JP3890107B2 - 論理シミュレーション結果の表示方法および論理シミュレーション支援装置 - Google Patents

論理シミュレーション結果の表示方法および論理シミュレーション支援装置 Download PDF

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Description

【0001】
(目次)
発明の属する技術分野
従来の技術(図23,図24)
発明が解決しようとする課題(図23,図24)
課題を解決するための手段(図1)
発明の実施の形態(図2〜図22)
発明の効果
【0002】
【発明の属する技術分野】
本発明は、論理回路の設計に際しその設計の正当性を検証すべく行なわれる論理シミュレーションの結果を表示する方法、および、その論理シミュレーションの結果を表示する機能をもつ論理シミュレーション支援装置に関する。
【0003】
【従来の技術】
プリント配線板や特定用途向け集積回路(ASIC)等を含むディジタル計算機のように論理回路によって構成されるディジタル装置は、近年、増々大規模かつ複雑になってきており、このようなディジタル装置の製造を行なう前には、その設計の正当性を検証すべく、論理シミュレーションが行なわれている。
【0004】
その論理シミュレーションの結果はCRT画面等のディスプレイに表示され、オペレータは、その表示を目視しながら、論理回路の動作確認を行ない誤動作等の発見を行なっている。その際、ディスプレイには、例えば図23や図24に示すような信号波形が論理シミュレーション結果として表示される。
図23に示す例では、表示開始時刻T0から、予め設定されたシミュレーション表示時間幅ΔT(=T3−T0)だけ、論理シミュレーション結果として得られた信号波形が表示されている。このとき、従来の表示方式では、クロック信号(CLK) とともに所定の信号(XAS,XRV)の出力波形が、時刻T0〜T3の間に観測された全ポイントについて表示される。
【0005】
そして、必要に応じて、図23に示すような表示の一部分を、図24に示すように拡大表示することも行なわれている。図24に示す例では、図23に示す表示のうち時刻T1〜T2の区間の出力波形が拡大表示されている。やはりこの場合も、時刻T1〜T2の間に観測された全ポイントが表示される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、近年、回路の高集積度化に伴い、設計した論理回路の動作確認や誤動作を発見した場合に、その解析に要する時間が膨大なものになっている。このため、その回路の動作確認や誤動作の解析を容易に行なえるようにすることが要求されている。
【0007】
ディスプレイに表示された論理シミュレーション結果を参照しながら論理回路の動作確認や誤動作の解析を行なう際には、図23や図24に示すように、ディスプレイ上で信号波形を拡大/縮小表示している。ディスプレイに表示された信号波形から論理回路の動作に誤りを発見し解析する時、通常、オペレータは、論理シミュレーション結果の全体表示をディスプレイ上で参照し、誤動作の可能性のある部分を見つけ出してから、その部分の詳細な信号値を参照し、その部分で誤動作が発生しているか否かを判断するとともに誤動作が発生している場合はその解析を行なっている。
【0008】
従って、オペレータは、論理シミュレーション結果から論理回路の動作に誤りを発見し解析する際には、一つのウインドウで、信号波形表示の拡大や縮小を繰り返し行ない、論理シミュレーション結果の全体と詳細部分との両方を把握する必要がある。このように一つのウインドウで拡大/縮小を行なっていると、ウインドウ表示を切り換える度に思考が中断されることになり、解析作業の効率が低下してしまう。
【0009】
そこで、例えば特開平7−287721号公報に開示された技術では、複数組の表示開始時刻および表示時間幅を予め設定しておき、その表示開始時刻および表示時間幅に対応した信号データを、ディスプレイ(CRT表示装置)の複数の表示領域にそれぞれ表示することが行なわれている。このような技術によれば、オペレータは、論理シミュレーション結果全体を表示する縮小画面と、ある時刻近辺の詳細(拡大)画面とを同時に参照することが可能になり、思考の中断なく解析作業を容易に行なえるようになる。
【0010】
しかし、同公報に開示された技術では、表示時間を指定するための表示開始時刻および表示時間幅を予め設定した時間設定ファイルを作成しておかなければならず、論理シミュレーション結果の参照中に、オペレータは任意に表示開始時刻および表示時間幅を指定して変更することができない。
また、同公報に開示された技術では、図23や図24に示したように、論理シミュレーション結果である出力波形が、クロック信号とともに、表示開始時刻から表示時間幅に亘って観測された全ポイントについて表示されているため、特に長時間に亘る論理シミュレーション結果を表示する場合、その全体を1画面で有効に表示することは不可能であり、オペレータは、論理シミュレーション結果全体を容易に把握することができず、解析作業の効率低下を招いている。
【0011】
本発明は、このような課題に鑑み創案されたもので、長時間に亘る論理シミュレーション結果であっても一画面で有効に表示できるようにして、論理シミュレーション結果の解析作業の効率化をはかった、論理シミュレーション結果の表示方法および論理シミュレーション支援装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の論理シミュレーション結果の表示方法(請求項1)は、表示部および信号データ記憶部を有するコンピュータにおいて、論理回路の論理シミュレーション結果である信号データの波形を表示部に表示する方法であって、コンピュータが、論理シミュレーション実行時に用いられるクロック信号の複数のサイクルのそれぞれにおいて、前記クロック信号の1サイクル中にて指定された表示ポイントにおける信号データを信号データ記憶部から取り出し、取り出された複数の信号データを、論理シミュレーションの時刻の流れに沿って同時に表示部表示することを特徴としている。
【0013】
図1は本発明の原理ブロック図であり、この図1に示すように、本発明の論理シミュレーション支援装置(請求項2)は、表示部1,信号データ記憶部2,指定部3および表示制御部4から構成されている。
ここで、表示部1は、論理シミュレーション結果である信号データの波形を表示するものであり、信号データ記憶部2は、信号データを記憶するものであり、指定部3は、論理シミュレーション実行時に用いられるクロック信号に対応した1サイクル中における任意の表示ポイントを指定するものである。
【0014】
そして、表示制御部4は、クロック信号の複数のサイクルのそれぞれにおいて、指定部3により指定された表示ポイントにおける信号データを信号データ記憶部2から取り出し、取り出された複数の信号データを、論理シミュレーションの時刻の流れに沿って同時に表示部1表示するように、表示部1の表示状態を制御するものである。
このとき、信号データ記憶部2が、信号データについて値の変化が生じた時刻毎に、その時刻に変化の生じた信号端子名と変化後の値とを対にして信号データとして記憶してもよい(請求項3)。
【0015】
また、表示制御部4が、予め指定された信号端子についての信号データを、その信号端子名とともに、論理シミュレーション時刻の流れに沿ったストリーム形式で複数のウインドウ内に同時に表示するように、表示部1の表示状態を制御してもよい(請求項4)。
さらに、表示制御部4が、ウインドウ上で矩形指定された範囲について、その範囲の論理シミュレーション時刻における信号データを詳細に表示するサブウインドウを、上記ウインドウと同時に表示するように、表示部1の表示状態を制御してもよい(請求項5)。
【0016】
なお、サブウインドウを表示する際には、表示制御部4が、クロック信号に対応した1サイクル中における適当数の表示ポイントを選択し、クロック信号の複数のサイクルのそれぞれにおいて、その適当数の表示ポイントにおける信号データを信号データ記憶部2から取り出し、取り出された複数の信号データを、論理シミュレーションの時刻の流れに沿って同時にサブウインドウ内表示するように、表示部1の表示状態を制御してもよい(請求項6)。
