JPH05102280A - 半導体ウエーハの試験方法及び組立方法 - Google Patents

半導体ウエーハの試験方法及び組立方法

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JPH05102280A
JPH05102280A JP25726891A JP25726891A JPH05102280A JP H05102280 A JPH05102280 A JP H05102280A JP 25726891 A JP25726891 A JP 25726891A JP 25726891 A JP25726891 A JP 25726891A JP H05102280 A JPH05102280 A JP H05102280A
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JP
Japan
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semiconductor chip
lead
semiconductor
bonding
forming
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JP25726891A
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English (en)
Inventor
Koichi Watanabe
恒一 渡辺
Hiromi Hamazaki
弘海 浜崎
Koji Onoki
康二 小野木
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Toshiba Corp
Toshiba Electronic Device Solutions Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Microelectronics Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プローブカード方式では、コンタクトができ
なかった微細なパッドピッチを備えた半導体チップで
も、電気的な接触ができる半導体チップの試験方法を提
供する点。 【構成】 半導体チップに形成するパッドに対して、可
撓性に富んだ絶縁性フィルムに形成した微細化したリー
ドを非導通ツールにより押圧して電気的な接続を確保す
る。このリードの他端をテスターなどの測定装置に接続
することにより、半導体チップに形成する能動または受
動素子の特性を試験する方法であり、プローブカードな
しで試験できるので、極めて安価になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体素子の製造に関
し、特に、半導体ウエーハの試験方法に好適なものであ
る。
【0002】
【従来の技術】携帯用液晶TVつきVTRの好調な売行
きや、携帯電話機などのような薄型、軽量化電子機器
は、市場に大きな影響を与えており、このような機器が
出現する背景には、集積回路技術の進歩、小型デバイ
ス、回路基板の細線化技術、アセンブリ技術などが整合
して達成した。
【0003】最近の集積回路素子(以後半導体素子と記
載する)の集積度は、益々向上しており、これに対応す
る多ピン構造に備えていわゆるTAB方式のアセンブリ
手段を多用する傾向にある。
【0004】このような高密度集積回路のパッケージ
は、大型チップへの対応、実装面積の縮小など、多くの
技術上の課題があり、最も一般的なワイヤボンディング
の限界を見越して、ワイヤレスボンディングが見直され
ている。その代表的な手法には、フリップチップとTA
Bなどがあり、後者は、各種の基板材質に対応できるの
が特徴である。
【0005】ところで、半導体素子の製造は、半導体ウ
エーハに所定の不純物を導入・拡散して能動素子または
受動素子を形成するいわゆる前処理工程と、処理を終え
た半導体ウエーハをリードフレームやポリイミド樹脂な
どにマウントして組立てるいわゆる組立工程に大別でき
る。現在は、両工程とも自動化されて、最大の汚染源で
ある人体の関与をできるだけ少なくして、製品の歩留り
を向上しているのが現状である。一方、半導体素子の試
験に関しては、いわゆるダイソータ試験をいわゆるウエ
ーハプロセス終了後にプローブカードを利用して行って
いる。前処理工程により半導体ウエーハに造り込まれた
各素子は、いわゆるパッドと電気的に接続し、ダイソー
タ試験では、このパッドとテスター間にプローブカード
を介しかつ,パッドにニードル(Needle)を接触
させて試験する方式が採られている。TABテープを利
用して実装工程を終えた半導体素子では、TABテープ
の特徴である可撓性を生かして、連続的にダイソータ試
験を行う点が、リードフレームによる実装工程を経た半
導体素子と違う点である。
【0006】図3の斜視図は、可撓性に富んだ絶縁性フ
ィルム1に半導体素子2をマウントし、インナーリード
3と半導体素子2に形成したパッド4間をいわゆる熱圧
着(ボンディング)工程により固着した状態を示した。
【0007】また図4では、プローブカードを利用する
ダイソータ試験の斜視図を示した。半導体素子2に形成
するパッド4…夫々にニードル5を接続し、更に図示し
ないテスタにも接続することにより、半導体素子2内に
形成する能動素子か受動素子(図示せず)などの特性を
測定する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】半導体素子の集積度の
向上に対応して半導体チップの縮小化も進んでいるのに
