JPH10260223A - 半導体検査装置及びこれを用いた検査方法 - Google Patents

半導体検査装置及びこれを用いた検査方法

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JPH10260223A
JPH10260223A JP9066912A JP6691297A JPH10260223A JP H10260223 A JPH10260223 A JP H10260223A JP 9066912 A JP9066912 A JP 9066912A JP 6691297 A JP6691297 A JP 6691297A JP H10260223 A JPH10260223 A JP H10260223A
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JP
Japan
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semiconductor inspection
connection terminal
semiconductor
positioning
inspection apparatus
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JP9066912A
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English (en)
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Norio Fukazawa
則雄 深澤
Yukinori Sumi
幸典 角
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は球状接続端子を有する半導体チップ及
び半導体装置(被検査装置)の検査に用いて好適な半導
体検査装置及びこれを用いた検査方法に関し、球状接続
端子を有する被検査装置の検査を高い信頼性をもって、
かつ球状接続端子を変形させることなく実施することを
課題とする。 【解決手段】球状接続端子2を有する半導体装置1(被
試験装置)に対して試験を行う半導体検査装置におい
て、支持フィルム13上に形成されており、少なくとも
球状接続端子2が接続される接続部14が変形可能に構
成された導体層11と、弾性変形可能な絶縁材料により
形成されており、少なくとも接続部14を支持する構成
とされた緩衝部材12Aとを設けた構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体検査装置及び
これを用いた検査方法に係り、特に球状接続端子を有す
る半導体チップ及び半導体装置(被検査装置)の検査に
用いて好適な半導体検査装置及びこれを用いた検査方法
に関する。近年、半導体装置の高密度化,高速化,小型
化が要求されており、この要求に対応すべく、パッケー
ジに封止されていない半導体チップ(いわゆるベアチッ
プ)又はBGA(Ball Grid Array)構造の半導体装置を
回路基板上に直接複数個搭載する実装方法が多用される
ようになってきている。
【0002】この実装方法においては、例えば複数個配
設されるベアチップあるいは半導体装置の内、一つに異
常があれば装置全体が不良品となるため、個々のベアチ
ップあるいは半導体装置に高い信頼性が要求される。そ
こで、個々のベアチップあるいは半導体装置が正常に機
能するか否かを調べる検査が重要な課題となってきてい
る。
【0003】
【従来の技術】従来より、下面に球状に突出する球状接
続端子を有する半導体装置(以下、樹脂封止されていな
いベアチップ及び樹脂封止された半導体装置を総称して
「半導体装置」という)の検査方法として種々の検査方
法が提案されており、また実施されている。
【0004】この種の半導体装置の電気的動作検査を行
う場合、球状接続端子に検査装置の検査針を接触させる
ため、球状接続端子をできるだけ変質させずに各球状接
続端子の電気的接続の検査を行なわなければならず、さ
らに検査の信頼性が高く、且つ低コストであることが要
求されている。従来の半導体検査装置としては、例えば
半導体用テストソケットを使用したものがある。この半
導体用テストソケットは、プローブ(検査針)を用いて
半導体装置の電気的動作を検査する構成となっている。
この検査方法は、半導体装置の下面に形成された複数の
球状接続端子に対応するよう検査用基板に複数のプロー
ブを配設しておき、このプローブの先端を直接球状接続
端子に接触させることにより検査を行う検査方法であ
る。
【0005】すなわち、半導体用テストソケットは、半
導体装置の複数の球状接続端子と同一の配列に設けられ
た複数のプローブを有し、このプローブにはU字状に曲
げられた撓み部分が設けられている。そして、プローブ
の先端が半導体装置の球状接続端子に当接して押圧され
ると、撓み部分が変形して球状接続端子の損傷を軽減す
るようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たプローブ検査法により半導体装置の電気的な検査を行
う場合、球状接続端子の高さにバラツキがあるため、プ
ローブの先端との接続が十分でない場合が発生し、検査
精度が低下してしまうおそれがあるという問題点があっ
た。
【0007】また、プローブにはU字状に曲げられた撓
み部分が設けられているものの、プローブの先端が球状
接続端子に当接したとき、半田により形成された球状接
続端子を変形させてしまうおそれがあった。本発明は上
記の点に鑑みてなされたものであり、球状接続端子を有
する被検査装置の検査を高い信頼性をもって、かつ球状
接続端子を変形させることなく実施しうる半導体検査装
置及びこれを用いた検査方法を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明では下記の種々の手段を講じた事を特徴とす
るものである。請求項1記載の発明では、球状接続端子
を有する被検査装置に対して試験を行う半導体検査装置
において、支持フィルム上に形成されており、少なくと
も前記球状接続端子が接続される接続部が変形可能に構
成された導体層と、弾性変形可能な絶縁材料により形成
されており、少なくとも前記接続部を支持する構成とさ
れた緩衝部材とを具備したことを特徴とするものであ
る。
【0009】また、請求項2記載の発明では、前記請求
項1記載の半導体検査装置において、前記接続部に、前
記球状接続端子の装着方向に向け突出したスタッドバン
プを単層または複数層積層した状態で配設したことを特
徴とするものである。また、請求項3記載の発明では、
前記請求項2記載の半導体検査装置において、前記複数
層積層したスタッドバンプを異種金属により構成したこ
とを特徴とするものである。
【0010】また、請求項4記載の発明では、前記請求
項1記載の半導体検査装置において、前記接続部の表面
を粗化させたことを特徴とするものである。また、請求
項5記載の発明では、前記請求項1記載の半導体検査装
置において、前記接続部の表面に、この接続部とは異な
る材質よりなる表面金属膜を被膜形成したことを特徴と
するものである。
【0011】また、請求項6記載の発明では、前記請求
項1乃至5のいずれか1項に記載の半導体検査装置にお
いて、前記緩衝部材に切り込み部を形成したことを特徴
とするものである。また、請求項7記載の発明では、前
記請求項1乃至5のいずれか1項に記載の半導体検査装
置において、前記緩衝部材を複数の分割部材を組み合わ
せて構成したことを特徴とするものである。
【0012】また、請求項8記載の発明では、前記請求
項1乃至7のいずれか1項に記載の半導体検査装置にお
いて、前記接続部を、環状部とこの環状部から中央部分
に向け延出した複数の延出部とにより構成したことを特
徴とするものである。また、請求項9記載の発明では、
前記請求項1乃至7のいずれか1項に記載の半導体検査
装置において、前記接続部をヘッドネイル状の形状とし
たことを特徴とするものである。
【0013】また、請求項10記載の発明では、前記請
求項1乃至9のいずれか1項に記載の半導体検査装置に
おいて、前記支持フィルムに切り込み部を形成したこと
を特徴とするものである。また、請求項11記載の発明
では、前記請求項1乃至9のいずれか1項に記載の半導
体検査装置において、前記支持フィルムを複数の分割フ
ィルム部材を組み合わせて構成したことを特徴とするも
のである。
【0014】また、請求項12記載の発明では、前記請
求項1乃至11のいずれか1項に記載の半導体検査装置
において、前記導体層と前記支持フィルムとにより構成
される基板に、電子素子を配設したことを特徴とするも
のである。また、請求項13記載の発明では、前記請求
項1乃至12のいずれか1項に記載の半導体検査装置に
おいて、前記緩衝部材の前記接続部と対向する部位に、
前記接続部に向け突出した突起部を形成したことを特徴
とするものである。
【0015】また、請求項14記載の発明では、前記請
求項1乃至12のいずれか1項に記載の半導体検査装置
において、更に、前記緩衝部材を支持する支持部材を設
けたことを特徴とするものである。また、請求項15記
載の発明では、前記請求項14記載の半導体検査装置に
おいて、前記支持部材の前記接続部と対向する位置に、
凹部または凸部を形成したことを特徴とするものであ
る。
【0016】また、請求項16記載の発明では、前記請
求項1乃至15のいずれか1項に記載の半導体検査装置
において、前記球状接続端子を有する被検査装置と、前
記接続部との位置決めを行う位置決め機構を設けたこと
を特徴とするものである。また、請求項17記載の発明
では、前記請求項16記載の半導体検査装置において、
前記位置決め機構として、ガイドピンを用いたことを特
徴とするものである。
【0017】また、請求項18記載の発明では、前記請
求項16記載の半導体検査装置において、前記位置決め
機構として、前記被検査装置を保持するフレーム部とガ
イドピンとが一体化したガイドピン付きフレームを用い
たことを特徴とするものである。また、請求項19記載
の発明では、前記請求項18記載の半導体検査装置にお
いて、前記ガイドピン付きフレームのフレーム部が、前
記被検査装置を覆うよう保持する構成すると共に、前記
フレーム部の内壁に前記被検査装置の位置決めを行うテ
ーパ面を形成したことを特徴とするものである。
【0018】また、請求項20記載の発明では、前記請
求項18記載の半導体検査装置において、前記フレーム
部に、前記球状接続端子が前記接続部に位置するよう、
前記被検査装置の調芯処理を行う調芯機構を設けたこと
を特徴とするものである。また、請求項21記載の発明
では、前記請求項18記載の半導体検査装置において、
前記フレーム部に、装着状態における前記被検査装置を
前記導体層に向け付勢する付勢機構を設けたことを特徴
とするものである。
【0019】また、請求項22記載の発明では、前記請
求項18乃至請求項21のいずれか1項に記載の半導体
検査装置において、前記フレーム部と前記被検査装置と
が係合する部位に、緩衝効果を有する弾性部材を配設し
たことを特徴とするものである。
【0020】また、請求項23記載の発明では、前記請
求項16記載の半導体検査装置において、前記位置決め
機構として、前記導体層上に装着される前記被検査装置
