JPH10259227A - 新規エポキシ樹脂及びエポキシ樹脂組成物 - Google Patents

新規エポキシ樹脂及びエポキシ樹脂組成物

Info

Publication number
JPH10259227A
JPH10259227A JP6620897A JP6620897A JPH10259227A JP H10259227 A JPH10259227 A JP H10259227A JP 6620897 A JP6620897 A JP 6620897A JP 6620897 A JP6620897 A JP 6620897A JP H10259227 A JPH10259227 A JP H10259227A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
epoxy resin
bisphenol
para
ortho
resin composition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6620897A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Arita
和郎 有田
Norio Kobayashi
紀男 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd filed Critical Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
Priority to JP6620897A priority Critical patent/JPH10259227A/ja
Publication of JPH10259227A publication Critical patent/JPH10259227A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Epoxy Resins (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 低粘度で硬化性に優れ、かつ、無機充填材を
配合しても結晶化することのない新規エポキシ樹脂を提
供する。 【解決手段】下記一般式 【化1】 で表され、かつ、上記一般式においてメチレン基の結合
する位置が、グリシジルエーテル基に対して、パラ位と
オルソ位の比率で、パラ位/オルソ位=1.5以上であ
り、かつ、n及びmは整数であって、n=0かつm=0
である2核体の含有量が75〜85重量%であるビスフ
ェノールF型エポキシ樹脂。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は芳香環上のメチレン
基の結合する位置が、グリシジルエーテル基に対して、
パラ位とオルソ位の比率で、パラ位/オルソ位=1.5
以上であり、かつ2核体成分含有量が75〜85重量%
であることを特徴とするビスフェノールF型エポキシ樹
脂およびそれを含むエポキシ樹脂組成物に関するもので
ある。
【0002】このエポキシ樹脂は類似構造を持つエポキ
シ樹脂に比べ、低粘度であり、かつ硬化性に優れ、塗
装、接着材料、電気絶縁材料、銀ペースト用導電接着材
料、注型用材料、半導体封止材料などの用途に極めて有
用である。
【0003】
【従来の技術】エポキシ樹脂組成物は、優れた接着力と
耐薬品性を利用して塗装材料として、電気絶縁性を利用
して半導体等の電子部品の封止樹脂などに利用されてい
る。特に液状のエポキシ樹脂組成物は、常温での作業性
に優れるため建築物の防食塗料材料、注型用材料とし
て、或いは、半導体素子に樹脂をコーティングして封止
に用いる液状封止材料、ベアチップ封止材料や、ダイボ
ンディング材料、銀ペースト用導電接着材料として半導
体封止用に好適に使用されている。
【0004】これらの用途において、例えば、塗料用途
では、近年のローラを使用する施工条件等で、液状エポ
キシ樹脂組成物は更に低粘度に、例えば25℃で500
〜1000cpsの粘度を有することが望まれるため、
ビスフェノールF型エポキシ樹脂を用いる場合にも、揮
発性の有機溶剤や反応性希釈剤等でさらに低粘度化され
て使用されている。しかしながら硬化性と塗膜物性を著
しく低下させるこれらの使用は、その毒性の点から削減
が望まれている。
【0005】一方、半導体液状封止用途において、無機
充填剤の添加により高強度化、低吸水率化し、パッケー
ジングクラック等を防止する方法がとられているが、液
状エポキシ樹脂組成物でも、25℃で1000cps程
度の低粘度を維持する必要が有り、固形の封止樹脂と同
程度には無機充填剤を添加することが出来ない。
【0006】この様な背景下、低粘度の液状エポキシ樹
脂として、例えば特開平7−179566号公報には、
ビスフェノールF型エポキシ樹脂を芳香族非極性炭化水
素溶媒から再結晶し、メチレン結合の芳香核への結合位
置においてパラ結合比率を高めたビスフェノールF異性
体混合物をエポキシ化して得る低粘度の非結晶液状エポ
キシ樹脂を用いた技術が開示されている。
【0007】
【本発明が解決しようとする課題】しかし、上記特開平
7−179566号公報に記載されたビスフェノールF
