JPH10262077A - 電子メール通信方法及び電子メールシステム - Google Patents

電子メール通信方法及び電子メールシステム

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JPH10262077A
JPH10262077A JP9065104A JP6510497A JPH10262077A JP H10262077 A JPH10262077 A JP H10262077A JP 9065104 A JP9065104 A JP 9065104A JP 6510497 A JP6510497 A JP 6510497A JP H10262077 A JPH10262077 A JP H10262077A
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JP
Japan
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mail
reply
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message
telephone
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Pending
Application number
JP9065104A
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English (en)
Inventor
Shinichiro Takagi
伸一郎 高木
Hisashi Obara
永 小原
Koji Matsuoka
浩司 松岡
Hisako Asano
久子 浅野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子メールシステムにおいて、電話からでも
電子メールの形での返信が可能な電子メールシステムを
提供する。 【解決手段】 本発明は、予め返信する定型メッセージ
を格納した返信メッセージ格納手段と、返信メールの情
報配置形式を格納した返信メール情報格納手段と、利用
者が電話のプッシュボタンを押下して指定したメッセー
ジ番号で返信メッセージ格納手段から検索して抽出した
定型メッセージと送信元情報と利用者の発信者情報を、
それぞれ返信メール情報格納手段に格納された返信メー
ルの形式で配置してテキストデータを作成する返信メー
ル処理手段と、作成された返信メールを発信するメール
発信手段とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子メール通信方
法及び電子メールシステムに係り、特に、企業内で交換
される業務用のメッセージを中心とする電子メールの利
用において、受信された電子メールの署名部より抽出さ
れた送信元情報と利用者の電話のPBで選択した定型メ
ッセージを返信メール用のテキストデータに変換して通
信網で接続された他の計算機に返信することが可能な電
子メール通信方法及び電子メールシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータや通信網の普及に伴い、企
業内での電子メールを介した業務情報のやりとりが頻繁
となっている。電子メールは、電話とは異なり、時間帯
や受信者に関わらず送ることができるため、受信者にと
っては、期限を伴うメールや緊急性を要するメール等が
混在することになる。このため、電子メールが情報交換
手段として普及した近年では、音声合成装置と組み合わ
せてメールを読み上げることにより、端末がなくても到
着の電子メールを外出先でも電話で聞き出すことができ
るシステムが出現している。例えば、特願平8−234
522号では、メールの本文を読み上げるだけでなく、
従来の電子メールシステムでは実現できないような処
理、即ち、本文部の中からタイトルに相当する表現や回
答期限に関する表現を抽出して案内する方法により、利
用者がメールの内容を察知したり、簡易に電子メールの
内容の種別の識別を行ったり、期限を伴うものや上司か
らの指示のような緊急性のあるメールを容易に識別した
りすることができるようになる記載例がある。
【0003】また、同じく特願平8−234522号に
開示されている内容として、緊急性を要するメールの場
合に、即応的に電話で応対することができるように、電
子メールのヘッダ部と本文部及び本文部については、末
尾の署名部と署名部以外の本文部にそれぞれ分離した
後、送信元情報を分離抽出する送信元の氏名、所属先、
電話番号やメールアドレスなどを抽出して音声で案内す
る方法が記載されており、これによって、利用者は外出
先でも電話で応答することができる。ここで、署名部か
ら送信元情報として、送信元の氏名、所属先、電話番号
