JPS6311411Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6311411Y2 JPS6311411Y2 JP20226985U JP20226985U JPS6311411Y2 JP S6311411 Y2 JPS6311411 Y2 JP S6311411Y2 JP 20226985 U JP20226985 U JP 20226985U JP 20226985 U JP20226985 U JP 20226985U JP S6311411 Y2 JPS6311411 Y2 JP S6311411Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drum
- worm
- groove
- race
- outer race
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 14
- 239000013013 elastic material Substances 0.000 claims description 8
- 230000009286 beneficial effect Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Gear Transmission (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この考案は、特公昭59−38461号公報にて提案
した動力伝動装置における鼓状ウオーム機構の動
力伝達構造の改良に関する。
した動力伝動装置における鼓状ウオーム機構の動
力伝達構造の改良に関する。
[従来の技術]
特公昭59−38461号公報にて提案した動力伝動
装置し、第3図に示すように、鼓状部材の周面に
つる巻状の溝22を設けて成るいわゆるヒンドレ
ーウオーム21と、周面に所定の間隔と角度の溝
23を設けた2枚の円板から成る円板装置24
と、前記2枚の円板の間に配設し前記ウオーム2
1の溝22とかみ合うよう放射方向に伸長させ、
しかも前記円板装置24の各溝23内において前
記放射方向の軸線に対して直角をなす軸25を中
心として回転することのできる外部レース26を
具備するボール軸受装置27とから成り、前記ボ
ール軸受装置27の外部レース26の内面を湾曲
面とし、内部レース28の外面に溝29を設け
て、前記湾曲内面と外面の溝29との間に外部レ
ース26を支持するボール30を配設したもので
ある。
装置し、第3図に示すように、鼓状部材の周面に
つる巻状の溝22を設けて成るいわゆるヒンドレ
ーウオーム21と、周面に所定の間隔と角度の溝
23を設けた2枚の円板から成る円板装置24
と、前記2枚の円板の間に配設し前記ウオーム2
1の溝22とかみ合うよう放射方向に伸長させ、
しかも前記円板装置24の各溝23内において前
記放射方向の軸線に対して直角をなす軸25を中
心として回転することのできる外部レース26を
具備するボール軸受装置27とから成り、前記ボ
ール軸受装置27の外部レース26の内面を湾曲
面とし、内部レース28の外面に溝29を設け
て、前記湾曲内面と外面の溝29との間に外部レ
ース26を支持するボール30を配設したもので
ある。
そのため、噛合いにおいて、ヒンドレーウオー
ム21のつる巻状の溝22とボール軸受装置27
の外部レース26との接触に当つて、リード角が
つる巻状の溝22の位置によつて変化するのに対
応して外部レース26の接触部位を変化させるこ
とができるから両者の接触が的確に行なえ、且つ
ボール軸受装置27を介しているのでバツクラツ
シユのないスムーズな動力伝達か行なわれる。
ム21のつる巻状の溝22とボール軸受装置27
の外部レース26との接触に当つて、リード角が
つる巻状の溝22の位置によつて変化するのに対
応して外部レース26の接触部位を変化させるこ
とができるから両者の接触が的確に行なえ、且つ
