JPH10261003A - 論理シミュレーション結果の表示方法および論理シミュレーション支援装置 - Google Patents

論理シミュレーション結果の表示方法および論理シミュレーション支援装置

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JPH10261003A
JPH10261003A JP6694397A JP6694397A JPH10261003A JP H10261003 A JPH10261003 A JP H10261003A JP 6694397 A JP6694397 A JP 6694397A JP 6694397 A JP6694397 A JP 6694397A JP H10261003 A JPH10261003 A JP H10261003A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長時間に亘る論理シミュレーション結果であ
っても一画面で有効に表示できるようにして、論理シミ
ュレーション結果の解析作業の効率化をはかる。 【解決手段】 論理シミュレーション実行時に用いられ
るクロック信号に対応した1サイクル中における表示ポ
イントを指定し、そのクロック信号に対応したサイクル
毎に、表示ポイントにおける信号データを取り出して表
示部1で連続的に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】(目次) 発明の属する技術分野 従来の技術(図23,図24) 発明が解決しようとする課題(図23,図24) 課題を解決するための手段(図1) 発明の実施の形態(図2〜図22) 発明の効果
【0002】
【発明の属する技術分野】本発明は、論理回路の設計に
際しその設計の正当性を検証すべく行なわれる論理シミ
ュレーションの結果を表示する方法、および、その論理
シミュレーションの結果を表示する機能をもつ論理シミ
ュレーション支援装置に関する。
【0003】
【従来の技術】プリント配線板や特定用途向け集積回路
(ASIC)等を含むディジタル計算機のように論理回
路によって構成されるディジタル装置は、近年、増々大
規模かつ複雑になってきており、このようなディジタル
装置の製造を行なう前には、その設計の正当性を検証す
べく、論理シミュレーションが行なわれている。
【0004】その論理シミュレーションの結果はCRT
画面等のディスプレイに表示され、オペレータは、その
表示を目視しながら、論理回路の動作確認を行ない誤動
作等の発見を行なっている。その際、ディスプレイに
は、例えば図23や図24に示すような信号波形が論理
シミュレーション結果として表示される。図23に示す
例では、表示開始時刻T0から、予め設定されたシミュ
レーション表示時間幅ΔT(=T3−T0)だけ、論理
シミュレーション結果として得られた信号波形が表示さ
れている。このとき、従来の表示方式では、クロック信
号(CLK) とともに所定の信号(XAS,XRV)の出力波形が、
時刻T0〜T3の間に観測された全ポイントについて表
示される。
【0005】そして、必要に応じて、図23に示すよう
な表示の一部分を、図24に示すように拡大表示するこ
とも行なわれている。図24に示す例では、図23に示
す表示のうち時刻T1〜T2の区間の出力波形が拡大表
示されている。やはりこの場合も、時刻T1〜T2の間
に観測された全ポイントが表示される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、回路
の高集積度化に伴い、設計した論理回路の動作確認や誤
動作を発見した場合に、その解析に要する時間が膨大な
ものになっている。このため、その回路の動作確認や誤
動作の解析を容易に行なえるようにすることが要求され
ている。
【0007】ディスプレイに表示された論理シミュレー
ション結果を参照しながら論理回路の動作確認や誤動作
の解析を行なう際には、図23や図24に示すように、
ディスプレイ上で信号波形を拡大/縮小表示している。
ディスプレイに表示された信号波形から論理回路の動作
に誤りを発見し解析する時、通常、オペレータは、論理
シミュレーション結果の全体表示をディスプレイ上で参
照し、誤動作の可能性のある部分を見つけ出してから、
その部分の詳細な信号値を参照し、その部分で誤動作が
発生しているか否かを判断するとともに誤動作が発生し
ている場合はその解析を行なっている。
【0008】従って、オペレータは、論理シミュレーシ
ョン結果から論理回路の動作に誤りを発見し解析する際
には、一つのウインドウで、信号波形表示の拡大や縮小
を繰り返し行ない、論理シミュレーション結果の全体と
詳細部分との両方を把握する必要がある。このように一
つのウインドウで拡大/縮小を行なっていると、ウイン
ドウ表示を切り換える度に思考が中断されることにな
り、解析作業の効率が低下してしまう。
【0009】そこで、例えば特開平7−287721号
公報に開示された技術では、複数組の表示開始時刻およ
び表示時間幅を予め設定しておき、その表示開始時刻お
よび表示時間幅に対応した信号データを、ディスプレイ
(CRT表示装置)の複数の表示領域にそれぞれ表示す
ることが行なわれている。このような技術によれば、オ
ペレータは、論理シミュレーション結果全体を表示する
縮小画面と、ある時刻近辺の詳細(拡大)画面とを同時
に参照することが可能になり、思考の中断なく解析作業
を容易に行なえるようになる。
【0010】しかし、同公報に開示された技術では、表
示時間を指定するための表示開始時刻および表示時間幅
を予め設定した時間設定ファイルを作成しておかなけれ
ばならず、論理シミュレーション結果の参照中に、オペ
レータは任意に表示開始時刻および表示時間幅を指定し
て変更することができない。また、同公報に開示された
技術では、図23や図24に示したように、論理シミュ
レーション結果である出力波形が、クロック信号ととも
に、表示開始時刻から表示時間幅に亘って観測された全
ポイントについて表示されているため、特に長時間に亘
る論理シミュレーション結果を表示する場合、その全体
を1画面で有効に表示することは不可能であり、オペレ
ータは、論理シミュレーション結果全体を容易に把握す
ることができず、解析作業の効率低下を招いている。
【0011】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、長時間に亘る論理シミュレーション結果であ
っても一画面で有効に表示できるようにして、論理シミ
ュレーション結果の解析作業の効率化をはかった、論理
シミュレーション結果の表示方法および論理シミュレー
ション支援装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の論理シミュレーション結果の表示方法(請
求項1)は、論理回路の論理シミュレーション結果であ
る信号データの波形を表示部に表示する方法であって、
論理シミュレーション実行時に用いられるクロック信号
に対応した1サイクル中における表示ポイントを指定
し、そのクロック信号に対応したサイクル毎に、表示ポ
イントにおける信号データを取り出して表示部で連続的
に表示することを特徴としている。
【0013】図1は本発明の原理ブロック図であり、こ
の図1に示すように、本発明の論理シミュレーション支
援装置(請求項2)は、表示部1,信号データ記憶部
2,指定部3および表示制御部4から構成されている。
ここで、表示部1は、論理シミュレーション結果である
信号データの波形を表示するものであり、信号データ記
憶部2は、信号データを記憶するものであり、指定部3
は、論理シミュレーション実行時に用いられるクロック
信号に対応した1サイクル中における表示ポイントを指
定するものである。
【0014】そして、表示制御部4は、クロック信号に
対応したサイクル毎に、指定部3により指定された表示
ポイントにおける信号データを信号データ記憶部2から
取り出して表示部1で連続的に表示するように、表示部
1の表示状態を制御するものである。このとき、信号デ
ータ記憶部2が、信号データについて値の変化が生じた
時刻毎に、その時刻に変化の生じた信号端子名と変化後
の値とを対にして信号データとして記憶してもよい(請
求項3)。
【0015】また、表示制御部4が、予め指定された信
号端子についての信号データを、その信号端子名ととも
に、論理シミュレーション時刻の流れに沿ったストリー
ム形式で複数のウインドウ内に同時に表示するように、