と対向するよう配設され、前記球状接続端子に対応した
形状の凹部を有する位置決め基板を用いたことを特徴と
するものである。
【0021】また、請求項24記載の発明では、前記請
求項23記載の半導体検査装置において、前記位置決め
基板に、前記球状接続端子の吸引処理を行う吸引機構を
設けたことを特徴とするものである。また、請求項25
記載の発明では、前記請求項23または24記載の半導
体検査装置において、前記凹部と前記接続部との位置決
めを行うための基板位置決め機構を設けたことを特徴と
するものである。
【0022】また、請求項26記載の発明では、前記請
求項1乃至25のいずれか1項に記載の半導体検査装置
を用いた検査方法であって、前記球状接続端子を前記導
体層に形成された接続部に押圧し、この押圧により前記
導体層に形成された前記接続部及び前記緩衝部材を弾性
変形させ、この弾性変形により前記接続部及び前記緩衝
部材に発生する弾性復元力により前記接続部を前記球状
接続端子に押圧して電気的接続を図ることを特徴とする
ものである。
【0023】また、請求項27記載の発明では、前記請
求項23乃至25のいずれか1項に記載の半導体検査装
置を用いた検査方法であって、前記位置決め基板に形成
された凹部に前記球状接続端子を挿入させて各球状接続
端子の位置決めを行い、この位置決めが行われた状態を
維持しつつ、前記球状接続端子を前記接続部に電気的に
接続させて前記被検査装置の試験を行うことを特徴とす
るものである。
【0024】また、請求項28記載の発明では、前記請
求項23記載の半導体検査装置を用いた検査方法であっ
て、前記位置決め基板或いは前記被検査半導体の少なく
とも一方を振動させることにより、前記位置決め基板に
形成された凹部に前記球状接続端子を位置決めすること
を特徴とするものである。
【0025】また、請求項29記載の発明では、前記請
求項24記載の半導体検査装置を用いた検査方法であっ
て、前記吸引機構として前記位置決め基板に吸引孔を形
成すると共に、前記吸引孔に吸引装置を接続し、前記吸
引孔により前記突起電極を吸引することにより、前記位
置決め基板に形成された凹部に前記球状接続端子を位置
決めすることを特徴とするものである。
【0026】更に、請求項30記載の発明では、前記請
求項24記載の半導体検査装置を用いた検査方法であっ
て、前記吸引機構として前記位置決め基板を多孔質材料
により形成すると共に、前記位置決め基板に吸引装置を
接続し、前記位置決め基板に前記突起電極を吸引するこ
とにより、前記位置決め基板に形成された凹部に前記球
状接続端子を位置決めすることを特徴とするものであ
る。
【0027】上記した各手段は、次のように作用する。
請求項1記載の発明によれば、球状接続端子が接続され
る導体層に形成された接続部は、変形可能な構成とされ
ている。よって、被検査装置が半導体検査装置に装着さ
れた状態において接続部は球状接続端子の外形に沿って
変形し、これにより接続部と球状接続端子との接触面積
は増大し、電気的な接続を確実に行うことができる。
【0028】また、上記のように導体層が変形するため
には接続部における導体層を薄く形成する必要があり、
よって導体層の機械的強度が低下することが考えられ
る。しかるに、導体層は支持フィルムに支持されている
ため、導体層の機械的強度は維持されている。一方、導
体層の接続部においては、球状接続端子との電気的接続
性を向上させる面から支持フィルムを除去する必要があ
る。従って、上記のように接続部においは導体層の機械
的強度が低下する。しかるに、接続部は緩衝部材により
支持されており、かつこの緩衝部材は弾性変形可能な絶
縁材料により形成されている。これにより、接続部に強
い力が印加されたような場合には、緩衝部材が緩衝効果
を発生させ、接続部に永久変形が発生することを防止す
ることができ、よって常に安定した検査を実施すること
が可能となる。
【0029】また、請求項2記載の発明によれば、接続
部にスタッドバンプを単層または複数層積層した状態で
配設したことにより、接続部のスタッドバンプの形成位
置は装着方向に向け突出した状態となるため、球状接続
端子との電気的接続性を向上させることができる。ま
た、スタッドバンプの積層数を適宜選定することによ
り、スタッドバンプの高さを球状接続端子との電気的接
続性が最も良好な高さに容易に設定することができる。
【0030】また、スタッドバンプは半導体装置の製造
技術として一般に用いられているワイヤボンディング技
術を用いて形成することができるため、よって低コスト
でかつ作成効率よく形成することができる。また、請求
項3記載の発明によれば、複数層積層したスタッドバン
プを異種金属により構成したことにより、最先端部に配
設されるスタッドバンプの材質を球状接続端子に対し適
合性の良いものに選定できる。また、最先端部以外のス
タッドバンプの材質は、接続部或いは他のスタッドバン
プと適合性の良いものを選定することができる。
【0031】このため、最先端部に配設されたスタッド
バンプと球状接続端子との接続性、各スタッドバンプ間
の接続性、及びスタッドバンプと接続部との接続性を共
に良好なものとすることができる。また、請求項4記載
の発明によれば、接続部の表面を粗化させたことによ
り、形成された粗化面は微細な凹凸が形成された状態と
なりその表面積は広くなり、また微細な凸部は突起電極
に食い込む状態となるため、接続部と球状接続端子との
電気的接続を確実に行なうことができる。
【0032】また、請求項5記載の発明によれば、接続
部の表面に異種材料よりなる表面金属膜を被膜形成した
ことにより、接続部及び球状接続端子の材料が接合性の
不良なものであっても、金属膜として接続部及び球状接
続端子の双方に対し共に接合性の良好な材料を選定する
ことが可能となる。よって、表面金属膜を被膜形成する
ことにより、接続部と球状接続端子との間における電気
的接合性の向上、及び接続部の保護を図ることができ
る。
【0033】また、請求項6及び請求項7記載の発明に
よれば、緩衝部材に切り込み部を形成したことにより、
或いは緩衝部材を複数の分割部材を組み合わせて構成し
たことにより、緩衝部材の弾性は形状の面から増大し、
これに伴い緩衝作用も増大するため、接続部の保護をよ
り確実に行うことができる。
【0034】また、請求項8記載の発明によれば、接続
部を環状部と複数の延出部とにより構成し、延出部が環
状部から中央部分に向け延出した構成としたことによ
り、延出部は変形し易い状態となる。よって、延出部は
球状接続端子の外形に沿って容易に変形し、軽い押圧力
により接続部と球状接続端子とを確実に接続することが
できる。
【0035】また、請求項9記載の発明によれば、接続
部をヘッドネイル状の形状としたことにより、接続部は
片持ち梁状に支持された構成となり、よって接続部は球
状接続端子の装着により容易に変形し、軽い押圧力で接
続部と球状接続端子との接続を確実に行うことが可能と
なる。また、請求項10及び請求項11記載の発明によ
れば、支持フィルムに切り込み部を形成したことによ
り、支持フィルムにも弾性を持たせることができる。ま
た支持フィルムを複数の分割フィルム部材を組み合わせ
て構成することにより、各分割フィルム部材間に間隙を
形成させることができる。よって、被検査装置が装着さ
れた時に発生する各種応力を支持フィルムが変形するこ
とにより、或いは間隙内で分割フィルム部材が移動する
ことにより吸収することができ、これにより接続部と球
状接続端子との接触位置に不要な応力が印加されること
を防止することができる。
【0036】また、請求項12記載の発明によれば、導
体層と支持フィルムとにより構成される基板に電子素子
を配設したことにより、被検査装置において実施される
半導体検査処理の一部或いは全部を基板に配設された電
子素子により行わせることが可能となる。また、請求項
13記載の発明によれば、緩衝部材の接続部と対向する
部位に、接続部に向け突出した突起部を形成したことに
より、接続部と突起部との離間距離は小さくなり、接続
部の保護をより確実に行うことができる。
【0037】また、請求項14記載の発明によれば、緩
衝部材を支持する支持部材を設けたことにより、弾性変
形する緩衝部材を支持部材により支持することができ
る。よって、緩衝部材が必要以上に変形したり、また所
定位置からずれることを防止することができる。また、
請求項15記載の発明によれば、支持部材の接続部と対
向する位置に、凹部または凸部を形成したことにより、
例えば支持部材に上記の凹部を形成した場合には、過剰
な押圧力をもって球状接続端子が押圧され、これにより
緩衝部材に大きな変形が発生しても、この大きな変形は
凹部により逃がすことができるため、緩衝作用を維持さ
せることが可能となる。
【0038】また、支持部材に上記の凸部を形成した場
合には、接続部に過剰な押圧力をもって球状接続端子が
押圧され、これにより緩衝部材が大きく変形しようとし
ても、緩衝部材は凸部と衝突してそれ以上の弾性変形が
規制されるため、緩衝部材の保護を図ることができる。
従って、所望する上記した各作用に応じて凹部または凸
部を選定すればよい。
【0039】また、請求項16記載の発明によれば、被
検査装置と接続部との位置決めを行う位置決め機構を設
けたことにより、球状接続端子と接続部との位置決めを
容易かつ正確に行うことが可能となり、球状接続端子と
接続部との接続の信頼性を向上させることができる。ま
た、請求項17記載の発明によれば、位置決め機構とし
てガイドピンを用いたことにより、簡単な構成で球状接
続端子と接続部との位置決めを行うことが可能となる。
【0040】また、請求項18記載の発明によれば、位
置決め機構として、被検査装置を保持するフレーム部と
ガイドピンとが一体化したガイドピン付きフレームを用
いたことにより、被検査装置自体(装置の外形等)を位
置決めを行う指標として用いることができるため、精度
の高い位置決めを行うことが可能となる。
【0041】また、請求項19記載の発明によれば、ガ
イドピン付きフレームのフレーム部が被検査装置を覆う
よう保持する構成すると共に、このフレーム部の内壁に
被検査装置の位置決めを行うテーパ面を形成したことに
より、被検査装置をフレーム部に挿入するだけで被検査
装置はテーパ面に案内されて所定装着位置に位置決めさ
れる。よって、被検査装置の位置決め処理、換言すれば
球状接続端子と接続部との位置決めを容易に行うことが
可能となる。
【0042】また、請求項20記載の発明によれば、フ
レーム部に被検査装置の調芯処理を行う調芯機構を設
け、球状接続端子が接続部に位置するよう調芯処理を行
う構成とすることにより、フレーム部に被検査装置が挿
入された直後において球状接続端子と接続部との位置が
ずれていても、調芯機構により調芯処理を行うことによ
り、球状接続端子と接続部との位置合わせを行うことが
できる。
【0043】また、請求項21記載の発明によれば、装
着状態における被検査装置を導体層に向け付勢する付勢
機構をフレーム部に設けたことにより、球状接続端子と
接続部との間には所定の付勢力が作用し、よって電気的
接続性を向上させることができると共に、測定時におい
て球状接続端子が接続部からずれることを防止すること
ができる。
【0044】また、請求項22記載の発明によれば、フ
レーム部と被検査装置とが係合する部位に、緩衝効果を
有する弾性部材を配設したことにより、過剰な押圧力或
いは不要な外力が作用した場合には、この押圧力或いは