ボール軸受装置27を介しているのでバツクラツ
シユのないスムーズな動力伝達か行なわれる。
[考案が解決しようとする問題点]
ところが、この動力伝動装置を実際に使用する
と次のような問題点が発生した。
と次のような問題点が発生した。
すなわち、この動力伝動装置は、前述の如く、
ボール軸受装置27における外部レース26がヒ
ンドレーウオーム21のつる巻状溝22のリード
角変化に対応して内部レース28に対し自在に移
動するように形成されている。そのため、つる巻
状溝22と外部レース26との接触が的確に行な
える反面、外部レース26が自在に移動できるか
ら、つる巻状溝22とボール軸受装置27との噛
合い始めに際して外部レース26の位置が適正位
置に定まらずつる巻状溝22内に噛合わないこと
が多々あり、動力伝達において支障をきたすもの
であつた。
ボール軸受装置27における外部レース26がヒ
ンドレーウオーム21のつる巻状溝22のリード
角変化に対応して内部レース28に対し自在に移
動するように形成されている。そのため、つる巻
状溝22と外部レース26との接触が的確に行な
える反面、外部レース26が自在に移動できるか
ら、つる巻状溝22とボール軸受装置27との噛
合い始めに際して外部レース26の位置が適正位
置に定まらずつる巻状溝22内に噛合わないこと
が多々あり、動力伝達において支障をきたすもの
であつた。
そこで、この考案は、上述した問題点に鑑み、
前述した動力伝動装置を改良することで、つる巻
状溝とボール軸受装置との噛合い始めに、その噛
合いに最適な位置にボール軸受装置の外部レース
を常に配し、且つ噛合い時にはつる巻状溝のリー
ド角変化に対応して内部レースに対し自在に移動
できるようにすることを目的として案出されたも
のである。
前述した動力伝動装置を改良することで、つる巻
状溝とボール軸受装置との噛合い始めに、その噛
合いに最適な位置にボール軸受装置の外部レース
を常に配し、且つ噛合い時にはつる巻状溝のリー
ド角変化に対応して内部レースに対し自在に移動
できるようにすることを目的として案出されたも
のである。
[問題点を解決するための手段]
この考案は、鼓状部材の周面につる巻状の溝を
設けてなる鼓状ウオームと、このウオームに噛合
つて動力が伝達されるウオームホイールとからな
る鼓状ウオーム機構において、ウオームホイール
は、周面に所定等間隔で放射状に配した複数個の
溝を有する円板と、前記鼓状ウオームの溝と噛合
うように放射方向に伸長させ、且つ円板の溝にそ
れぞれ配されて円板の放射方向に対し直角をなす
軸を中心として回転する外部レースを具備したボ
ール軸受装置とから形成され、ボール軸受装置
は、その外部レースの内面を湾曲面とすると共に
内部レースの外面に溝を設け、この湾曲内面と外
面の溝との間に外部レースを支持するボールを配
設して形成され、前記円板の溝両側面とボール軸
受装置の外部レース両側面との間には、この外部
レースを弾撥力により適位置に回転自在に保持す
べくそれぞれ弾性材を配したことにより、上述し
た従来技術の問題点を解決するものである。
設けてなる鼓状ウオームと、このウオームに噛合
つて動力が伝達されるウオームホイールとからな
る鼓状ウオーム機構において、ウオームホイール
は、周面に所定等間隔で放射状に配した複数個の
溝を有する円板と、前記鼓状ウオームの溝と噛合
うように放射方向に伸長させ、且つ円板の溝にそ
れぞれ配されて円板の放射方向に対し直角をなす
軸を中心として回転する外部レースを具備したボ
ール軸受装置とから形成され、ボール軸受装置
は、その外部レースの内面を湾曲面とすると共に
内部レースの外面に溝を設け、この湾曲内面と外
面の溝との間に外部レースを支持するボールを配
設して形成され、前記円板の溝両側面とボール軸
受装置の外部レース両側面との間には、この外部
レースを弾撥力により適位置に回転自在に保持す
べくそれぞれ弾性材を配したことにより、上述し
た従来技術の問題点を解決するものである。
[実施例]
以下、図面を参照してこの考案の一実施例を説