表示部1の表示状態を制御してもよい(請求項4)。さ
らに、表示制御部4が、ウインドウ上で矩形指定された
範囲について、その範囲の論理シミュレーション時刻に
おける信号データを詳細に表示するサブウインドウを、
上記ウインドウと同時に表示するように、表示部1の表
示状態を制御してもよい(請求項5)。
【0016】なお、サブウインドウを表示する際には、
表示制御部4が、クロック信号に対応した1サイクル中
における適当数の表示ポイントを選択し、クロック信号
に対応したサイクル毎に、その適当数の表示ポイントに
おける信号データを信号データ記憶部2から取り出して
サブウインドウ内に連続的に表示するように、表示部1
の表示状態を制御してもよい(請求項6)。
【0017】また、サブウインドウを表示する際にクロ
ック信号に対応した1サイクル中における適当数の表示
ポイントを設定する設定部をそなえ、表示制御部4が、
クロック信号に対応したサイクル毎に、設定部により設
定された適当数の表示ポイントにおける信号データを信
号データ記憶部2から取り出してサブウインドウ内に連
続的に表示するように、表示部1の表示状態を制御して
もよい(請求項7)。
【0018】一方、ウインドウ内で信号値表示部分もし
くは時刻表示部分の一点を指定された場合、表示制御部
4が、その点に対応する時刻を指示するマーカをウイン
ドウ内に表示するように、表示部1の表示状態を制御し
てもよい(請求項8)。同様に、サブウインドウ内で信
号値表示部分もしくは時刻表示部分の一点を指定された
場合、表示制御部4が、その点に対応する時刻を指示す
るマーカをサブウインドウ内に表示するように、表示部
1の表示状態を制御してもよい(請求項9)。
【0019】そして、ウインドウ内に表示されたマーカ
に対してコメントを付与するコメント付与部と、このコ
メント付与部によって付与されたコメントを記憶するコ
メント記憶部とをそなえてもよい(請求項10)。さら
に、コメントについての検索指示を受けた場合にそのコ
メントをキーにしてコメント記憶部に対する検索を行な
う検索部をそなえ、検索指示を受けたコメントが検索部
により検索された場合、表示制御部4が、ウインドウ内
でスクロールを行なってそのコメントを付与されたマー
カを含む部分をウインドウ内に表示するように、表示部
1の表示状態を制御してもよい(請求項11)。
【0020】なお、ウインドウ内に表示されるべき信号
データの信号端子名を編集しその信号端子名を羅列した
ファイルを作成する信号端子名編集部をそなえ、表示制
御部4が、ウインドウ内において、前記ファイルに羅列
された信号端子名を表示するとともに、その信号端子名
に対応する信号端子についての信号データを表示するよ
うに、表示部1の表示状態を制御してもよい(請求項1
2)。
【0021】上述の構成により、本発明の論理シミュレ
ーション結果の表示方法(請求項1)および論理シミュ
レーション支援装置(請求項2)では、クロック信号に
対応したサイクル毎に、指定部3により指定された表示
ポイントにおける信号データが表示部1で連続的に表示
されるので、長時間に亘る論理シミュレーション結果で
あっても一画面で有効に表示することができるほか、ク
ロック信号に対応したサイクル内において、オペレータ
が参照を望むポイントの信号データだけを表示すること
ができる。
【0022】このとき、信号データを全時刻に亘って記
憶する必要がなく、値の変化が生じた時刻における信号
データだけを記憶することにより、信号データが長時間
に亘る膨大な量のものであっても、その信号データを効
率よく信号データ記憶部2に記憶することができる(請
求項3)。また、予め指定された信号端子についての信
号データを、その信号端子名とともに、論理シミュレー
ション時刻の流れに沿ったストリーム形式で複数のウイ
ンドウ内に同時に表示することにより、特に長時間に亘
る論理シミュレーション結果であっても、オペレータ
は、複数のウインドウを参照することで、その全体像を
容易に把握することができる(請求項4)。
【0023】さらに、ウインドウ上で矩形指定された論
理シミュレーション時刻における信号データを、サブウ
インドウにより、そのウインドウと同時に表示すること
により、オペレータは、論理シミュレーション結果全体
を表示するウインドウと、任意の時刻範囲における詳細
を表示するサブウインドウとを同時に参照でき、思考の
中断なく解析作業を楽に行なうことができる(請求項
5)。
【0024】なお、サブウインドウを表示する際、クロ
ック信号に対応した1サイクル中における適当数の表示
ポイントを選択し、その適当数の表示ポイントにおける
信号データをサブウインドウ内に連続的に表示すること
により、ウインドウ上で矩形指定された範囲を、全ポイ
ントについて拡大することなく、適当な大きさに自動的
に拡大して表示することができる(請求項6)。
【0025】また、サブウインドウを表示する際、クロ
ック信号に対応した1サイクル中における適当数の表示
ポイントを設定部により設定し、設定された適当数の表
示ポイントにおける信号データをサブウインドウ内に連
続的に表示することにより、ウインドウ上で矩形指定さ
れた範囲を、全ポイントについて拡大することなく、オ
ペレータが参照を望むポイントについてのみ自動的に拡
大して表示することができる(請求項7)。
【0026】一方、ウインドウ内やサブウインドウ内で
信号値表示部分もしくは時刻表示部分の一点を指定され
た場合にその点に対応する時刻を指示するマーカを表示
することにより、ウインドウ内やサブウインドウ内で多
数の信号端子についての信号データが同時に表示されて
いても、オペレータは、マーカによりその時刻における
信号の状態を容易に把握することができる(請求項8,
9)。
【0027】そして、オペレータは、コメント付与部に
より、ウインドウ内に表示されたマーカに対してコメン
トを付与して、コメント記憶部に記憶させることができ
るので、論理シミュレーション結果の解析作業中に、紙
にメモするような感覚で、そのマーカ位置に対するコメ
ントを容易に残すことができる(請求項10)。さら
に、検索部によりマーカに付与したコメントの検索を行
ない、そのコメントが検索された場合には、そのコメン
トを付与されたマーカを含む部分が、自動的にウインド
ウ内にスクロール表示されるので、オペレータは、コメ
ントを残した部分を容易に検索して確認することが可能
になる(請求項11)。
【0028】なお、オペレータは、信号端子名編集部を
用いて、ウインドウ内に表示されるべき信号データの信
号端子名を含むファイルを作成することにより、ウイン
ドウ内における信号端子名の表示部分を編集し、その編
集した結果が信号データの表示部分に反映されるので、
参照したい信号端子の信号データのみを所望の順序で表
示させることが可能になる(請求項12)。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図2は本発明の一実施形態として
の論理シミュレーション支援装置の構成を示すブロック
図であり、この図2に示すように、本実施形態の論理シ
ミュレーション支援装置(端末)10は、ディスプレイ
(表示部)11や入力装置12を有する一般的なパーソ
ナルコンピュータ等により構成され、ディスプレイ11
の画面を介してユーザもしくはオペレータ(論理回路設
計者)と対話しながら論理シミュレーションを行ない、
その結果をディスプレイ11の画面に表示する構成を採
るものである。
【0030】ここで、ディスプレイ11は、前述したよ
うに論理回路の論理シミュレーション結果である信号デ
ータの波形を表示するものであり、入力装置12は、例
えばキーボードやマウス等で構成され、ユーザまたはオ
ペレータによって操作され、論理シミュレーションやそ
の論理シミュレーション結果の表示についての各種指示
を論理シミュレーション支援装置10に入力するための
ものである。
【0031】そして、本実施形態の論理シミュレーショ
ン支援装置10は、図2に示すように、入出力制御部1
3,論理回路データ情報管理部14,論理シミュレーシ
ョン実行部15,表示制御部16,イベント解析部1
7,ウインドウ管理テーブル18,指示時刻管理テーブ
ル19,コメント管理テーブル20および信号値管理テ
ーブル21としての機能を有している。以下、これらの
各種機能について説明する。
【0032】入出力(I/O)制御部13は、ディスプ
レイ11および入力装置12との間のインタフェース処
理を実行するものである。論理回路データ情報管理部1
