JP2017155080A - ビスフェノールf型エポキシ樹脂及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】低粘度で、低結晶性のビスフェノールF型エポキシ樹脂の提供。【解決手段】GPC測定における式(1)のn=0体の含有量が70〜80%、n=1体以上の含有量が14〜19%、エポキシ当量が165〜185g/eq.、加水分解性塩素含有量が1,000ppm以下、αジオール含有量が3〜8meq./100g、25℃での粘度が2,000〜5,000mm2/sであるビスフェノールF型エポキシ樹脂。2核体純度が95%以上のビスフェノールFと、フェノール性水酸基1モルあたり、2.0〜3.0モルのエピハロヒドリンとを、アルカリ金属水酸化物の存在下、反応系内水分を1.0〜7.0重量%に維持して反応させて得られるビスフェノールF型エポキシ樹脂。【選択図】なし

Description

本発明は低粘度、低結晶性でハンドリング性に優れたビスフェノールF型エポキシ樹脂及びその製造方法に関する。
エポキシ樹脂は種々の硬化剤と組み合わせることにより、耐食性、密着性、耐薬品性、可撓性に優れるため土木・建築、接着剤、塗料などの用途で幅広く使用されている。これらの分野では従来ビスフェノールA型液状エポキシ樹脂が一般に使用されてきた。ビスフェノールA型液状樹脂は、常温で10,000〜15,000mm/sと粘度が高く、これら常温環境下で使用される用途では、粘度を下げる目的で、溶媒、反応性希釈剤、非反応性希釈剤等で粘度を下げて使用するのが一般的である。一方、近年、ビスフェノールF型液状エポキシ樹脂は、常温で2,000〜5,000mm/sのものが市販されており、無溶剤型として、又は溶媒、反応性希釈剤、非反応性希釈剤を使用する場合においても、ビスフェノールA型液状エポキシ樹脂に比較して、少量で希釈効果が得られ、硬化性、硬化物物性の低下が少ないため使用分野、使用量が増えてきている。しかしながら、ビスフェノールF型エポキシ樹脂は結晶性が強く、冬季には結晶が析出し、使用に悪影響を及ぼすという致命的な欠陥があった。
ビスフェノール型エポキシ樹脂の結晶化を制御する方法として、例えば、エポキシ樹脂の加水分解性塩素含有量を高める、αジオール含有量を高めるなど、いわゆる低純度化して結晶性を低下させるという方法が使用されてきた。しかし、これらの低純度化する方法では、硬化剤との反応性、硬化物の特性を低下させるという問題があった。
また、結晶性の低いビスフェノールF型エポキシ樹脂として、2核体純度の低いビスフェノールFをエポキシ化したものが市販されているが、粘度と結晶性のバランス上有用なものは無かった。
一方、原料ビスフェノールFの純度、配向性を制御して、特定分子量分布を有する結晶性を低下させたビスフェノールF型エポキシ樹脂が提案されているが、その結晶性も充分に満足されるものではなかった。(特許文献1)
国際公開2007/083715号
本発明は純度を低下させることなく、低粘度で、低結晶性のビスフェノールF型エポキシ樹脂を提供することを目的とする。
本発明者らは2核体含有量の高いビスフェノールFを原料とし、ビスフェノールFのフェノール性水酸基1モルあたりのエピハロヒドリンのモル比と反応系内水分を制御することにより、ビスフェノールF型エポキシ樹脂のn=0体の含有量、高分子体の含有量、及びαジオール含有量を一定範囲とすることができ、これにより、高純度、低粘度であり、かつ、−10℃で1カ月以上結晶の生成のないビスフェノールF型エポキシ樹脂を得ることができることを見出し、本発明を完成させるに至った。
すなわち本発明は、ビスフェノールF型エポキシ樹脂において、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー測定における下記式(1)中のn=0体の含有量が70〜80面積%であり、n=1体以上の含有量が14〜19面積%であり、αジオール含有量が3〜8meq./100gであり、かつ、25℃での粘度が2,000〜5,000mm/sであることを特徴とするビスフェノールF型エポキシ樹脂である。