外力に起因した応力は弾性部材により吸収されるため、
球状接続端子及び接続部に損傷が発生することを防止す
ることができる。
【0045】また、請求項23記載の発明によれば、位
置決め機構として、装着される被検査装置と対向するよ
う導体層上に配設され、球状接続端子に対応した形状の
凹部を有する位置決め基板を用いたことにより、単に球
状接続端子を凹部に挿入するよう被検査装置を位置決め
基板に装着するだけで、球状接続端子と接続部との位置
決めを行うことができる。よって、球状接続端子と接続
部との位置決めを容易にかつ効率的に行うことができ
る。
【0046】また、請求項24,請求項29,及び請求
項30記載の発明によれば、位置決め基板に球状接続端
子の吸引処理を行う吸引機構を設けたことにより、球状
接続端子は吸引機構により吸引されて位置決め基板に形
成された凹部に挿入される。このように、球状接続端子
は吸引機構が発生する吸引力により強制的に凹部に挿入
し位置決めされるため、確実な位置決め処理を行うこと
ができる。
【0047】また、請求項25記載の発明によれば、凹
部と接続部との位置決めを行うための基板位置決め機構
を設けたことにより、基板位置決め機構により凹部と接
続部とは高精度に位置決めされるため、よって凹部に挿
入される球状接続端子と接続部との位置決めも高精度に
行うことができる。
【0048】また、請求項26記載の発明に係る検査方
法によれば、球状接続端子を接続部に押圧し、この押圧
により導体層に形成された接続部及び緩衝部材を弾性変
形させることにより、接続部は球状接続端子の外形に沿
って変形するため、接触部により球状接続端子に傷が付
くことを防止できる。また、接続部が変形することによ
り、接続部と球状接続端子との接触面積を増大させるこ
とができ、接続部と球状接続端子との電気的接続性を向
上させることができる。
【0049】更に、接続部の上記弾性変形により接続部
及び緩衝部材に発生する弾性復元力は、接続部を球状接
続端子に押圧するよう作用するため、接続部と球状接続
端子との間には接続状態において常に所定の圧力が印加
され、よって電気的接続の向上を図ることができる。ま
た、請求項27記載の発明によれば、位置決め基板に形
成された凹部に球状接続端子を挿入するだけの簡単な処
理で各球状接続端子の位置決めを行うことができる。ま
た、この位置決めが行われた状態を維持しつつ球状接続
端子を接続部に電気的に接続させて被検査装置の試験を
行うことにより、接続部と球状接続端子とを精度よく接
続することができ、検査の信頼性を向上させることがで
きる。
【0050】更に、請求項28記載の発明によれば、位
置決め基板或いは被検査半導体の少なくとも一方を振動
させることにより、位置決め基板に形成された凹部に球
状接続端子を位置決めすることにより、被検査半導体は
位置決め基板上で相対的に移動し、やがて位置決め基板
に形成された凹部に突起電極は挿入して位置決めされ
る。よって、球状接続端子と凹部の位置決め(即ち、球
状接続端子と接続部との位置決め)を容易かつ自動的に
行なうことができる。
【0051】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面と共に説明する。図1は本発明の第1実施例であ
る半導体検査装置10-1及びこれを用いた検査方法を説
明するための図である。本実施例に係る半導体検査装置
10-1は、大略すると導体層11と緩衝部材12Aとに
より構成されている。
【0052】この半導体検査装置10-1は、図1
(A),図1(D)に示されるように半導体装置1が装
着され、この装着状態において被試験装置に対して電気
的動作検査を行う時に用いられるものである。また、半
導体検査装置10-1が試験の対象とする被試験装置は、
外部接続端子としてバンプ等の球状接続端子を有した装
置である。
【0053】尚、以下の説明では、被試験装置として球
状接続端子2を有した半導体装置1を用いた例を示す
が、以下各実施例で説明する半導体検査装置は、外部接
続端子として球状接続端子を有した各種装置の検査に適
用できるものである。以下、半導体検査装置10-1の具
体的構成について説明する。導体層11は例えば銅(C
u)膜であり、ポリイミド等の絶縁樹脂材料により形成
された支持フィルム13上に形成されている。この導体
層11及び支持フィルム13は、通常電子機器等に用い
られているフレキシブルプリント基板(FPC)と同一
構成であり、よってFPCを利用して本実施例に係る導
体層11及び支持フィルム13を実現することも可能で
ある。
【0054】また、導体層11の球状接続端子2が接続
される部位には接続部14Aが形成されている。図1
(B),(C)は図1(A)に矢印Aで示す部分を拡大
して示しており、図1(B)は接続部14Aを平面視し
た状態を、また図1(C)はその断面を夫々示してい
る。各図に示されるように、接続部14Aは、環状部1
4A-1と複数の延出部14A-2とにより構成されてい
る。また、接続部14Aの形成位置においては、支持フ
ィルム13は取り除かれた構成とされている。
【0055】環状部14A-1はその内部に球状接続端子
2が挿入されうる径寸法を有しており、また延出部14
A-2はこの環状部14A-1から中央部分に向け延出した
構成とされている。従って、各延出部14A-2の中央側
端部は自由端とされており、また上記のように接続部1
4Aの形成位置では支持フィルム13は取り除かれてい
るため、各延出部14A-2は容易に変形可能な構成とさ
れている。
【0056】また、図1(B)に示されるように、延出
部14A-2は中央部分から環状部14A-1に向け放射状
に延出した構成であるため、球状接続端子2が接続部1
4Aに挿入された際、確実に球状接続端子2と接続する
ことができる。一方、緩衝部材12Aは絶縁性を有する
弾性部材(例えば、ゴム,可撓性樹脂等)により形成さ
れている。この緩衝部材12Aは、半導体装置1が半導
体検査装置10-1に装着された際、球状接続端子2の押
圧力を緩衝すると共に、不要な外力が印加された場合に
もこれを緩衝する機能を奏するものである。
【0057】また本実施例では、緩衝部材12Aの接続
部14Aと対向する部位に、接続部14Aに向け突出し
た突起部15が形成されている。上記のように接続部1
4Aの形成位置には支持フィルム13が配設されていな
いため、突起部15は接続部14Aの背面近傍まで突出
している。このように、緩衝部材12Aに接続部14A
に向け突出した突起部15を形成したことにより接続部
14Aと突起部15との離間距離は小さくなり、外力印
加により接続部14A(延出部14A-2)が変形して
も、この接続部14Aを保護することができる。よっ
て、延出部14A-2が過剰に変形して破損することを確
実に防止することができる。
【0058】続いて、上記構成とされた半導体検査装置
10-1を用いて半導体装置1に対し検査を行う方法につ
いて説明する。半導体装置1に対して検査を行うには、
半導体装置1に設けられている球状接続端子2と、半導
体検査装置10-1に形成されている接続部14Aとを位
置決めし、続いて半導体装置1を半導体検査装置10-1
に押圧して球状接続端子2と接続部14Aとを接続させ
る。半導体検査装置10-1には、図示しない半導体検査
用テスターが接続されており、よって半導体検査装置1
0-1に装着された状態で半導体装置1に対し電気的動作
検査が実施される。
【0059】上記のように、半導体検査装置10-1に対
する半導体装置1の装着処理は極めて簡単である。ま
た、球状接続端子2が接続される導体層11に形成され
た接続部14A(延出部14A-2)は、変形可能な構成
とされている。よって、半導体装置1が半導体検査装置
10-1に装着された状態において、図1(D)に示され
るように、延出部14A-2は球状接続端子2の外形に沿
って変形する。これにより接続部14Aと球状接続端子
2との接触面積は増大し、電気的な接続を確実に行うこ
とができる。
【0060】また、上記のように接続部14Aが変形す
るためには導体層11を薄く形成する必要があり、よっ
て導体層11の機械的強度が低下することが考えられ
る。しかるに、導体層11は支持フィルム13に支持さ
れているため(接続部14Aは除く)、導体層11の機
械的強度は維持されている。一方、接続部14Aにおい
ては、球状接続端子2との電気的接続性を向上させる面
から支持フィルム13を除去する必要がある。しかる
に、接続部14Aにおいて単に支持フィルム13を除去
した構成では、上記のように接続部14Aの機械的強度
が低下する。しかるに本実施例では、上記したように接
続部14Aは緩衝部材12Aに形成された突起部15に
より支持されているため、接続部14Aに永久変形が発
生することを防止することができ、よって常に安定した
検査を実施することが可能となる。
【0061】続いて、本発明の第2実施例について説明
する。図2は、第2実施例に係る半導体検査装置の接続
部14Bを拡大して示している。尚、以下説明する各実
施例において、図1に示した第1実施例に係る半導体検
査装置10-1の構成と同一構成については同一符号を付
してその説明を省略する。
【0062】本実施例では、接続部14Bに形成されて
いる延出部14B-2の先端部にスタッドバンプ16を形
成したことを特徴とするものである。スタッドバンプ1
6は、例えばワイヤボンディング法を用いて形成される
ものである。このスタッドバンプ16をワイヤボンディ
ング法により形成するには、先ずワイヤボンディング装
置に設けられたキャビラリを用いて延出部14B-2の先
端部に所謂ネイルヘッド部を形成し、その後キャビラリ
を若干量上動させた上でワイヤを切断する。これだけの
簡単な処理によりスタッドバンプ16は形成される。
【0063】このように、スタッドバンプ16を延出部
14B-2の先端部に形成することにより、延出部14B
-2の先端部は突出した構造となる。そして、図2(B)
に示されるように球状接続端子2が延出部14B-2と接
続される際、延出部14B-2から突出したスタッドバン
プ16が球状接続端子2と接続することとなる。この接
続の際、スタッドバンプ16は球状接続端子2に食い込
んだ状態となる。 よって、接続部14Bの保護を図り
つつ、接続部14Bと球状接続端子2との電気接続性を
向上させることができる。尚、図では便宜上、スタッド
バンプ16の形状を大きく図示しているが、実際のスタ
ッドバンプ16は小さく、よってスタッドバンプ16が
球状接続端子2に食い込んでも、球状接続端子2に損傷
を与えるようなものではない。
【0064】また上記のように、スタッドバンプ16は
半導体装置の製造技術として一般に用いられているワイ
ヤボンディング技術を用いて形成することができるた
め、低コストでかつ作成効率よくスタッドバンプ16を
形成することができる。また、通常スタッドバンプはそ
の先端部にワイヤ切断による小突起が形成され、この小
突起は尖った形状となるため、これによっても接続部1
4B(スタッドバンプ16)と球状接続端子2との電気
接続性を向上させることができる。
【0065】図3は、前記した第2実施例の第1の変形
例である半導体検査装置の接続部14Cを拡大して示し
ている。本変形例では、複数(本変形例では2個)のス
タッドバンプ16を多段に積層した構成したことを特徴
とするものである。同図に示すように、複数個のスタッ
ドバンプ16を積層することは可能であり、複数個のス