やメールアドレスなどを抽出する方法は、特願平8−4
7789で示されている。さらに、緊急性を要するメー
ルの場合に返信する返信テキストを音声データに変換し
て音声メールとして送信する方法が、特開平7−212
393号で開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電子メ
ール情報交換手段として普及し、受信者にとっては、期
限を伴うメールや緊急性を要するメールなどが混在する
ことになった近年では、緊急性を要するメールの場合に
即応的に応対する手段が必要になるが、送信元情報とし
て氏名や所属名や電話番号が音声合成装置と組み合わせ
て案内する方法では、すべての場合で電話による直接の
返信が可能あるいは有効であるとは限らないので、妥当
な応答ができないという問題が残る。
【0005】また、返信テキストを音声データに変換し
て音声メールとして返信する方法では、電子メールを扱
う環境以外に音声メールを受信できる通信環境が必要で
あるという問題がある。本発明は、上記の点に鑑みなさ
れたもので、電話からでも電子メールの形での返信が可
能な電子メール通信方法及び電子メールシステムを提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の原理を
説明するための図である。本発明は、複数の通信網に接
続された計算機を用いて、テキストと制御情報で構成さ
れるメッセージを相互に交換する電子メール通信方法に
おいて、電子メールを前記通信網を介して受信し(ステ
ップ1)、受信した電子メールをヘッダ部、署名部を含
む本文部に分離し、それぞれ整形して格納しておき(ス
テップ2)、前記本文部について日本語テキスト解析を
行い(ステップ3)、解析された単語に韻律情報を付与
し、音声合成し(ステップ4)、音声合成された情報を
電話回線により利用者の電話に送信することにより、該
利用者は電子メールの内容を聞き(ステップ5)、利用
者は、電話のPBにより定型メッセージを指定し(ステ
ップ6)、予め格納されている定型メッセージから前記
利用者から指定されたメッセージを抽出し、格納されて
いる所定の返信メール形式に該メッセージを埋め込み
(ステップ7)、電子メールとして、発信元に送信する
(ステップ8)。
【0007】また、本発明は、返信メール形式に前記メ
ッセージを埋め込む際に、メッセージに加えて、可変情
報を埋め込む。また、本発明は、返信メール形式に前記
メッセージを埋め込む際に、返信メール形式の内容を端
末インターフェースを介して編集する。図2は、本発明
の原理構成図である。
【0008】本発明は、複数の通信網に接続された計算
機を用いて、テキストと制御情報で構成されるメッセー
ジを相互に交換する電子メールシステムであって、受信
された電子メールのヘッダ部と本文部及び該本文部につ
いては、末尾の署名部と署名部以外の本文部にそれぞれ
分離し、整形する受信処理手段1000と、ヘッダ部を
保持し、メールアドレスやメールタイトル、送信元情報
を抽出し、記憶手段に格納する情報抽出手段1100
と、電子メールの本文部の日本語テキストを解析して、
単語分割や単語情報を取得する日本語テキスト解析手段
1200と、日本語テキスト解析手段1200で解析さ
れた単語に、読み上げるための読み情報とアクセント・
ポーズを含む韻律情報を付与する読み振り韻律情報付与
手段1300と、読み振り韻律情報付与手段1300に
より読み情報と韻律情報が付与された単語を音声に変換
する音声合成手段1400と、音声合成手段1400に
より取得した読み上げ用音声を通信網インタフェースを
介して電話回線に配送する電子メール通信手段1500
と、予め返信する定型メッセージを格納した返信メッセ
ージ格納手段1600と、返信メールの情報配置形式を
格納した返信メール情報格納手段1700と、利用者が
電話のPBを押下して指定したメッセージ番号で返信メ
ッセージ格納手段1600から検索して抽出した定型メ
ッセージと送信元情報と利用者の発信者情報を、それぞ
れ返信メール情報格納手段1700に格納された返信メ
ールの形式で配置してテキストデータを作成する返信メ
ール処理手段1800と、作成された返信メールを発信
するメール発信手段1900とを有する。
【0009】また、上記の返信メール処理手段1800
は、電話のPBで利用者により返信メッセージ格納手段
1600から選択された定型メッセージに加えて、該定
型メッセージに埋め込む情報を取得する埋め込み情報取
得手段と、埋め込み情報取得手段により取得した埋め込
む情報を定型メッセージに埋め込んで返信メッセージを
生成する埋め込み手段とを含む。
【0010】また、上記の返信メール処理手段1800
は、返信メッセージ格納手段に格納されている定型メッ
セージと、返信メール情報格納手段に格納されている返
信メールの情報配置形式のそれぞれの内容を端末インタ