明すると次の通りである。
明すると次の通りである。
すなわち、図に示す符号1は鼓状ウオーム機構
であり、鼓状ウオーム2とこの鼓状ウオーム2に
噛合つて動力が伝達されるウオームホイール3と
から成る。
であり、鼓状ウオーム2とこの鼓状ウオーム2に
噛合つて動力が伝達されるウオームホイール3と
から成る。
鼓状ウオーム2は、通称ヒンドレーウオームと
称されているものであり、駆動軸4に固定されて
いて、この鼓状ウオーム2の周面にはつる巻状の
溝5が形成されている。
称されているものであり、駆動軸4に固定されて
いて、この鼓状ウオーム2の周面にはつる巻状の
溝5が形成されている。
一方、ウオームホイール3には、円板6の周面
全周に亘つて鼓状ウオーム2の溝5のピツチに従
つて、しかも一定のリード角をとることができる
ようにボール軸受装置7を放射方向に伸長すべく
装架させる。
全周に亘つて鼓状ウオーム2の溝5のピツチに従
つて、しかも一定のリード角をとることができる
ようにボール軸受装置7を放射方向に伸長すべく
装架させる。
このボール軸受装置7の装架構造は、図示はし
ないが、円板6を、2枚の円板を合せて形成し、
その周面に鼓状ウオーム2の溝5のピツチに一致
する間隔をとつて溝8が設けてある。そして、こ
の溝8は、円板6の円形面に対して所望のリード
角をとるように傾斜して切削してある。しかも、
この溝8の各両側面には、円板6の放射方向に対
して直角をなすようにピン9を装架させるべく穴
10をそれぞれ設けてある。この穴10は、前述
した2枚の円板にそれぞれ凹所(図示せず)を形
成し、2枚合せることで形成する。
ないが、円板6を、2枚の円板を合せて形成し、
その周面に鼓状ウオーム2の溝5のピツチに一致
する間隔をとつて溝8が設けてある。そして、こ
の溝8は、円板6の円形面に対して所望のリード
角をとるように傾斜して切削してある。しかも、
この溝8の各両側面には、円板6の放射方向に対
して直角をなすようにピン9を装架させるべく穴
10をそれぞれ設けてある。この穴10は、前述
した2枚の円板にそれぞれ凹所(図示せず)を形
成し、2枚合せることで形成する。
穴10に装架されているピン9には、このピン
9を軸として軸支されるべくボール軸受装置7が
外嵌固定されている。
9を軸として軸支されるべくボール軸受装置7が
外嵌固定されている。
このボール軸受装置7は、内部レース11と外
部レース12と複数個のボール13とからなり、
内部レース11の外面にその周方向へボール13
の一部が装入可能な溝14を2本設けてあり、外
部レース12の内面を湾曲面に形成しておき、内
部レース11外面の溝14と外部レース12の湾
曲内面との間に外部レース12を回転自在に支持
するボール13を配設して形成する。
部レース12と複数個のボール13とからなり、
内部レース11の外面にその周方向へボール13
の一部が装入可能な溝14を2本設けてあり、外
部レース12の内面を湾曲面に形成しておき、内
部レース11外面の溝14と外部レース12の湾
曲内面との間に外部レース12を回転自在に支持
するボール13を配設して形成する。
そして、ボール軸受装置7をピン9に軸支して
溝8内に装架した時に、円板6の溝8両側面とボ
ール軸受装置7の外部レース12両側面との間に
弾性材としての皿バネ15をそれぞれ配し、皿バ
ネ15の弾撥力により外部レース12を溝8の略
中央に配されるように形成する。そして、この時
に皿バネ15を使用することで、外部レース12
両側面及び溝8両側面への皿バネ15の接触は線
接触となつているので摩擦係数が非常に小さくな
り、外部レース12は回転自在に保持されるもの
である。又、この時に使用する皿バネ15は、弾
撥力の弱いものを使用し、溝5のリード角の変化
に対応して外部レース12が皿バネ15の弾撥力
に抗し容易に移動可能となるように形成する。
溝8内に装架した時に、円板6の溝8両側面とボ
ール軸受装置7の外部レース12両側面との間に
弾性材としての皿バネ15をそれぞれ配し、皿バ