タッドバンプ16を積層することにより、スタッドバン
プ16全体の延出部14B-2からの突起量を高くするこ
とができる。よって、球状接続端子2の径寸法等に最適
な高さのスタッドバンプ16を設けることができ、球状
接続端子2との電気的接続性を向上することができる。
【0066】図4は、前記した第2実施例の第2の変形
例である半導体検査装置の接続部14Dを拡大して示し
ている。本変形例では、異種の金属よりなるスタッドバ
ンプ16A,16Bを複数個(本変形例では2個)多段
に形成したことを特徴とするものである。本変形例で
は、スタッドバンプ16A,16Bを2層積層した構造
とされており、またその最先端部のスタッドバンプ16
Aの材料はパラジウム(Pd)とされており、また下部
のスタッドバンプ16Bの材料は金(Au)とされてい
る。
【0067】このように、最先端部のスタッドバンプ1
6Aの材料をパラジウム(Pd)としたのは、一般に球
状接続端子2には半田メッキがされており、半田との適
合性を考慮したものである。また、下部のスタッドバン
プ16Bの材料を金(Au)にしたのは、前記のように
接続部14Dの材質が銅(Cu)であり、この銅(C
u)と先端部のスタッドバンプ16Aの材料であるパラ
ジウム(Pd)との双方に対する適合性を考慮したもの
である。
【0068】上記のように、異種の金属よりなるスタッ
ドバンプ16A,16Bを複数個多段に形成したことに
より、最先端部に配設されるスタッドバンプ16Aの材
料を球状接続端子2に対し適合性の良いものに選定で
き、また最先端部以外のスタッドバンプ16Bの材料は
接続部14D或いは最先端部に配設されスタッドバンプ
16Aに対し適合性の良いものに選定できる。
【0069】これにより、最先端部に配設されたスタッ
ドバンプ16Aと球状接続端子2との接続性、スタッド
バンプ16Bと接続部14との接続性、及び下部のスタ
ッドバンプ16Bを複数個配設した場合には各スタッド
バンプ16B間の接続性を共に良好なものとすることが
できる。続いて、本発明の第3実施例について説明す
る。
【0070】図5は本発明の第3実施例である半導体検
査装置の接続部14Eを拡大して示している。本実施例
では、接続部14Eを構成する延出部14E-2の表面部
に粗化面17を形成したことを特徴とするものである。
この粗化面17は、延出部14E-2の表面部にブラスト
加工,或いは化学的粗化加工(例えば、強酸に浸漬)す
ることにより形成される。このように形成される粗化面
17の表面は微細な凹凸が存在した状態であるため、そ
の実質的な表面積は広くなる。また、球状接続端子2が
当接した時点で微細な凸部は球状接続端子2に食い込ん
だ状態となる。よって、接続部14E(延出部14E-
2)と球状接続端子2との電気的接続を確実に行なうこ
とができる。
【0071】続いて、本発明の第4実施例について説明
する。図6は本発明の第4実施例である半導体検査装置
の接続部14Fを拡大して示している。本実施例では、
接続部14Fに形成されている延出部14F-1の表面部
に異種金属膜18を形成したことを特徴とするものであ
る。異種金属膜18は、接続部14Fの材料とは異なる
材料である金属膜である。具体的には、接続部14Fは
銅(Cu)であり、異種金属膜18の材料としては接続
部14Fの材料とは異なる例えばニッケル(Ni)或い
はパラジウム(Pd)が選定されている。
【0072】本実施例において異種金属膜18の材料と
してニッケル(Ni)或いはパラジウム(Pd)を選定
したのは、次の理由である。即ち、一般に半導体装置1
の球状接続端子2には半田メッキがされておりこの半田
との適合性と、銅よりなる接続部14Fとの適合性の双
方を両立させうる材料としてニッケル(Ni)或いはパ
ラジウム(Pd)を選定している。
【0073】このように、延出部14F-1の表面部に接
続部14F及び球状接続端子2の双方に適合性を有した
異種金属膜18を形成することにより、接続部14Fと
球状接続端子2が接合性の不良なものであっても、その
間に介在する異種金属膜18により接続部14F(延出
部14F-1)と球状接続端子2との間における電気的接
合性の向上を図ることができる。
【0074】また、半導体装置1の装着時に球状接続端
子2が摺接する部位である延出部14F-1の表面部が異
種金属膜18により覆われた構成となるため、接続部1
4Fの保護を図ることもできる。図7は、前記した緩衝
部材12Aの変形例を示している。図1に示した半導体
検査装置10-1に設けられた緩衝部材12Aは、前記し
た突起部15が形成される他は偏平な板状部材であり、
溝や切り込み等は形成されていなかった。
【0075】これに対し図7(A)に示す変形例は、緩
衝部材12Bに多数の切り込み部19を形成したことを
特徴としており、また図7(B)に示す変形例は、緩衝
部材12Cを複数の分割部材20a〜20dを組み合わ
せて構成したことを特徴とするものである。このよう
に、緩衝部材12Bに切り込み部19を形成したことに
より、また緩衝部材12Cを複数(本実施例では4枚)
の分割部材20a〜20dを組み合わせて構成したこと
により、緩衝部材12B,12Cの弾性は形状の面から
増大する。即ち、緩衝部材12Bの場合には、切り込み
部19を設けることにより外力印加時にこの切り込み部
19が拡大縮小するため、緩衝部材12Bの剛性を低下
させることができる。
【0076】また、緩衝部材12Cの場合には、分割部
材20a〜20dを組み合わせることにより、各分割部
材20a〜20dの境界部分には間隙部21が形成さ
れ、この間隙部21は緩衝部材12Bの切り込み部19
と同様の機能を奏する。よって、緩衝部材12B,12
Cの緩衝作用は増大し、これにより接続部14A〜14
Fの保護をより確実に行うことができる。
【0077】図8は前記した接続部14A〜14Fの変
形例を示している。前記した各実施例で示した接続部1
4A〜14Fは、環状部14A-1〜14F-1と延出部1
4A-2〜14F-2とにより構成されていた。これに対
し、図8に示す変形例では、接続部14Gの形状をヘッ
ドネイル状の形状としたことを特徴とするものである。
【0078】具体的には、図8(A)に示す変形例で
は、接続部14Gをヘッドネイル形状とすると共に、そ
の下部の支持フィルム13を除去した構成とされてい
る。また、図8(B)に示す変形例では、接続部14G
をヘッドネイル形状とすると共に、支持フィルム13に
接続部14Gを囲繞する環状溝22を形成し、接続部1
4Gの下部に支持フィルム13が存在するよう構成した
ものである。図8(B)の構成では、接続部14Gの下
部に支持フィルム13が存在するが、環状溝22の存在
により接続部14Gは変形可能な構成となっている。
【0079】上記のように接続部14Gをヘッドネイル
形状とすることにより、接続部14Gは片持ち梁状に支
持された構成となる。よって、接続部14Gは球状接続
端子2の装着により容易に変形し、軽い押圧力で接続部
14Gと球状接続端子2との接続を確実に行うことが可
能となる。また、前記した接続部14A〜14Fに対し
て耐久性及び形成性において向上を図ることができる。
【0080】続いて、本発明の第5及び第6実施例につ
いて説明する。図9(A)は本発明の第5実施例である
半導体検査装置10-5を示す平面図であり、また図9
(B)は本発明の第6実施例である半導体検査装置10
-6を示す平面図である。図9(A)に示す半導体検査装
置10-5は、支持フィルム13に切り込み部23を形成
したことを特徴とするものである。また、図9(B)に
示す半導体検査装置10-6は、支持フィルム13を複数
(本実施例では4枚)の分割フィルム部材24a〜24
dを組み合わせて構成したことを特徴とするものであ
る。
【0081】図9(A)に示されるように支持フィルム
13に切り込み部23を形成したことにより、支持フィ
ルム13にも弾性を持たせることができる。また図9
(B)に示されるように複数の分割フィルム部材24a
〜24dを組み合わせて支持フィルム13を構成するこ
とにより、各分割フィルム部材間に間隙25を形成させ
ることができる。
【0082】よって、半導体装置1が装着された時に発
生する各種応力(例えば、球状接続端子2が接続部14
A〜14Gを押圧することにより発生する応力、或いは
半導体装置1の発熱により発生する熱応力等)を切り込
み部23が拡大縮小変形することにより、或いは間隙2
5内で分割フィルム部材24a〜24dが移動すること
により吸収することができる。
【0083】これにより、接続部14G(14A〜14
F)と球状接続端子2との接触位置に不要な応力が印加
されることを防止することができ、接続部14G(14
A〜14F)と球状接続端子2との接続状態を良好な状
態に維持することができる。続いて、本発明の第7及び
第8実施例について説明する。図10は本発明の第7実
施例である半導体検査装置10-7を示しており、また図
11は本発明の第8実施例である半導体検査装置10-8
を示している。第7及び第8実施例に係る半導体検査装
置10-7,10-8は、導体層11と支持フィルム13と
により構成される基板39上に、導体層11と接続した
電子素子36〜38を配設したことを特徴とするもので
ある。
【0084】図10に示す半導体検査装置10-7は、基
板39上に半導体装置36(IC)を配設し、このIC
36と導体層11とを電気的に接続したものである。ま
た、図11に示す半導体検査装置10-8は、基板39に
コンデンサー37及び抵抗38を形成し、これと導体層
11とを電気的に接続したものである。上記のように、
半導体検査装置10-7,10-8を構成する基板39(導
体層11,支持フィルム13)に電子素子36〜38を
配設したことにより、インピーダンス整合,或いはイン
ダクタンス整合を容易に行なうことができ、半導体検査
装置10-7,10-8に起因した精度誤差の発生を抑制で
き、精度の高い半導体検査を行なうことが可能となる。
【0085】更に、半導体検査装置10-7に能動素子と
して機能するIC36を配設することにより、半導体検
査装置10-7自体に半導体検査処理の一部或いは全部を
行なわせることが可能となり、半導体検査用テスターで
実施される検査処理の軽減を図ることができる。続い
て、本発明の第9実施例について説明する。
【0086】図12は第9実施例に係る半導体検査装置
10-9を示している。同図に示されるように、本実施例
に係る半導体検査装置10-9は、緩衝部材12Dの下部
に支持部材40を設けたことを特徴とするものである。
この支持部材40は、例えば金属或いは硬質樹脂等の弾
性変形率の低い材料により形成されている。また、図1
2に示す実施例では、支持部材40及び緩衝部材12D
は共に偏平な構成とされている。この支持部材40は緩
衝部材12Dの下部に配設されるため、緩衝部材12D
を支持する機能を奏する。
【0087】上記のように、緩衝部材12Dを支持する
支持部材40を設けたことにより、半導体装置1の装着
に伴い弾性変形する緩衝部材12Dを支持部材40によ
り支持することができる。よって、緩衝部材12Dが必
要以上に変形したり、また所定位置からずれることを防
止することができる。これにより、接続部14A〜14
G(以下、接続部14A〜14Gの全てを対象とできる
場合には、接続部14という)と球状接続端子2との接
続を常に安定した状態で行うことができる。
【0088】続いて、本発明の第10及び第11実施例