【0017】
また、サブウインドウを表示する際にクロック信号に対応した1サイクル中における適当数の表示ポイントを設定する設定部をそなえ、表示制御部4が、クロック信号の複数のサイクルのそれぞれにおいて、設定部により設定された適当数の表示ポイントにおける信号データを信号データ記憶部2から取り出し、取り出された複数の信号データを、論理シミュレーションの時刻の流れに沿って同時にサブウインドウ内表示するように、表示部1の表示状態を制御してもよい(請求項7)。
【0018】
一方、ウインドウ内で信号値表示部分もしくは時刻表示部分の一点を指定された場合、表示制御部4が、その点に対応する時刻を指示するマーカをウインドウ内に表示するように、表示部1の表示状態を制御してもよい(請求項8)。
同様に、サブウインドウ内で信号値表示部分もしくは時刻表示部分の一点を指定された場合、表示制御部4が、その点に対応する時刻を指示するマーカをサブウインドウ内に表示するように、表示部1の表示状態を制御してもよい(請求項9)。
【0019】
そして、ウインドウ内に表示されたマーカに対してコメントを付与するコメント付与部と、このコメント付与部によって付与されたコメントを記憶するコメント記憶部とをそなえてもよい(請求項10)。
さらに、コメントについての検索指示を受けた場合にそのコメントをキーにしてコメント記憶部に対する検索を行なう検索部をそなえ、検索指示を受けたコメントが検索部により検索された場合、表示制御部4が、ウインドウ内でスクロールを行なってそのコメントを付与されたマーカを含む部分をウインドウ内に表示するように、表示部1の表示状態を制御してもよい(請求項11)。
【0020】
なお、ウインドウ内に表示されるべき信号データの信号端子名を編集しその信号端子名を羅列したファイルを作成する信号端子名編集部をそなえ、表示制御部4が、ウインドウ内において、前記ファイルに羅列された信号端子名を表示するとともに、その信号端子名に対応する信号端子についての信号データを表示するように、表示部1の表示状態を制御してもよい(請求項12)。
【0021】
上述の構成により、本発明の論理シミュレーション結果の表示方法(請求項1)および論理シミュレーション支援装置(請求項2)では、クロック信号に対応したサイクル毎に、指定部3により指定された表示ポイントにおける信号データが表示部1で連続的に表示されるので、長時間に亘る論理シミュレーション結果であっても一画面で有効に表示することができるほか、クロック信号に対応したサイクル内において、オペレータが参照を望むポイントの信号データだけを表示することができる。
【0022】
このとき、信号データを全時刻に亘って記憶する必要がなく、値の変化が生じた時刻における信号データだけを記憶することにより、信号データが長時間に亘る膨大な量のものであっても、その信号データを効率よく信号データ記憶部2に記憶することができる(請求項3)。
また、予め指定された信号端子についての信号データを、その信号端子名とともに、論理シミュレーション時刻の流れに沿ったストリーム形式で複数のウインドウ内に同時に表示することにより、特に長時間に亘る論理シミュレーション結果であっても、オペレータは、複数のウインドウを参照することで、その全体像を容易に把握することができる(請求項4)。
【0023】
さらに、ウインドウ上で矩形指定された論理シミュレーション時刻における信号データを、サブウインドウにより、そのウインドウと同時に表示することにより、オペレータは、論理シミュレーション結果全体を表示するウインドウと、任意の時刻範囲における詳細を表示するサブウインドウとを同時に参照でき、思考の中断なく解析作業を楽に行なうことができる(請求項5)。
【0024】
なお、サブウインドウを表示する際、クロック信号に対応した1サイクル中における適当数の表示ポイントを選択し、その適当数の表示ポイントにおける信号データをサブウインドウ内に連続的に表示することにより、ウインドウ上で矩形指定された範囲を、全ポイントについて拡大することなく、適当な大きさに自動的に拡大して表示することができる(請求項6)。
【0025】
また、サブウインドウを表示する際、クロック信号に対応した1サイクル中における適当数の表示ポイントを設定部により設定し、設定された適当数の表示ポイントにおける信号データをサブウインドウ内に連続的に表示することにより、ウインドウ上で矩形指定された範囲を、全ポイントについて拡大することなく、オペレータが参照を望むポイントについてのみ自動的に拡大して表示することができる(請求項7)。
【0026】
一方、ウインドウ内やサブウインドウ内で信号値表示部分もしくは時刻表示部分の一点を指定された場合にその点に対応する時刻を指示するマーカを表示することにより、ウインドウ内やサブウインドウ内で多数の信号端子についての信号データが同時に表示されていても、オペレータは、マーカによりその時刻における信号の状態を容易に把握することができる(請求項8,9)。
【0027】
そして、オペレータは、コメント付与部により、ウインドウ内に表示されたマーカに対してコメントを付与して、コメント記憶部に記憶させることができるので、論理シミュレーション結果の解析作業中に、紙にメモするような感覚で、そのマーカ位置に対するコメントを容易に残すことができる(請求項10)。
さらに、検索部によりマーカに付与したコメントの検索を行ない、そのコメントが検索された場合には、そのコメントを付与されたマーカを含む部分が、自動的にウインドウ内にスクロール表示されるので、オペレータは、コメントを残した部分を容易に検索して確認することが可能になる(請求項11)。
【0028】
なお、オペレータは、信号端子名編集部を用いて、ウインドウ内に表示されるべき信号データの信号端子名を含むファイルを作成することにより、ウインドウ内における信号端子名の表示部分を編集し、その編集した結果が信号データの表示部分に反映されるので、参照したい信号端子の信号データのみを所望の順序で表示させることが可能になる(請求項12)。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図2は本発明の一実施形態としての論理シミュレーション支援装置の構成を示すブロック図であり、この図2に示すように、本実施形態の論理シミュレーション支援装置(端末)10は、ディスプレイ(表示部)11や入力装置12を有する一般的なパーソナルコンピュータ等により構成され、ディスプレイ11の画面を介してユーザもしくはオペレータ(論理回路設計者)と対話しながら論理シミュレーションを行ない、その結果をディスプレイ11の画面に表示する構成を採るものである。
【0030】
ここで、ディスプレイ11は、前述したように論理回路の論理シミュレーション結果である信号データの波形を表示するものであり、入力装置12は、例えばキーボードやマウス等で構成され、ユーザまたはオペレータによって操作され、論理シミュレーションやその論理シミュレーション結果の表示についての各種指示を論理シミュレーション支援装置10に入力するためのものである。
【0031】
そして、本実施形態の論理シミュレーション支援装置10は、図2に示すように、入出力制御部13,論理回路データ情報管理部14,論理シミュレーション実行部15,表示制御部16,イベント解析部17,ウインドウ管理テーブル18,指示時刻管理テーブル19,コメント管理テーブル20および信号値管理テーブル21としての機能を有している。以下、これらの各種機能について説明する。
【0032】
入出力(I/O)制御部13は、ディスプレイ11および入力装置12との間のインタフェース処理を実行するものである。
論理回路データ情報管理部14は、論理シミュレーションの対象となる論理回路データ情報を管理するものである。なお、論理回路データ情報は、実際には信号端子番号で記述されているので、論理回路データ情報管理部14は、この信号端子番号とユーザ定義の信号端子名との対応関係を管理することになる。
【0033】
論理シミュレーション実行部15は、論理シミュレーション情報管理部14により管理される論理回路の論理シミュレーション処理を実行し、その論理シミュレーション結果情報を信号値管理テーブル21に登録するものである。
