JPH10261125A - 円板状体の繰出装置 - Google Patents

円板状体の繰出装置

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JPH10261125A
JPH10261125A JP9065884A JP6588497A JPH10261125A JP H10261125 A JPH10261125 A JP H10261125A JP 9065884 A JP9065884 A JP 9065884A JP 6588497 A JP6588497 A JP 6588497A JP H10261125 A JPH10261125 A JP H10261125A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 円板状体を摺接抵抗の少ない状態で確実、円
滑に載置移送するための大径の環状受け部材を有効利用
して、電動モータから回転体への動力伝達系に設けられ
る減速機構の簡素化、部品点数の削減を図り、その結果
として繰出装置の小型化、製造コストの低廉化を達成す
る。 【解決手段】 ホッパーの底部に、円板状体が入り込
み、かつ、この円板状体を回転経路に沿って移送する複
数の貫通孔3Aを回転方向に所定間隔を置いて形成して
ある回転体3を設ける。回転体3に、貫通孔3A内の円
板状体の一部を載置支持する環状の受け部材10を設け
る。環状受け部材10に、電動モータM側の伝動ギア2
Bと噛み合い連動する減速用のギア4を一体回転状態で
設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技設備で使用さ
れるメダルやコイン等の円板状体を一枚ずつ繰り出す装
置で、詳しくは、多数の円板状体を収納可能なホッパー
の底部に、前記円板状体が入り込み、かつ、この円板状
体を回転経路に沿って移送する複数の貫通孔又は切欠部
を回転方向に所定間隔を置いて形成してある回転体を設
けるとともに、前記回転体に、前記貫通孔又は切欠部内
の円板状体の一部を載置支持する環状の受け部材を設け
てある円板状体の繰出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の円板状体の繰出装置は、前記回
転体の貫通孔又は切欠部内の各々に円板状体を入り込ま
せた状態で回転経路に沿って移送するから、回転体の上
面がホッパー内の多数の円板状体群と接触している状態
でも、円板状体を確実に繰り出すことができ、しかも、
前記回転体の貫通孔又は切欠部内に入り込んだ円板状体
の一部を環状受け部材にて載置支持した状態で回転経路
に沿って移送するから、前記回転体の裏面に、該回転体
の貫通孔又は切欠部内に入り込んだ円板状体をホッパー
の底面に摺接させながら回転経路に沿って押圧移動させ
る突起を設けたものに比して、円板状体を回転経路に沿
って移送するときの摺接抵抗が少なく、駆動負荷の軽減
によって電動モータの小型化を図ることができる。そし
て、上述の利点を有する円板状体の繰出装置おいて、従
来では、前記ホッパーの底部に、電動モータにより駆動
回転される回転体の回転数を円板状体の繰出に適した回
転数に調整するための複数の減速ギアを備えた減速ケー
スを取り付けるとともに、前記回転体の裏面の回転中心
位置には、前記減速ケースの出力軸に外嵌する筒状のボ
ス部を形成し、更に、前記ボス部には、出力軸の上端に
形成された断面ほぼD形状の異径部に回転軸芯方向から
係合して、該出力軸と回転体とを一体回転させる係合凹
部を形成していた(例えば、実開平3−86472号公
報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
円板状体の繰出装置では、前記回転体と電動モータとの