4は、論理シミュレーションの対象となる論理回路デー
タ情報を管理するものである。なお、論理回路データ情
報は、実際には信号端子番号で記述されているので、論
理回路データ情報管理部14は、この信号端子番号とユ
ーザ定義の信号端子名との対応関係を管理することにな
る。
【0033】論理シミュレーション実行部15は、論理
シミュレーション情報管理部14により管理される論理
回路の論理シミュレーション処理を実行し、その論理シ
ミュレーション結果情報を信号値管理テーブル21に登
録するものである。表示制御部16は、イベント解析部
17によるイベント解析結果に応じて、ウインドウ管理
テーブル18,信号値管理テーブル21,指示時刻管理
テーブル19のそれぞれで管理されるデータを用いて、
論理シミュレーション結果情報をディスプレイ11に表
示するよう制御を行なうものであり、その制御機能は、
下記の (1)〜(8) の通りである。
【0034】(1) 論理シミュレーション実行時に用いら
れるクロック信号に対応したサイクル毎に、ウインドウ
管理テーブル18に設定された表示ポイント(図6にて
後述)における信号データ(信号値)を信号値管理テー
ブル21から取り出してディスプレイ11で連続的に表
示するように、ディスプレイ11の表示状態を制御す
る。このとき、予め指定された信号端子(ウインドウ管
理テーブル18に設定されている)についての信号値
を、その信号端子名とともに、論理シミュレーション時
刻の流れに沿ったストリーム形式で1以上のストリーム
ウインドウ30(図7,図9,図10参照)内に同時に
表示するように、ディスプレイ11の表示状態を制御す
る。
【0035】(2) ストリームウインドウ30上で矩形指
定された範囲(図7や図10の符号30e参照)につい
て、その範囲の論理シミュレーション時刻における信号
値を詳細に表示するサブストリームウインドウ31(図
8,図11参照)を、ストリームウインドウ30と同時
に表示するように、ディスプレイ11の表示状態を制御
する。
【0036】(3) サブストリームウインドウ31を表示
する際に“自動”モード(図10にて後述)が選択され
ている場合には、クロック信号に対応した1サイクル中
における適当数の表示ポイントを自動的に選択し、クロ
ック信号に対応したサイクル毎に、その適当数の表示ポ
イントにおける信号値を信号値管理テーブル21から取
り出してサブストリームウインドウ31内に連続的に表
示するように、ディスプレイ11の表示状態を制御す
る。
【0037】(4) サブストリームウインドウ31を表示
する際に“指定”モード(図10にて後述)が選択され
ている場合には、クロック信号に対応したサイクル毎
に、オペレータにより設定された適当数の表示ポイント
における信号値を信号値管理テーブル21から取り出し
てサブストリームウインドウ31内に連続的に表示する
ように、ディスプレイ11の表示状態を制御する。
【0038】(5) ストリームウインドウ30内で信号値
表示部分もしくは時刻表示部分の一点を指定された場
合、その点に対応する時刻を指示する時刻指示マーカ3
0i(図10参照)をストリームウインドウ30内に表
示するように、ディスプレイ11の表示状態を制御す
る。 (6) サブストリームウインドウ31内で信号値表示部分
もしくは時刻表示部分の一点を指定された場合、その点
に対応する時刻を指示する時刻指示マーカ31d(図1
1参照)をサブストリームウインドウ31内に表示する
ように、ディスプレイ11の表示状態を制御する。
【0039】(7) 後述するコメント検索機能により所望
のコメントが検索された場合、ストリームウインドウ3
0内でスクロールを行なってそのコメントを付与された
時刻指示マーカ30iを含む部分をストリームウインド
ウ30内に表示するように、ディスプレイ11の表示状
態を制御する。 (8) ストリームウインドウ30内において、後述する信
号端子名編集機能により作成されたファイルに羅列され
た信号端子名を表示するとともに、その信号端子名に対
応する信号端子についての信号値を表示するように、デ
ィスプレイ11の表示状態を制御する。
【0040】イベント解析部17は、ユーザまたはオペ
レータとの対話により入力装置12から入力された指示
情報(表示ポイント,矩形指定,指示時刻,コメント
等)を識別し、ウインドウ管理テーブル18,コメント
管理テーブル20,指示時刻管理テーブル19を作成す
るもので、特に、本発明の特徴的な機能として下記 (1)
〜(5) の機能を果たすものである。
【0041】(1) ストリームウインドウ30を表示する
際にクロック信号に対応した1サイクル中における表示
ポイントを指定する指定部としての機能。入力装置12
から入力された指示情報が表示ポイントである場合、指
定された表示ポイントを、ウインドウ管理テーブル18
で管理されるストリームウインドウ30の表示制御デー
タ中の表示ポイント領域(図3の参照)に設定する。
【0042】(2) サブストリームウインドウ31を表示
する際にクロック信号に対応した1サイクル中における
適当数の表示ポイントを設定する設定部としての機能。
図10にて後述するごとく、サブストリームウインドウ
31を表示する際に“指定”モードが選択されている場
合には、入力装置12の操作により表示ポイント設定領
域30h(図10参照)に設定された適当数の表示ポイ
ントを、ウインドウ管理テーブル18で管理されるサブ
ストリームウインドウ31の表示制御データ中の表示ポ
イント領域(図3の参照)に設定する。
【0043】(3) ストリームウインドウ30内に表示さ
れた時刻指示マーカ30iに対してコメントを付与する
コメント付与部としての機能。図10および図12にて
後述するごとく、入力装置12により“コメント”表示
領域30kをクリック操作して表示されるコメント入力
/検索画面32上で入力・設定されたコメントを、コメ
ント管理テーブル20に格納する。
【0044】(4) コメントについての検索指示を受けた
場合にそのコメントをキーにしてコメント管理テーブル
20に対する検索を行なう検索部としての機能。図10
および図12にて後述するごとく、入力装置12により
“コメント”表示領域30kをクリック操作して表示さ
れるコメント入力/検索画面32上で検索指示されたコ
メントを、コメント管理テーブル20から検索する。
【0045】(5) ストリームウインドウ30内に表示さ
れるべき信号値の信号端子名を編集しその信号端子名を
羅列したファイルを作成する信号端子名編集部(編集ツ
ール,エディタ)としての機能。図10および図13に
て後述するごとく、入力装置12により“編集”表示領
域30mをクリック操作して表示される信号端子名編集
画面33上で編集された信号端子名を、ウインドウ管理
テーブル18で管理されるストリームウインドウ30の
表示制御データ中の信号端子名領域(図3の参照)に
設定する。このとき、表示制御データ中の表示信号端子
数領域に、表示すべき信号端子の数も設定する。
【0046】次に、本実施形態の論理シミュレーション
結果情報の表示処理に用いられる管理テーブル18〜2
1について、図3〜図5を参照しながら詳細に説明す
る。なお、図3はウインドウ管理テーブル18により管
理されるデータを説明するための図、図4は指示時刻管
理テーブル19およびコメント管理テーブル20により
管理されるデータを説明するための図、図5は信号値管
理テーブル21により管理されるデータを説明するため
の図である。
【0047】ウインドウ管理テーブル18は、ディスプ
レイ11に表示すべき1以上のストリームウインドウ3
0もしくはサブストリームウインドウ31の表示状態を
制御するための表示制御データをウインドウ毎に管理す
るもので、各ウインドウ30,31のもつ属性情報を表
示制御データとして管理している。ウインドウ管理テー
ブル18では、具体的には、図3に示すように、ウイ
ンドウ種別,表示ポイント,表示開始時刻,表示
終了時刻,表示信号端子数,信号端子名および表
示位置が管理されている。
【0048】ウインドウ種別は、入力装置12からイ
ベント解析部17を介して設定されたウインドウがスト
リームであるかサブストリームであるかを示すものであ
る。 表示ポイントは、図6にて後述するごとく、クロック
信号に対応した1サイクル中において信号値を表示すべ
き位置を示すものである。 表示開始時刻および表示終了時刻は、それぞれシミ
ュレーション開始時刻およびシミュレーション終了時刻
に対応し、ディスプレイ11上で実際に表示すべき論理