Figure 2017155080

(式中、nは繰り返し数を示す。)
上記ビスフェノールF型エポキシ樹脂のエポキシ当量は165〜185g/eq.が好ましく、加水分解性塩素含有量は1,000ppm以下が好ましい。上記ビスフェノールF型エポキシ樹脂を−10℃の条件下で貯蔵しても1カ月以上結晶が生成しないことが好ましい。
また、本発明は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー測定による2核体純度が95面積%以上のビスフェノールFと、該ビスフェノールFの水酸基1モルに対して2.0〜3.0モルのエピハロヒドリンとを、アルカリ金属水酸化物の存在下、反応系内水分を1.0〜7.0重量%に維持して反応させることを特徴とするビスフェノールF型エポキシ樹脂の製造方法である。
本発明のビスフェノールF型エポキシ樹脂は純度が高くても、低粘度であり、かつ、−10℃の環境下で1カ月以上結晶の生成がない。そのため、冬季の屋外作業の環境下でも、ハンドリング性に優れたものである。更に、粘度を下げる目的で希釈剤等を使用する場合においても、必要とする希釈剤量が少なく、硬化剤との反応性、硬化物物性を阻害する弊害が少ない。
本発明のビスフェノールF型エポキシ樹脂は、特定のビスフェノールFを特定量のエピハロヒドリンと、塩基性条件下、特定範囲の系内水分中でグリシジルエーテル化を行うことで得られる。製法については後述する。
本発明のビスフェノールF型エポキシ樹脂は、式(1)におけるn=0体の含有量が、70〜80面積%であり、好ましくは71〜79面積%である。n=1体以上の含有量は、14〜19面積%以上であり、好ましくは15〜18面積%である。n=0体の含有量が少ないと粘度が高くなる恐れがあり、多いと結晶性が高くなる恐れがある。また、n=1体以上の含有量が少ないと結晶性が高くなる恐れがあり、多いと粘度が高くなる恐れがある。式(1)において、nは繰り返し数であり、nの平均値(数平均)は、0.1〜1の範囲にあることがよい。ここで、上記面積%はゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)測定によるものであり、測定条件は実施例に記載の条件である。
αジオール含有量は、3〜8meq./100gであり、好ましくは3〜6meq./100gである。αジオール含有量が少ないと結晶性が高くなる恐れがあり、多いと硬化剤との反応性が悪くなり、得られる硬化物の物性が低下する恐れがある。
なお、αジオールは、JIS K7146に規定されている1,2−グリコールと同義であり、分子中に−CH−CH(OH)−CH−OHで表される基を有する化合物であり、特開平8−319336号公報等によれば、一段法によって得られるエポキシ樹脂中のα−ジオール基の含有量は、通常、10〜20meq./100g程度であり、エポキシ当量が500前後のビスフェノールA型エポキシ樹脂の場合には、全末端官能基に占める割合は約5〜10%となるとされている。
25℃のおける粘度(ウベローデ型粘度計による測定)は、2,000〜5,000mm/sであり、2,100〜4,900mm/sが好ましく、2,200〜4,800mm/sがより好ましい。粘度が低いと結晶化が起こり易く、高いとハンドリング性が悪くなる。
エポキシ当量(g/eq.)は、165〜185が好ましく、170〜175がより好ましい。エポキシ当量が低いと結晶化が起こり易く、高いと粘度が高くなりハンドリング性が悪くなる。
加水分解性塩素含有量は、1,000ppm(wt)以下が好ましく、500ppm以下がより好ましい。加水分解性塩素含有量が多いと硬化剤の反応性が悪くなり、得られる硬化物の物性が低下する恐れがある。
また、本発明のビスフェノールF型エポキシ樹脂は、上記特性を有するだけでなく、冷凍(例えば−10℃)で1ヶ月間も放置しても結晶の析出は見られない。
次に、本発明の製造方法について説明する。
まず、本発明の製造方法で原料として使用するビスフェノールFについて説明する。