型エポキシ樹脂は、パラ結合比率が高く、低粘度である
ものの、無機充填剤を含有すると常温で容易に結晶化し
てしまうという課題を有していた。
【0008】本発明が解決しようとする課題は、低粘度
で硬化性に優れ、かつ、無機充填材を配合しても結晶化
することのない新規エポキシ樹脂及びエポキシ樹脂組成
物を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明等者は、上記課題
を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、芳香環上のメチレ
ン基の結合位置が、水酸基に対してパラ位とオルソ位と
の比率で、パラ位/オルソ位=1.5〜3.0で、か
つ、2核体成分含有量が75〜85重量%であるビスフ
ェノールF型エポキシ樹脂を用いることにより上記課題
を解決できることを見いだし本発明を完成するに至っ
た。
【0010】即ち、本発明は、ビスフェノールF型エポ
キシ樹脂であって、かつ、芳香環上のメチレン基の結合
する位置が、グリシジルエーテル基に対して、パラ位と
オルソ位の比率で、パラ位/オルソ位=1.5以上であ
り、かつ、2核体成分含有量が75〜85重量%である
ことを特徴とする新規エポキシ樹脂、及び、芳香環上の
メチレン基の結合する位置が、グリシジルエーテル基に
対して、パラ位とオルソ位の比率で、パラ位/オルソ位
=1.5以上であり、かつ2核体成分含有量が75〜8
5重量%であるビスフェノールF型エポキシ樹脂と、硬
化剤とを必須成分の成分とすることを特徴とするエポキ
シ樹脂組成物に関する。
【0011】本発明の新規エポキシ樹脂、即ち、本発明
のエポキシ樹脂組成物におけるビスフェノールF型エポ
キシ樹脂は、上述の通り、芳香環上のメチレン基の結合
する位置が、グリシジルエーテル基に対して、パラ位と
オルソ位の比率で、パラ位/オルソ位=1.5以上であ
る。通常、ビスフェノールF型エポキシ樹脂は、グリシ
ジルエーテル基に対してメチレン基が結合する位置によ
って3種のメチレン構造部位が存在し、メチレン基の置
換位置がいずれもパラ位であるメチレン結合(以降p−
p結合部位)、一方がオルソ位でもう一方がパラ位のメ
チレン結合(以降o−p結合部位)、及びいずれもオルソ
位であるメチレン結合(以降o−o結合部位)が混在して
いるが、本発明でいうパラ位とオルソ位との比率とは、
これらメチレン基の結合全てにおけるパラ結合数とオル
ソ結合数との比であり、パラ位/オルソ位=1.5以上
にすることにより優れた低粘性を発現する。
【0012】また、一般にパラ位の比率を高めれば、p
−p結合部位数が増大し、2核体含有率が高くなって、
粘度は著しく低減される一方で、無機充填材の使用等に
より容易に結晶化する。本発明はパラ位の比率を著しく
高め、かつ、2核体成分含有量を75〜85重量%にす
ることにより、非常に低粘度であって、かつ、無機充填
材を使用しても結晶化しない、という従来にない効果を
発現するに至ったものである。
【0013】この様なビスフェノールF型エポキシ樹脂
の具体的構造は特に限定されるものではないが、例え
ば、下記構造のものが好ましく挙げられる。
【0014】
【化3】
【0015】尚、ここで、メチレン基の結合する位置
が、グリシジルエーテル基に対して、パラ位とオルソ位
の比率で、パラ位/オルソ位=1.5以上であり、か
つ、n及びmは整数であり、n=0かつm=0である2
核体の含有量が75〜85重量%のものである。
【0016】また、原料として使用するビスフェノール
Fは、水酸基に対しオルソ位とパラ位との比率がオルソ
位/パラ位=1.5以上のビスフェノールFであること
が、粘度低減効果の点から好ましい。即ち、この様なビ
スフェノールFを用いることにより、得られるエポキシ
樹脂のp−p結合部位を有するビスフェノール構造部位
含有量を高められ、粘度低下の効果が一層顕著なものと
なる。
【0017】また、ビスフェノールF型エポキシ樹脂中
の2核体成分、即ち、前記一般式中のn=0、m=0の
構造で示される成分の含有量は、75〜85重量%であ
る。2核体成分含有量が75%未満では一般的なビスフ
ェノールF型エポキシ樹脂と同等の粘度となってしま
い、低粘度の効果が薄れ、85%を越える場合では、無
機充填剤を含有するとフィラーの充填率が上げられる一
方でフィラーによる低温結晶化が促進される。これらの
効果のバランスの点から更に75〜80重量%であるこ
とが好ましい。また、2核体成分中のメチレン基の結合
位置がパラ位のみからなる成分、即ち、p−p結合部位
を有するビスフェノールFのジグリシジルエーテルの含
有率は40〜60重量%であることが好ましい。即ち、
40重量%以上においては低粘度の効果がより良好なも
のとなり、また、60重量%以下では無機充填材使用に
よる結晶化防止の効果が顕著になる。
【0018】この様なビスフェノールF型エポキシ樹脂
を製造する方法は特に限定されるものではないが、フェ
ノールとホルムアルデヒドとを反応させてビスフェノー
ルFを製造し、次いで、これとエピハロヒドリンとを反
応させればよい。
【0019】ここで、フェノールとホルムアルデヒドと
の反応条件は特に制限されるものではなく、例えば、フ
ェノールとリン酸水溶液とを共存させ、攪拌下にホルム
