JPH10261880A - 誘電体フィルタ用金属ケースおよび誘電体フィルタ - Google Patents
誘電体フィルタ用金属ケースおよび誘電体フィルタInfo
- Publication number
- JPH10261880A JPH10261880A JP8610597A JP8610597A JPH10261880A JP H10261880 A JPH10261880 A JP H10261880A JP 8610597 A JP8610597 A JP 8610597A JP 8610597 A JP8610597 A JP 8610597A JP H10261880 A JPH10261880 A JP H10261880A
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- Japan
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- metal case
- dielectric filter
- coaxial
- mounting board
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 挿入損失の少ない、薄型の誘電体フィルタを
得ること。 【解決手段】 同軸型共振器を備えた誘電体フィルタに
用いる金属ケース１の上面を、実装された同軸型共振器
の上面の面積よりも大きく長方形にくり抜いてくり抜き
部１１とし、前記くり抜き部１１の内側の少なくとも一
部に板状の接着部１０を下方に向けて設ける。
得ること。 【解決手段】 同軸型共振器を備えた誘電体フィルタに
用いる金属ケース１の上面を、実装された同軸型共振器
の上面の面積よりも大きく長方形にくり抜いてくり抜き
部１１とし、前記くり抜き部１１の内側の少なくとも一
部に板状の接着部１０を下方に向けて設ける。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体用通信機器
等に利用される誘電体フィルタに関わり、特に、誘電体
フィルタに用いて好適な誘電体フィルタ用金属ケースに
関わる。
等に利用される誘電体フィルタに関わり、特に、誘電体
フィルタに用いて好適な誘電体フィルタ用金属ケースに
関わる。
【０００２】
【従来の技術】従来の誘電体フィルタの一例として、図
３に、前記誘電体フィルタに用いた金属ケースの外観斜
視図を示し、図４に、８００ＭＨｚの周波数帯で用いら
れる誘電体フィルタの外観斜視図を示す。
３に、前記誘電体フィルタに用いた金属ケースの外観斜
視図を示し、図４に、８００ＭＨｚの周波数帯で用いら
れる誘電体フィルタの外観斜視図を示す。
【０００３】図３に示すように、金属ケース１２は、実
装基板とのずれを防ぐための位置決め部２、実装基板に
固定するための接着部３、同軸型共振器７の外部導体
（図示せず）を半田付けするときの半田逃げ穴４、同軸
型共振器調整穴５、回路素子調整穴６を備えている。
装基板とのずれを防ぐための位置決め部２、実装基板に
固定するための接着部３、同軸型共振器７の外部導体
（図示せず）を半田付けするときの半田逃げ穴４、同軸
型共振器調整穴５、回路素子調整穴６を備えている。
【０００４】図４に示すように、従来の誘電体フィルタ
は、入出力端子部９を備えた実装基板８に同軸型共振器
７と各回路素子（図示せず）を実装固定し、実装基板８
に金属ケース１２を覆せ、接着部３を実装基板８に半田
付けしてある。また、金属ケース１２と実装基板８との
固定強度をより強くするために、金属ケース１２と実装
基板８とを同軸型共振器７を介して機械的に結合してお
く必要がある。そこで、半田逃げ穴４の周囲で同軸型共
振器７と金属ケース１２の半田付けを行っている。
は、入出力端子部９を備えた実装基板８に同軸型共振器
７と各回路素子（図示せず）を実装固定し、実装基板８
に金属ケース１２を覆せ、接着部３を実装基板８に半田
付けしてある。また、金属ケース１２と実装基板８との
固定強度をより強くするために、金属ケース１２と実装
基板８とを同軸型共振器７を介して機械的に結合してお
く必要がある。そこで、半田逃げ穴４の周囲で同軸型共
振器７と金属ケース１２の半田付けを行っている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】移動体用通信機器の薄
型化が進むにつれて、移動体用通信機器に使用される誘
電体フィルタについても、より一層の薄型化が要求され
ている。また、電気特性に関しては、挿入損失の少ない
誘電体フィルタが求められている。
型化が進むにつれて、移動体用通信機器に使用される誘
電体フィルタについても、より一層の薄型化が要求され
ている。また、電気特性に関しては、挿入損失の少ない
誘電体フィルタが求められている。
【０００６】しかしながら、挿入損失の少ない誘電体フ
ィルタを実現するためには、Ｑの大きな同軸型共振器を