間に、複数の減速ギアを備えた大きな減速ケースを配設
しなければならないため、繰出装置全体が大型化すると
ともに、製造コストの高騰化を招来していた。本発明
は、上述の実情に鑑みてなされたものであって、その主
たる課題は、円板状体を摺接抵抗の少ない状態で確実、
円滑に載置移送するための大径の環状受け部材を有効利
用して、電動モータから回転体への動力伝達系に設けら
れる減速機構の簡素化、部品点数の削減を図り、その結
果として繰出装置の小型化、製造コストの低廉化を達成
することのできる円板状体の繰出装置を提供する点にあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の請求項1記載の円板状体の繰出装置の特徴構
成は、多数の円板状体を収納可能なホッパーの底部に、
前記円板状体が入り込み、かつ、この円板状体を回転経
路に沿って移送する複数の貫通孔又は切欠部を回転方向
に所定間隔を置いて形成してある回転体を設けるととも
に、前記回転体に、前記貫通孔又は切欠部内の円板状体
の一部を載置支持する環状の受け部材を設けてある円板
状体の繰出装置であって、前記環状受け部材に、電動モ
ータ側の伝動ギアと噛み合い連動する減速用のギアを一
体回転状態で設けてある点にある。上記特徴構成によれ
ば、前記回転体の回転により、該回転体の貫通孔又は切
欠部内に入り込んだ円板状体の一部を環状受け部材にて
載置支持した状態で、この円板状体を回転経路に沿って
移送するから、回転体の上面がホッパー内の多数の円板
状体群と接触している状態でも、円板状体を確実に繰り
出すことができ、しかも、円板状体の一部を環状受け部
材にて載置支持した状態で回転経路に沿って移送するか
ら、円板状体とホッパーの底面との間での摺動抵抗を減
少することができ、その分だけ駆動負荷を低減して電動
モータの小型化を図ることができる。特に、本発明で
は、前記減速機構を構成する一つの減速用ギアを環状受
け部材の裏面に設けるから、換言すれば、複数の貫通孔
又は切欠部に臨む大径の環状受け部材を利用して減速ギ
アを構成するから、その分だけ電動モータから回転体へ
の動力伝達系に設けられる減速機構の簡素化、部品点数
の削減を図ることができる。それ故に、円板状体を摺接
抵抗の少ない状態で確実、円滑に載置移送するための大
径の環状受け部材を有効利用して、伝動モータの小型
化、並びに、電動モータから回転体への動力伝達系に設
けられる減速機構の簡素化、部品点数の削減、或いは、
減速ギアの数の大幅な減少による減速ケースの省略によ
り、繰出装置の小型化、製造コストの低廉化を達成する
ことのできる。
【0005】本発明の請求項2記載の円板状体の繰出装
置の特徴構成は、前記減速用ギアが、前記環状受け部材
の裏面に備えられた環状突起に設けられているととも
に、前記ホッパーの底部に、前記回転体の回転経路に沿
って前記環状受け部材の最大幅よりも僅かに大なる開口
幅を備えた環状ガイド溝が形成され、前記環状受け部材
と前記環状突起とが、前記環状ガイド溝内に係入されて
いる点にある。上記特徴構成では、前記伝動ギアと噛み
合い連動する減速用ギアを環状受け部材の裏面に設けて
あるから、ホッパー内の円板状体群に対して減速用ギア
のギア部を前記環状受け部材にて覆うことができ、その
結果、円板状体の減速用ギアに対する接触を防止できる
だけでなく、前記円板状体群に混在する異物の減速用ギ
アに対する接触も抑制することができる。それ故に、円
板状体群に混在する異物が減速用ギアと電動モータ側の
伝動ギアとの噛合部分に噛み込まれることを抑制するこ
とができるから、このような噛み込みに起因する回転負
荷の増大、或いは、回転停止等の回転体の回転不良の発
生を製作コスト的に有利に抑制することができる。
【0006】本発明の請求項3記載の円板状体の繰出装