アルデヒドを連続的乃至断続的に添加して反応を行う方
法が、オルソ位/パラ位=1.5以上のビスフェノール
Fを容易に得られる点から好ましい。また、この際の反
応仕込み比率は、フェノール/ホルムアルデヒドのモル
比で6〜50であることが好ましい。
【0020】即ち、前述した特開平7−179566号
公報に記載された従来の方法では、ビスフェノールF製
造工程において、パラ位含有率を高める為に煩雑な精製
工程を要していたが、本発明では、リン酸水溶液を用い
ることにより、この様な煩雑な精製工程は全く必要がな
くなり、生産性が格段に改善されるのである。
【0021】次に、この様にして得られたビスフェノー
ルFとエピハロヒドリンとを反応させる。この際、反応
条件は、特に制限されるものではなく、例えば、ビスフ
ェノールFの水酸基の1当量に対し、エピハロヒドリン
を1.4〜20当量添加し、塩基の存在下に50〜12
0℃で反応を行えばよい。
【0022】エポキシ化の際に用いる塩基は特に限定さ
れるものではなく、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等が挙げられるが、
好ましくは水酸化ナトリウム及び/または水酸化カリウ
ムが挙げられる。
【0023】本発明に関わるエピハロヒドリンとしては
特に限定しないが、好ましくはエピクロルヒドリン、β
−メチルエピクロルヒドリンが挙げられる。この様にし
て得られる新規ビスフェノールF型エポキシ樹脂はその
粘度が著しく低く、作業性に優れる他、無機充填材を使
用する場合には、その充填率を上昇する事ができるため
に、硬化物の機械的特性を著しく向上させることができ
る。
【0024】次に、本発明のエポキシ樹脂組成物におい
て使用される硬化剤は、従来からエポキシ樹脂用硬化剤
として通常使用されているものが何れも使用できるが、
例えば、ポリアミン、ポリカルボン酸、ポリカルボン酸
無水物、イミダゾール類、ジシアンジアミド、ポリアミ
ド樹脂、フェノールノボラック樹脂が挙げられる。
【0025】これらのなかで特に本発明の組成物を塗料
用材料として用いる場合は、常温での硬化性の優れたエ
ポキシ樹脂組成物を得るポリアミン、ポリアミド樹脂が
好ましく用いられ、一方、液状封止材料として用いる場
合は、低粘度で低応力のエポキシ樹脂組成物を得るポリ
カルボン酸無水物が好ましく用いられる。
【0026】この硬化剤の配合比としては、通常エポキ
シ樹脂のエポキシ基1当量あたり硬化剤の活性水素0.
5〜1.2当量であるが、なかでも好ましくはエポキシ
基に対して活性水素が当量になる量である。
【0027】上掲された化合物を硬化剤として用いる際
は、硬化促進剤を適宜用することができる。硬化促進剤
としては従来から通常使用されているものが特に制限な
く利用出来るが、例えば、2,4,6,−トリスジメチ
ルアミノフェノール、ベンジルジメチルアミンなどの第
三級アミン類、2−メチル−4−エチルイミダゾールな
どのイミダゾール類などが挙げられ、これらは単独のみ
ならず2種類以上の併用も可能である。
【0028】この硬化促進剤の配合割合としては、通常
エポキシ樹脂組成物中0.5〜1.2phrで用いられ
る。
【0029】本発明の組成物には、上記したビスフェノ
ールF型エポキシ樹脂及び硬化剤、硬化促進剤に加え、
無機質充填剤を使用することが好ましい。この無機充填
材を使用することにより、硬化物の耐食性、機械強度、
硬度を飛躍的に向上させることができる。また、既述の
通り、本発明の組成物は、エポキシ樹脂が低粘度である
為、高充填が可能であり、また、高充填しても結晶化す
ることがない。
【0030】この様な無機充填剤としては、用途によっ
て適宜選択し得るが、例えば、塗料用途においては、防
錆顔料、着色顔料、体質顔料などの各種フィラーや各種
添加剤等が挙げられる。
【0031】防錆顔料としては亜鉛粉末、リンモリブデ
ン酸アルミニウム、リン酸亜鉛、リン酸アルミニウム、
クロム酸バリウムあるいはアルミニウム、グラファイト
等の鱗片状顔料が、着色顔料としてはカーボンブラッ
ク、酸化チタン、硫化亜鉛、ベンガラ、酸化鉄が、体質
顔料としては硫酸バリウム、炭酸カルシウム、タルク、
カオリン等が代表的なものとして挙げられる。
【0032】また、半導体封止材料用途においては、球
状、あるいは破砕状の溶融シリカや結晶シリカ、アルミ
ナ粉末、クレイ、ガラス繊維等が挙げられる。これらの
なかでも特に流動性に優れる点から球状シリカが好まし
い。
【0033】これらの無機質充填剤の配合量は、用途に
よって異なり特に制限されるものではないが、例えば、
塗料用途においては、エポキシ樹脂組成物中のビスフェ
ノールF型エポキシ樹脂、硬化剤および無機質充填剤の
合計量に対して20〜90重量%の範囲が挙げられる。
即ち、無機質充填剤の配合量が20重量%以上におい
て、硬化物の防錆性、着色性や耐湿性、耐熱性が向上
し、また、配合量が90重量%以下においては、エポキ
シ樹脂組成物の粘度が低く、作業性が飛躍的に向上す
る。これらの性能バランスの点から40〜80重量%が
好ましい。
【0034】また、半導体封止材料用途では、エポキシ
樹脂組成物中のビスフェノールF型エポキシ樹脂、硬化
剤および無機質充填剤の合計量に対して70〜90重量
%の範囲が挙げられる。