表示制御部16は、イベント解析部17によるイベント解析結果に応じて、ウインドウ管理テーブル18,信号値管理テーブル21,指示時刻管理テーブル19のそれぞれで管理されるデータを用いて、論理シミュレーション結果情報をディスプレイ11に表示するよう制御を行なうものであり、その制御機能は、下記の (1)〜(8) の通りである。
【0034】
(1) 論理シミュレーション実行時に用いられるクロック信号に対応したサイクル毎に、ウインドウ管理テーブル18に設定された表示ポイント(図6にて後述)における信号データ(信号値)を信号値管理テーブル21から取り出してディスプレイ11で連続的に表示するように、ディスプレイ11の表示状態を制御する。このとき、予め指定された信号端子(ウインドウ管理テーブル18に設定されている)についての信号値を、その信号端子名とともに、論理シミュレーション時刻の流れに沿ったストリーム形式で1以上のストリームウインドウ30(図7,図9,図10参照)内に同時に表示するように、ディスプレイ11の表示状態を制御する。
【0035】
(2) ストリームウインドウ30上で矩形指定された範囲(図7や図10の符号30e参照)について、その範囲の論理シミュレーション時刻における信号値を詳細に表示するサブストリームウインドウ31(図8,図11参照)を、ストリームウインドウ30と同時に表示するように、ディスプレイ11の表示状態を制御する。
【0036】
(3) サブストリームウインドウ31を表示する際に“自動”モード(図10にて後述)が選択されている場合には、クロック信号に対応した1サイクル中における適当数の表示ポイントを自動的に選択し、クロック信号に対応したサイクル毎に、その適当数の表示ポイントにおける信号値を信号値管理テーブル21から取り出してサブストリームウインドウ31内に連続的に表示するように、ディスプレイ11の表示状態を制御する。
【0037】
(4) サブストリームウインドウ31を表示する際に“指定”モード(図10にて後述)が選択されている場合には、クロック信号に対応したサイクル毎に、オペレータにより設定された適当数の表示ポイントにおける信号値を信号値管理テーブル21から取り出してサブストリームウインドウ31内に連続的に表示するように、ディスプレイ11の表示状態を制御する。
【0038】
(5) ストリームウインドウ30内で信号値表示部分もしくは時刻表示部分の一点を指定された場合、その点に対応する時刻を指示する時刻指示マーカ30i(図10参照)をストリームウインドウ30内に表示するように、ディスプレイ11の表示状態を制御する。
(6) サブストリームウインドウ31内で信号値表示部分もしくは時刻表示部分の一点を指定された場合、その点に対応する時刻を指示する時刻指示マーカ31d(図11参照)をサブストリームウインドウ31内に表示するように、ディスプレイ11の表示状態を制御する。
【0039】
(7) 後述するコメント検索機能により所望のコメントが検索された場合、ストリームウインドウ30内でスクロールを行なってそのコメントを付与された時刻指示マーカ30iを含む部分をストリームウインドウ30内に表示するように、ディスプレイ11の表示状態を制御する。
(8) ストリームウインドウ30内において、後述する信号端子名編集機能により作成されたファイルに羅列された信号端子名を表示するとともに、その信号端子名に対応する信号端子についての信号値を表示するように、ディスプレイ11の表示状態を制御する。
【0040】
イベント解析部17は、ユーザまたはオペレータとの対話により入力装置12から入力された指示情報(表示ポイント,矩形指定,指示時刻,コメント等)を識別し、ウインドウ管理テーブル18,コメント管理テーブル20,指示時刻管理テーブル19を作成するもので、特に、本発明の特徴的な機能として下記 (1)〜(5) の機能を果たすものである。
【0041】
(1) ストリームウインドウ30を表示する際にクロック信号に対応した1サイクル中における表示ポイントを指定する指定部としての機能。入力装置12から入力された指示情報が表示ポイントである場合、指定された表示ポイントを、ウインドウ管理テーブル18で管理されるストリームウインドウ30の表示制御データ中の表示ポイント領域(図3の▲2▼参照)に設定する。
【0042】
(2) サブストリームウインドウ31を表示する際にクロック信号に対応した1サイクル中における適当数の表示ポイントを設定する設定部としての機能。図10にて後述するごとく、サブストリームウインドウ31を表示する際に“指定”モードが選択されている場合には、入力装置12の操作により表示ポイント設定領域30h(図10参照)に設定された適当数の表示ポイントを、ウインドウ管理テーブル18で管理されるサブストリームウインドウ31の表示制御データ中の表示ポイント領域(図3の▲2▼参照)に設定する。
【0043】
(3) ストリームウインドウ30内に表示された時刻指示マーカ30iに対してコメントを付与するコメント付与部としての機能。図10および図12にて後述するごとく、入力装置12により“コメント”表示領域30kをクリック操作して表示されるコメント入力/検索画面32上で入力・設定されたコメントを、コメント管理テーブル20に格納する。
【0044】
(4) コメントについての検索指示を受けた場合にそのコメントをキーにしてコメント管理テーブル20に対する検索を行なう検索部としての機能。図10および図12にて後述するごとく、入力装置12により“コメント”表示領域30kをクリック操作して表示されるコメント入力/検索画面32上で検索指示されたコメントを、コメント管理テーブル20から検索する。
【0045】
(5) ストリームウインドウ30内に表示されるべき信号値の信号端子名を編集しその信号端子名を羅列したファイルを作成する信号端子名編集部(編集ツール,エディタ)としての機能。図10および図13にて後述するごとく、入力装置12により“編集”表示領域30mをクリック操作して表示される信号端子名編集画面33上で編集された信号端子名を、ウインドウ管理テーブル18で管理されるストリームウインドウ30の表示制御データ中の信号端子名領域(図3の▲6▼参照)に設定する。このとき、表示制御データ中の表示信号端子数領域に、表示すべき信号端子の数も設定する。
【0046】
次に、本実施形態の論理シミュレーション結果情報の表示処理に用いられる管理テーブル18〜21について、図3〜図5を参照しながら詳細に説明する。なお、図3はウインドウ管理テーブル18により管理されるデータを説明するための図、図4は指示時刻管理テーブル19およびコメント管理テーブル20により管理されるデータを説明するための図、図5は信号値管理テーブル21により管理されるデータを説明するための図である。
【0047】
ウインドウ管理テーブル18は、ディスプレイ11に表示すべき1以上のストリームウインドウ30もしくはサブストリームウインドウ31の表示状態を制御するための表示制御データをウインドウ毎に管理するもので、各ウインドウ30,31のもつ属性情報を表示制御データとして管理している。
ウインドウ管理テーブル18では、具体的には、図3に示すように、▲1▼ウインドウ種別,▲2▼表示ポイント,▲3▼表示開始時刻,▲4▼表示終了時刻,▲5▼表示信号端子数,▲6▼信号端子名および▲7▼表示位置が管理されている。
【0048】
▲1▼ウインドウ種別は、入力装置12からイベント解析部17を介して設定されたウインドウがストリームであるかサブストリームであるかを示すものである。
▲2▼表示ポイントは、図6にて後述するごとく、クロック信号に対応した1サイクル中において信号値を表示すべき位置を示すものである。
▲3▼表示開始時刻および▲4▼表示終了時刻は、それぞれシミュレーション開始時刻およびシミュレーション終了時刻に対応し、ディスプレイ11上で実際に表示すべき論理シミュレーション結果の時刻範囲を示すもので、これらの時刻間隔に応じて各ウインドウの左右方向の表示範囲が決まる。
【0049】
▲5▼表示信号端子数は、ウインドウ内で表示すべき信号データ(信号値)の種類数を示すもので、この数によりウインドウの上下方向の表示範囲が決まる。