シミュレーション結果の時刻範囲を示すもので、これら
の時刻間隔に応じて各ウインドウの左右方向の表示範囲
が決まる。
【0049】表示信号端子数は、ウインドウ内で表示
すべき信号データ(信号値)の種類数を示すもので、こ
の数によりウインドウの上下方向の表示範囲が決まる。 信号端子名は、ウインドウ内で表示すべき信号データ
(信号値)の種類を示すものである。 表示位置は、ディスプレイ11の画面内でのウインド
ウの表示位置を示すものである。
【0050】指示時刻管理テーブル19は、ユーザまた
はオペレータとの対話を通してイベント解析部17の解
析結果に基づき、ユーザまたはオペレータが指示した指
示時刻を管理するものである。つまり、ユーザまたはオ
ペレータが、入力装置12を操作することにより、スト
リームウインドウ30内もしくはサブストリームウイン
ドウ31内で信号値表示部分もしくは時刻表示部分の一
点を指定した場合、その点に対応する時刻を、指示時刻
管理テーブル19で管理している。
【0051】この指示時刻管理テーブル19では、図4
に示すように、指示された時刻と、その指示時刻(指示
時刻マーカ30i)に対してコメントが定義されている
か否かを示すフラグと、コメントが定義されている場合
のコメント格納位置(ポインタ;コメント管理テーブル
20のアドレス)とが管理されている。コメント管理テ
ーブル(コメント記憶部)20は、ユーザまたはオペレ
ータとの対話を通してイベント解析部17の解析結果に
基づき、ユーザまたはオペレータが入力したコメントを
管理するものである。つまり、このコメント管理テーブ
ル20では、図4に示すように、指示時刻に定義された
コメントを、指示時刻管理テーブル19によってポイン
ティングされて管理するものである。
【0052】そして、信号値管理テーブル(信号データ
記憶部)21は、論理シミュレーション結果をなす信号
端子毎の信号値の時系列データを管理するもので、本実
施形態では、図5に示すように、信号値の変化が生じた
時刻(変化時刻)毎に、その時刻に変化の生じた信号端
子名と変化後の値とを対にして記憶している。上述した
ように、ウインドウ管理テーブル18は、ディスプレイ
11に表示すべき1つまたは複数のウインドウ30,3
1の表示態様(表示制御データ)を管理しているが、設
定された各ウインドウ30,31内の表示は、指示時刻
管理テーブル19および信号値管理テーブル21を参照
することにより行なわれる。
【0053】ユーザまたはオペレータによって定義され
たコメントの検索を指示された場合には、コメント管理
テーブル20内を検索し、対応するコメントが発見され
た場合には、その時刻をウインドウ管理テーブル18に
設定し、表示制御部16に通知し自動スクロールを行な
い、コメントを付与された指示時刻(マーカ30i)を
含む部分をストリームウインドウ30内で表示してい
る。
【0054】ユーザまたはオペレータにより信号端子名
の編集機能を指示された場合には、ウインドウ管理テー
ブル18を参照することにより表示中の信号端子名を得
て、それをテキストファイルに保存し、そのファイルを
編集ツール(エディタ)によって編集した結果を読み込
んでその信号端子名をウインドウ管理テーブル18に登
録し、表示制御部16に通知することにより、信号端子
の表示状態の編集を行なっている。
【0055】次に、本実施形態に係るシステムによる論
理シミュレーション結果情報の表示処理例について、図
6〜図13を参照しながら説明する。まず、図6を参照
しながら、本実施形態における1サイクル中での表示ポ
イントの指定方法について具体的に説明する。この図6
に示すように、例えば100時刻を1サイクル(論理シ
ミュレーション実行時のクロック信号CLK の周期)とす
る場合、本実施形態では、1サイクルについて100時
刻分の全信号値を表示するのではなく、その1サイクル
中の少なくとも1ポイントを表示ポイントとして指定
し、そのサイクル毎に、各サイクル中の表示ポイントに
おける信号値のみを取り出してディスプレイ11のウイ
ンドウ30または31内で連続的に表示するようにして
いる。
【0056】例えば、クロック信号発生後、ある程度時
間が経過している方が各信号端子での信号値が安定する
ので、1サイクル中の0〜99の100個のポイントの
うち99番目のポイントを表示ポイントとして指定す
る。この場合、図6に示すサイクルでは、信号端子S1
での信号値としては1が得られ、信号端子S2での信号
値としては0が得られ、それぞれの値が、このサイクル
での信号端子S1,2の代表値として表示される。この
ようにして、図7に示すように、予め指定された信号端
子(CLK,Sin,Sout)についての信号値として、各サイク
ルにおける99番目のポイント(99,199,29
9,…)の信号値が連続的にストリームウインドウ30
内に表示される。
【0057】そして、本実施形態では、図7に示すよう
なストリームウインドウ30中で矩形指定表示30eを
行なうことにより、その矩形指定表示30e内の信号値
が拡大され図8に示すようなサブストリームウインドウ
31としてストリームウインドウ30と同時に表示され
る。このようにサブストリームウインドウ31を表示す
る際には、そのサブストリームウインドウ31内での1
サイクル中の表示ポイントを、矩形指定表示30eの大
きさに応じて適当数だけ自動的に設定してもよいし、後
述するごとくユーザまたはオペレータにより指定しても
よい。
【0058】なお、ストリームウインドウ30やサブス
トリームウインドウ31における表示ポイントとして
は、1サイクル中のうち例えば25,50,75,99
番目の4ポイントのように、複数ポイントを指定し、各
サイクルにおける複数表示ポイントの信号値を連続的に
各ウインドウ30,31内に表示することができる。た
だし、図8に示す拡大表示例では、1サイクル中の10
0個のポイント全てを表示ポイントとした場合が示され
ており、従って、信号値としては、各サイクルにおける
全てのポイントが連続的にサブストリームウインドウ3
1内に表示されている。
【0059】図9に、ディスプレイ11の画面上に2つ
のストリームウインドウ30が表示されている例を示
す。この図9において、30aは左右方向にシミュレー
ション時刻を一定のスケールで表示するシミュレーショ
ン時刻表示領域、30bはこのストリームウインドウ3
0内で信号値を表示される信号端子名(/signal1,/signa
l2,/signal3)を表示する信号端子名表示領域、30cは
各信号端子名に対応する信号値をシミュレーション時刻
の流れに沿って表示する信号値表示領域、30dはこの
ストリームウインドウ30で指定されている表示ポイン
トを示す表示ポイント表示領域である。ユーザまたはオ
ペレータは、図9に示すような画面上で、表示ポイント
表示領域30dに表示されている表示ポイントの値を変
更することにより、各サイクルでの表示ポイントを変更
して、ストリームウインドウ30をその表示ポイントに
応じた表示状態に切り換えることができる。
【0060】図10は、本実施形態におけるストリーム
ウインドウ30のより詳細な表示例を示す図であり、図
11は、図10に示すストリームウインドウ30内で矩
形指定して表示されたサブストリームウインドウ31の
表示例を示す図である。なお、図10において、既述の
符号と同一の符号は同一部分を示しているので、その説
明は省略する。
【0061】また、図11に示すサブストリームウイン
ドウ31は、図10に示すストリームウインドウ30上
で矩形指定表示30eにより指定した範囲を、自動で表
示ポイントの設定を行なって詳細表示している例であ
る。この時、図10に示すストリームウインドウ30上
で、自動モード設定領域(トグル)30fが選択されて
いるため、前述のような矩形指定を行なった場合、表示
ポイントを自動的に選択してサブストリームウインドウ
31の表示を行なっている。
【0062】また、矩形指定する前に指定モード設定領
域(トグル)30gを選択することにより、表示ポイン
ト設定領域30hが有効になり、この表示ポイント設定
領域30hに、1つまたは複数の表示ポイントを入力し
て指定することにより、図11に示すサブストリームウ
インドウ31内では、サイクル毎にその表示ポイントで
の信号値が連続的に表示されることになる。
【0063】上述のようにして、各サイクルでの表示ポ
イントを指定して論理シミュレーション結果の全体をス
トリームウインドウ30により観測している場合に、あ
る時刻間における信号値をサブストリームウインドウ3