【0035】本発明のエポキシ樹脂組成物は、特にその
用途が特定されるものではなく、塗装、接着材料、電気
絶縁材料、銀ペースト用導電接着材料、注型用材料、半
導体封止材料等に使用し得るが、塗料用途及び半導体封
止材料用途において、既述の通り改善効果が大きく特に
有用である。
【0036】塗料用途においては、更に添加剤を使用す
ることが好ましく、例えばハジキ防止剤、ダレ止め剤、
消泡剤、硬化促進剤、紫外線吸収剤等が代表的なものと
して挙げられる。
【0037】また、塗料用途において、更に反応性希釈
剤を使用する場合には、その添加率を低減する事ができ
るために、硬化性と塗膜物性および硬化物の機械的特性
を著しく向上させることができる。この反応性希釈剤の
使用量としては、ビスフェノールF型エポキシ樹脂に対
して、1〜50重量%、なかでも2〜25重量%の範囲
が好ましい。即ち、反応性希釈剤の使用量が1重量%以
上においてはエポキシ樹脂組成物の粘度の低下効果が向
上し、作業性が良好となる。一方、50重量%以下では
強度が著しく良好なものとなる。これら反応性希釈剤は
特に限定されるものではないが、アルキルグリシジルエ
ーテル、アルキルフェニルグリシジルエーテル等が挙げ
られる。
【0038】本発明のエポキシ樹脂組成物には、更に用
途に応じて、接着向上用炭素官能性シラン、ワックス
類、ステアリン酸などの脂肪酸及び金属塩等の離型剤、
酸化防止剤、表面処理剤(γ-グリシドキシプロピルトリ
メトキシシラン等)、三酸化アンチモン等の難燃剤、各
種導電性充填剤、チクソ性付与剤、その他の添加剤を配
合することもできる。
【0039】更に本発明のエポキシ樹脂組成物は、他の
エポキシ樹脂を本発明の作用効果を損わない範囲で配合
してもよい。
【0040】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に詳細に説明
する。なお、実施例中「%」は重量基準である。なお、
本発明は、これら実施例に限定されるものではない。
【0041】尚、実施例において、組成物の物性は、次
の方法によって測定した。 [ビスフェノールF型エポキシ樹脂構造決定]重水素置
換クロロホルムを溶媒として13C−NMRを測定した。 [組成物中の構成成分の割合](株)東ソー製SC80
10型ゲル・パーミエーション・クロマトグラフに東ソ
ー製のカラム(G4000HXLを1本、G3000H
XLを1本、G2000HXLを2本)を装着し、溶媒
にテトラヒドロキシフランを用いて、1.0ml/分の
条件にて測定した。 [組成物の粘度](株)草野科学機器製作所製、キャノ
ンフェンスケ逆流粘度計を用いて、25℃にて測定し
た。
【0042】合成例1 4つ口フラスコにコンデンサー、撹拌器、温度計を備え
フェノール2080gに65%リン酸水溶液1040g
を加え、65℃に調節する。これを撹拌して不均一系を
保ちながら41.5%ホルマリン162.4gを3時間
かけて添加する。添加終了後、水層と有機層に分離す
る。
【0043】有機層に水酸化ナトリウムを添加して中和
を行い、次に濾過を行う。その後徐々に140℃まで昇
温し、低沸点物を留去した。更に昇温を続けながら、最
終的に145℃、5mmHgでフェノール回収を行い、
水蒸気蒸留にて残留のフェノールを除去し、ビスフェノ
ールF(a)を432g得た。得られたビスフェノールF
(a)の2核体成分94%、p−p構造を有するビスフェ
ノールF(以下「p−p体」と略記する。)46%、パ
ラ位/オルソ位比2.2であった。
【0044】合成例2 合成例1での反応温度を50℃に変更する以外は合成例
1と同様にしてビスフェノールF(b)を得た。得られた
ビスフェノールF(b)の2核体成分94%、p−p体5
5%、パラ位/オルソ位比2.8であった。
【0045】合成例3 4つ口フラスコにコンデンサー、撹拌器、温度計を備え
フェノール6660gを溶融させ、20%シュウ酸水溶
液1400gを仕込、撹拌、溶解させ、その後適下ロー
トより、41.5%ホルマリン162.4gを100℃
を保ちながら3時間かけて適下した。適下終了後2時間
撹拌を続け、反応を完結させた。その後徐々に140℃
まで昇温し、メタノールと水を留去した。更に、昇温を
続けながら、最終的に145℃、5mmHgでフェノー
ル回収を行い、必要に応じて水蒸気蒸留にて残留のフェ
ノールを分離し、ビスフェノールF(c)を430g得
た。得られたビスフェノールF(c)の2核体成分94
%、p−p体28%、パラ位/オルソ位比1.3であっ
た。
【0046】合成例4 合成例2で得たビスフェノールF(c)600gをトルエ
ン600gに加え、加熱して溶解させた後、撹拌下に徐
冷したところ、76℃で結晶析出が始まった。25℃ま
で冷却した後、その温度で結晶を濾過し、トルエンにて
洗浄し、乾燥後、更に減圧乾燥して、ビスフェノールF
(d)を425g得た。得られたビスフェノールF(d)の
2核体成分98%、p−p体46%、パラ位/オルソ位
比2.6であった。
【0047】実施例1 適下ロート、冷却管、撹拌器を備えた、下部に分液コッ
ク付きの2リットルのセパラブルフラスコに、ビスフェ
ノールF(a)400g、エピクロルヒドリン1200g
を仕込、撹拌、溶解させ、45℃に加熱した。その後適
