JPH10261879A - 扉の開閉機構 - Google Patents

扉の開閉機構

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Publication number
JPH10261879A
JPH10261879A JP8328107A JP32810796A JPH10261879A JP H10261879 A JPH10261879 A JP H10261879A JP 8328107 A JP8328107 A JP 8328107A JP 32810796 A JP32810796 A JP 32810796A JP H10261879 A JPH10261879 A JP H10261879A
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JP
Japan
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door
closing
opening
stay
cassette
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JP8328107A
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English (en)
Inventor
Tadamichi Atsumi
忠道 渥美
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 カセコン蓋押しこみのための専用部品を不要
とし、蓋閉じ込み操作を連動させ、蓋の開放角度もカセ
ットが挿入できるだけの小さな角度とする。 【解決手段】 第一の開閉扉部8を有するユニット7
と、これをフローティング状態で支持するユニット支持
部6と、直接又は間接的に結合され、第一の開閉扉部8
の開閉方向と同じ方向に開閉する第二の開閉扉部2とを
有する扉の開閉機構において、ユニット支持部6側と第
二の開閉扉部2側とのそれぞれの部位に一端が回転自在
に係合され、他端がカシメ等による同一回転軸で係合さ
れ、第二の開閉扉部2の開閉動作を制限するためのくの
字状に構成された2つのステー9を設け、第二の開閉扉
部2を閉じることにより、ステー組品の一部が第一の開
閉扉部8に当接し、第一の開閉扉部8も同時に閉じるも
のである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラ一体型VT
R等のように、磁気テープの回転機構とマイクとが一体
化されている機器に於いて、回転機構に起因する各種ノ
イズがマイクに集音されないように、回転機構部をマイ
ク取付部に対してフローティング状態で支持する場合
の、マイク取付部に設けられた扉を閉じると同時に回転
機構部のカセット蓋も閉じるような場合の扉の開閉機構
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の扉の開閉機構を、例えば
カメラ一体型VTRのカセコン蓋と、カセット蓋を兼用
しマイク部も有する開閉自在な外観前面キャビネットに
ついて、図24乃至図26とともに説明する。
【0003】図24はカセット蓋2(キャビネット)を
開けた状態で、且つカセコン7上のカセコンSW20を
押してカセコン蓋8を開けた状態を示す外観図である。
図25はカセコン7がメカフレーム6にフローティング
状態で支持されている状態を示す平面図で、メカフレー
ム6上に変位可能に取り付けられたスペーサ6aを挟
み、カセコン7がビス6bによって3箇所で止められ、
スペーサー変位範囲でフローティング支持されている。
【0004】詳細図示はしないが、メカフレーム6は外
観後キャビネット5に固定されており、前面キャビネッ
ト2と後面キャビネット5とは図26の開閉軸2bによ
りヒンジ構造を形成し、前面キャビネット2をカセコン
蓋8と同じ方向に開閉可能としている。また、ステー2
aにて、前面キャビネット2の開閉角度や開閉軌道を制
限しており、前面キャビネット2のマイク部3にはマイ
クも設けられている。
【0005】このように、カセコン7のみがフローティ
ングの状態でメカフレーム6に支持されている。この場