について説明する。図16は第10実施例に係る半導体
検査装置10-10 を示しており、また図17は第11実
施例に係る半導体検査装置10-11 を示している。図1
6に示されるように、第10実施例に係る半導体検査装
置10-10 は、緩衝部材12Dの下部に支持部材40を
設ける共に、この支持部材40に凹部41を設けたこと
を特徴としている。
【0089】また、図16に示される第11実施例に係
る半導体検査装置10-11 は、緩衝部材12Dの下部に
支持部材40を設ける共に、この支持部材40に凸部4
2を設けたことを特徴としている。この凹部41または
凸部42の形成いは、前記した接続部14と対向する位
置に選定されている。このように、支持部材40の接続
部14と対向する位置に、凹部41または凸部42を形
成したことにより、緩衝部材12Dの緩衝機能を有効に
引き出すことができる。即ち、例えば支持部材40に上
記の凹部41を形成した場合には、過剰な押圧力をもっ
て球状接続端子2が押圧され、これにより緩衝部材12
Dに大きな変形が発生しても、この大きな変形は凹部4
1により逃がすことができるため、緩衝部材12Dの緩
衝作用を維持させることが可能となる。
【0090】また、支持部材40に凸部42を形成した
場合には、接続部14に過剰な押圧力をもって球状接続
端子2が押圧され、これにより緩衝部材12Dが大きく
変形しようとしても、緩衝部材12Dは凸部42と衝突
してそれ以上の弾性変形が規制されるため緩衝部材12
Dの保護を図ることができる。従って、所望する上記し
た各作用に応じて凹部41または凸部42を適宜選定す
ればよい。
【0091】続いて、本発明の第12乃至第31実施例
について説明する。前記した各実施例に係る半導体検査
装置10-1〜10-11 では、半導体装置1に設けられた
球状接続端子2を半導体検査装置10-1〜10-11 に設
けられている接続部14に圧接して検査を行う構成とさ
れている。従って、球状接続端子2と接続部14とが精
度よく位置決めされた状態でないと正確な検査を行うこ
とができない。
【0092】そこで、次に述べる各実施例では、半導体
装置1(球状接続端子2)と接続部14との位置決めを
行う位置決め機構を設けたことを特徴としている。以
下、各実施例について説明する。先ず、位置決め機構と
してガイドピンを用いた構成について図15乃至図23
を用いて説明する。尚、以下の各実施例で用いるガイド
ピンは、絶縁性を有し、かつ熱膨張係数の低い材質であ
ることが望ましい。
【0093】図15に示す第12実施例に係る半導体検
査装置10-12 は、導体層11及び支持フィルム13よ
りなる基板39の上部に、ガイドピン50-1を立設した
ことを特徴とするものである。このガイドピン50-1の
配設位置は、正規に装着された半導体装置1の外周位置
と対応するよう構成されている。よって、ガイドピン5
0-1に案内されるよう半導体装置1を半導体検査装置1
0-12 に装着することにより、球状接続端子2と接続部
14との位置決めを行うことができる。尚、ガイドピン
50-1の先端部には、半導体装置1の装着を容易とする
ためにテーパ部51が形成されている。
【0094】また、図16に示す第13実施例に係る半
導体検査装置10-13 は、半導体装置1にガイドピン5
0-2を設けると共に、基板39上にガイドピン50-2が
嵌入される位置決め孔52-1を有したガイド53-1を設
けたことを特徴とするものである。この構成では、半導
体装置1に設けられたガイドピン50-2をガイド53-1
に設けられた位置決め孔52-1に嵌入することにより、
球状接続端子2と接続部14との位置決めが行われる。
【0095】また、図17に示す第14実施例に係る半
導体検査装置10-14 は、半導体装置1に位置決め孔5
2-2を形成すると共に、基板39上に配設されたガイド
53-2にガイドピン50-3を設けたことを特徴とするも
のである。この構成では、ガイド53-2に立設されたガ
イドピン50-3を半導体装置1に形成された位置決め孔
52-2に嵌入することにより、球状接続端子2と接続部
14との位置決めが行われる。
【0096】また、図18に示す第15実施例に係る半
導体検査装置10-15 は、基板39(導体層11及び支
持フィルム13とよりなる)、緩衝部材12D、及び支
持部材40の位置決めを行うためにガイドピン50-4を
用いている。このため、図18(A)に示されるよう
に、基板39の所定位置には位置決め孔52-3が、緩衝
部材12Dの所定位置には位置決め孔52-4が、更に支
持部材40の所定位置には位置決め孔52-5が夫々形成
されている。
【0097】位置決め処理を行うには、図18(B)に
示されるように、各位置決め孔52-3〜52-5を貫通す
るようガイドピン50-4を挿入する。これにより、基板
39、緩衝部材12D、及び支持部材40はガイドピン
50-4により位置規制され、よって相互に位置決めされ
た状態となる。半導体装置1に対し精度の高い検査を行
うためには、このように基板39、緩衝部材12D、及
び支持部材40が相互に位置決めされることが重要であ
る。
【0098】また、図19に示す第16実施例に係る半
導体検査装置10-16 は、前記した第15実施例と同様
に、基板39、緩衝部材12D、及び支持部材40の位
置決めを行うためにガイドピン50-5を用いている。更
に、本実施例の半導体検査装置10-16 では、ガイドピ
ン50-5を半導体装置1の案内部材としても機能させて
いることを特徴とするものである。
【0099】具体的には、ガイドピン50-5を基板3
9、緩衝部材12D、及び支持部材40に挿入装着した
状態で、ガイドピン50-5の内側面が所定装着位置に装
着された半導体装置1の外周位置に一致するよう構成さ
れている。上記構成とすることにより、基板39、緩衝
部材12D、及び支持部材40に挿入装着された状態の
ガイドピン50-5に案内されるよう半導体装置1を半導
体検査装置10-16 に装着することにより、球状接続端
子2と接続部14との位置決めを行うことができる。
尚、ガイドピン50-5の先端部は、半導体装置1の装着
を容易とするために半球形状とされている。
【0100】また、図20に示す第17実施例に係る半
導体検査装置10-17 は、緩衝部材12Aと基板39
(導体層11及び支持フィルム13とよりなる)が一体
化した構成において、更にステージ54を設けると共
に、このステージ54にガイドピン50-6を立設させた
ことを特徴とするものである。緩衝部材12A及び基板
39には、予め位置決め孔52-6が形成されている。従
って、ガイドピン50-6がこの位置決め孔52-6を貫通
するよう半導体検査装置10-17 をステージ54に装着
することにより、ステージ54に対し半導体検査装置1
0-17 を位置決めを行うことができる。
【0101】尚、図20(A)は、半導体検査装置10
-17 がステージ54に装着される前の状態を示し、図2
0(B)は半導体検査装置10-17 がステージ54に装
着された後の状態を示している。また、図21に示す第
18実施例に係る半導体検査装置10-18 は、前記した
第17実施例と同様に、緩衝部材12A及び基板39と
ステージ54の位置決めを行うためにガイドピン50-7
を用いている。更に、本実施例の半導体検査装置10-1
8 では、ガイドピン50-7を半導体装置1の案内部材と
しても機能させていることを特徴とするものである。
【0102】具体的には、ガイドピン50-7を緩衝部材
12A及び基板39に挿入装着した状態で、ガイドピン
50-7の内側面が所定装着位置に装着された半導体装置
1の外周位置に一致するよう構成されている。上記構成
とすることにより、緩衝部材12A及び基板39に挿入
装着された状態のガイドピン50-7に案内されるよう半
導体装置1を半導体検査装置10-18に装着することに
より、球状接続端子2と接続部14との位置決めを行う
ことができる。尚、ガイドピン50-7の先端部は、半導
体装置1の装着を容易とするために半球形状とされてい
る。
【0103】また、図22に示す第19実施例に係る半
導体検査装置10-19 は、基板39(導体層11及び支
持フィルム13とよりなる)、緩衝部材12D、及び支
持部材40の位置決めを行うためのガイドピン50-8を
支持部材40に立設したことを特徴とするものである。
このため、本実施例に係る半導体検査装置10-19 で
は、図22(A)に示されるように、基板39及び緩衝
部材12Dにのみ位置決め孔52-7, 52-8が形成され
ている。
【0104】位置決め処理を行うには、図22(B)に
示されるように、各位置決め孔52-7, 52-8を貫通す
るよう支持部材40に立設されたガイドピン50-8を挿
入する。これにより、基板39、緩衝部材12Dはガイ
ドピン50-8により位置規制され、よって支持部材40
と基板39及び緩衝部材12Dとの位置決めも行われ
る。
【0105】前記したように、半導体装置1に対し精度
の高い検査を行うためには、このように基板39、緩衝
部材12D、及び支持部材40が相互に位置決めされる
ことが重要であり、よって本実施例の構成とすることに
よっても半導体装置1に対し精度の高い検査を行うこと
ができる。また、ガイドピン50-8が支持部材40に配
設された構成であるため、ガイドピン50-8の紛失も防
止することができる。
【0106】また、図23に示す第20実施例に係る半
導体検査装置10-20 は、前記した第19実施例と同様
に、基板39、緩衝部材12D、及び支持部材40の位
置決めを行うために支持部材40に立設されたガイドピ
ン50-9を用いている。更に、本実施例の半導体検査装
置10-20 では、ガイドピン50-9を半導体装置1の案
内部材としても機能させていることを特徴とするもので
ある。
【0107】具体的には、ガイドピン50-9を基板3
9、緩衝部材12Dに挿入装着した状態で、ガイドピン
50-9の内側面が所定装着位置に装着された半導体装置
1の外周位置に一致するよう構成されている。上記構成
とすることにより、ガイドピン50-9に案内されるよう
半導体装置1を半導体検査装置10-20 に装着すること
により、球状接続端子2と接続部14との位置決めを行
うことができる。尚、ガイドピン50-9の先端部は、半
導体装置1の装着を容易とするために半球形状とされて
いる。
【0108】上記してきた第12乃至第30実施例によ
れば、位置決め機構としてガイドピン50-1〜50-9を
用いた構成としているため、簡単な構成で球状接続端子
2と接続部14との位置決めを行うことが可能となる。
続いて、位置決め機構としてガイドピン付きフレームを
用いた構成について図24乃至図30を用いて説明す
る。
【0109】図24は、第21実施例に係る半導体検査
装置10-21 を示している。本実施例では、基板39
(導体層11及び支持フィルム13とよりなる)、緩衝
部材12D、及び支持部材40の位置決めを行うため、
枠状のフレームを有したガイドピン付きフレーム60-1
を用いていることを特徴とするものである。本実施例で
用いているガイドピン付きフレーム60-1は、フレーム
として機能する枠体部61と、この枠体部61に配設さ
れたガイドピン部62とにより構成されている。枠体部
61は、図24(B),(C)に示されるように内部に
空間部63を有した枠形状とされており、その空間部6
3の形状は半導体装置1の外形と対応するよう構成され