下ロートより、20%水酸化ナトリウム水溶液の 80
0gを3時間かけて適下した。適下終了後30分間撹拌
を続け、反応を完結させた。その後撹拌を停止し静置
し、下層の食塩水を分液し除いた。次に、過剰のエピク
ロルヒドリン、水を蒸留回収した。得られた粗樹脂中を
メチルイソブチルケトン500gで溶解させ、水酸化ナ
トリウム水溶液を60g加え、80℃、3時間撹拌し
た。その後水洗により生成した塩およびアルカリを油水
分離で除き、脱水、濾過を経てメチルイソブチルケトン
を蒸留回収しエポキシ樹脂(A)550gを得た。得られ
たエポキシ樹脂(A)のパラ位/オルソ位比は2.2、エ
ポキシ当量は172、2核体成分(ビスフェノールFの
ジグリシジルエーテル、一般式におけるn=0かつm=
0のもの)含有率81.1%、p−p結合部位を有する
2核体成分含有率46%、粘度2600cps(25℃)
であった。また、得られたエポキシ樹脂(A)の13C−
NMRチャートを図1に、ゲル・パーミエーション・ク
ロマトグラフィーのチャートを図2示した。
【0048】実施例2 実施例1で、使用したビスフェノールF(a)の代わり
に、ビスフェノールF(b)を400g用いるように変更
した以外は実施例1と同様にしてエポキシ樹脂(B)を5
40g得た。得られたエポキシ樹脂(B)のパラ位/オル
ソ位比は2.8、エポキシ当量は171、2核体成分含
有率82%、 p−p結合部位を有する2核体成分含有
率55%、粘度2300cps(25℃)であった。
【0049】比較例1 実施例1で、使用したビスフェノールF(a)の代わり
にビスフェノールF(c)を400g用いるように変更し
た以外は実施例1と同様にしてエポキシ樹脂(C)を54
0g得た。得られたエポキシ樹脂(C)のパラ位/オルソ
位比は1.3、エポキシ当量は172、2核体成分含有
率80%、p−p結合部位を有する2核体成分含有率2
8%、粘度3700cps(25℃)であった。
【0050】比較例2 実施例1で、使用したビスフェノールF(a)の代わり
にビスフェノールF(d)を400g用いるように変更し
た以外は実施例1と同様にしてエポキシ樹脂(D)を54
0g得た。得られたエポキシ樹脂(D)のパラ位/オルソ
位比は2.6、エポキシ当量は169、2核体成分含有
率88%、p−p結合部位を有する2核体成分含有率4
6%、粘度1700cps(25℃)であった。
【0051】エポキシ樹脂の性質 表−1に各実施例で得たエポキシ樹脂(A)、(B)及び比
較例で得たエポキシ樹脂(C)、(D)の各種無機充填剤配
合後の結晶性の評価および硬化性評価を示した。
【0052】尚、結晶性の評価は、次の通り行った。即
ち、エポキシ樹脂(A)〜(D)の100部に対し、無機充
填剤を50部混合し、三本ロールで分散した後、15個
の容器に200gづつ入れ−10℃〜+50℃の範囲で
熱的にサイクルをかけて(サイクル時間:6時間)1カ
月放置した後の、結晶の有無を目視評価した。
【0053】尚、硬化性の評価は、次の通り行った。即
ち、エポキシ樹脂(A)〜(D)に対し、当量となる配合量
の硬化剤(メタキシレンジアミンのマンニッヒ変性品)を
均一に配合し、5℃の恒温槽中にてタックフリーとなる
までの時間をドライングレコーダを用い比較した。
【0054】
【表1】
【0055】表−1からも明かな通り、本発明で使用す
るエポキシ樹脂(A)、(B)は、低粘度でしかも無機充填
剤の配合後も結晶化しにくく、硬化性に優れる。一方、
エポキシ樹脂(C)は粘度が高くなり硬化性に劣る。一
方、エポキシ樹脂(D)は結晶化が激しく硬化剤との相溶
性が悪いため実用性に難点を持つ。
【0056】実施例3、4 エポキシ樹脂(A)、(B)に、表−2に示す成分を三本ロ
ールミルを用いて均一に配合し、無溶剤塗料を調整し
た。
【0057】得られた無溶剤塗料の硬化性、加工性、密
着性、耐食性、耐酸性、耐アルカリ性、ガラス転移点測
定の試験をし、その結果を表−2下欄に示した。
【0058】比較例3 エポキシ樹脂(C)に、表−2に示す成分を三本ロールミ
ルを用いて均一に配合し、無溶剤塗料を調整した。
【0059】得られた無溶剤塗料の硬化性、加工性、密
着性、耐食性、耐酸性、耐アルカリ性、ガラス転移点測
定の試験をし、その結果を表−2下欄に示した。
【0060】
【表2】
【0061】注1)反応性希釈剤として「EPICLON
520」(大日本インキ化学工業社製、エポキシ当量
230、粘度15cps(25℃))を使用した。 注2)硬化性:軟鋼板にエアスプレーにて乾燥膜厚100
μになるように塗布し、20℃、7日間乾燥させ、JIS
K5400-8に準拠して鉛筆硬度試験を行った。 注3)加工性:テインフリースチール板に乾燥膜厚100
μになるように塗布し、20℃、7日間乾燥させ、塗板
を大きさ40mm×50mmに切断した。塗膜を外側に
して、試験部位が40mmになるように2つ折りにし、
この2つ折りにした試験片の間に厚さ0.23mmのテ
インフリースチールを2枚はさみ、3kgの荷重を高さ
42cmから折り曲げ部に落下させた後、折り曲げ先端
部に6.5V×6秒通電後の加工部2cm巾の電流を測
定を行った。 注4)密着性:軟鋼板にエアスプレーにて乾燥膜厚100
μになるように塗布し、20℃、7日間乾燥させ、ゴバ