▲6▼信号端子名は、ウインドウ内で表示すべき信号データ(信号値)の種類を示すものである。
▲7▼表示位置は、ディスプレイ11の画面内でのウインドウの表示位置を示すものである。
【0050】
指示時刻管理テーブル19は、ユーザまたはオペレータとの対話を通してイベント解析部17の解析結果に基づき、ユーザまたはオペレータが指示した指示時刻を管理するものである。つまり、ユーザまたはオペレータが、入力装置12を操作することにより、ストリームウインドウ30内もしくはサブストリームウインドウ31内で信号値表示部分もしくは時刻表示部分の一点を指定した場合、その点に対応する時刻を、指示時刻管理テーブル19で管理している。
【0051】
この指示時刻管理テーブル19では、図4に示すように、指示された時刻と、その指示時刻(指示時刻マーカ30i)に対してコメントが定義されているか否かを示すフラグと、コメントが定義されている場合のコメント格納位置(ポインタ;コメント管理テーブル20のアドレス)とが管理されている。
コメント管理テーブル(コメント記憶部)20は、ユーザまたはオペレータとの対話を通してイベント解析部17の解析結果に基づき、ユーザまたはオペレータが入力したコメントを管理するものである。つまり、このコメント管理テーブル20では、図4に示すように、指示時刻に定義されたコメントを、指示時刻管理テーブル19によってポインティングされて管理するものである。
【0052】
そして、信号値管理テーブル(信号データ記憶部)21は、論理シミュレーション結果をなす信号端子毎の信号値の時系列データを管理するもので、本実施形態では、図5に示すように、信号値の変化が生じた時刻(変化時刻)毎に、その時刻に変化の生じた信号端子名と変化後の値とを対にして記憶している。
上述したように、ウインドウ管理テーブル18は、ディスプレイ11に表示すべき1つまたは複数のウインドウ30,31の表示態様(表示制御データ)を管理しているが、設定された各ウインドウ30,31内の表示は、指示時刻管理テーブル19および信号値管理テーブル21を参照することにより行なわれる。
【0053】
ユーザまたはオペレータによって定義されたコメントの検索を指示された場合には、コメント管理テーブル20内を検索し、対応するコメントが発見された場合には、その時刻をウインドウ管理テーブル18に設定し、表示制御部16に通知し自動スクロールを行ない、コメントを付与された指示時刻(マーカ30i)を含む部分をストリームウインドウ30内で表示している。
【0054】
ユーザまたはオペレータにより信号端子名の編集機能を指示された場合には、ウインドウ管理テーブル18を参照することにより表示中の信号端子名を得て、それをテキストファイルに保存し、そのファイルを編集ツール(エディタ)によって編集した結果を読み込んでその信号端子名をウインドウ管理テーブル18に登録し、表示制御部16に通知することにより、信号端子の表示状態の編集を行なっている。
【0055】
次に、本実施形態に係るシステムによる論理シミュレーション結果情報の表示処理例について、図6〜図13を参照しながら説明する。
まず、図6を参照しながら、本実施形態における1サイクル中での表示ポイントの指定方法について具体的に説明する。
この図6に示すように、例えば100時刻を1サイクル(論理シミュレーション実行時のクロック信号CLK の周期)とする場合、本実施形態では、1サイクルについて100時刻分の全信号値を表示するのではなく、その1サイクル中の少なくとも1ポイントを表示ポイントとして指定し、そのサイクル毎に、各サイクル中の表示ポイントにおける信号値のみを取り出してディスプレイ11のウインドウ30または31内で連続的に表示するようにしている。
【0056】
例えば、クロック信号発生後、ある程度時間が経過している方が各信号端子での信号値が安定するので、1サイクル中の0〜99の100個のポイントのうち99番目のポイントを表示ポイントとして指定する。この場合、図6に示すサイクルでは、信号端子S1での信号値としては1が得られ、信号端子S2での信号値としては0が得られ、それぞれの値が、このサイクルでの信号端子S1,2の代表値として表示される。このようにして、図7に示すように、予め指定された信号端子(CLK,Sin,Sout)についての信号値として、各サイクルにおける99番目のポイント(99,199,299,…)の信号値が連続的にストリームウインドウ30内に表示される。
【0057】
そして、本実施形態では、図7に示すようなストリームウインドウ30中で矩形指定表示30eを行なうことにより、その矩形指定表示30e内の信号値が拡大され図8に示すようなサブストリームウインドウ31としてストリームウインドウ30と同時に表示される。
このようにサブストリームウインドウ31を表示する際には、そのサブストリームウインドウ31内での1サイクル中の表示ポイントを、矩形指定表示30eの大きさに応じて適当数だけ自動的に設定してもよいし、後述するごとくユーザまたはオペレータにより指定してもよい。
【0058】
なお、ストリームウインドウ30やサブストリームウインドウ31における表示ポイントとしては、1サイクル中のうち例えば25,50,75,99番目の4ポイントのように、複数ポイントを指定し、各サイクルにおける複数表示ポイントの信号値を連続的に各ウインドウ30,31内に表示することができる。
ただし、図8に示す拡大表示例では、1サイクル中の100個のポイント全てを表示ポイントとした場合が示されており、従って、信号値としては、各サイクルにおける全てのポイントが連続的にサブストリームウインドウ31内に表示されている。
【0059】
図9に、ディスプレイ11の画面上に2つのストリームウインドウ30が表示されている例を示す。この図9において、30aは左右方向にシミュレーション時刻を一定のスケールで表示するシミュレーション時刻表示領域、30bはこのストリームウインドウ30内で信号値を表示される信号端子名(/signal1,/signal2,/signal3)を表示する信号端子名表示領域、30cは各信号端子名に対応する信号値をシミュレーション時刻の流れに沿って表示する信号値表示領域、30dはこのストリームウインドウ30で指定されている表示ポイントを示す表示ポイント表示領域である。ユーザまたはオペレータは、図9に示すような画面上で、表示ポイント表示領域30dに表示されている表示ポイントの値を変更することにより、各サイクルでの表示ポイントを変更して、ストリームウインドウ30をその表示ポイントに応じた表示状態に切り換えることができる。
【0060】
図10は、本実施形態におけるストリームウインドウ30のより詳細な表示例を示す図であり、図11は、図10に示すストリームウインドウ30内で矩形指定して表示されたサブストリームウインドウ31の表示例を示す図である。なお、図10において、既述の符号と同一の符号は同一部分を示しているので、その説明は省略する。
【0061】
また、図11に示すサブストリームウインドウ31は、図10に示すストリームウインドウ30上で矩形指定表示30eにより指定した範囲を、自動で表示ポイントの設定を行なって詳細表示している例である。この時、図10に示すストリームウインドウ30上で、自動モード設定領域(トグル)30fが選択されているため、前述のような矩形指定を行なった場合、表示ポイントを自動的に選択してサブストリームウインドウ31の表示を行なっている。
【0062】
また、矩形指定する前に指定モード設定領域(トグル)30gを選択することにより、表示ポイント設定領域30hが有効になり、この表示ポイント設定領域30hに、1つまたは複数の表示ポイントを入力して指定することにより、図11に示すサブストリームウインドウ31内では、サイクル毎にその表示ポイントでの信号値が連続的に表示されることになる。
【0063】
上述のようにして、各サイクルでの表示ポイントを指定して論理シミュレーション結果の全体をストリームウインドウ30により観測している場合に、ある時刻間における信号値をサブストリームウインドウ31により詳細に観測することが容易になる。