ネ15の弾撥力により外部レース12を溝8の略
中央に配されるように形成する。そして、この時
に皿バネ15を使用することで、外部レース12
両側面及び溝8両側面への皿バネ15の接触は線
接触となつているので摩擦係数が非常に小さくな
り、外部レース12は回転自在に保持されるもの
である。又、この時に使用する皿バネ15は、弾
撥力の弱いものを使用し、溝5のリード角の変化
に対応して外部レース12が皿バネ15の弾撥力
に抗し容易に移動可能となるように形成する。
尚、ここに使用される弾性材は皿バネ15に限
定されるものではなく、外部レース12を回転自
在で溝8の略中央に保持し、且つ弾撥力に抗して
外部レース12がリード角の変化に対応し容易に
移動できるだけの弱い弾撥力を有する弾性材であ
れば、材質、或いは形状は問わない。
定されるものではなく、外部レース12を回転自
在で溝8の略中央に保持し、且つ弾撥力に抗して
外部レース12がリード角の変化に対応し容易に
移動できるだけの弱い弾撥力を有する弾性材であ
れば、材質、或いは形状は問わない。
このように形成したウオームホイール3は、通
常のウオームとウオームホイールとの関係と同様
に、鼓状ウオーム2の駆動軸4とウオームホイー
ル3の回転軸(図示せず)との軸線を直交するよ
うに配し、鼓状ウオーム2の溝5に各ボール軸受
装置7の外部レース12を係合させて鼓状ウオー
ム2とウオームホイール3とを噛合わせるもので
ある。
常のウオームとウオームホイールとの関係と同様
に、鼓状ウオーム2の駆動軸4とウオームホイー
ル3の回転軸(図示せず)との軸線を直交するよ
うに配し、鼓状ウオーム2の溝5に各ボール軸受
装置7の外部レース12を係合させて鼓状ウオー
ム2とウオームホイール3とを噛合わせるもので
ある。
その結果、鼓状ウオーム2とウオームホイール
3とはスムーズに噛合いボール軸受装置7によつ
て噛合つているのでバツクラツシユをなくすべく
鼓状ウオーム2にウオームホイール3を押圧して
も鼓状ウオーム2とウオームホイール3とは回転
でき、バツクラツシユのない動力伝達が可能とな
る。しかも、皿バネ15によつて溝8内の略中央
に外部レース12が位置すべく保持されているた
め、噛合い始めにおいて、噛合いに不適当な位置
に外部レース12が位置することはなくなるか
ら、確実に噛合い、動力伝達における引掛りは全
く発生せずスムーズな動力伝達を可能にする。
3とはスムーズに噛合いボール軸受装置7によつ
て噛合つているのでバツクラツシユをなくすべく
鼓状ウオーム2にウオームホイール3を押圧して
も鼓状ウオーム2とウオームホイール3とは回転
でき、バツクラツシユのない動力伝達が可能とな
る。しかも、皿バネ15によつて溝8内の略中央
に外部レース12が位置すべく保持されているた
め、噛合い始めにおいて、噛合いに不適当な位置
に外部レース12が位置することはなくなるか
ら、確実に噛合い、動力伝達における引掛りは全
く発生せずスムーズな動力伝達を可能にする。
[考案の効果]
上述の如く構成したこの考案は、鼓状部材の周
面につる巻状の溝5を設けてなる鼓状ウオーム2
と、このウオーム2に噛合つて動力が伝達される
ウオームホイール3とからなる鼓状ウオーム機構
1において、ウオームホイール3は、周面に所定
等間隔で放射状に配した複数個の溝8を有する円
板6と、前記鼓状ウオーム2の溝5と噛合うよう
に放射方向に伸長させ、且つ円板6の溝8にそれ
ぞれ配されて円板6の放射方向に対し直角をなす
軸を中心として回転する外部レース12を具備し
たボール軸受装置7とから形成され、ボール軸受
装置7は、その外部レース12の内面を湾曲面と
すると共に内部レース11の外面に溝14を設
け、この湾曲内面と外面の溝14との間に外部レ
ース12を支持するボール13を配設して形成さ
れているので、内部レース11に対して外部レー
ス12は、内部レース11の周方向に直角な方向
へもボール13によつて移動可能となるため、リ
ード角が変化する鼓状ウオーム2の溝5であつて