ン目セロファンテープ試験(2mm間隔25目)を行っ
た。
【0062】 ○: 25/25(残存目数/試験目数), △: 13/25〜24/25, ×: 0〜12/25 注5)耐食性:150×70×0.8mmのサンドブラス
ト板にエアースプレーにて乾燥膜厚100μになるよう
に塗布し、20℃、7日間乾燥させ、JIS K5400-7,8に
準拠して塩水噴霧試験(300時間)を行った。
【0063】 ○:異常なし △:試験片1個あたりフクレ1〜5箇所発生、錆発生 ×:試験片1個あたりフクレ6箇所以上発生、錆発生 注6)耐酸性:150×70×0.8mm軟鋼板に乾燥膜
厚100μになるように塗布し、20℃、7日間乾燥さ
せ、10%の塩酸水溶液に浸漬した。20℃、1週間浸
漬後の塗膜を目視で評価を行った。
【0064】 ○:異常なし △:試験片1個あたりフクレ1〜5箇所発生、錆発生 ×:試験片1個あたりフクレ6箇所以上発生、錆発生 注7)耐アルカリ性:150×70×0.8mm軟鋼板板
に乾燥膜厚100μになるように塗布し、20℃、7日
間乾燥させ、10%の水酸化ナトリウム水溶液に浸漬し
た。20℃、1週間浸漬後の塗膜を目視で評価を行っ
た。
【0065】○:異常なし △:試験片1個あたりフクレ1〜5箇所発生、錆発生 ×:試験片1個あたりフクレ6箇所以上発生、錆発生 表−2からも明らかの通り、本発明の無溶剤塗料である
実施例3、4は、反応性希釈剤の使用量を減少でき、い
ずれも硬化性、加工性、密着性、耐食性、耐酸性、耐ア
ルカリ性ともに優れていた。また、優れた耐熱性を示
す。
【0066】一方、表−2から比較例4は、いずれも塗
膜性能において劣る。 実施例5、6 エポキシ樹脂(A)、(B)に、表−3に示す成分を三本ロ
ールミルを用いて均一に配合した配合したベアチップ材
料を、25℃で注型し、30℃2時間、100℃30
分、150℃3時間の条件で硬化させた後、硬化物試験
片を得た。
【0067】得られた試験片の各種物性測定を行い、そ
の結果を表−3下欄に示した。
【0068】比較例4 エポキシ樹脂(C)に、表−3示す成分を三本ロールミル
を用いて均一に配合したベアチップ材料を、25℃注型
し、30℃2時間、100℃30分、150℃3時間の
条件で硬化させた後、硬化物試験片を得た。
【0069】得られた試験片の各種物性測定を行い、そ
の結果を表−3下欄に示した。
【0070】
【表3】
【0071】注2)硬化剤として「EPICLON B−
570」(大日本インキ化学工業社製、酸無水物166
当量、粘度65cps(25℃))を使用した。 注3)吸水率:85℃、85%RH条件下で、24時間、4
8時間、300時間吸湿させ、重量変化を測定した。 注4)クラック発生率:12mmの評価試験用TAB素子にデ
ィスペンサーにより本エポキシ樹脂組成物をポッティン
グし、次いで80℃×30分、120℃×30分、17
5℃×4時間の条件で硬化してサンプルを成形し、85
℃、85%RH条件下で、24時間、48時間、300時
間吸湿させ、260℃のはんだ浴に10秒間浸漬させパ
ッケージクラックを観測した。
【0072】表−3からも明かな様に、本発明のベアチ
ップ材料である実施例5、6は、シリカの高充填化が可
能であるため、本組成物により半導体素子を封止して得
られたパッケージの耐クラック性は大幅に向上する。ま
た、優れた耐熱性、耐湿性を示す。
【0073】一方、表−3から比較例4は、パッケージ
の耐クラック性に劣る。また、耐熱性、耐湿性等の硬化
物物性において劣る。
【0074】
【発明の効果】本発明によれば、低粘度で硬化性に優
れ、かつ、無機充填材を配合しても結晶化することのな
いエポキシ樹脂、この効果を発現するエポキシ樹脂組成
物を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、実施例1で得られたビスフェノールF
型エポキシ樹脂の13C−NMRチャート図である。
【図2】図2は、実施例1で得られたビスフェノールF
型エポキシ樹脂のゲル・パーミエーション・クロマトグ
ラフィーのチャート図である。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビスフェノールF型エポキシ樹脂であっ
    て、かつ、芳香環上のメチレン基の結合する位置が、グ
    リシジルエーテル基に対して、パラ位とオルソ位の比率
    で、パラ位/オルソ位=1.5以上であり、かつ、2核
    体成分含有量が75〜85重量%であることを特徴とす
    る新規エポキシ樹脂。
  2. 【請求項2】 下記一般式 【化1】 で表され、かつ、上記一般式においてメチレン基の結合
    する位置が、グリシジルエーテル基に対して、パラ位と
    オルソ位の比率で、パラ位/オルソ位=1.5以上であ
    り、かつ、n及びmは整数であって、n=0かつm=0
    である2核体の含有量が75〜85重量%のものである
    請求項1記載の新規エポキシ樹脂。
  3. 【請求項3】 芳香環上のメチレン基の結合する位置
    が、グリシジルエーテル基に対して、パラ位とオルソ位
    の比率で、パラ位/オルソ位=1.5以上であり、かつ
    2核体成分含有量が75〜85重量%であるビスフェノ