用いる必要があり、Ｑは同軸型共振器の体積に比例する
ので、より体積の大きな同軸型共振器、即ち、より高さ
寸法の大きい同軸型共振器を使用する必要がある。
ィルタを実現するためには、Ｑの大きな同軸型共振器を
用いる必要があり、Ｑは同軸型共振器の体積に比例する
ので、より体積の大きな同軸型共振器、即ち、より高さ
寸法の大きい同軸型共振器を使用する必要がある。
【０００７】誘電体フィルタの高さは、同軸型共振器の
高さと、金属ケース及び実装基板の厚さで決まるので、
誘電体フィルタの挿入損失を少なくすると、フィルタの
高さ寸法が大きくなり、薄型化の要求が満たされないと
いう問題があった。
高さと、金属ケース及び実装基板の厚さで決まるので、
誘電体フィルタの挿入損失を少なくすると、フィルタの
高さ寸法が大きくなり、薄型化の要求が満たされないと
いう問題があった。
【０００８】そこで、本発明の課題は、挿入損失の少な
い、薄型の誘電体フィルタを得ることにある。
い、薄型の誘電体フィルタを得ることにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、少なくとも１以上の同軸型共振器を備えた誘電体
フィルタに用いる金属ケースの前記同軸型共振器を実装
した実装基板に相対する面に、前記同軸型共振器の金属
ケースに相対する面の面積よりも大きくくり抜いたくり
抜き部を設け、前記くり抜き部の内側の少なくとも一部
に板状の接着部を実装基板に向けて延びるように設けた
誘電体フィルタ用金属ケースである。
めに、少なくとも１以上の同軸型共振器を備えた誘電体
フィルタに用いる金属ケースの前記同軸型共振器を実装
した実装基板に相対する面に、前記同軸型共振器の金属
ケースに相対する面の面積よりも大きくくり抜いたくり
抜き部を設け、前記くり抜き部の内側の少なくとも一部
に板状の接着部を実装基板に向けて延びるように設けた
誘電体フィルタ用金属ケースである。
【００１０】好ましくは、前記くり抜き部の形状は長方
形である誘電体フィルタ用金属ケースである。
形である誘電体フィルタ用金属ケースである。
【００１１】および、上記の誘電体フィルタ用金属ケー
スを用いた誘電体フィルタである。
スを用いた誘電体フィルタである。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して、本発明
の実施の形態に付いて説明する。
の実施の形態に付いて説明する。
【００１３】図１に本発明の誘電体フィルタ用金属ケー
スの外観斜視図を、図２に本発明の誘電体フィルタの外
観斜視図を示す。
スの外観斜視図を、図２に本発明の誘電体フィルタの外
観斜視図を示す。
【００１４】図１および図２に示すように、底なしの直
方体の形に金属ケース１を成形し、金属ケースの実装基
板に相対する面の一部を、同軸型共振器７の金属ケース
に相対する面よりも大きくくり抜いて、くり抜き部１１
を設けるとともに、各回路素子調整用穴６を設けた。ま
た、入出力端子部９を備えた実装基板８に同軸型共振器
７と各回路素子（図示せず）を実装固定し、金属ケース
１で同軸型共振器７と各回路素子を覆った。
方体の形に金属ケース１を成形し、金属ケースの実装基
板に相対する面の一部を、同軸型共振器７の金属ケース
に相対する面よりも大きくくり抜いて、くり抜き部１１
を設けるとともに、各回路素子調整用穴６を設けた。ま
た、入出力端子部９を備えた実装基板８に同軸型共振器
７と各回路素子（図示せず）を実装固定し、金属ケース
１で同軸型共振器７と各回路素子を覆った。
【００１５】また、金属ケース１の高さは同軸型共振器
７の高さと同じにした。また、くり抜き部１１の内側に
長方形で板状の接着部１０を実装基板８に向けて延びる
ように設けた。また、金属ケース１には、実装基板８と
の位置合わせのための位置決め部２を設けた。
７の高さと同じにした。また、くり抜き部１１の内側に
長方形で板状の接着部１０を実装基板８に向けて延びる
ように設けた。また、金属ケース１には、実装基板８と
の位置合わせのための位置決め部２を設けた。
【００１６】さらに、接着部１０と同軸型共振器７の側
面を半田付けし、接着部１０を介して、同軸型共振器７
と金属ケース１を機械的に結合した。
面を半田付けし、接着部１０を介して、同軸型共振器７
と金属ケース１を機械的に結合した。
【００１７】本実施の形態では、従来の誘電体フィルタ
に用いた同軸型共振器よりもＱの大きい同軸型共振器を
用いることができたので、誘電体フィルタの挿入損失を
低くすることができた。又、本実施の形態の誘電体フィ
ルタは、使用する金属ケースを同軸型共振器以外の回路
素子を覆う形にし、同軸型共振器を覆う部分をくり抜い
たので、金属ケースの厚さ分の低背化、即ち薄型化がで
きた。
に用いた同軸型共振器よりもＱの大きい同軸型共振器を
用いることができたので、誘電体フィルタの挿入損失を
低くすることができた。又、本実施の形態の誘電体フィ