合のカセット装填方法は、図24における開放状態のカ
セコン蓋8内にカセットを挿入し、カセコン蓋8をロッ
クされるまで手で押し込んだ後に、カセット蓋2を閉め
こんで完了(撮影スタンバイ完了)となる。
【0006】以上のように、カセコン7(メカ部分)を
フローティング支持し、マイク取付部と分離すること
で、記録時のメカ部分からの回転機構に起因するノイズ
のマイクへの飛び込みを軽減している。
【0007】また、カセット蓋2とカセコン蓋8とを連
動させようとするには、カセット蓋2のカセコン側に突
起等を設け、カセット蓋2を閉じることで突起がカセコ
ン蓋8を閉じるように構成することで可能となるが、上
記のように回転機構に起因するノイズが突起を介しマイ
クに伝搬され、マイクに集音されることとなる。
【0008】カセット蓋2とカセコン蓋8との閉止を連
動させ、且つフローティング構造を保つ為の簡易方法と
して、図27に示すように前面キャビネット2のカセッ
ト蓋ロック解除スライドスイッチ4にカセコンロック位
置を設ける方法も考えられる。
【0009】この方法は、前面キャビネット(カセット
蓋)2にカセコン蓋押さえ突起2cを設け、カセット蓋
2を閉じることでカセコン蓋8も閉じ込み、その後に、
スライドスイッチ4をカセコンロック位置にすることで
カセコン蓋8から突起2cを離す方法である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、機器
の小型化の要求による、機構部品も含む各部品の小型化
の必要性とともに、操作性の良い小型軽量機器であるこ
とも要求されている。そこで、図24乃至図26ととも
に上述した従来例1においては、カセコン蓋8の内側の
カセット収納部へ、カセットを上方より落し込んだ後に
カセコン蓋8を手で閉める操作が必要であるとともに、
カセコン蓋8とカセット蓋2との間に、手が入るだけの
空間が必要となり、カセット蓋2の開放角度もそれだけ
大きくとる必要があり、部品もそれだけ大きくなるとい
う問題があった。
【0011】また、図27とともに上述した従来例2に
おいては、カセコン蓋8とカセット蓋2との閉じ込み完
了後に、カセコン押し込み突起2cを離すためのスライ
ドスイッチ4の操作が必要となるとともに、スライドス
イッチ4の構造も複雑化してしまうという問題があっ
た。
【0012】すなわち、上記従来例においても、フロー
ティング構造を保ちつつ、開閉機構を構成することが出
来るが、操作の手間がかかったり、部品が複雑化した
り、大きくなってしまう欠点があった。
【0013】本発明はかかる課題に対してなされたもの
で、二重配置の開閉扉を連動閉止し、且つカセコンのフ
ローティング状態を維持することができる扉の開閉装置
を提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】本願請求項1に記載の発
明は、第一の開閉扉部(8)を有するユニット(7)
と、該ユニット(7)をフローティング状態で支持する
ユニット支持部(6)と、該ユニット支持部(6)と直
接又は間接的に結合され、上記第一の開閉扉部(8)の
開閉方向と同じ方向に開閉する第二の開閉扉部(2)と
を有する扉の開閉機構において、上記ユニット支持部
(6)側と上記第二の開閉扉部(2)側とのそれぞれの
部位に一端が回転自在に係合され、他端がカシメ等によ
る同一回転軸(18)で係合され、上記第二の開閉扉部
(2)の開閉動作を制限するためのくの字状に構成され
た2つのステー(9),(10)を設け、上記第二の開
閉扉部(2)を閉じることにより、ステー組品の一部が
上記第一の開閉扉部(8)に当接し、上記第一の開閉扉
部(8)も同時に閉じる動作をなすものである。
【0015】このように、カセット蓋(2)開閉のため
に従来から必要であったステー(2a)の構成を工夫
し、カセット蓋(2)閉じ込み時にカセコン蓋(8)に
ステー(9)が当接するような構成とすることで、カセ
コン蓋(8)押し込みのための専用部品が不要となり、
蓋閉じ込み操作を連動させることで操作性も改善でき、
カセット蓋(2)の開放角度もカセットが挿入出来るだ
けの小さな角度で良いことになる。
【0016】本願請求項2に記載の発明は、第一の開閉
扉部(8)を有するユニット(7)と、該ユニット
(7)をフローティング状態で支持するユニット支持部