フェースを介して編集する返信情報編集手段を含む。ま
た、上記の返信メール処理手段1800は、電話より利
用者が入力した音声データを文字コードに変換する音声
データ変換手段と、音声データ変換手段により変換され
た文字コードに基づいて作成された、テキストデータを
格納するテキストデータ格納手段と、テキストデータ格
納手段に格納されている内容と、電子メールの文書添付
機能を用いて、返信メールのテキストデータを結合して
送信する結合送信手段とを含む。
【0011】上記のように、本発明によれば、予め返信
する定型メッセージを格納した返信メッセージ格納手段
と、返信メールの情報配置形式を格納した返信メール情
報格納手段と、利用者が電話のPBを押下して指定した
メッセージ番号で返信メッセージ格納手段から検索して
抽出した定型メッセージと送信元情報と、利用者の発信
者情報をそれぞれ返信メール情報格納手段に格納された
返信メールの形式で配置してテキストデータを作成する
返信メール処理手段と、作成された返信メールを発信す
る発信処理手段を具備することにより、受信者は、電話
による直接の返信ができない場合、あるいは、有効でな
い場合に、電話のPBによる操作だけで返信メールテキ
ストデータを作成し、返信することができるようにな
る。
【0012】また、本発明は、返信メッセージ格納手段
で格納する定型メッセージにおいて、利用者が電話のP
Bを押下し、埋め込み情報を取得する埋め込み情報取得
手段と、埋め込み情報を入力して返信メッセージを作成
する埋め込み手段とを具備することにより、返信メール
のテキストデータを作成する際に、電話のPBで利用者
が定型メッセージを選択するだけでなく、メッセージに
埋め込む電話番号などの可変情報を用いた機動的な返信
メールを作成することが可能となる。
【0013】さらに、本発明では、種々の情報により返
信メッセージを編集することが可能であるため、返信メ
ッーセージの長さ等の容易に変更が可能となる。また、
本発明は、音声データを返信メールテキストに添付して
送信できるので、電子メールを扱う通信環境だけで複雑
な指示内容を含む返信メールを動作させることが可能と
なる。
【0014】
【発明の実施の形態】図3は、本発明の電子メールシス
テムの構成を示す。同図に示す電子メールシステムは、
通信網インタフェース1、電子メール通信処理部2、発
信処理部3、送信メールボックス4、受信処理部5、受
信メールボックス6、端末インタフェース7、端末8、
電話網9、電話10、通信網11、ヘッダ抽出部20、
本文抽出部30、署名情報抽出部40、送信元情報ファ
イル50、文法及び単語辞書60、日本語テキスト解析
処理部70、読み振り韻律情報付与部80、音声合成装
置90、返信メッセージ格納ファイル100、返信メー
ル情報ファイル110、返信メール処理部120、埋め
込み情報取得部130、返信情報編集部140、音声デ
ータ変換部150より構成される。
【0015】通信網インタフェース1は、通信網11に
接続され、通信プロトコル等の変換を行う。電子メール
通信処理部2は、メールボックス4、6との間でメール
の送受信を制御する。発信処理部3は、メールを送信メ
ールボックス4から読み出し、返信メール処理部120
で加工して送信する。
【0016】送信メールボックス4は、発信処理部3に
送信用のメールを転送する。受信処理部5は、受信した
メールをヘッダ部と本文部に分離し、整形する。受信メ
ールボックス6は、受信した電子メールを保持し、当該
電子メールの署名情報や、本文部やヘッダ部が抽出され
る。端末インタフェース7は、属性情報と電子メールの
情報を端末に表示する。
【0017】端末8は、端末インタフェース7に接続さ
れる。電話網9は、本システムに接続され、電話10に
接続される。通信網11は、他の計算機に接続される。
ヘッダ抽出部20は、受信処理部5で分離されたヘッダ
部を保持し、From部から送信元のメールアドレスやSubj
ect 部からメールタイトルを抽出する。
【0018】本文抽出部30は、受信処理部5で分離さ
れた本文部を保持し、日本語テキストを抽出し整形す
る。署名情報抽出部40は、署名部を保持し、予め特徴
となる属性情報を抽出するためのキー単語ファイル(図
示せず)を用いて送信元情報を分離抽出し、送信元情報
ファイル50に格納する。
【0019】送信元情報ファイル50は、メールの送信
元の情報を格納する。文法及び単語辞書60は、日本語
テキストを解析するために日本語の単語と単語間の文法
的な接続関係の有無の記述をそれぞれ格納する。日本語
テキスト解析処理部70は、文法及び単語辞書60を用
いて、本文部の日本語テキストを解析して、単語分割や
単語情報を取得する。
【0020】読み振り韻律情報付与部80は、日本語テ
キスト解析処理部70で取得する単語分割や単語情報に
応じて読み情報とアクセント・ポーズなどを付与する。