通常ビスフェノールFは下記式(2)で表される2核体の他、下記式(3)で表される3核体以上の多核体成分を含む。本発明で使用するビスフェノールFは、GPC測定における2核体の含有量が95面積%以上である。好ましくは96面積%以上であり、より好ましくは97面積%以上である。2核体の含有量が95面積%未満では、得られるエポキシ樹脂の粘度が高くなる恐れがある。ここで、GPC測定の条件は実施例記載の条件に従う。
Figure 2017155080
また、本発明で使用するビスフェノールFの2核体には異性体が存在する。本発明では、4,4’−メチレンジフェノール(4,4’−体)、2,2’−メチレンジフェノール(2,2’−体)、2,4’−メチレンジフェノール(2,4’−体)の3種類の異性体比を制御することが重要であり、その他の異性体は無視して構わない。この3種類の異性体比は、高速液体クロマトグラフィー測定による面積比で、4,4’−体は40%以下が好ましく、20〜40%がより好ましい。2,2’−体は20%以下が好ましく、2,4’−体は40〜80%が好ましい。エポキシ樹脂とした場合、4,4’−体が多いと結晶性が強くなる恐れがあり、少ないと低粘度化が難しくなる。2,2’−体が20%を超えるとエピハロヒドリンと反応した場合、2,2’−体1モルとエピハロヒドリン1モルが環化した物質が多く生成し、硬化物物性に悪影響を及ぼす恐れがある。ここで、高速液体クロマトグラフィー測定の条件は実施例記載の条件に従う。
本発明のビスフェノールF型エポキシ樹脂は、上記ビスフェノールFと、ビスフェノールFの水酸基1モルに対して、2.0〜3.0モルのエピハロヒドリンとを、アルカリ金属水酸化物の存在下で、反応系内水分を1.0〜7.0重量%に維持してグリシジルエーテル化することにより得ることができる。
使用できるエピハロヒドリンとしては、エピクロルヒドリン、α−メチルエピクロルヒドリン、γ−メチルエピクロルヒドリン、エピブロモヒドリン等が挙げられ、工業的に入手が容易なエピクロルヒドリンが好ましい。エピハロヒドリンの使用量は、原料ビスフェノールFの水酸基1モルに対して、2.0〜3.0モル、好ましくは2.2〜2.8モル、より好ましくは2.4〜2.7モルの範囲である。
使用できるアルカリ金属水酸化物としては、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化リチウム等が挙げられる。これらのアルカリ金属水酸化物は、単独で使用しても良いし、2種類以上を併用しても良い。これらアルカリ金属水酸化物は20〜50重量%の水溶液の形として使用され、より好ましく40〜50重量%の範囲である。アルカリ金属水酸化物の使用量は、原料ビスフェノールFのフェノール性水酸基1モルに対して、0.7〜1.3モル、好ましくは0.8〜1.2モル、より好ましくは0.9〜1.1モルの範囲である。
また、反応を促進するためにテトラメチルアンモニウムクロリド、テトラメチルアンモニウムブロミド、トリメチルベンジルアンモニウムクロリド等の4級アンモニウム塩を触媒として添加しても良い。この場合の4級アンモニウム塩の使用量としては原料ビスフェノールFの水酸基1モルに対して、通常0.1〜15gであり、好ましくは0.2〜10gである。
この反応は無溶媒で行うこともできるが、エピハロヒドリンと反応しない溶媒の存在下でも行うことができ、具体的にはベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類や、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類や、n−プロピルアルコール、イソプロパノール、n−ブチルアルコール、イソブチルアルコール等のアルコール類や、エチレングリコールメチルエーテル、ジエチレングリコールメチルエーテル、プロピレングリコールメチルエーテル、ジプロピレングリコールメチルエーテル等のグリコールエーテル類や、ジエチルエーテル、ジブチルエーテル、エチルプロピルエーテル等の脂肪族エーテル類や、ジオキサン、テトラヒドロフラン等の脂環式エーテル類等が挙げられるがこれらに限定されるものではない。これら溶媒は単独で使用しても良いし、2種類以上を混合して使用しても良い。これら溶媒の使用量はビスフェノールF100重量部に対して10〜200重量部、好ましくは50〜100重量部の範囲である。溶媒の使用量が多すぎると反応の進行を遅らせるため好ましくない。