置の特徴構成は、前記減速用ギアが前記環状突起の外周
面に形成されている点にある。上記特徴構成では、前記
減速用ギアを環状突起の内周面に形成する場合に比し
て、減速用ギアの減速比を大きく確保することができる
から、その分だけ、電動モータから減速用ギアへの動力
伝達系の構造の簡素化、部品点数の削減による小型化を
図ることができ、その結果として、更に繰出装置の小型
化、製造コストの低廉化を達成することができる。
【0007】本発明の請求項4記載の円板状体の繰出装
置の特徴構成は、前記減速用ギアと前記環状突起とが一
体形成されている点にある。上記特徴構成では、前記減
速用ギアと環状突起とを各別に形成し、該環状突起に減
速用ギアを組み付ける場合に比して、環状突起に減速用
ギアを組付ける工程が不要となり、その分だけ、繰出装
置の組付作業の迅速化を図ることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1〜図6は本発明の円板状体の
繰出装置の好ましい実施形態を示し、上方に開口するホ
ッパー1の底部を構成する駆動ケース1A内に、電動モ
ータMと減速機構2とを取り付けるとともに、駆動ケー
ス1Aの上壁1aの上面に、円板状体の一例であるメダ
ルAを回転経路に沿って移送するための複数の貫通孔3
Aを備えた合成樹脂製の円板状の回転体3を設けてあ
る。前記複数の貫通孔3Aは、メダルAよりも少し大な
る径を有し、回転体3の回転方向に所定間隔を置いて形
成してある。
【0009】前記回転体3の裏面には、図4,図5に示
すように、各貫通孔3A内に入り込んだメダルAの一部
を載置支持する環状の受け部材10が回転体3と同芯状
に一体形成され、貫通孔3A内のメダルAを環状受け部
材10にて載置支持した状態で回転経路に沿って移送す
ることができるように構成されている。前記環状受け部
材10は、回転体3の貫通孔3Aの環状移動領域のうち
の、回転半径方向の中間部に相当する位置に配置されて
おり、更に、この環状受け部材10の裏面には、それの
周方向に沿って環状突起4Bが取り付けられているとと
もに、前記電動モータMにて駆動される減速機構2の伝
動ギア2Bと噛み合い連動する金属製の減速用のギア4
を一体回転状態で設けてある。詳しくは、前記減速用ギ
ア4を構成するギア部(当該実施形態ではギア歯)4A
を、環状突起4Bの回転半径方向外方側の外周面に一体
形成してある。前記ホッパー1は、前記駆動ケース1A
と、駆動ケース1Aの上壁1aの上面に脱着自在に係止
保持されるホッパーケース1Bとから構成してあり、こ
の駆動ケース1Aに係止保持されたホッパーケース1B
内に、多数のメダルAが投入される。
【0010】図2,図3に示すように、前記減速機構2
は、電動モータMにより駆動回転される回転体3の回転
数を、回転体3によるメダルAの繰出しに適した回転数
に調整するためのものであって、電動モータMの駆動軸
に取り付けらたウォームと、該ウォームに噛み合うウォ
ームホイールとからなるウォームギア2Aと、ウォーム
ホイールの回転軸の一端側に設けられ、ウォームギア2
Aと一体的に回転する前記伝動ギア2Bとから構成して
あるとともに、この減速機構2を、電動モータMから減
速用ギア4への動力伝達系に構成してある。
【0011】図2に示すように、前記回転体3の裏面の
回転中心部と、該回転体3が設けられる駆動ケース1A
の上壁1aの円形状の窪み部との相対向する部位には、
回転体3を回転並びに脱着自在に支承する支承部5を設
けてある。前記支承部5は、回転体3の裏面の回転中心
部に一体形成された筒状のボス部3Bと、該ボス部3B
の先端面を覆う鍔部を一体的に備え、かつ、このボス部
3Bに内嵌される筒状部材6と、駆動ケース1Aの上壁
1aの窪み部に形成された円形状の凹部1bと、該凹部