音声合成装置90は、読み振り韻律情報付与部80で生
成されたデータを音声に変換する。返信メッセージ格納
ファイル100は、定型メッセージを格納する。
【0021】返信メール情報ファイル110は、返信メ
ールの情報配置形式を格納する。返信メール処理部12
0は、返信メールの形式で配置してテキストデータを作
成する。埋め込み情報取得部130は、電話のPBで利
用者が定型メッセージを選択するのみならず、メッセー
ジに埋め込む電話番号等の埋め込み情報を取得する。
【0022】返信情報編集部140は、返信メッセージ
格納ファイル100に格納される定型メッセージと、返
信メール情報ファイル110に格納される返信メールの
情報配置形式のそれぞれの内容を端末インタフェース7
を介して編集する。音声データ変換部150は、返信メ
ールのテキストデータを作成する際に、電話より利用者
が入力した音声データを文字コードに変換してテキスト
データファイルを作成する。
【0023】
【実施例】以下、図面と共に本発明の実施例を説明す
る。 [第1の実施例]本発明の第1の実施例として、到着メ
ールから発信元情報を抽出し、利用者が電話機のPBを
押下して指定した定型メッセージと合わせて返信メール
の形式で配置したメールテキストデータを返信処理する
までの動作の実施例について説明する。
【0024】ここで、本実施例の説明に用いる電子メー
ルの例を図4に示す。同図に示す電子メール本体200
は、メールヘッダ部210、メール本文部220から構
成され、メール本文220内には署名部230がある。
また、抽出された送信元情報240は、当該電子メール
本体200のメールヘッダ部210及び署名部230か
ら抽出される。
【0025】通信網11を介して通信網インタフェース
1及び電子メール通信処理部2により受信された電子メ
ール本体200については、受信処理部5でヘッダ部2
10と本文部220をそれぞれ分離し整形した後、ヘッ
ダ抽出部20でヘッダ部210を保持し、メールアドレ
スやメールタイトルを抽出し、本文抽出部30で、本文
部については末尾の署名部230と署名部以外の本文部
にそれぞれ分離し整形する。図4の例では、ヘッダ部2
10より
【0026】
【数1】
【0027】メールタイトル=「打合せの件」が抽出さ
れ、それぞれ、
【0028】
【数2】
【0029】に格納される。また、本文部220から
は、「企画開発部」の行以降が署名部230として抽出
された後、署名情報抽出部40の処理により、所属名=
「企画開発部」、氏名=「山田 一郎」、電話番号=
「03−3599−1234」、FAX番号=「03−
3599−4321」がそれぞれ送信元情報240とし
て抽出され、
【0030】
【数3】
【0031】の変数として送信元情報ファイル50に格
納される。一方、署名部230を除く本文部のテキスト
は、文法及び単語辞書60を用いた日本語テキスト解析
処理部70での日本語テキスト解析により単語分割や単
語情報抽出が行われ、さらに、読み振り韻律情報付与部
80で単語分割や単語情報に応じて読み情報とアクセン
ト・ポーズなどが付与され、音声合成装置90で音声に
変換されて、電子メール通信処理部2及び通信網インタ
フェース1から電話網9を介して読み上げられ、利用者
は電話10で電子メールの本文内容を聞き出すことがで
きる。
【0032】同様の手段で、送信元情報ファイル50に
格納される送信元情報も受信者による電話のPBの押下
による指示により、読み上げることができるので、受信
者は電話から送信元を確認することができる。この際
に、電子メールの内容が緊急性を要するメールの場合に
は、即時的に応答する手段が必要になるが、多くの場
合、上記の手段で送信元情報を読み上げて電話番号を聞
き出して応答することができる。しかし、すべての場合
で電話による応答が可能あるいは、有効であるとは限ら
ないので、電子メールの形式での応答即ち、電子メール
を返信したい状況が生じる。
【0033】このため、予め、返信に都合のよい定型メ
ッセージを返信メッセージ格納ファイル100に、返信
メールの形式も、返信メール情報ファイル110にそれ
ぞれ準備する。受信者は、電話のPBを押下して返信メ
ールを作成する指示を出すと、返信メール処理部120
は、受信者が電話のPBを押下して指定したメッセージ
番号で返信メッセージ格納ファイル100から定型メッ
セージを検索して抽出し、送信元情報ファイル50か送
信元情報を抽出し、返信メール情報ファイル110に格
納された返信メール形式に配置して、テキストデータを
作成し、発信処理部3に転送する。
【0034】発信処理部3は、電子メール通信処理部2
及び通信網インタフェース1から他の計算機に接続され
る通信網11を通して電子メールを発信する。図5は、
本発明の第1の実施例の電子メールに対して受信者が電
話で作成し返信メールの例である。同図を用いて、返信
