09B 5/06 (72)発明者 和辻 徹 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 2C028 AA12 BA02 BB04 BB06 BC05 BD02 CA13

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生体情報測定部と、前記生体情報測定部
    の測定結果に基づき運動量を算出する解析部と、前記解
    析部の算出結果を報知する音声部及び/又は画像表示部
    を備え、現実の運動を行うことにより仮想コースに沿っ
    ての移動を仮想体験できるシミュレーションゲームをリ
    アルタイムで進行させる形で前記算出結果の報知が行わ
    れるようにしたことを特徴とする運動インストラクショ
    ン装置。
  2. 【請求項2】 シミュレーションゲームの選択肢を複数
    個用意したことを特徴とする請求項1に記載の運動イン
    ストラクション装置。
  3. 【請求項3】 予め設定した運動量に合わせてシミュレ
    ーションゲームが結末を迎えるようにしたことを特徴と
    する請求項1又は2に記載の運動インストラクション装
    置。
  4. 【請求項4】 生体情報測定部が加速度センサを含み、
    解析部においては加速度波形の時間積分をもって運動量
    が算出されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか
    に記載の運動インストラクション装置。
  5. 【請求項5】 シミュレーションがマラソンシミュレー
    ションゲームの形で行われることを特徴とする請求項1
    〜4のいずれかに記載の運動インストラクション装置。
  6. 【請求項6】 シミュレーションが登山シミュレーショ
    ンゲームの形で行われることを特徴とする請求項1〜4
    のいずれかに記載の運動インストラクション装置。
  7. 【請求項7】 シミュレーションを行うためのデータが
    通信ネットワーク経由でサーバーより配信されるように
    したことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の
    運動インストラクション装置。
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