(6)と、該ユニット支持部(6)と直接又は間接的に
結合され、上記第一の開閉扉部(8)の開閉方向と同じ
方向に開閉する第二の開閉扉部(2)とを有する扉の開
閉機構において、上記ユニット支持部(6)側と上記第
二の開閉扉部(2)側とのそれぞれの部位に一端が回転
自在に係合され、他端がカシメ等による同一回転軸(1
8)で係合され、上記第二の開閉扉部(2)の開閉動作
を制限するためのくの字状に構成された2つのステー
(9),(10)と、上記第一の開閉扉部(8)の閉じ
込み完了後にステー組品と第一の開閉扉部(8)とを離
間させる手段(13)とを設け、上記第二の開閉扉部
(2)を閉じることにより、ステー組品の一部が上記第
一の開閉扉部(8)に当接し、上記第一の開閉扉部
(8)も同時に閉じるとともに、上記第一の開閉扉部
(8)の閉じ込み完了後に、上記ユニット(7)をフロ
ーティング状態で支持するものである。
【0017】これによって、第二の開閉扉部(2)を閉
じることにより、ステー組品がカセット蓋(2)に当接
し、カセット蓋(2)も同時に閉じる動作を行い、連動
動作による操作性を向上させるとともに、第一の開閉扉
部(8)の閉じ込み完了時にステー組品とカセット蓋
(2)とを離間させる手段(13)を設けたことによ
り、カセット蓋(2)の閉じ込み操作だけで、ユニット
部分(7)をフローティング状態で支持することを可能
にしている。
【0018】本願請求項3に記載の発明は、前記請求項
2に記載の扉の開閉機構において、第二の開閉扉部
(2)側とユニット支持部(6)側とのそれぞれに回転
軸(14),(16)を有し、それぞれの回転軸(1
4),(16)に係合されるステー(9),(10)の
少なくても一方の軸穴(9a)が楕円形状を成し、少な
くとも一方のステー(9),(10)を直接又は間接的
に押圧又は引張することにより、該ステー(9),(1
0)を楕円軸穴(9a)の楕円方向に移動させること
で、軸間距離が相対的に短くなったステー側にステー組
品を変位させるものである。
【0019】これによって、カセット蓋(2)の閉じ込
み動作の中でステー(9),(10)に押圧力又は引張
力が加わるような手段をステー組品近辺の構造に持たせ
ることで、簡単にステー組品の変位を行わしめている。
【0020】本願請求項4に記載の発明は、前記請求項
2に記載の扉の開閉機構において、第二の開閉扉部
(2)側とユニット支持部(6)側との一方には回転軸
が設けられるとともに、他方には楕円形状の軸受け穴が
設けられ、少なくとも一方のステー(9),(10)を
直接又は間接的に押圧又は引張することにより、ステー
を楕円軸穴の楕円方向に移動させることで、2つのステ
ー(9),(10)の回転軸間距離を相対的に変化さ
せ、短くなったステー側にステー組品を変位させるもの
である。
【0021】これによって、第二の開閉扉部(2)側又
はユニット支持部(6)側のどちらかで軸設定ができな
い場合でも、ステー側に軸を設定することで、前記請求
項3に記載の発明と同様、簡単にステー組品の変位を行
わしめることができる。
【0022】本願請求項5に記載の発明は、前記請求項
3又は前記請求項4に記載の扉の開閉機構において、ユ
ニット支持部(6)側に設けられ、第二の開閉扉部
(2)の閉じ込み動作の中で、一方が第二の開閉扉部
(2)側に当接するとともに、他方がステー組品側に当
接し、第一の開閉扉部(8)の閉じ込み完了後の第二の
開閉扉部(2)側の押圧により、第一の開閉扉部(8)
とそれに当接するステー組品を離間させるように作用す
るシーソー板(13)を設けたものである。
【0023】これによって、カセット蓋(2)の閉じ込
み動作とともに、ステーの当接部(10b)に押されな
がらカセコン蓋(8)も連動し閉じ込まれ、カセコン蓋
(8)が閉じた後に、シーソー板(13)の一方をカセ
ット蓋(2)が押圧することで、シーソー板(13)の
他方がステー(9)を押し返し、カセコン蓋(8)から
ステー組品を離間させることができる。このように、簡
単な構成で2重配置の開閉扉の連動閉じ込み動作を可能
とするとともに、カセコン蓋(8)が完全に閉じた後の
カセット蓋(2)閉じ込み動作の中でカセコン蓋(8)
とステー組品とを離間させ、ユニット(7)のフローテ