1により詳細に観測することが容易になる。なお、時刻
指示マーカ30iは、ストリームウインドウ30内で信
号値表示部分もしくは時刻表示部分の一点を指定された
場合、その点に対応する時刻を指示するもので、ストリ
ームウインドウ30内で縦の帯状の線として表示され
る。この時刻指示マーカ30iにより指示される時刻
(例えば990)は、ストリームウインドウ30内の時
刻表示領域30jに表示される。
【0064】また、“コメント”表示領域30kをヒッ
トすることにより、図12に示すようなコメント入力/
検索画面32がディスプレイ11に表示され、このコメ
ント入力/検索画面32上で、最新の時刻指示マーカ3
0iに対するコメント付与、もしくは、既に付与済のコ
メントの検索を行なうことができる。さらに、“編集”
表示領域30mをヒットすることにより、図13に示す
ような信号端子名編集画面33がディスプレイ11に表
示され、この信号端子名編集画面33上で、ストリーム
ウインドウ30の信号端子名表示領域30bで表示され
る信号端子名の編集が行なわれ、その編集結果は、信号
値表示領域30cでの信号値の表示状態に自動的に反映
される。
【0065】また、図11において、31aは左右方向
にシミュレーション時刻を一定のスケールで表示するシ
ミュレーション時刻表示領域、31bはサブストリーム
ウインドウ31内で信号値を表示される信号端子名(/si
gnal1,/signal2,/signal3)を表示する信号端子名表示領
域、31cは各信号端子名に対応する信号値をシミュレ
ーション時刻の流れに沿って表示する信号値表示領域、
31dはストリームウインドウ30内で表示されている
時刻指示マーカ30iに対応する時刻を指示する時刻指
示マーカ、31eは時刻指示マーカ31dにより指示さ
れる時刻(例えば990)を表示する時刻表示領域であ
る。
【0066】図12は、本実施形態におけるコメント入
力/検索画面32の表示例を示す図で、このコメント入
力/検索画面32は、図10に示したストリームウイン
ドウ30内の“コメント”表示領域30kをヒットする
ことによりディスプレイ11上に表示される。そして、
このコメント入力/検索画面32上でコメントを入力す
る場合は、そのコメントをコメント入力領域32bに入
力してから“設定”表示領域32cをヒットすることに
より、最新の時刻指示マーカ30iに対するコメントの
付与設定を可能にしている。
【0067】また、コメントの検索を行なう場合は、検
索対象のコメントをコメント入力領域32bに入力して
から“検索”表示領域32dをヒットすることにより、
そのコメントをコメント管理テーブル20から検索す
る。このとき、コメントが検索されれば、ストリームウ
インドウ30内でスクロールを行なってそのコメントを
付与された時刻指示マーカ30iを含む部分をストリー
ムウインドウ30内に表示する。
【0068】なお、図12において、32aは既に付与
済のコメントとそのコメントが付与されている時刻との
一覧を表示するコメント一覧表示領域、32eはコメン
ト入力/検索画面32上での操作を終了しこの画面32
を閉じる際にクリックされる“終了”表示領域である。
図13は、本実施形態における信号端子名編集画面33
の表示例を示す図である。図10に示したストリームウ
インドウ30内の“編集”表示領域30mをヒットする
ことにより、現在、ストリームウインドウ30内で表示
中の信号端子名を羅列したファイルを表示する、図13
に示すような信号端子名編集画面33がディスプレイ1
1上に表示される。
【0069】そして、ユーザまたはオペレータがその信
号端子名編集画面33に表示された内容を編集して編集
後の新たなファイルを保存することにより、その編集結
果は、信号値表示領域30cでの信号値の表示状態に自
動的に反映される。このようにして、本実施形態では、
信号端子名表示領域30bや信号値表示領域30cにお
ける表示状態の編集が容易に行なえるようになってい
る。
【0070】さて、次に、図14〜図22を参照しなが
ら、本実施形態に係る論理シミュレーション表示処理動
作について説明する。まず、図14に示すフローチャー
ト(ステップS1〜S18)に従って、本実施形態の論
理シミュレーション支援装置10の入力処理プロセスに
ついて説明する。
【0071】本実施形態の論理シミュレーション支援装
置10に対してイベントが入力されると、そのイベント
はI/O制御部13を介してイベント解析部17へ送ら
れ、このイベント解析部17において入力イベントの受
付処理が実行される(ステップS1)。ついで、入力イ
ベントがストリーム画面開設プロセスの起動を指示する
イベントであるか否かを判定し(ステップS2)、該当
する場合(YES判定の場合)には、図15に示すスト
リーム画面開設プロセスを起動し(ステップS11)、
該当しない場合(NO判定の場合)場合には、ステップ
S3へ進む。
【0072】ステップS3では入力イベントが表示ポイ
ント設定イベントであるか否かを判定し、該当する場合
(YES判定の場合)には、図16に示す表示ポイント
設定プロセスを起動し(ステップS12)、該当しない
場合(NO判定の場合)には、ステップS4へ進む。ス
テップS4では入力イベントがサブストリーム画面開設
プロセスの起動を指示するイベントであるか否かを判定
し、該当する場合(YES判定の場合)には、図17に
示すサブストリーム画面開設プロセスを起動し(ステッ
プS13)、該当しない場合(NO判定の場合)には、
ステップS5へ進む。
【0073】ステップS5では入力イベントが時刻指示
マーカ表示プロセスの起動を指示するイベントであるか
否かを判定し、該当する場合(YES判定の場合)に
は、図18に示す時刻指示マーカ表示プロセスを起動し
(ステップS14)、該当しない場合(NO判定の場
合)には、ステップS6へ進む。ステップS6では力イ
ベントがコメント画面表示プロセスの起動を指示するイ
ベントであるか否かを判定し、該当する場合(YES判
定の場合)には、図19に示すコメント画面表示プロセ
スを起動し(ステップS15)、該当しない場合(NO
判定の場合)には、ステップS7へ進む。
【0074】ステップS7では入力イベントがコメント
設定プロセスの起動を指示するイベントであるか否かを
判定し、該当する場合(YES判定の場合)には、図2
0に示すコメント設定プロセスを起動し(ステップS1
6)、該当しない場合(NO判定の場合)には、ステッ
プS8へ進む。ステップS8では入力イベントがコメン
ト検索プロセスの起動を指示するイベントであるか否か
を判定し、該当する場合(YES判定の場合)には、図
21に示すコメント検索プロセスを起動し(ステップS
17)、該当しない場合(NO判定の場合)には、ステ
ップS9へ進む。
【0075】ステップS9では入力イベントが編集プロ
セスの起動を指示するイベントであるか否かを判定し、
該当する場合(YES判定の場合)には、図22に示す
信号端子名編集プロセスを起動し(ステップS18)、
該当しない場合(NO判定の場合)には、ステップS1
0へ進む。そして、ステップS10では入力イベントが
処理終了を指示するイベントであるか否かを判定し、該
当する場合(YES判定の場合)には、このフローは終
了となる一方、該当しな異場合には、最初のステップS
1に戻って、上述と同様の処理を繰り返し行なう。
【0076】次に、図15に示すフローチャート(ステ
ップS21〜S24)に従って、ストリーム画面表示プ
ロセスについて説明する。イベント入力処理プロセスか
らストリーム画面表示プロセスが起動されると(図14
のステップS11)、まず、指示されたストリームウイ
ンドウ30が既に開設済であるか否かを判定し(ステッ
プS21)、開設されている場合(YES判定の場合)
には、ウインドウ管理テーブル18,指示時刻管理19
および信号値管理テーブル21に従って再描画を行なう
(ステップS24)。
【0077】一方、ストリームウインドウ30が未開設
である場合(ステップS21でNO判定の場合)には、
ウインドウ管理テーブル18に、新たなストリームウイ
ンドウ30についての表示制御データを作成し(ステッ
プS22)、その表示制御データに従って、新たなスト
リームウインドウ30を表示するように表示制御部16
によりディスプレイ11の表示状態を制御する(ステッ
プS23)。
【0078】次に、図16に示すフローチャート(ステ
ップS31〜S33)に従って、表示ポイント設定プロ
セスについて説明する。イベント入力処理プロセスから