ルタは、使用する金属ケースを同軸型共振器以外の回路
素子を覆う形にし、同軸型共振器を覆う部分をくり抜い
たので、金属ケースの厚さ分の低背化、即ち薄型化がで
きた。
【００１８】上記のようにして、挿入損失の少ない、薄
型の誘電体フィルタが得られた。
型の誘電体フィルタが得られた。
【００１９】
【発明の効果】本発明によれば、挿入損失の少ない、薄
型の誘電体フィルタが得られる。
型の誘電体フィルタが得られる。
【図１】本発明の誘電体フィルタ用金属ケースの外観斜
視図。
視図。
【図２】本発明の誘電体フィルタの外観斜視図。
【図３】従来の誘電体フィルタ用金属ケースの外観斜視
図。
図。
【図４】従来の誘電体フィルタの外観斜視図。
１ （本発明の誘電体フィルタ用）金属ケース ２ 位置決め部 ３ （従来の誘電体フィルタ用金属ケースに設けた）
接着部 ４ 半田逃げ穴 ５ 同軸型共振器調整穴 ６ 回路素子調整穴 ７ 同軸型共振器 ８ 実装基板 ９ 入出力端子部 １０ （本発明の誘電体フィルタ用金属ケースに設け
た）接着部 １１ （本発明の誘電体フィルタ用金属ケースに設け
た）くり抜き部 １２ （従来の誘電体フィルタ用）金属ケース
接着部 ４ 半田逃げ穴 ５ 同軸型共振器調整穴 ６ 回路素子調整穴 ７ 同軸型共振器 ８ 実装基板 ９ 入出力端子部 １０ （本発明の誘電体フィルタ用金属ケースに設け
た）接着部 １１ （本発明の誘電体フィルタ用金属ケースに設け
た）くり抜き部 １２ （従来の誘電体フィルタ用）金属ケース
Claims (3)
- 【請求項１】 少なくとも１以上の同軸型共振器を備え
た誘電体フィルタに用いる金属ケースの前記同軸型共振
器を実装した実装基板に相対する面に、前記同軸型共振
器の金属ケースに相対する面の面積よりも大きくくり抜
いたくり抜き部を設け、前記くり抜き部の内側の少なく
とも一部に板状の接着部を実装基板に向けて延びるよう
に設けたことを特徴とする誘電体フィルタ用金属ケー
ス。 - 【請求項２】 前記くり抜き部の形状は長方形であるこ
とを特徴とする請求項１記載の誘電体フィルタ用金属ケ
ース。 - 【請求項３】 請求項１および２のいずれかに記載の誘
電体フィルタ用金属ケースを用いたことを特徴とする誘
電体フィルタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8610597A JPH10261880A (ja) | 1997-03-19 | 1997-03-19 | 誘電体フィルタ用金属ケースおよび誘電体フィルタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8610597A JPH10261880A (ja) | 1997-03-19 | 1997-03-19 | 誘電体フィルタ用金属ケースおよび誘電体フィルタ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10261880A true JPH10261880A (ja) | 1998-09-29 |
Family
ID=13877434
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8610597A Pending JPH10261880A (ja) | 1997-03-19 | 1997-03-19 | 誘電体フィルタ用金属ケースおよび誘電体フィルタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10261880A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001085906A (ja) * | 1999-09-14 | 2001-03-30 | Murata Mfg Co Ltd | 誘電体共振器装置、誘電体デュプレクサおよび通信装置 |
| JP2005020046A (ja) * | 2003-06-23 | 2005-01-20 | Mitsubishi Electric Corp | 電磁装置およびその製造方法 |
-
1997
- 1997-03-19 JP JP8610597A patent/JPH10261880A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001085906A (ja) * | 1999-09-14 | 2001-03-30 | Murata Mfg Co Ltd | 誘電体共振器装置、誘電体デュプレクサおよび通信装置 |
| JP2005020046A (ja) * | 2003-06-23 | 2005-01-20 | Mitsubishi Electric Corp | 電磁装置およびその製造方法 |
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