ィング支持を可能としている。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の扉の開閉機構の第
一実施形態を、カメラ一体型VTRを例に、図1乃至図
8とともに説明する。図1はビデオカセットを装填する
ために前面キャビネットとカセコン蓋とを開放した状態
を示す外観図である。
【0025】図中において、1はカメラ一体型VTRの
カメラ部、2は前面キャビネット、3は前面キャビネッ
トに取付られているマイク部、4は前面キャビネット開
放のためのスライドスイッチ、5はメカフレーム6に取
付られ液晶(図示せず)取付部を覆う後面キャビネッ
ト、7はメカフレームにフローティング支持されたカセ
コン、8はカセコン蓋、9はステーユニットの一部であ
る第一ステー、20はカセコンスイッチである。
【0026】図2は本発明のステーユニット動作説明図
で、前面キャビネット2とカセコン蓋8とが開放状態を
示しており、図中において、9は一端をメカフレーム6
に2箇所で回動自在に軸受けされ、他端を回動自在に第
二ステー10とカシメ接続された第一ステー、10は一
端を回動自在にステーアングル11に軸受けされて、前
キャビフレーム12側に接続される第二ステー、10a
はシーソー当接部、10bはカセコン蓋押さえ、11は
第二ステー10の一端を係止し、前キャビフレーム12
に取付られるステーアングルである。
【0027】12は前面キャビネット2を支持する前キ
ャビフレーム、13はメカフレーム6に軸受けされメカ
フレーム6とカセコン7との間に位置し、一方を前キャ
ビフレーム12と当接し、他方を第二ステー10に当接
されるステーシーソー、18は2枚のステー9,10を
繋ぐ軸a、14は第二ステー10とステーアングル11
とを繋ぐ軸b、15はステー組品がくの字開閉動作をす
るためのガイド軸c、16は第一ステー9がくの字動作
と軸a方向への移動ガイドとなる軸d、17はシーソー
の軸e、19はメカフレーム6に軸受けされ前面キャビ
ネット2を開閉するための軸fである。
【0028】図3は本発明の動作においてカセコン蓋が
閉じられた時の状態図、図4は本発明の動作において前
面キャビネット(カセット蓋)が閉じられた時の状態図
である。また、図5乃至図8にはステー組品の構成部品
図を示している。
【0029】図5に示した第一ステー9において、9a
は軸a方向へ移動可能とするための楕円軸穴、9bはス
テー組品がくの字動作をするためのガイド穴で、ガイド
穴の9c側はステー組品が軸a方向へ移動する時の戻り
を容易にするために穴幅をやや広げてある。9cは第二
ステー10と接続されるカシメ軸穴である。
【0030】図6に示した第二ステー10において、1
0aはシーソー当接部、10bはカセコン蓋押さえ、1
0cは第一ステーと接続されるカシメ軸穴、10dはス
テーアングルと接続される軸穴である。また、図7に示
したステーシーソー13において、13aは軸穴であ
る。さらに、図8に示したステーアングル11におい
て、11aは第二ステー10と接続される軸穴である。
【0031】次に、図2乃至図4に従って本発明の動作
説明を行う。図2は前面キャビネットとカセコン蓋とが
開いた状態を示しており、操作者はカセコン蓋8内にビ
デオカセットを挿入し前面キャビネット2を手で押しな
がら閉じ込んでいく。前キャビフレーム12は軸fを支
点として閉じられるとともに、ステー組品のくの字形状
も軸aを支点に閉じられてゆく。
【0032】くの字形状が閉じられてゆき、カセコン蓋
押さえ10bがカセコン蓋8に当たった後も前面キャビ
ネット2を閉じ込んでゆくことで、カセコン蓋8は前面
キャビネット2が閉じられる前にカセコン部7へ閉じら
れる。
【0033】図3はカセコン蓋が閉じられた状態図で、
前面キャビネット2は閉じられる直前の状態であり、ス
テーシーソー13は一端がシソー当接部10aに、他端
が前キャビフレーム12に同時に当接している。
【0034】さらに、前面キャビネット2を押し込んで
行くことで、ステーシーソー13の前キャビフレーム1
2当接側はフレーム上をズレ移動することで、ステーシ
ーソー13は軸e17を支点としてステー組品を矢印A
方向へ移動させるようにシーソー当接部10aを押すた
め、第一ステー9は楕円穴9aとガイド穴9bとの幅広
部に沿って矢印B方向へ移動する。これによって、ステ