表示ポイント設定プロセスが起動されると(図14のス
テップS12)、まず、表示中のウインドウ30,31
における表示ポイントの変更があるか否かを判定し(ス
テップS31)、変更が無い場合(NO判定の場合)に
は、そのまま終了する。
【0079】一方、表示ポイントの変更が有る場合(Y
ES判定の場合)には、ウインドウ管理テーブル18に
おける表示ポイント(図3の参照)の変更設定を行な
ってから(ステップS32)、信号値管理テーブル21
を参照しながら信号端子に対する値(信号値表示領域3
0c,31cの表示状態)を表示し直す(ステップS3
3)。
【0080】次に、図17に示すフローチャート(ステ
ップS41〜S50)に従って、サブストリーム表示プ
ロセスについて説明する。イベント入力処理プロセスか
らサブストリーム表示プロセスが起動されると(図14
のステップS13)、まず、指示されたサブストリーム
ウインドウ31が既に表示済であるか否かを判定し(ス
テップS41)、開設されている場合(YES判定の場
合)には、開設済のサブストリームウインドウ31の表
示を終了するか否かを判定する(ステップS42)。終
了しない場合(NO判定の場合)には、そのままこのプ
ロセスを終了する一方、終了する場合(YES判定の場
合)には、開設済のサブストリームウインドウ31を閉
じてから(ステップS43)、このプロセスを終了す
る。
【0081】一方、サブストリームウインドウ31が未
開設である場合(ステップS41でNO判定の場合)に
は、指定された時間範囲(新たなサブストリームウイン
ドウ31の表示範囲;矩形指定により指定された範囲)
を取得してから(ステップS44)、表示モードが自動
であるか否かを判定する(ステップS45)。その判定
の結果が自動である場合(YES判定の場合)には、指
定された時間範囲に基づいてサブストリーム31の表示
ポイントを適当数選択し(ステップS46)、その表示
ポイントをウインドウ管理テーブル18に設定してから
(ステップS49)、信号値管理テーブル21を参照し
ながら、新たなサブストリームウインドウ31内に信号
端子に対する値を表示するように、表示制御部16によ
りディスプレイ11の表示状態を制御する(ステップS
50)。
【0082】また、表示モードが自動でない場合(ステ
ップS45でNO判定の場合)には、表示モードが指定
か否かを判定し(ステップS47)、指定である場合
(YES判定の場合)には、表示ポイント設定領域30
h(図10参照)に入力設定された表示ポイントを得て
(ステップS48)、その表示ポイントをウインドウ管
理テーブル18に設定する(ステップS49)。
【0083】そして、前述と同様、信号値管理テーブル
21を参照しながら、新たなサブストリームウインドウ
31内に信号端子に対する値を表示するように、表示制
御部16によりディスプレイ11の表示状態を制御する
(ステップS50)。なお、ステップS47で表示モー
ドが指定でないと判定された場合(NO判定の場合)に
は、新たなサブストリームウインドウ31を開設するこ
となく、このプロセスを終了する。
【0084】次に、図18に示すフローチャート(ステ
ップS51〜S53)に従って、時刻指示マーカ表示プ
ロセスについて説明する。イベント入力処理プロセスか
ら時刻指示マーカ表示プロセスが起動されると(図14
のステップS14)、まず、指示された時刻指示マーカ
30iが既に表示済であるか否かを判定し(ステップS
51)、表示されている場合(YES判定の場合)に
は、そのままこのプロセスを終了する。一方、時刻指示
マーカ30iが未表示である場合(NO判定の場合)に
は、指示時刻管理テーブル19に、その時刻指示マーカ
30iにより指示される時刻を設定し、その時刻に対応
する位置に新たな時刻指示マーカ30iを表示するよう
に、表示制御部16によりディスプレイ11の表示状態
を制御する(ステップS53)。
【0085】次に、図19に示すフローチャート(ステ
ップS61)に従って、コメント画面表示プロセスにつ
いて説明する。イベント入力処理プロセスからコメント
画面表示プロセスが起動されると(図14のステップS
15)、図12に示すようなコメント入力/設定画面3
2を表示するように、表示制御部16によりディスプレ
イ11の表示状態を制御し(ステップ61)、このプロ
セスを終了する。
【0086】次に、図20に示すフローチャート(ステ
ップS71)に従って、コメント設定プロセスについて
説明する。イベント入力処理プロセスからコメント設定
プロセスが起動されると(図14のステップS16)、
コメント入力/設定画面32のコメント入力領域32b
に設定入力されているコメントが、コメント管理テーブ
ル20に設定される(ステップS71)。
【0087】コメント設定プロセスが起動された時点で
は、図14のステップS15および図19のステップS
61の処理によって既にコメント入力/設定画面32が
表示されており、そのコメント入力/設定画面32上で
“設定”表示領域32cをヒットすることによりコメン
ト設定イベントが発生するので、その時、コメント入力
領域32bに設定入力されているコメントがコメント管
理テーブル20に登録されることになる。
【0088】次に、図21に示すフローチャート(ステ
ップS81〜S83)に従って、コメント検索プロセス
について説明する。イベント入力処理プロセスからコメ
ント検索プロセスが起動されると(図14のステップS
17)、まず、コメント入力/設定画面32のコメント
入力領域32bに検索対象の文字列を設定入力してから
“検索”表示領域32dをヒットすることにより、検索
文字列を得る(ステップS81)。そして、コメント管
理テーブル20からその検索文字列(コメント)と一致
するものを検索し、一致するものがあるか否かを判定す
る(ステップS82)。
【0089】一致するものが存在する場合(YES判定
の場合)には、そのコメントを付与されている時刻をウ
インドウ管理テーブル18に設定するとともに、表示制
御部16に通知し、自動スクロールを行なってコメント
を付与された指示時刻(マーカ30i)を含む部分をス
トリームウインドウ30内で表示するように、表示制御
部16によりディスプレイ11の表示状態を制御する
(ステップS83)。一方、検索文字列に一致するもの
が存在しない場合(ステップS82でNO判定の場合)
には、そのままこのプロセスを終了する。
【0090】最後に、図22に示すフローチャート(ス
テップS91〜S93)に従って、信号端子名編集プロ
セスについて説明する。イベント入力処理プロセスから
信号端子名編集プロセスが起動されると(図14のステ
ップS18)、まず、ウインドウ管理テーブル18を参
照することにより、現在表示中の信号端子名を羅列した
ファイルを作成し(ステップS91)、エディタを起動
し(ステップS92)、そのファイルをエディタによっ
て編集した結果を読み込んでその信号端子名をウインド
ウ管理テーブル18に登録するとともに表示制御部16
に通知する。これに応じて、表示制御部16によりディ
スプレイ11の表示状態が制御され、信号端子名表示領
域30bで編集後の信号端子名に応じた表示が行なわれ
とともに、その信号端子名の編集状態が信号値表示領域
30cでの信号値の表示状態に自動的に反映される(ス
テップS93)。
【0091】このように、本発明の一実施形態によれ
ば、クロック信号に対応したサイクル毎に、指定された
表示ポイントにおける信号データがディスプレイ11の
ストリームウインドウ30やサブストリームウインドウ
31で連続的に表示されるので、長時間に亘る論理シミ
ュレーション結果であっても一画面で有効に表示するこ
とができるほか、クロック信号に対応したサイクル内に
おいて、オペレータが参照を望むポイントの信号データ
だけを表示することができる。
【0092】従って、論理回路設計者が、ディスプレイ
11の表示を参照しながら回路動作確認を行なって、論
理回路の誤りの発見やその誤りの原因検索を極めて容易
に行なえるようになり、論理シミュレーション結果の解
析作業を極めて効率よく行なえる。また、論理シミュレ
ーション結果全体を観測しなくても良い場合にシミュレ
ーション結果全体の縮小画面は無駄で見づらいものにな
ってしまうが、本実施形態のごとく、サイクル毎に指定
した表示ポイントについてのみ信号値を表示することに
より、1画面内で論理シミュレーション結果をストリー
ムウインドウ30内やサブストリームウインドウ31内
に極めて有効に表示することができる。
【0093】さらに、ストリームウインドウ30上で矩
