JP2008102934A - コインホッパ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】長方形の底板11の一端部に倒立配置した電気モータ15と、この電気モータを除く前記底板に被せた略同形状のベース板と、前記ベース板の一端部に前記電気モータを貫通保持するリング部と、前記電気モータの回動軸の突出端に固定される第一のギヤ手段16、コイン収納ホッパの底に該コインを一個一個放出するディスク手段と、このディスク手段を回転させる第二のギヤ手段25、26と、この第二のギヤ手段と前記第一のギヤ手段とを連結するギヤ列手段17,21,22,23とを備え、前記第一のギヤ手段、第二のギヤ手段およびギヤ列手段を、前記底板と前記ベース板との間に配列収納し、前記ディスク手段を前記ベース板の上面に配置し、前記ベース板の前記リング部近くにコイン出口を形成し、コイン出口の前記電気モータと相対する側にコイン計数センサを設けたコインホッパ装置である。
【選択図】図3
Description
図4はこの従来技術に開示されているエスカレータ付きコインホッパ装置の概略的な斜面図である。
このホッパ装置Hは漏斗形のホッパ・タンクT内に多数のコイン(図示略)を収納して当該コインを一個ずつ斜め上方に放出する。
すなわち斜めに配置されたベース板Bの下にギヤ列をもつ電気モータ装置Eが取り付けられている。
そして当該電気モータ装置Eによってホッパ・タンクT内底のディスクDを回転する。
この回転するディスクDの貫通孔(図示略)を介在してコインをベース板Bに沿って斜め上方に押し出しホッパ・タンクTの外に放出する。
ホッパ装置Hから押し出されたコインはエスカレータ装置10を介在して上方に移送される。
したがって、ホッパ装置Hは図4に示されるように縦方向に大きくなる問題点があった。
たとえばホッパ装置を小形化するためにベース板Bを水平にし該ベース板Bの下に電気モータ装置Eと其のギヤ列とを横に配置したものがある。
しかしながら上記の配置ではコインホッパ装置の小形化には限界があった。
とくに本発明はコインホッパ装置の高さを出来るだけ低くする目的から開発されたものである。
略箱状をした長方形の底板と、前記底板の一端部に回動軸の突出端を下方に位置して倒立配置される電気モータと、この電気モータを除いて前記底板に被さるように装着した前記底板と略同形状の箱状をしたベース板と、前記ベース板の一端部に突設した、前記電気モータを貫通し保持するリング部と、前記電気モータの回動軸の突出端に固定される第一のギヤ手段と、コインを収納するホッパの底に配設されて該コインを一個一個放出するためのディスク手段と、このディスク手段を回転するための第二のギヤ手段と、この第二のギヤ手段と前記第一のギヤ手段とを連結するためのギヤ列手段とを備え、前記第一のギヤ手段、第二のギヤ手段およびギヤ列手段を、前記底板と前記ベース板との間の内部空間に配列収納すると共に、前記ディスク手段を前記ベース板の上面に配置し、かつ前記ベース板の前記リング部の近くにコインの出口を形成するとともに、このコインの出口の前記電気モータと相対する側にコイン計数用のセンサを設けたことを特徴とするコインホッパ装置である。
第一のギヤ手段が回転されるとギヤ列手段が回転される。
ギヤ列手段を経由して第二のギヤ手段が回転される。
第二のギヤが回転されると回転軸を介在してディスク手段が回転される。
この結果、ホッパ内の複数個のコインがディスクによって出口に一個一個払い出されることになる。
すなわち電気モータが回動されると回転されるディスクの貫通孔の何れかにコインが填り込む。
貫通孔内に填り込んだ最も下のコインはディスクの回転によって爪を介在してベース板の上面をスライドする。
ディスクによってベース板上面をスライドされるコインはホッパの内壁ならびにガイド片によって出口方向にガイドされる。
出口方向にガイドされたコインは貫通孔の位置から外側に押し出される。
外側に押し出されたコインは更に外側に押し出される。
本発明によれば、構成部品の配置を工夫した結果、コインホッパ装置を小形化できるという大きな効果が得られる。
すなわち本発明によると電気モータを倒立して配置し減速用のギヤ列を横方向に平らに配置することによってホッパ装置の高さを大幅に低くできるという大きな効果がある。
図1は本発明による一実施例を示す概略的な斜面図である。
図2は図1の上部を取り除いて示した概略的な斜面図である。
図3は図2を分解して示した斜面図である。
長方形の底板11の一端部には電気コネクタ12がネジ13によって固定される。
底板11の他端部には電気モータ15が起立されてネジ13によって固定される。
なお円柱形の電気モータ15は倒立の起立状態で固定される。