ー組品は矢印A方向へ移動することとなる。
【0035】図4は前面キャビネットも完全に閉じられ
た状態を示しており、ステー組品が矢印A方向へ移動し
たことで、カセコン蓋8を押し込んでいたカセコン蓋押
さえ10bはカセコン蓋8から離れ、カセコン7のフロ
ーティング状態が維持されることとなる。
【0036】本実施形態のカメラ一体型VTRは、図1
に示すように、液晶表示部でモニターしながらカメラ1
で撮影し、マイク部3からの音を録音するため、カセコ
ン7の回転機構からの回転音や振動音をマイクが拾い易
く、いろいろな対策が講じられている。
【0037】本実施形態においても、上記のように、メ
カフレーム6をメインシャーシとして各種部品を取り付
けているが、カセコン7のみはフローティング状態で支
持しており、この方法でカセコン7からのマイク3への
悪影響を軽減させている。また、上述のように、前面キ
ャビネット2の閉じ込み完了時に、カセコン蓋押さえ1
0bも同時にカセコン7から離すことで、カセコン7の
フローティング状態を維持するとともに、カセコン蓋8
を前面キャビネット2と連動して閉じることで、取り扱
いを簡単にしている。
【0038】尚、本実施形態においては、ステーシーソ
ー13を使用しているが、別の方法であってもステー組
品を矢印A方向に移動することで、同じ佐用効果を得る
ことができる。また、ステー組品のくの字開閉動作のた
めの部品構成としても、動作をもっと確実に、且つスム
ースにさせるための補助部材を使った方法も考えられ、
その一例を本発明の扉の開閉機構の第二実施形態とし
て、図9乃至図23とともに説明する。
【0039】図9はステー組品の組み立て図で、C.
D.E.F.G.Hの一点鎖線はカシメピンのカシメ軸
を示し、Iの一点鎖線は軸固定バネの係止位置を示して
いる。C軸は第一ステーANG21の楕円軸穴21aを
挟んで、ステー軸ガイド24のカシメ穴24aと第一ス
テー22の回転軸穴22aとにて、第一ステー22が回
転自在になるようカシメられている。D軸は第二ステー
23の回転軸穴23aと第二ステーANG25のカシメ
穴25aとにて、第二ステー23が回転自在になるよう
カシメられている。
【0040】E軸はステー軸ガイド24のカシメ穴24
bと第一ステーANG21の楕円軸穴21bとが、ステ
ー軸ガイド24が楕円方向に摺動自在になるようカシメ
られている。F軸は第一ステーANG21のガイド軸穴
21cと第一ステー22のガイド穴22cとが、第一ス
テー22が摺動自在になるようにカシメられている。G
軸はステーシーソー27の回転軸穴27cと第一ステー
ANG21の軸穴21gとにて、ステーシーソー27が
回転自在になるようカシメられている。
【0041】H軸は第一ステー22と第二ステー23と
が回転自在になるようにカシメられている。I部は第一
ステーANG21のフック21fと、第一ステーANG
21の開口部21dから突出するステー軸ガイド24の
フック24cとの間で、軸固定バネ26端にてそれぞれ
係止されている。
【0042】上述のようにして組み立てられたステー組
品を図10に示す。このステー組品において、第一ステ
ーANG21のビス穴21eをカセコン支持体にビス止
めし、第二ステーANG25のビス穴25cをカセット
蓋フレーム側にビス止めすることにより、上述した本発
明の第一実施形態と同様の構成となる。
【0043】上記第一実施形態と異なるステー軸ガイド
24と軸固定バネ26との動作を以下に説明する。軸固
定バネ26は、カシメピンによる同一摺動動作を行うス
テー軸ガイド24と第一ステー22の摺動軸を、第一ス
テーANG21の楕円穴21a、21bのフックf側と
反対端に押しあてるように付勢している。
【0044】カセコン蓋押さえ23bにより、カセコン
蓋が閉じられた後のカセット蓋閉じ込み動作により、ス
テーシーソー27のカセット蓋フレーム当接部27bが
押圧されることで、ステー当接部27aがステーシーソ
ー当接部23cを押圧し、ステー軸ガイド24と第一ス
テー22を第一ステー ANG21の楕円穴21a、2
1bのフック21f側へ摺動させ、カセコン蓋とカセコ
ン蓋押さえ23bとを離間させる。
【0045】カセット蓋を開くことで、カセット蓋側か
らのステーシーソー27への押圧が解除されると共に、
ステーシーソー27のステー組品への押圧も解除される