反応形態としては、例えば、ビスフェノールF、エピハロヒドリン、必要により溶媒を反応容器に仕込み、溶解した後、アルカリ金属水酸化物水溶液を滴下しながら、常圧、又は減圧下で50〜100℃、0.5〜4時間で反応を行うことができる。その際、アルカリ金属水酸化物水溶液は、連続的に滴下しても良く、また、分割して滴下しても良い。また、ビスフェノールFをアルカリ金属水酸化物水溶液と必要により溶媒に溶解した後、エピハロヒドリンを滴下する方法でも良く、同様に常圧、又は減圧下で50〜100℃、0.5〜4時間で反応を行うことができる。反応温度が低すぎると反応の進行が遅くなり、高すぎるとエピハロヒドリンが系外に流出する恐れがあり好ましくない。
また、反応系内水分を1.0〜7.0重量%に維持することが重要であり、好ましくは1.0〜6.0重量%であり、より好ましくは1.0〜5.0重量%の範囲である。具体的には、アルカリ金属水酸化物水溶液中の水及び反応生成水を、常圧、又は減圧下でエピハロヒドリンと水の共沸により留出させ、系内にエピハロヒドリンを戻し、系外に水を除去する方法等が挙げられる。系内水分が少ないと、αジオール含有量が3meq./100gを下回る恐れがあり、多いと、αジオール含有量が8meq./100gを超える恐れがある。
反応終了後、加水分解性塩素含有量が高すぎる場合、アルカリ金属水酸化物を添加して、好ましくは50〜90℃の温度で10分間〜2時間再閉環反応を行うことができる。この際に用いられるアルカリ金属水酸化物は水酸化カリウム、水酸化ナトリウム等が挙げられ、固形又は水溶液の形で添加することができ、その使用量は、加水分解性塩素1当量当たり1〜20モルの範囲が好ましい。再閉環反応終了後、中和、水洗等の方法で過剰のアルカリ金属水酸化物や副生食塩を除去した後、更に溶媒を減圧留去すると精製された本発明のビスフェノールF型エポキシ樹脂が得られる。
実施例及び比較例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本発明はその要旨を超えない限り、これらに限定されるものではない。特に断りがない限り、部は重量部を表し、%は重量%を表す。また、分析方法や測定方法を以下に示す。
エポキシ当量:JIS K7236規格に準拠して測定を行い、単位はg/eq.である。
加水分解性塩素含有量:ASTM D−1726規格に準拠して測定を行い、単位は塩素原子の重量換算のppmである。
αジオール含有量:JIS K7146規格に準拠して測定を行った。具体的には、試料をクロロホルムに溶解後、過剰のベンジルトリメチル過ヨウ素酸アンモニウム溶液を加えて反応させた後、10%硫酸溶液、20%ヨウ化カリウム溶液を加え、発生したヨウ素を1/5規定チオ硫酸ナトリウム溶液で電位差滴定することにより求め、単位はジオール基としてmeq./100gである。
粘度:JIS K2283規格に準拠して、ウベローデ型粘度計で25℃の粘度の測定を行い、単位はmm/sである。
ビスフェノールF中の2核体含有量、及びエポキシ樹脂中のn=0体の含有量、及びn=1体以上の含有量:ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)測定により求め、単位は面積%である。GPC測定条件を次に示す。
装置:GPC−8320システム(東ソー社製)
カラム:TSK−GEL(東ソー社製)
G4000HXL+G2500HXL+G2000HXL×2本
温度:40℃
溶離液:テトラヒドロフラン
流量:1.0mL/分
検出器:RI
試料濃度:0.1g/10mL
ビスフェノールFの2核体の異性体比率:高速液体クロマトグラフィー測定により求め、4,4’−体、2,4’−体、2,2’−体の異性体比率(4,4’−体/2,4’−体/2,2’−体)を面積%比率で表した。高速液体クロマトグラフィー測定条件を次に示す。