また電気モータ15の下方に位置する突出した回動軸には小ギヤ16が外填めされている。
図3左上の中ギヤ17は底板11に起立された枢軸にスライダ19を介在して回転自在に外装される。
なお中ギヤ17は小ギヤ16と噛み合う。また中ギヤ17の上面には小ギヤ21が連成されている。
また中ギヤ22の下面には小ギヤ23が連成されている。
図3左下の大きいギヤ25は其の中央で回転軸26が貫通されている。
この回転軸26の下端部は底板11にスライダ19を介在して回転自在に内装される。
なお、大きいギヤ25は小ギヤ23と噛み合う(図2を参照)。
図3の上方の符号10は電気モータ15の配線である。
図3をアセンブルした状態が図2に示されている。
図2の状態に更にほぼ長方形のベース板31を載置して其の上に更に円形のディスク41を配置したのが図1である。
このベース板31は樹脂成形品からなり其の中央に金属製の大きなほぼ円形になるプレート33が固定されている。
そしてベース板31の先端部には電気モータ15を貫通自在にするリング部35が形成されている。
なお、詳細を省略したがディスク41とリング部35との間にはコイン用のガイド片36がプレート33に固定されている。
コイン出口37の各サイドには詳細を省略したがローラ39がそれぞれ枢軸されている。
なお他方のローラは図示が省略されている。
また、各ローラ39はそれぞれスプリング(図示略)を介在して動き自在になっている。また一方のローラ39の近くにはコインをガイドするための一対のピン32がバネ板(図示略)を介在して出没自在に配設されている。
なお、他方のピンは図示が省略されている。
ディスク41の下面にはコインを押し出すための細長い小さな爪43が複数個突出されている。
図1の状態において更に上方に平らな角漏斗形の大きなコイン収納用のホッパ45が取り付けられる。
ホッパ45は大きさだけを鎖線で示したが樹脂成形品である。
なおホッパ45の一角部は電気モータ15の上部を収納するように形成される。
またホッパ45の下縁に形成されたフック(図示略)がベース板31の小孔47に差し込まれる。
なお、コインの出口37近くにはF形になるコイン計数用のセンサ8が取り付けられる。
小ギヤ16が回転されると中ギヤ17すなわち小ギヤ21が回転される。
小ギヤ21が回転されると中ギヤ22すなわち小ギヤ23が回転される(図2を参照)。
大ギヤ25が回転されると回転軸26を介在してディスク41が矢印の方向に回転される(図1を参照)。
この結果、平らな角漏斗形ホッパ45内の複数個のコインがディスク41によって出口37に一個一個払い出されることになる。
すなわち電気モータ15が回動されると回転されるディスク41の貫通孔42の何れかにコインが填り込む。
貫通孔42内に填り込んだ最も下のコインはディスク41の回転によって爪43を介在して金属プレート33の上面をスライドする。
出口37方向にガイドされたコインは爪43と一対のピン32とによって貫通孔42の位置から外側に押し出される。
外側に押し出されたコインは更に爪43によって一対のローラ39のスプリングに抗して外側に押し出される(図1の矢印を参照)。
12:電気コネクタ、
15:電気モータ、
第一のギヤ手段・・・
16:小ギヤ、
ディスク手段・・・
41:ディスク、
42:貫通孔、
43:爪、
45:ホッパ、
第二のギヤ手段・・・
25:大ギヤ、
26:回転軸、
ギヤ列手段・・・
17:中ギヤ、
21:小ギヤ、
22:中ギヤ、
23:小ギヤ
Claims (1)
- 略箱状をした長方形の底板(11)と、前記底板の一端部に回動軸の突出端を下方に位置して倒立配置される電気モータ(15)と、この電気モータを除いて前記底板に被さるように装着した前記底板と略同形状の箱状をしたベース板(31)と、前記ベース板の一端部に突設した、前記電気モータを貫通し保持するリング部(35)と、前記電気モータの回動軸の突出端に固定される第一のギヤ手段(16)と、コインを収納するホッパ(45)の底に配設されて該コインを一個一個放出するためのディスク手段(41)と、このディスク手段を回転するための第二のギヤ手段(25,26)と、この第二のギヤ手段と前記第一のギヤ手段とを連結するためのギヤ列手段(17,21,22,23)とを備え、前記第一のギヤ手段、第二のギヤ手段およびギヤ列手段を、前記底板と前記ベース板との間の内部空間に配列収納すると共に、前記ディスク手段を前記ベース板の上面に配置し、かつ前記ベース板の前記リング部の近くにコインの出口(37)を形成するとともに、このコインの出口の前記電気モータと相対する側にコイン計数用のセンサ(8)を設けたことを特徴とするコインホッパ装置。
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