1bの中心位置に立設された支軸7とから構成されてい
て、前記支軸7に筒状部材6を回転自在に外嵌させた状
態で、該ボス部3Bを凹部1b内に相対回転自在に係入
してある。前記筒状部材6は、シリコンオイル又は潤滑
油等の潤滑剤が練り込まれた摩擦係数の低い合成樹脂か
ら構成されているとともに、凹部1bの底部には、摩擦
係数の低いステンレス製のワッシャー8を装着してあ
る。つまり、前記支承部5の相対摺動面間のうち、ボス
部3Bの内周面と支軸7の外周面との間には、筒状部材
6単体からなる摩擦係数の低い摺動ガイド部材が介在さ
れ、また、ボス部3Bの先端面と凹部1bの底面との間
には、筒状部材6とワッシャー8とからなる摩擦係数の
低い摺動ガイド部材が介在されるから、支承部5の相対
摺動面間の摩擦抵抗を軽減することができ、その結果、
回転体3の円滑な回転を確保することができる。
【0012】図1〜図3に示すように、前記駆動ケース
1Aの上壁1aの上面には、前記窪み部の周縁に沿って
環状の周壁9を一体的に立設してあり、前記回転体3の
回転半径方向外方がこの環状周壁9で囲まれているとと
もに、環状周壁9の端部周面上に、ホッパーケース1B
の底部開口周縁部を載置支持してある。図4に示すよう
に、前記回転体3の裏面には、各貫通孔3A内に入り込
んだメダルAを、前記駆動ケース1Aの上壁1aと環状
周壁9とに亘って形成されたメダル送出口9Aに向かっ
て回転半径方向外方に送り出すための送出溝3aが形成
されている。前記回転体3の回転方向で隣接する前記送
出溝3a間の仕切り壁3bの壁面のうち、回転方向下手
側に位置する壁面部分3cは、回転半径外方側ほど回転
方向下手側に位置する弧状面に形成されていて、回転体
3の回転に連れて貫通孔3A内のメダルAを回転半径方
向外方に押し出すことができるものであって、前記貫通
孔3A内のメダルAは、それの円周面が、環状周壁9の
内周面に接当しながら、前記壁面部分3cに押圧されて
メダル送出口9A相当箇所まで回転体3の回転経路に沿
って移送される。
【0013】図3に示すように、前記駆動ケース1Aの
上壁1aの窪み部には、回転体3の回転経路に沿って、
前記環状受け部材10の最大幅よりも僅かに大なる開口
幅、詳しくは、環状受け部材10の相対回転を許容する
ことができる開口幅を備えた環状ガイド溝12を窪み形
成してあり、前記駆動ケース1Aに回転体3を回転自在
に装着した状態では、前記ギア部4Aが一体形成された
環状突起4Bと環状受け部材10とが、前記環状ガイド
溝12内に係入される。尚、前記環状受け部材10の回
転半径方向両側縁と、環状ガイド溝12の半径方向両側
縁との間の隙間が可能な限り小となるように、該環状ガ
イド溝12の開口幅を設定することが好ましい。また、
前記駆動ケース1A内に配置された伝動ギア2Bの一部
は、前記環状ガイド溝12の外側壁部分と底壁部分とに
亘って形成された切欠孔12aを通して、該環状ガイド
溝12内に入り込ませてあり、この伝動ギア2Bの一部
と環状ガイド溝12内の減速用ギア4のギア部4Aとが
噛み合うように構成してある。従って、前記減速用ギア
4と伝動ギア2Bの一部とは、環状受け部材10と環状
ガイド溝12の周壁とで囲繞され、ホッパーケース1B
内のメダルA群に対して覆われているから、例え、ホッ
パーケース1B内のメダルA群内に、両ギア4,2Bと
の噛合部分の隙間よりも大きな異物が混在していても、
該異物が環状ガイド溝12内に侵入することが殆どな
く、その結果、前記噛合部分に対する異物の噛み込みに
よる回転体3の回転停止を防止することができる。
【0014】図2,図3に示すように、前記駆動ケース
1Aの上壁1aの窪み部のうち、回転体3の回転経路の
一箇所には、回転体3の回転に連れて押圧移送される貫
通孔3A内のメダルAを、前記仕切り壁3bの壁面部分