装置:Agilent−1100(アジレントテクノロジー社製)
カラム:Cadernza CD−C18(4.6mmφ×150mmL)
温度:40℃
溶離液:アセトニトリル/水=34/66(容量比)
流量:1.0mL/分
検出器:UV、280nm
貯蔵安定性:−10℃に制御した低温恒温槽中に90日間保存し、結晶又は濁りの発生の有無を目視で判断し、結晶又は濁りが発生した日数を記した。なお、90日間保存した後でも結晶又は濁りの発生がなかった場合は「90<」と記した。
塗膜の鉛筆硬度:JIS K5600−5−4規格に準拠して、測定を行った。試験片は、150×70×0.8mmの軟鋼板に乾燥膜厚が100μmになるように塗布し、25℃で各日数硬化させて試験片とした。
塗膜の耐アルカリ性:150×70×0.8mmの軟鋼板に乾燥膜厚が100μmになるように塗布し、25℃で7日間硬化させて試験片とした。試験板を10%の水酸化ナトリウム水溶液に25℃で7日浸漬して、塗膜の状態を観察して、フクレの個数を示した。フクレの個数が少ない方が、耐アルカリ性が良好なことを示す。
実施例及び比較例で使用した略号の説明は以下のとおりである。
(ビスフェノールF)
BPF−1:2核体含有量=97.2面積%、異性体比率(4,4’−体/2,4’−体/2,2’−体)=36.3/49.2/14.5
BPF−2:2核体含有量=95.3面積%、異性体比率=35.6/47.8/16.6
BPF−3:2核体含有量=99.7面積%、異性体比率=33.0/49.5/17.5
BPF−4:2核体含有量=90.5面積%、異性体比率=33.0/49.5/17.5
実施例1
撹拌機、窒素導入管、油水分離器を装備した還流冷却管及び減圧装置を装備したガラス製セパラブルフラスコに、BPF−1を100部、エピクロルヒドリンを231.3部(ビスフェノールFのフェノール性水酸基1モルあたりのエピクロルヒドリンのモル比ECH/OH=2.5)、水を1.6部仕込み、窒素雰囲気下、60℃まで昇温して溶解した。次に反応系内の温度を60℃に維持しながら、徐々に減圧してエピクロルヒドリンと水を共沸させ、油水分離装置を経由し、上層の水を除去し、下層のエピクロルヒドリンを系内に戻し還流させた。この状態を維持しながら、49%苛性ソーダ水溶液73.5部(ビスフェノールFのフェノール性水酸基1モルあたりの水酸化ナトリウムのモル比NaOH/OH=0.9)を150分かけて滴下した。この間、温度は60〜65℃、減圧度は100〜140mmHg、系内水分は2.6〜3.2%になるように反応系内を維持した。滴下終了後、還流したエピクロルヒドリンを系外に除去しながら、徐々に減圧度、温度を上げて最終的に150℃、5mmHgになるまでエピクロルヒドリンを回収、除去し、粗エポキシ樹脂を得た。その後、反応系を常圧に戻し、トルエンを300部加え、粗エポキシ樹脂を溶解した。この樹脂溶液に20%苛性ソーダ水溶液10部を加え、80℃で1.5時間反応した後、水を500部加え、副生した食塩を分離、除去した。その後、水300部で数回洗浄を行い、洗浄水が中性になるまで繰り返した。この溶液から5mmHgの減圧下、150℃に加熱してトルエンを除去し、ビスフェノールF型液状樹脂(E−1)を得た。得られたビスフェノールF型液状樹脂の物性を表1に示す。
実施例2
実施例1と同様の装置で仕込量をBPF−1:100部、エピクロルヒドリン:277.5部(ECH/OH=3.0)、水:1.9部、49%苛性ソーダ水溶液:73.5部(NaOH/OH=0.9)とした。反応系内は温度:60〜65℃、減圧度:100〜140mmHgとし、49%苛性ソーダ水溶液を180分かけて滴下反応し、系内水分を2.2〜2.6%に維持した。滴下終了後、実施例1と同様の操作を行い、ビスフェノールF型エポキシ樹脂(E−2)を得た。得られたビスフェノールF型液状樹脂の物性を表1に示す。
実施例3