も鼓状ウオーム2の溝5にウオームホイール3の
ボール軸受装置7を噛合わせれば、ボール軸受装
置7を介して鼓状ウオーム2とウオームホイール
3とが噛合つていることと相俟つて非常にスムー
ズな噛合状態が確保できる。そして、鼓状ウオー
ム2とウオームホイール3との噛合いの際に、バ
ツクラツシユをなくすべく鼓状ウオーム2とウオ
ームホイール3とを押圧して密着噛合いさせて
も、ボール軸受装置7を介しているのでスムーズ
な動力伝達を行なうことができる。
面につる巻状の溝5を設けてなる鼓状ウオーム2
と、このウオーム2に噛合つて動力が伝達される
ウオームホイール3とからなる鼓状ウオーム機構
1において、ウオームホイール3は、周面に所定
等間隔で放射状に配した複数個の溝8を有する円
板6と、前記鼓状ウオーム2の溝5と噛合うよう
に放射方向に伸長させ、且つ円板6の溝8にそれ
ぞれ配されて円板6の放射方向に対し直角をなす
軸を中心として回転する外部レース12を具備し
たボール軸受装置7とから形成され、ボール軸受
装置7は、その外部レース12の内面を湾曲面と
すると共に内部レース11の外面に溝14を設
け、この湾曲内面と外面の溝14との間に外部レ
ース12を支持するボール13を配設して形成さ
れているので、内部レース11に対して外部レー
ス12は、内部レース11の周方向に直角な方向
へもボール13によつて移動可能となるため、リ
ード角が変化する鼓状ウオーム2の溝5であつて
も鼓状ウオーム2の溝5にウオームホイール3の
ボール軸受装置7を噛合わせれば、ボール軸受装
置7を介して鼓状ウオーム2とウオームホイール
3とが噛合つていることと相俟つて非常にスムー
ズな噛合状態が確保できる。そして、鼓状ウオー
ム2とウオームホイール3との噛合いの際に、バ
ツクラツシユをなくすべく鼓状ウオーム2とウオ
ームホイール3とを押圧して密着噛合いさせて
も、ボール軸受装置7を介しているのでスムーズ
な動力伝達を行なうことができる。
しかも、前記円板6の溝8両側面とボール軸受
装置7の外部レース12両側面との間には、この
外部レース12を弾撥力により適位置に回転自在
に保持すべくそれぞれ弾性材を配してあるから、
弾性材による弾撥力のバランスを適宜設定して鼓
状ウオーム2とウオームホイール3との噛合い始
めにおける噛合い適正位置にボール軸受装置7の
外部レース12を位置させるように形成しておけ
ば、ボール軸受装置7が溝5に噛合つている位置
の時には、外部レース12が弾性材の弾撥力に抗
し溝5のリード角の変化に対応して移動し、溝5
に噛合つていない位置の時には、前記適正位置に
外部レース12が保持されているので、鼓状ウオ
ーム2とウオームホイール3との噛合い始めから
噛合い終りまで何等引掛ることがなくスムーズな
噛合い状態が得られる。
装置7の外部レース12両側面との間には、この
外部レース12を弾撥力により適位置に回転自在
に保持すべくそれぞれ弾性材を配してあるから、
弾性材による弾撥力のバランスを適宜設定して鼓
状ウオーム2とウオームホイール3との噛合い始
めにおける噛合い適正位置にボール軸受装置7の
外部レース12を位置させるように形成しておけ
ば、ボール軸受装置7が溝5に噛合つている位置
の時には、外部レース12が弾性材の弾撥力に抗
し溝5のリード角の変化に対応して移動し、溝5
に噛合つていない位置の時には、前記適正位置に
外部レース12が保持されているので、鼓状ウオ
ーム2とウオームホイール3との噛合い始めから
噛合い終りまで何等引掛ることがなくスムーズな
噛合い状態が得られる。
従つて、この考案は、特公昭59−38461号公報
にて提案した動力伝動装置における噛合い始めに
発生することがある噛合い不良を全くなくし、し
かもその構造も非常に簡単であるからコスト的に
ほとんど変りはない等の実用上有益な効果を奏す
る改良である。
にて提案した動力伝動装置における噛合い始めに
発生することがある噛合い不良を全くなくし、し
かもその構造も非常に簡単であるからコスト的に
ほとんど変りはない等の実用上有益な効果を奏す