形指定された任意の時刻範囲における信号値を、サブス
トリームウインドウ31によりストリームウインドウ3
0と同時に表示できるので、論理回路設計者は、論理シ
ミュレーション結果全体像を示すストリームウインドウ
30と、任意の時刻範囲の詳細を示すサブストリームウ
インドウ31とを同時に参照することができる。
【0094】つまり、論理シミュレーションの結果解析
を行なう場合にストリームウインドウ30をそのままの
状態で見たい時刻範囲のみをサブストリームウインドウ
31として拡大/縮小表示することが可能になり、ある
時刻だけを詳細に見たい場合にその全体を拡大すること
なく見たい部分だけを詳細に表示することができる。従
って、論理回路設計者は、ウインドウが切り替わること
によって思考を中断されることがなく、極めて効率よく
論理シミュレーションの解析を行なうことができる。
【0095】また、本実施形態では、指定点に対応する
時刻を指示する時刻指示マーカ30i,31dを表示す
ることができるので、ストリームウインドウ30内やサ
ブストリームウインドウ31内で多数の信号端子につい
ての値(出力波形)が同時に表示されていても、論理回
路設計者は、そのマーカ30i,31dによりその時刻
における信号の状態を容易に把握でき、論理シミュレー
ション結果の解析作業の効率化に寄与している。
【0096】さらに、ストリームウインドウ30内に表
示された時刻指示マーカ30iに対してコメントを付与
することができるので、論理シミュレーション結果の解
析作業中に、紙にメモするような感覚で、しかも最小限
の手間でそのマーカ位置(時刻)に対するコメントを残
すことができ、そのコメントを参照しながらより効率の
良いく論理シミュレーション結果の解析作業を行なえ
る。
【0097】そして、時刻指示マーカ30iに付与した
コメントの検索を行ない、そのコメントを付与された時
刻指示マーカ30iを含む部分を、自動的にストリーム
ウインドウ30内にスクロール表示できるので、論理回
路設計者は、コメントを残した部分を容易に検索して確
認でき、論理シミュレーション結果の解析作業のさらな
る効率化に寄与することになる。
【0098】また、ストリームウインドウ30内におけ
る信号端子名の表示部分を編集し、その編集した結果を
信号値表示領域30cに反映させることができるので、
参照したい信号端子の信号データのみを所望の順序で表
示でき、論理シミュレーション結果の解析作業の効率化
に寄与するところが大きい。さらに、本実施形態では、
信号値管理テーブル21に論理シミュレーション結果で
ある信号データを記憶する際に、図5に示すように、そ
の信号データの値の変化が生じた時刻における信号デー
タだけを記憶しているので、信号データが長時間に亘る
膨大な量のものであっても、その信号データを効率よく
記憶して保持でき、メモリ容量やコストを大幅に削減す
ることができる。
【0099】なお、本発明は上述した実施形態に限定さ
れるものではなく、本発明とその趣旨を逸脱しない範囲
で種々変形して実施することができる。
【0100】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の論理シミ
ュレーション結果の表示方法(請求項1)および論理シ
ミュレーション支援装置(請求項2〜12)によれば、
以下のような効果ないし利点を得ることができる。 (1)クロック信号に対応したサイクル毎に、指定され
た表示ポイントにおける信号データが表示部で連続的に
表示されるので、長時間に亘る論理シミュレーション結
果であっても一画面で有効に表示することができるほ
か、クロック信号に対応したサイクル内において、論理
回路設計者が参照を望むポイントの信号データだけを表
示することができ、論理シミュレーション結果の解析作
業を極めて効率よく行なえる(請求項1,2)。
【0101】(2)値の変化が生じた時刻における信号
データだけを記憶することにより、信号データが長時間
に亘る膨大な量のものであっても、その信号データを効
率よく記憶して保持でき、メモリ容量やコストの削減に
寄与する(請求項3)。 (3)信号データが、信号端子名とともに、論理シミュ
レーション時刻の流れに沿ったストリーム形式で複数の
ウインドウ内に同時に表示されるので、特に長時間に亘
る論理シミュレーション結果であっても、論理回路設計
者は、複数のウインドウを参照することにより、その全
体像を容易に把握でき、論理シミュレーション結果の解
析作業の効率化に寄与する(請求項4)。
【0102】(4)ウインドウ上で矩形指定された任意
の時刻範囲における信号データを、サブウインドウによ
りそのウインドウと同時に表示できるので、論理回路設
計者は、論理シミュレーション結果全体像と、任意の時
刻範囲における信号データを詳細に示す画面(拡大画
面)とを同時に参照しながら、思考の中断なく解析作業
を楽に行なえ、論理シミュレーション結果の解析作業の
効率化に寄与するところが大きい(請求項5)。
【0103】(5)サブウインドウを表示する際には、
ウインドウ上で矩形指定された任意の時刻範囲を、全ポ
イントについて拡大することなく、適当な大きさに自動
的に拡大して表示できるので、詳細に参照したい部分を
サブウインドウ内に有効に拡大表示することができる
(請求項6)。 (6)サブウインドウを表示する際には、ウインドウ上
で矩形指定された任意の時刻範囲を、全ポイントについ
て拡大することなく、論理回路設計者が参照を望むポイ
ントについてのみ自動的に拡大して表示することもでき
るので、詳細に参照したい部分について、論理回路設計
者が参照を望むポイントの信号データだけを取り出して
サブウインドウ内に有効に拡大表示することができる
(請求項7)。
【0104】(7)指定点に対応する時刻を指示するマ
ーカを表示できるので、ウインドウ内やサブウインドウ
内で多数の信号端子についての信号データが同時に表示
されていても、論理回路設計者は、マーカによりその時
刻における信号の状態を容易に把握でき、論理シミュレ
ーション結果の解析作業の効率化に寄与するところが大
きい(請求項8,9)。
【0105】(8)ウインドウ内に表示されたマーカに
対してコメントを付与できるので、論理シミュレーショ
ン結果の解析作業中に、紙にメモするような感覚で、そ
のマーカ位置に対するコメントを容易に残すことがで
き、そのコメントを参照しながらより効率よく論理シミ
ュレーション結果の解析作業を行なうことができる(請
求項10)。
【0106】(9)マーカに付与したコメントの検索を
行ない、そのコメントを付与されたマーカを含む部分
を、自動的にウインドウ内にスクロール表示できるの
で、論理回路設計者は、コメントを残した部分を容易に
検索して確認することができ、論理シミュレーション結
果の解析作業のさらなる効率化に寄与する(請求項1
1)。
【0107】(10)ウインドウ内における信号端子名
の表示部分を編集し、その編集した結果が信号データの
表示部分に反映されるので、参照したい信号端子の信号
データのみを所望の順序で表示させることができ、論理
シミュレーション結果の解析作業の効率化に寄与すると
ころが大きい(請求項12)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理ブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態としての論理シミュレーシ
ョン支援装置の構成を示すブロック図である。
【図3】本実施形態のウインドウ管理テーブルにより管
理されるデータを説明するための図である。
【図4】本実施形態の指示時刻管理テーブルおよびコメ
ント管理テーブル(コメント記憶部)により管理される
データを説明するための図である。
【図5】本実施形態の信号値管理テーブル(信号データ
記憶部)により管理されるデータを説明するための図で
ある。
【図6】本実施形態における1サイクル中での表示ポイ
ントの指定方法について具体的に説明するための図であ
る。
【図7】本実施形態による信号データの基本的な表示例
を示す図である。
【図8】本実施形態による信号データの基本的な拡大表
示例を示す図である。
【図9】本実施形態におけるストリームウインドウの表
示例を示す図である。
【図10】本実施形態におけるストリームウインドウの
より詳細な表示例を示す図である。
【図11】本実施形態におけるサブストリームウインド
ウの表示例を示す図である。
【図12】本実施形態におけるコメント入力/検索画面