と、軸固定バネ26の復帰力で、ステー軸ガイド24と
第一ステー22との軸位置は初期位置に戻り、再びカセ
ット蓋を閉じることで、上記動作が繰り返えされる。
尚、この動作以外は上記第一実施形態のものと同様であ
る。
【0046】
【発明の効果】本願の請求項1に記載の発明に係る扉の
開閉機構は、上述したように、カセット蓋開閉の為に従
来から必要であったステーの構成を工夫し、カセット蓋
閉じ込み時にカセコン蓋にステーが当接するような構成
としているので、カセコン蓋押し込みの為の専用部品が
不要となり、蓋閉じ込み操作を連動させることで操作性
も改善でき、カセット蓋の開放角度もカセットが挿入出
来るだけの小さな角度で良いことになる。
【0047】本願の請求項2に記載の発明に係る扉の開
閉機構は、第二の開閉扉部を閉じることによりステー部
がカセット蓋に当接しカセット蓋も同時に閉じる動作を
行い、連動動作による操作性を向上させるとともに、第
二の開閉扉部の閉じ込み完了時にステー部とカセット蓋
とを離間させる手段を設けているので、カセット蓋の閉
じ込み操作だけで、ユニット部分をフローティング状態
で支持することを可能にしている。
【0048】本願の請求項3に記載の発明に係る扉の開
閉機構は、カセット蓋の閉じ込み動作の中でステーに押
圧又は引張力が加わるような手段をステー部近辺の構造
に持たせることで、簡単にステー組品の変位を行わしめ
ている。
【0049】本願の請求項4に記載の発明に係る扉の開
閉機構は、第二の開閉扉側又はユニット支持側のどちら
かで軸設定ができない場合でも、ステー側に軸を設定す
ることで、請求項3に記載の発明と同様、簡単にステー
組品の変位を行わしめることができる。
【0050】本願の請求項5に記載の発明に係る扉の開
閉機構は、カセット蓋の閉じ込み動作とともにに、ステ
ーの当接部に押されながらカセコン蓋も連動し閉じ込ま
れ、カセコン蓋が閉じた後に、シーソー板の一方をカセ
ット蓋が押圧することでシーソー板の他方がステーを押
し返し、カセコン蓋からステー組品を離間させている。
このように簡単な構成で、2重配置の扉の連動閉じ込み
動作を可能とするとともに、カセコン蓋が完全に閉じた
後のカセット蓋閉じ込み動作の中でカセコン蓋とステー
とを離間させ、ユニットのフローティング支持を可能と
している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の扉の開閉機構の第一実施形態を採用し
たカメラ一体型VTRにおけるカセット蓋開放時の状態
を示す外観図である。
【図2】本発明の扉の開閉機構の第一実施形態における
ステーユニットの動作説明図で、カセット蓋とカセコン
蓋とが開放された状態を示す側面図である。
【図3】本発明の扉の開閉機構の第一実施形態における
ステーユニットの動作説明図で、カセコン蓋が閉じられ
た状態を示す側面図である。
【図4】本発明の扉の開閉機構の第一実施形態における
ステーユニットの動作説明図で、カセコン蓋とカセット
蓋との両方が閉じられた状態を示す側面図である。
【図5】本発明の扉の開閉機構の第一実施形態における
ステー組品構成部品のうち、メカフレーム側に一端を係
止されるステーを示す説明図である。
【図6】本発明の扉の開閉機構の第一実施形態における
ステー組品構成部品のうち、メカフレーム側に一端を係
止されるステーを示す説明図である。
【図7】本発明の扉の開閉機構の第一実施形態における
ステー組品構成部品のうち、メカフレーム側に取付られ
るステーシーソーを示す説明図である。
【図8】本発明の扉の開閉機構の第一実施形態における
ステー組品構成部品のうち、ステーの一端を係止且つカ
セット蓋側に取付られるステーアングルを示す説明図で
ある。
【図9】本発明の扉の開閉機構の第二実施形態における
ステー組品の組み立て順を示す説明図である。
【図10】本発明の扉の開閉機構の第二実施形態におけ
るステー組品を示す説明図である。
【図11】本発明の扉の開閉機構の第二実施形態におけ
るステー組品の構成部品であるステーANGを示す正面
図である。
【図12】本発明の扉の開閉機構の第二実施形態におけ
るステー組品の構成部品であるステーANGを示す側面
図である。
【図13】本発明の扉の開閉機構の第二実施形態におけ
るステー組品の構成部品であるステーを示す正面図であ