3cによる押圧によって、回転体3の裏面と駆動ケース
1Aの上壁1aとの間を通して回転半径方向外方に形成
された前記メダル送出口9Aに送り出す送出手段13を
設けてある。詳しくは、前記送出手段13は、前記メダ
ル送出口9Aの近傍箇所で、前記回転体3の貫通孔3A
の環状移動領域内に位置し、かつ、前記環状ガイド溝1
2の回転半径方向の両側脇に位置する駆動ケース1Aの
上壁上面の両環状面11に各々配置された2つのピン状
のガイド13A,13Bから構成されている。しかも、
前記環状受け部材10よりも回転半径方向の外方側に位
置するピン状ガイド13Bが、内方側に位置するピン状
ガイド13Aよりも回転方向下手側に偏位する状態で各
別に取付けてある。
【0015】図2に示すように、前記両ピン状ガイド1
3A,13Bの各々は、駆動ケース1A内に止着された
一枚の板バネ14に、前記各メダル摺接用案内面11よ
りも上方に突出する位置と各メダル摺接用案内面11か
ら引退する位置とに出退自在に取り付けられ、両ピン状
ガイド13A,13Bは板バネ14により突出側に付勢
されているとともに、これらピン状ガイド13A,13
Bの各々は、板バネ14にそれらの出退方向に沿う軸芯
周りで回転自在に枢支されている。尚、前記回転体3の
各仕切り壁3bには、該回転体3の回転に連れて各仕切
り壁3bがピン状ガイド13A,13Bと接当すること
を回避する逃がし溝3dを形成してあり、回転体3とピ
ン状ガイド13A,13Bとの相対回転が許容されてい
る。従って、前記回転体3により移送されてきたメダル
Aが回転体3と一方のピン状ガイド13A又は13Bと
の間に噛み込んだ場合に、回転体3の回転に伴い、メダ
ルAがガイド13A又は13Bを引退位置に押し下げな
がら、乗り越えて前記噛み込みを解消できるようにして
あるとともに、メダルAと各ガイド13A,13Bとの
接当による摩擦抵抗、及び、各ガイド13A,13Bの
摩耗を、各ガイド13A,13Bの回転により抑制する
ことができる。
【0016】図3に示すように、前記メダル送出口9A
のメダル移動方向上手側部位には、送出手段13にて回
転体3から送り出されたメダルAと接当して、これをカ
ウントするカウンター部材15が揺動自在に取付けられ
ている。前記カウンター部材15は、前記駆動ケース1
Aの上壁1aに貫通形成された長孔16を通して駆動ケ
ース1A内から上壁1aの上面側に突出して、前記回転
体3の貫通孔3Aから送り出されてきたメダルAと接当
するカウンターローラ17と、このカウンターローラ1
7が遊転状態で取付けられ、かつ、前記駆動ケース1A
の上壁1aに対して垂直となる方向の軸芯周りで揺動自
在に駆動ケース1A内に取付けられたカウンターアーム
18と、カウンターローラ17をメダルAに接当する側
へ移動付勢するべく、カウンターアーム18と駆動ケー
ス1Aとの間に取付けたスプリング19とから構成され
ている。前記駆動ケース1A内には、前記カウンターア
ーム18の揺動時に、これの通過を検出するための門型
の光電型のセンサ20を取り付けてあり、該センサ20
の検出回数に基づいてメダル送出口9Aを通過するメダ
ルAの枚数を計数するよう構成してある。
【0017】図6に示すように、前記ホッパー1のホッ
パーケース1B内には、ホッパーケース1B内のメダル
A群を攪拌するための攪拌部材21を設けてある。前記
攪拌部材21は、バネ線材をUの字状に曲げ加工し、更
にそれの両端部を曲げ加工して形成されていて、この攪
拌部材21の両端部の各々を、ホッパーケース1Bの上
部開口周縁部に係止固着してある。つまり、前記攪拌部
材21をホッパーケース1Bに両持ち支持してある。
【0018】〔その他の実施形態〕 前記実施形態では、前記収納部3Aが、円板状体の
一例であるメダルAが入り込む複数の貫通孔を、回転体