なお、時刻指示マーカ30iは、ストリームウインドウ30内で信号値表示部分もしくは時刻表示部分の一点を指定された場合、その点に対応する時刻を指示するもので、ストリームウインドウ30内で縦の帯状の線として表示される。この時刻指示マーカ30iにより指示される時刻(例えば990)は、ストリームウインドウ30内の時刻表示領域30jに表示される。
【0064】
また、“コメント”表示領域30kをヒットすることにより、図12に示すようなコメント入力/検索画面32がディスプレイ11に表示され、このコメント入力/検索画面32上で、最新の時刻指示マーカ30iに対するコメント付与、もしくは、既に付与済のコメントの検索を行なうことができる。
さらに、“編集”表示領域30mをヒットすることにより、図13に示すような信号端子名編集画面33がディスプレイ11に表示され、この信号端子名編集画面33上で、ストリームウインドウ30の信号端子名表示領域30bで表示される信号端子名の編集が行なわれ、その編集結果は、信号値表示領域30cでの信号値の表示状態に自動的に反映される。
【0065】
また、図11において、31aは左右方向にシミュレーション時刻を一定のスケールで表示するシミュレーション時刻表示領域、31bはサブストリームウインドウ31内で信号値を表示される信号端子名(/signal1,/signal2,/signal3)を表示する信号端子名表示領域、31cは各信号端子名に対応する信号値をシミュレーション時刻の流れに沿って表示する信号値表示領域、31dはストリームウインドウ30内で表示されている時刻指示マーカ30iに対応する時刻を指示する時刻指示マーカ、31eは時刻指示マーカ31dにより指示される時刻(例えば990)を表示する時刻表示領域である。
【0066】
図12は、本実施形態におけるコメント入力/検索画面32の表示例を示す図で、このコメント入力/検索画面32は、図10に示したストリームウインドウ30内の“コメント”表示領域30kをヒットすることによりディスプレイ11上に表示される。
そして、このコメント入力/検索画面32上でコメントを入力する場合は、そのコメントをコメント入力領域32bに入力してから“設定”表示領域32cをヒットすることにより、最新の時刻指示マーカ30iに対するコメントの付与設定を可能にしている。
【0067】
また、コメントの検索を行なう場合は、検索対象のコメントをコメント入力領域32bに入力してから“検索”表示領域32dをヒットすることにより、そのコメントをコメント管理テーブル20から検索する。このとき、コメントが検索されれば、ストリームウインドウ30内でスクロールを行なってそのコメントを付与された時刻指示マーカ30iを含む部分をストリームウインドウ30内に表示する。
【0068】
なお、図12において、32aは既に付与済のコメントとそのコメントが付与されている時刻との一覧を表示するコメント一覧表示領域、32eはコメント入力/検索画面32上での操作を終了しこの画面32を閉じる際にクリックされる“終了”表示領域である。
図13は、本実施形態における信号端子名編集画面33の表示例を示す図である。図10に示したストリームウインドウ30内の“編集”表示領域30mをヒットすることにより、現在、ストリームウインドウ30内で表示中の信号端子名を羅列したファイルを表示する、図13に示すような信号端子名編集画面33がディスプレイ11上に表示される。
【0069】
そして、ユーザまたはオペレータがその信号端子名編集画面33に表示された内容を編集して編集後の新たなファイルを保存することにより、その編集結果は、信号値表示領域30cでの信号値の表示状態に自動的に反映される。このようにして、本実施形態では、信号端子名表示領域30bや信号値表示領域30cにおける表示状態の編集が容易に行なえるようになっている。
【0070】
さて、次に、図14〜図22を参照しながら、本実施形態に係る論理シミュレーション表示処理動作について説明する。
まず、図14に示すフローチャート(ステップS1〜S18)に従って、本実施形態の論理シミュレーション支援装置10の入力処理プロセスについて説明する。
【0071】
本実施形態の論理シミュレーション支援装置10に対してイベントが入力されると、そのイベントはI/O制御部13を介してイベント解析部17へ送られ、このイベント解析部17において入力イベントの受付処理が実行される(ステップS1)。
ついで、入力イベントがストリーム画面開設プロセスの起動を指示するイベントであるか否かを判定し(ステップS2)、該当する場合(YES判定の場合)には、図15に示すストリーム画面開設プロセスを起動し(ステップS11)、該当しない場合(NO判定の場合)場合には、ステップS3へ進む。
【0072】
ステップS3では入力イベントが表示ポイント設定イベントであるか否かを判定し、該当する場合(YES判定の場合)には、図16に示す表示ポイント設定プロセスを起動し(ステップS12)、該当しない場合(NO判定の場合)には、ステップS4へ進む。
ステップS4では入力イベントがサブストリーム画面開設プロセスの起動を指示するイベントであるか否かを判定し、該当する場合(YES判定の場合)には、図17に示すサブストリーム画面開設プロセスを起動し(ステップS13)、該当しない場合(NO判定の場合)には、ステップS5へ進む。
【0073】
ステップS5では入力イベントが時刻指示マーカ表示プロセスの起動を指示するイベントであるか否かを判定し、該当する場合(YES判定の場合)には、図18に示す時刻指示マーカ表示プロセスを起動し(ステップS14)、該当しない場合(NO判定の場合)には、ステップS6へ進む。
ステップS6では力イベントがコメント画面表示プロセスの起動を指示するイベントであるか否かを判定し、該当する場合(YES判定の場合)には、図19に示すコメント画面表示プロセスを起動し(ステップS15)、該当しない場合(NO判定の場合)には、ステップS7へ進む。
【0074】
ステップS7では入力イベントがコメント設定プロセスの起動を指示するイベントであるか否かを判定し、該当する場合(YES判定の場合)には、図20に示すコメント設定プロセスを起動し(ステップS16)、該当しない場合(NO判定の場合)には、ステップS8へ進む。
ステップS8では入力イベントがコメント検索プロセスの起動を指示するイベントであるか否かを判定し、該当する場合(YES判定の場合)には、図21に示すコメント検索プロセスを起動し(ステップS17)、該当しない場合(NO判定の場合)には、ステップS9へ進む。
【0075】
ステップS9では入力イベントが編集プロセスの起動を指示するイベントであるか否かを判定し、該当する場合(YES判定の場合)には、図22に示す信号端子名編集プロセスを起動し(ステップS18)、該当しない場合(NO判定の場合)には、ステップS10へ進む。
そして、ステップS10では入力イベントが処理終了を指示するイベントであるか否かを判定し、該当する場合(YES判定の場合)には、このフローは終了となる一方、該当しな異場合には、最初のステップS1に戻って、上述と同様の処理を繰り返し行なう。
【0076】
次に、図15に示すフローチャート(ステップS21〜S24)に従って、ストリーム画面表示プロセスについて説明する。
イベント入力処理プロセスからストリーム画面表示プロセスが起動されると(図14のステップS11)、まず、指示されたストリームウインドウ30が既に開設済であるか否かを判定し(ステップS21)、開設されている場合(YES判定の場合)には、ウインドウ管理テーブル18,指示時刻管理19および信号値管理テーブル21に従って再描画を行なう(ステップS24)。
【0077】
一方、ストリームウインドウ30が未開設である場合(ステップS21でNO判定の場合)には、ウインドウ管理テーブル18に、新たなストリームウインドウ30についての表示制御データを作成し(ステップS22)、その表示制御データに従って、新たなストリームウインドウ30を表示するように表示制御部16によりディスプレイ11の表示状態を制御する(ステップS23)。
【0078】
次に、図16に示すフローチャート(ステップS31〜S33)に従って、表示ポイント設定プロセスについて説明する。