    ールF型エポキシ樹脂と、硬化剤とを必須成分の成分と
    することを特徴とするエポキシ樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 ビスフェノールF型エポキシ樹脂が下記
    一般式で表されるものである請求項3記載のエポキシ樹
    脂組成物。 【化2】 (上記一般式においてメチレン基の結合する位置が、グ
    リシジルエーテル基に対して、パラ位とオルソ位の比率
    で、パラ位/オルソ位=1.5以上であり、かつ、n及
    びmは整数であって、n=0かつm=0である2核体の
    含有量が75〜85重量%である。)
  5. 【請求項5】 ビスフェノールF型エポキシ樹脂が、芳
    香環上のメチレン基の結合する位置が、水酸基に対する
    パラ位とオルソ位との比率で、パラ位/オルソ位=1.
    5〜3.0であるビスフェノールFとエピハロヒドリン
    から製造されるものである請求項3又は4記載のエポキ
    シ樹脂組成物。
  6. 【請求項6】 ビスフェノールF型エポキシ樹脂が、2
    核体成分中のメチレン基の結合位置がパラ位のみからな
    る成分の含有率が40〜60重量%のものである請求項
    3、4又は5記載のエポキシ樹脂組成物。
  7. 【請求項7】 ビスフェノールF型エポキシ樹脂が、フ
    ェノールとホルマリンとをリン酸水溶液中で反応させて
    得られビスフェノールFと、エピハロヒドリンとから製
    造されるものである請求項3、4、5又は6記載のエポ
    キシ樹脂組成物。
  8. 【請求項8】 ビスフェノールF型エポキシ樹脂及び硬
    化剤に加え、更に、無機充填剤を必須成分とする請求項
    3〜7の何れか1つに記載のエポキシ樹脂組成物。
JP6620897A 1997-03-19 1997-03-19 新規エポキシ樹脂及びエポキシ樹脂組成物 Pending JPH10259227A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6620897A JPH10259227A (ja) 1997-03-19 1997-03-19 新規エポキシ樹脂及びエポキシ樹脂組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6620897A JPH10259227A (ja) 1997-03-19 1997-03-19 新規エポキシ樹脂及びエポキシ樹脂組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10259227A true JPH10259227A (ja) 1998-09-29

Family

ID=13309196

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6620897A Pending JPH10259227A (ja) 1997-03-19 1997-03-19 新規エポキシ樹脂及びエポキシ樹脂組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10259227A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002080556A (ja) * 2000-06-28 2002-03-19 Dainippon Ink & Chem Inc エポキシ樹脂組成物
WO2007083715A1 (ja) * 2006-01-19 2007-07-26 Nippon Kayaku Kabushiki Kaisha 液状エポキシ樹脂、エポキシ樹脂組成物、および硬化物
WO2010007817A1 (ja) * 2008-07-16 2010-01-21 ソニーケミカル&インフォメーションデバイス株式会社 異方性導電接着剤
WO2011086680A1 (ja) * 2010-01-15 2011-07-21 ソニーケミカル&インフォメーションデバイス株式会社 異方性導電接着剤
WO2016035668A1 (ja) * 2014-09-03 2016-03-10 Dic株式会社 エポキシ樹脂、エポキシ樹脂の製造方法、硬化性樹脂組成物、その硬化物、繊維強化複合材料、及び成形品
WO2017057689A1 (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 新日鉄住金化学株式会社 硬化性エポキシ樹脂組成物、及びそれを用いた繊維強化複合材料
JP2017155080A (ja) * 2016-02-29 2017-09-07 新日鉄住金化学株式会社 ビスフェノールf型エポキシ樹脂及びその製造方法

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002080556A (ja) * 2000-06-28 2002-03-19 Dainippon Ink & Chem Inc エポキシ樹脂組成物
WO2007083715A1 (ja) * 2006-01-19 2007-07-26 Nippon Kayaku Kabushiki Kaisha 液状エポキシ樹脂、エポキシ樹脂組成物、および硬化物