ている。また、ガイドピン部62は、この枠体部61の
四隅位置から下方に向け延出させた構成とされている。
【0110】また、図24(A)に示されるように、基
板39の所定位置には位置決め孔52-3が、緩衝部材1
2Dの所定位置には位置決め孔52-4が、更に支持部材
40の所定位置には位置決め孔52-5が夫々形成されて
いる。この各位置決め孔52-3〜52-5の形成位置は、
ガイドピン付きフレーム60-1に設けられたガイドピン
部62の形成位置と対応するよう構成されている。
【0111】上記構成とされた半導体検査装置10-21
において位置決め処理を行うには、図24(D)に示さ
れるように、各位置決め孔52-3〜52-5に対しガイド
ピン付きフレーム60-1のガイドピン部62を挿入す
る。これにより、基板39、緩衝部材12D、及び支持
部材40はガイドピン62により位置規制され、よって
相互に位置決めされた状態となる。
【0112】更に、前記したように、ガイドピン付きフ
レーム60-1には半導体装置1の外形に対応した空間部
63が形成された枠体部61が形成されているため、こ
の枠体部61により半導体装置1の位置決めを行うこと
ができる。よって、本実施例に係る半導体検査装置10
-21 によれば、基板39,緩衝部材12D,支持部材4
0,及び半導体装置1の位置決めを容易に行うことがで
き、半導体装置1に対して精度の高い検査を行うことが
可能となる。
【0113】尚、図24では半導体装置1と接続部14
とが既に接続された後にガイドピン付きフレーム60-1
を装着し位置決めを行う構成を示した。しかるに、先ず
ガイドピン付きフレーム60-1を装着することにより基
板39,緩衝部材12D,支持部材40の位置決めを行
っておき、その後に枠体部61を指標として半導体装置
1を装着して位置決めを行う構成としてもよい。
【0114】図25は、第22実施例に係る半導体検査
装置10-22 を示している。本実施例で用いるガイドピ
ン付きフレーム60-2は、フレーム部64が半導体装置
1を覆うよう保持する構成とされており、かつ、このフ
レーム部64の内壁に半導体装置1の位置決めを行うテ
ーパ面65を形成したことを特徴とするものである。ま
た、フレーム部64の四隅下部からはガイドピン部62
が下方に向け延出するよう配設されている。
【0115】また、本実施例においても、図25(A)
に示されるように、基板39の所定位置には位置決め孔
52-3が、緩衝部材12Dの所定位置には位置決め孔5
2-4が、更に支持部材40の所定位置には位置決め孔5
2-5が夫々形成されている。この各位置決め孔52-3〜
52-5の形成位置は、ガイドピン付きフレーム60-2に
設けられたガイドピン部62の形成位置と対応するよう
構成されている。
【0116】上記構成とされた半導体検査装置10-22
において位置決め処理を行うには、図25(B)に示さ
れるように、各位置決め孔52-3〜52-5に対しガイド
ピン付きフレーム60-2のガイドピン部62を挿入す
る。これにより、基板39、緩衝部材12D、及び支持
部材40はガイドピン62により位置規制され、よって
相互に位置決めされた状態となる。
【0117】更に、前記したようにガイドピン付きフレ
ーム60-1を構成するフレーム部64の内壁にはテーパ
面65が形成されているため、ガイドピン付きフレーム
60-2の装着動作に伴い半導体装置1の上面外周部分は
このテーパ面65と係合し、これにより半導体装置1の
位置決め処理が行われる。よって、本実施例に係る半導
体検査装置10-22 によれば、基板39,緩衝部材12
D,支持部材40,及び半導体装置1の位置決めを容易
に行うことができ、半導体装置1に対して精度の高い検
査を行うことが可能となる。
【0118】図26は、第23実施例に係る半導体検査
装置10-23 を示している。本実施例に係る半導体検査
装置10-23 は、上記した第22実施例に係る半導体検
査装置10-22 と基本構成は同一であるが、ガイドピン
付きフレーム60-2を構成するフレーム部64の内壁
で、半導体装置1の上面と対向する位置にエラストマー
66を配設したことを特徴とするものである。エラスト
マー66は可撓性を有する材質(例えば、シリコンゴム
等)により構成されており、緩衝機能を有している。
【0119】従って、フレーム部64と半導体装置1と
の間にエラストマー66を介在させることにより、ガイ
ドピン付きフレーム60-2が強く基板39に向け押圧さ
れた場合であっても、この押圧力は緩衝部材12Dに加
えエラストマー66によっても緩衝される。このため、
球状接続端子2と接続部14との接続部分に過剰な応力
が発生することを防止でき、球状接続端子2の損傷及び
変形の発生を防止することができる。
【0120】図27は、第24実施例に係る半導体検査
装置10-24 を示している。本実施例に係る半導体検査
装置10-24 は、ガイドピン付きフレーム60-3を構成
するフレーム部64の内部に半導体装置1の調芯処理を
行う調芯機構67を設けたことを特徴とするものであ
る。この調芯機構67は、半導体装置1の上面と係合す
る係合部68と、この係合部68を揺動可能にフレーム
部64に連結する揺動アーム69とにより構成されてい
る。
【0121】この調芯機構67は、球状接続端子2が所
定接続部14に接続するために半導体装置1が横方向に
変位した場合、これに追随して係合部68を変位しうる
構成となっている。このように、球状接続端子2が接続
部14に位置するよう調芯処理を行う調芯機構67を設
けることにより、フレーム部64に半導体装置1が挿入
された直後において球状接続端子2と接続部14との位
置がずれていても、調芯機構67が調芯処理を行うこと
により、球状接続端子2と接続部14との位置合わせを
行うことができる。
【0122】図28は、第25実施例に係る半導体検査
装置10-25 を示している。本実施例に係る半導体検査
装置10-25 は、ガイドピン付きフレーム60-2を構成
するフレーム部64と、半導体装置1の上面と係合する
係合部68との間にコイルスプリング70を設けたこと
を特徴とするものである。このコイルスプリング70
は、装着状態における半導体装置1を基板39(導体層
11)に向け付勢する付勢機構として機能する。
【0123】このようにフレーム部64と係合部68と
の間にコイルスプリング70を設けたことにより、球状
接続端子2と接続部14との間には常に所定の付勢力が
作用する。よって、球状接続端子2と接続部14との電
気的接続性を向上させることができると共に、測定時に
おいて球状接続端子2が接続部14からずれることを防
止することができる。
【0124】図29は、第26実施例に係る半導体検査
装置10-26 を示している。本実施例に係る半導体検査
装置10-26 は、図27に示した第24実施例の半導体
検査装置10-24 において、係合部68と半導体装置1
の上面との間にエラストマー66を介装したことを特徴
とするものである。よって本実施例によれば、先に説明
した第23実施例の効果と第24実施例の効果とを共に
実現させることができる。
【0125】図30は、第27実施例に係る半導体検査
装置10-27 を示している。本実施例に係る半導体検査
装置10-27 は、図28に示した第25実施例の半導体
検査装置10-25 において、係合部68と半導体装置1
の上面との間にエラストマー66を介装したことを特徴
とするものである。よって本実施例によれば、先に説明
した第23実施例の効果と第25実施例の効果とを共に
実現させることができる。
【0126】続いて、位置決め機構として位置決め基板
を用いた構成について図31乃至図36を用いて説明す
る。図31は本発明の第28実施例である半導体検査装
置10-28 を示している。本実施例では、半導体装置1
に設けられた球状接続端子2と接続部14を位置決めす
るのに、複数の凹部81が形成された位置決め基板80
-1を用いたことを特徴とするものである。
【0127】図31(A)に示されるように、位置決め
基板80-1は絶縁材料よりなる平板状の基板本体82に
円錐台状の凹部81が形成された構成とされており、ま
た凹部81の形成位置は球状接続端子2と接続部14と
が接続される規定位置に対応するよう形成されている。
また、位置決め基板80-1は導体層11及び支持フィル
ム13により構成される基板39の上部に位置決めされ
た上で配設される。
【0128】上記構成とされた半導体検査装置10-28
において、球状接続端子2と接続部14とを位置決めす
るには、単に半導体装置1を位置決め基板80-1上に載
置する。前記したように、位置決め基板80-1に形成さ
れた凹部81は球状接続端子2と接続部14とが接続さ
れる規定位置に形成されており、かつ円錐台形状となっ
ている。よって、半導体装置1を位置決め基板80-1上
に載置することにより、球状接続端子2は凹部81に案
内されて接続部14と接続する(球状接続端子2と接続
部14とが接続された状態を図31(B)に示す)。
【0129】このように、本実施例の構成の半導体検査
装置10-28 では、単に球状接続端子2を凹部81に挿
入するよう半導体装置1を位置決め基板80-1に装着す
るだけで球状接続端子2と接続部14との位置決めを行
うことができる。よって、球状接続端子2と接続部14
との位置決めを容易にかつ効率的に行うことが可能とな
る。
【0130】図32は本発明の第29実施例である半導
体検査装置10-29 を示している。本実施例では、球状
接続端子2と接続部14との位置決めを行なうの振動を
利用したことを特徴とするものである。具体的には、本
実施例では位置決め基板80-1には振動発生装置(図示
せず)が接続されており、この振動発生装置を駆動する
ことにより位置決め基板80-1を振動させることができ
る構成となっている。
【0131】図32(A)に示すように、位置決め基板
80-1を振動させることにより、半導体装置1は位置決
め基板80-1上で相対的に移動(振動)する。そしてこ
の振動により、図32(B)示されるように球状端子部
2は位置決め基板80-1に形成されている凹部81に嵌
入して位置決めが行われる。よって、本実施例に係る半
導体検査装置10-29 によれば、球状接続端子2と接続
部14との位置決めを容易かつ自動的に行なうことがで
きる。
【0132】図33は本発明の第30実施例である半導
体検査装置10-30 を示している。本実施例では、位置
決め基板80-2に真空吸引装置(真空ポンプ)に接続れ
さた吸引通路83が形成されており、この吸引通路83
は凹部81内に吸引口を有した構成とされている。従っ
て、真空ポンプを駆動して吸引通路83を介して吸引口
より球状接続端子2を吸引することにより、球状接続端
子2は強制的に凹部81内に吸引され、よって凹部81
に球状接続端子2を精度良く位置決めすることができ
る。
【0133】図34は本発明の第31実施例である半導
体検査装置10-31 を示している。本実施例では、位置
決め基板80-3を多孔質材料により形成すると共にこの
位置決め基板80-3を真空吸引装置(真空ポンプ)に接
続した構成としたことを特徴とするものである。上記構
成において真空ポンプを駆動すると、位置決め基板80
-3は多孔質材料により形成されているため、半導体装置
1はその全面において位置決め基板80-3に吸引され
る。これにより、球状接続端子2は窪んだ形状の凹部8