イベント入力処理プロセスから表示ポイント設定プロセスが起動されると(図14のステップS12)、まず、表示中のウインドウ30,31における表示ポイントの変更があるか否かを判定し(ステップS31)、変更が無い場合(NO判定の場合)には、そのまま終了する。
【0079】
一方、表示ポイントの変更が有る場合(YES判定の場合)には、ウインドウ管理テーブル18における表示ポイント(図3の▲2▼参照)の変更設定を行なってから(ステップS32)、信号値管理テーブル21を参照しながら信号端子に対する値(信号値表示領域30c,31cの表示状態)を表示し直す(ステップS33)。
【0080】
次に、図17に示すフローチャート(ステップS41〜S50)に従って、サブストリーム表示プロセスについて説明する。
イベント入力処理プロセスからサブストリーム表示プロセスが起動されると(図14のステップS13)、まず、指示されたサブストリームウインドウ31が既に表示済であるか否かを判定し(ステップS41)、開設されている場合(YES判定の場合)には、開設済のサブストリームウインドウ31の表示を終了するか否かを判定する(ステップS42)。終了しない場合(NO判定の場合)には、そのままこのプロセスを終了する一方、終了する場合(YES判定の場合)には、開設済のサブストリームウインドウ31を閉じてから(ステップS43)、このプロセスを終了する。
【0081】
一方、サブストリームウインドウ31が未開設である場合(ステップS41でNO判定の場合)には、指定された時間範囲(新たなサブストリームウインドウ31の表示範囲;矩形指定により指定された範囲)を取得してから(ステップS44)、表示モードが自動であるか否かを判定する(ステップS45)。
その判定の結果が自動である場合(YES判定の場合)には、指定された時間範囲に基づいてサブストリーム31の表示ポイントを適当数選択し(ステップS46)、その表示ポイントをウインドウ管理テーブル18に設定してから(ステップS49)、信号値管理テーブル21を参照しながら、新たなサブストリームウインドウ31内に信号端子に対する値を表示するように、表示制御部16によりディスプレイ11の表示状態を制御する(ステップS50)。
【0082】
また、表示モードが自動でない場合(ステップS45でNO判定の場合)には、表示モードが指定か否かを判定し(ステップS47)、指定である場合(YES判定の場合)には、表示ポイント設定領域30h(図10参照)に入力設定された表示ポイントを得て(ステップS48)、その表示ポイントをウインドウ管理テーブル18に設定する(ステップS49)。
【0083】
そして、前述と同様、信号値管理テーブル21を参照しながら、新たなサブストリームウインドウ31内に信号端子に対する値を表示するように、表示制御部16によりディスプレイ11の表示状態を制御する(ステップS50)。
なお、ステップS47で表示モードが指定でないと判定された場合(NO判定の場合)には、新たなサブストリームウインドウ31を開設することなく、このプロセスを終了する。
【0084】
次に、図18に示すフローチャート(ステップS51〜S53)に従って、時刻指示マーカ表示プロセスについて説明する。
イベント入力処理プロセスから時刻指示マーカ表示プロセスが起動されると(図14のステップS14)、まず、指示された時刻指示マーカ30iが既に表示済であるか否かを判定し(ステップS51)、表示されている場合(YES判定の場合)には、そのままこのプロセスを終了する。一方、時刻指示マーカ30iが未表示である場合(NO判定の場合)には、指示時刻管理テーブル19に、その時刻指示マーカ30iにより指示される時刻を設定し、その時刻に対応する位置に新たな時刻指示マーカ30iを表示するように、表示制御部16によりディスプレイ11の表示状態を制御する(ステップS53)。
【0085】
次に、図19に示すフローチャート(ステップS61)に従って、コメント画面表示プロセスについて説明する。
イベント入力処理プロセスからコメント画面表示プロセスが起動されると(図14のステップS15)、図12に示すようなコメント入力/設定画面32を表示するように、表示制御部16によりディスプレイ11の表示状態を制御し(ステップ61)、このプロセスを終了する。
【0086】
次に、図20に示すフローチャート(ステップS71)に従って、コメント設定プロセスについて説明する。
イベント入力処理プロセスからコメント設定プロセスが起動されると(図14のステップS16)、コメント入力/設定画面32のコメント入力領域32bに設定入力されているコメントが、コメント管理テーブル20に設定される(ステップS71)。
【0087】
コメント設定プロセスが起動された時点では、図14のステップS15および図19のステップS61の処理によって既にコメント入力/設定画面32が表示されており、そのコメント入力/設定画面32上で“設定”表示領域32cをヒットすることによりコメント設定イベントが発生するので、その時、コメント入力領域32bに設定入力されているコメントがコメント管理テーブル20に登録されることになる。
【0088】
次に、図21に示すフローチャート(ステップS81〜S83)に従って、コメント検索プロセスについて説明する。
イベント入力処理プロセスからコメント検索プロセスが起動されると(図14のステップS17)、まず、コメント入力/設定画面32のコメント入力領域32bに検索対象の文字列を設定入力してから“検索”表示領域32dをヒットすることにより、検索文字列を得る(ステップS81)。そして、コメント管理テーブル20からその検索文字列(コメント)と一致するものを検索し、一致するものがあるか否かを判定する(ステップS82)。
【0089】
一致するものが存在する場合(YES判定の場合)には、そのコメントを付与されている時刻をウインドウ管理テーブル18に設定するとともに、表示制御部16に通知し、自動スクロールを行なってコメントを付与された指示時刻(マーカ30i)を含む部分をストリームウインドウ30内で表示するように、表示制御部16によりディスプレイ11の表示状態を制御する(ステップS83)。一方、検索文字列に一致するものが存在しない場合(ステップS82でNO判定の場合)には、そのままこのプロセスを終了する。
【0090】
最後に、図22に示すフローチャート(ステップS91〜S93)に従って、信号端子名編集プロセスについて説明する。
イベント入力処理プロセスから信号端子名編集プロセスが起動されると(図14のステップS18)、まず、ウインドウ管理テーブル18を参照することにより、現在表示中の信号端子名を羅列したファイルを作成し(ステップS91)、エディタを起動し(ステップS92)、そのファイルをエディタによって編集した結果を読み込んでその信号端子名をウインドウ管理テーブル18に登録するとともに表示制御部16に通知する。これに応じて、表示制御部16によりディスプレイ11の表示状態が制御され、信号端子名表示領域30bで編集後の信号端子名に応じた表示が行なわれとともに、その信号端子名の編集状態が信号値表示領域30cでの信号値の表示状態に自動的に反映される(ステップS93)。
【0091】
このように、本発明の一実施形態によれば、クロック信号に対応したサイクル毎に、指定された表示ポイントにおける信号データがディスプレイ11のストリームウインドウ30やサブストリームウインドウ31で連続的に表示されるので、長時間に亘る論理シミュレーション結果であっても一画面で有効に表示することができるほか、クロック信号に対応したサイクル内において、オペレータが参照を望むポイントの信号データだけを表示することができる。
【0092】
従って、論理回路設計者が、ディスプレイ11の表示を参照しながら回路動作確認を行なって、論理回路の誤りの発見やその誤りの原因検索を極めて容易に行なえるようになり、論理シミュレーション結果の解析作業を極めて効率よく行なえる。
また、論理シミュレーション結果全体を観測しなくても良い場合にシミュレーション結果全体の縮小画面は無駄で見づらいものになってしまうが、本実施形態のごとく、サイクル毎に指定した表示ポイントについてのみ信号値を表示することにより、1画面内で論理シミュレーション結果をストリームウインドウ30内やサブストリームウインドウ31内に極めて有効に表示することができる。
【0093】