る改良である。
第1図及び第2図はこの考案の一実施例を示す
もので、第1図は一部切欠正面図、第2図は要部
拡大断面図であり、第3図は従来の動力伝動装置
の一部切欠正面図である。 1……鼓状ウオーム機構、2……鼓状ウオー
ム、3……ウオームホイール、4……駆動軸、5
……溝、6……円板、7……ボール軸受装置、8
……溝、9……ピン、10……穴、11……内部
レース、12……外部レース、13……ボール、
14……溝、15……皿バネ、21……ヒンドレ
ーウオーム、22……溝、23……溝、24……
円板装置、25……軸、26……外部レース、2
7……ボール軸受装置、28……内部レース、2
9……溝、30……ボール。
もので、第1図は一部切欠正面図、第2図は要部
拡大断面図であり、第3図は従来の動力伝動装置
の一部切欠正面図である。 1……鼓状ウオーム機構、2……鼓状ウオー
ム、3……ウオームホイール、4……駆動軸、5
……溝、6……円板、7……ボール軸受装置、8
……溝、9……ピン、10……穴、11……内部
レース、12……外部レース、13……ボール、
14……溝、15……皿バネ、21……ヒンドレ
ーウオーム、22……溝、23……溝、24……
円板装置、25……軸、26……外部レース、2
7……ボール軸受装置、28……内部レース、2
9……溝、30……ボール。
Claims (1)
- 鼓状部材の周面につる巻状の溝を設けてなる鼓
状ウオームと、このウオームに噛合つて動力が伝
達されるウオームホイールとからなる鼓状ウオー
ム機構において、ウオームホイールは、周面に所
定等間隔で放射状に配した複数個の溝を有する円
板と、前記鼓状ウオームの溝と噛合うように放射
方向に伸長させ、且つ円板の溝にそれぞれ配され
て円板の放射方向に対し直角をなす軸を中心とし
て回転する外部レースを具備したボール軸受装置
とから形成され、ボール軸受装置は、その外部レ
ースの内面を湾曲面とすると共に内部レースの外
面に溝を設け、この湾曲内面と外面の溝との間に
外部レースを支持するボールを配設して形成さ
れ、前記円板の溝両側面とボール軸受装置の外部
レース両側面との間には、この外部レースを弾撥
力により適位置に回転自在に保持すべくそれぞれ
弾性材を配したことを特徴とする鼓状ウオーム機
構の動力伝達構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20226985U JPS6311411Y2 (ja) | 1985-12-27 | 1985-12-27 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20226985U JPS6311411Y2 (ja) | 1985-12-27 | 1985-12-27 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62110646U JPS62110646U (ja) | 1987-07-14 |
JPS6311411Y2 true JPS6311411Y2 (ja) | 1988-04-04 |
Family
ID=31166489
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20226985U Expired JPS6311411Y2 (ja) | 1985-12-27 | 1985-12-27 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6311411Y2 (ja) |
-
1985
- 1985-12-27 JP JP20226985U patent/JPS6311411Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62110646U (ja) | 1987-07-14 |
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