3の回転方向に所定間隔を置いて形成して構成されてい
るが、この構成に限定されるものではなく、例えば、前
記収納部3Aを、円板状体の一例であるメダルAが入り
込む複数の切欠部を、回転体3の回転方向に所定間隔を
置いて形成して構成されていてもよい。この場合、前記
切欠部を、回転半径方向外方に向かって開口するほぼU
の字状に形成し、前記実施形態における送出溝3aを切
欠部の一部をもって兼用構成する。 前記実施形態では、前記環状受け部材10の裏面
に、それの周方向に沿う環状の突起4Bを設け、この環
状突起4Bの外周面に減速用ギア4を構成するギア部4
Aを形成しているが、この構成に限定されるものではな
く、環状突起4Bの内周面に減速用ギア4を構成するギ
ア部4Aを形成してもよく、また、環状突起4Bの下面
(先端面)に減速用ギア4を構成するギア部4Aを形成
してもよい。この場合、減速用ギア部4の形成箇所に応
じて電動モータM、減速機構2等の配置及び姿勢を変更
することにより、伝動ギア2Bと減速用ギア4とを確実
に噛み合わせることができる。 前記実施形態では、前記環状受け部材10の裏面
に、それの周方向に沿う環状の突起4Bを設け、この環
状突起4Bの外周面に減速用ギア4を構成するギア部4
Aを一体形成したが、この構成に限定されるものではな
く、環状突起4Bに減速用ギア4を構成する環状ギアを
外嵌固着してもよい。 前記実施形態において、前記回転体3と環状受け部
材10と環状突起4Bと減速用ギア4とを、合成樹脂か
ら一体形成して実施してもよい。 前記実施形態では、円板状体の一例としてメダルA
を例示したが、該メダルAに限定されるものではなく、
円板状体としてはコインであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の駆動ケースの平面図
【図2】要部の展開断面図
【図3】駆動ケースの分解平面図
【図4】回転体の裏面図
【図5】回転体の断面図
【図6】ホッパーの斜視図
【符号の説明】
A 円板状体 M 電動モータ 1 ホッパー 2B 伝動ギア 3 回転体 3A 貫通孔 4 減速用ギア 4B 環状突起 10 環状受け部材 12 環状ガイド溝

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の円板状体を収納可能なホッパーの
    底部に、前記円板状体が入り込み、かつ、この円板状体
    を回転経路に沿って移送する複数の貫通孔又は切欠部を
    回転方向に所定間隔を置いて形成してある回転体を設け
    るとともに、前記回転体に、前記貫通孔又は切欠部内の
    円板状体の一部を載置支持する環状の受け部材を設けて
    ある円板状体の繰出装置であって、 前記環状受け部材に、電動モータ側の伝動ギアと噛み合
    い連動する減速用のギアを一体回転状態で設けてある円
    板状体の繰出装置。
  2. 【請求項2】 前記減速用ギアが、前記環状受け部材の
    裏面に備えられた環状突起に設けられているとともに、
    前記ホッパーの底部に、前記回転体の回転経路に沿って
    前記環状受け部材の最大幅よりも僅かに大なる開口幅を
    備えた環状ガイド溝が形成され、前記環状受け部材と前
    記環状突起とが、前記環状ガイド溝内に係入されている
    請求項1記載の円板状体の繰出装置。
  3. 【請求項3】 前記減速用ギアが前記環状突起の外周面
    に形成されている請求項2記載の円板状体の繰出装置。
  4. 【請求項4】 前記減速用ギアと前記環状突起とが一体
    形成されている請求項2又は3記載の円板状体の繰出装
    置。
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