メールの作成される過程を具体的に説明する。
【0035】返信メール300は、返信メールのヘッダ
部310、返信メールの宛先情報部320、定型メッセ
ージ330、返信メールの元となった到着メールの本文
部340、受信者の個人情報を記述する発信者情報部3
50、返信メールの宛先アドレス360、差出人となる
受信者のアドレス370、返信メールのタイトル380
から構成される。
【0036】返信メール処理部120は、受信者が電話
のPBを押下して指定したメッセージ番号で返信メッセ
ージ格納ファイル100から定型メッセージを検索して
抽出する。例では、メッセージ番号=1の『ご連絡のメ
ールの件』とメッセージ番号=2の『了解致しまし
た。』を組み合わせて定型メッセージ330が抽出され
ている。また、送信元情報ファイル50から送信元情報
を抽出する。例では、本文部に追記される宛先情報部3
20で示す情報が抽出される。返信メールの元となった
到着メールの本文部は到着メールの本文部340のよう
に行の先頭に、「TEL-Reply >」の識別子を付ける。こ
れらを返信メール情報ファイル110に格納された返信
メールの形式に応じて配置し、返信メールのテキストデ
ータを作成する。さらに、メール送信するために宛先の
アドレスを送信元情報ファイル50の中のアドレス、
【0037】
【数4】
【0038】から抽出し、To: の行に配置し、メールタ
イトルは送信元情報ファイル50の中のメールタイトル
【0039】
【数5】
【0040】から抽出し、「Reply with TEL: 」を付け
てSubject:の行に配置して発信処理部3に渡すと、電子
メールとして発信される。図6は、本発明の第1の実施
例の返信メッセージ格納ファイルの構成の例を示す。返
信メッセージ格納ファイル100は、受信者が電話のP
Bを押下して指定するためのメッセージ番号400、予
め格納されている返信メールに書き込まれる定型メッセ
ージテキスト410、及び情報パラメータ数420より
構成される。
【0041】このように受信者が電話のPBを押下して
メッセージ番号を選択すると、指定されたメッセージテ
キスト410が返信メッセージ格納ファイル100から
読み出だされて返信メールの定型メッセージ部に埋め込
まれる。図7は、本発明の第1の実施例の返信メール情
報ファイルの構成を示す。返信メール情報ファイル11
0は、返信メール全体部500、返信メールのヘッダ部
510、返信メールの宛先情報部520、定型メッセー
ジ部530、返信メールの元となった到着メールの本文
部540、予め配置された受信者の個人情報を用いる発
信者情報部550、
【0042】
【数6】
【0043】で示された返信メールの宛先アドレス56
0、
【0044】
【数7】
【0045】で示された宛先所属名570である。この
ように、
【0046】
【数8】
【0047】などのように、情報種別名とテキストを示
【0048】
【数9】
【0049】を用いた記述法で返信メールのテキスト形
式が予め格納されているので、これに合わせて必要な情
報を送信元情報ファイル50の中や返信メッセージ格納
ファイル100や返信メールの元となった到着メールの
本文部などから抽出して、それぞれ指定の位置に書き込
んで返信メールのテキストデータを作成する。上記に説
明したように、予め返信する定型メッセージを格納した
返信メッセージ格納ファイル100と、返信メールの情
報配置形式を格納した返信メール情報ファイル110
と、利用者が電話のPBを押下して指定したメッセージ
番号で返信メッセージ格納ファイル100から検索して
抽出した定型メッセージと、送信元情報と利用者の発信
者情報をそれぞれ返信メール情報ファイル110に格納
された返信メールの形式で配置してテキストデータを作
成する返信メール処理部120と、作成された返信メー
ルを発信する発信処理部3を具備することにより、受信
者は、電話による直接の返信ができない場合、あるい
は、有効でない場合に、電話のPBによる操作だけで返
信メールテキストデータを作成し、電子メ−ルを返信す
ることができるようになる。
【0050】[第2の実施例]本実施例では、前述の第
1の実施例で実現している構成の中で、特に返信メール
のテキストデータを作成する際に、返信メッセージの指
定方法として可変情報を入力する埋め込み型メッセージ
を指定する動作を説明する。前述の図3に示す構成と図
6に示す返信メッセージ格納ファイルの構成に基づいて
説明する。図6において、情報パラメータ数420は、
埋め込む必要のある情報パラメータの数である。受信者
が電話のPBでメッセージ番号を押下して返信メールの
メッセージを指定する際に、情報パラメータ数が0でな
いメッセージ番号を指定した場合に、返信メール処理部
120は、予め格納した案内メッセージを音声合成装置
90に与えて、利用者に対して埋め込み情報を入力する
ように電話10で読み上げる。