さらに、ストリームウインドウ30上で矩形指定された任意の時刻範囲における信号値を、サブストリームウインドウ31によりストリームウインドウ30と同時に表示できるので、論理回路設計者は、論理シミュレーション結果全体像を示すストリームウインドウ30と、任意の時刻範囲の詳細を示すサブストリームウインドウ31とを同時に参照することができる。
【0094】
つまり、論理シミュレーションの結果解析を行なう場合にストリームウインドウ30をそのままの状態で見たい時刻範囲のみをサブストリームウインドウ31として拡大/縮小表示することが可能になり、ある時刻だけを詳細に見たい場合にその全体を拡大することなく見たい部分だけを詳細に表示することができる。従って、論理回路設計者は、ウインドウが切り替わることによって思考を中断されることがなく、極めて効率よく論理シミュレーションの解析を行なうことができる。
【0095】
また、本実施形態では、指定点に対応する時刻を指示する時刻指示マーカ30i,31dを表示することができるので、ストリームウインドウ30内やサブストリームウインドウ31内で多数の信号端子についての値(出力波形)が同時に表示されていても、論理回路設計者は、そのマーカ30i,31dによりその時刻における信号の状態を容易に把握でき、論理シミュレーション結果の解析作業の効率化に寄与している。
【0096】
さらに、ストリームウインドウ30内に表示された時刻指示マーカ30iに対してコメントを付与することができるので、論理シミュレーション結果の解析作業中に、紙にメモするような感覚で、しかも最小限の手間でそのマーカ位置(時刻)に対するコメントを残すことができ、そのコメントを参照しながらより効率の良いく論理シミュレーション結果の解析作業を行なえる。
【0097】
そして、時刻指示マーカ30iに付与したコメントの検索を行ない、そのコメントを付与された時刻指示マーカ30iを含む部分を、自動的にストリームウインドウ30内にスクロール表示できるので、論理回路設計者は、コメントを残した部分を容易に検索して確認でき、論理シミュレーション結果の解析作業のさらなる効率化に寄与することになる。
【0098】
また、ストリームウインドウ30内における信号端子名の表示部分を編集し、その編集した結果を信号値表示領域30cに反映させることができるので、参照したい信号端子の信号データのみを所望の順序で表示でき、論理シミュレーション結果の解析作業の効率化に寄与するところが大きい。
さらに、本実施形態では、信号値管理テーブル21に論理シミュレーション結果である信号データを記憶する際に、図5に示すように、その信号データの値の変化が生じた時刻における信号データだけを記憶しているので、信号データが長時間に亘る膨大な量のものであっても、その信号データを効率よく記憶して保持でき、メモリ容量やコストを大幅に削減することができる。
【0099】
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明とその趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
【0100】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明の論理シミュレーション結果の表示方法(請求項1)および論理シミュレーション支援装置(請求項2〜12)によれば、以下のような効果ないし利点を得ることができる。
(1)クロック信号に対応したサイクル毎に、指定された表示ポイントにおける信号データが表示部で連続的に表示されるので、長時間に亘る論理シミュレーション結果であっても一画面で有効に表示することができるほか、クロック信号に対応したサイクル内において、論理回路設計者が参照を望むポイントの信号データだけを表示することができ、論理シミュレーション結果の解析作業を極めて効率よく行なえる(請求項1,2)。
【0101】
(2)値の変化が生じた時刻における信号データだけを記憶することにより、信号データが長時間に亘る膨大な量のものであっても、その信号データを効率よく記憶して保持でき、メモリ容量やコストの削減に寄与する(請求項3)。
(3)信号データが、信号端子名とともに、論理シミュレーション時刻の流れに沿ったストリーム形式で複数のウインドウ内に同時に表示されるので、特に長時間に亘る論理シミュレーション結果であっても、論理回路設計者は、複数のウインドウを参照することにより、その全体像を容易に把握でき、論理シミュレーション結果の解析作業の効率化に寄与する(請求項4)。
【0102】
(4)ウインドウ上で矩形指定された任意の時刻範囲における信号データを、サブウインドウによりそのウインドウと同時に表示できるので、論理回路設計者は、論理シミュレーション結果全体像と、任意の時刻範囲における信号データを詳細に示す画面(拡大画面)とを同時に参照しながら、思考の中断なく解析作業を楽に行なえ、論理シミュレーション結果の解析作業の効率化に寄与するところが大きい(請求項5)。
【0103】
(5)サブウインドウを表示する際には、ウインドウ上で矩形指定された任意の時刻範囲を、全ポイントについて拡大することなく、適当な大きさに自動的に拡大して表示できるので、詳細に参照したい部分をサブウインドウ内に有効に拡大表示することができる(請求項6)。
(6)サブウインドウを表示する際には、ウインドウ上で矩形指定された任意の時刻範囲を、全ポイントについて拡大することなく、論理回路設計者が参照を望むポイントについてのみ自動的に拡大して表示することもできるので、詳細に参照したい部分について、論理回路設計者が参照を望むポイントの信号データだけを取り出してサブウインドウ内に有効に拡大表示することができる(請求項7)。
【0104】
(7)指定点に対応する時刻を指示するマーカを表示できるので、ウインドウ内やサブウインドウ内で多数の信号端子についての信号データが同時に表示されていても、論理回路設計者は、マーカによりその時刻における信号の状態を容易に把握でき、論理シミュレーション結果の解析作業の効率化に寄与するところが大きい(請求項8,9)。
【0105】
(8)ウインドウ内に表示されたマーカに対してコメントを付与できるので、論理シミュレーション結果の解析作業中に、紙にメモするような感覚で、そのマーカ位置に対するコメントを容易に残すことができ、そのコメントを参照しながらより効率よく論理シミュレーション結果の解析作業を行なうことができる(請求項10)。
【0106】
(9)マーカに付与したコメントの検索を行ない、そのコメントを付与されたマーカを含む部分を、自動的にウインドウ内にスクロール表示できるので、論理回路設計者は、コメントを残した部分を容易に検索して確認することができ、論理シミュレーション結果の解析作業のさらなる効率化に寄与する(請求項11)。
【0107】
(10)ウインドウ内における信号端子名の表示部分を編集し、その編集した結果が信号データの表示部分に反映されるので、参照したい信号端子の信号データのみを所望の順序で表示させることができ、論理シミュレーション結果の解析作業の効率化に寄与するところが大きい(請求項12)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理ブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態としての論理シミュレーション支援装置の構成を示すブロック図である。
【図3】本実施形態のウインドウ管理テーブルにより管理されるデータを説明するための図である。
【図4】本実施形態の指示時刻管理テーブルおよびコメント管理テーブル(コメント記憶部)により管理されるデータを説明するための図である。
【図5】本実施形態の信号値管理テーブル(信号データ記憶部)により管理されるデータを説明するための図である。
【図6】本実施形態における1サイクル中での表示ポイントの指定方法について具体的に説明するための図である。
【図7】本実施形態による信号データの基本的な表示例を示す図である。
【図8】本実施形態による信号データの基本的な拡大表示例を示す図である。
【図9】本実施形態におけるストリームウインドウの表示例を示す図である。
【図10】本実施形態におけるストリームウインドウのより詳細な表示例を示す図である。