の表示例を示す図である。
【図13】本実施形態における信号端子名編集画面の表
示例を示す図である。
【図14】本実施形態の動作(入力処理プロセス)を説
明するためのフローチャートである。
【図15】本実施形態の動作(ストリーム画面表示プロ
セス)を説明するためのフローチャートである。
【図16】本実施形態の動作(表示ポイント設定プロセ
ス)を説明するためのフローチャートである。
【図17】本実施形態の動作(サブストリーム表示プロ
セス)を説明するためのフローチャートである。
【図18】本実施形態の動作(時刻指示マーカ表示プロ
セス)を説明するためのフローチャートである。
【図19】本実施形態の動作(コメント画面表示プロセ
ス)を説明するためのフローチャートである。
【図20】本実施形態の動作(コメント設定プロセス)
を説明するためのフローチャートである。
【図21】本実施形態の動作(コメント検索プロセス)
を説明するためのフローチャートである。
【図22】本実施形態の動作(信号端子名編集プロセ
ス)を説明するためのフローチャートである。
【図23】従来の論理シミュレーション結果の表示例を
示す図である。
【図24】従来の論理シミュレーション結果の拡大表示
例を示す図である。
【符号の説明】
1 表示部 2 信号データ記憶部 3 指定部 4 表示制御部 10 論理シミュレーション支援装置(端末) 11 ディスプレイ(表示部) 12 入力装置(キーボード,マウス) 13 入出力(I/O)制御部 14 論理回路データ情報管理部 15 論理シミュレーション実行部 16 表示制御部 17 イベント解析部(指定部,設定部,コメント付与
部,検索部,信号端子名編集部) 18 ウインドウ管理テーブル 19 指示時刻管理テーブル 20 コメント管理テーブル(コメント記憶部) 21 信号値管理テーブル(信号データ記憶部) 30 ストリームウインドウ(ウインドウ) 30a シミュレーション時刻表示領域 30b 信号端子名表示領域 30c 信号値表示領域 30d 表示ポイント表示領域 30e 矩形指定表示 30f 自動モード設定領域 30g 指定モード設定領域 30h 表示ポイント設定領域 30i 時刻指示マーカ 30j 時刻表示領域 30k “コメント”表示領域 30m “編集”表示領域 31 サブストリームウインドウ(サブウインドウ) 31a シミュレーション時刻表示領域 31b 信号端子名表示領域 31c 信号値表示領域 31d 時刻指示マーカ 31e 時刻表示領域 32 コメント入力/検索画面 32a コメント一覧表示領域 32b コメント入力領域 32c “設定”表示領域 32d “検索”表示領域 32e “終了”表示領域 33 信号端子名編集画面

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 論理回路の論理シミュレーション結果で
    ある信号データの波形を表示部に表示する方法であっ
    て、 論理シミュレーション実行時に用いられるクロック信号
    に対応した1サイクル中における表示ポイントを指定
    し、 該クロック信号に対応したサイクル毎に、該表示ポイン
    トにおける該信号データを取り出して該表示部で連続的
    に表示することを特徴とする、論理シミュレーション結
    果の表示方法。
  2. 【請求項2】 論理シミュレーション結果である信号デ
    ータの波形を表示する表示部と、 該信号データを記憶する信号データ記憶部と、 論理シミュレーション実行時に用いられるクロック信号
    に対応した1サイクル中における表示ポイントを指定す
    る指定部と、 該クロック信号に対応したサイクル毎に、該指定部によ
    り指定された該表示ポイントにおける該信号データを該
    信号データ記憶部から取り出して該表示部で連続的に表
    示するように該表示部の表示状態を制御する表示制御部
    とをそなえたことを特徴とする、論理シミュレーション
    支援装置。
  3. 【請求項3】 該信号データ記憶部が、該信号データに
    ついて値の変化が生じた時刻毎に、その時刻に変化の生
    じた信号端子名と変化後の値とを対にして該信号データ
    として記憶することを特徴とする、請求項2記載の論理
    シミュレーション支援装置。
  4. 【請求項4】 該表示制御部が、予め指定された信号端
    子についての該信号データを、その信号端子名ととも
    に、論理シミュレーション時刻の流れに沿ったストリー
    ム形式で複数のウインドウ内に同時に表示するように、
    該表示部の表示状態を制御することを特徴とする、請求
    項2記載の論理シミュレーション支援装置。
  5. 【請求項5】 該表示制御部が、該ウインドウ上で矩形
    指定された範囲について、その範囲の論理シミュレーシ
    ョン時刻における該信号データを詳細に表示するサブウ
    インドウを、該ウインドウと同時に表示するように、該
    表示部の表示状態を制御することを特徴とする、請求項
    4記載の論理シミュレーション支援装置。
  6. 【請求項6】 該サブウインドウを表示する際に、該表
    示制御部が、該クロック信号に対応した1サイクル中に
    おける適当数の表示ポイントを選択し、該クロック信号
    に対応したサイクル毎に、該適当数の表示ポイントにお
    ける該信号データを該信号データ記憶部から取り出して
    該サブウインドウ内に連続的に表示するように、該表示
    部の表示状態を制御することを特徴とする、請求項5記
    載の論理シミュレーション支援装置。
  7. 【請求項7】 該サブウインドウを表示する際に、該ク
    ロック信号に対応した1サイクル中における適当数の表
    示ポイントを設定する設定部をそなえ、該表示制御部
    が、該クロック信号に対応したサイクル毎に、該設定部
    により設定された該適当数の表示ポイントにおける該信
    号データを該信号データ記憶部から取り出して該サブウ
    インドウ内に連続的に表示するように、該表示部の表示
    状態を制御することを特徴とする、請求項5記載の論理
    シミュレーション支援装置。
  8. 【請求項8】 該ウインドウ内で信号値表示部分もしく
    は時刻表示部分の一点を指定された場合、該表示制御部
    が、該点に対応する時刻を指示するマーカを該ウインド
    ウ内に表示するように、該表示部の表示状態を制御する
    ことを特徴とする、請求項4記載の論理シミュレーショ
    ン支援装置。
  9. 【請求項9】 該サブウインドウ内で信号値表示部分も
    しくは時刻表示部分の一点を指定された場合、該表示制
    御部が、該点に対応する時刻を指示するマーカを該サブ
    ウインドウ内に表示するように、該表示部の表示状態を
    制御することを特徴とする、請求項5記載の論理シミュ
    レーション支援装置。
  10. 【請求項10】 該ウインドウ内に表示された該マーカ
    に対してコメントを付与するコメント付与部と、 該コメント付与部によって付与されたコメントを記憶す
    るコメント記憶部とをそなえたことを特徴とする、請求
    項8記載の論理シミュレーション支援装置。
  11. 【請求項11】 該コメントについての検索指示を受け
    た場合に該コメントをキーにして該コメント記憶部に対
    する検索を行なう検索部をそなえ、 該検索指示を受けた該コメントが該検索部により検索さ
    れた場合、該表示制御部が、該ウインドウ内でスクロー
    ルを行なって該コメントを付与された該マーカを含む部
    分を該ウインドウ内に表示するように、該表示部の表示
    状態を制御することを特徴とする、請求項10記載の論
    理シミュレーション支援装置。
  12. 【請求項12】 該ウインドウ内に表示されるべき該信
    号データの信号端子名を編集し、その信号端子名を羅列
    したファイルを作成する信号端子名編集部をそなえ、 該表示制御部が、該ウインドウ内において、該ファイル
    に羅列された信号端子名を表示するとともに、その信号
    端子名に対応する信号端子についての該信号データを表
    示するように、該表示部の表示状態を制御することを特
    徴とする、請求項4記載の論理シミュレーション支援装
    置。
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