加えて、多ピン構造の要求も更に増加の傾向にある。こ
れに伴って、半導体チップに形成するパッドピッチの縮
小化ならびにパッド自体の縮小化が進んでいるいる。従
って、プローブカードにおけるニードル間の距離が狭め
られるために高価になる傾向にあり、近い将来現状の固
定カード方式での限界となり、半導体ウエーハの試験が
不可能になることが予想できる。
【0009】更に、半導体チップの選別といわゆるボン
ディング工程は、別の工程で行っているが、選別工程に
より抽出する不良の半導体チップは、いわゆるインナー
リードボンディング工程で更にまた選別して効率が悪
い。
【0010】本発明は、このような事情により成された
もので、特に、従来のプローブカード方式では不可能で
あった微細なパッドピッチを形成する半導体チップに電
気的な接触が可能な半導体ウエーハの試験方法を提供す
ることを目的とする。それに加えて、インナーリードボ
ンディング工程で半導体チップの選別を行って、良品チ
ップだけをいわゆるTABテープにボンディングするこ
とも目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】半導体チップに受動素子
または能動素子を形成する工程と,前記各素子に電気的
に接続するパッドを半導体チップに形成する工程と,絶
縁性フィルムにリードを形成する工程と,前記パッドに
リードの一端を電気的に接続する工程と,前記リードの
他端を介して前記各素子の電気的特性を試験する工程に
本発明に係わる半導体ウエーハの試験方法の特徴があ
る。
【0012】更に、このような試験において、選別した
良品半導体チップに組立工程を施す点にも本発明の半導
体ウエ−ハの組立方法の特徴がある。
【0013】
【作用】本発明の第1の発明では、いわゆるプローブカ
ードを使用せずに半導体ウエーハの試験を可能にするも
のであり、このため能動素子や受動素子を造り込んだ半
導体ウエーハに形成するパッドと、別に絶縁物例えばポ
リイミドフィルムに形成した微細化したリードを電気的
に接続することにより半導体ウエーハの試験を行う。更
に本発明の第2の発明にあっては、組立工程に不可欠な
ボンディングツールを加熱する直前に、バンプを介して
インナーリードと半導体チップのパッドが接触状態とな
っている点に着目した。
【0014】この状態でTABテープのテストパッドを
介して、半導体チップのパッドに電荷を加えして入力信
号を印加することにより、試験と選別を第1の発明で行
い、次いで良品チップのインナーリードだけをボンディ
ングツールにより加熱してTABボンディングを行う。
【0015】
【実施例】本発明に係わる一実施例を図1と図2により
説明する。TAB方式により半導体素子をマウントする
実施例を説明する。この方式に使用するTABテ−プ
(別名フィルムキャリヤ以後絶縁性フィルムと記載す
る)には、1層〜3層構造が知られており、1層は銅や
Alなどのメタルのみであり、2層は、銅とポリイミド
で構成し、3層は銅、接着剤とポリイミドの構成が使わ
れている。なお銅などの金属層には仕上げメッキが施さ
れていることを付記する。
【0016】TAB(Tape Automated
Bonding)とは、テープを活用したボンディング
との意味合いであり、長尺フィルム上に、半導体素子に
適応した配線パターンをコマ状に連続して形成し、リー
ドと半導体チップの全端子を金属突起(以後バンプと記
載する)を介して一括接続する方式を採っている。実装
工程では、絶縁性フィルムの持つ特徴の可撓性を生かし
ており、ウエーハプロセス終了後のプローブ検査をテー
プの状態で行うのも特徴の一つである。
【0017】本実施例で適用する絶縁性フィルムの中3
層構造のものの、製造工程を簡単に示すと、接着剤付き
ベースフィルムをパンチング処理して、絶縁性フィルム
の搬送に利用するスプロケットホールや、デバイスホー
ルを形成する。次に銅箔をラミネート後、レジストを塗
布して露光、現像及びエッチング(等方性もしくは異方
性のいずれでも可)処理によりリード(アウター及びイ
ンナー)を形成する。更に、レジストを剥離してから仕
上げメッキを行って検査出荷を行って絶縁性フィルムを
形成する。
【0018】次に絶縁性フィルムを利用する実装工程に
不可欠なバンプ形成について説明すると、半導体チップ
に何等かの処理を行うが、半導体チップ側へのバンプ形
成に加えて、リード側に形成する方法の二つがある。
【0019】通常のバンプ形成方式は、半導体チップ上
にバリヤメタルを介してバンプが形成されるために、半
導体チップ自体に汎用性がないばかりでなく、複雑なプ
ロセスや高額な設備が要るために形成コストが最も高く
なる。
【0020】ボールボンディングによるバンプ形成も検
討されているが、形成するボールの高さが1個づつ違う
ので、バンプ高さの制度が要求されるギャングボンディ
ングTAB技術では、原理的に利用不可能である。
【0021】これに対して、転写バンプは、リード側に
転写法により形成するので、あらゆる半導体チップに適
用できので、バンプ形成コスト安価である。
【0022】また、リードの先端エッチング加工してリ
ードの先端にリードと一体化してバンプを形成するメサ
バンプ方式では、半導体チップのアルミ電極表面に形成
するアルミの酸化物を除去しないで接合するために、単
位面積当りの接合強度が低くなる。このようなバンプ形
成手段があるが、半導体チップの汎用性、接合の信頼
性、実用度更に、生産性を考慮して、転写バンプ方式が
最も利用されている。本発明に係わる実施例では、前記
4方式とも利用可能であるが、利用頻度が最も大きいの
は、転写方式である。
【0023】即ち、転写用バンプを形成・再生するため