【0051】例えば、利用者がメッセージ番号“10”
を指定した場合、情報パラメータ数420は、“2”で
あるので、 『埋め込み型返信メッセージが指定されました。まず、
電話番号を入力して下さい。』 と読み上げて、電話番号の数字を入力要求する。例え
ば、利用者は予め定めた入力規則で、 「03*3599*1111#」 と入力すると埋め込み情報取得部130は、このPB信
号を認識して、 「TEL 03−3599−1111」 を文字列として取得して、返信メール処理部120に引
き渡す。
【0052】次に、返信メール処理部120は、 「時間を分指定で入力して下さい。」 などと時間指定の数字を入力要求する。例えば、利用者
は「30#」と入力すると、同様に埋め込み情報取得部
130は、このPB信号を認識して、「30分後」を文
字列として取得し、返信メール処理部120に引き渡
す。或いは、メッセージ番号が“11”の場合に、時刻
指定の箇所で「15*00#」と入力すると、「15:
00」が同様に文字列として取得される。この後、返信
メール処理部120は、これらの文字列を用いて、メッ
セージ番号10として、格納されている「{#電話番
号}に{#時間}に、ご連絡下さい。」の{ }にそれ
ぞれ埋め込んで、 『TEL 03−3599−1111に30分後に、ご
連絡下さい。』 という返信メールのメッセージを作成する。
【0053】上記に示したように、返信メッセージ格納
ファイル100で格納する定型メッセージにおいて、情
報パラメータ420の数が0でないメッセージを設定
し、利用者が電話のPBを押下し、埋め込み情報を取得
する埋め込み情報取得部130と、埋め込み情報を入力
して返信メッセージを作成する返信メール処理部120
とを具備することにより、返信メールのテキストデータ
を作成する際に、電話のPBで利用者が定型メッセージ
を選択するだけでなく、メッセージに埋め込む電話番号
などの可変情報を用いた機動的な返信メールを作成する
ことが可能となる。
【0054】[第3の実施例]本実施例は、図3に示す
構成において、返信メッセージ格納ファイル100に格
納される定型メッセージや返信メール情報ファイル11
0に格納される返信メールの情報配置形式の内容を端末
インタフェース7を介して編集する返信情報編集部14
0の動作を説明する。
【0055】返信メッセージ格納ファイル100に格納
される定型メッセージや返信メール情報ファイル110
に格納される返信メールの情報配置形式の内容を端末イ
ンタフェースを介して返信情報編集部140で編集を行
う。また、必要に応じて、追加することができる。例え
ば、返信メッセージ格納ファイル100の場合、図6の
構成では、メッセージ番号11の定型メッセージ410
「{#電話番号}に{#時刻}に、ご連絡下さい。」を
元にして、ここに、「あるいは、{#FAX番号}にお
送り下さい。」を追加して、さらに、情報パラメータ数
420を“3”に変更するような編集を行い、 『{#電話番号}に{#時刻}に、ご連絡下さい。ある
いは、{#FAX番号}にお送り下さい。』 という新しい定型メッセージを作成することができ、こ
れをメッセージ番号16として追加すると、利用者が、
メッセージ番号16を選ぶと、{#電話番号}と{#時
刻}と{#FAX番号}を入力要求するような定型メッ
セージを利用できるようになる。
【0056】また、図7の返信メール情報ファイル11
0において、例えば、宛先情報520の
【0057】
【数10】
【0058】の位置を入れ替えたり、削除したり、ある
いは、到着メールの本文部540において、
【0059】
【数11】
【0060】を削除して、返信メールの分量を減らした
りする編集を行って、利用者に応じた返信メールを作成
することができる。 [第4の実施例]本実施例では、図3に示す構成におい
て、定型メッセージによる返信メールのテキストデータ
の作成と送信だけでなく、利用者が電話より入力した音
声データを電子メールの文書添付機能を用いて結合して
送信する。
【0061】一般に、電子メールの送信の際には、作成
した文書ファイルを添付して送信する機能を具備してい
るので、この電子メールの基本機能を利用して電話から
複雑な内容の返信メールの送信を行うものである。ここ
で、返信メール処理部120で、返信メールのテキスト
データを作成する際には、利用者がPBの押下で指定し
た定型メッセージの情報パラメータ数420が“99”
の場合に、予め格納した案内メッセージを音声合成装置
90に与えて、電話で話すように要求し、利用者が電話
より一定時間入力した音声データを音声データ変換部1
50で文字コードに変換してテキストデータファイルを
作成する。
【0062】次に、発信処理部3で、返信メール処理部
120で作成された返信メールに、音声データ変換部1
50で作成されたテキストデータファイルを文書添付機
能を用いて結合して送信する。このように、音声データ