【図11】本実施形態におけるサブストリームウインドウの表示例を示す図である。
【図12】本実施形態におけるコメント入力/検索画面の表示例を示す図である。
【図13】本実施形態における信号端子名編集画面の表示例を示す図である。
【図14】本実施形態の動作(入力処理プロセス)を説明するためのフローチャートである。
【図15】本実施形態の動作(ストリーム画面表示プロセス)を説明するためのフローチャートである。
【図16】本実施形態の動作(表示ポイント設定プロセス)を説明するためのフローチャートである。
【図17】本実施形態の動作(サブストリーム表示プロセス)を説明するためのフローチャートである。
【図18】本実施形態の動作(時刻指示マーカ表示プロセス)を説明するためのフローチャートである。
【図19】本実施形態の動作(コメント画面表示プロセス)を説明するためのフローチャートである。
【図20】本実施形態の動作(コメント設定プロセス)を説明するためのフローチャートである。
【図21】本実施形態の動作(コメント検索プロセス)を説明するためのフローチャートである。
【図22】本実施形態の動作(信号端子名編集プロセス)を説明するためのフローチャートである。
【図23】従来の論理シミュレーション結果の表示例を示す図である。
【図24】従来の論理シミュレーション結果の拡大表示例を示す図である。
【符号の説明】
1 表示部
2 信号データ記憶部
3 指定部
4 表示制御部
10 論理シミュレーション支援装置(端末)
11 ディスプレイ(表示部)
12 入力装置(キーボード,マウス)
13 入出力(I/O)制御部
14 論理回路データ情報管理部
15 論理シミュレーション実行部
16 表示制御部
17 イベント解析部(指定部,設定部,コメント付与部,検索部,信号端子名編集部)
18 ウインドウ管理テーブル
19 指示時刻管理テーブル
20 コメント管理テーブル(コメント記憶部)
21 信号値管理テーブル(信号データ記憶部)
30 ストリームウインドウ(ウインドウ)
30a シミュレーション時刻表示領域
30b 信号端子名表示領域
30c 信号値表示領域
30d 表示ポイント表示領域
30e 矩形指定表示
30f 自動モード設定領域
30g 指定モード設定領域
30h 表示ポイント設定領域
30i 時刻指示マーカ
30j 時刻表示領域
30k “コメント”表示領域
30m “編集”表示領域
31 サブストリームウインドウ(サブウインドウ)
31a シミュレーション時刻表示領域
31b 信号端子名表示領域
31c 信号値表示領域
31d 時刻指示マーカ
31e 時刻表示領域
32 コメント入力/検索画面
32a コメント一覧表示領域
32b コメント入力領域
32c “設定”表示領域
32d “検索”表示領域
32e “終了”表示領域
33 信号端子名編集画面

Claims (12)

  1. 表示部および信号データ記憶部を有するコンピュータにおいて、論理回路の論理シミュレーション結果である信号データの波形を表示部に表示する方法であって、
    該コンピュータが、論理シミュレーション実行時に用いられるクロック信号の複数のサイクルのそれぞれにおいて、前記クロック信号の1サイクル中にて指定された表示ポイントにおける信号データを該信号データ記憶部から取り出し
    該コンピュータが、取り出された複数の信号データを、論理シミュレーションの時刻の流れに沿って同時に該表示部表示することを特徴とする、論理シミュレーション結果の表示方法。
  2. 論理シミュレーション結果である信号データの波形を表示する表示部と、
    該信号データを記憶する信号データ記憶部と、
    論理シミュレーション実行時に用いられるクロック信号に対応した1サイクル中における任意の表示ポイントを指定する指定部と、
    該クロック信号の複数のサイクルのそれぞれにおいて、該指定部により指定された該表示ポイントにおける該信号データを該信号データ記憶部から取り出し、取り出された複数の信号データを、論理シミュレーションの時刻の流れに沿って同時に該表示部表示するように該表示部の表示状態を制御する表示制御部とをそなえたことを特徴とする、論理シミュレーション支援装置。
  3. 該信号データ記憶部が、該信号データについて値の変化が生じた時刻毎に、その時刻に変化の生じた信号端子名と変化後の値とを対にして該信号データとして記憶することを特徴とする、請求項2記載の論理シミュレーション支援装置。
  4. 該表示制御部が、予め指定された信号端子についての該信号データを、その信号端子名とともに、論理シミュレーション時刻の流れに沿ったストリーム形式で複数のウインドウ内に同時に表示するように、該表示部の表示状態を制御することを特徴とする、請求項2記載の論理シミュレーション支援装置。
  5. 該表示制御部が、該ウインドウ上で矩形指定された範囲について、その範囲の論理シミュレーション時刻における該信号データを詳細に表示するサブウインドウを、該ウインドウと同時に表示するように、該表示部の表示状態を制御することを特徴とする、請求項4記載の論理シミュレーション支援装置。
  6. 該サブウインドウを表示する際に、該表示制御部が、該クロック信号に対応した1サイクル中における適当数の表示ポイントを選択し、該クロック信号の複数のサイクルのそれぞれにおいて、該適当数の表示ポイントにおける該信号データを該信号データ記憶部から取り出し、取り出された複数の信号データを、論理シミュレーションの時刻の流れに沿って同時に該サブウインドウ内表示するように、該表示部の表示状態を制御することを特徴とする、請求項5記載の論理シミュレーション支援装置。
  7. 該サブウインドウを表示する際に、該クロック信号に対応した1サイクル中における適当数の表示ポイントを設定する設定部をそなえ、
    該表示制御部が、該クロック信号の複数のサイクルのそれぞれにおいて、該設定部により設定された該適当数の表示ポイントにおける該信号データを該信号データ記憶部から取り出し、取り出された複数の信号データを、論理シミュレーションの時刻の流れに沿って同時に該サブウインドウ内表示するように、該表示部の表示状態を制御することを特徴とする、請求項5記載の論理シミュレーション支援装置。
  8. 該ウインドウ内で信号値表示部分もしくは時刻表示部分の一点を指定された場合、該表示制御部が、該点に対応する時刻を指示するマーカを該ウインドウ内に表示するように、該表示部の表示状態を制御することを特徴とする、請求項4記載の論理シミュレーション支援装置。
  9. 該サブウインドウ内で信号値表示部分もしくは時刻表示部分の一点を指定された場合、該表示制御部が、該点に対応する時刻を指示するマーカを該サブウインドウ内に表示するように、該表示部の表示状態を制御することを特徴とする、請求項5記載の論理シミュレーション支援装置。
  10. 該ウインドウ内に表示された該マーカに対してコメントを付与するコメント付与部と、
    該コメント付与部によって付与されたコメントを記憶するコメント記憶部とをそなえたことを特徴とする、請求項8記載の論理シミュレーション支援装置。
  11. 該コメントについての検索指示を受けた場合に該コメントをキーにして該コメント記憶部に対する検索を行なう検索部をそなえ、
    該検索指示を受けた該コメントが該検索部により検索された場合、該表示制御部が、該ウインドウ内でスクロールを行なって該コメントを付与された該マーカを含む部分を該ウインドウ内に表示するように、該表示部の表示状態を制御することを特徴とする、請求項10記載の論理シミュレーション支援装置。
  12. 該ウインドウ内に表示されるべき該信号データの信号端子名を編集し、その信号端子名を羅列したファイルを作成する信号端子名編集部をそなえ、
    該表示制御部が、該ウインドウ内において、該ファイルに羅列された信号端子名を表示するとともに、その信号端子名に対応する信号端子についての該信号データを表示するように、該表示部の表示状態を制御することを特徴とする、請求項4記載の論理シミュレーション支援装置。
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