る。
【図14】本発明の扉の開閉機構の第二実施形態におけ
るステー組品の構成部品であるステーを示す側面図であ
る。
【図15】本発明の扉の開閉機構の第二実施形態におけ
るステー組品の構成部品であるステーを示す正面図であ
る。
【図16】本発明の扉の開閉機構の第二実施形態におけ
るステー組品の構成部品であるステーを示す側面図であ
る。
【図17】本発明の扉の開閉機構の第二実施形態におけ
るステー組品の構成部品であるステー軸ガイドを示す正
面図である。
【図18】本発明の扉の開閉機構の第二実施形態におけ
るステー組品の構成部品であるステー軸ガイドを示す側
面図である。
【図19】本発明の扉の開閉機構の第二実施形態におけ
るステー組品の構成部品であるステーANGを示す正面
図である。
【図20】本発明の扉の開閉機構の第二実施形態におけ
るステー組品の構成部品であるステーANGを示す側面
図である。
【図21】本発明の扉の開閉機構の第二実施形態におけ
るステー組品の構成部品である軸固定バネを示す正面図
である。
【図22】本発明の扉の開閉機構の第二実施形態におけ
るステー組品の構成部品である軸固定バネを示す側面図
である。
【図23】本発明の扉の開閉機構の第二実施形態におけ
るステー組品の構成部品であるステーシーソーを示す正
面図である。
【図24】従来の扉の開閉機構の説明図で、カメラ一体
型VTRのカセット蓋とカセコン蓋との両方の開放状態
を示す外観図である。
【図25】従来の扉の開閉機構におけるカセコンのフロ
ーティング状態を示す説明図である。
【図26】従来例1の説明図で、カメラ一体型VTRの
カセット蓋とカセコン蓋との両方の開放状態を示す側面
視図である。
【図27】従来例2の説明図で、カメラ一体型VTRの
カセット蓋とカセコン蓋との両方の開放状態を示す側面
視図である。
【符号の説明】
1 カメラ部 2 前面キャビネット(カセット蓋) 2a ステー 2b 開閉軸 2c 突起 3 マイク部 4 スライドスイッチ 5 後面キャビネット 6 メカフレーム 6a スペーサ 6b ビス 7 カセコン 8 カセコン蓋 9 第一ステー 9a 軸穴 9b 軸ガイド穴 9c 軸穴 10 第二ステー 10a シーソー当接部 10b カセコン蓋押さえ 10c 軸穴 10d 軸穴 11 ステーアングル 11a 軸穴 12 前面キャビネットフレーム 13 ステーシーソー 13a 軸穴 14 回転軸b 15 回転軸c 16 回転軸d 17 回転軸e 18 回転軸a 19 回転軸f 20 カセコンスイッチ 21 第一ステーANG 21a 楕円軸穴 21b 楕円軸穴 21c ガイド軸穴 21d 開口部 21e ビス穴 21f フック 21g 軸穴 22 第一ステー 22a 回転軸穴 22b 回転軸穴 22c 回転ガイド穴 23 第二ステー 23a 回転軸穴 23b カセコン蓋押さえ 23c ステーシーソー当接部 23d 回転軸穴 24 ステー軸ガイド 24a カシメ穴 24b カシメ穴 24c フック 25 第二ステーANG 25a カシメ穴 25b ビス穴 26 軸固定バネ 27 ステーシーソー 27a ステー当接部 27b カセット蓋フレーム当接部 27c 回転軸穴 A,B 移動方向、 C,D,E,F,G.H カシメ軸 I バネ係止
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G11B 33/12 308 G11B 33/12 308Z

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一の開閉扉部(8)を有するユニット
    (7)と、 該ユニット(7)をフローティング状態で支持するユニ
    ット支持部(6)と、 該ユニット支持部(6)と直接又は間接的に結合され、
    上記第一の開閉扉部(8)の開閉方向と同じ方向に開閉
    する第二の開閉扉部(2)とを有する扉の開閉機構にお
    いて、 上記ユニット支持部(6)側と上記第二の開閉扉部
    (2)側とのそれぞれの部位に一端が回転自在に係合さ
    れ、他端がカシメ等による同一回転軸(18)で係合さ
    れ、上記第二の開閉扉部(2)の開閉動作を制限するた
    めのくの字状に構成された2つのステー(9),(1