を返信メールテキストに添付して送信できるので、電子
メールを扱う通信環境だけで複雑な指示内容を含む返信
メールを動作させることが可能となる。
【0063】なお、本発明は、上記の実施例に限定され
ることなく、特許請求の範囲内で種々変更・応用が可能
である。
【0064】
【発明の効果】上述のように、本発明によれば、利用者
に到着した電子メールの署名情報抽出部の送信元情報と
利用者が電話のPBで指定したメッセージ番号で返信メ
ッセージ格納ファイルから検索した定型メッセージと利
用者の個人情報をそれぞれ返信メール情報ファイルに格
納された返信メールの形式で配置して、テキストデータ
を作成し、送信することにより、メールの形式での返信
が可能となる。
【0065】また、返信メールテキストの作成におい
て、電話のPBで利用者が定型メッセージを選択するだ
けでなく、メッセージに埋め込む電話番号等の可変情報
を入力する埋め込み型メッセージを指定することによ
り、応答として柔軟な返信メールのテキストを作成する
ことが可能となる。さらに、返信メールのテキストデー
タを作成する際に、電話より利用者が入力した音声デー
タを、返信メール処理部の音声テキスト変換部によっ
て、文字コードに変換してテキストデータファイルを作
成し、発信処理部で作成されたテキストデータファイル
を電子メールの文書添付機能を用いて結合して送信する
ことにより、音声データを返信メールテキストに添付し
て送信することが可能となり、電子メールを扱う通信環
境だけで動作が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明するための図である。
【図2】本発明の原理構成図である。
【図3】本発明の電子メールシステムの構成図である。
【図4】本発明の第1の実施例の電子メールと送信元情
報抽出の例を示す図である。
【図5】本発明の第1の実施例の電子メールの例におけ
る返信メールの例である。
【図6】本発明の第1の実施例の返信メッセージ格納フ
ァイルの構成を示す図である。
【図7】本発明の第1の実施例の返信メール情報ファイ
ルの構成を示す図である。
【符号の説明】
1 通信網インタフェース 2 電子メール通信処理部 3 発信処理部 4 送信メールボックス 5 受信処理部 6 受信メールボックス 7 端末インタフェース 8 端末 9 電話網 10 電話 11 通信網 20 ヘッダ抽出部 30 本文抽出部 40 署名情報抽出部 50 送信元情報ファイル 60 文法及び単語辞書 70 日本語テキスト解析処理部 80 読み振り韻律情報付与部 90 音声合成装置 100 返信メッセージ格納ファイル 110 返信メール情報ファイル 120 返信メール処理部 130 埋め込み情報取得部 140 返信情報編集部 150 音声データ変換部 200 メール本体 210 メールヘッダ部 220 メール本文部 230 署名部 240 抽出された送信元情報 300 返信メール 310 返信メールのヘッダ部 320 本文部に追記される宛先情報部 330 本文部に追記される定型メッセージ部 340 到着メールの本文部 350 発信者情報部 360 送信先メールアドレス 370 送信元メールアドレス 380 返信メールのタイトル 400 メッセージ番号 410 定型メッセージ 420 情報パラメータ数 500 返信メール 510 返信メールのヘッダ部 520 本文部に追記される宛先情報部 530 本文部に追記される定型メッセージ部 540 到着メールの本文部 550 発信者情報部 560 宛先メールアドレス 570 宛先情報 1000 受信処理手段 1100 情報抽出手段 1200 日本語テキスト解析手段 1300 読み振り韻律情報付与手段 1400 音声合成手段 1500 電子メール通信手段 1600 返信メッセージ格納手段 1700 返信メール情報格納手段 1800 返信メール処理手段 1900 メール発信手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04M 3/50 H04M 11/00 303 11/00 303 (72)発明者 浅野 久子 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の通信網に接続された計算機を用い
    て、テキストと制御情報で構成されるメッセージを相互
    に交換する電子メール通信方法において、 電子メールを前記通信網を介して受信し、 受信した電子メールをヘッダ部、署名部を含む本文部に
    分離し、それぞれ整形して格納しておき、 前記本文部について日本語テキスト解析を行い、 解析された単語に韻律情報を付与し、音声合成し、 音声合成された情報を電話回線により利用者の電話に送
    信することにより、該利用者は電子メールの内容を聞
    き、 利用者は、電話のプッシュボタン(以下PBと記す)に