実施例1と同様の装置で、仕込量をBPF−1:100部、エピクロルヒドリン:212.8部(ECH/OH=2.3)、水:1.5部、49%苛性ソーダ水溶液:73.5部(NaOH/OH=0.9)とした。反応系内は温度:60〜65℃、減圧度:100〜140mmHgとし、49%苛性ソーダ水溶液を240分かけて滴下し、系内水分を1.3〜1.9%に維持した。滴下終了後、実施例1と同様の操作を行い、ビスフェノールF型エポキシ樹脂(E−3)を得た。得られたビスフェノールF型液状樹脂の物性を表1に示す。
実施例4
実施例1と同様の装置で。仕込量をBPF−2:100部、エピクロルヒドリン:277.5部(ECH/OH=3.0)、水:1.9部、49%苛性ソーダ水溶液:73.5部(NaOH/OH=0.9)とした。反応系内は温度:60〜65℃、減圧度:100〜140mmHgとし、49%苛性ソーダ水溶液を90分かけて滴下し、系内水分を3.5〜4.0%に維持した。滴下終了後、実施例1と同様の操作を行い、ビスフェノールF型エポキシ樹脂(E−4)を得た。得られたビスフェノールF型液状樹脂の物性を表1に示す。
実施例5
実施例1と同様の装置で、仕込量をBPF−3:100部、エピクロルヒドリン:277.5部(ECH/OH=3.0)、水:1.9部、49%苛性ソーダ水溶液:73.5部(NaOH/OH=0.9)とした。反応系内は温度:60〜65℃、減圧度:100〜140mmHgとし、49%苛性ソーダ水溶液を120分かけて滴下し、系内水分を3.3〜3.7%に維持した。滴下終了後、実施例1と同様の操作を行い、ビスフェノールF型エポキシ樹脂(E−5)を得た。得られたビスフェノールF型液状樹脂の物性を表1に示す。
比較例1
実施例1と同様の装置で、仕込量をBPF−3:100部、エピクロルヒドリン:555.0部(ECH/OH=6.0)、水:3.9部、49%苛性ソーダ水溶液:73.5部(NaOH/OH=0.9)とした。反応系内は温度:60〜65℃、減圧度:100〜140mmHgとし、49%苛性ソーダ水溶液を180分かけて滴下し、系内水分を2.2〜2.6%に維持した。滴下終了後、実施例1と同様の操作を行い、ビスフェノールF型エポキシ樹脂(E−6)を得た。得られたビスフェノールF型液状樹脂の物性を表2に示す。
比較例2
実施例1と同様の装置で、仕込量をBPF−4:100部、エピクロルヒドリン:370.0部(ECH/OH=4.0)、水:2.6部、49%苛性ソーダ水溶液:73.5部(NaOH/OH=0.9)とした。反応系内は温度:60〜65℃、減圧度:100〜140mmHgとし、49%苛性ソーダ水溶液を210分かけて滴下し、系内水分を2.0〜2.5%に維持した。滴下終了後、実施例1と同様の操作を行い、ビスフェノールF型エポキシ樹脂(E−7)を得た。得られたビスフェノールF型液状樹脂の物性を表2に示す。
比較例3
実施例1と同様の装置で、仕込量をBPF−4:100部、エピクロルヒドリン231.3部(ECH/OH=2.5)、水:2.6部、49%苛性ソーダ水溶液:73.5部(NaOH/OH=0.9)とした。反応系内は温度:60〜65℃、減圧度:100〜140mmHgとし、49%苛性ソーダ水溶液を120分かけて滴下し、系内水分を3.0〜3.5%に維持した。滴下終了後、実施例1と同様の操作を行い、ビスフェノールF型エポキシ樹脂(E−8)を得た。得られたビスフェノールF型液状樹脂の物性を表2に示す。
比較例4
実施例1と同様の装置に、BPF−3を100部、エピクロルヒドリンを277.5部(ECH/OH=3.0)、メタノールを56部加え、窒素雰囲気下、70℃まで昇温して溶解した。次に反応系内の温度を70℃に維持しながら、フレーク状の99%水酸化ナトリウム41部(NaOH/OH=1.0)を90分かけて分割添加した。更に100mmHgの減圧下、70℃で1時間反応を行った。この間、留出してきたエピクロルヒドリンと水を分離して、エピクロルヒドリンは反応系内に戻し、水は反応系外から除去した。反応系内水分は0.1〜0.9%であった。反応終了後、還流したエピクロルヒドリンを系外に除去しながら、徐々に減圧度、温度を上げて最終的に150℃、5mmHgになるまでエピクロルヒドリンを回収、除去し、粗エポキシ樹脂を得た。その後、実施例1と同様の操作を行い。ビスフェノールF型液状樹脂(E−9)を得た。得られたビスフェノールF型液状樹脂の物性を表2に示す。