1内に嵌入し、よって接続部14に球状接続端子2を精
度良く位置決めすることができる。
【0134】図35及び図36は、位置決め基板を基板
39に位置決めする位置決め機構を有した構成を示して
いる。図35に示す本発明の第32実施例である半導体
検査装置10-32 では、位置決め機構として位置決めピ
ン85が立設されたステージ84を用い、この位置決め
ピン85を基板39及び緩衝部材12Aに形成された位
置決め孔52-6、及び位置決め基板80-4に形成した位
置決め孔86に挿通することにより位置決め基板80-4
を基板39に位置決めする構成としたものである。
【0135】また、図36に示す本発明の第33実施例
である半導体検査装置10-33 では、位置決め機構とし
て位置決めピン87を位置決め基板80-5に立設形成
し、この位置決めピン87を基板39及び緩衝部材12
Aに形成された位置決め孔52-6に挿通することにより
位置決め基板80-4を基板39に位置決めする構成とし
たものである。
【0136】上記のように位置決めピン85,86を用
いて位置決め基板80-4,80-5を基板39に位置決め
するすることにより、接続部14と各基板80-4,80
-5に形成されている凹部81との位置決め精度を高める
ことができる。よって、球状接続端子2と接続部14と
の位置決め精度を向上させることができる。
【0137】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、次に述べる
種々の効果を実現することができる。請求項1記載の発
明によれば、被検査装置が半導体検査装置に装着された
状態において接続部は球状接続端子の外形に沿って変形
し、これにより接続部と球状接続端子との接触面積は増
大し、電気的な接続を確実に行うことができる。
【0138】また、接続部に強い力が印加されたような
場合には、緩衝部材が緩衝効果を発生させ、接続部に永
久変形が発生することを防止することができるため、常
に安定した検査を実施することが可能となる。また、請
求項2記載の発明によれば、接続部のスタッドバンプの
形成位置は装着方向に向け突出した状態となるため、球
状接続端子との電気的接続性を向上させることができ
る。また、スタッドバンプの積層数を適宜選定すること
により、スタッドバンプの高さを球状接続端子との電気
的接続性が最も良好な高さに容易に設定することができ
る。
【0139】また、請求項3記載の発明によれば、最先
端部に配設されたスタッドバンプと球状接続端子との接
続性、各スタッドバンプ間の接続性、及びスタッドバン
プと接続部との接続性を共に良好なものとすることがで
きる。また、請求項4記載の発明によれば、粗化された
接続部の表面は微細な凹凸が形成された状態となりその
表面積は広くなり、また微細な凸部は突起電極に食い込
む状態となるため、接続部と球状接続端子との電気的接
続を確実に行なうことができる。
【0140】また、請求項5記載の発明によれば、表面
金属膜を被膜形成することにより、接続部と球状接続端
子との間における電気的接合性の向上、及び接続部の保
護を図ることができる。また、請求項6及び請求項7記
載の発明によれば、緩衝部材の弾性は形状の面から増大
し、これに伴い緩衝作用も増大するため、接続部の保護
をより確実に行うことができる。
【0141】また、請求項8記載の発明によれば、延出
部は球状接続端子の外形に沿って容易に変形し、軽い押
圧力により接続部と球状接続端子とを確実に接続するこ
とができる。また、請求項9記載の発明によれば、接続
部は片持ち梁状に支持された構成となり、よって接続部
は球状接続端子の装着により容易に変形するため、軽い
押圧力で接続部と球状接続端子との接続を確実に行うこ
とが可能となる。
【0142】また、請求項10及び請求項11記載の発
明によれば、被検査装置が装着された時に発生する各種
応力を支持フィルムが変形することにより、或いは間隙
内で分割フィルム部材が移動することにより吸収するこ
とができ、これにより接続部と球状接続端子との接触位
置に不要な応力が印加されることを防止することができ
る。
【0143】また、請求項12記載の発明によれば、被
検査装置において実施される半導体検査処理の一部或い
は全部を基板に配設された電子素子により行わせること
が可能となる。また、請求項13記載の発明によれば、
接続部と突起部との離間距離は小さくなり、接続部の保
護をより確実に行うことができる。
【0144】また、請求項14記載の発明によれば、弾
性変形する緩衝部材を支持部材により支持することがで
き、よって緩衝部材が必要以上に変形したり、また所定
位置からずれることを防止することができる。また、請
求項15記載の発明によれば、支持部材に上記の凹部を
形成した場合には、過剰な押圧力をもって球状接続端子
が押圧され、これにより緩衝部材に大きな変形が発生し
ても、この大きな変形は凹部により逃がすことができる
ため、緩衝作用を維持させることが可能となる。
【0145】また、支持部材に上記の凸部を形成した場
合には、接続部に過剰な押圧力をもって球状接続端子が
押圧され、これにより緩衝部材が大きく変形しようとし
ても、緩衝部材は凸部と衝突してそれ以上の弾性変形が
規制されるため、緩衝部材の保護を図ることができる。
また、請求項16記載の発明によれば、球状接続端子と
接続部との位置決めを容易かつ正確に行うことが可能と
なり、球状接続端子と接続部との接続の信頼性を向上さ
せることができる。
【0146】また、請求項17記載の発明によれば、位
置決め機構としてガイドピンを用いたことにより、簡単
な構成で球状接続端子と接続部との位置決めを行うこと
が可能となる。また、請求項18記載の発明によれば、
位置決め機構として被検査装置を保持するフレーム部と
ガイドピンとが一体化したガイドピン付きフレームを用
いたことにより、被検査装置自体を位置決めを行う指標
として用いることができるため、精度の高い位置決めを
行うことが可能となる。
【0147】また、請求項19記載の発明によれば、被
検査装置をフレーム部に挿入するだけで被検査装置はテ
ーパ面に案内されて所定装着位置に位置決めされるた
め、被検査装置の位置決め処理、換言すれば球状接続端
子と接続部との位置決めを容易に行うことが可能とな
る。また、請求項20記載の発明によれば、フレーム部
に被検査装置が挿入された直後において球状接続端子と
接続部との位置がずれていても、調芯機構により調芯処
理を行うことにより、球状接続端子と接続部との位置合
わせを行うことができる。
【0148】また、請求項21記載の発明によれば、球
状接続端子と接続部との間には所定の付勢力が作用し、
よって電気的接続性を向上させることができると共に、
測定時において球状接続端子が接続部からずれることを
防止することができる。また、請求項22記載の発明に
よれば、過剰な押圧力或いは不要な外力が作用しても、
この押圧力或いは外力に起因した応力は弾性部材により
吸収されるため、球状接続端子及び接続部に損傷が発生
することを防止することができる。
【0149】また、請求項23記載の発明によれば、単
に球状接続端子を凹部に挿入するよう被検査装置を位置
決め基板に装着するだけで、球状接続端子と接続部との
位置決めを行うことができるため、球状接続端子と接続
部との位置決めを容易にかつ効率的に行うことができ
る。また、請求項24,請求項29,及び請求項30記
載の発明によれば、球状接続端子は吸引機構が発生する
吸引力により強制的に凹部に挿入し位置決めされるた
め、確実な位置決め処理を行うことができる。
【0150】また、請求項25記載の発明によれば、基
板位置決め機構により凹部と接続部とは高精度に位置決
めされるため、よって凹部に挿入される球状接続端子と
接続部との位置決めも高精度に行うことができる。ま
た、請求項26記載の発明に係る検査方法によれば、接
続部は球状接続端子の外形に沿って変形するため、接触
部により球状接続端子に傷が付くことを防止できる。ま
た、接続部が変形することにより、接続部と球状接続端
子との接触面積を増大させることができ、接続部と球状
接続端子との電気的接続性を向上させることができる。
更に、接続部と球状接続端子との間には接続状態におい
て常に所定の圧力が印加されるため、電気的接続の向上
を図ることができる。
【0151】また、請求項27記載の発明によれば、位
置決め基板に形成された凹部に球状接続端子を挿入する
だけの簡単な処理で各球状接続端子の位置決めを行うこ
とができる。また、この位置決めが行われた状態を維持
しつつ球状接続端子を接続部に電気的に接続させて被検
査装置の試験を行うことにより、接続部と球状接続端子
とを精度よく接続することができ、検査の信頼性を向上
させることができる。
【0152】更に、請求項28記載の発明によれば、振
動により被検査半導体は位置決め基板上で相対的に移動
し、やがて位置決め基板に形成された凹部に突起電極は
挿入して位置決めされるため、球状接続端子と凹部の位
置決め、即ち球状接続端子と接続部との位置決めを容易
かつ自動的に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例である半導体検査装置及び
これを用いた検査方法を説明するための図である。
【図2】本発明の第2実施例である半導体検査装置を説
明するための図である。
【図3】第2実施例の第1変形例である半導体検査装置
を説明するための図である。
【図4】第2実施例の第2変形例である半導体検査装置
を説明するための図である。
【図5】本発明の第3実施例である半導体検査装置を説
明するための図である。
【図6】本発明の第4実施例である半導体検査装置を説
明するための図である。
【図7】緩衝部材の変形例を説明するための図である。
【図8】接続部の構成例を示す図である。
【図9】本発明の第5実施例及び第6実施例である半導
体検査装置を説明するための図である。
【図10】本発明の第7実施例である半導体検査装置を
説明するための図である。
【図11】本発明の第8実施例である半導体検査装置を
説明するための図である。
【図12】本発明の第9実施例である半導体検査装置を
説明するための図である。
【図13】本発明の第10実施例である半導体検査装置
を説明するための図である。
【図14】本発明の第11実施例である半導体検査装置
を説明するための図である。
【図15】本発明の第12実施例である半導体検査装置
を説明するための図である。
【図16】本発明の第13実施例である半導体検査装置
を説明するための図である。
【図17】本発明の第14実施例である半導体検査装置
を説明するための図である。
【図18】本発明の第15実施例である半導体検査装置
を説明するための図である。
【図19】本発明の第16実施例である半導体検査装置
を説明するための図である。
【図20】本発明の第17実施例である半導体検査装置
を説明するための図である。
【図21】本発明の第18実施例である半導体検査装置
を説明するための図である。
【図22】本発明の第19実施例である半導体検査装置
を説明するための図である。
【図23】本発明の第20実施例である半導体検査装置
を説明するための図である。
【図24】本発明の第21実施例である半導体検査装置
を説明するための図である。
【図25】本発明の第22実施例である半導体検査装置
を説明するための図である。
【図26】本発明の第23実施例である半導体検査装置
を説明するための図である。