    0)を設け、 上記第二の開閉扉部(2)を閉じることにより、ステー
    組品の一部が上記第一の開閉扉部(8)に当接し、上記
    第一の開閉扉部(8)も同時に閉じることを特徴とする
    扉の開閉機構。
  2. 【請求項2】 第一の開閉扉部(8)を有するユニット
    (7)と、 該ユニット(7)をフローティング状態で支持するユニ
    ット支持部(6)と、 該ユニット支持部(6)と直接又は間接的に結合され、
    上記第一の開閉扉部(8)の開閉方向と同じ方向に開閉
    する第二の開閉扉部(2)とを有する扉の開閉機構にお
    いて、 上記ユニット支持部(6)側と上記第二の開閉扉部
    (2)側とのそれぞれの部位に一端が回転自在に係合さ
    れ、他端がカシメ等による同一回転軸(18)で係合さ
    れ、上記第二の開閉扉部(2)の開閉動作を制限するた
    めのくの字状に構成された2つのステー(9),(1
    0)と、 上記第一の開閉扉部(8)の閉じ込み完了後にステー組
    品と第一の開閉扉部(8)とを離間させる手段(13)
    とを設け、 上記第二の開閉扉部(2)を閉じることにより、ステー
    組品の一部が上記第一の開閉扉部(8)に当接し、上記
    第一の開閉扉部(8)も同時に閉じるとともに、上記第
    一の開閉扉部(8)の閉じ込み完了後に、上記ユニット
    (7)をフローティング状態で支持することを特徴とす
    る扉の開閉機構。
  3. 【請求項3】 第二の開閉扉部(2)側とユニット支持
    部(6)側とのそれぞれに回転軸(14),(16)を
    有し、 それぞれの回転軸(14),(16)に係合されるステ
    ー(9),(10)の少なくても一方の軸穴(9a)が
    楕円形状を成し、 少なくとも一方のステー(9),(10)を直接又は間
    接的に押圧又は引張することにより、該ステー(9),
    (10)を楕円軸穴(9a)の楕円方向に移動させるこ
    とで、軸間距離が相対的に短くなったステー側にステー
    組品を変位させることを特徴とする前記請求項2に記載
    の扉の開閉機構。
  4. 【請求項4】 第二の開閉扉部(2)側とユニット支持
    部(6)側との一方には回転軸が設けられるとともに、
    他方には楕円形状の軸受け穴が設けられ、 少なくとも一方のステー(9),(10)を直接又は間
    接的に押圧又は引張することにより、ステーを楕円軸穴
    の楕円方向に移動させることで、2つのステー(9),
    (10)の回転軸間距離を相対的に変化させ、短くなっ
    たステー側にステー組品を変位させることを特徴とする
    前記請求項2に記載の扉の開閉機構。
  5. 【請求項5】 ユニット支持部(6)側に設けられ、第
    二の開閉扉部(2)の閉じ込み動作の中で、一方が第二
    の開閉扉部(2)側に当接するとともに、他方がステー
    組品側に当接し、第一の開閉扉部(8)の閉じ込み完了
    後の第二の開閉扉部(2)側の押圧により、第一の開閉
    扉部(8)とそれに当接するステー組品を離間させるよ
    うに作用するシーソー板(13)を設けたことを特徴と
    する前記請求項3又は前記請求項4に記載の扉の開閉機
    構。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1575052A2 (en) * 2004-03-10 2005-09-14 Samsung Electronics Co., Ltd. Tape deck
JP2007073085A (ja) * 2005-09-02 2007-03-22 Canon Inc 記録再生装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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EP1575052A3 (en) * 2004-03-10 2008-04-09 Samsung Electronics Co., Ltd. Tape deck
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