比較例5
実施例1と同様の装置で、仕込量をBPF−1:100部、エピクロルヒドリン:231.3部(ECH/OH=2.5)、水:3.2部、49%苛性ソーダ水溶液:73.5部(NaOH/OH=0.9)とした。反応系内は温度:60〜65℃、減圧度:100〜140mmHgとし、49%苛性ソーダ水溶液を40分かけて滴下し、系内水分を7.2〜7.9%に維持した。滴下終了後、実施例1と同様の操作を行い、ビスフェノールF型エポキシ樹脂(E−10)を得た。得られたビスフェノールF型液状樹脂の物性を表2に示す。
比較例6
実施例1と同様の装置で、仕込量をBPF−1:100部、エピクロルヒドリン:166.5部(ECH/OH=1.8)、水:1.9部、49%苛性ソーダ水溶液:73.5部([NaOH/OH=0.9)とした。反応系内は温度:60〜65℃、減圧度:100〜140mmHgとし、49%苛性ソーダ水溶液を150分かけて滴下し、系内水分を2.6〜3.2%に維持した。反応後、同様の操作を行い、ビスフェノールF型エポキシ樹脂(E−11)を得た。得られたビスフェノールF型液状樹脂の物性を表2に示す。
Figure 2017155080
Figure 2017155080
実施例6
実施例5で得られた樹脂(E−5)を、エポゴーセーEN(C1213アルコールグリシジルエーテル、四日市合成株式会社製)で希釈して、25℃での粘度が1,000mm/sになった時のエポゴーセーENの量を求めた。結果は全量中9.5%であった。
樹脂(E−5):90.5部、エポゴーセーEN:9.5部、トリエチレンテトラミン:13.0部を均一に混合して、塗料とし、これを軟鋼板に乾燥膜厚が100μmになるように塗装し、所定日数で硬化して試験片とした。塗膜の鉛筆硬度及び耐アルカリ性を表3に示した。
比較例7〜9
樹脂として比較例3で得られた樹脂(E−8)、比較例5で得られた樹脂(E−10)又は比較例6で得られた樹脂(E−11)を使用した他は、実施例6と同様にして25℃での粘度が1,000mm/sになる量のエポゴーセーENの量を求め、配合した。トリエチレンテトラミンは両者の合計100部に対し、13.0部配合し、塗料とした。これを実施例6と同様にして塗装し、塗膜の鉛筆硬度及び耐アルカリ性を評価した結果を表3に示した。
表中、ENの配合量は、樹脂とエポゴーセーENの合計100部に対するエポゴーセーENの量である。
Figure 2017155080
本発明のビスフェノールF型エポキシ樹脂は、床材、接着剤、塗料等、特に屋外環境下で使用される用途に有用である。

Claims (4)

  1. ビスフェノールF型エポキシ樹脂において、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー測定における下記式(1)のn=0体の含有量が70〜80面積%であり、n=1体以上の含有量が14〜19面積%であり、かつ、αジオール含有量が3〜8meq./100gであり、25℃での粘度が2,000〜5,000mm/sであることを特徴とするビスフェノールF型エポキシ樹脂。
    Figure 2017155080

    (式中、nは繰り返し数を示す。)
  2. エポキシ当量が165〜185g/eq.、加水分解性塩素含有量が1,000ppm以下である請求項1記載のビスフェノールF型エポキシ樹脂。
  3. −10℃の貯蔵条件下で1カ月以上結晶の生成がない請求項1又は2記載のビスフェノールF型エポキシ樹脂。
  4. ゲルパーミエーションクロマトグラフィー測定による2核体純度が95面積%以上のビスフェノールFと、該ビスフェノールFの水酸基1モルに対して2.0〜3.0モルのエピハロヒドリンとを、アルカリ金属水酸化物の存在下、反応系内水分を1.0〜7.0重量%に維持して反応させることを特徴とするビスフェノールF型エポキシ樹脂の製造方法。
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