    より定型メッセージを指定し、 予め格納されている定型メッセージから前記利用者から
    指定されたメッセージを抽出し、格納されている所定の
    返信メール形式に該メッセージを埋め込み、 電子メールとして、発信元に送信することを特徴とする
    電子メール通信方法。
  2. 【請求項2】 前記返信メール形式に前記メッセージを
    埋め込む際に、前記メッセージに加えて、可変情報を埋
    め込む請求項1記載の電子メール通信方法。
  3. 【請求項3】 前記返信メール形式に前記メッセージを
    埋め込む際に、 返信メール形式の内容を端末インターフェースを介して
    編集する請求項1記載の電子メール通信方法。
  4. 【請求項4】 複数の通信網に接続された計算機を用い
    て、テキストと制御情報で構成されるメッセージを相互
    に交換する電子メールシステムであって、 受信された電子メールのヘッダ部と本文部及び該本文部
    については、末尾の署名部と署名部以外の本文部にそれ
    ぞれ分離し、整形する受信処理手段と、 前記ヘッダ部を保持し、メールアドレスやメールタイト
    ル、送信元情報を抽出し、記憶手段に格納する情報抽出
    手段と、 前記電子メールの本文部の日本語テキストを解析して、
    単語分割や単語情報を取得する日本語テキスト解析手段
    と、 日本語テキスト解析手段で解析された単語に、読み上げ
    るための読み情報とアクセント・ポーズを含む韻律情報
    を付与する読み振り韻律情報付与手段と、 前記読み振り韻律情報付与手段により前記読み情報と前
    記韻律情報が付与された単語を音声に変換する音声合成
    手段と、 前記音声合成手段により取得した読み上げ用音声を通信
    網インタフェースを介して電話回線に配送する電子メー
    ル通信手段と、 予め返信する定型メッセージを格納した返信メッセージ
    格納手段と、 返信メールの情報配置形式を格納した返信メール情報格
    納手段と、 利用者が電話のPBを押下して指定したメッセージ番号
    で返信メッセージ格納手段から検索して抽出した定型メ
    ッセージと送信元情報と利用者の発信者情報を、それぞ
    れ前記返信メール情報格納手段に格納された返信メール
    の形式で配置してテキストデータを作成する返信メール
    処理手段と、 作成された返信メールを発信するメール発信手段とを有
    することを特徴とする電子メールシステム。
  5. 【請求項5】 前記返信メール処理手段は、 前記電話のPBで利用者により選択された定型メッセー
    ジに加えて、該定型メッセージに埋め込む情報を取得す
    る埋め込み情報取得手段と、 前記埋め込み情報取得手段により取得した埋め込む情報
    を前記定型メッセージに埋め込んで返信メッセージを生
    成する埋め込み手段とを含む請求項4記載の電子メール
    システム。
  6. 【請求項6】 前記返信メール処理手段は、 前記返信メッセージ格納手段に格納されている前記定型
    メッセージと、前記返信メール情報格納手段に格納され
    ている返信メールの情報配置形式のそれぞれの内容を端
    末インタフェースを介して編集する返信情報編集手段を
    含む請求項4または、5記載の電子メールシステム。
  7. 【請求項7】 前記返信メール処理手段は、 電話より利用者が入力した音声データを文字コードに変
    換する音声データ変換手段と、 前記音声データ変換手段により変換された文字コードに
    基づいて作成された、テキストデータを格納するテキス
    トデータ格納手段と、 前記テキストデータ格納手段に格納されている内容と、
    電子メールの文書添付機能を用いて、前記返信メールの
    テキストデータを結合して送信する結合送信手段とを含
    む請求項4、5、または、6記載の電子メールシステ
    ム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7065189B2 (en) 1998-01-20 2006-06-20 Nec Infrontia Corporation Voice mail apparatus and method of processing voice mail
JP2007028266A (ja) * 2005-07-19 2007-02-01 Fujitsu Fip Corp 電話サービス提供装置及びその方法
JP2008065602A (ja) * 2006-09-07 2008-03-21 Nec Corp メール返信システム,携帯端末,メール返信方法およびプログラム

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