の半永久的メッキ用マスクを備えた基板と、更に絶縁性
フィルム及び被測定半導体チップを用意する。絶縁性フ
ィルムに形成するリードには、例えばSnメッキかAu
メッキ処理を施す。
【0024】まず、バンプ形成用基板上のバンプとリー
ドを位置合せ後、加熱・加圧してリード側にバンプを転
写する。次に、転写したリード上のバンプと半導体チッ
プ上のAl電極即ちパッドを位置合せしてから加熱・加
圧してバンプとパッドを接合して一体化する。即ち、1
回目のボンディングで基板上に形成したバンプをリード
側に転写・接合し、2回目のボンディングでリード上の
バンプを被測定半導体チップのアルミ電極上に接合す
る。
【0025】1回目のボンディング工程では、リードと
バンプは、リードがSnメっキ処理の場合は、Au・S
n共晶合金、リードがAuメッキ処理では、Au・Au
熱圧着で接合してバンプが形成する。この1st(Fi
rstの略)接合では、バンプ形成用基板上のバンプを
わずか0.5g以下のリードの弾性力により、剥離し転
写するものである。
【0026】そして、バンプとAl電極は、ワイヤボン
ディングと同じく、Au・Al合金で接合する2nd
(Secondの略)接合では、加熱したボンディング
ツールによりリード上からバンプを加圧すると、リード
によりバンプが変形して押し広げられ、Al電極表面に
形成するAl酸化膜を除去し、新しいAl表面を露出し
てAu・Al合金を形成するのが一般的な方法である。
【0027】しかし、本発明では、プローブ検査を目的
とするために2nd接合時のツールとして図1の斜視図
及び図2の断面図に示す非導通ツール10を使用するの
が特徴である。
【0028】両図に示すように、可撓性絶縁性フィルム
11にリード12を形成し、ここに転写するバンプ13
には、半導体チップ14を接触する。
【0029】例えば異方性または等方性エッチングによ
り形成するリード12の幅は、ほぼ0.3mmであり、
また絶縁性フィルム11を非導通ツール10により押圧
しても特徴である可撓性により損傷することなく曲げる
ことができる。従って、非導通ツール10による押圧に
より被測定半導体チップに形成するバンプ13とリード
12の一端間に電気的な接続が形成される。
【0030】そこで、リード12の他端を図示しないテ
スターに電気的に接続すれば被測定半導体チップに形成
する能動素子または受動素子の特性を、従来のようにプ
ローブカードを利用しなくても試験測定できる。
【0031】次に他の実施例としてこの試験測定工程後
良品の半導体チツプのボンディング工程を示す。即ち、
このような試験測定後、非導通ツール10を加熱するこ
とによりバンプ13とリード12間にいわゆるボンディ
ング工程を行う。しかも、ボンディング工程は試験測定
で選別した良品の半導体チップに行い、従来不良品の選
別工程後、別途ボンディング工程を施したのに比較して
工数削減となり、製造コストの低減となる。
【0032】
【発明の効果】本発明方法では、被測定半導体チップに
形成する能動素子または受動素子と電気的に接続するパ
ッドは、微細化したリードと電気的に接続することがで
きるので、プローブカードでは電気的に接触できないよ
うな微細なピッチでパッドを形成した半導体チップに特
に効果がある。
【0033】また、マスクを利用する等方性または異方
性エッチングによりリードが形成できるので、プローブ
カード方式よりはるかにコストパフォーマンスに富んだ
半導体チップの試験方法が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる一実施例を示す斜視図である。
【図2】本発明に係わる一実施例を示す断面図である。
【図3】従来の絶縁性フィルムを示す斜視図である。
【図4】半導体チップの特性をプローブカード方式で測
定する状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
10:非導通ツール、 11:可撓性絶縁性フィルム 12:リード、 13:バンプ、 14:半導体チップ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小野木 康二 神奈川県川崎市川崎区駅前本町25番地1 東芝マイクロエレクトロニクス株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体チップに受動素子または能動素子
    を形成する工程と,前記各素子に電気的に接続するパッ
    ドを半導体チップに形成する工程と,絶縁性フィルムに
    リードを形成する工程と,前記パッドにリードの一端を
    電気的に接続する工程と,前記リードの他端を介して前
    記各素子の電気的特性を試験する工程を具備することを
    特徴とする半導体ウエーハの試験方法
  2. 【請求項2】 半導体チップに受動素子または能動素子
    を形成する工程と,前記各素子に電気的に接続するパッ
    ドを半導体チップに形成する工程と,絶縁性フィルムに
    リードを形成する工程と,前記パッドにリードの一端を
    電気的に接続する工程と,前記リードの他端を介して前
    記各素子の電気的特性を試験する工程と,前記工程での
    良品半導体チップに施す組立工程を具備することを特徴
    とする半導体ウエーハの組立方法
JP25726891A 1991-10-04 1991-10-04 半導体ウエーハの試験方法及び組立方法 Withdrawn JPH05102280A (ja)

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Effective date: 19990107