【図27】本発明の第24実施例である半導体検査装置
を説明するための図である。
【図28】本発明の第25実施例である半導体検査装置
を説明するための図である。
【図29】本発明の第26実施例である半導体検査装置
を説明するための図である。
【図30】本発明の第27実施例である半導体検査装置
を説明するための図である。
【図31】本発明の第28実施例である半導体検査装置
及びこれを用いた検査方法を説明するための図である。
【図32】本発明の第29実施例である半導体検査装置
及びこれを用いた検査方法を説明するための図である。
【図33】本発明の第30実施例である半導体検査装置
及びこれを用いた検査方法を説明するための図である。
【図34】本発明の第31実施例である半導体検査装置
及びこれを用いた検査方法を説明するための図である。
【図35】本発明の第32実施例である半導体検査装置
を説明するための図である。
【図36】本発明の第33実施例である半導体検査装置
を説明するための図である。
【符号の説明】
10-1〜10-33 半導体検査装置 11 導体層 12A〜12D 緩衝部材 14,14A〜14G 接続部 14A-1〜14D-1 環状部 14A-2〜14D-2 延出部 15 突起部 16,16A,16B スタッドバンプ 17 粗化面 18 異種金属膜 19,23 切り込み 20a〜20d 分割金属 21 間隙部 24a〜24d 分割フィルム部材 36 IC 40 支持部材 41 凹部 42 凸部 50-1〜50-9 ガイドピン 51 テーパ部 52-1〜52-8 位置決め孔 53-1,53-2 ガイド 54 ステージ 60-1〜60-3 ガイドピン付きフレーム 61 枠体部 63 空間部 64 フレーム部 65 テーパ面 66 エラストマー 67 調芯機構 68 係合部 70 コイルスプリング 80-1〜80-5 位置決め基板 81 凹部 82 基板本体 83 吸引通路 84 ステージ 85,87 位置決めピン 86 位置決め孔

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 球状接続端子を有する被検査装置に対し
    て試験を行う半導体検査装置において、 支持フィルム上に形成されており、少なくとも前記球状
    接続端子が接続される接続部が変形可能に構成された導
    体層と、 弾性変形可能な絶縁材料により形成されており、少なく
    とも前記接続部を支持する構成とされた緩衝部材とを具
    備したことを特徴とする半導体検査装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体検査装置におい
    て、 前記接続部に、前記球状接続端子の装着方向に向け突出
    したスタッドバンプを単層または複数層積層した状態で
    配設したことを特徴とする半導体検査装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の半導体検査装置におい
    て、 前記複数層積層したスタッドバンプを異種金属により構
    成したことを特徴とする半導体検査装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の半導体検査装置におい
    て、 前記接続部の表面を粗化させたことを特徴とする半導体
    検査装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の半導体検査装置におい
    て、 前記接続部の表面に、該接続部とは異なる材質よりなる
    表面金属膜を被膜形成したことを特徴とする半導体検査
    装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の
    半導体検査装置において、 前記緩衝部材に切り込み部を形成したことを特徴とする
    半導体検査装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の
    半導体検査装置において、 前記緩衝部材を複数の分割部材を組み合わせて構成した
    ことを特徴とする半導体検査装置。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の
    半導体検査装置において、 前記接続部を、環状部と該環状部から中央部分に向け延
    出した複数の延出部とにより構成したことを特徴とする
    半導体検査装置。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の
    半導体検査装置において、 前記接続部をヘッドネイル状の形状としたことを特徴と
    する半導体検査装置。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至9のいずれか1項に記載
    の半導体検査装置において、 前記支持フィルムに切り込み部を形成したことを特徴と
    する半導体検査装置。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至9のいずれか1項に記載
    の半導体検査装置において、 前記支持フィルムを複数の分割フィルム部材を組み合わ
    せて構成したことを特徴とする半導体検査装置。
  12. 【請求項12】 請求項1乃至11のいずれか1項に記
    載の半導体検査装置において、 前記導体層と前記支持フィルムとにより構成される基板
    に、電子素子を配設したことを特徴とする半導体検査装
    置。
  13. 【請求項13】 請求項1乃至12のいずれか1項に記
    載の半導体検査装置において、 前記緩衝部材の前記接続部と対向する部位に、前記接続
    部に向け突出した突起部を形成したことを特徴とする半
    導体検査装置。
  14. 【請求項14】 請求項1乃至12のいずれか1項に記
    載の半導体検査装置において、 更に、前記緩衝部材を支持する支持部材を設けたことを
    特徴とする半導体検査装置。
  15. 【請求項15】 請求項14記載の半導体検査装置にお
    いて、 前記支持部材の前記接続部と対向する位置に、凹部また
    は凸部を形成したことを特徴とする半導体検査装置。
  16. 【請求項16】 請求項1乃至15のいずれか1項に記
    載の半導体検査装置において、 前記球状接続端子を有する被検査装置と、前記接続部と
    の位置決めを行う位置決め機構を設けたことを特徴とす
    る半導体検査装置。
  17. 【請求項17】 請求項16記載の半導体検査装置にお
    いて、 前記位置決め機構として、ガイドピンを用いたことを特
    徴とする半導体検査装置。
  18. 【請求項18】 請求項16記載の半導体検査装置にお
    いて、 前記位置決め機構として、前記被検査装置を保持するフ
    レーム部とガイドピンとが一体化したガイドピン付きフ
    レームを用いたことを特徴とする半導体検査装置。
  19. 【請求項19】 請求項18記載の半導体検査装置にお
    いて、 前記ガイドピン付きフレームのフレーム部が、前記被検
    査装置を覆うよう保持する構成すると共に、前記フレー
    ムの内壁に前記被検査装置の位置決めを行うテーパ面を
    形成したことを特徴とする半導体検査装置。
  20. 【請求項20】 請求項18記載の半導体検査装置にお
    いて、 前記フレーム部に、前記球状接続端子が前記接続部に位
    置するよう、前記被検査装置の調芯処理を行う調芯機構
    を設けたことを特徴とする半導体検査装置。
  21. 【請求項21】 請求項18記載の半導体検査装置にお
    いて、 前記フレーム部に、装着状態における前記被検査装置を
    前記導体層に向け付勢する付勢機構を設けたことを特徴
    とする半導体検査装置。
  22. 【請求項22】 請求項18乃至請求項21のいずれか
    1項に記載の半導体検査装置において、 前記フレーム部と前記被検査装置とが係合する部位に、
    緩衝効果を有する弾性部材を配設したことを特徴とする
    半導体検査装置。
  23. 【請求項23】 請求項16記載の半導体検査装置にお
    いて、 前記位置決め機構として、前記導体層上に装着される前
    記被検査装置と対向するよう配設され、前記球状接続端
    子に対応した形状の凹部を有する位置決め基板を用いた
    ことを特徴とする半導体検査装置。
  24. 【請求項24】 請求項23記載の半導体検査装置にお
    いて、 前記位置決め基板に、前記球状接続端子の吸引処理を行
    う吸引機構を設けたことを特徴とする半導体検査装置。
  25. 【請求項25】 請求項23または24記載の半導体検
    査装置において、 前記凹部と前記接続部との位置決めを行うための基板位
    置決め機構を設けたことを特徴とする半導体検査装置。
  26. 【請求項26】 請求項1乃至25のいずれか1項に記
    載の半導体検査装置を用いた検査方法であって、 前記球状接続端子を前記導体層に形成された接続部に押
    圧し、該押圧により前記導体層に形成された前記接続部
    及び前記緩衝部材を弾性変形させ、 該弾性変形により前記接続部及び前記緩衝部材に発生す
    る弾性復元力により前記接続部を前記球状接続端子に押
    圧して電気的接続を図ることを特徴とする半導体検査装
    置を用いた検査方法。
  27. 【請求項27】 請求項23乃至25のいずれか1項に
    記載の半導体検査装置を用いた検査方法であって、 前記位置決め基板に形成された凹部に前記球状接続端子
    を挿入させて各球状接続端子の位置決めを行い、該位置
    決めが行われた状態を維持しつつ、前記球状接続端子を
    前記接続部に電気的に接続させて前記被検査装置の試験
    を行うことを特徴とする半導体検査装置を用いた検査方
    法。
  28. 【請求項28】 請求項23記載の半導体検査装置を用
    いた検査方法であって、 前記位置決め基板或いは前記被検査半導体の少なくとも
    一方を振動させることにより、前記位置決め基板に形成
    された凹部に前記球状接続端子を位置決めすることを特
    徴とする半導体検査装置を用いた検査方法。
  29. 【請求項29】 請求項24記載の半導体検査装置を用
    いた検査方法であって、 前記吸引機構として前記位置決め基板に吸引孔を形成す
    ると共に、前記吸引孔に吸引装置を接続し、 前記吸引孔により前記突起電極を吸引することにより、
    前記位置決め基板に形成された凹部に前記球状接続端子
    を位置決めすることを特徴とする半導体検査装置を用い
    た検査方法。
  30. 【請求項30】 請求項24記載の半導体検査装置を用
    いた検査方法であって、 前記吸引機構として前記位置決め基板を多孔質材料によ
    り形成すると共に、前記位置決め基板に吸引装置を接続
    し、 前記位置決め基板に前記突起電極を吸引することによ
    り、前記位置決め基板に形成された凹部に前記球状接続
    端子を位置決めすることを特徴とする半導体検査装置を
    用いた検査方法。
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