US8636924B2 (en) 2008-07-16 2014-01-28 Dexerials Corporation Anisotropic conductive adhesive
JP2010024301A (ja) * 2008-07-16 2010-02-04 Sony Chemical & Information Device Corp 異方性導電接着剤
CN102089398A (zh) * 2008-07-16 2011-06-08 索尼化学&信息部件株式会社 各向异性导电粘合剂
WO2010007817A1 (ja) * 2008-07-16 2010-01-21 ソニーケミカル&インフォメーションデバイス株式会社 異方性導電接着剤
US9418958B2 (en) 2008-07-16 2016-08-16 Dexerials Corporation Anisotropic conductive adhesive
WO2011086680A1 (ja) * 2010-01-15 2011-07-21 ソニーケミカル&インフォメーションデバイス株式会社 異方性導電接着剤
US8790547B2 (en) 2010-01-15 2014-07-29 Dexerials Corporation Anisotropic conductive adhesive
WO2016035668A1 (ja) * 2014-09-03 2016-03-10 Dic株式会社 エポキシ樹脂、エポキシ樹脂の製造方法、硬化性樹脂組成物、その硬化物、繊維強化複合材料、及び成形品
WO2017057689A1 (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 新日鉄住金化学株式会社 硬化性エポキシ樹脂組成物、及びそれを用いた繊維強化複合材料
JPWO2017057689A1 (ja) * 2015-09-30 2018-09-06 新日鉄住金化学株式会社 硬化性エポキシ樹脂組成物、及びそれを用いた繊維強化複合材料
US10647826B2 (en) 2015-09-30 2020-05-12 Nippon Steel Chemical & Material Co., Ltd. Curable epoxy resin composition, and fiber-reinforced composite material obtained using same
JP2017155080A (ja) * 2016-02-29 2017-09-07 新日鉄住金化学株式会社 ビスフェノールf型エポキシ樹脂及びその製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN108192293B (zh) 电子部件用液体状树脂组合物及电子部件装置
US7307128B2 (en) Epoxy compound, preparation method thereof, and use thereof
KR20180048673A (ko) 에폭시 수지, 에폭시 수지 조성물, 경화물 및 전기·전자 부품
JPH10330600A (ja) エポキシ樹脂組成物および半導体封止用エポキシ樹脂組成物
JPH10259227A (ja) 新規エポキシ樹脂及びエポキシ樹脂組成物
JP2001055425A (ja) レゾルシンノボラック樹脂、エポキシ樹脂組成物及びその硬化物
EP1352008B1 (en) Epoxy resin composition for semiconductor encapsulation
JP4092447B2 (ja) エポキシ樹脂組成物及び新規エポキシ樹脂
JP3539772B2 (ja) 結晶状エポキシ樹脂、その製造法、それを用いたエポキシ樹脂組成物および硬化物
JP4627976B2 (ja) 新規シランカップリング剤用反応生成物
WO2007083715A1 (ja) 液状エポキシ樹脂、エポキシ樹脂組成物、および硬化物
JP3451104B2 (ja) エポキシ樹脂組成物
JP3992181B2 (ja) エポキシ樹脂の製造方法
US5844062A (en) Process for preparing phenolepoxy resins in the absence of an aqueous phase
WO2004069893A1 (ja) エポキシ樹脂、その製造方法、それを用いたエポキシ樹脂組成物及び硬化物
JP3685669B2 (ja) エポキシ樹脂組成物
JP2011017018A (ja) エポキシ樹脂組成物及び半導体装置
JP3986025B2 (ja) エポキシ樹脂組成物及び半導体封止材料
JP3118763B2 (ja) エポキシ樹脂組成物及び半導体封止材料
JP3791711B2 (ja) エポキシ樹脂組成物
JP2004043829A (ja) 常温で固形のエポキシ樹脂の製造方法
JP2003026990A (ja) コーティング組成物およびその硬化膜
JP2001151856A (ja) 電子部品封止用エポキシ樹脂組成物
JPH05170875A (ja) エポキシ樹脂組成物
JPH10182789A (ja) エポキシ樹脂組成物及び半導体封止材料